JPH0515822Y2 - - Google Patents
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- JPH0515822Y2 JPH0515822Y2 JP15589688U JP15589688U JPH0515822Y2 JP H0515822 Y2 JPH0515822 Y2 JP H0515822Y2 JP 15589688 U JP15589688 U JP 15589688U JP 15589688 U JP15589688 U JP 15589688U JP H0515822 Y2 JPH0515822 Y2 JP H0515822Y2
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- thermosetting resin
- mat
- fibers
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- resin
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- Expired - Lifetime
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Description
〔産業上の利用分野〕
本考案は、入浴時に皮膚表面の角質層の疲労に
より、がさついて固くなつた足の裏、膝頭、肘等
の皮膚を刮げ落とし、新しい角質層の再生を促し
て清潔な美しい皮膚を取り戻す為に使用する人工
軽石の構成に関するものである。 〔従来の技術」 従来、軽石は火山から噴き上がる溶岩が急冷さ
れてきた多孔性の軽い天然の岩石が利用されるの
が一般的である。 また、最近では、溶岩の屑を粉砕して接着材で
固めた再生軽石や硬質ウレタンフオーム軽石が利
用されている。 〔考案が解決しようとする課題〕 上記天然溶岩の軽石は非常に硬く、皮膚表面に
追従しにくく、色や形を自由に変化させることが
出来ない、数に限りがあるなどの問題があり、再
生軽石も上記欠点と共に接着剤で緊密に溶岩粉が
結合されている為重いなどの欠点を有する。 また、硬質ウレタンフオームは、色や形を自由
に変化させることが出来、意匠性に富んでいる
が、硬質のウレタン樹脂は溶岩のような石に比べ
て柔かくもろいため洗浄力、耐久性に欠けると共
に弾力性がなく、皮膚表面にフイツトし難いとい
う欠点を有する。 〔課題を解決しようとする手段〕 本考案は、上記欠点を解決する為、抗菌性ポリ
エステル繊維を含有し、ナイロン、ポリエステル
繊維等の合成繊維を主体とするランダムウエブの
構成繊維表面に研磨材砥粒を含む熱硬化性樹脂が
不連続に付着した不織布マツトに該構成繊維表面
に付着した研磨材砥粒、熱硬化性樹脂及び付着さ
れない該繊維表面、該不織布マツトのつくる空隙
部を熱膨脹性マイクロカプセルを含有する熱可塑
性及び／又は熱硬化性樹脂の発泡体により被覆充
填せしめた構造としたことにより課題を解消した
ものである。 〔作用〕 本考案の人工軽石は、ナイロン、ポリエステル
などの合成繊維マツトを使用している為、弾力性
があり皮膚表面にジヤストフイツトする。また、
抗菌性ポリエステル繊維により、湿度の高い浴室
内に放置しておいても、かび、細菌などの繁殖が
抑制され、軽石は常に清潔で厭な臭いが発生しな
い。 また、研磨材砥粒を含む熱硬化性樹脂が構成繊
維表面に付着している為、角質除去作用が大き
い。 また、合成繊維不織布マツトの内部構成繊維間
に形成される空隙部を熱可塑性及び熱硬化性混合
樹脂の発泡樹脂により充填、被覆させたことによ
つて、天然の軽石に近い硬度と軽量感が与えられ
ると共に、耐久性も得られるなどの作用を有す
る。 〔実施例〕 以下、本発明の１実施例を図面に基いて説明す
る。 ナイロン繊維15d×38m／m70％、抗菌性ポリ
エステル繊維6d×64m／m30％からなる目付
120g／m2のランダムウエブをSBR樹脂100部、メ
ラミン樹脂20部から成る水系結合剤でD.P.U＝50
％〔（含浸後重量−含浸前重量）÷含浸前重量×
100〕以下D.P.Uと称す。〕含浸加工した後、該ラ
ンダムウエブの表裏面に15g／m2ずつスプレー加
工し目付210g／m2の不織布マツトを得た。該不
織布マツトをフエノール樹脂80部、エポキシ樹脂
20部、硬化剤２部、研磨砥粒200部、顔料10部か
らなる溶剤系結合剤でD.P.U＝250％含浸加工し
目付735g／m2の不織布マツトを得た。該不織布
マツトをエポキシ樹脂100部、硬化剤20部、熱膨
脹性マイクロカプセル（例えば塩化ビニリデン共
重合物、アクリル樹脂等を殻壁として低沸点炭化
水素を内包せしめた微小球体）70部、顔料10部か
ら成る溶剤系結合剤でD.P.U＝100％含浸加工し、
100℃×10min間乾燥させた後、140℃で5min間
加熱することにより熱膨脹性マイクロカプセルの
体積の膨脹による該エポキシ樹脂の発泡と硬化を
行ない目付1470g／m2の人工軽石を得た。 上記人工軽石と天然軽石の硬度をゴム硬度計
（ASKER Ｃ型）で測定した結果、下表に示す如
くほゞ天然軽石に近い硬度で、嵩高かつ軽量のも
のが得られた。
より、がさついて固くなつた足の裏、膝頭、肘等
の皮膚を刮げ落とし、新しい角質層の再生を促し
て清潔な美しい皮膚を取り戻す為に使用する人工
軽石の構成に関するものである。 〔従来の技術」 従来、軽石は火山から噴き上がる溶岩が急冷さ
れてきた多孔性の軽い天然の岩石が利用されるの
が一般的である。 また、最近では、溶岩の屑を粉砕して接着材で
固めた再生軽石や硬質ウレタンフオーム軽石が利
用されている。 〔考案が解決しようとする課題〕 上記天然溶岩の軽石は非常に硬く、皮膚表面に
追従しにくく、色や形を自由に変化させることが
出来ない、数に限りがあるなどの問題があり、再
生軽石も上記欠点と共に接着剤で緊密に溶岩粉が
結合されている為重いなどの欠点を有する。 また、硬質ウレタンフオームは、色や形を自由
に変化させることが出来、意匠性に富んでいる
が、硬質のウレタン樹脂は溶岩のような石に比べ
て柔かくもろいため洗浄力、耐久性に欠けると共
に弾力性がなく、皮膚表面にフイツトし難いとい
う欠点を有する。 〔課題を解決しようとする手段〕 本考案は、上記欠点を解決する為、抗菌性ポリ
エステル繊維を含有し、ナイロン、ポリエステル
繊維等の合成繊維を主体とするランダムウエブの
構成繊維表面に研磨材砥粒を含む熱硬化性樹脂が
不連続に付着した不織布マツトに該構成繊維表面
に付着した研磨材砥粒、熱硬化性樹脂及び付着さ
れない該繊維表面、該不織布マツトのつくる空隙
部を熱膨脹性マイクロカプセルを含有する熱可塑
性及び／又は熱硬化性樹脂の発泡体により被覆充
填せしめた構造としたことにより課題を解消した
ものである。 〔作用〕 本考案の人工軽石は、ナイロン、ポリエステル
などの合成繊維マツトを使用している為、弾力性
があり皮膚表面にジヤストフイツトする。また、
抗菌性ポリエステル繊維により、湿度の高い浴室
内に放置しておいても、かび、細菌などの繁殖が
抑制され、軽石は常に清潔で厭な臭いが発生しな
い。 また、研磨材砥粒を含む熱硬化性樹脂が構成繊
維表面に付着している為、角質除去作用が大き
い。 また、合成繊維不織布マツトの内部構成繊維間
に形成される空隙部を熱可塑性及び熱硬化性混合
樹脂の発泡樹脂により充填、被覆させたことによ
つて、天然の軽石に近い硬度と軽量感が与えられ
ると共に、耐久性も得られるなどの作用を有す
る。 〔実施例〕 以下、本発明の１実施例を図面に基いて説明す
る。 ナイロン繊維15d×38m／m70％、抗菌性ポリ
エステル繊維6d×64m／m30％からなる目付
120g／m2のランダムウエブをSBR樹脂100部、メ
ラミン樹脂20部から成る水系結合剤でD.P.U＝50
％〔（含浸後重量−含浸前重量）÷含浸前重量×
100〕以下D.P.Uと称す。〕含浸加工した後、該ラ
ンダムウエブの表裏面に15g／m2ずつスプレー加
工し目付210g／m2の不織布マツトを得た。該不
織布マツトをフエノール樹脂80部、エポキシ樹脂
20部、硬化剤２部、研磨砥粒200部、顔料10部か
らなる溶剤系結合剤でD.P.U＝250％含浸加工し
目付735g／m2の不織布マツトを得た。該不織布
マツトをエポキシ樹脂100部、硬化剤20部、熱膨
脹性マイクロカプセル（例えば塩化ビニリデン共
重合物、アクリル樹脂等を殻壁として低沸点炭化
水素を内包せしめた微小球体）70部、顔料10部か
ら成る溶剤系結合剤でD.P.U＝100％含浸加工し、
100℃×10min間乾燥させた後、140℃で5min間
加熱することにより熱膨脹性マイクロカプセルの
体積の膨脹による該エポキシ樹脂の発泡と硬化を
行ない目付1470g／m2の人工軽石を得た。 上記人工軽石と天然軽石の硬度をゴム硬度計
（ASKER Ｃ型）で測定した結果、下表に示す如
くほゞ天然軽石に近い硬度で、嵩高かつ軽量のも
のが得られた。
本考案は上記の如く構成したから、皮膚表面に
ジヤストフイツトし、疲労した角質の除去と洗い
心地が良く、湿度の高い浴室内に放置しておいて
も、カビ、バクテリアの汚染がなく、いつも清潔
で悪臭の発生が防止できる。 また、製造工程中に顔料の併用が可能となり
種々な色彩の軽石が作れ、裁断性も良く種々な形
に加工可能であり、非常に意匠性に富んだ効果を
有する考案である。
ジヤストフイツトし、疲労した角質の除去と洗い
心地が良く、湿度の高い浴室内に放置しておいて
も、カビ、バクテリアの汚染がなく、いつも清潔
で悪臭の発生が防止できる。 また、製造工程中に顔料の併用が可能となり
種々な色彩の軽石が作れ、裁断性も良く種々な形
に加工可能であり、非常に意匠性に富んだ効果を
有する考案である。
第１図は本考案の構成を示す発泡前の要部拡大
斜視図、第２図は同発泡後の要部拡大斜視図、第
３図は本考案の１実施例を示す斜視図である。 １……合成繊維、２……抗菌性ポリエステル繊
維、３……樹脂結合剤、４……研磨材砥粒、５…
…熱硬化性樹脂、６……熱膨張性マイクロカプセ
ル、７……混合樹脂、８……発泡、９……人工軽
石。
斜視図、第２図は同発泡後の要部拡大斜視図、第
３図は本考案の１実施例を示す斜視図である。 １……合成繊維、２……抗菌性ポリエステル繊
維、３……樹脂結合剤、４……研磨材砥粒、５…
…熱硬化性樹脂、６……熱膨張性マイクロカプセ
ル、７……混合樹脂、８……発泡、９……人工軽
石。
Claims (1)
- 抗菌性ポリエステル繊維を含有し、合成繊維を
主体とする嵩高不織布マツトの構成繊維表面に、
研摩材砥粒を含有する熱硬化性樹脂が不連続的に
付着被覆し、更に上記砥粒及び熱硬化性樹脂が付
着せる不織布マツトの構成繊維表面及びマツトの
空隙部を熱膨脹性マイクロカプセルを含有する熱
可塑性樹脂又は／及び熱硬化性樹脂よりなる発泡
体により充填、被覆してなる人工軽石。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15589688U JPH0515822Y2 (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15589688U JPH0515822Y2 (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0274992U JPH0274992U (ja) | 1990-06-07 |
| JPH0515822Y2 true JPH0515822Y2 (ja) | 1993-04-26 |
Family
ID=31433935
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15589688U Expired - Lifetime JPH0515822Y2 (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0515822Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20070010828A1 (en) * | 2005-06-23 | 2007-01-11 | Michael Eknoian | Material for mechanical skin resurfacing techniques |
-
1988
- 1988-11-30 JP JP15589688U patent/JPH0515822Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0274992U (ja) | 1990-06-07 |
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