JPH05159584A - 連想記憶装置 - Google Patents

連想記憶装置

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JPH05159584A
JPH05159584A JP3349030A JP34903091A JPH05159584A JP H05159584 A JPH05159584 A JP H05159584A JP 3349030 A JP3349030 A JP 3349030A JP 34903091 A JP34903091 A JP 34903091A JP H05159584 A JPH05159584 A JP H05159584A
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Toshiyuki Hiraki
俊行 平木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エントリ数の増加に拘らず、メモリテストに
要する時間を短縮することができ、また、不良ビットが
存在した場合においても、不良ビットを含むエントリを
特定するのに要する時間を短縮することができる連想記
憶装置を得る。 【構成】 従来の連想記憶装置にエントリ制御回路50
を設け、エントリデコーダ16aを制御することによっ
て任意の複数のエントリ4のトランスミッションゲート
17を導通させる。これにより、当該トランスミッショ
ンゲート17につながっているエントリ4の比較結果が
同時にセンスアンプ18に伝わり、選択されているエン
トリ全てが一致しているか否かに縮退して出力できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャッシュメモリのタ
グメモリなどに用いられる連想記憶装置に係わり、特に
そのメモリテスト機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の連想記憶装置を用いたタグメモリ
を図5に示す。図において、1はデータを記憶し、かつ
記憶データと入力データの内容を比較する機能を有する
連想メモリ(Content Addressable Memory;以下、CA
Mという)セル、2は前記CAMセル1をマトリクス状
にi×j配列したCAMアレイ、3はCAMセル1での
比較結果を検出するためのマッチライン(一致検出手
段)、4は前記CAMアレイ2のうち一方向(ワード線
方向)配列のCAMセル1からなり、1本のマッチライ
ン3につながるエントリ、5は検索時に特定のビット列
をマスクするためのマスクレジスタ、6は前記マスクレ
ジスタ5へセットするマスクデータ、7は前記マスクレ
ジスタ5の内容を対応する個々のCAMセル1に伝達す
るマスクデータ線である。
【0003】また、8は入力アドレス、9は前記入力ア
ドレス8の上位iビットからなるタグアドレス、10は
前記タグアドレス9を対応する個々のCAMセル1に伝
達するタグアドレス線、11は前記入力アドレス8の下
位pビットからなるエントリアドレス、12はマスクデ
ータ線7とタグアドレス線10を入力とする論理積回路
(無効化手段)、13,14はビット線(ビット線14
は負論理であるので、以下、バービット線14と記
す)、15,15’は論理積回路12の出力またはタグ
アドレス線10の電位をドライブしてビット線13,バ
ービット線14に伝えるドライバー、16は前記エント
リアドレス11をデコードして前記エントリ4のうち1
エントリを選択するエントリデコーダ、17は前記エン
トリデコーダ16の出力がゲートに接続され、一端が前
記マッチライン3に接続されたトランスミッションゲー
ト、18は前記トランスミッションゲート17の他端に
つながるセンスアンプ、30はエントリデコーダ16の
出力信号であるエントリ選択信号である。
【0004】このような従来の連想記憶装置を使用した
タグメモリの動作は以下の通りである。まず、通常動作
での比較動作を説明する。通常動作においては、iビッ
トのマスクデータ6を例えば全て“1”にしてマスクレ
ジスタ5に与えておく。ここで、外部からの入力アドレ
ス8が入力されると、この入力アドレス8の一部である
タグアドレス9のiビットは、検索データとしてタグア
ドレス線10を介してCAMアレイ2に伝わる。この
時、マスクレジスタ5の内容が全て“1”なので、タグ
アドレス9の値がそのまま論理積回路12,ドライバー
15を介してビット線13に伝わり、またドライバー1
5’を介してタグアドレス9の反転データがバービット
線14に伝わる。
【0005】次に、個々のCAMセル1において、ビッ
ト線13,バービット線14に伝えられたタグアドレス
9と記憶されているデータとの比較が同時に行なわれ
る。この比較は、CAMセル1の比較機能によって行な
われる。各エントリ4において全てのCAMセル1が一
致すれば、当該エントリ4のマッチライン3は一致を示
すレベル,例えば“H”レベルに保たれる。逆に、1つ
のエントリ4内で1ビットでも不一致であれば、当該エ
ントリ4のマッチライン3は不一致を示すレベル,例え
ば“L”レベルとなる。また、入力アドレス8の一部で
あるエントリアドレス11のpビットはエントリデコー
ダ16でデコードされ、そのデコード結果により選択さ
れたエントリ4のトランスミッションゲート17が導通
状態となる。そのマッチライン3に示されたレベルをセ
ンスアンプ18で増幅し、検索データであるタグアドレ
ス9と記憶内容との比較結果を示す一致信号として出力
される。
【0006】前記CAMセル1は図6に示すように、ビ
ット線13,バービット線14およびワード線40に接
続された一般的なランダムアクセスメモリ(RAM)素
子60と、ビット線13,バービット線14に接続され
た2個のトランジスタ19,20と、マッチライン3と
GND間に接続されたディスチャージトランジスタ21
とから構成されており、例えば前記RAM素子60に
“1”である“H”レベルが記憶されているときに、検
索データとして“0”である“L”レベルがビット線1
3を介して、また“H”レベルがバービット線14を介
して入力された場合、前記ディスチャージトランジスタ
21はオンするので、マッチライン3は不一致を示す
“L”レベルとなる。また、検索データが“1”である
“H”レベルの場合、前記ディスチャージトランジスタ
21はオンされないので、マッチライン3は一致を示す
“H”レベルに保たれる。
【0007】以上のように、エントリ4内の全てのCA
Mセル1において、検索データと記憶データが一致すれ
ばマッチライン3は“H”レベルに保たれ、1ビットで
も不一致であれば“L”レベルとなり、エントリデコー
ダ16で選択されたエントリ4の結果が一致信号として
センスアンプ18より出力される。
【0008】次に、メモリテスト時の動作について説明
する。メモリテストではタグメモリの全CAMセル1の
テストを行なう。まず、全CAMセル1に例えば全て
“1”を書き込む。次に、比較結果が常に一致するよう
に、入力アドレス8のタグアドレス9のiビットを全て
“1”に固定し、エントリアドレス11のpビットが
“00・・・0”から“11・・・1”までの2p通り
に対して先に述べた比較動作を繰り返す。その結果が全
て一致を示せば、全CAMセル1が正常に動作している
ことが確認できる。また、あるエントリ4で不一致とな
れば、そのエントリ4内に不良のCAMセル1が存在す
ることになる。
【0009】一方、一般的な連想記憶装置では、比較し
たくないビット列をマスクレジスタ5に設定することが
できる。この機能を用いて、マスクデータ6をマスクレ
ジスタ5にセットし、1ビットのみの比較を行なうこと
で、そのエントリ4のビット内容を判定し、不良のCA
Mセル1を特定することができる。
【0010】このマスク機能の動作について説明する。
まず、マスクレジスタ5に“0”をセットすると、セッ
トされたビット列のビット線13は、論理積回路12に
より検索データとして与えられたタグアドレス9の値に
関係なく“L”レベルとなり、当該ビット列のビット線
13,バービット線14は共に“L”レベルとなる。す
なわち、このビット線13,バービット線14に“L”
レベルが伝わったビット列につながるCAMセル1は、
そのディスチャージトランジスタ21がオフするため、
マスク状態となる。これによって、マスクされていない
ビット列の比較結果のみで一致,不一致を検出する。
【0011】ここでまず、マスクレジスタ5にマスクデ
ータ6として“1,0,・・・,0”をセットし、入力
アドレス8のタグアドレス9に全て“1”を与える。こ
のマスクレジスタ5の値はマスクデータ線7を経て、タ
グアドレス9の値はタグアドレス線10を経て論理積回
路12に入力される。そして、マスクレジスタ5の1ビ
ット目(MR0)の値は“1”であるので、ビット線1
3は“H”レベルが,バービット線14は“L”レベル
が伝わる。また、マスクレジスタ5の2ビット目以降
(MR1〜MRi-1)の値は“0”であるので、そのビッ
ト列につながる(0,1)から(j−1,i−1)のC
AMセル1はマスクされる。
【0012】これにより、(0,0)から(j−1,
0)のCAMセル1のうち記憶データが“1”のCAM
セル1では、そのディスチャージトランジスタ21はオ
フし、そのCAMセル1を含むエントリ4のマッチライ
ン3は一致を示す“H”レベルを保つ。逆に、記憶デー
タが“0”のCAMセル1では、そのディスチャージト
ランジスタ21はオンし、そのCAMセル1を含むエン
トリ4のマッチライン3は不一致を示す“L”レベルと
なる。そして、エントリアドレス11で指定されたエン
トリ4のマッチライン3のレベルがセンスアンプ18で
増幅され、一致信号が出力される。
【0013】同様の比較動作を、マスクデータ6が
“0,0,・・・,1”までのi回行なうことで、エン
トリアドレス11で指定されたエントリ4のCAMセル
1のメモリテストが行なえる。この機能を用いて、不良
のCAMセル1を特定することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上のような構成の従
来の連想記憶装置のメモリテストでは、1エントリ毎の
比較結果を順次出力することによりテストを行なってい
た。また、ビット不良を特定化する際には、不良と判断
されたエントリに対して連想記憶装置のマスク機能を用
いて不良ビットを特定化していた。従って、ビット不良
が存在しない場合においても、エントリ数分比較動作を
行なわなくてはならず、また、不良ビットが存在する場
合、不良ビットを含むエントリを特定化するための比較
動作に要する時間が長大化するという問題がある。
【0015】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、エントリ数の増加に拘らず、メモ
リテストに要する時間を短縮することができ、また、不
良ビットが存在した場合においても、不良ビットを含む
エントリを特定するのに要する時間を短縮することがで
きる連想記憶装置を得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1では、
記憶しているデータと入力されたデータとを比較する機
能を有するメモリセルがマトリクス状に配列されたメモ
リアレイと、前記メモリアレイのワード線方向に配列さ
れてエントリを形成している全メモリセルが記憶してい
るデータと入力された検索データとが一致しているか否
かを検出する一致検出手段と、検索データと共に入力さ
れたエントリアドレスをデコードして前記エントリを選
択するエントリデコーダとを備え、選択されたエントリ
の一致検出結果を出力するようにした連想記憶装置にお
いて、任意の複数のエントリを同時に指定するためのエ
ントリ指定信号を出力するエントリ制御手段と、前記エ
ントリ指定信号に基づき複数のエントリを同時に選択す
る複数エントリ選択手段とを備えたものである。
【0017】また、請求項2では、マスク機能を有する
連想記憶装置に上記と同様のエントリ制御手段と複数エ
ントリ選択手段とを備えたものである。
【0018】また、請求項3では、上記請求項1または
請求項2の連想記憶装置のエントリ制御手段を、所定ビ
ットのシフトレジスタで構成し、各ビットの出力をエン
トリ指定信号としたものである。
【0019】
【作用】本発明の請求項1における連想記憶装置では、
エントリ指定信号に従い任意の複数のエントリの比較結
果を縮退し、これら複数のエントリの一致信号として出
力できる。
【0020】また、請求項2では、任意のビット列を検
索の対象から除かせるようにするためのマスク信号と組
み合わせることにより、任意のエントリの任意のビット
列,つまり任意のブロックについて検索することが可能
である。
【0021】また、請求項3では、シフトレジスタを用
いてエントリ指定信号を変化させることにより、不良ビ
ットを含むエントリを効率的に特定することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図について説明す
る。なお、前記図5,図6と同一または相当部分には同
一の符号を用いて説明を省略する。図1は、本発明によ
る連想記憶装置を用いたタグメモリの一実施例を示す構
成図である。図において、50は任意の複数のエントリ
を同時に指定するためのエントリ制御回路、51はエン
トリ制御回路50の出力信号で、エントリデコーダ16
aに入力されるpビットのエントリ指定信号である。エ
ントリデコーダ16aは、従来の機能の他に、上記エン
トリ指定信号51に基づき複数のエントリを同時に選択
する機能が付加されている。
【0023】図2は、セット/リセット機能付きDラッ
チで構成したエントリ制御回路50の一構成例である。
図において、52はエントリアドレスに対応して設けら
れたpビットのセット/リセット機能付きDラッチで、
エントリデコーダ16aを制御するための設定値を保持
しておくエントリ制御レジスタである。53はエントリ
制御レジスタ52に値を設定するエントリレジスタ設定
信号、54はエントリ制御レジスタ52をセットするセ
ット信号、55はエントリ制御レジスタ52をリセット
するリセット信号、56はエントリ制御レジスタ52の
同期をとるクロック信号、57は論理和回路であり、各
エントリ制御レジスタ52はクロック入力により1ビッ
トシフトレジスタとして機能する。
【0024】図3は、エントリデコーダ16aの一構成
例である。図において、161はエントリアドレス11
のpビットの反転信号を生成するインバータ、162は
エントリアドレス11の各ビット信号又はその反転信号
とエントリ指定信号51の各ビット信号のそれぞれ対応
するものの論理和をとる論理和回路、163はエントリ
毎に各論理和回路162の出力の論理積をとる論理積回
路であり、その出力がエントリ選択信号30となる。上
記論理和回路162により本願の複数エントリ選択手段
が実現されている。
【0025】次に動作について説明する。通常の比較動
作は、まず図2に示すリセット信号55によりエントリ
制御レジスタ52の値を全て“0”にリセットしたから
行なう。その後の動作は、従来例で述べた動作と同じで
あるので省略し、ここでは、本発明における連想記憶装
置のメモリテスト方法について説明する。本メモリテス
トでは、従来例で述べたエントリアドレス11で指定さ
れる各々のエントリ4の比較結果を順次出力してテスト
するのではなく、エントリ制御回路50を用いて複数の
エントリ4の比較結果を縮退させて行なう。
【0026】まず、全CAMセル1に例えば全て“1”
を書き込む。そして、比較結果が常に一致するように入
力アドレス8のタグアドレス9を全て“1”に固定し、
比較動作を行なう。この比較動作は通常の比較動作と同
じである。次に、エントリ制御回路50のエントリ制御
レジスタ52に、エントリレジスタ設定信号53もしく
はセット信号54により値を設定する。ここではセット
信号54を用いた場合について説明する。まず、セット
信号54によりエントリ制御レジスタ52の値を全て
“1”にセットする。設定された値は、エントリ指定信
号51としてエントリデコーダ16aに入力される。エ
ントリデコーダ16aでは、エントリ指定信号51とエ
ントリアドレス11を受けて、図3に示した回路に従
い、デコードしてその結果を出力する。今、エントリ指
定信号51は全て“1”であるので、論理和回路162
によりエントリアドレス11の如何に拘らず、エントリ
デコーダ16aの出力であるエントリ選択信号30は全
て“1”となり、全エントリ4のトランスミッションゲ
ート17は全て導通状態なる。すなわち、この全エント
リの比較結果がセンスアンプ18に伝わる。センスアン
プ18は、全CAMセル1の一致信号として縮退した結
果を出力する。
【0027】この比較結果が一致を示せば、全CAMセ
ル1が正常に動作していることが確認でき、この1回の
比較動作でメモリテストを終了することができる。ま
た、不一致となれば、どこかに不良のCAMセル1が存
在することになるので、検索領域を1回目の比較動作時
より小さくして2回目の比較動作を行なう。1回目の比
較動作が不一致であったとし、2回目の比較動作を行な
う。タグアドレス9は前回同様全て“1”にしたままで
行なう。
【0028】2回目の比較動作では、まずエントリ制御
レジスタ52の値をクロック信号56に従い、“1,
1,1,・・・,1”から“0,1,1,・・・,1”
へと右へ1ビットシフトさせる。この値がエントリ指定
信号51としてエントリデコーダ16aに入力される。
エントリデコーダ16aでは、このエントリ指定信号5
1とエントリアドレス11を受けてデコードしてその結
果を出力するが、エントリ指定信号51の第2ビット目
以降全て“1”であるので、エントリアドレス11の第
2ビット目以降はマスクされる。つまり、エントリ指定
信号51の“0”に対応するエントリアドレス11の第
1ビット目が有効となる。
【0029】ここで、エントリアドレス11の第1ビッ
ト目を“0”とすると、このエントリデコーダ16aの
出力は、全エントリ4の上位1/2エントリ分,つまり
p/2kエントリ(p:エントリアドレスのビット数、
k:エントリアドレスの有効ビット数)が“1”とな
る。例えば、エントリアドレス11が8ビットであれ
ば、128(28/21)エントリが“1”となる(以
下、エントリアドレスを8ビットとして説明する)。そ
して、この128エントリのトランスミッションゲート
17が導通状態となり、その比較結果がセンスアンプ1
8に伝わる。センスアンプ18は、この128エントリ
の全CAMセル1の一致信号として縮退した結果を出力
する。
【0030】この比較結果が一致を示せば、全エントリ
の上位128エントリが正常に動作していることが確認
できる。また、不一致となれば、この128エントリの
どこかに不良のCAMセル1が存在することになるの
で、検索領域を2回目の比較動作時より小さくして3回
目の比較動作を行なう。2回目の比較動作が不一致であ
ったとし、3回目の比較動作を行なう。タグアドレス9
は前回同様全て“1”にしたままで行なう。
【0031】3回目の比較動作では、前回同様にエント
リ制御レジスタ52の値をクロック信号56に従い、
“0,1,1・・・,1”から“0,0,1,・・・,
1”へと右へ1ビットシフトさせる。この値がエントリ
指定信号51としてエントリデコーダ16aに入力され
る。エントリデコーダ16aでは、前回同様このエント
リ指定信号51とエントリアドレス11を受けてデコー
ドしてその結果を出力するが、エントリ指定信号51の
第3ビット目以降全て“1”であるので、エントリアド
レス11の第3ビット目以降はマスクされる。つまり、
エントリ指定信号51の“0”に対応するエントリアド
レス11の上位2ビットが有効となる。
【0032】ここで、エントリアドレス11の第1ビッ
ト目,第2ビット目を“0,0”とすると、このエント
リデコーダ16aの出力は、全エントリ4の上位1/4
エントリの64(28/22)エントリが“1”となる。
そして、この64エントリのトランスミッションゲート
17が導通状態となり、その比較結果がセンスアンプ1
8に伝わる。センスアンプ18は、この64エントリの
全CAMセル1の一致信号として縮退した結果を出力す
る。
【0033】この比較結果が一致を示せば、全エントリ
の上位64エントリが正常に動作していることが確認で
き、下位64エントリに不良のCAMセル1が存在する
ことになる。また、不一致となれば、この上位64エン
トリのどこかに不良のCAMセル1が存在することにな
る。3回目の比較結果が一致であったとし、4回目の比
較動作を行なう。タグアドレス9は前回同様全て“1”
にしたままで行なう。
【0034】4回目の比較動作では、3回目の比較動作
が一致していることから、下位64エントリ内に不良の
CAMセル1が存在することになるので、下位64エン
トリ内の上位32エントリを比較の対象とする。前回同
様にエントリ制御レジスタ52の値をクロック信号56
に従い、“0,0,1,・・・,1”から“0,0,
0,1,・・・,1”へと右へ1ビットシフトさせる。
この値がエントリ指定信号51としてエントリデコーダ
16aに入力される。エントリデコーダ16aでは、こ
のエントリ指定信号51とエントリアドレス11を受け
てデコードしてその結果を出力するが、エントリ指定信
号51の第4ビット目以降全て“1”であるので、エン
トリアドレス11の第4ビット目以降はマスクされる。
つまり、エントリ指定信号51の“0”に対応するエン
トリアドレス11の上位3ビットが有効となる。
【0035】ここで、エントリアドレス11の第1ビッ
ト目,第2ビット目,第3ビット目を“0,1,0”と
すると、このエントリデコーダ16aの出力は、全エン
トリ4の1/8エントリ分の32(28/23)エントリ
が“1”となる。そして、この32エントリのトランス
ミッションゲート17が導通状態となり、その比較結果
がセンスアンプ18に伝わる。センスアンプ18は、こ
の32エントリの全CAMセル1の一致信号として縮退
した結果を出力する。
【0036】この比較結果が一致を示せば、検索した3
2エントリが正常に動作していることが確認でき、残り
の32エントリに不良のCAMセル1が存在することに
なる。また、不一致となれば、この32エントリのどこ
かに不良のCAMセル1が存在することになる。以上の
ようにして、比較領域を全エントリから順に1/2ずつ
狭めて比較することによって、不良のCAMセル1を含
むエントリ4を特定化することができる。図4に、1回
目の比較動作から4回目の比較動作までのタグメモリの
比較領域を示す。
【0037】特定化されたエントリ4内に含まれる不良
のCAMセル1の特定化は、従来例で説明したマスク機
能を用いて1ビットのみの比較を順次行ない、そのエン
トリ4のビット内容を判定することで特定化できる。ま
た、エントリ指定信号とマスク信号とを組み合わせるこ
とにより、任意のエントリの任意のビット列,つまり任
意のブロックについて検索することが可能である。
【0038】なお、本実施例では、エントリ制御回路を
複数の1ビットDラッチで順次シフトできるように構成
し、このようなシフトレジスタを用いてエントリ指定信
号を変化させることにより、不良ビットを含むエントリ
を効率的に特定することができるようにした場合につい
て説明したが、複数の1ビットレジスタに独立に値をセ
ットして動作させる構成にしてもよいことは言うまでも
ない。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明の連想記憶装置に
よれば、エントリ指定信号に従い任意の複数のエントリ
の比較結果を全部一致しているか否かに縮退して出力で
きる構成にしたので、各エントリの比較結果を順次出力
せずともメモリテストが行なえ、メモリテストに要する
時間を短縮することができる。また、不良ビットが存在
する場合においても、検索領域を順に狭めて比較するこ
とで、不良ビットを含むエントリの特定化に要する時間
を短縮できるなどの効果が得られる。
【0040】また、任意のビット列を検索の対象から除
かせるようにするためのマスク信号と上記のエントリ指
定信号を組み合わせることにより、任意のエントリの任
意のビット列,つまり任意のブロックについて検索する
ことが可能となる。
【0041】また、シフトレジスタを用いてエントリ指
定信号を変化させることにより、不良ビットを含むエン
トリの特定化を効率的に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の連想記憶装置を用いたタグメモリの一
実施例を示す構成図である。
【図2】図1のエントリ制御回路の一構成例を示す回路
図である。
【図3】図1のエントリデコーダの一構成例を示す回路
図である。
【図4】1回目の比較動作から4回目の比較動作までの
タグメモリの比較領域を示す図である。
【図5】従来の連想記憶装置を用いたタグメモリの一例
を示す構成図である。
【図6】CAMセルの一構成例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 CAMセル(メモリセル) 2 CAMアレイ(メモリアレイ) 3 マッチライン(一致検出手段) 4 エントリ 5 マスクレジスタ 8 入力アドレス 9 タグアドレス(検索データ) 11 エントリアドレス 12 論理積回路(無効化手段) 16,16a エントリデコーダ 30 エントリ選択信号 50 エントリ制御回路(エントリ制御手段) 51 エントリ指定信号 52 エントリ制御レジスタ(シフトレジスタ) 162 論理和回路(複数エントリ選択手段)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】ここでまず、マスクレジスタ5にマスクデ
ータ6として“1,0,・・・,0”をセットし、入力
アドレス8のタグアドレス9に全て“1”を与える。こ
のマスクレジスタ5の値はマスクデータ線7を経て、タ
グアドレス9の値はタグアドレス線10を経て論理積回
路12に入力される。そして、マスクレジスタ5の1ビ
ット目(MR0)の値は“1”であるので、ビット線1
3は“H”レベルが,バービット線14は“L”レベル
が伝わる。また、マスクレジスタ5の2ビット目以降
(MR1〜MRi-1)の値は“0”であるので、そのビッ
ト列につながるCAMセル1はマスクされる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】これにより、第1列目のビット線につなが
CAMセル1のうち記憶データが“1”のCAMセル
1では、そのディスチャージトランジスタ21はオフ
し、そのCAMセル1を含むエントリ4のマッチライン
3は一致を示す“H”レベルを保つ。逆に、記憶データ
が“0”のCAMセル1では、そのディスチャージトラ
ンジスタ21はオンし、そのCAMセル1を含むエント
リ4のマッチライン3は不一致を示す“L”レベルとな
る。そして、エントリアドレス11で指定されたエント
リ4のマッチライン3のレベルがセンスアンプ18で増
幅され、一致信号が出力される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】次に動作について説明する。通常の比較動
作は、まず図2に示すリセット信号55によりエントリ
制御レジスタ52の値を全て“0”にリセットしから
行なう。その後の動作は、従来例で述べた動作と同じで
あるので省略し、ここでは、本発明における連想記憶装
置のメモリテスト方法について説明する。本メモリテス
トでは、従来例で述べたエントリアドレス11で指定さ
れる各々のエントリ4の比較結果を順次出力してテスト
するのではなく、エントリ制御回路50を用いて複数の
エントリ4の比較結果を縮退させて行なう。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶しているデータと入力されたデータ
    とを比較する機能を有するメモリセルがマトリクス状に
    配列されたメモリアレイと、前記メモリアレイのワード
    線方向に配列されてエントリを形成している全メモリセ
    ルが記憶しているデータと入力された検索データとが一
    致しているか否かを検出する一致検出手段と、検索デー
    タと共に入力されたエントリアドレスをデコードして前
    記エントリを選択するエントリデコーダとを備え、選択
    されたエントリの一致検出結果を出力するようにした連
    想記憶装置において、 任意の複数のエントリを同時に指定するためのエントリ
    指定信号を出力するエントリ制御手段と、前記エントリ
    指定信号に基づき複数のエントリを同時に選択する複数
    エントリ選択手段とを備えたことを特徴とする連想記憶
    装置。
  2. 【請求項2】 記憶しているデータと入力されたデータ
    とを比較する機能を有するメモリセルがマトリクス状に
    配列されたメモリアレイと、前記メモリアレイのワード
    線方向に配列されてエントリを形成している全メモリセ
    ルが記憶しているデータと入力された検索データとが一
    致しているか否かを検出する一致検出手段と、前記一致
    検出手段による一致検出に際して各ビット列毎に比較機
    能を無効化する無効化手段と、前記無効化手段を機能さ
    せるか否かをそれぞれのビット列について設定するため
    のデータがセットされるマスクレジスタと、検索データ
    と共に入力されたエントリアドレスをデコードして前記
    エントリを選択するエントリデコーダとを備え、選択さ
    れたエントリの一致検出結果を出力するようにした連想
    記憶装置において、 任意の複数のエントリを同時に指定するためのエントリ
    指定信号を出力するエントリ制御手段と、前記エントリ
    指定信号に基づき複数のエントリを同時に選択する複数
    エントリ選択手段とを備えたことを特徴とする連想記憶
    装置。
  3. 【請求項3】 エントリ制御手段は、所定ビットのシフ
    トレジスタで構成され、各ビットの出力をエントリ指定
    信号としたことを特徴とする請求項第1項または請求項
    第2項記載の連想記憶装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7363554B2 (en) 2003-11-03 2008-04-22 Samsung Electronics Co., Ltd Method of detecting errors in a priority encoder and a content addressable memory adopting the same

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57167199A (en) * 1981-04-06 1982-10-14 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Associative memory device
JPH03212896A (ja) * 1990-01-16 1991-09-18 Mitsubishi Electric Corp 連想記憶装置

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