JPH05158650A - 画面制御方式 - Google Patents

画面制御方式

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JPH05158650A
JPH05158650A JP3318890A JP31889091A JPH05158650A JP H05158650 A JPH05158650 A JP H05158650A JP 3318890 A JP3318890 A JP 3318890A JP 31889091 A JP31889091 A JP 31889091A JP H05158650 A JPH05158650 A JP H05158650A
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JP
Japan
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window
symbolization
application program
processing
time
Prior art date
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JP3318890A
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English (en)
Inventor
Kunihiro Yanagi
邦宏 柳
Yukio Hoshi
幸雄 星
Toru Takahashi
亨 高橋
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】ウィンドウ内容の再表示を応用プログラムの責
任でおこなうマルチウィンドウシステムにおいて、各ウ
ィンドウ毎に、シンボル化実行開始時間を設定する処理
と、シンボル化時間測定開始宣言からシンボル化実行開
始時間経過しても、応用プログラムの処理が終了しない
場合は、応用プログラムが動作するウィンドウをシンボ
ルに変更して表示するシンボル化処理と、応用プログラ
ムの処理が終了したときに、シンボル化されたウィンド
ウを元の状態に戻す処理を提供する。 【効果】応用プログラムは処理を実行中に発生した再表
示要求を処理する必要がなく、再表示要求を処理できな
いために起こるウィンドウの空白状態を防止でき、実行
中でコマンドを受け付けないウィンドウはシンボル化さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理端末における
画面表示方式に関し、特に、1つの表示画面に複数のウ
ィンドウを設定し、各ウィンドウ毎に独立してデータの
表示をおこなえるマルチウィンドウ表示の制御方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のマルチウィンドウシステムにおい
て、ウィンドウの移動や表示順序の入れ換え等によっ
て、ウィンドウの中に表示されているデータの再表示が
必要となった時には、「X−Window Ver.11プログラミ
ング:木下凌一著 日刊工業新聞社刊」P.P.270〜
273に記載されているように、ウィンドウにデータを
表示している応用プログラムが、再表示命令(Exposeイ
ベントと呼ばれる)を検出して、ウィンドウシステムに
対して描画命令を発行することによってウィンドウの表
示内容の整合性を保っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来方
式では、参考文献P.P.273のプログラム例にあるよ
うに、イベントループと呼ばれるイベント待ち状態から
イベント入力時にイベント内容を判断し、その処理を実
行してイベントループに戻る構造でプログラムが作成さ
れていた。この方式では、処理の実行中は次に入力され
たイベントを解釈できないため、処理実行中に発生した
イベントは、処理実行後解釈実行される。これが一般の
イベント(例えば、文書処理の文字削除,文字複写等)
の場合は、処理実行後に次の処理を行っても問題ない
が、再表示命令の場合(例えば、処理実行中にウィンド
ウの表示順序変更操作が実行され再表示命令が発行され
たような場合)は、再表示命令が処理されないとウィン
ドウ上では、再表示対象の部分が空白となってしまう。
【0004】これを解決するために、処理実行時間を少
なくするようにプログラムすることが行われている。し
かしながら、処理によっては、どうしても時間のかかる
ものがあり(例えば、文書処理の文字列サーチ,文書印
刷,表計算ソフトの多数の行列計算など)、処理の実行
時間を短くできない場合がある。また、ウィンドウシス
テムでは、応用プログラムと独立に再表示するためにバ
ッキングストアと呼ばれる領域に現ウィンドウ上の表示
状態をビットマップデータとして保存し、再表示が必要
な時にはウィンドウシステムが、この保存したビットマ
ップデータに基づいて再表示を行う方式がある。しか
し、参考文献P.P.270に記されるように、バッキン
グストア用のメモリが確保できない場合には、再表示の
内容が保証されないという問題点があった。この方法
は、メモリが増加すれば有効と考えられるが、フルカラ
ー(1600万色)に対応するようなウィンドウの場
合、表示画面上の1ドットを表現するために、1ドット
当たり3バイト使用する。従って、1000×1000
のウィンドウをビットマップデータとして保存するため
には、3Mバイト必要となる。これがウィンドウの個数
分必要となる。表示画面のサイズが高精細となり、ウィ
ンドウの数も無制限となりつつある現状を考えると、す
べてのウィンドウに対してバッキングストアデータを保
存できるメモリを実装することは困難である。
【0005】本発明の目的は、時間がかかる処理を実行
中にウィンドウ再表示命令が発生した時、ウィンドウ上
に空白の状態がおこらないような画面制御方式を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本画面制御方式では、時間がかかる処理を実行中の
場合、その処理に対応するウィンドウをシンボル化し、
再表示の対象外とする機能を提供する。
【0007】処理に時間がかかるか否かを判定するため
に、ウィンドウシステムが管理する各ウィンドウに対し
て、シンボル化実行開始時間を設定する処理と、シンボ
ル化時間測定開始を宣言する処理とを用意する。シンボ
ル化時間測定開始宣言からシンボル化実行開始時間が経
過する間に対象ウィンドウに対して応用プログラムから
の描画命令の発行がなかった場合、対象ウィンドウをシ
ンボル化する。もし、応用プログラムからの描画命令が
発行された場合は、応用プログラムは処理内容の実行を
完了したことを示しており、シンボル化する必要はなく
なる。すなわち、応用プログラムは、次のイベントを処
理できる状態となる。シンボル化する際に、対象とする
ウィンドウの現在表示位置,サイズおよび重なり順序を
ウィンドウ保存情報として記憶し、対象とするウィンド
ウに対して応用プログラムから描画命令が発行されたと
き、ウィンドウ保存情報に基づきウィンドウを開いてシ
ンボル化する以前の画面状態に復元する。
【0008】
【作用】応用プログラムは、応用プログラム起動時にシ
ンボル化するための適当な時間を、応用プログラムが動
作するウィンドウに対して登録しておく。次に、イベン
トループの各処理を実行するとき、最初にウィンドウ管
理プログラムに対してシンボル化時間の測定開始を宣言
する。すると、ウィンドウ管理プログラムは、時間測定
を開始し、登録済みのシンボル化実行開始時間が経過す
るまでに、応用プログラムからの描画命令の発行がなけ
れば、当該ウィンドウをシンボル化する。応用プログラ
ムは、ウィンドウがシンボル化されているか否かを意識
せずに、処理を実行し、処理終了時にウィンドウ管理プ
ログラムに対して描画命令を発行する。ウィンドウ管理
プログラムは、応用プログラムからの描画命令を認識す
ると、当該ウィンドウがシンボル化されていた場合は、
ウィンドウ保存情報にしたがってウィンドウを開いたの
ち描画命令を実行し、シンボル化されていない場合は、
開かれているウィンドウに対して処理を行い、シンボル
化時間測定処理を終了する。
【0009】また、シンボル化されている状態で、シン
ボル化されているウィンドウに対して操作者からウィン
ドウを開く操作が行われた場合、当該ウィンドウが処理
中でウィンドウを開くことができない旨を操作者に知ら
せ、シンボル化したままの状態を保持する。
【0010】これによって、応用プログラムは、シンボ
ル化時間測定開始を宣言するだけで、処理実行中の再表
示命令を意識する必要が無くなる。また、操作者は、ウ
ィンドウで動作しているプログラムが処理中であって、
かつ、処理コマンドを受け付けない状態にあるときは、
シンボル化されているため、応用プログラムの状態を即
座に認識することができ、操作性が向上する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】図1は、本発明を適用する情報処理端末装
置の全体構成を示す第1の実施例のブロック図である。
情報処理端末装置は、キーボードや画面座標入力装置な
どの入力装置1と、プログラムを実行する計算機2と、
プログラムが利用するデータを格納する記憶装置3と、
CRT等のディスプレイ画面を持つ表示装置4から構成
される。計算機2では、マルチウィンドウの管理や操作
を行うウィンドウ管理プログラム21と応用プログラム
22が動作する。記憶装置3には、ウィンドウ管理プロ
グラム21が表示装置4上に表示するウィンドウ毎にウ
ィンドウの状態を管理するウィンドウ管理データ31が
存在する。また、記憶装置3には、後述するようにウィ
ンドウがシンボル化された時に元のウィンドウの状態を
保存するウィンドウ保存情報32が存在する。また、記
憶装置3には、ウィンドウ管理プログラム21を通して
応用プログラム22に入力イベントを送信するための入
力イベントキュー33が、応用プログラム22毎に存在
する。
【0013】図2は、本発明を実施した際の、表示装置
4の表示画面40のウィンドウの遷移を示す図である。
図3は、図2の表示画面40の遷移,ウィンドウ管理プ
ログラム21と応用プログラム22との処理の関係、及
びウィンドウ管理データ31の遷移を説明するためのタ
イムチャートである。また、図4は、上記図2,図3の
画面遷移に対応したウィンドウ管理データ31の内容を
示す図である。以上の図2,図4を用いて、図1におけ
る各構成要素間の関係を図3に示したタイムチャートに
従って説明する。
【0014】図2(A)は、表示画面40上に文書処理プ
ログラムが動作するウィンドウaと、表計算プログラム
が動作するウィンドウbと、デスクトップ環境を提供す
るプログラムが動作するウィンドウcと、「シンボル化
抑止」機能を起動するためのボタン400が表示されて
いる。また、図4(A)−1は、図2(A)の状態における
ウィンドウ管理データ31の内容を示す図である。31
−a1の行は、図2(A)の文書処理プログラムが動作す
るウィンドウaに対応するウィンドウ管理データであ
る。31−b1の行は、図2(A)の表計算プログラムが
動作するウィンドウbに対応するウィンドウ管理データ
である。31−c1の行は、図2(A)のデスクトップ環
境を提供するプログラムが動作するウィンドウcに対応
するウィンドウ管理データである。31−a1を用い
て、ウィンドウ管理データを構成するデータの内容を説
明する。310−a1は、ウィンドウaの「ウィンドウ
名称」であり、本例ではW1である。311−a1は、
ウィンドウaで動作する「応用プログラム名」の名称で
あり、本例では「文書処理」である。312−a1は、
ウィンドウaの表示画面40上の「ウィンドウ位置」す
なわち、X,Y座標であり、本例では(X1,Y1)で
ある。313−a1は、ウィンドウaの横および縦の長
さを示す「ウィンドウサイズ」であり、本例では(W
1,H1)である。314−a1は、ウィンドウaの重
なり状態を表現する「ウィンドウ深さ」であり、本例で
はウィンドウaは最前面にあるため「1」である。31
5−a1は、文書処理プログラムから、ウィンドウa
を、シンボル化時間測定開始命令から実際にシンボル化
が実施されるまでの時間を定義した「シンボル化実行開
始時間情報」であり、本例では「5秒」である。316
−a1は、当該ウィンドウがウィンドウのシンボル化が
抑止されているか否かを示す「抑止フラグ」であり、本
例では「OFF」、すなわちシンボル化は抑止されてい
ない状態である。317−a1は、シンボル化時間測定
開始命令から経過した時間の状態を示す「実行開始時間
達成フラグ」であり、本例では「OFF」、すなわちシ
ンボル化時間測定開始命令が発行されていない状態であ
る。318−a1は、ウィンドウがシンボル化されてい
る間に、当該ウィンドウに対して再表示が必要になった
か否かを示す「再表示フラグ」であり、本例では「OF
F」、すなわち再表示が必要でない状態である。319
−a1は、当該ウィンドウがシンボル化されているか否
かを示す「シンボル化達成フラグ」であり、本例では
「OFF」、すなわちシンボル化されていない状態であ
る。
【0015】また、ウィンドウcに対応するウィンドウ
管理データ31−c1の「抑止フラグ」316−c1は
「ON」になっている。これはウィンドウcがシンボル
化の対象にならないことを示している。この状態にする
ためには、操作者が図2(A)のシンボル化抑止ボタン4
00を選択後ウィンドウcを選択し、シンボル化抑止処
理230が抑止フラグ316−c1を「ON」とするこ
とによって実現される。このとき、「シンボル化実行開
始時間情報」315−c1,「実行開始時間達成フラ
グ」317−c1,「再表示フラグ」318−c1,
「シンボル化達成フラグ」319−c1は無効情報とな
る。
【0016】図2(A)の状態で、操作者が文書処理が動
作するウィンドウa上の「サーチ」ボタン410を選択
すると、入力イベントが入力装置1から、ウィンドウ管
理プログラム21の入力イベント制御処理210へ送ら
れる。入力イベント制御処理210は、ウィンドウ管理
データ31のウィンドウ位置312,ウィンドウサイズ
313,ウィンドウ深さ314から、入力イベントがウ
ィンドウaを介して入力されたことを特定し、応用プロ
グラム名311に対応する応用プログラムへの入力イベ
ントキュー33へ、「サーチ」イベントを書き込む。応
用プログラム22は、入力イベントキュー33から入力
イベントを読み出し、サーチ処理を実行する。サーチ処
理は、まず、シンボル化時間測定開始命令をウィンドウ
管理システム21の入力イベント制御処理210に送
る。入力イベント制御処理210は、シンボル化時間測
定処理240を呼ぶ。ここでウィンドウ管理データの状
態は図4(A)−2の状態に遷移する。シンボル化時間測
定処理240は、シンボル化時間の測定を開始したこと
を示すために、対応するウィンドウ管理データ31−a
2の「実行時間達成フラグ」317−a2を「STAR
T」の状態にする。また、シンボル化時間測定処理24
0は、ウィンドウaの状態を保存するウィンドウ保存情
報32−aを生成し、ウィンドウ管理データ31−a2
の「ウィンドウ名称」310−a2,「応用プログラム
名」311−a2,「ウィンドウ位置」312−a2,
「ウィンドウサイズ」313−a2,「ウィンドウ深
さ」314−a2の情報を、それぞれ、「ウィンドウ名
称」320−a,「応用プログラム名」321−a,
「ウィンドウ位置」322−a,「ウィンドウサイズ」
323−a,「ウィンドウ深さ」324−aの情報にコ
ピーする。さらに、シンボル化時間測定処理240は、
シンボル化時間測定開始命令から「シンボル化実行開始
時間情報」315−a2に設定されている時間、本実施
例では5秒経過したとき、シンボル化処理250を呼
ぶ。ここで表示画面の状態は図2(B)の状態に、ウィン
ドウ管理データの状態は図4(B)の状態となる。シンボ
ル化処理250は、ウィンドウaをシンボル420にす
る。また、シンボル化処理250は、ウィンドウ管理デ
ータ31−a3の「ウィンドウ深さ」314−a3の情
報を無効にし、「実行開始時間達成フラグ」317−a
3および「シンボル化達成フラグ」319−a3を「O
N」にし、ウィンドウaがシンボル化されたことを記憶
する。また、シンボル化処理250は、ウィンドウaが
シンボル化されたため、ウィンドウbの「ウィンドウ深
さ」314−b3を「1」に、ウィンドウcの「ウィン
ドウ深さ」314−c3を「2」に変更する。
【0017】表示画面40が図2(B)の状態において、
操作者がシンボル420に対してシンボルを開く操作を
行った場合、ウィンドウ管理プログラム21の入力イベ
ント制御処理210は、当該ウィンドウがシンボル化済
みであることを「シンボル化達成フラグ」319−a3
から知り、メッセージ出力処理260を呼ぶ。メッセー
ジ出力処理260は、「当該ウィンドウが処理中であ
り、開けない」旨を表示するメッセージウィンドウ43
0を開き、図2(C)の状態となる。操作者がメッセージ
ウィンドウ430の「確認」ボタン431を選択するこ
とで、メッセージ出力処理260は、メッセージウィン
ドウ430を閉じ、図2(B)の状態に戻る。
【0018】応用プログラム22のサーチ処理が終了す
ると、応用プログラムはウィンドウ管理プログラム21
の入力イベント制御処理210に対して、ウィンドウに
応用プログラムからの表示内容を表示するための描画命
令を発行する。入力イベント制御処理210は、当該ウ
ィンドウがシンボル化済みであることを「シンボル化達
成フラグ」319−a3から知り、シンボル化解除処理
270を呼ぶ。シンボル化解除処理270は、ウィンド
ウ保存情報32−aから、シンボル化される前のウィン
ドウaの状態を知り、ウィンドウaを開き、表示画面の
状態を図2(A)の状態に戻し、ウィンドウ管理データを
図4(A)−1に状態に戻す。さらに、入力イベント制御
処理210は、応用プログラムからの描画処理を実行す
るために描画処理280を呼ぶ。描画処理280は、応
用プログラムからの描画命令に対応したビットマップデ
ータを作成し、表示装置4上のウィンドウaに表示す
る。
【0019】図5から図13では、本実施例を実現する
ウィンドウ管理プログラム21の処理フローを、図14
では、本実施例で動作する応用プログラム22の処理フ
ローを説明する。
【0020】図5は、入力イベント制御処理210の処
理フローを表した図である。入力イベント制御処理21
0は、入力イベント待ち状態(ステップ2101)にあ
り、入力が入ってくると、入力イベントのディスパッチ
をおこなう。まず、入力イベントが操作者からのオペレ
ーションであるか否かを判断する(ステップ2102)。
ステップ2102で入力イベントが操作者のオペレーシ
ョンの場合、入力イベントが、ウィンドウ管理プログラ
ム21の終了操作であるかを判断する(ステップ210
3)。ステップ2103で入力イベントがウィンドウ管
理プログラム21の終了操作であった場合、ウィンドウ
管理プログラム21を終了する。それ以外の場合は、ユ
ーザオペレーション処理2110を実行し、入力イベン
ト待ち(ステップ2101)に戻る。ステップ2102
で入力イベントが操作者のオペレーションでない場合、
入力イベントがタイマ割り込みか否かを判断する(ステ
ップ2104)。ステップ2104で、入力イベントが
タイマ割り込みであった場合、タイマ割り込み処理21
30を実行し、入力イベント待ち(ステップ2101)に戻
る。ステップ2104で、入力イベントがタイマ割り込
みでない場合、入力イベントが「シンボル化実行開始時
間設定命令」かを判断する(ステップ2105)。ステップ2
105で、入力イベントが「シンボル化実行時間開始時
間設定命令」であった場合、対象ウィンドウのウィンド
ウ管理データ31のシンボル化実行開始時間情報315
に開始時間を設定する、シンボル化実行開始時間定義処
理220を実行し、入力イベント待ち(ステップ210
1)に戻る。ステップ2105で、入力イベントが「シ
ンボル化実行開始時間設定命令」でない場合、入力イベ
ントが「シンボル化時間測定開始命令」か否かを判断す
る(ステップ2106)。ステップ2106で、入力イ
ベントが「シンボル化時間測定開始命令」であった場
合、シンボル化時間測定処理240を実行し、入力イベ
ント待ち(ステップ2101)に戻る。ステップ210
6で、入力イベントが「シンボル化時間測定開始命令」
でない場合、描画処理280を実行し、入力イベント待
ち(ステップ2101)に戻る。
【0021】図6は、ユーザオペレーション対応処理2
110の処理フローを表した図である。入力イベント
が、図2(A)の「シンボル化抑止」ボタン400の選択
によるものであるかを判断する(ステップ2111)。
ステップ2111で、入力イベントがシンボル化抑止ボ
タンの選択であった場合、シンボル化抑止処理230を
実行する。ステップ2111で、入力イベントがシンボ
ル化抑止ボタンの選択でなかった場合、入力イベント
が、ウィンドウの位置やサイズ変更などのウィンドウ操
作か否かを判断する(ステップ2112)。ステップ2
112で、入力イベントがウィンドウ操作であった場
合、ウィンドウ操作処理2170を実行する。ステップ
2112で、入力イベントがウィンドウ操作でなかった
場合、入力イベントがシンボル化されたウィンドウを開
く操作であるか否かを判断する(ステップ2113)。
ステップ2113で、入力イベントがシンボル化された
ウィンドウを開く操作である場合、対応するウィンドウ
で動作する応用プログラムがシンボル化時間測定開始命
令を発行し、シンボル化実行開始時間が経過しても実行
が終了しない処理中の状態でシンボル化されているのか
否かを、当該ウィンドウのウィンドウ管理データ31の
シンボル化達成フラグ319によってチェックする(ス
テップ2114)。すなわち、シンボル化達成フラグ3
19が「ON」の状態ならば、当該ウィンドウはシンボ
ル化済みである。ステップ2114で、当該ウィンドウ
で動作する応用プログラムが処理中であって、シンボル
化されている場合、メッセージ出力処理260を実行す
る。ステップ2114で、当該ウィンドウで動作する応
用プログラムがシンボル化時間測定開始命令を発行せず
にシンボル化されている場合は、シンボル化解除処理2
70を実行する。ステップ2113で、入力イベントがシン
ボル化されたウィンドウを開く操作でなかった場合、当
該ウィンドウのウィンドウ管理データ31の応用プログ
ラム名311を参照して、対応する応用プログラムの入
力イベントキュー33にイベントを書き込む(ステップ
2116)。
【0022】図7は、シンボル化抑止処理230の処理
フローを表した図である。操作者は、シンボル化が抑止
されているウィンドウを選択する(ステップ230
1)。次に、選択されたウィンドウに対応するウィンド
ウ管理データ31の抑止フラグ316を「ON」にする
(ステップ2302)。
【0023】図8は、ウィンドウ操作処理2170の処
理フローを表した図である。まず対象のウィンドウへの
操作種別に対応して、ウィンドウ管理データ31を変更
する(ステップ2171)。例えば、ウィンドウの位置
変更ならば、ウィンドウ位置312を変更する。次にそ
のウィンドウ操作によって、再表示が必要なウィンドウ
が発生したか否かを判断する(ステップ2172)。い
ずれのウィンドウも再表示の必要がない場合、処理を終
了する。再表示が必要なウィンドウがあれば、それぞれ
に対して、ウィンドウで実行される応用プログラムが処
理中であるか否かを、ウィンドウ管理データ31の実行
開始時間達成フラグ317によってチェックする(ステ
ップ2173)。すなわち、実行開始時間達成フラグ3
17が、「START」または「ON」の状態ならば、
当該ウィンドウで実行される応用プログラムは処理中で
ある。ステップ2173で、対象ウィンドウで動作して
いる応用プログラムが処理中の場合、当該ウィンドウに
対して、再表示が必要であることを示すウィンドウ管理
データ31の再表示フラグ318を「ON」にする(ス
テップ2174)。次に、当該ウィンドウがシンボル化
済みであるか否かを、ウィンドウ管理データ31のシン
ボル化達成フラグ319によってチェックする(ステッ
プ2175)。すなわち、シンボル化達成フラグ319
が「ON」の状態ならば、当該ウィンドウはシンボル化
済みである。ステップ2175で、シンボル化済みなら
ば、処理を終了する。ステップ2175で、シンボル化
が終っていないならば、当該ウィンドウに対するシンボ
ル化実行開始時間が経過しているか否かを、ウィンドウ
管理データ31の実行開始時間達成フラグ317によっ
てチェックする(ステップ2176)。すなわち、実行開
始時間達成フラグ317が「ON」ならば、シンボル化
実行開始時間が経過していることを表す。ステップ21
76で、シンボル化実行開始時間が経過しているなら
ば、対象ウィンドウに対してシンボル化を行うシンボル
化処理250を実行する。ステップ2173で、対象ウ
ィンドウが処理中でない場合、あるいはステップ217
6で、シンボル化実行開始時間が経過していない場合、
当該ウィンドウで動作している応用プログラムへの入力
イベントキュー33に再表示イベントを書き込む(ステ
ップ2177)。
【0024】図9は、メッセージ出力処理260の処理
フローを表す図である。まず、「当該ウィンドウが処理
中で開けない」旨のメッセージを表示するウィンドウ、
すなわち、図2(C)のウィンドウ430を表示する(ス
テップ2601)。ウィンドウ430の「確認」ボタン
431を操作者が選択する(ステップ2602)。メッ
セージウィンドウ430を閉じる(ステップ260
3)。
【0025】図10は、シンボル化解除処理270の処
理フローを表す図である。まず、対象ウィンドウをウィ
ンドウ保存情報32に従って開く(ステップ270
1)。当該ウィンドウで動作する応用プログラム22に
対して、ウィンドウの内容を表示させるために、対応す
る応用プログラムへの入力イベントキュー33に再表示
命令を書き込む(ステップ2702)。
【0026】図11は、シンボル化時間測定処理240
の処理フローを表す図である。まず、対象ウィンドウの
ウィンドウ管理データ31の抑止フラグ316をチェッ
クし、当該ウィンドウがシンボル化抑止状態か否かを判
断する(ステップ2401)。すなわち、抑止フラグ31
6が「ON」ならば、当該ウィンドウがシンボル化抑止
状態であることを示す。ステップ2401で、当該ウィ
ンドウがシンボル化抑止状態ならば処理を終了する。ま
た、当該ウィンドウがシンボル化抑止状態でない場合、
対象ウィンドウのウィンドウ管理データ31の実行開始
時間達成フラグ317を「START」に設定する。こ
れは、時間測定を開始したことを示している。次に、対
象ウィンドウのウィンドウ管理データ31のシンボル化
実行開始時間情報315に設定されている時間が経過し
たら入力イベント制御処理210に対してタイマ割り込
みが発行されるように、オペレーティングシステムのタ
イマ機能を設定する(ステップ2403)。
【0027】図12は、描画処理280の処理フローを
表す図である。まず、対象ウィンドウで実行される応用
プログラムが処理中であるか否かを、ウィンドウ管理デ
ータ31の実行開始時間達成フラグ317によってチェ
ックする(ステップ2801)。すなわち、実行開始時間
達成フラグ317が、「START」または「ON」の
状態ならば、当該ウィンドウで実行される応用プログラ
ムは処理中である。ステップ2801で、対象ウィンド
ウで動作している応用プログラムが処理中の場合、対象
ウィンドウがシンボル化済みであるか否かを、ウィンド
ウ管理データ31のシンボル化達成フラグ319によっ
てチェックする(ステップ2802)。すなわち、シンボ
ル化達成フラグ319が、「ON」の状態ならば、当該
ウィンドウはシンボル化済みである。ステップ2802
で、対象ウィンドウで動作している応用プログラムが処
理中の場合、対象ウィンドウを開くシンボル化解除処理
270を実行する。シンボル化解除処理270の実行が
終了するか、ステップ2802において対象ウィンドウ
がシンボル化されていない場合、オペレーティングシス
テムのタイマ割り込み機能をリセットする(ステップ2
803)。次に、対象ウィンドウのウィンドウ管理デー
タ31のシンボル化関連フラグ情報である、実行開始時
間達成フラグ317,再表示フラグ318およびシンボ
ル化達成フラグ319を「OFF」にすることによっ
て、対応するウィンドウ管理データを初期化する(ステ
ップ2804)。ステップ2804が終了する場合、あ
るいは、ステップ2801において対象ウィンドウで動
作している応用プログラムが処理中でない場合、対応す
るウィンドウに表示すべきビットマップデータを作成
し、表示装置4上の対応するウィンドウに表示する(ス
テップ2805)。
【0028】図13は、タイマ割り込み処理2130の
処理フローを表す図である。まず、対象ウィンドウのウ
ィンドウ管理データ31の再表示フラグ318をチェッ
クすることによって、当該ウィンドウが再表示対象にな
っているか否かを判断する(ステップ2131)。すな
わち、再表示フラグ318が「ON」の状態ならば、当
該ウィンドウは再表示の対象であることを示す。ステッ
プ2131において、当該ウィンドウが再表示の対象で
ある場合、対象ウィンドウをシンボル化するシンボル化
処理250を実行し、対象となるウィンドウのウィンド
ウ管理データ31のシンボル化達成フラグ319を「O
N」にして、当該ウィンドウがシンボル化されているこ
とを示す(ステップ2132)。また、ステップ213
1において、対象ウィンドウが再表示の対象でない場
合、対象ウィンドウのウィンドウ管理データ31の実行
開始時間達成フラグ317を「ON」にして、当該ウィ
ンドウがシンボル化対象となったことを示す(ステップ
2133)。
【0029】図14は、本実施例で動作する応用プログ
ラム22の処理フローを表した図である。まず応用プロ
グラム22が内部処理を行っている際に、ウィンドウを
シンボル化するための限界時間をシンボル化実行開始時
間としてウィンドウ管理プログラム21に設定する(ス
テップ2021)。次に、応用プログラムは入力イベン
トキュー33からの入力イベントを待つ(ステップ20
22)。入力イベントが発生すると、入力イベントが応
用プログラムの終了を指示する命令か否かを判断する
(ステップ2023)。入力イベントが応用プログラム
の終了指示の場合、応用プログラムを終了する。また、
入力イベントが応用プログラムの終了指示でなかった場
合、入力イベントがウィンドウの再表示命令か否かを判
断する(ステップ2024)。入力イベントが再表示命
令の場合は、現在表示中の情報を再表示するための描画
命令を作成する(ステップ2025)。次にステップ20
25で作成した描画命令をウィンドウ管理プログラム2
1に発行する(ステップ2026)。ステップ2024
で、入力イベントがウィンドウの再表示命令でない場
合、入力イベントは応用プログラム22固有の処理を起
動するためのイベントである。そこで、処理中にステッ
プ2021で設定したシンボル化実行開始時間が経過し
たら、応用プログラムが動作しているウィンドウをシン
ボル化するために、シンボル化時間測定開始命令をウィ
ンドウ管理プログラム21に発行する(ステップ202
7)。次に、入力イベントに対応する応用プログラム固
有の処理、例えば、文書処理の文字列削除や、文字列サ
ーチなど、を実行し、処理結果を表示するための描画命
令を作成する(ステップ2028)。次にステップ20
28で作成した描画命令をウィンドウ管理プログラム2
1に発行する(ステップ2026)。ステップ2026
終了後、入力イベント待ち(ステップ2022)に戻
る。
【0030】第1の実施例では、シンボル化抑止機能が
動作しているとき、あるいは、シンボル化測定開始宣言
からシンボル化実行開始時間が経過したときに、対象ウ
ィンドウに対して再表示命令が発行されていた場合にシ
ンボル化を実施しているが、これらのものは、必須項目
ではない。すなわち、前者がない場合、操作者からのシ
ンボル化禁止を指定する方法がない。後者がない場合、
シンボル化実行開始時間が経過した後、直ちにシンボル
化が実施される。したがって、応用プログラムの処理中
は、応用プログラムが動作しているウィンドウをシンボ
ル化することによって、このウィンドウを再表示の対象
としないので、応用プログラムの処理中に発生した再表
示命令の処理を回避することができる。
【0031】また、第1の実施例では、ウィンドウ管理
プログラム21は、シンボル化のための時間監視機能を
持っているが、ウィンドウ管理プログラム21がシンボ
ル化のための時間監視機能を持たなくても、応用プログ
ラムのみで同様の効果をあげることも可能である。応用
プログラムの内部でシンボル化の有無の制御を行う第2
の実施例を説明する。
【0032】図15は、第2の実施例を適用した情報端
末装置の全体構成を示すブロック図である。情報端末装
置は、第1の実施例と同様に、入力装置1と、計算機2
と、記憶装置3と、表示装置4で構成する。計算機2に
は、ウィンドウ管理プログラム21と、応用プログラム
22が動作する。ウィンドウ管理プログラム21は、第
1の実施例とは異なり、シンボル化のための時間監視機
能は持たず、指定ウィンドウをシンボル化するシンボル
化処理250と、シンボル化されているウィンドウを開
くシンボル化解除処理270と、描画命令を解釈し、ビ
ットマップデータを作成する描画処理280を持ってい
る。記憶装置3には、ウィンドウ管理プログラム21
が、表示装置4上に表示するウィンドウ毎にウィンドウ
の状態を管理するウィンドウ管理データ31がある。ま
た、記憶装置3には、ウィンドウ管理プログラム21の
入力イベント制御処理210を介して応用プログラム2
2に入力イベントを送信するための入力イベントキュー
33が、応用プログラム毎に存在する。また、記憶装置
3には、応用プログラム22で実行されるそれぞれの固
有な処理毎にあらかじめ見積もった処理時間の値を保存
している応用プログラムの処理時間見積り情報34があ
る。
【0033】図16は、応用プログラムの処理時間見積
り情報34の構成を示す図である。応用プログラムの処
理時間見積り情報34は、処理内容341と、見積り時
間342から構成されている。本実施例では、文書処理
プログラムを応用プログラムの具体例とした時、例え
ば、処理内容が「複写」の場合(341−a)、見積り
時間は「小」(342−a)、処理内容が「サーチ」の
場合(341−b)、見積り時間は「大」(342−
b)の値を取る。本実施例では、見積り時間を「大」ま
たは「小」の2値で表現しているが、絶対時間を用いて
も良い。
【0034】図17は、第2の実施例における応用プロ
グラムの処理フローを表す図である。まず、応用プログ
ラムは入力イベントキュー33からの入力イベントを待
つ(ステップ5000)。入力イベントが発生すると、
入力イベントが応用プログラムの終了を指示する命令か
否かを判断する(ステップ5001)。入力イベントが
応用プログラムの終了指示の場合、応用プログラムを終
了する。また、入力イベントが応用プログラムの終了指
示でない場合、入力イベントがウィンドウの再表示命令
か否かを判断する(ステップ5002)。入力イベント
がウィンドウの再表示命令の場合、現在表示中の情報を
再表示するための描画命令を作成する(ステップ500
3)。また、入力イベントがウィンドウの再表示命令で
ない場合、応用プログラムに対応する応用プログラムへ
の処理時間見積り情報34から、入力イベントに対応す
る応用プログラム固有の処理内容341の見積り時間3
42を得る(ステップ5005)。次に、見積り時間3
42が「大」であるか否かを判断する(ステップ500
6)。見積り時間が「大」の場合、対応するウィンドウ
をシンボル化し(ステップ5007)、入力イベントに
対応する処理を実行し、処理結果を表示するための描画
命令を作成する(ステップ5008)。次に、シンボル
化しているウィンドウを開く(ステップ5009)。ス
テップ5006で、見積り時間が「小」の場合、入力イ
ベントに対応する処理を実行し、処理結果を表示するた
めの描画命令を作成する(ステップ5010)。ステッ
プ5003,ステップ5009、またはステップ501
0を実行した後、描画命令をウィンドウ管理プログラム
21に発行し(ステップ5004)、入力イベント待ち
(ステップ5000)に戻る。
【0035】以上の処理により、応用プログラムだけで
も、処理実行中の再表示要求を回避することができる。
ウィンドウ管理プログラム21で実現する場合との相違
点は、処理時間が長い時にシンボル化が即時に行われる
か、シンボル化実行開始時間経過してから実現されるか
の違いである。
【0036】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、ウィンドウの移動や表示順序の変更等によっ
て、ウィンドウ内容の再表示が必要となった時に、ウィ
ンドウにデータを表示している応用プログラムが再表示
命令を検出し、ウィンドウ管理プログラムに描画命令を
発行することにより表示内容の整合性を取るマルチウィ
ンドウシステムにおいて、応用プログラムの処理実行中
に発生した再表示要求に対して、ウィンドウをシンボル
化することによって、当該ウィンドウに対する再表示が
不要となり、応用プログラムが再表示命令を実行できな
いために生ずるウィンドウ上の空白の表示を防止でき
る。
【0037】また、応用プログラムは、応用プログラム
に入力されたイベントに対応する処理開始時に、シンボ
ル化時間測定開始命令をウィンドウ管理プログラムに発
行するだけで、上記シンボル化が実現されるため、応用
プログラムの処理中の再表示要求に対応するための特別
な処理を考慮する必要がない。
【0038】また、ウィンドウで動作しているプログラ
ムが処理中で処理コマンドを受け付けない状態にあると
きは、シンボル化されているため、操作者は応用プログ
ラムの状態を即座に認識することができ、操作性が向上
する。
【0039】また、ウィンドウのシンボル化を好まない
操作者に対しては、シンボル化を抑止する機能を提供す
ることによって、シンボル化の可否の選択を可能とする
ことで、操作者の選択の幅を広げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する第1の実施例を実現する情報
端末装置の構造を示すブロック図である。
【図2】本発明を実施したときの表示画面の遷移図であ
る。
【図3】図2の表示画面の遷移と、それを実現する処理
と、ウィンドウ管理情報の状態の関係を示すタイミング
チャートである。
【図4】図2の表示画面の遷移に対応するウィンドウ管
理データとウィンドウ保存情報の状態を示す図である。
【図5】本発明を実施する入力イベント制御処理の処理
フローを示す図である。
【図6】本発明を実施するユーザオペレーション対応処
理の処理フローを示す図である。
【図7】本発明を実施するシンボル化抑止処理の処理フ
ローを示す図である。
【図8】本発明を実施するウィンドウ操作処理の処理フ
ローを示す図である。
【図9】本発明を実施するメッセージ出力処理の処理フ
ローを示す図である。
【図10】本発明を実施するシンボル化解除処理の処理
フローを示す図である。
【図11】本発明を実施するシンボル化時間測定処理の
処理フローを示す図である。
【図12】本発明を実施する描画処理の処理フローを示
す図である。
【図13】本発明を実施するタイマ割り込み処理の処理
フローを示す図である。
【図14】本発明を実現する応用プログラムの処理フロ
ーを示す流れ図である。
【図15】本発明を応用プログラムだけで実現する場合
の第2の実施例を実施する情報端末装置の構造を示すブ
ロック図である。
【図16】本発明を実施する応用プログラムの処理時間
見積り情報の構成を示す図である。
【図17】第2の実施例を実施する応用プログラムの処
理フローを示す図である。
【符号の説明】
1…入力装置、2…計算機、3…記憶装置、4…表示装
置、21…ウィンドウ管理プログラム、22…応用プロ
グラム、31…ウィンドウ管理データ、32…ウィンド
ウ保存情報、33…応用プログラムへの入力イベントキ
ュー、40…表示画面、a,b,c…ウィンドウ、21
0…入力イベント制御処理、220…シンボル化実行開
始時間定義処理、230…シンボル化抑止処理、240
…シンボル化時間測定処理、250…シンボル化処理、
260…メッセージ出力処理、270…シンボル化解除
処理、280…描画処理、420…シンボル。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウィンドウの移動や、表示順位変更命令に
    よって、ウィンドウの表示内容を再表示しなければなら
    ないときには、再表示対象のウィンドウで動作している
    応用プログラムに対して、再表示命令を送ることによっ
    て、応用プログラムが再表示を行うマルチウィンドウシ
    ステムにおいて、 1つの表示画面上に複数のウィンドウが部分的に重なっ
    た位置関係で設定され、ウィンドウ管理データに基づい
    て上記各ウィンドウの表示制御を行い、任意のウィンド
    ウを該ウィンドウで動作している応用プログラムに対応
    したシンボルに変更して表示する第1のステップ、 各ウィンドウに対して、上記第1のステップの実行開始
    時間を上記ウィンドウ管理データにシンボル化実行開始
    時間として登録する第2のステップ、 シンボル化時間の測定を開始する第3のステップ、 上記シンボル化時間測定開始から上記シンボル化実行開
    始時間経過する間に、対象ウィンドウに対する応用プロ
    グラムからの該ウィンドウに対する描画命令の発行がな
    かった場合、対象ウィンドウの現在状態を上記ウィンド
    ウ管理データからウィンドウ保存情報として記憶し、上
    記第1のステップの結果を用いて対象ウィンドウをシン
    ボル化する第4のステップおよび、 シンボル化された後、対象ウィンドウに対する応用プロ
    グラムからの描画命令が発行されたときに、上記ウィン
    ドウ保存情報に従って、シンボル化前のウィンドウ状態
    に戻す第5のステップを行うことを特徴とする画面制御
    方式。
  2. 【請求項2】請求項1記載のマルチウィンドウシステム
    において、前記第2のステップと前記第3のステップ、 シンボル化時間測定開始からシンボル化実行開始時間経
    過する前に、対象ウィンドウに対する応用プログラムか
    らの描画命令の発行がなく、かつ、対象ウィンドウに対
    して再表示命令が発行されていた場合、シンボル化実行
    開始時間経過時に、前記第1の処理を用いて対象ウィン
    ドウのシンボル化を行い、それ以外の場合は、対象ウィ
    ンドウに対して再表示命令が発行された時点で、前記第
    1のステップを用いて対象ウィンドウのシンボル化を行
    う第6のステップと、前記第5のステップを行うことを
    特徴とする画面制御方式。
  3. 【請求項3】請求項1記載のマルチウィンドウシステム
    において、前記第4のステップあるいは前記第6のステ
    ップでシンボル化されたウィンドウに対して、操作者が
    ウィンドウを開く操作を行った場合、当該ウィンドウが
    処理中でウィンドウを開くことができない旨を表示し、
    ウィンドウをシンボルとしたままにする第7のステップ
    を行うことを特徴とする画面制御方式。
  4. 【請求項4】請求項1記載のマルチウィンドウシステム
    において、操作者がウィンドウ毎にシンボル化抑止を定
    義するステップを行い、前記シンボル化抑止を指定され
    たウィンドウは、前記第4のステップあるいは前記第6
    のステップによるシンボル化の対象から除外することを
    特徴とする画面制御方式。
  5. 【請求項5】請求項1記載のマルチウィンドウシステム
    において、応用プログラムが処理すべき内容の処理時間
    をあらかじめ登録しておく処理時間見積り情報を持ち、
    応用プログラムが処理を実行するにあたって、上記処理
    時間見積り情報から処理時間の大小を判断するステップ
    と、 上記ステップによって、処理時間大と判断された場合、
    応用プログラムが表示しているウィンドウをシンボル化
    する命令をウィンドウシステムに発行し、前記第1のス
    テップを用いて当該ウィンドウをシンボル化するステッ
    プと、 応用プログラムの処理が終了したときに、シンボル化し
    ていたウィンドウを開く命令をウィンドウシステムに発
    行することにより、当該ウィンドウを開き、操作者のオ
    ペレーションを可能とするステップを行うことを特徴と
    する画面制御方式。
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