JP2020008973A - 応力解析装置 - Google Patents

応力解析装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020008973A
JP2020008973A JP2018127313A JP2018127313A JP2020008973A JP 2020008973 A JP2020008973 A JP 2020008973A JP 2018127313 A JP2018127313 A JP 2018127313A JP 2018127313 A JP2018127313 A JP 2018127313A JP 2020008973 A JP2020008973 A JP 2020008973A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
node
stress
value
nodes
stress value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018127313A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6516308B1 (ja
Inventor
大輔 石原
Daisuke Ishihara
大輔 石原
勝 早川
Masaru Hayakawa
勝 早川
哲也 田辺
Tetsuya Tanabe
哲也 田辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2018127313A priority Critical patent/JP6516308B1/ja
Priority to PCT/JP2018/038380 priority patent/WO2020008660A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6516308B1 publication Critical patent/JP6516308B1/ja
Publication of JP2020008973A publication Critical patent/JP2020008973A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/10Geometric CAD
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/20Design optimisation, verification or simulation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/20Design optimisation, verification or simulation
    • G06F30/23Design optimisation, verification or simulation using finite element methods [FEM] or finite difference methods [FDM]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Computational Mathematics (AREA)
  • Mathematical Analysis (AREA)
  • Mathematical Optimization (AREA)
  • Pure & Applied Mathematics (AREA)
  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

【課題】応力解析後の解析モデルの検討をより少ない作業工数で行うことを可能とする応力解析装置を提供する。【解決手段】解析モデル(2)を複数のメッシュ(M)に分割するメッシュ化演算部(3)と、前記メッシュ(M)を構成するノード(N)に作用する応力値(σ)を演算する応力解析部(4)とを含む応力解析装置(1)において、メッシュ化演算部(3)は、複数のメッシュ(M)を構成するすべてのノード(N)にノード番号を設定する。ノードグループ抽出処理部(5)が、選択したノードに隣り合うノードを順番にノード(N)に作用する応力値(σ)と予め定められた下限値(σ1)との比較を実行すると共に、応力値(σ)が下限値(σ1)以上となるノード(N)が続く区間を共通のグループに設定することで、複数のノードグループ(G1,G2,G3)を抽出する。【選択図】図4

Description

本発明は、応力解析装置に係り、特に、有限要素法によって解析モデルをメッシュ分割して応力解析を行う応力解析装置に関する。
従来から、車両の構成部品等に作用する応力の分布状態を把握するため、この構成部品等の解析モデルを有限要素法によってメッシュ分割し、応力値に応じた色でそれぞれのメッシュを着色することで応力コンター図を作成する手法が知られている。
特許文献1には、有限要素法によってメッシュ分割する解析モデルに周期性領域が存在する場合に、この周期性領域のメッシュを荒く切り直すことで応力解析の演算負荷を低減するようにした応力解析装置が開示されている。
特開2007−199961号公報
ところで、応力コンター図は応力の分布状態を把握するために有効であるが、この応力コンター図を用いて部品形状の最適化を検討する際には、特に、大きな応力が作用している部分の具体的な応力値を確認したいことがある。この点、従来の応力解析装置では、それぞれのメッシュに作用する応力値を表示させるために、画面上で該当メッシュをクリックする操作が必要であり、解析モデルの形状が複雑になるほど、応力値の確認作業が煩雑になりやすいという課題があった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、応力解析後の解析モデルの検討をより少ない作業工数で行うことを可能とする応力解析装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、解析モデル(2)を複数のメッシュ(M)に分割するメッシュ化演算部(3)と、前記メッシュ(M)を構成するノード(N)に作用する応力値(σ)を演算する応力解析部(4)とを含む応力解析装置(1)において、前記メッシュ化演算部(3)は、前記複数のメッシュ(M)を構成するすべてのノード(N)にノード番号を設定し、前記応力値(σ)が演算されたすべてのノード(N)から複数のノードグループ(G1,G2,G3)を抽出するノードグループ抽出処理部(5)を備え、前記ノードグループ抽出処理部(5)が、選択したノードに隣り合うノードを順番に、前記ノード(N)に作用する応力値(σ)と予め定められた下限値(σ1)との比較を実行すると共に、前記応力値(σ)が前記下限値(σ1)以上となるノード(N)が続く区間を共通のグループに設定することで、前記複数のノードグループ(G1,G2,G3)を抽出する点に第1の特徴がある。
また、前記ノードグループ抽出処理部(5)は、前記応力値(σ)が前記下限値(σ1)未満となるノード(N)を除外してから前記ノードグループ(G1,G2,G3)の抽出を実行し、前記応力値(σ)が前記下限値(σ1)未満に切り替わる箇所のノード(N)を前記ノードグループ(G1,G2,G3)の境界(B)に設定する点に第2の特徴がある。
また、前記ノードグループ抽出処理部(5)は、前記応力値(σ)が予め定められた上限値(σ2)以上となる前記ノード(N)を、マーキングの対象から外して、処理を行う点に第3の特徴がある。
また、前記ノードグループ抽出処理部(5)は、荷重条件、拘束条件、溶接条件、部品内部条件のうちの少なくとも1つが付与されている前記ノード(N)を除外してから、前記ノードグループ(G1,G2,G3)の抽出を実行する点に第4の特徴がある。
また、前記ノード(N)の応力値(σ)と前記下限値(σ1)との比較は、前記すべてのノード(N)から選択されたシードポイントとしてのノード(N)を起点として実行される点に第5の特徴がある。
また、前記解析モデル(2)が、車両の構成部品のCADデータである点に第6の特徴がある。
さらに、前記ノードグループ抽出処理部(5)による処理が終了した結果データ(10)に基づいて、同一縮尺および同一角度の画像(P)を自動作成する結果格納システム(8)を備える点に第7の特徴がある。
第1の特徴によれば、解析モデル(2)を複数のメッシュ(M)に分割するメッシュ化演算部(3)と、前記メッシュ(M)を構成するノード(N)に作用する応力値(σ)を演算する応力解析部(4)とを含む応力解析装置(1)において、前記メッシュ化演算部(3)は、前記複数のメッシュ(M)を構成するすべてのノード(N)にノード番号を設定し、前記応力値(σ)が演算されたすべてのノード(N)から複数のノードグループ(G1,G2,G3)を抽出するノードグループ抽出処理部(5)を備え、前記ノードグループ抽出処理部(5)が、選択したノードに隣り合うノードを順番に、前記ノード(N)に作用する応力値(σ)と予め定められた下限値(σ1)との比較を実行すると共に、前記応力値(σ)が前記下限値(σ1)以上となるノード(N)が続く区間を共通のグループに設定することで、前記複数のノードグループ(G1,G2,G3)を抽出するので、応力値が演算されたすべてのノードから複数のノードグループを抽出することで、ノードグループ毎の最大応力値を導き出すことが容易となる。これにより、各メッシュが着色された解析モデルを用いて部品形状の最適化を検討する際に、応力値が高いと視認される部分をクリックすることなく、ノードグループ毎に最大応力値を自動的に表示することが可能となり、数字による比較検討および部品形状の最適化を迅速に行うことが可能となる。
第2の特徴によれば、前記ノードグループ抽出処理部(5)は、前記応力値(σ)が前記下限値(σ1)未満となるノード(N)を除外してから前記ノードグループ(G1,G2,G3)の抽出を実行し、前記応力値(σ)が前記下限値(σ1)未満に切り替わる箇所のノード(N)を前記ノードグループ(G1,G2,G3)の境界(B)に設定するので、応力値の高い中心部から外側に向かうにつれて応力値が低くなるノードグループにおいて、ノードグループの外縁をなす境界を容易に設定することができる。
第3の特徴によれば、前記ノードグループ抽出処理部(5)は、前記応力値(σ)が予め定められた上限値(σ2)以上となる前記ノード(N)を、マーキングの対象から外して、処理を行うので、特異点に起因すると考えられる過大な応力値を除外し、画面上に表示される最大応力値を適切な範囲に収めることができる。
第4の特徴によれば、前記ノードグループ抽出処理部(5)は、荷重条件、拘束条件、溶接条件、部品内部条件のうちの少なくとも1つが付与されている前記ノード(N)を除外してから、前記ノードグループ(G1,G2,G3)の抽出を実行するので、特殊な条件によって応力値が変化する部分を予め除外することで、ノードグループを抽出する際の演算負荷を低減することが可能となる。
第5の特徴によれば、前記ノード(N)の応力値(σ)と前記下限値(σ1)との比較は、前記すべてのノード(N)から選択されたシードポイントとしてのノード(N)を起点として実行されるので、シードポイントに隣接するノードからその次のノードへと比較処理を順次実行することで、ノードグループの抽出を迅速に実行することが可能となる。また、複数のシードポイントを選択することで、複数のノードグループの抽出を並列的に進行して演算時間を短縮することができる。
第6の特徴によれば、前記解析モデル(2)が、車両の構成部品のCADデータであるので、構成部品の設計時に作成されるCADデータを用いて、ノードグループが抽出される応力解析を実行することが可能となる。これにより、例えば、自動二輪車の車体フレーム等の複雑な形状を有する部品の応力解析が容易となる。
第7の特徴によれば、前記ノードグループ抽出処理部(5)による処理が終了した結果データ(10)に基づいて、同一縮尺および同一角度の画像(P)を自動作成する結果格納システム(8)を備えるので、部品形状を最適化するために解析モデルに変更を加えた場合でも、同一縮尺および同一角度の画像によって変更前後の結果データを効率よく比較することができる。
本発明の一実施形態に係る応力解析装置およびその周辺構成を示すブロック図である。 各ノードと応力値との関係を示す概念グラフである。 非評価データを除外する手法を示す概念図である。 解析データから複数のノードグループを抽出する手法を示す概念図である。 ノードグループを抽出する際の手順を示す概念図である。 抽出されたノードグループの概念図である。 応力解析装置による応力解析処理の手順を示すフローチャートである。 応力解析装置で応力解析した結果データに基づいて作成した応力コンター図である。 部品形状の最適化を検討する際の応力コンター図の表示例である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る応力解析装置1およびその周辺構成を示すブロック図である。応力解析装置1は、車両の構成部品等に作用する応力を解析するコンピュータであり、構成部品等の設計データを作成するCADシステム等と連結されている。
応力解析装置1には、メッシュ化演算部3と、応力解析部4と、ノードグループ抽出処理部5とが含まれる。メッシュ化演算部3は、CADシステム等で作成された解析モデルとしての部品データ2を、有限要素法によって複数のメッシュMに分割する。本実施形態では、1つのメッシュMを10個のノードNで構成する四面体二次要素が適用される。メッシュ化演算部3は、メッシュMを構成するすべてのノードNに連続したノード番号を設定する。それぞれのノードNに関するノード情報には、隣接するノードNのノード番号も含まれる。
応力解析部4は、メッシュMを構成するすべてのノードNに作用する応力値σを演算することで、部品データ2の応力解析を実行する。これにより、ノードNに作用する応力値σに応じた色でそれぞれのメッシュMを着色して、応力の分布状態を目視で確認することが可能となる。
ノードグループ抽出処理部5は、応力値σが演算されたすべてのノードNから複数のノードグループを抽出する。詳しくは、選択したノードに隣り合うノードを順番に、ノードNに作用する応力値σと予め定められた下限値σ1との比較を実行すると共に、下限値σ1より応力値σが大きいノードNが続く区間を共通のグループに設定することで、複数のノードグループを抽出する。
ノードグループ抽出処理部5に含まれる非評価データ除外処理部6は、ノードグループの抽出を実行する前に、応力値σが下限値σ1未満となるノードNを解析データから除外する。また、ノードグループ抽出処理部5は、応力値σが下限値σ1未満に切り替わる箇所のノードNをノードグループの境界に設定する。これにより、応力値σの高い中心部から外側に向かうにつれて応力値σが低くなるノードグループにおいて、ノードグループの外縁をなす境界を容易に設定することができる。
また、非評価データ除外処理部6は、ノードグループの抽出を実行する前に、荷重条件、拘束条件、溶接条件、部品内部条件のうちの少なくとも1つが付与されているノードNを除外する。これにより、特殊な条件によって応力値が変化する部分を予め除外して、ノードグループを抽出する際の演算負荷を低減することが可能となる。
さらに、ノードグループ抽出処理部5に含まれる上限応力値変換部7は、ノードグループを抽出する際に、応力値σが予め定められた上限値σ2を超えるノードNを、マーキングの対象から外して処理を行う。これにより、特異点に起因すると考えられる過大な応力値σを除外し、画面上に表示される最大応力値を適切な範囲に収めることができる。
上記したノードグループの抽出処理によれば、応力値σが演算されたすべてのノードNから複数のノードグループを抽出することで、ノードグループ毎に最大応力値を導き出すことが容易となる。これにより、各メッシュMが着色された解析モデルを用いて部品形状の最適化を検討する際に、応力値σが高いと視認される部分をクリック操作することなく、ノードグループ毎の最大応力値を自動的に表示することができ、数字による比較検討および部品形状の最適化を迅速に行うことが可能となる。
ノードグループ抽出処理部5による処理が終了した結果データ10は、結果格納システム8に格納される。結果格納システム8は、結果データ10に基づいて、同一縮尺および同一角度の画像を自動作成する。また、結果格納システム8は、結果データ10が格納されたことを設計担当者の端末機9にメールで報告し、各設計担当者は、端末機9から結果データ10にアクセスすることができる。
そして、結果データ10を検証した設計担当者が部品形状を変更した際には、新たな結果データ10が結果格納システム8に追加格納され、同一縮尺および同一角度の画像が自動作成される。これにより、設計担当者は、形状変更前後の画像を同一縮尺および同一角度で効率よく比較検討することができる。
図2は、各ノードNと応力値σとの関係を示す概念グラフである。また、図3は非評価データを除外する手法を示す概念図である。さらに、図4は解析データから複数のノードグループを抽出する手法を示す概念図である。図2〜4に示すグラフは、横軸にノード番号、縦軸に応力値σをそれぞれ示している。ノード番号は、部品データ2のメッシュMを構成するすべてのノードNに設定されている。
図2のグラフは、応力解析部4による応力解析が実行された部品データ2全体に相当する。本願発明に係る応力解析装置1では、この部品データ2から、部品形状の最適化を検討する際に必要のないノードNを非評価データとして除外すると共に、複数のノードグループを抽出する点に特徴がある。まず、非評価データ除外処理部6は、応力値σの評価範囲を絞るために、応力値σに下限値σ1および上限値σ2を設定する。
図3を参照して、非評価データ除外処理部6は、まず、応力値σが下限値σ1未満となる領域A1にあるノードNを、非評価データとして除外する。次に、荷重条件、拘束条件、溶接条件、部品内部条件のうちの少なくとも1つが付与されている領域A2にあるノードNを、非評価データとして除外する。これにより、特殊な条件によって応力値が変化する部分を予め除外することで、ノードグループを抽出する際の演算負荷を低減することが可能となる。
一方、応力値σが上限値σ2以上となる領域A3にあるノードNに関しては、マーキングの対象から除外して処理を行う。これにより、特異点に起因すると考えられる過大な応力値を除外し、画面上に表示される最大応力値を適切な範囲に収めることができる。
図4を参照して、前記した非評価データ除外処理部6および上限応力値変換部7による処理が完了すると、部品データ2からノードグループG1,G2,G3を抽出できる状態となる。これにより、ノードグループG1の最大応力値P1、ノードグループG2の最大応力値P2、ノードグループG3の最大応力値P3を容易に導き出すことができる。また、応力値σが下限値σ1未満に切り替わる箇所のノードNが、ノードグループG1,G2,G3の境界Bとしてそれぞれ導き出されることとなる。これにより、応力値σの高い中心部から外側に向かうにつれて応力値σが低くなるノードグループにおいて、ノードグループの外縁をなす境界Bを容易に設定することができる。
上記した手順によってノードグループG1,G2,G3の抽出を可能とした部品データ2が、結果格納システム8に格納される結果データ10となる。
図5は、あるノードグループG4を抽出する際の手順を示す概念図である。また、図6は抽出されたノードグループG4の概念図である。ノードグループを抽出する際には、まず、非評価データが除外された部品データ2から1つのノードNをシードポイントSとして選択する。このシードポイントSは、ノードNの応力値σと下限値σ1との比較処理の起点となるもので、評価範囲にあるノードNからランダムに選択するほか応力値σが高いノードNに絞って選択することができる。図5,6の例では、ノードグループG4の最大応力値を有するノードNをシードポイントSに設定している。
ノードグループ抽出処理部5は、各ノードNに設定されたノード番号に沿って、シードポイントSに隣接するノードNの検証を行う。詳しくは、ノードNの応力値σと下限値σ1とを比較して、応力値σが下限値σ1以上であると共通のノードグループに設定する。この比較処理をノード番号に沿って次々に実行することで1つのノードグループが形成され、部品データ2全体に同様の処理を実行することで複数のノードグループが抽出される。このとき、図4の概念図にも示したように、応力値σが下限値σ1未満に切り替わるノードNがノードグループG4の境界Bとして設定される。
図7は、応力解析装置1による応力解析処理の手順を示すフローチャートである。ステップS1では、応力解析部4によって、メッシュ分割された部品データ2の応力解析演算が実行される。ステップS2では、応力解析演算が完了した演算データが取得される。この演算データは、メッシュMを構成するすべてのノードNの情報を含んでおり、各ノード情報には、応力値σ、ノード番号、隣接ノードのノード番号が含まれる。
ステップS3では、演算データから非評価データが除外される。本実施形態では、応力値σが下限値σ1未満となるノードNと、荷重条件、拘束条件、溶接条件、部品内部条件のうちの少なくとも1つが付与されているノードNとを、非評価データとして除外する。
続くステップS4では、上限応力値変換部7によって、マーキングの対象からの除外が実行される。詳しくは、ノードNの応力値σが予め定められた上限値σ2以上となる場合は、マーキングの対象から除外して処理を行うことで、同一のノードグループに収めることを可能とする。
ステップS5〜S8では、ノードグループを形成するために、ノードNの応力値σを下限値σ1と比較する比較処理が実行される。ステップS5では、評価データ内の1つのノードNをシードポイントSとして選択する。続くステップS6では、シードポイントSの隣接ノードに対して、応力値σが下限値σ1以上であるか否かの判定が実行される。ここで応力値σが下限値σ1以上であると、同一のノードグループとして処理される。ステップS7では、ステップS6で判定が完了したノードNに隣接するノードNに対して、応力値σが下限値σ1以上であるか否かの判定が実行される。
ステップS8では、未判定ノードがあるか否かが判定される。ステップS8で否定判定される、すなわち1つのノードグループ内に未判定ノードがないと判定されると、ステップS9に進み、応力値σが下限値σ1未満に切り替わる境界ノードに基づいて境界Bが設定され、1つのノードグループが作成される。一方、ステップS8で肯定判定される、すなわち未判定ノードがあると判定されると、ステップS7に戻る。
そして、ステップS10では、評価データ全体の判定が完了したか否かが判定され、肯定判定されると一連の制御を終了する。一方、ステップS10で否定判定されると、判定が終了していない他のノードグループがあるとして、ステップS5に戻る。
図8は、応力解析装置1で応力解析した結果データ10に基づいて作成した応力コンター図である。応力コンター図は、応力値に応じた色(例えば、応力値の高い方から、赤→橙→黄→黄緑→緑→青→紺と変化させる)で各メッシュMに付したものであるが、図8では、応力値σの高い方を黒色とする濃淡で示している。
本願発明に係る応力解析装置1では、ノードグループG1,G2,G3を抽出する際に、ノードグループ毎の最大応力値が導出されているため、応力コンター図に各ノードグループG1,G2,G3のそれぞれの最大応力値P1(354Mp),P2(430Mp),P3(331Mp)を容易に表示できる。これにより、コンピュータの画面に表示された応力コンター図を見ながら部品形状の最適化を検討する際に、応力値σが高いと視認される部分をクリックすることなく、ノードグループ毎に最大応力値を自動的に表示することが可能となり、数字による比較検討を迅速に行うことが可能となる。
図9は、部品形状の最適化を検討する際の応力コンター図の表示例である。前記したように、設計担当者は、端末機9から結果データ10にアクセスして、端末機9のディスプレイ11に種々の情報を表示させることができる。結果データ10には、応力コンター図のほか、CADデータ、作成日時や作成者等の多くの情報が含まれる。
前記したように、結果データ10が作成されると各端末機9(図1参照)にメールで報知され、所定期間内に設計担当者が認証することで、ホストコンピュータが結果データ10を保存するように設定される。また、設計担当者により部品形状が変更され、新たな結果データ10が作成された場合にも同様の手順で保存され、所定期間内に認証がされない場合には自動的に破棄するように設定できる。これにより、複数の設計担当者が認証した結果データ10のみを保存し、不要なデータの増加を防ぐことができる。
また、新たな結果データ10が作成された際には、同一縮尺および同一角度の応力コンター図が代表画像として自動作成される。この同一縮尺および同一角度の応力コンター図によれば、同一画面上に並べて表示して変更部分の差異を把握することが容易となり、形状最適化の検討を効率よく進めることが可能となる。特に、本実施形態では、応力コンター図の色の変化だけでなく、ノードグループ毎の最大応力値の変化を一目で比較できる点で、さらに有益な検討が可能である。
なお、応力解析装置のシステム構成、有限要素法により作成されるメッシュ(要素)の構成、ノード番号の付与方法、応力値の上限値および下限値、シードポイントの設定方法等は、上記実施形態に限られず、種々の変更が可能である。
1…応力解析装置、2…部品データ(解析モデル)、3…メッシュ化演算部、4…応力解析部、5…ノードグループ抽出処理部、6…非評価データ除外処理部、7…上限応力値変換部、8…結果格納システム、9…端末機、10…結果データ、M…メッシュ、N…ノード、G1,G2,G3…ノードグループ、σ…応力値、σ1…下限値、σ2…上限値、B…境界、P1,P2,P3…最大応力値

Claims (7)

  1. 解析モデル(2)を複数のメッシュ(M)に分割するメッシュ化演算部(3)と、前記メッシュ(M)を構成するノード(N)に作用する応力値(σ)を演算する応力解析部(4)とを含む応力解析装置(1)において、
    前記メッシュ化演算部(3)は、前記複数のメッシュ(M)を構成するすべてのノード(N)にノード番号を設定し、
    前記応力値(σ)が演算されたすべてのノード(N)から複数のノードグループ(G1,G2,G3)を抽出するノードグループ抽出処理部(5)を備え、
    前記ノードグループ抽出処理部(5)が、選択したノードに隣り合うノードを順番に、前記ノード(N)に作用する応力値(σ)と予め定められた下限値(σ1)との比較を実行すると共に、前記応力値(σ)が前記下限値(σ1)以上となるノード(N)が続く区間を共通のグループに設定することで、前記複数のノードグループ(G1,G2,G3)を抽出することを特徴とする応力解析装置。
  2. 前記ノードグループ抽出処理部(5)は、前記応力値(σ)が前記下限値(σ1)未満となるノード(N)を除外してから前記ノードグループ(G1,G2,G3)の抽出を実行し、前記応力値(σ)が前記下限値(σ1)未満に切り替わる箇所のノード(N)を前記ノードグループ(G1,G2,G3)の境界(B)に設定することを特徴とする請求項1に記載の応力解析装置。
  3. 前記ノードグループ抽出処理部(5)は、前記応力値(σ)が予め定められた上限値(σ2)以上となる前記ノード(N)を、マーキングの対象から外して、処理を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の応力解析装置。
  4. 前記ノードグループ抽出処理部(5)は、荷重条件、拘束条件、溶接条件、部品内部条件のうちの少なくとも1つが付与されている前記ノード(N)を除外してから、前記ノードグループ(G1,G2,G3)の抽出を実行することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の応力解析装置。
  5. 前記ノード(N)の応力値(σ)と前記下限値(σ1)との比較は、前記すべてのノード(N)から選択されたシードポイントとしてのノード(N)を起点として実行されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の応力解析装置。
  6. 前記解析モデル(2)が、車両の構成部品のCADデータであることを特徴とする請求項1ないし5いずれかに記載の応力解析装置。
  7. 前記ノードグループ抽出処理部(5)による処理が終了した結果データ(10)に基づいて、同一縮尺および同一角度の画像(P)を自動作成する結果格納システム(8)を備えることを特徴とする応力解析装置。
JP2018127313A 2018-07-04 2018-07-04 応力解析装置 Active JP6516308B1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018127313A JP6516308B1 (ja) 2018-07-04 2018-07-04 応力解析装置
PCT/JP2018/038380 WO2020008660A1 (ja) 2018-07-04 2018-10-15 応力解析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018127313A JP6516308B1 (ja) 2018-07-04 2018-07-04 応力解析装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6516308B1 JP6516308B1 (ja) 2019-05-22
JP2020008973A true JP2020008973A (ja) 2020-01-16

Family

ID=66625498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018127313A Active JP6516308B1 (ja) 2018-07-04 2018-07-04 応力解析装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6516308B1 (ja)
WO (1) WO2020008660A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021115144A (ja) * 2020-01-23 2021-08-10 株式会社三共 遊技機
JP2021115143A (ja) * 2020-01-23 2021-08-10 株式会社三共 遊技機

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111046610B (zh) * 2019-12-26 2023-05-23 中国航空工业集团公司西安飞机设计研究所 一种飞机整体翼梁无量纲应力强度因子的计算方法
CN111985059B (zh) * 2020-08-04 2022-07-19 华中科技大学 一种基于增材制造与热等静压的零件成形方法及系统
CN115577437B (zh) * 2022-11-21 2023-02-28 广东卓智设计工程有限公司 一种基于bim技术的装配式建筑的施工方法及系统

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008217361A (ja) * 2007-03-02 2008-09-18 Honda Motor Co Ltd 応力表示装置
US20150192494A1 (en) * 2014-01-09 2015-07-09 Caterpillar Inc. System and method for calculating structural stress
WO2016121638A1 (ja) * 2015-01-26 2016-08-04 新日鐵住金株式会社 面形状不良発生領域推定方法、面形状不良原因領域推定方法、面形状不良発生領域推定装置、面形状不良原因領域推定装置、プログラム、及び、記録媒体

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008217361A (ja) * 2007-03-02 2008-09-18 Honda Motor Co Ltd 応力表示装置
US20150192494A1 (en) * 2014-01-09 2015-07-09 Caterpillar Inc. System and method for calculating structural stress
WO2016121638A1 (ja) * 2015-01-26 2016-08-04 新日鐵住金株式会社 面形状不良発生領域推定方法、面形状不良原因領域推定方法、面形状不良発生領域推定装置、面形状不良原因領域推定装置、プログラム、及び、記録媒体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021115144A (ja) * 2020-01-23 2021-08-10 株式会社三共 遊技機
JP2021115143A (ja) * 2020-01-23 2021-08-10 株式会社三共 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP6516308B1 (ja) 2019-05-22
WO2020008660A1 (ja) 2020-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6516308B1 (ja) 応力解析装置
JP4893148B2 (ja) 形状簡略化装置及びそれに用いられるプログラム
US9704293B2 (en) Finite element mesh customisation
US7065726B1 (en) System and method for guiding and optimizing formal verification for a circuit design
US7395190B2 (en) Analytical model producing method and analytical model producing apparatus
US8219959B2 (en) Generating integrated circuit floorplan layouts
US11748527B2 (en) Automated generation and evaluation of architectural designs
US7139987B2 (en) Analog integrated circuit layout design
US8943450B1 (en) Model based analog block coverage system
JP7065794B2 (ja) グラフベースの類似度検索を用いたfpga実装のインクリメンタル方式による生成
US7512922B1 (en) Methods of structured placement of a circuit design
US11270438B2 (en) System and method for triggering machine learning (ML) annotation model retraining
US11334700B1 (en) Comprehensive thermal mapping of an electronic circuit design through design simulation
US20140081604A1 (en) Computer-implemented method of identifying a group of perforations
CN105354833B (zh) 一种阴影检测的方法和装置
Poyiadzi et al. Understanding surrogate explanations: the interplay between complexity, fidelity and coverage
JP3080618B1 (ja) タイヤトレッドパターン配列の設計装置、タイヤトレッドパターン配列の設計方法及びタイヤトレッドパターン配列設計プログラムを記録した記録媒体
Adamek et al. Using dempster-shafer theory to fuse multiple information sources in region-based segmentation
US8463583B2 (en) Simulated design of formed sheet-metal parts with thinning and thickening effects
US7392499B1 (en) Placement of input/output blocks of an electronic design in an integrated circuit
US7313778B1 (en) Method system and apparatus for floorplanning programmable logic designs
JP2000237937A (ja) 生産システムの設計支援方法
CN111292396A (zh) 图像样本集生成方法、设备、装置及存储介质
KR20200089256A (ko) 다차원 허용 한계들에 대한 순차적 임베딩 통계적 분석
US20040064201A1 (en) Methods and apparatus for reducing hyperplanes in a control space

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181022

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20181022

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20181217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190410

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6516308

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150