JPH05156B2 - - Google Patents

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JPH05156B2
JPH05156B2 JP63099942A JP9994288A JPH05156B2 JP H05156 B2 JPH05156 B2 JP H05156B2 JP 63099942 A JP63099942 A JP 63099942A JP 9994288 A JP9994288 A JP 9994288A JP H05156 B2 JPH05156 B2 JP H05156B2
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JP
Japan
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melting
plasma
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JP63099942A
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Kazu Kanayama
Osamu Koshida
Kazuo Nakatsuka
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、高周波抵抗溶接法により製作され
る溶融H形鋼等の形鋼製作時において、ウエブと
フランジとの間に発生するビードを除去する除去
装置に関するものでる。
〔従来技術〕
従来この種のビード除去装置としては、溶接直
後においてビードが加熱している状態で酸素を吹
きつけ、酸化反応および酸素圧力にてビードを溶
削するものが知られている。(実開昭54−10926号
公報参照) なおこの従来のビード除去装置は、第7図に示
す如く高周波誘導溶接機1の出側上方に架設され
たレール2上を走行する台車3と、この台車3に
高周波誘導溶接機1で溶接して成形された形鋼4
を挟用すべく懸吊された一対の腕杆5と、この各
腕杆5にそれぞれ形鋼4のビード箇所に臨めせう
るように上下動および揺動自在に装備された酸素
吹付けノズル6とからなつている。
〔この発明が解決すべき課題〕
しかしこのような従来の除去装置では、酸素吹
付けによるビード燃焼によつてビードを溶削させ
るため、酸素吹付けノズル6の取付けをビードが
高温域である位置、即ちH形鋼4への溶接位置の
近傍に行う必要がある。またこの酸素吹付けノズ
ル6は、溶接H形鋼4の製作ラインにおけるライ
ン流れの出側から入側に向かつて設置する必要が
ある等、酸素吹付けノズル6の設置箇所が限定さ
れてしまう。
そしてこのように酸素吹付けノズル6の取付け
位置が溶接位置近傍に限定されていると、ビード
の溶削時に発生する酸化スラグが、ウエブ支持ロ
ール7や溶接時におけるウエブ8とフランジ9と
の当接部10に飛散して、ロール7を巻込みや当
接部10のかみ込み等を発生させてしまう。
またH形鋼4への溶接位置近傍でビードを溶削
してしまうので、溶接品質の管理指標であるビー
ドの形状が不明となつてしまう。
さらにH形鋼4への溶接時に発生するビード自
体が必ず波を持つ形状となつて大きさが変化する
と共に、ライン速度によりビード熱量が変化する
ために、酸化反応にバルツキが発生して溶削が浅
くなつたり深くなつたりするバラツキが発生して
しまう。
この発明は前述した事情に鑑みて創案されたも
ので、その目的は設置箇所が限定されずに形鋼の
溶接作業に対して影響を及ぼすことがなくビード
の除去を確実に行えるビード除去装置を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明装置は、形鋼の製作ラインにおいて、
溶接時発生したビードの冷間状態となつたビード
を溶融させるプラズマで構成されるビード溶融部
と、このビード溶融部の後段に設置されたブラシ
で構成されるスラグ除去部と、発生するNOx等
の粉塵を集塵する局所集塵フードとを備えて形鋼
のビード除去装置を構成するものである。
そしてビードをビード溶融部で積極的に溶融さ
せることにより、ビード形状およびビード熱量に
影響されることなく除去作業を行えるようにす
る。またビード溶融部で積極的に溶融させて冷間
域にてビードの除去を行えるようにすることで、
形鋼への溶接部位置よりも離れた位置でビード除
去作業が行えて、酸化スラグの飛散等の影響を受
けずにビードの除去を確実に行えるようにしたも
のである。
〔実施例〕
以下この発明のビード除去装置を、溶接H形鋼
の製作時におけるビード除去用として設置した実
施例によつて説明する。(第1図参照) 溶接H形鋼12の製造ライン上に設けられてい
るビード除去装置11は、溶接H形鋼12を形成
する高周波抵抗溶接部13から溶接時発生したビ
ードが冷間状態となるように一定距離を開けて設
けられている局所集塵フード14内に収納配置さ
れている。
そしてこのビード除去装置11は、ビード15
を溶融させるエアープラズマで構成されたビード
溶融部16と、このビード溶融部16の後段に設
けられており、ビード溶融部16がビード15を
確実に溶融できるようにウエブ18およびフラン
ジ19との距離を一定に保つ溶融部用追従ローラ
ー20と、この溶融部用追従ローラー20の後段
に設けられているブラシで構成されたスラグ除去
部21と、このスラグ除去部21の後段に設けら
れているエアーブローノズル22とからなつてい
る。
ビード溶融部16は、トーチ16aと、母材側
給電用ローラ16bと、トーチ16a側にマイナ
スが、また母材側給電用ローラ16b側にプラス
が接続されている電源部16cとからなつてい
る。このビード溶融部16としては、プラズマ切
断機を用いる。またプラズマ切断機としては、ガ
ラスプラズマ、水プラズマ、エアープラズマがあ
る。そしてこれらのどれを使用しても溶融可能で
あり、ビード除去表面の酸化、塵化等に問題なけ
ればランニングコストの安いエアープラズマが良
く、また最も効率的に行えるのはガスプラズマで
ある。
なおこの実施例の溶接H形鋼の場合には、エア
ープラズマを使用する。
溶融部用追従ローラー20は、固定ベース24
に設けられているシリンダ25により上下動自在
な支持部26と、この支持部26に設けられてい
るシリンダ27によりH形鋼のウエブ方向進退自
在な支持部28とに設けられている。(第3図参
照) そしてプラズマトーチ16aは、両追従ローラ
ー20,20によつて追従可能な支持部28に取
付けてあり、ウエブ18またはフランジ19のど
ちらかが変動しても追従できるようになつてい
る。
このような構成からなるビード除去装置11を
使用してのビード除去作業は、まず高周波抵抗溶
接部13においてのH形鋼への溶接完了後、冷間
状態となつてビード15をビード溶融部16にて
溶融させる。
なおこの時のビード溶融部16のトーチ16a
のノズル径は、プラズマの切断能力およびダブル
アーク臨界電流に関係があるが、ビード15の大
きさにより限定される。そしてノズル径が1〜
3φの時のプラズマ電気容量は、250AがMAXと
なる。
またビード15の溶融体を除去するエアー圧力
と、H形鋼の製作ライン速度とは、第4図のグラ
フに示すような関係があり、速度に対してエアー
圧の選定が必要となるので、エアー圧は速度に対
して可変式とする。なおこのエアーは、ビード溶
融体を冷却させると共に、溶融体が飛散してなる
スラグの母材(H形鋼)への密着性を低下させ、
スラグ除去を容易にさせる役目がある。
さらにプラズマトーチ16aの角度は、アーク
安定性と溶融体の除去との間に関係がある。その
ため速度に対し角度θ(第5図参照)の設定が必
要となるので、速度に対して可変式とする。なお
断面方向のトーチ角は、ビード除去の最適方向で
あれば良く、この実施例のH形鋼のように直角コ
ーナーでのビード除去の場合は45゜とする。
またビード15の外形が凹凸形状の場合には、
トーチ16aとの距離が変動することからアーク
不安定が発生するため、高周波抵抗溶接部13直
後のビード15をローラーで押さえること(ビー
ド成形)により、ビード部を長手方向に平坦にし
アーク安定性を向上させることができる。
なおプラズマには移行形と非移行形とがある
が、効率的には移行形が有利のため移行形で考え
る。この場合、母材側への給電が必要であり、本
装置では搬送ローラを流用して給電装置(母材側
給電用ローラ16b)としている。この給電は、
別にタツチローラーを設けて行つてもよい。
またこの母材側給電ローラ16bは、常に成品
へ接触している必要があると共に、その材質は極
力電導率の高いものが良い。そして本件の場合、
上部からの押さえローラーを付けて接触不良の防
止を図る等も良好な手段となる。
なお前述したように断面方向のプラズマトーチ
は、45゜でビードを最も除去できる位置にセツト
されていなければならない。またトーチ16aの
先端とビード15との距離も約5〜6mm程度にセ
ツトされている必要があり、形鋼12とプラズマ
トーチ16aとは一定の間隔をもつてセツトされ
ている必要がある。
このため形鋼ウエブ通路をガイドロールにて案
内するという手段もあるが、形鋼の曲りおよびウ
エブ平坦度が悪いといつた場合、形鋼にキズを付
けたり、トーチ16aとの距離がズレたりする。
従つてこの実施例では、追従ローラー方式とし
た。
なおH形鋼のウエブとフランジ共に、第3図に
示した如くシリンダ25,27(油圧、エアー共
に可)にて追従ローラー20を形鋼に当て、形鋼
の動きに対してトーチ16aが追従できるように
したものである。
次に以上のように安定してビード15を溶接除
去した後、スラグ除去部21であるブラシにより
ビード15の周辺に付着したスラグを除去する。
このブラシは、製作ラインの流れ方向に向つて回
転させることとする。またブラシ材としては、金
属、ナイロン等どのようなものでも使用できる。
そしてこの実施例では、ブラシ内にエアーを入
れ、ブラシの目ずまりを防ぎ、さらにブラシをフ
ード29で囲み周辺へのスラグの飛散を防止させ
るようにしている。(第6図参照)またブラシの
後方に設けられているエアーブローノズル22に
よつて、ブラシ面にあるスラグを吹き飛ばすよう
にしている。(第1図参照) なおスラグは、必ず発生するものであるが、エ
アー圧力、トーチ角度により、非常にハクリし易
い状態を作ることが可能である。
また前述したようにプラズマおよびブラツシン
グ等を連続して行う設備のために、周辺にNOx
等の粉塵が発生するので全体を局所集塵フード1
4で囲み局所集塵にて集塵し、バグフイルター集
塵機等を使い除塵させている。(第1図参照) さらにこのビード溶融部とスラグ除去部とによ
るビードの除去作業は、図示した如くウエブと下
フランジとの隅部の他に、ウエブと上フランジと
の隅部のものも同様にして行う。(図示せず) このことにより溶接H形鋼の溶接時発生ビード
の除去作業が完了する。
なおこの発明の除去装置は、前述した実施例の
溶接H形鋼の他に、電縫管、T形鋼等のビード除
去にも適用できる。
〔発明の効果〕
この発明のビード除去装置は、溶接H形鋼の製
作ラインにおいて、溶接作業時に発生したビード
を溶融させるプラズマからなるビード溶融部と、
このビード溶融部の後段に設置されたブラシで構
成されるスラグ除去部とを備えてなることを特徴
としている。
そしてこの構成によればビードをビード溶融部
で積極的に溶融させることにより、従来の酸素吹
付けによるビード燃焼(酸化反応および酸素圧
力)によつてビードを溶削させるもののように、
ビード形状およびビード熱量に影響されることな
く、ビードの除去作業を容易でバラツキがなく確
実に行うことができる。
またビード溶融部で積極的に溶融させること
で、ビードの除去を冷間域にて行えるようにした
ことにより、除去作業位置に限定されることな
く、H形鋼への溶接部位置よりも離れた位置でビ
ード除去作業が行える。そのためビード除去作業
で発生して飛散する酸化スラグがH形鋼への溶接
部に影響を及ぼすようなことがなく、ビードの除
去を確実に行える。
さらに従来の除去装置のようにH形鋼への溶接
部位置近傍でビードを除去(溶削)せずに、H形
鋼への溶接部位置より離れた位置で行うので、溶
接品質の管理指標であるビードの形状を十分に確
認することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のビード除去装置が設けられ
た溶接H形鋼の製作ラインを示す概略正面図、第
2図はビード溶融部の別態様を示す概略斜視図、
第3図は溶融部用追従ローラーの取付状態を示す
概略斜視図、第4図はエアー圧力とビード除去速
度の関係を示すグラフ、第5図はトーチ角度を示
す概略図、第6図はスラグ除去部を示す概略斜視
図、第7図は従来のビード除去装置を示す正面図
である。 1…高周波誘導溶接機、2…レール、3…台
車、4…形鋼、5…腕杆、6…酸素吹付けノズ
ル、7…ウエブ支持ロール、8…ウエブ、9…フ
ランジ、10…当接部、11…ビード除去装置、
12…溶接H形鋼、13…高周波抵抗溶接部、1
4…局所集塵フード、15…ビード、16…ビー
ド溶融部、16a…トーチ、16b…母材側給電
用ローラ、18…ウエブ、19…フランジ、20
…溶融部用追従ローラー、21…スラグ除去部、
22…エアーブローノズル、23…噴射口、24
…固定ベース、25…シリンダ、26…支持部、
27…シリンダ、28…支持部、29…フード。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 形鋼の製作ラインにおいて、溶接時発生した
    ビードの冷間状態となつたビードを溶融させるプ
    ラズマで構成されるビード溶融部と、このビード
    溶融部の後段に設置されたブラシで構成されるス
    ラグ除去部、発生するNOx等の粉塵を集塵する
    局所集塵フードとを備えたことを特徴とするビー
    ド除去装置。
JP9994288A 1988-04-22 1988-04-22 ビード除去装置 Granted JPH01271093A (ja)

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JP9994288A JPH01271093A (ja) 1988-04-22 1988-04-22 ビード除去装置

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JP9994288A JPH01271093A (ja) 1988-04-22 1988-04-22 ビード除去装置

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JPH01271093A JPH01271093A (ja) 1989-10-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55138484U (ja) * 1979-03-23 1980-10-02
JPS57181480U (ja) * 1981-05-09 1982-11-17

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JPH01271093A (ja) 1989-10-30

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