JPH05157677A - 浚渫土圧送装置 - Google Patents

浚渫土圧送装置

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JPH05157677A
JPH05157677A JP3349438A JP34943891A JPH05157677A JP H05157677 A JPH05157677 A JP H05157677A JP 3349438 A JP3349438 A JP 3349438A JP 34943891 A JP34943891 A JP 34943891A JP H05157677 A JPH05157677 A JP H05157677A
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JP
Japan
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dredged soil
dredged
water content
pressure
radiation source
Prior art date
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Pending
Application number
JP3349438A
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English (en)
Inventor
Taijiro Morimoto
泰二郎 森本
Makoto Hirano
誠 平野
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MITSUI FUDOSAN KENSETSU
MITSUI FUDOUSAN KENSETSU KK
Original Assignee
MITSUI FUDOSAN KENSETSU
MITSUI FUDOUSAN KENSETSU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 浚渫土の含水比を正確に把握すると共に、含
水比の計測が迅速かつ連続的に行える浚渫土圧送装置を
提供することである。 【構成】 ホッパ1が取入弁1aを介して攪拌タンク2
の上面に設けられ、攪拌タンク2の下面には吐出弁3a
を介して圧送管3が連結されて構成された浚渫土圧送装
置Aにおいて、前記攪拌機6の攪拌軸7の中心に線源8
を内蔵し、前記攪拌タンク2には線源8からの放射線を
検知する計測器9を設置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は海底から浚渫したヘドロ
や土砂等の浚渫土に、固化材を混合して埋立地に圧送す
る浚渫土圧送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】埋立をする場合は、海底に堆積したヘド
ロや土砂を埋立材として有効に利用するため、海底から
浚渫した浚渫土を、図5に示すような浚渫土圧送装置1
0で埋立地へ圧送するか、或いはこれらの浚渫土に固化
材を混合するかして圧送していた。このような浚渫土圧
送装置10で浚渫土、或いは固化材を混合した浚渫土を
圧送する場合は、浚渫土の含水比が浚渫土圧送装置10
の圧送能力及び固化材の投入量に大きく影響するため、
この含水比を把握することは極めて重要なことである。
そこで、従来は浚渫土を土運船から揚土するときに土砂
のサンプリングを行って含水比を計測していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
含水比の計測は連続的に行うのが不可能であり、間欠的
に計測したものを全体の含水比の平均としていたため、
浚渫土の正確な含水比を把握することが出来なかった。
【0004】また、従来の含水比の計測は浚渫土を土運
船から揚土する際に、逐次土砂のサンプリングを行って
いたため、計測に手間と時間がかかり迅速性を欠いてい
た。本発明は上記のような問題に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、浚渫土の含水比を正確に把握すると
共に、含水比の計測が迅速かつ連続的に行える浚渫土圧
送装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を達成するた
めの本発明の浚渫土圧送装置は、浚渫土を貯留するホッ
パと、該ホッパからの浚渫土を攪拌機で攪拌する攪拌タ
ンクと、該攪拌タンクで攪拌された浚渫土を埋立地へ圧
送する圧送管とによりなる浚渫土圧送装置において、前
記攪拌機の攪拌軸に線源を内蔵し、前記攪拌タンクには
線源からの放射線を検知する計測器を設置したことを特
徴とし、また線源はガンマ線(60Co70μCi)及び
中性子線(252 Cf30μCi)を放射し、前記攪拌軸
は可変速であることを特徴とする構成にすることであ
る。
【0006】
【作用】而して、上記構成によると、線源から放射され
て浚渫土中を通過したガンマ線(60Co70μCi)又
は中性子線(252 Cf30μCi)が計測器で検知され
て浚渫土の密度及び水分量が連続的かつ迅速に計測でき
る。また線源が攪拌軸の中心に内蔵されているため、浚
渫土による線源の損傷や摩耗が生ぜず、かつ軸を中心と
して攪拌された浚渫土のラジアル方向の平均値が測定で
きるため、正確でかつ安定した高精度の計測ができる。
さらに、攪拌軸が可変速であるので、土質に応じた最適
攪拌効果を得ることができる。
【0007】
【実施例】以下本発明の浚渫土圧送装置の一実施例を図
面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の浚渫土
圧送装置の断面図、図2は攪拌軸の拡大断面図を示した
ものである。
【0008】浚渫土圧送装置Aはホッパ1と、攪拌タン
ク2と、圧送管3とによりなり、前記ホッパ1が取入弁
1aを介して攪拌タンク2の上面に設けられ、攪拌タン
ク2の下面には吐出弁3aを介して圧送管3が連結され
ている。前記攪拌タンク2には固化材供給部4からの固
化材を投入する投入管4aと、空気加圧部5からの加圧
用の圧縮空気を給気する給気管5aが連結され、さらに
攪拌タンク2内の浚渫土量を検知する上限センサ2a及
び下限センサ2bが設けられている。また攪拌タンク2
内には浚渫土Mを攪拌するパドル型の攪拌機6が設けら
れ、その攪拌軸7の中心に設けた格納孔7aに線源8が
内蔵されて押し棒8aで固定されている。また攪拌軸7
は土質に応じて攪拌できるように可変速としている。
【0009】なお、前記線源8は前記のように1つに限
らず、複数の格納孔7aを設けて設置することもでき、
計測器9もこれに伴って複数個設置することによりさら
に精度の高い浚渫土Mの密度及び含水比を測定すること
ができる。
【0010】前記線源8はガンマ線(60Co70μC
i)及び中性子線(252 Cf30μCi)を放射するも
のであり、浚渫土Mを通過したこれらのガンマ線(60C
o70μCi)及び中性子線(252 Cf30μCi)を
夫々検知する計測器9が攪拌タンク2の外面に設けら
れ、この計測器9により浚渫土Mの密度及び含水比が計
測される。
【0011】このように前記線源8から放射されたガン
マ線(60Co70μCi)mは、図3に示すように浚渫
土Mを通過する際に物質(電子E)と衝突すると、コン
プトン効果でエネルギーが小さくなり、このエネルギー
の小さくなる割合は単位あたりの電子の数に比例するた
め、物質の密度と電子密度の関係を利用してガンマ線
(60Co70μCi)の通過量を検出管9bで検知して
計測器9で測定することにより浚渫土Mの密度を計測す
るものである。
【0012】また、線源8から放射された中性子線(25
2 Cf30μCi)nは、図4に示すように浚渫土Mを
通過する際に浚渫土M中の水分を形成する水素原子Hに
衝突すると、エネルギーの弱い熱中性子n1 に変化すた
め、この熱中性子n1 を計測器9の吸収材9aで遮断
し、透過してきた速中性子nを検知可能な熱中性子n1
まで減速させて検出管9bで検知して測定することによ
り浚渫土Mの含水比を計測するものである。
【0013】前記各計測器9は固化材供給部4における
セメント計量器4bと海水供給ポンプ4cに電気的に連
係され、浚渫土Mの密度及び含水比の信号をこれらのセ
メント計量器4bと海水供給ポンプ4cへ送ることによ
り、アジティータ4cへのセメント(又は石灰)及び海
水の供給量が調節されて適度なスラリー状の固化材が調
合される。また、この計測器9はホッパ1と連結された
海水供給ポンプ1bにも電気的に連係されている。な
お、この固化材は、前記のようにスラリー状に調合され
たものに限らず、セメントおよび海水を直接攪拌タンク
2へ投入することもできる。
【0014】以下本発明の浚渫土圧送装置Aの使用方法
ついて説明する。先ずはじめに、浚渫されたヘドロや砂
利等からなる浚渫土Mは土運船等で運搬されて、浚渫土
圧送装置Aのホッパ1内に投入される。
【0015】このとき、攪拌タンク2内に浚渫土Mがな
い場合、或いは攪拌中か圧送中でない場合はホッパ1下
部の取入弁1aが開いているので、前記浚渫土Mは攪拌
タンク2内に投入され続け、上限センサ2aが検知する
と前記取入弁1aが閉じられて投入が中断する。
【0016】次に、この浚渫土Mは線源8から放射され
る中性子線(252 Cf30μCi)及び計測器9で含水
比が計測され、その信号がセメント計量器4bおよび海
水供給ポンプ4cへ伝送されてアジティータ4cへのセ
メント及び海水の供給量を調節する。
【0017】そして前記アジティータ4c調合された固
化材は投入管4aから攪拌タンク2ヘ投入されるが、該
攪拌タンク2内の浚渫土Mの含水比が低含水比以内であ
れば前記セメントと海水を投入し、含水比が高含水比以
上であればセメントのみを投入するものとする。
【0018】次に、これらの固化材が投入された浚渫土
Mを攪拌機6で所定時間攪拌・混合した後、攪拌タンク
2を空気加圧部5からの加圧空気で加圧すると共に、攪
拌タンク2が所定の加圧状態になった時点で吐出弁3a
を開くと、浚渫土が圧送管3を介して埋立地に圧送され
る。そしてこの圧送は混合された浚渫土Mがなくなった
ことを下限センサ2bが検知するまで行われる。
【0019】また、以上は浚渫土Mに固化材が混合され
る場合について説明したが、浚渫土Mに固化材が混合さ
れない場合は、計測器9で計測された含水比の信号がホ
ッパ1と連結した海水供給ポンプ1aへ伝送され、浚渫
土Mの含水比が小さい場合は前記海水供給ポンプ1aで
ホッパ1内に必要な海水が供水されるものである。
【0020】
【発明の効果】線源を攪拌軸の中心に内蔵したことによ
り、浚渫土の密度及び含水比を正確に測定できると共
に、これらの密度及び含水比を連続的かつ迅速に計測す
ることができる。
【0021】線源を攪拌軸の中心に内蔵したことによ
り、土砂による線源の損傷や摩耗を防止することができ
る。
【0022】線源を攪拌軸の中心に内蔵したことによ
り、軸を中心として攪拌された浚渫土のラジアル方向の
平均値が測定できるため、安定した高精度の含水比及び
密度の計測ができる。
【0023】含水比及び密度を常時計測できるので、浚
渫土及び固化材の投入量を調整することができて経済的
である。
【0024】攪拌軸を可変速とすることにより、土質に
応じた最適攪拌効果を得ることができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浚渫土を貯留するホッパと、該ホッパか
    らの浚渫土を攪拌機で攪拌する攪拌タンクと、該攪拌タ
    ンクで攪拌された浚渫土を埋立地へ圧送する圧送管とに
    よりなる浚渫土圧送装置において、前記攪拌機の攪拌軸
    に線源を内蔵し、前記攪拌タンクには線源からの放射線
    を検知する計測器を設置したことを特徴とする浚渫土圧
    送装置。
  2. 【請求項2】 線源は攪拌軸の中心に内蔵したことを特
    徴とする請求項1に記載の浚渫土圧送装置。
  3. 【請求項3】 線源はガンマ線(60Co70μCi)を
    放射することを特徴とする請求項1に記載の浚渫土圧送
    装置。
  4. 【請求項4】 線源は中性子線(252 Cf30μCi)
    を放射することを特徴とする請求項1に記載の浚渫土圧
    送装置。
  5. 【請求項5】 攪拌軸は可変速であることを特徴とする
    請求項1に記載の浚渫土圧送装置。
JP3349438A 1991-12-09 1991-12-09 浚渫土圧送装置 Pending JPH05157677A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56167251U (ja) * 1979-11-29 1981-12-10
JPH02209519A (ja) * 1989-02-07 1990-08-21 Kajima Corp 掘削土と固化材水組成液の撹拌混合管理方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56167251U (ja) * 1979-11-29 1981-12-10
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19950627