JPH05159008A - 回路シミュレーション装置 - Google Patents

回路シミュレーション装置

Info

Publication number
JPH05159008A
JPH05159008A JP3318859A JP31885991A JPH05159008A JP H05159008 A JPH05159008 A JP H05159008A JP 3318859 A JP3318859 A JP 3318859A JP 31885991 A JP31885991 A JP 31885991A JP H05159008 A JPH05159008 A JP H05159008A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parameter value
file
simulation
correction
condition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3318859A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Miyoshi
義弘 三好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP3318859A priority Critical patent/JPH05159008A/ja
Publication of JPH05159008A publication Critical patent/JPH05159008A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 暫定パラメータ値修正の要否の判断条件及び
修正に係る予備的作業を行うための条件を保持するファ
イルを備えることにより、暫定パラメータ値修正に係る
作業を自動化して行うため短時間でより精度の高いパラ
メータ値を得ることができる。 【構成】 比較手段7はシミュレーション結果ファイル
5に保持している電気的特性のシミュレーション結果と
測定結果ファイル1に保持している電気的特性の測定結
果とを条件ファイル6に基づいて比較する。パラメータ
値修正制御手段8は条件ファイル6に基づいてパラメー
タ値修正に係る予備的作業を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回路を構成する素子の電
気的特性に基づいて回路シミュレーション装置に組み込
まれているデバイスモデル式に与えるパラメータの値を
定めて回路動作のシミュレーションを行う装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】カリフォルニア大学バークレイ校が開発
したSPICE に代表される回路シミュレーション装置を用
いて回路動作のシミュレーションを行う場合、トランジ
スタ、ダイオード等回路を構成する素子のコレクタ電
流、コレクタ−エミッタ間電圧等、電気的特性の実測値
に基づき回路シミュレーション装置に組み込まれている
デバイスモデル式に与えるパラメータの値を暫定的に定
めてシミュレーションを実行し、シミュレーションの結
果を電気的特性の実測値と対比することによりパラメー
タ値を修正して精度を上げるという処理が予め行われ
る。
【0003】図1は回路を構成する素子の電気的特性に
基づいてデバイスモデル式に与えるパラメータの値を定
めて回路動作のシミュレーションを行う従来の回路シミ
ュレーション装置の構成を示すブロック図である。図中
1は測定結果ファイルであり、本装置とは異なる装置に
おいて測定されたトランジスタ,ダイオード等、回路を
構成する素子のコレクタ電流,コレクタ−エミッタ間電
圧等、電気的特性の測定結果を保持している。
【0004】暫定パラメータ値設定手段2は測定結果フ
ァイル1に保持している素子の電気的特性の測定結果に
基づいてデバイスモデル式に与える複数のパラメータの
暫定的な値を設定し、設定した暫定パラメータ値をパラ
メータファイル3に保持させる。シミュレーション実行
手段4は、パラメータファイル3に保持されている前記
暫定パラメータ値をデバイスモデル式に与えてシミュレ
ーションを実行し、前記素子の電気的特性のシミュレー
ション結果を出力する。
【0005】作業者は測定結果ファイル1に保持してい
る前記電気的特性の測定結果とシミュレーション結果と
を比較して、その差が十分に小さいと判断した場合は、
デバイスモデル式に与えるパラメータの値を前記暫定パ
ラメータ値に定める。一方、その差が大きく暫定パラメ
ータ値を修正する必要があると判断した場合には、殆ど
のパラメータが複数の電気的特性と関連しているため、
ある暫定パラメータ値を修正すると、その影響が複数の
電気的特性に現れるということを考慮しながら次の作業
を行う。
【0006】複数の暫定パラメータ値の中から修正すべ
き暫定パラメータ値を選択し、選択した暫定パラメータ
値を関連する電気的特性によって分類するとともに、各
分類単位で修正する順序を決定する。作業者は測定結果
ファイル1を参照しながら前述のような暫定パラメータ
値修正に係る予備的作業を行った後、パラメータ値修正
手段9によって暫定パラメータ値を修正し、パラメータ
ファイル3を書き換える。修正された暫定パラメータ値
は、シミュレーション実行手段4によって再度デバイス
モデル式に与えられ、シミュレーションが実行される。
【0007】電気的特性の測定結果とシミュレーション
結果との差が十分に小さいと判断されるまで前述の処理
が繰り返される。このときある回数繰り返して処理を行
ったにもかかわらず差が小さくならないと判断されると
処理が終了される。以上のような処理によって定めたパ
ラメータ値をデバイスモデル式に与えて回路動作のシミ
ュレーションを行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の回
路シミュレーション装置においては、電気的特性の測定
結果とシミュレーション結果とを比較し、その差によっ
て暫定パラメータ値修正の要否を判断するときに、その
差がどの程度までならば修正不要とみなすかという許容
範囲及び暫定パラメータ値修正処理の反復限度回数の設
定が作業者に任されているため得られるパラメータ値の
精度が作業者によって異なるという問題点があった。
【0009】また暫定パラメータ値を修正する場合、あ
る暫定パラメータ値を変更することによってどの電気的
特性がどのように変化するかということを作業者が考え
ながら修正すべき暫定パラメータ値の選択等、修正に係
る予備的作業を行わなければならないため、作業者によ
っては暫定パラメータ値修正の作業に長時間を要するな
どの問題があった。
【0010】本発明はこのような問題を解決するために
なされたものであって、暫定パラメータ値修正の要否を
判断するための条件及び暫定パラメータ値修正に係る予
備的作業を行うための条件を保持するファイルを備える
ことにって暫定パラメータ値修正の要否の判断を前記フ
ァイルに基づいて自動化して行うとともに、暫定パラメ
ータ値を修正する場合は、暫定パラメータ値修正に係る
予備的作業を前記ファイルに基づいて自動化して行うこ
とによって、作業者によるパラメータ精度の差異をなく
すとともに、より短時間でパラメータ値を定めることの
できる回路シミュレーション装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る回路シミュ
レーション装置は、暫定パラメータ値修正の要否を判断
するための条件及び暫定パラメータ値修正に係る予備的
作業を行うための条件を保持するファイルを備えること
によって、暫定パラメータ値修正の要否の判断と暫定パ
ラメータ値修正に係る予備的な作業とを自動化して行う
ことを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明によれば、電気的特性の測定結果とシミ
ュレーション結果との差による暫定パラメータ値修正の
要否の判断が、判断条件を保持するファイルに基づいて
人手を介さず行われることにより、作業者によるパラメ
ータ精度のバラツキを軽減することができる。また同一
ファイルに保持されている暫定パラメータ値修正に係る
予備的作業を行うための条件に基づいて修正すべき暫定
パラメータ値の選択等、暫定パラメータ値修正に係る予
備的作業が自動化されて行われることにより、短時間で
精度の高いパラメータ値を得ることができる。
【0013】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づい
て説明する。図2は本発明に係る回路シミュレーション
装置の構成を示すブロック図である。図中1は測定結果
ファイルであり、本装置とは異なる装置において測定さ
れたトランジスタ,ダイオード等回路を構成する素子の
コレクタ電流,コレクタ−エミッタ間電圧等、電気的特
性の測定結果を保持している。
【0014】暫定パラメータ値設定手段2は、測定結果
ファイル1に保持している素子の電気的特性の測定結果
に基づいてデバイスモデル式に与える複数のパラメータ
の暫定的な値を設定し、設定した暫定パラメータ値をパ
ラメータファイル3に保持させる。
【0015】シミュレーション実行手段4はパラメータ
ファイル3に保持されている前記暫定パラメータ値をデ
バイスモデル式に与えてシミュレーションを実行し、前
記素子の電気的特性のシミュレーション結果をシミュレ
ーション結果ファイル5に出力し保持させる。
【0016】条件ファイル6には暫定パラメータ値修正
の要否の判断条件として電気的特性の測定結果とシミュ
レーション結果との差の許容範囲及び暫定パラメータ値
修正処理の反復限度回数が保持されている。また、暫定
パラメータ値修正に係わる予備的作業を行うための条件
も保持されている。
【0017】比較手段7は、測定結果ファイル1に保持
されている電気的特性の測定結果とシミュレーション結
果ファイル6に保持されている電気的特性のシミュレー
ション結果とを比較して差を求め、その差が条件ファイ
ル6に保持されている許容範囲を越えていなければデバ
イスモデル式に与えるパラメータの値は前記暫定パラメ
ータ値に定められる。
【0018】一方、差が許容範囲を越えていれば、条件
ファイル6に保持されている反復限度回数を越えていな
いか判断し、越えている場合は処理を終了する。また反
復限度回数を越えていなければ、パラメータ値修正制御
手段8は条件ファイル6に保持されている修正に係わる
予備的作業を行うための条件に基づいて測定結果ファイ
ル1を参照しながら暫定パラメータ値修正に係わる予備
的な処理を行う。
【0019】パラメータ値修正手段9はパラメータ値修
正制御手段8によって行われた処理に基づいて暫定パラ
メータ値を修正し、パラメータファイル3を書き換え
る。修正された暫定パラメータ値はシミュレーション実
行手段4によって再度デバイスモデル式に与えられシミ
ュレーションが実行される。
【0020】以上のような構成の本発明に係る回路シミ
ュレーション装置におけるデバイスモデル式に与えるパ
ラメータ値の設定処理に基づいて図3に示すフローチャ
ートに従って説明する。測定結果ファイル1に保持して
いるトランジスタ,ダイオード等、回路を構成する素子
のコレクタ電流,コレクタ−エミッタ間電圧等、電気的
特性の測定結果に基づいてデバイスモデル式に与える複
数のパラメータの暫定的な値を設定し(S1)、設定した暫
定パラメータ値をパラメータファイル3に出力する(S
2)。パラメータファイル3に保持している前記暫定パラ
メータ値をデバイスモデル式に与えてシミュレーション
を実行し(S3)、素子の電気的特性のシミュレーション結
果をシミュレーション結果ファイル5に出力する(S4)。
【0021】測定結果ファイル1に保持されている電気
的特性の測定結果とシミュレーション結果ファイル5に
保持されている電気的特性のシミュレーション結果とを
比較して差を求め、その差が条件ファイル6に保持され
ている暫定パラメータ値修正の要否の判断条件の1つで
ある許容範囲内か否かを判断し(S5)、その差が許容範囲
内であれば、前記暫定パラメータ値をデバイスモデル式
に与えるパラメータ値に定める。
【0022】一方、その差が許容範囲外であれば、暫定
パラメータ値修正の処理を繰り返した回数が、条件ファ
イル6に保持されている暫定パラメータ値修正の要否の
判断条件の1つである反復限度回数内か否かを判断し(S
6)、反復限度回数を越えている場合は処理を終了する。
また、反復限度回数を越えていない場合は、条件ファイ
ル6に保持されている暫定パラメータ値修正に係わる予
備的作業を行うための条件に基づいて測定結果ファイル
1を参照しながら複数の暫定パラメータ値の中から修正
すべき暫定パラメータ値を選択し(S7)、関連する電気的
特性によって選択した暫定パラメータ値を分類するとと
もに(S8)、各分類単位で修正する順序を決定して(S9)、
修正を実行する(S10) 。修正された暫定パラメータ値は
再度、デバイスモデル式に与えられシミュレーションが
実行される(S3)。以上のような処理によって定めたパラ
メータ値をデバイスモデル式に与えて回路動作のシミュ
レーションを行う。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、暫定パラ
メータ値修正の要否の判断が人手を介さず自動化して行
われるので、得られるパラメータ値の精度が均一化す
る。また、暫定パラメータ値を修正する場合、修正に係
る予備的作業が人手を介さず自動化して行われるので、
短時間で精度の高いパラメータ値を得ることができると
いう優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の回路シミュレーション装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の回路シミュレーション装置の構成を示
すブロック図である。
【図3】本発明に係る回路シミュレーション装置による
パラメータ値の設定処理手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 測定結果ファイル 2 暫定パラメータ値設定手段 3 パラメータファイル 4 シミュレーション実行手段 5 シミュレーション結果ファイル 6 条件ファイル 7 比較手段 8 パラメータ値修正制御手段 9 パラメータ値修正手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路を構成する素子の電気的特性の測定
    結果に基づいて回路シミュレーション装置に組み込まれ
    ているデバイスモデル式に必要な複数のパラメータの値
    を定め、該パラメータ値をデバイスモデル式に与えて回
    路動作のシミュレーションを行う装置において、前記電
    気的特性の測定結果に基づいてデバイスモデル式に必要
    な複数のパラメータの暫定的な値を設定する手段と、該
    パラメータ値をデバイスモデル式に与えて回路シミュレ
    ーションを実行する手段と、前記パラメータ値修正の要
    否を判断するための条件及び暫定パラメータ値修正に係
    る予備的作業を行うための条件を保持するファイルを備
    え、該ファイルに基づいて前記電気的特性の測定結果と
    シミュレーション結果とを比較し、前記パラメータ値の
    修正の要否を判断する手段と、該手段において前記パラ
    メータ値の修正が必要であると判断した場合、前記ファ
    イルに基づいて複数のパラメータ値の中から修正すべき
    パラメータ値を選択する手段と、該手段によって選択さ
    れたパラメータ値の修正を実行する手段とを備えたこと
    を特徴とする回路シミュレーション装置。
JP3318859A 1991-12-03 1991-12-03 回路シミュレーション装置 Pending JPH05159008A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3318859A JPH05159008A (ja) 1991-12-03 1991-12-03 回路シミュレーション装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3318859A JPH05159008A (ja) 1991-12-03 1991-12-03 回路シミュレーション装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05159008A true JPH05159008A (ja) 1993-06-25

Family

ID=18103755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3318859A Pending JPH05159008A (ja) 1991-12-03 1991-12-03 回路シミュレーション装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05159008A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111715738A (zh) * 2020-06-18 2020-09-29 深圳市汇川技术股份有限公司 轴动作组态方法、装置、设备及计算机可读存储介质
CN115118366A (zh) * 2022-03-18 2022-09-27 北京遥感设备研究所 多目标分辨全数字链路建模与校验方法、装置及电子设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111715738A (zh) * 2020-06-18 2020-09-29 深圳市汇川技术股份有限公司 轴动作组态方法、装置、设备及计算机可读存储介质
CN115118366A (zh) * 2022-03-18 2022-09-27 北京遥感设备研究所 多目标分辨全数字链路建模与校验方法、装置及电子设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10970432B2 (en) Discrete state event-driven simulation method for simulation of power electronic system
CN107015875B (zh) 一种电子整机贮存寿命评估方法及装置
KR20160013012A (ko) 기술적 시스템의 스타팅 변수의 모델을 확인하기 위한 방법
JP2020008973A (ja) 応力解析装置
CN102508977A (zh) 用于模拟电路移植的电路优化方法和装置
US6671663B1 (en) Time domain noise analysis
CN105631134A (zh) 一种用于芯片随机验证的分批随机机制
JPH05159008A (ja) 回路シミュレーション装置
CN107679107B (zh) 一种基于图数据库的电网设备可达性查询方法及系统
CN106126670B (zh) 运营数据排序处理方法及装置
CN114626252B (zh) 风阻及热管理多目标优化方法、装置、电子设备及介质
JP4485896B2 (ja) Pid制御装置
CN113033128A (zh) 一种选取电路仿真中牛顿迭代的初值的方法
JPH0512325A (ja) 回路解析シミユレーシヨン方式
US6449577B1 (en) Self-optimizing adjustment algorithm
US20070038312A1 (en) Parameter setting device, parameter setting method and program
JP2818246B2 (ja) 集積回路の自動配線方法
JPH02276978A (ja) テストプログラム修正装置
JPH02220145A (ja) プログラムトレース方式
CN116432578A (zh) Mos电路仿真的直流分析方法、装置、设备及介质
JPH07282121A (ja) シミュレーション入力方法
JPH05281293A (ja) 集積回路シミュレーション方法
JPS603202B2 (ja) プログラム制御への移行方法
JPH1115362A (ja) シミュレーション方法及びシミュレータ
JPH0540799A (ja) データ処理装置