JPH05159938A - インダクタンス可変コイル - Google Patents

インダクタンス可変コイル

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JPH05159938A
JPH05159938A JP3347852A JP34785291A JPH05159938A JP H05159938 A JPH05159938 A JP H05159938A JP 3347852 A JP3347852 A JP 3347852A JP 34785291 A JP34785291 A JP 34785291A JP H05159938 A JPH05159938 A JP H05159938A
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JP
Japan
Prior art keywords
coil
terminal
bimorph type
inductance
voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP3347852A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiro Konoike
池 健 弘 鴻
Yasunobu Yoneda
田 康 信 米
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05159938A publication Critical patent/JPH05159938A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で量産性に優れ、小さな消費電力
で電気的に敏速にインダクタンスを変化させることがで
きるインダクタンス可変コイルを得る。 【構成】 支持台12にバイモルフ型アクチュエータ1
4を取り付ける。バイモルフ型アクチュエータ14は、
2つの圧電素子16,18と、内部電極20と、外部電
極22,24からなる。内部電極20を端子26に接続
し、外部電極22,24を端子28に接続する。支持台
12の電極30とバイモルフ型アクチュエータ14の電
極40との間に、伸縮可能なコイル36を取り付ける。
そして、端子26と端子28との間に電圧を印加し、バ
イモルフ型アクチュエータ14を変位させる。それによ
って、コイル36を伸縮させ、インダクタンスを変化さ
せる。この印加電圧の極性および電圧の大きさを制御す
ることによって、バイモルフ型アクチュエータの変位の
方向および変位量を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はインダクタンス可変コ
イルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインダクタンス可変コイルとして
は、ねじなどを用いてコイルの磁芯の位置を変位させる
ものがあった。このようなインダクタンス可変コイルを
電気的に制御するためには、たとえばモータなどと組み
合わせて、磁芯の位置を変位させる方法がとられてい
る。
【0003】また、別のインダクタンス可変コイルとし
ては、磁芯に1次巻線と2次巻線とを形成したものがあ
った。このインダクタンス可変コイルでは、1次巻線に
電流を流すことによって、磁芯の透磁率を変化させ、そ
れによってインダクタンスを変化させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、磁芯の
位置を制御するインダクタンス可変コイルでは、手動で
制御すると敏速なチューニングができず、モータを組み
合わせると装置が複雑になってしまう。また、磁芯に1
次巻線と2次巻線を形成したものでは、電気的に敏速な
インダクタンスのチューニングが可能であるが、インダ
クタンスを変化させるために巻線に常時電流を流してお
く必要があり、消費電力が大きくなってしまう。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、構
造が簡単で量産性に優れ、小さな消費電力で電気的に敏
速にインダクタンスを変化させることができるインダク
タンス可変コイルを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、伸縮可能な
コイルと、コイルの端部に連結する圧電素子とを含み、
圧電素子の変位に応じてコイルが伸縮するようにした、
インダクタンス可変コイルである。
【0007】
【作用】圧電素子に電圧を印加することによって、圧電
素子が変位する。圧電素子の変位に応じて、コイルが伸
縮し、コイルのインダクタンスが変化する。
【0008】
【発明の効果】この発明によれば、圧電素子に電圧を印
加することにより簡単にコイルを伸縮できるので、敏速
にインダクタンスを制御することができる。また、圧電
素子に印加する電圧を調整することによってコイルの伸
縮割合を制御できるため、所望のインダクタンスを得る
ことができる。さらに、このインダクタンス可変コイル
は電圧制御であるため、巻線に電流を流して透磁率を変
える電流制御に比べて、消費電力が極めて小さい。しか
も、モータなどを使用するものに比べて、その構造が簡
単であり、量産性に優れ、かつ製造コストが安くなる。
したがって、この発明によれば、LC共振回路の電気的
チューニングなど、適用範囲の広いインダクタンス可変
コイルを安価に提供することができる。
【0009】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0010】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す正面図であ
る。このインダクタンス可変コイル10は支持台12を
含む。支持台12は、たとえばプラスチックなどの絶縁
材料で形成される。この実施例では、支持台12は、平
面を有する基台部12aと、この基台部12aの平面と
角度を有する傾斜部12bとを含む。
【0011】支持台12の傾斜部12bには、バイモル
フ型アクチュエータ14が取り付けられる。バイモルフ
型アクチュエータ14は、積層される2枚の圧電素子1
6,18を含む。圧電素子16,18は、たとえばチタ
ン酸ジルコニウム酸鉛を主成分とし、図1の矢印に示す
ように、基台部12a側からその反対側に向かって分極
処理されている。これらの圧電素子16,18の間には
内部電極20が形成される。さらに、圧電素子16,1
8の傾斜部12bに固定されていない部分の外面には、
2つの外部電極22,24が形成される。これらの内部
電極20および外部電極22,24は、たとえば銀ペー
ストなどを用いて形成される。そして、内部電極20が
端子26に接続され、2つの外部電極22,24が端子
28に接続される。
【0012】支持台12の基台部12aの端部には、電
極30が形成される。さらに、バイモルフ型アクチュエ
ータ14の外部電極24の端部には、プラスチックなど
の絶縁板32が形成され、この絶縁板32上に電極34
が形成される。これらの電極30と電極34との間に、
コイル36が取り付けられる。コイル36は、たとえば
銅を主成分とする金属で伸縮可能に形成される。そし
て、このコイル36の両端部が、電極34および電極3
6に取り付けられる。さらに、電極30は端子38に接
続され、電極34は端子40に接続される。
【0013】このインダクタンス可変コイル10では、
端子26と端子28との間に電圧を印加することによっ
て、圧電素子16,18が変位し、それに従ってバイモ
ルフ型アクチュエータ14が変位する。たとえば、端子
26に負の電圧を印加し、端子28に正の電圧を印加す
ると、図2に示すように、印加電圧の大きさに応じて、
バイモルフ型アクチュエータ14は基台部12aと反対
の方向に反り、コイル36が伸長する。その結果、端子
38と端子40との間のインダクタンスは減少する。反
対に、端子26に正の電圧を印加し、端子28に負の電
圧を印加すると、図3に示すように、印加電圧の大きさ
に応じて、バイモルフ型アクチュエータ14は基台部1
2a側に反る。その結果、端子38と端子40との間の
インダクタンスは増加する。このように、端子26と端
子28との間に印加する電圧の極性および電圧の大きさ
を制御することにより、端子38と端子40との間のイ
ンダクタンスを所望の値に変化させることができる。
【0014】図4はこの発明の他の実施例を示す正面図
である。この実施例では、支持台12は、断面3角形に
形成され、2つの傾斜面にバイモルフ型アクチュエータ
14が取り付けられる。このとき、図4の矢印に示すよ
うに、2つのバイモルフ型アクチュエータ14の圧電素
子16,18は、互いに分極方向が逆向きになるように
配置される。そして、2つのバイモルフ型アクチュエー
タ14に形成された電極34間にコイル36が取り付け
られる。このインダクタンス可変コイル10では、2つ
のバイモルフ型アクチュエータ14の内部電極20が端
子26に接続され、外部電極22,24が端子28に接
続される。そして、一方のバイモルフ型アクチュエータ
14に形成された電極34が端子38に接続され、他方
のバイモルフ型アクチュエータ14に形成された電極3
4が端子40に接続される。
【0015】このインダクタンス可変コイル10では、
端子26に負の電圧を印加し、端子28に正の電圧を印
加すると、印加電圧の大きさに応じて、2つのバイモル
フ型アクチュエータ14は互いに拡がる方向に反る。そ
のため、コイル36は伸長し、その結果、端子38と端
子40との間のインダクタンスは減少する。反対に、端
子26に正の電圧を印加し、端子28に負の電圧を印加
すると、2つのバイモルフ型アクチュエータ14は互い
に近づく方向に反る。そのため、コイル36は収縮し、
その結果、端子38と端子40との間のインダクタンス
は増加する。このように、図4に示すインダクタンス可
変コイル10においても、端子26と端子28との間に
印加する電圧の極性と電圧の大きさを制御することによ
って、所望のインダクタンスを得ることができる。
【0016】図5はこの発明のさらに他の実施例を示す
正面図である。このインダクタンス可変コイル10で
は、図1に示すインダクタンス可変コイルにおいて、絶
縁板32およびその上面の電極34を取り除いた構造に
なっている。したがって、このインダクタンス可変コイ
ル10では、端子28と端子38との間にインダクタン
スが得られる。さらに、バイモルフ型アクチュエータ1
4は、内部電極20と外部電極22,24で圧電素子1
6,18を挟む構造であるため、内部電極20と外部電
極22との間および内部電極20と外部電極24との間
に、静電容量が形成される。したがって、このインダク
タンス可変コイル10では、図6に示すように、端子2
6,端子28および端子38の間にLC回路が形成され
る。そして、端子26と端子28との間に印加する電圧
の極性および電圧の大きさを制御することにより、LC
回路の回路定数を変化させることができる。
【0017】このように、この発明のインダクタンス可
変コイルでは、圧電素子に印加する電圧を制御すること
によって、所望のインダクタンスを得ることができる。
しかも、電圧制御であるため、従来のような電流制御の
ものに比べて、消費電力を減らすことができる。さら
に、モータなどを用いてインダクタンスを制御するもの
に比べて、構造が簡単であり、安価に量産することがで
きる。
【0018】なお、上述の各実施例では、コイル36を
伸縮させるためにバイモルフ型の圧電アクチュエータを
用いたが、ユニモルフ型の圧電アクチュエータを用いる
など、他のアクチュエータを用いてコイルを伸縮させて
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1に示すインタクタンス可変コイルのインダ
クタンスを減少させるときの動作状態を示す正面図であ
る。
【図3】図1に示すインタクタンス可変コイルのインダ
クタンスを増加させるときの動作状態を示す正面図であ
る。
【図4】この発明の他の実施例を示す正面図である。
【図5】この発明のさらに他の実施例を示す正面図であ
る。
【図6】図5に示すインダクタンス可変コイルの等価回
路図である。
【符号の説明】
10 インダクタンス可変コイル 14 バイモルフ型アクチュエータ 16 圧電素子 18 圧電素子 36 コイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮可能なコイルと、前記コイルの端部
    に連結する圧電素子とを含み、 前記圧電素子の変位に応じて前記コイルが伸縮するよう
    にした、インダクタンス可変コイル。
JP3347852A 1991-12-02 1991-12-02 インダクタンス可変コイル Pending JPH05159938A (ja)

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ID=18393041

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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