JPH05158475A - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

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JPH05158475A
JPH05158475A JP3350092A JP35009291A JPH05158475A JP H05158475 A JPH05158475 A JP H05158475A JP 3350092 A JP3350092 A JP 3350092A JP 35009291 A JP35009291 A JP 35009291A JP H05158475 A JPH05158475 A JP H05158475A
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JP
Japan
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tempo
data
turntable
automatic performance
register
Prior art date
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Pending
Application number
JP3350092A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Negoro
禎生 根来
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 音楽的なテンポ感覚を具備していない初心者
にあっても、自己が行った操作による自動演奏のテンポ
変化を明瞭に把握することができる自動演奏装置を提供
する。 【構成】 ターンテーブルの回転方向に操作力を加える
と該ターンテーブルは加速し、反回転方向に操作力を加
えると減速する。そして、加速あるいは減速によりター
ンテーブルの速度が変化した際には、この変化したター
ンテーブルの速度に対応するテンポデータBをレジスタ
Aにセットする(SD10)。したがって、この状態で
SD5を実行すると、前記操作力を加えることにより加
速あるいは減速したときの速度をもってターンテーブル
は駆動される。またSD6で、レジスタAに格納された
テンポで自動演奏を実行すると、該自動演奏のテンポは
駆動されているターンテーブルの速度に対応するテンポ
に変化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外部操作に応じてテン
ポを変化させつつ自動演奏を行う自動演奏装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動演奏装置には自動演奏を開始させる
際に操作されるスタートスイッチや自動演奏のテンポを
設定変更する際に操作されるテンポアップスイッチ、テ
ンポダウンスイッチ等が設けらてれいるとともに、自動
演奏データが記憶されており、該自動演奏データは楽曲
を構成する楽曲データと当該楽曲のテンポを示すテンポ
データとで構成されている。そして、自動演奏を開始さ
せるべく、スタートスイッチをオン操作すると、前記楽
曲を構成する楽曲データがテンポデータに従った速度で
読み出されて発音処理され、該テンポデータに従ったテ
ンポにて自動演奏が開始される。
【0003】また、自動演奏中にテンポアップスイッチ
又はテンポダウンスイッチを操作すると、前記テンポデ
ータの値が書き換えられ、前記楽曲データはこの書き換
えられたテンポデータの値に従った速度で読み出されて
発音処理される。したがって、テンポアップスイッチと
テンポダウンスイッチを操作することにより、テンポデ
ータの値を任意に変化させて所望のテンポにて自動演奏
を実行させることが可能となる。また、前記テンポデー
タの値を表示する機能を備えた自動演奏装置も出現する
に至っており、この自動演奏装置にあってはテンポデー
タの値を、4分音符長を1拍として、1分間の拍数によ
り数値表示し、よって、表示された数値から現在演奏さ
れている自動演奏のテンポを知ることもできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の自動
演奏装置におけるテンポ表示は、1分間の拍数を数値表
示するものであることから、数値表示された1分間の拍
数と実際のテンポとの関係を経験的に会得している音楽
的なテンポ感覚を具備している者にとっては、例えば
“120”と表示された場合と“110”と表示された
場合とのテンポの変化を感覚的に把握することができ
る。しかし、前記音楽的なテンポ感覚が未熟な初心者に
あっては、前記両スイッチの操作に伴ってテンポを示す
数値が変化しても、この変化した数値がどのようなテン
ポ変化を意味するかを感覚的に把握することができず、
数値表示が無意味となってしまう。
【0005】無論、表示される数値に対応して自動演奏
のテンポが変化することから、自動演奏を受聴すれば変
化した数値がどのようなテンポ変化を示すかを聴覚上把
握することは可能である。しかし、テンポ感覚が未熟な
者にとって、テンポ変化を聴覚上においてのみ把握する
こともまた困難であり、よって、自己が行った操作によ
り自動演奏のテンポがいかに変化したかを明瞭に把握し
得るものではなかった。
【0006】本発明の課題は、音楽的なテンポ感覚を具
備していない初心者にあっても、自己が行った操作によ
る自動演奏のテンポ変化を明瞭に把握することができる
自動演奏装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にあっては、駆動されて所定の軌道上を移動す
る可動体と、該可動体に対する外部からの操作力に応じ
て、該可動体の移動速度を増減制御する速度制御手段
と、前記可動体の移動速度に対応するテンポデータを出
力するテンポデータ出力手段と、該テンポデータ出力手
段から出力されるテンポデータに従ったテンポにて自動
演奏を実行する自動演奏手段とを備えており、また前記
可動体は、好ましくは回転駆動されて任意の一点が円軌
道上を回転移動するターンテーブルである。
【0008】
【作用】前記構成において、所定の軌道上を移動する可
動体に外部から操作力を加えると、速度制御手段はこの
操作力に応じて可動体の移動速度を増減制御し、よって
可動体の移動速度は外部からの操作力に応じて変化す
る。そして、外部からの操作力に応じて可動体の移動速
度が変化すると、テンポデータ出力手段からは、この変
化した移動速度に対応する値のテンポデータが出力され
る。すると、自動演奏手段はこのテンポデータにしたが
ったテンポにて自動演奏を実行し、よって、自動演奏の
テンポは可動体の移動速度の変化に対応して変化する。
したがって、前記可動体がターンテーブルであれば、該
ターンテーブルの回転速度の変化を見ながら、自動演奏
を受聴することによって、視覚と聴覚とから自動演奏の
テンポ変化が把握される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図にしたが
って説明する。すなわち、図2は本実施例にかかる電子
楽器の外観図であり、楽器本体10には各鍵ごとに鍵盤
スイッチを備えた鍵盤11、曲セレクトスイッチ12、
スタート/ストップスイッチ13、及びターンテーブル
14が配設されいている。該ターンテーブル14は、図
3に示したように、モータ15の回転軸に固定されてお
り、その下面14aには黒色のマーク16が施されてい
る。一方、楽器本体10側には、前記マーク16の回転
軌道に対向し、かつ180°変位した位置に、各々第1
発光素子17aと第1受光素子17b、及び第2発光素
子18aと第2受光素子18bが隣接して配置されてい
る。これにより、各発光素子17a,18aから照射さ
れる光はターンテーブル14の下面14aに反射した
後、対応する受光素子17b,18bによって受光され
るようになっている。
【0010】また、図1に示した全体ブロック図におい
て、モータサーボ回路21はCPU3から入力されるサ
ーボ用データ応じて出力電圧を制御し、このサーボ用デ
ータに応じて制御される出力電圧は前記モータ15に印
加される。発光制御回路19は、CPU3からの指示に
従って第1、第2両発光素子17a,18aの発光動作
を制御するとともに、受光量制御回路20は第1、第2
両受光素子17b,18bの受光量が低レベル状態にな
ったタイミングでCPU3に信号を出力する。
【0011】前記曲セレクトスイッチ12及びスタート
/ストップスイッチ13等の操作情報は、スイッチ部1
からCPU3に入力され、該CPU3は、この電子楽器
において必要となる全ての制御を実行するのみならず、
楽音生成用の音源回路ハードウェアを用いることなく、
プログラム制御により楽音を生成する処理も実行する。
すなわち、ROM4には、後述するメインルーチンによ
って示される全体処理プログラムと共に、タイマーイン
タラプトルーチンによって示される音源処理プログラム
が記憶されており、さらにはエンベロープデータ(レー
ト、レベル等)、ピッチデータ等の各種楽音制御パラメ
ータ、PCMの楽音波形データ等、及び自動演奏データ
が記憶されている。
【0012】前記ピッチデータは、楽音波形データを読
み出す際のアドレス加算値であって、押鍵により鍵盤ス
イッチがオンとなった際あるいは楽曲データが読み出さ
れた際には、音高に対応するピッチデータと波形スター
トアドレス、波形エンドアドレス、波形ループアドレス
がワーキング用のRAM5に用意されている中間データ
記憶領域にセットされる。前記自動演奏データは、その
一部を図4に概念的に示したように、アドレスに従って
1曲目、2曲目・・・と各曲を構成する楽曲データが記
憶されているとともに、各曲記憶領域のヘッダーHに
は、当該楽曲の標準的なテンポを示すテンポデータが記
憶されている。
【0013】RAM5には、タイマーインタラプトルー
チンにおける音源処理により生成される各チャンネルの
楽音波形データ(4チャンネル分の累算波形値)を一時
記憶するための累算用レジスタRや、図5に示したF,
A,B等のレジスタが用意されている。前記タイマーイ
ンタラプトルーチンにより生成された楽音波形データ
は、CPU3中の特に図示していないインストラクショ
ンデコーダ等からなる制御部からの信号COMに応答し
て動作するラッチAにラッチされ、ラッチBに入力され
る。該ラッチBは、前記タイマーインタラプトルーチン
の実行を要求する信号INTの周波数に従ったタイミン
グで、動作する。この信号INTは、ハードクロックに
より分周生成される通常40数KHz程度の安定した信
号であって、よって、ラッチBからはINTの周波数に
依存した一定のサンプリング周期をもって、D/A変換
器6に楽音波形データが出力される。
【0014】前記タイマーインタラプトルーチンは、I
NTの周波数に従った一定の時間間隔でメインルーチン
に割り込んで実行されるが、タイマーインタラプトルー
チンが実際に開始されるタイミング及び終了するタイミ
ングは変動し得る。つまり、CPU3は割り込みがかか
っても、実行中のオペレーションを即時に中断すること
は不可能であり、その実行が終了してからインタラプト
処理に入る。また、タイマーインタラプト処理に要する
時間もそのプロセスに依存することから、楽音生成の周
期は不安定なものとなる。そこで、前記COM信号によ
って制御されるラッチAとD/A変換器6との間に、正
確なタイミング信号である前記INTで制御されるラッ
チBを設けてある。これにより、ラッチAのラッチタイ
ミングが、インタラプト処理の処理時間等により変動し
ても、INTのタイミングで動作するラッチBの存在に
より、D/A変換器6の入力データが切り替わるタイミ
ングはINTと同期する。つまり、D/A変換器6には
INTの1周期分だけ遅れた信号がINTのタイミング
にて入力され、アナログの楽音波形信号に変換される。
該D/A変換器6によりアナログ変換された音声波形信
号は、ローパスフィルタ7でフィルタリングされ、その
後アンプ8で増幅され、スピーカ9を介して放音され
る。
【0015】次に、以上の構成にかかる本実施例の動作
について、CPU3によって実行されるプログラムの概
容を示したフローチャートに従って説明する。すなわ
ち、図6は本実施例のメインルーチンであり、電源の投
入に伴って開始され、先ずイニシャライズ処理(SA
1)により、RAM5のレジスタ群のクリアや初期値設
定等が行われ、このとき、レジスタF,A,B及び後述
する2秒カウンタは0リセットされる。次に、スイッチ
部1に設けられている鍵盤スイッチ以外の機能スイッチ
がスキャンされ(SA2)、このSA2におけるスキャ
ン結果により前回の状態から変化した機能スイッチが識
別され、これに応じた処理が行われる(SA3)。
【0016】引き続きスイッチ部1に設けられた鍵盤ス
イッチのスキャンが行われ(SA4)、このSA4にお
けるスキャン結果に応じてノートオン、ノートオフ等の
対応する処理が行われる(SA5)。さらに、SA3及
びSA5にて実行された以外の、その他の処理が実行さ
れ(SA6)、以降電源がオン状態にある間SA2〜S
A6の処理が繰り返される。
【0017】このメインルーチンに対して、図7に示し
たタイマーインタラプトルーチンが前述したタイミング
で割り込み、音源処理(SB1)が行われる。この音源
処理は、図8に示したフローに従って実行され、まずR
AM5中に設けられている前記累算用レジスタRがクリ
アされる(SC1)。これにより、前回の音源処理にて
記憶された1ch〜4chまでの累算波形値が消去され
た後、1ch〜4chまでの全チャンネルの音源処理が
順次実行される(SC2〜SC5)。すなわち、SC2
では1chの波形値を求めてこれをRにセットし、SC
3では同様にして2chの波形値を求めてRに累算す
る。さらに、SC4及びSC5では、各々前のステップ
で累算されたRの値に順次3chと4chの波形値を累
算する。よって、SC5の処理が終了した時点におい
て、Rには1ch〜4chまでの累算波形値が格納され
ている。そして、このRに格納された累算波形値は、図
5のSB2にてラッチAにラッチされる。つまり、ラッ
チAには音源処理(SB1)が終了するタイミングにて
1ch〜4chの累算波形値がラッチされる。さらに、
このラッチAにラッチされた累算波形値は、前述のよう
にハードクロックにより分周生成された正確な一定サン
プリング周期をもってラッチBにラッチされ、A/D変
換器6に入力されてアナログ値に変換され、これにより
スピーカ9からは歪みのない楽音が放音される。
【0018】一方、図4のSA3は、図9に示したフロ
ーに従ってその一部の処理が実行され、先ずスタート/
ストップスイッチ13が操作されたか否かが判別される
(SD1)。該スタート/ストップスイッチ13が操作
された場合には、自動演奏が実行中であることを示すレ
ジスタFがセット状態にあるか否かが判別され(SD
2)、レジスタFがリセット状態にあり自動演奏が停止
した状態にある場合には、レジスタFがセットされる
(SD3)。さらに、予め曲セレクトスイッチ12を操
作することにより選曲されている現選曲のテンポデータ
がレジスタAに格納され(SD4)。このレジスタAに
格納されたテンポデータは、予めROM4に用意されて
いる変換テーブルを用いて、対応するモータ15の回転
速度データであるサーボ用データに変換されて、該サー
ボ用データがモータサーボ回路21に供給される(SD
5)。
【0019】これにより、該モータサーボ回路21は、
サーボ用データに応じた電圧をモータ15に印加し、該
モータ15の回転に伴ってターンテーブル14は現選曲
のテンポデータに対応する速度となるように回転を開始
する。引き続き、レジスタAに格納されたテンポデータ
基づくテンポで自動演奏が実行され(SD6)、この自
動演奏の実行により、楽曲データは順次読み出される。
そして、この順次読み出される楽曲データを使用して音
源処理が実行されることにより、スピーカ9からは楽曲
データにより構成される楽曲の構成音が前記テンポデー
タに基づくテンポで放音されて行く。
【0020】引き続き、自動演奏の開始から2秒間を計
時する2秒カウンタの値に基づき、自動演奏を開始して
から2秒以上経過したか否かが判別され(SD7)、2
秒以上経過した時点でSD8以降の処理判別が開始され
る。したがって、SD8以降の判別処理は、自動演奏の
開始から2秒以上経過するまで留保され、この間にター
ンテーブル14の回転速度は、前記テンポデータに対応
する速度に上昇到達する。そして、自動演奏開始から2
秒以上経過すると、SD8でターンテーブル14の半周
毎の速度に対応するテンポデータがレジスタBに格納さ
れる。
【0021】つまり、第1及び第2受光素子17b,1
8bは、その上部を黒色のマーク16が通過する毎に、
ターンテーブル14の下面14aに反射した隣接する発
光素子17a,18aからの光を受光し得ない低レベル
状態となる。また、両受光素子17a,18aの位置関
係は180°であることから、一方の受光素子17a,
18aが低レベル状態となってから、他方の受光素子1
7a,18aが低レベル状態となるまでの時間を用いる
ことにより、ターンテーブル14の回転速度を検出し得
る。この回転速度は、ROM4の一部に予め用意されて
いる変換テーブルを用いて、対応するテンポデータに変
換され、該テンポデータがレジスタBに格納される。
【0022】次に、SD9ではその前のSD8にてレジ
スタBに格納されたテンポデータの値と、予めレジスタ
Aに格納されているテンポデータとの値が等しいか否か
が判別される。この判別において、A=Bである場合に
はターンテーブル14は外部からの操作力が加えられる
ことなく、等速度回転を行っている状態にある。これに
対し、例えばターンテーブル14の回転方向に操作力を
加えると、該ターンテーブル14は加速されることか
ら、SD8でレジスタBにはレジスタAより大きな値の
テンポデータがセットされており、よってA<Bとな
る。また、反回転方向に操作力を加えるとターンテーブ
ル14は減速されることから、SD8でレジスタBには
レジスタAより小さな値のテンポデータがセットされて
おり、よってA>Bとなる。したがって、これらの場合
にはSD9からSD10に進み、予めSD8でレジスタ
Bにセットされたテンポデータが、レジスタAにセット
される(SD10)。
【0023】他方、スタート/ストップスイッチ13が
操作されていない場合には、SD1からSD11に進み
レジスタFがセット状態にあるか否かが判別される。自
動演奏が実行中であればレジスタFはセット状態にある
ことから、SD11からSD5に進み、SD5からの処
理判別が繰り返される。このとき、前述のようにターン
テーブル14の回転速度に変化があった場合には、SD
10の処理によってレジスタBのテンポデータがレジス
タAにセットされている。したがって、SD5でレジス
タAのテンポデータに対応するサーボ用データがモータ
サーボ回路21に入力されると、モータ15は前記操作
力を加えることにより加速あるいは減速したときの速度
をもって、ターンテーブル14を駆動する。また、引き
続きSD6が実行されると、自動演奏はその前のSD5
で制御されたターンテーブル14の速度に対応するテン
ポに変化する。
【0024】つまり、外部からの操作力によりターンテ
ーブル14の回転速度が変化した際には、該ターンテー
ブル14は以降この変化した回転速度にて回転を継続す
るとともに、自動演奏のテンポは変化したターンテーブ
ル14の回転速度に対応して変化する。よって、外部操
作に伴うターンテーブル14の速度変化を見ながら、自
動演奏を受聴することにより、自己の操作により変化し
た自動演奏のテンポを視覚と聴覚から把握することでき
る。その結果、この視覚及び聴覚に対する刺激の相乗作
用により、音楽的なテンポ感覚を具備していない初心者
であっても、自動演奏のテンポ変化を明瞭に把握するこ
とが可能となる。
【0025】そして、再度スタート/ストップスイッチ
13を操作することにより、SD1からSD2に進んだ
際、自動演奏中であればレジスタFはセット状態にある
ことから、SD12に進みレジスタFがリセットされる
とともに、レジスタA、レジスタBが順次0リセットさ
れ(SD13,SD14)、自動演奏停止処理(SD
5)が実行される。この自動演奏停止処理においては、
SD12〜SD14に示した各レジスタ以外の自動演奏
に要した各種レジスタ及びカウンタ、例えばSD7で用
いた2秒カウンタがイニシャライズされる。
【0026】なお、この実施例においては自動演奏が停
止状態にてスタート/ストップスイッチ13が操作され
たとき、これに伴って自動演奏を開始させ、かつ、ター
ンテーブル14の回転駆動を開始させるようにしたが、
自動演奏が停止状態でターンテーブル14に操作力が加
えられたことを条件として、自動演奏を開始させ、か
つ、ターンテーブル14の回転を開始させるようにして
もよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、外部から
の操作により可動体の移動速度を増減制御し、該可動体
の速度に対応するテンポデータに従ったテンポにて自動
演奏を実行させるようにしたことから、自動演奏のテン
ポを可動体の移動速度の変化に対応して変化させること
ができる。よって、外部操作に伴う可動体の速度変化を
見ながら、自動演奏を受聴することにより、自己の操作
により変化させた自動演奏のテンポを視覚と聴覚から把
握することでき、その結果、この視覚及び聴覚に対する
刺激の相乗作用により、音楽的なテンポ感覚を具備して
いない初心者であっても、自動演奏のテンポ変化を明瞭
に把握することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用した電子楽器の全体構
造を示すブロック図である。
【図2】同実施例の楽器本体の一部を示す平面図であ
る。
【図3】同実施例に設けられたターンテーブルの断面図
及び裏面図である。
【図4】同実施例にかかる電子楽器のROM内に記憶さ
れた自動演奏データの一部を示す説明図である。
【図5】同実施例にかかる電子楽器のRAM内に設けら
れたレジスタ群の一部を示す説明図である。
【図6】同実施例のメインルーチンを示すフローチャー
トである。
【図7】同実施例のタイマーインターラプトルーチンを
示すフローチャートである。
【図8】同タイマーインターラプトルーチンにおける音
源処理の内容を示すフローチャートである。
【図9】図4に示したメインルーチンにおけるSA3の
処理の一部を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 スイッチ部 3 CPU 4 ROM 5 RAM 6 D/A変換器 12 曲セレクトスイッチ 13 スタート/ストップスイッチ 14 ターンテーブル 15 モータ 16 マーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動されて所定の軌道上を移動する可動
    体と、 該可動体に対する外部からの操作力に応じて、該可動体
    の移動速度を増減制御する速度制御手段と、 前記可動体の移動速度に対応するテンポデータを出力す
    るテンポデータ出力手段と、 該テンポデータ出力手段から出力されるテンポデータに
    従ったテンポにて自動演奏を実行する自動演奏手段と、 を備えたことを特徴とする自動演奏装置。
  2. 【請求項2】 前記可動体は、回転駆動されて任意の一
    点が円軌道上を回転移動するターンテーブルであること
    を特徴とする請求項1記載の自動演奏装置。
JP3350092A 1991-12-04 1991-12-10 自動演奏装置 Pending JPH05158475A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3350092A JPH05158475A (ja) 1991-12-10 1991-12-10 自動演奏装置
US07/984,103 US5350882A (en) 1991-12-04 1992-12-01 Automatic performance apparatus with operated rotation means for tempo control

Applications Claiming Priority (1)

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JP3350092A JPH05158475A (ja) 1991-12-10 1991-12-10 自動演奏装置

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ID=18408182

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JP3350092A Pending JPH05158475A (ja) 1991-12-04 1991-12-10 自動演奏装置

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JP (1) JPH05158475A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006056312A (ja) * 2004-08-18 2006-03-02 Sony Corp 音声再生装置
WO2023062720A1 (ja) * 2021-10-12 2023-04-20 AlphaTheta株式会社 音響制御装置

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