JPH05159837A - 同軸ケーブルコネクタ - Google Patents

同軸ケーブルコネクタ

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JPH05159837A
JPH05159837A JP3325904A JP32590491A JPH05159837A JP H05159837 A JPH05159837 A JP H05159837A JP 3325904 A JP3325904 A JP 3325904A JP 32590491 A JP32590491 A JP 32590491A JP H05159837 A JPH05159837 A JP H05159837A
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connector
sleeve
terminal pin
reinforcing sleeve
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Yoshikatsu Nakajima
義勝 中島
Keigo Tatsumi
圭吾 巽
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Nakajima Tsushinki Kogyo Co Ltd
Kodensha Co Ltd
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KOUDENSHIYA KK
Nakajima Tsushinki Kogyo Co Ltd
Kodensha Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R9/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, e.g. terminal strips or terminal blocks; Terminals or binding posts mounted upon a base or in a case; Bases therefor
    • H01R9/03Connectors arranged to contact a plurality of the conductors of a multiconductor cable, e.g. tapping connections
    • H01R9/05Connectors arranged to contact a plurality of the conductors of a multiconductor cable, e.g. tapping connections for coaxial cables
    • H01R9/0521Connection to outer conductor by action of a nut
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/52Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
    • H01R13/5205Sealing means between cable and housing, e.g. grommet

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 同軸ケーブルをコネクタに終端させるときの
電波漏洩及び外部電波吸収の恐れのある隙間が生ずるの
を完全に防止し、伝送制御信号に悪影響を及ぼさないよ
うにする同軸ケーブルコネクタを得る。 【構成】 同軸ケーブル9の外部導体9bのための補強ス
リーブ10をコネクタ本体1に一体に取り付けて構成し、
電波の通路になる可能性のある外部導体9bの周囲を、一
方の端部を補強スリーブ10に空隙なく密着固定した肉薄
スリーブ11を緊締部材2による締め付けの際の弾性リン
グ14の変形により変形させ、外部導体9bの全周にわたり
隙間なく密着させ、同軸ケーブル9をコネクタ本体1に
終端させるときに生ずる恐れのある電波漏洩の可能性を
完全に排除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一方の端部から挿入し
た同軸ケーブルの被覆除去端部を収容するコネクタ本体
と、前記コネクタ本体に設け、同軸ケーブルの芯線が嵌
合する接続部を有して同軸ケーブルを挿入する側とは反
対側の他方の端部から突出する端子ピンと、前記コネク
タ本体の前記一方の端部に連結可能であり、コネクタ本
体に連結したとき挿入した同軸ケーブルをクランプ及び
シールするケーブル固定手段と、前記同軸ケーブルをク
ランプするとき前記同軸ケーブルの円筒形の外部導体の
内部に嵌合してこの外部導体を補強する補強スリーブ手
段とを具えた同軸ケーブルコネクタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】このような同軸ケーブルコネクタとして
は、特開昭62-271381 号に記載のものがある。この同軸
ケーブルコネクタにおいては、補強スリーブ手段を、外
部導体の内径よりも僅かに小さい外径を有し、先端には
外部導体の外径に等しい外径の拡大環状リップを有する
コネクタとは別個の補強スリーブにより構成する。同軸
ケーブルの外部被覆及び内部被覆を除去した端部の外部
導体内部にこの補強スリーブを嵌合してから同軸ケーブ
ルをコネクタの一方の端部に挿入し、同軸ケーブルの外
部導体に挿入した補強スリーブの拡大環状リップの端面
をコネクタ本体内部の対応の衝合面に突き当たったと
き、ケーブル固定手段をコネクタ本体の一方の端部にね
じ込むことによって同軸ケーブルをコネクタ本体にクラ
ンプ及びシール連結する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来のコ
ネクタにおいては、個別の補強スリーブを外部導体内に
嵌合する作業が必要であり、また外部導体に嵌合した補
強スリーブの先端の端面とコネクタ本体の衝合面との確
実な衝合状態が常に維持される補償はない。
【0004】また補強スリーブの先端の端面とコネクタ
本体の衝合面とが360 °の全周にわたり完全に密着さ
せ、かつこの密着状態を常に維持することは、加工・製
作上及び実際の使用条件上不可能である。しかし、この
密着状態が常に完全に維持されないと、内部電波が漏れ
たり、外部電波を拾ったりすることになる。
【0005】この同軸ケーブルにより、単に音声信号及
び/または映像信号例えば、CATV信号を送信するだけで
なく、種々のコンピュータ制御信号も同時に送受信する
のに使用する場合には、電波の漏れや、外部電波を拾っ
たりすると、制御装置の誤動作を生じて深刻な事態を招
くことになる。
【0006】従って、本発明の第1の目的は、外部導体
に個別の補強スリーブを嵌合する作業の手間を省くとと
もにと、外部導体とコネクタ本体との密着接続状態を常
にしかも完全に行い、電波の漏れや、外部電波を拾うこ
とが全くない同軸ケーブルコネクタを得るにある。
【0007】更に、本発明の第2の目的は、コネクタ本
体に接続する部材との間の密接な完全接合を生じて電波
の漏れや、外部電波を拾うことが全くない同軸ケーブル
コネクタを得るにある。
【0008】上述の第1の目的を達成するため、本発明
による同軸ケーブルコネクタは、前記コネクタ本体の内
部を、前記同軸ケーブルの芯線が通過する中心開口を有
する隔壁によって同軸ケーブル被覆除去端部収容室を画
定し、前記補強スリーブ手段をコネクタ本体の前記隔壁
に中心軸線に同軸状に固着し、前記同軸ケーブルのスリ
ーブ状外部導体の内径よりも僅かに小さい外径を有する
補強スリーブにより構成し、更に、前記補強スリーブの
外側に連結し、前記補強スリーブとの間に前記同軸ケー
ブルの外部導体を収容する環状空隙部を生ずる前記補強
スリーブよりも短い変形可能な肉薄スリーブと、この肉
薄スリーブの外周を包囲する弾性リングと、前記肉薄ス
リーブの遊端から離れて前記補強スリーブの外周に前記
同軸ケーブルの外部導体が通過するためのクリアランス
を有して包囲する収縮可能保持リングと、前記ケーブル
固定手段を前記コネクタ本体の一方の端部に連結すると
き、前記コネクタ本体内部で軸線方向に移動して前記弾
性リング及び前記収縮可能保持リングを押圧する押圧手
段とを具えたことを特徴とする。
【0009】更に、本発明の好適な実施例においては、
前記補強スリーブと前記肉薄スリーブとの間の環状窪み
の底部にメッシュワイヤを環状に配置する。
【0010】更に、他の本発明の好適な実施例において
は、前記肉薄スリーブの遊端に対向するよう前記補強ス
リーブの周りに内径が前記同軸ケーブルの外部導体の外
径よりも僅かに大きい環状のメッシュワイヤを配置す
る。
【0011】更に、第2の目的を達成するため、本発明
同軸ケーブルコネクタは、コネクタ本体を隔壁により同
軸ケーブル被覆除去端部収容室と端子ピン収容室とを画
定し、前記端子ピン収容室に対してねじ連結により着脱
自在の終端部材に、前記同軸ケーブルの芯線が嵌合する
接続部を有する端子ピンを設け、前記隔壁の端子ピン収
容室側の側面には、その側面から一様に僅かに隆起し、
前記終端部材の端面との衝合により圧壊変形する尖った
頂点を有する環状の微小隆起部を設ける。
【0012】
【実施例】次に、図面につき本発明の好適な実施例を説
明する。
【0013】図1に示す本発明同軸ケーブルコネクタの
実施例においては、金属製のコネクタ本体1と、このコ
ネクタ本体1の一方の端部から挿入した被覆除去同軸ケ
ーブル端部をクランプ及びシールするケーブル固定手段
として、コネクタ本体の一方のねじ孔付き端部にねじ連
結する金属製の緊締部材2と、コネクタ本体1の他方の
ねじ孔付き端部にねじ連結する金属製の終端部材3とに
より構成する。この終端部材3内には、電気絶縁材料4
を介在させて終端部材3の中心に端子ピン5を固定す
る。
【0014】コネクタ本体1の内部は、隔壁6により同
軸ケーブル被覆除去端部収容室7と端子ピン収容室8と
に分割する。隔壁6の中心には、同軸ケーブル被覆除去
端部の芯線9aが通過する芯線通過開口6aを設け、同軸ケ
ーブル被覆除去端部収容室7と端子ピン収容室8とを連
通させる。隔壁6の同軸ケーブル被覆除去端部収容室7
側の側面には、同軸ケーブル9の被覆除去端部の円筒形
の外部導体9bの内部に嵌合してこの外部導体9bを補強す
る金属製の補強スリーブ10の拡大端部10aと、この補強
スリーブ10の外側に同軸状に配置し、補強スリーブ10よ
りも短い変形可能な金属製の肉薄スリーブ11の拡大端部
11aとをかしめリング又は溶接、又は他の方法により固
着する。芯線通過開口6aの直径は、補強スリーブ10の内
径に等しくすると好適である。
【0015】補強スリーブ10の拡大端部10a には2段の
段差を設け、肉薄スリーブ11の拡大端部11aには、補強
スリーブ10の拡大端部10aの外側段差に補完し合う形状
の窪みを設けると好適である。補強スリーブ10の外径は
同軸ケーブル9の外部導体9bの内径よりも僅かに小さく
し、肉薄スリーブ11の内径は同軸ケーブル9の外部導体
9bの外径よりも僅かに大きくする。従って、補強スリー
ブ10と肉薄スリーブ11との間には、外部導体9bを収容す
る環状空隙部12を生ずる。図示の実施例では、環状空隙
部12の底部には、金属製の環状メッシュワイヤ13を配置
する。
【0016】肉薄スリーブ11の外周には、電気絶縁性の
ゴム又はポリエチレン製の弾性リング14を配置する。ま
た、肉薄スリーブ11の遊端から離れて補強スリーブ10の
外周に同軸ケーブル9の外部導体9bが通過するためのク
リアランスを有して包囲する金属製の収縮可能保持リン
グ15を配置する。収縮可能保持リング15の内面には、鋸
歯状のセレーション又はねじ山を設ける。弾性リング14
の外方端部には先細の截頭円錐形のテーパを付ける。収
縮可能保持リング15の両側の端部にも先細の截頭円錐形
のテーパを付ける。
【0017】更に、ケーブル固定手段としての緊締部材
2の雄ねじ端部16をコネクタ本体1の一方の雌ねじ端部
17にねじ連結するとき、コネクタ本体内部で軸線方向に
移動して弾性リング14及び収縮可能保持リング15を押圧
する押圧手段を設ける。
【0018】この押圧手段は、図示の実施例では、コネ
クタ本体1内部に配置し、弾性リング14及び収縮可能保
持リング15のテーパ面にそれぞれ掛合して軸線方向内方
に押圧するとともに、半径方向に押圧する傾斜カム面を
有する押圧スリーブ18及び押圧リング19と、緊締部材2
の内部に配置した押圧リング20とにより構成する。肉薄
スリーブ11の遊端に対向させて補強スリーブ10の周りに
内径が同軸ケーブル9の外部導体9bの外径よりも僅かに
大きい環状のメッシュワイヤ21を配置すると好適であ
る。
【0019】緊締部材2には、押圧リング20の他に、こ
の押圧リング20に隣接させた電気絶縁性の弾性リング22
を設け、更に、好適には、この弾性リングに隣接した反
作用押圧リング23とを配置する。これら押圧リング20、
弾性リング22、及び反作用押圧リング23の内径は、同軸
ケーブル9の外側絶縁被覆の外径よりも僅かに大きく
し、同軸ケーブル9が通過できるようにする。また弾性
リング22の軸線方向の両側端部には、それぞれ先細の截
頭円錐形のテーパー外面を設ける。この弾性リングに掛
合する押圧リング20及び反作用押圧リング23の掛合面に
は、それぞれ弾性リング22の截頭円錐形のテーパーに対
応するテーパー内面を設ける。
【0020】更に、緊締部材2のコネクタ本体1の内部
に嵌合する領域の外周には、電波漏洩防止のための金属
製の環状メッシュワイヤ24と、防水のためのOリング25
とを取り付ける。
【0021】コネクタ本体1の端子ピン収容室8には、
雌ねじ部26を設け、この雌ねじ部26に螺合する雄ねじ部
27を終端部材3の一方の端部に設ける。終端部材3の他
方の端部には、この終端部材3に設けた端子ピン5に電
気接触させるべき機器等の接続部(図示せず)に螺合す
るための雄ねじ部28を設ける。
【0022】端子ピン5のコネクタ本体1側の端部に
は、同軸ケーブルの芯線9aが嵌合する収容孔5aを設けた
接続部5bを設ける。この接続部5bには先端に向かって先
細の截頭円錐形のテーパー外面5cを設ける。このテーパ
ー部には、収容孔5aまで達する軸線方向スリットを設け
る。終端部材3のコネクタ本体に接続する側の端部に
は、更に、終端部材3の内部で軸線方向に制限された範
囲で摺動自在の電気絶縁材料の接続部クランプ部材29を
設け、この接続部クランプ部材29には、端子ピン5の接
続部5bを収容し、テーパー外面5cに対応するテーパー内
面29aを設ける。
【0023】コネクタ本体の端子ピン収容室8の底面に
は、終端部材3を端子ピン収容室8にねじ込んだときに
終端部材3の端面3aが衝合する環状領域に尖った頂点を
有する環状の微小隆起部30を設ける。
【0024】同軸ケーブル9をコネクタ本体1にクラン
プするためには、先ず同軸ケーブル9を緊締部材2に挿
通し、同軸ケーブル9の被覆除去端部の外部導体9bをコ
ネクタ本体1の補強スリーブ10と肉薄スリーブ11との間
の環状空隙部12に挿入する。完全に挿入すると、この環
状空隙部12の底部に配置した環状のワイヤメッシュ13に
接触してこれを押し潰し、外部導体9bと補強スリーブ10
との電気的接触を確実にするとともに、両者間の隙間を
ある程度排除することができる。
【0025】次に、緊締部材2をコネクタ本体1にねじ
込むと、緊締部材2に設けた押圧リング20がコネクタ本
体1に設けた押圧リング19をコネクタ本体1の内方に押
圧し、これにより、収縮可能保持リング15及び押圧スリ
ーブ18をコネクタ本体1の内方に押圧する。
【0026】このとき、押圧スリーブ18は軸線方向内方
に移動するが、この押圧スリーブ18にカム掛合する弾性
リング14は、肉薄スリーブ11の拡大端部の肩部で移動を
制限されて軸線方向に移動できないため、軸線方向に圧
縮されかつ半径方向内方及び外方には膨張する。この弾
性リング14の半径方向内方の膨張により肉薄スリーブ11
は収縮し、同軸ケーブル9の外部導体9bの全周にわたり
隙間なく密着する。これにより、コネクタ本体1と同軸
ケーブルとの接続の際に電波漏洩の可能性のある部分が
排除され、電波漏洩を確実に防止する。
【0027】更に、収縮可能保持リング15の軸線方向内
方移動により、肉薄スリーブ11の遊端と収縮可能保持リ
ング15との間の環状のメッシュワイヤ21も押し潰され、
外部導体9bと肉薄スリーブ11との電気的接触を確実にす
るとともに、両者間の隙間を排除し、この部分において
も電波漏洩の可能性を排除する。
【0028】収縮可能保持リング15は、押圧スリーブ18
と押圧リング19との間に挟まれて、これらと一緒に軸線
方向に移動するが、押圧スリーブ18の移動が限界に達す
ると、押圧スリーブ18と押圧リング19との間で軸線方向
に圧縮され、これらとのカム掛合面の作用により、半径
方向内方に収縮し、同軸ケーブル9の外部導体9bの周り
に食い込み、この外部導体9bをコネクタ本体1に機械的
に確実に保持する。
【0029】緊締部材2の内部の押圧リング20は、コネ
クタ本体1の押圧リング19に掛合し、緊締部材2をコネ
クタ本体1にねじ込むことにより、緊締部材2の内方に
軸線方向に移動し、反作用押圧リング23との間の弾性リ
ング22を軸線方向に圧縮する。これにより弾性リング22
は、半径方向に膨張し、同軸ケーブル9の外部被覆の部
分に密着し、同軸ケーブル9の外部被覆を伝わってコネ
クタ本体1内部に水が進入するのを防止する。
【0030】このようにして、同軸ケーブル9の被覆除
去端部をコネクタ本体1内に挿入クランプするとき、終
端部材3がコネクタ本体1に一体の構成の場合、同軸ケ
ーブル9の芯線9aは端子ピンの接続部に嵌合接触し、コ
ネクタ本体に対する接続及びクランプは完了する。
【0031】しかし、図示の実施例のように終端部材3
がコネクタ本体1に着脱自在の場合、同軸ケーブル9の
芯線9aは、コネクタ本体1の端子ピン収容室8に露出す
る。このとき、接続部クランプ部材29の開口に同軸ケー
ブル9の芯線9aを挿入し、終端部材3を端子ピン収容室
8にねじ込む。終端部材3を端子ピン収容室8に完全に
ねじ込むとき、終端部材3の端面3aが微小隆起部30に衝
合することによって、この微小隆起部30は圧壊し、終端
部材3の端面3aに不規則な面があっても、微細な凹凸を
埋めてコネクタ本体の端子ピン収容室8の底面と終端部
材3の端面3aが全周にわたり完全に隙間なく密着するこ
とになる。これにより、コネクタ本体1と終端部材3と
の間のねじ連結部に不可避の螺旋状の隙間があっても、
電波の漏洩を確実に防ぐことができる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、第1に補強スリーブを
コネクタ本体に一体に取り付けて構成したこと、第2に
電波の通路になる可能性のある同軸ケーブルの外部導体
の周囲を、一方の端部を補強スリーブに空隙なく密着固
定した肉薄スリーブを緊締部材による締め付けの際の弾
性リングの変形により変形させて同軸ケーブルの外部導
体の全周にわたり隙間なく密着させることにより、同軸
ケーブルをコネクタ本体に終端させるときに生ずる恐れ
のある電波漏洩の可能性を完全に排除することができ
る。
【0033】更に、外部導体の先端と補強スリーブの拡
大端部との間及び外部導体の中間領域の周囲に配置した
メッシュワイヤが、緊締部材の締め付けの際に、圧縮さ
れて外部導体が補強スリーブ及び肉薄スリーブに確実に
電気的接触することができるようになり、インピーダン
ス変化を防止することができる。
【0034】更に、終端部材がコネクタ本体に着脱自在
の場合、本発明によれば、端子ピン収容室の底面に設け
た尖った頂点を有する環状の微小隆起部が、終端部材の
締め込みの際に圧壊変形して端子ピン収容室の底面と終
端部材の端面との間の隙間を完全に埋め、電波漏洩の可
能性を完全に排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による同軸ケーブルコネクタの好適な実
施例の分解した状態の一部断面とする側面図である。
【符号の説明】
1 コネクタ本体 2 緊締部材 3 終端部材 4 電気絶縁材料 5 端子ピン 6 隔壁 7 同軸ケーブル被覆除去端部収容室 8 端子ピン収容室 9 同軸ケーブル 9a 同軸ケーブルの芯線 9b 同軸ケーブルの外部導体 10 補強スリーブ 11 肉薄スリーブ 12 環状空隙部 13,21,24 環状メッシュワイヤ 14,22 弾性リング 15 収縮可能保持リング 16 雄ねじ端部 17 雌ねじ端部 18 押圧スリーブ 19,20 押圧リング 23 反作用押圧リング 25 Oリング 26 雌ねじ部 27,28 雄ねじ部 29 接続部クランプ部材 30 微小隆起部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の端部から挿入した同軸ケーブルの被
    覆除去端部を収容するコネクタ本体と、前記コネクタ本
    体に設け、同軸ケーブルの芯線が嵌合する接続部を有し
    て同軸ケーブルを挿入する側とは反対側の他方の端部か
    ら突出する端子ピンと、前記コネクタ本体の前記一方の
    端部に連結可能であり、コネクタ本体に連結したとき挿
    入した同軸ケーブルをクランプ及びシールするケーブル
    固定手段と、前記同軸ケーブルをクランプするとき前記
    同軸ケーブルの円筒形の外部導体の内部に嵌合してこの
    外部導体を補強する補強スリーブ手段とを具えた同軸ケ
    ーブルコネクタにおいて、前記コネクタ本体の内部を、
    前記同軸ケーブルの芯線が通過する中心開口を有する隔
    壁によって同軸ケーブル被覆除去端部収容室を画定し、
    前記補強スリーブ手段をコネクタ本体の前記隔壁に中心
    軸線に同軸状に固着し、前記同軸ケーブルのスリーブ状
    外部導体の内径よりも僅かに小さい外径を有する補強ス
    リーブにより構成し、更に、前記補強スリーブの外側に
    連結し、前記補強スリーブとの間に前記同軸ケーブルの
    外部導体を収容する環状空隙部を生ずる前記補強スリー
    ブよりも短い変形可能な肉薄スリーブと、この肉薄スリ
    ーブの外周を包囲する弾性リングと、前記肉薄スリーブ
    の遊端から離れて前記補強スリーブの外周に前記同軸ケ
    ーブルの外部導体が通過するためのクリアランスを有し
    て包囲する収縮可能保持リングと、前記ケーブル固定手
    段を前記コネクタ本体の一方の端部に連結するとき、前
    記コネクタ本体内部で軸線方向に移動して前記弾性リン
    グ及び前記収縮可能保持リングを押圧する押圧手段とを
    具えたことを特徴とする同軸ケーブルコネクタ。
  2. 【請求項2】前記補強スリーブと前記肉薄スリーブとの
    間の環状窪みの底部にメッシュワイヤを環状に配置した
    請求項1に記載の同軸ケーブルコネクタ。
  3. 【請求項3】前記肉薄スリーブの遊端に対向するよう前
    記補強スリーブの周りに内径が前記同軸ケーブルの外部
    導体の外径よりも僅かに大きい環状のメッシュワイヤを
    配置した請求項1又は2に記載の同軸ケーブルコネク
    タ。
  4. 【請求項4】コネクタ本体を隔壁により同軸ケーブル被
    覆除去端部収容室と端子ピン収容室とを画定し、前記端
    子ピン収容室に対してねじ連結により着脱自在の終端部
    材に、前記同軸ケーブルの芯線が嵌合する接続部を有す
    る端子ピンを設け、前記隔壁の端子ピン収容室側の側面
    には、その側面から一様に僅かに隆起し、前記終端部材
    の端面との衝合により圧壊変形する尖った頂点を有する
    環状の微小隆起部を設けたことを特徴とする同軸ケーブ
    ルコネクタ。
  5. 【請求項5】コネクタ本体を隔壁により同軸ケーブル被
    覆除去端部収容室と端子ピン収容室とを画定し、前記端
    子ピン収容室にねじ連結によって着脱自在の終端部材
    に、前記端子ピンを設け、前記隔壁の端子ピン収容室側
    の側面には、その側面から一様に僅かに隆起し、前記終
    端部材の端面との衝合により圧壊変形する尖った頂点を
    有する環状の微小隆起部を設けた請求項1乃至3のうち
    のいずれか一項に記載同軸ケーブルコネクタ。
JP3325904A 1991-12-10 1991-12-10 同軸ケーブルコネクタ Expired - Lifetime JPH07101624B2 (ja)

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