JPH05157094A - Oa機器の冷却装置 - Google Patents

Oa機器の冷却装置

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JPH05157094A
JPH05157094A JP32262791A JP32262791A JPH05157094A JP H05157094 A JPH05157094 A JP H05157094A JP 32262791 A JP32262791 A JP 32262791A JP 32262791 A JP32262791 A JP 32262791A JP H05157094 A JPH05157094 A JP H05157094A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
cooling fans
motor
motors
equipment
Prior art date
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Pending
Application number
JP32262791A
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English (en)
Inventor
Masayuki Murakami
昌之 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型のOA機器内に組込まれた冷却ファンか
ら発生する騒音を簡単な装置でもって一定レベル以下に
低減させる。 【構成】 OA機器本体が収納される筐体に複数の冷却
ファンを取付け、各冷却ファンを回転駆動する複数のモ
ータとこの各モータに駆動電力を供給する電源回路との
間に、各モータの回転速度を微調整する速度調整器と、
各モータに印加する各駆動電力相互間の位相を可変調整
するための位相調整器とを介挿ている。そして、各冷却
ファンの騒音が互いに打ち消しあうように各駆動電力相
互間の位相を調整し、かつ全体の騒音が低下するように
回転速度を微調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷却ファンの騒音を低減
したOA機器の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、一般の事務所で使用されるワー
ドプロセッサ,パーソナルコンピュータ,ワークステー
ション,ファクシミリ,プリンタ、複写機等のOA機器
においては、筐体内に収納された機器本体が発生する熱
を外部へ排出するための冷却ファンが取付けられてい
る。これらのOA機器は事務員の作業場所に近接して配
置されるので、冷却ファンによる騒音が問題となる。
【0003】冷却ファンや空調ファンによる騒音を本格
的に低減する装置として、例えばコンサートホールや劇
場等において、ダクトの外側位置にファンを設け、内側
にスピーカを取付け、さらに、ファンの内側にマイクロ
フォンを取付け、マイクロフォンで検出したファンの騒
音の周波数と同一周波数の信号を発振器で生成して、こ
の信号の位相をマイクロフォンで検出したファンの騒音
の位相と逆位相でスピーカから出力することによって、
室内へファンの騒音が入らないようにする装置が提唱さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た装置によれば、マイクロフォン,スピーカ,発振器,
スピーカを駆動する増幅器(アンプ)等の電子部材が必
要となる。これらの電子部材はそれぞれ一定以上の容積
を有しており、IC化等によって、小型化することは困
難である。また、製造費用も大幅に高くなる。
【0005】したがって、このような大掛かりな装置を
小型のOA機器内に組込むことは不可能である。よっ
て、もっと簡便でかつある程度の騒音抑制効果を有する
騒音低減化手法の開発が望まれている。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、各冷却ファンを駆動するモータに印加する
駆動電力相互間の位相を調整することにより、簡単な構
成でもって、全部の冷却ファンから出力される合成され
た騒音のレベルを低減できるOA機器の冷却装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に、本発明のOA機器の冷却装置によれば、OA機器本
体が収納される筐体に穿設された排気口に取付けられた
複数の冷却ファンと、この各冷却ファンを回転駆動する
複数のモータと、この各モータに駆動電力を供給する電
源回路と、この電源回路から各モータへの駆動電力供給
路に介挿され各モータの回転速度を微調整する速度調整
器と、電源回路から各モータへの駆動電力供給路に介挿
され、各モータに印加する各駆動電力相互間の位相を可
変調整するための位相調整器とを備えている。そして、
各冷却ファンの騒音が互いに打ち消しあうように各駆動
電力相互間の位相を調整し、かつ全体の騒音が低下する
ように前記回転速度を微調整可能としている。
【0008】
【作用】一般に冷却ファンにおける雑音は冷却ファンの
回転部分やモータの回転部分の振動に起因して発生す
る。そして、この回転部分の振動の周波数は回転部分の
形状等に起因する固有振動数や回転速度に依存する。そ
して、一般に回転速度に依存する成分が固有振動数に依
存する成分より大きい。したがって、回転速度が上昇す
ると振動周波数が上昇し、騒音の周波数も上昇する。
【0009】さらに、詳細に検証すると、モータの回転
部分の振動の時間的変化は固定子と回転子との間に生起
される回転磁界の変化、すなわち、モータに印加される
駆動電圧の信号波形に対応する。したがって、このモー
タに印加する電圧波形の位相を変化させると、回転部分
の振動波形の位相も変化する。振動波形の位相が変化す
ると、振動に起因して発生す縦波(粗密波)である音波
の位相も変化する。しかして、モータに印加する駆動電
力の位相を変化させると冷却ファンから発生する雑音の
位相も変化する。
【0010】一方、同一周波数で互いに位相が180°
異なる一対の音波を合成すると、互いに打消しあって音
が小さくなる。よって、各冷却ファンを回転駆動する各
モータの各駆動電力相互間の位相を位相調節器で調整す
ることによって、各冷却ファンから出力される騒音を合
成した全体の騒音を低減できる。
【0011】また、前述したように、回転部分は固有振
動数を有するので、回転速度を変化させると、固有振動
数の近傍で振動が大きくなり、騒音も大きくなる。した
がって、逆に、回転速度を調整して、回転速度に起因す
る周波数が固有振動数に近似しないようにすればよい。
このように、各駆動電力相互間の位相および回転速度を
調整することによって、全体の騒音を低減できる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。
【0013】図1は実施例のOA機器の冷却装置の断面
模式図である。図示しないOA機器本体を収納する筐体
1の下部位置に空気吸入口2が穿設されている。また、
筐体1の裏面の上部位置および下部位置にそれぞれ排気
口3a,3bが設けられている。そして、この各排気口
3a,3b内に同一構成の冷却ファン4a,4bが取付
けられている。そして、この各冷却ファン4a,4bを
回転駆動する各モータは筐体1の天井近傍に取付けられ
たモータ駆動装置5によって回転駆動される。
【0014】図2はモータ駆動装置5の概略構成を示す
ブロック図である。商用電源6から供給された例えば5
0Hz,100Vの電力は電源回路7でもって例えば12
V等の所定の直流電圧Es に変換される。直流電圧Es
は次の速度調節器8によって操作者によって可変設定さ
れる。速度調節器8から出力された直流電圧Ed は次の
変調器9でもって交流成分が重畳されてモータ駆動信号
として出力される。なおこの交流成分は発振器10から
供給される。
【0015】変調器9から出力されたモータ駆動信号は
分岐器で二つのモータ駆動信号a1,a2 に分岐され
て、位相調整器11へ入力される。この位相調整器11
は一方のモータ駆動信号a2 と他方のモータ駆動信号a
1 との間の位相θを任意に調整する機能を有する。具体
的には、モータ駆動信号a2 の信号路に例えば可変容量
コンデンサと可変抵抗からなる可変遅延回路を挿入し
て、モータ駆動信号a2 のモータ駆動信号a1 に対する
位相差θを任意の値に設定可能に構成されている。
【0016】位相調整器11から出力された各モータ駆
動信号b1 ,b2 はそれぞれ電圧微調整回路12a,1
2bを経由して、各冷却ファン4a,4bを回転駆動す
る直流モータ13a,13bへ印加される。この直流モ
ータ13a,13bは同一構成であり、図3に示すよう
に、直流の印加電圧Eにほぼ比例した回転速度Vで回転
駆動する。
【0017】次にこのような構成のOA機器の冷却装置
の動作を説明する。電源回路7から出力される直流電圧
Es は電圧調節器8でもってEd まで減圧されたとす
る。また、発振器10から交流信号が変調器9へ変調信
号cとして送出される。 c=B sinωt …(1) したがって、変調器9から出力される各モータ駆動信号
a1 ,a2 は(2) 式のようになる。 a1 =a2 =Ed +B sinωt …(2)
【0018】そして、位相調整器11によって、一方の
モータ駆動信号a2が他方のモータ駆動信号a1 に対し
てθだけ遅延される。その結果、位相調整器11から各
直流モータ13a,13bへ送出されるモータ駆動信号
b1 ,b2 は(3) 式となる。 b1 =Ed +B sinωt b2 =Ed +B sin (ωt+θ) …(3)
【0019】よって、このモータ駆動信号b1 ,b2 が
各直流モータ13a,13bに印加されると、図3に示
すように、印加電圧Eが電圧Ed を中心に周波数ωでも
って変動するので、回転速度Vも、電圧Ed に対応する
速度Vd を中心に周波数ωでもって変動する。その結
果、各直流モータ13a,13bの回転部分は周波数ω
に比例した周波数で振動し、周波数ωに比例した周波数
を有する騒音を発生する。
【0020】そこで、図4に示すように、位相調節器1
1でもって一方の直流モータ13bに印加するモータ駆
動信号b2 を遅らせせて、相互間の位相θを180°
(π)にすれば、各冷却ファン3a,3bにて発生する
各騒音どうしが打ち消しあって、全体の騒音レベルが低
下する。
【0021】なお、実際には、合成された騒音のレベル
が最低値になるように位相調節器11を用いて位相θを
設定する。したがって、必ずしも位相θが正確に180
°(π)になるとは限らない。
【0022】なお、電圧微調整回路12a,12bは各
直流モータ13a,13bの回転速度V(Vd)が互いに
一致するように各モータ駆動信号b1 ,b2 の直流値E
d が予め微調整されている。
【0023】位相調整器11による調整操作が終了する
と、次に速度調整器8を調整する。すなわち、合成され
た騒音のレベルが最低値になるように直流電圧Ed を調
整する。
【0024】このような構成のOA機器の冷却装置によ
れば、電源回路7と各直流モータ13a,13bとの間
に速度調整器8および位相調整器11を介挿して、これ
らの調整器11,8によって、位相θおよび回転速度V
を最適値に調整することによって、冷却ファン3a,3
bから出力される合成された騒音のレベルを大幅に低減
できる。
【0025】また、速度調整器8および位相調整器11
は簡単な回路であり、かつ簡単にIC化可能であるの
で、簡単にOA機器内に組込むことが可能である。よっ
て、これらの調整器8,11を組込むことによって、O
A機器全体が大型化したり、製造費が大幅に上昇するこ
とはない。
【0026】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではない。実施例においては、冷却ファンを駆動
するモータを直流モータで構成したが、同期モータを使
用してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のOA機器
の冷却装置によれば、OA機器本体が収納される筐体に
複数の冷却ファンを設け、各冷却ファンを駆動するモー
タに印加する駆動電力相互間の位相を調整可能とし、か
つモータの回転速度を微調整調整可能としている。した
がって、簡単な構成でもって、全部の冷却ファンから出
力される合成された騒音のレベルをある一定レベル以下
まで簡単に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わるOA機器の冷却装
置を示す模式図、
【図2】 同実施装置の概略装置を示すブロック図
【図3】 同実施装置におけるモータの電圧速度特性
図、
【図4】 同実施装置の各モータに印加するモータ駆動
信号を示す波形図。
【符号の説明】
1…筐体、4a,4b…冷却ファン、5…モータ駆動装
置、7…電源回路、8…速度調整器、9…変調器、10
…発振器、11…位相調整器、13a,13b…直流モ
ータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 OA機器本体が収納される筐体に穿設さ
    れた排気口に取付けられた複数の冷却ファンと、この各
    冷却ファンを回転駆動する複数のモータと、この各モー
    タに駆動電力を供給する電源回路と、この電源回路から
    前記各モータへの駆動電力供給路に介挿され各モータの
    回転速度を微調整する速度調整器と、前記電源回路から
    各モータへの駆動電力供給路に介挿され、各モータに印
    加する各駆動電力相互間の位相を可変調整するための位
    相調整器とを備え、前記各冷却ファンの騒音が互いに打
    ち消しあうように前記各駆動電力相互間の位相を調整
    し、かつ全体の騒音が低下するように前記回転速度を微
    調整することを特徴とするOA機器の冷却装置。
JP32262791A 1991-12-06 1991-12-06 Oa機器の冷却装置 Pending JPH05157094A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007126983A (ja) * 2005-11-01 2007-05-24 Toa Corp 電動ファンの駆動装置
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