JPH05159252A - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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Publication number
JPH05159252A
JPH05159252A JP3319299A JP31929991A JPH05159252A JP H05159252 A JPH05159252 A JP H05159252A JP 3319299 A JP3319299 A JP 3319299A JP 31929991 A JP31929991 A JP 31929991A JP H05159252 A JPH05159252 A JP H05159252A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
head chip
cylinder
sliding surface
magnetic head
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3319299A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Yoshida
重雄 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3319299A priority Critical patent/JPH05159252A/ja
Publication of JPH05159252A publication Critical patent/JPH05159252A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】テープのローディング、アンローディング過程
に、テープエッジの損傷の発生を防止することのできる
磁気ヘッドを提供する。 【構成】ヘッドチップ1のテープ摺動面4と両側面21と
が接する稜線5が、上部シリンダ2に設けられヘッドチ
ップ1のテープ摺動面4を突出させる窓部3の周方向の
両辺を結ぶ線L1の位置より内側に位置するように、稜
線部5に面取り部22を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はビデオテープレコーダ
(以下VTRと称する)などのヘリカルスキャン方式の
磁気記録再生装置のシリンダに搭載される磁気ヘッドに
関する。
【0002】
【従来の技術】ヘリカルスキャン方式のVTRに用いら
れているシリンダの上部シリンダの外周には、テープに
対し情報の記録、または再生、あるいは消去を行なう磁
気ヘッドが取り付けられている。図5及び図6に磁気ヘ
ッドのシリンダへの取付構造を示す。磁気ヘッドを構成
するヘッドチップ1は上部シリンダ2の外周下部に設け
られた窓部3内に取り付けられている。またヘッドチッ
プ1の先端は上部シリンダ2の外周に添接された図示し
ないテープとの良好な接触を確保するために、シリンダ
表面から約数10μm突出している。また図7及び図8に
示すように、ヘッドチップ1の先端のテープ摺動面4
は、長手方向に半径Rで円筒研磨されている。
【0003】ここでテープ摺動面4と周方向の両側面と
が接する稜線部5a,5bがシリンダ外周面より外側に出て
いる場合、テープと稜線部5a,5bが強く接触するように
なる。この結果、ヘッドチップ1のテープ摺動面4の中
央部に設けられた信号の授受を行なうギャップ部6にお
いて、テープとの接触が不安定になる。またテープに振
動が発生し信号の授受に時間軸変動が生じる。さらにテ
ープ磁性面に損傷が生じるなどの不具合が発生する。
【0004】上記不具合の発生を防止するために、図9
に示すように一般的にテープ摺動面4の稜線部5a,5bが
上部シリンダ2の外周面より内側に位置するように設定
されている。ここでヘッドチップ1の窓部3からの突出
量が同じとした場合に、テープ摺動面4の半径Rを小さ
くするほど稜線部5a,5bはシリンダ2の外周面のさらに
内側に位置するようになる。しかしテープ摺動面4がテ
ープと接する面積が小さくなるため、テープとの摺動摩
耗によるヘッドチップ1の先端の形状変化が大きくな
る。この結果テープ摺動面4とテープの接触状態の変化
も大きくなるため、テープ摺動面4の半径Rは必要以上
に小さくすることはできない。
【0005】このとき図9に示すように稜線部5a,5bが
上部シリンダ2の外周面と窓部3の周方向の対辺を結ん
だ線L1 との間に位置することがある。一方ヘリカルス
キャン方式のVTRの場合、図10及び図11に示すように
テープ7は図示しない平行リール型カセットから引き出
され、図示しないスライダに設けられた垂直ポスト8及
び傾斜ポスト9により走行方向が決められ、シリンダ2
に対して斜めに添接されて走行する。
【0006】このため図10に示すようなテープ7が上部
シリンダ2に巻きついていくローディング過程、または
テープ7が上部シリンダ2から離れるアンローディング
過程においては、図11に示すようにテープ7は上部シリ
ンダ2上で正規の高さと傾きをとることができず、ヘッ
ドチップ1の回転軌跡10とテープ7の上下端とが交差す
ることがある。この場合、図12に示すように、上部シリ
ンダ2に添接されたテープ7の高さは、図13及び図14に
示すローディング完了時における正規の位置より高い位
置にあり、テープ7のエッジはヘッドチップ1から外れ
ている。
【0007】またテープ7の上部シリンダ2への添接も
不十分なため、上部シリンダ2が回転してヘッドチップ
1の上部とテープ7の下端エッジが接触する位置に来た
とき、上部シリンダ2の窓部3においては図15及び図16
に示すように、テープ7の下端エッジは上部シリンダ2
の窓部3の周方向の対向する両側線を結んだ弦L1 の状
態に位置するようになる。そして上部シリンダ2が矢印
Aで示す方向に回転すると、図9に示すようにヘッドチ
ップ1の両側の稜線部5a,5bがシリンダ外周面と窓部3
の弦L1 との間に位置する場合には、稜線部5aの上端角
部がテープ7の下端エッジを引っかけて損傷を与えるこ
とになる。また図17及び図18に示すように上部シリンダ
2が矢印B方向に回転すると、ヘッドチップ1の稜線部
5bが下部シリンダ11側に添接されているテープ7の上端
エッジに引っかけて損傷を与える。
【0008】すなわち、ヘッドチツプ1の両側の稜線部
5a,5bのうち上部シリンダ2の回転方向の上流側の稜線
の角部で、テープ7のエッジに損傷を与える。
【0009】上述したように、従来の磁気ヘッドのヘッ
ドチップ1の形状は、正規の位置におけるテープ走行時
のテープ7との接触のみを考慮して決められているた
め、テープ7のローディング、アンローディング過程に
おいて、ヘッドチップ1によりテープエッジが損傷され
るおそれがあった。
【0010】この発明はこのような点に鑑みてなされた
もので、正規位置におけるテープ走行時のテープとヘッ
ドチップとの安定した接触状態を確保するとともに、ロ
ーディング、アンローディング過程にヘッドチップによ
るテープエッジの損傷の発生を防止することのできる磁
気ヘッドを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生
装置のシリンダに搭載された磁気ヘッドにおいて、前記
磁気ヘッドを構成するヘッドチップのテープ摺動面と両
側面とが接する稜線の少なくとも一部が、前記シリンダ
に設けられた前記ヘッドチップのテープ摺動面を突出さ
せるための窓部の周方向の両辺を結ぶ線の位置より内側
に位置するように、前記稜線部に面取り部を形成したこ
とを特徴としている。
【0012】
【作用】上記の構成によると、テープのローディングま
たはアンローディングの過程において、テープの位置が
正規の位置よりも高く、または低くなり、ヘッドの回転
軌跡とテープの下端または上端のエッジが交差し、ヘッ
ドチップの角部がテープの下端または上端エッジに接触
しても、テープのエッジはヘッドチップの面取り部によ
り円滑に押し出されて、ひっかけられることなくテープ
の損傷の発生を防止することができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の磁気ヘッドの実施例を図面
を参照して説明する。
【0014】図1乃至図4にこの発明の実施例の構成を
示す。これらの図において、図7及び図8に示す従来例
の部分と対応する部分には同一の符号を付してあり、そ
の説明は適宜省略する。これらの実施例の特徴はヘッド
チップ1のテープ摺動面4と側面とが接する角部に面取
り部を形成した点にある。図1に示すヘッドチップ1は
テープ摺動面4とシリンダ回転方向上流側の側面21との
稜線部5aの上部に、各面に傾斜した面を有する面取り部
22を形成したものである。面取り部22の面は平面でも曲
面でもよい。
【0015】この実施例によれば、稜線部5aの面取り部
22が上部シリンダ2の外周に設けられた窓部3の周方向
の両辺を結ぶ線(図9のL1 )の内側に位置するので、
稜線5a,5b部とテープ7の下端または上端のエッジとが
接触する位置になったとしても、テープ7のエッジは面
取り部22に沿って円滑に移動して押し出される。この結
果、テープ7のエッジがヘッドチップ1にひっかけられ
なくなり、ローディング、アンローディングの過程にお
けるテープ7のエッジの損傷の発生を防止することがで
きる。
【0016】なお面取り部は図2に示すように稜線部5a
に平行な面取り部23としてもよく、図3に示すようにテ
ープ摺動面4に沿って上面に対して傾斜した面取り部24
としてもよい。また図4に示すようなダブルアジマスヘ
ッド25の上部シリンダ2の回転上流側の稜線部5aに、図
2に示すような面取り部23を形成してもよい。この場
合、面取り部は図1に示す面取り部22または図3に示す
面取り部24と同様に形成してもよい。これらの構成によ
っても図1に示す場合と同様の効果が得られる。上述し
た各実施例においてはまた、テープ摺動面の面積を十分
確保できるので、テープ摺動面の摩耗による変形を最小
限にすることができ、ヘッドチップとテープの接触状態
を良好に確保することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の磁気ヘ
ッドによれば、ヘッドチップのテープ摺動面と側面とが
接する稜線部に面取り部を形成したので、テープのロー
ディング及びアンローディングの過程におけるヘッドチ
ップによるテープエッジの損傷の発生を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の磁気ヘッドの第1の実施例の構成を
示す斜視図。
【図2】この発明の第2の実施例の構成を示す斜視図。
【図3】この発明の第3の実施例の構成を示す斜視図。
【図4】この発明の第4の実施例の構成を示す斜視図。
【図5】磁気ヘッドのシリンダへの取付構造を示す平面
図。
【図6】図5のシリンダの斜視図。
【図7】従来のヘッドチップの一例の構成を示す平面
図。
【図8】図7のヘッドチップの正面図。
【図9】図7のヘッドチップのシリンダへの取付構造を
示す説明図。
【図10】テープのシリンダへのローディング開始時の
状態を示す平面図。
【図11】図10の正面図。
【図12】図10のテープとヘッドチップとの位置関係を
示す図。
【図13】テープのシリンダへのローディング完了時の
状態を示す平面図。
【図14】図13のテープとヘッドチップとの位置関係を
示す図。
【図15】図10のシリンダが一つの方向に回転する場合
のヘッドチップとテープエッジの位置関係を示す正面
図。
【図16】図15の縦断面図。
【図17】図10のシリンダが反対の方向に回転する場合
のヘッドチップとテープエッジの位置関係を示す正面
図。
【図18】図17の縦断面説明図。
【符号の説明】
1 ヘッドチップ 2 上部シリン
ダ 3 窓部 4 テープ摺動
面 5 稜線部 7 テープ 21 側面 22,23,24 面
取り部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装
    置のシリンダに搭載された磁気ヘッドにおいて、前記磁
    気ヘッドを構成するヘッドチップのテープ摺動面と両側
    面とが接する稜線の少なくとも一部が、前記シリンダに
    設けられた前記ヘッドチップのテープ摺動面を突出させ
    るための窓部の周方向の両辺を結ぶ線の位置より内側に
    位置するように、前記稜線部に面取り部を形成したこと
    を特徴とする磁気ヘッド。
JP3319299A 1991-12-03 1991-12-03 磁気ヘッド Withdrawn JPH05159252A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3319299A JPH05159252A (ja) 1991-12-03 1991-12-03 磁気ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3319299A JPH05159252A (ja) 1991-12-03 1991-12-03 磁気ヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05159252A true JPH05159252A (ja) 1993-06-25

Family

ID=18108647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3319299A Withdrawn JPH05159252A (ja) 1991-12-03 1991-12-03 磁気ヘッド

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JP (1) JPH05159252A (ja)

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Date Code Title Description
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Effective date: 19990311