JPH05157038A - サイホン式水車 - Google Patents

サイホン式水車

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JPH05157038A
JPH05157038A JP3321753A JP32175391A JPH05157038A JP H05157038 A JPH05157038 A JP H05157038A JP 3321753 A JP3321753 A JP 3321753A JP 32175391 A JP32175391 A JP 32175391A JP H05157038 A JPH05157038 A JP H05157038A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
pump
conduit
turbine
pipe
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3321753A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Yamamoto
▲ひと▼師 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP3321753A priority Critical patent/JPH05157038A/ja
Publication of JPH05157038A publication Critical patent/JPH05157038A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

Landscapes

  • Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 設備の小型簡素化及び運転効率向上を図る。 【構成】 ダムの堰堤13の上端面13aを越えて水車
14に連結されている側の導水管11aに、貯水池12
の水を供給するポンプ19を連結してポンプ19により
導水管11aに水を充満させると共に、導水管11の頂
部11bに真空ポンプ20を連結して残存部の空気を吸
い出し、、ポンプ19及び真空ポンプ20の駆動力を低
くして導水管11内の充水を短時間で行ない、設備の小
型簡素化及び運転効率向上を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサイホン式水車に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば貯水を目的としたダム等におい
て、後で水力発電設備を設ける場合には、ダムの堰堤に
導水孔を設けることにより取水手段を確保するのが一般
的であるが、このような導水孔を設けることを種々の理
由(例えばコスト面)で採用したくない場合に好適な水
車設備としてサイホン式水車が提案されている。
【0003】図3に基づいて従来のサイホン式水車を説
明する。図3には従来のサイホン式水車の概略構成を示
してある。
【0004】図に示すように、導水管1は、一端がダム
の貯水池2の水中に開口すると共に、ダムの堰堤3の上
端面3aを越えて他端が水車4に連結されている。水車
4は貯水池2の下方に位置する架台3bに設置されると
共に、ガイドベーン(図示省略)を調整することにより
流水する水の流量を任意に選択できるようになってお
り、出力軸には発電機(図示省略)が連結されている。
放水管5は水車4を回した水を放水庭6へ案内するもの
である。
【0005】堰堤3の上端面3aを越える部位の導水管
1の頂部1aには真空ポンプ7が連結され、真空ポンプ
7によって導水管1内が真空引きされて水が充満され
る。
【0006】上述したサイホン式水車では、始動の際、
真空ポンプ7を駆動して導水管1内を真空にし、導水管
1内に水を充満する。頂部1a内を負圧にして導水管1
をサイホンとすることで水車4の運転を行なう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のサイホン式水車
では、始動の際に真空ポンプ7を用いて導水管1内を真
空引きし、導水管1内に水を充満するようにしている。
このため、大容量の真空ポンプ7を必要とし、また運転
準備にあたり真空引きに要する時間がかかり、効率が悪
いものであった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の構成は、一端がダムの貯水池の水中に開口す
ると共に、ダムの堰堤の上端面を越えて他端が貯水池の
下方に配設された水車に連結されているサイホン管とな
り得る導水管を有するサイホン式水車において、堰堤の
上端面を越えて水車に連結されている側の導水管に貯水
池の水を供給するポンプを連結し、空気を吸い出す吸出
しポンプを導水管の頂部に連結したことを特徴とする。
【0009】
【作用】運転準備に際し、ポンプの駆動により堰堤の上
端面を越えて水車に連結されている側の導水管に水を充
満し、吸出しポンプの駆動により導水管の頂部の空気を
吸い出す。
【0010】
【実施例】図1には本発明の第一実施例に係るサイホン
式水車の概略構成を示してある。
【0011】図に示すように、導水管11は、一端がダ
ムの貯水池12の水中に開口すると共に、ダムの堰堤1
3の上端面13aを越えて他端が水車14に連結されて
いる。水車14は貯水池12の下方に位置する架台13
bに設置されると共に、水車14内のガイドベーン(図
示省略)を調整することにより流入する水の流量を任意
に選択できるようになっており、出力軸には発電機(図
示省略)が連結されている。放水管16は水車14を回
した水を放水庭17へ案内するものである。尚、図中1
5は入口弁である。
【0012】堰堤13の上端面13aを越えて水車14
に連結されている側の導水管11aには補助管18が連
結され、補助管18の他端は貯水池12の水中に開口し
ている。補助管18にはポンプ19が設けられ、ポンプ
19の駆動により水車14に連結されている側の導水管
11aに貯水池12の水が供給される。導水管11の頂
部11bには、導水管11内の空気を吸い出す吸出しポ
ンプとしての真空ポンプ20が連結されている。導水管
11aの最上部には水位センサ21が設けられている。
【0013】上記構成のサイホン式水車では、その始動
にあたり、入口弁15及び水車14内のガイドベーンを
閉じてポンプ19の駆動を行なう。これにより、水車1
4に連結されている側の導水管11aに補助管18から
貯水池12の水が供給される。導水管11aの水位が水
位センサ21の位置に達すると、ポンプ19を停止させ
ると共に、真空ポンプ20の駆動を行ない、頂部11b
及び貯水池12側の導水管11内に残存している空気を
吸い出して充水を行なう。
【0014】導水管11の充水が完了すると、入口弁1
5及び水車14内のガイドベーンを開き水車14を始動
する。導水管11内の水は水車14を通って放水管16
から放水庭17に放出され、導水管11の上部はサイホ
ンを形成して連続して水が流れることになる。
【0015】上述したサイホン式水車は、ポンプ19に
より水位センサ21の位置まで、水車14側の導水管1
1aに水を充満させ、残存部の空気だけを真空ポンプ2
0で吸い出すので、真空ポンプ20の容量を小さくする
ことができると共に、真空ポンプだけで導水管11に水
を充満させる場合に比べ極めて短時間で充水が実施でき
る。また、入口弁15及び水車14のガイドベーンに若
干のもれがあっても、ポンプ19により導水管11aに
水を充満させるようにしているので、運転準備時間はほ
とんど延長されない。真空ポンプだけで導水管11に水
を充満させる場合、空気のもれがあった時には運転準備
時間は大幅に延長される。因に、落差50m,流量1m3
/s程度の発電所で、1.5kw相当のポンプ19を用
いると導水管11aに水を充満させるのに2〜3分の時
間が必要となる。真空ポンプだけで導水管11に水を充
満させる場合15kw相当のものを用いて30分以上の
時間が必要となる。
【0016】図2基づいて本発明の第二実施例を説明す
る。図2には本発明の第二実施例に係るサイホン式水車
の概略構成を示してある。尚、図1に示した部材と同一
部材には同一符号を付して重複する説明は省略してあ
る。
【0017】ポンプ19と水車14側の導水管11aの
連通部18aとの間における補助管18には三方弁31
が設けられ、三方弁31は分岐管32の一端につながっ
ている。三方弁31を切替えることにより、ポンプ19
で送られる水は導水管11a側と分岐管32側とに選択
的に送られる。分岐管32側の他端はジェットポンプ3
3の駆動流体側の流入口34につながり、ジェットポン
プ33の吸出口35は貯水池12につながっている。導
水管11の頂部11bには吸引管36の一端が連通し、
吸引管36の他端はジェットポンプ33の被駆動流体の
吸入口37につながっている。ジェットポンプ33の流
入口34に流体が供給されると、吸入口37から流体が
吸引され、ジェットポンプ33が吸出しポンプとなって
いる。
【0018】上記構成のサイホン式水車の作用を説明す
る。始動にあたり入口弁15及び水車14のガイドベー
ンを閉じると共に、三方弁31を導水管11aとの連通
部18側に切替える。この状態でポンプ19の駆動を行
なうことにより、導水管11aに補助管18から貯水池
12の水が供給される。導水管11aの水位が水位セン
サ21の位置に達すると、三方弁31を分岐管32側に
切替え、貯水池12の水を流入口34からジェットポン
プ33に導入する。貯水池12の水が駆動流体となり、
吸引管36を介して頂部11b及び貯水池12側の導水
管11内に残存している空気が吸入口37から吸引さ
れ、充水が行なわれる。
【0019】導水管11aの充水が完了すると、入口弁
15及び水車14内のガイドベーンを開き水車14を始
動する。導水管11内の水は水車14を通って放水管1
6から放水庭17に放出され、導水管11の上部はサイ
ホンを形成して連続して水が流れることになる。
【0020】上述したサイホン式水車は、図1で示した
サイホン式水車と同様短時間で運転準備が行なえると共
に、回転機がポンプ19のみであり、静止形のジェット
ポンプ33を用いているので、高価な真空ポンプが不要
で保守が極めて容易となる。
【0021】
【発明の効果】本発明のサイホン式水車は、水車に連結
されている側の導水管に、貯水池の水を供給するポンプ
を連結してポンプにより導水管に水を充満させると共
に、導水管の頂部に吸出しポンプを連結して残存部の空
気を吸い出すようにしたので、ポンプ及び吸出しポンプ
の駆動力を低くして導水管内の充水を短時間で行なうこ
とができる。この結果、設備の小型簡素化及び運転効率
向上が図れ、建設コストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係るサイホン式水車の概
略構成図。
【図2】本発明の第二実施例に係るサイホン式水車の概
略構成図。
【図3】従来のサイホン式水車の概略構成図。
【符号の説明】
11 導水管 11b 頂部 12 貯水池 13 堰堤 13a 上端面 14 水車 18 補助管 19 ポンプ 20 真空ポンプ 31 三方弁 32 分岐管 33 ジェットポンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端がダムの貯水池の水中に開口すると
    共に、ダムの堰堤の上端面を越えて他端が貯水池の下方
    に配設された水車に連結されているサイホン管となり得
    る導水管を有するサイホン式水車において、堰堤の上端
    面を越えて水車に連結されている側の導水管に貯水池の
    水を供給するポンプを連結し、空気を吸い出す吸出しポ
    ンプを導水管の頂部に連結したことを特徴とするサイホ
    ン式水車。
JP3321753A 1991-12-05 1991-12-05 サイホン式水車 Withdrawn JPH05157038A (ja)

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JP3321753A JPH05157038A (ja) 1991-12-05 1991-12-05 サイホン式水車

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ID=18136065

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Effective date: 19990311