JPH05156437A - 蒸着装置 - Google Patents

蒸着装置

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JPH05156437A
JPH05156437A JP34926691A JP34926691A JPH05156437A JP H05156437 A JPH05156437 A JP H05156437A JP 34926691 A JP34926691 A JP 34926691A JP 34926691 A JP34926691 A JP 34926691A JP H05156437 A JPH05156437 A JP H05156437A
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JP
Japan
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vapor deposition
glass plate
viewing window
plate
metal
Prior art date
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Pending
Application number
JP34926691A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayasu Kakinuma
正康 柿沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP34926691A priority Critical patent/JPH05156437A/ja
Publication of JPH05156437A publication Critical patent/JPH05156437A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蒸着装置の長時間の連続使用を可能とし、観
視窓の清掃を容易とする。 【構成】 ストロボスコープ21の回転スリット板25
と同心上にテーブル29を回転自在に設け、テーブル2
9に同心上に6個の孔30を設け、孔30にそれぞれガ
ラス板31を着脱可能に装着した。ガラス板31は観視
窓33と同心上に位置し、ガラス板31が汚れたらテー
ブル29を回転し、新しいガラス板31で観視窓33を
遮幣する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蒸着テープなどを作成
するための蒸着装置に係り、特に観察部材の清掃が容易
な蒸着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6及び図7に従来の蒸着装置の一例の
構成を示す。図において、密閉筐体1内には鉛ガラスな
どで作られた容器としてのルツボ2が載置されており、
ルツボ2内にはコバルトニッケルなどの磁性体金属片3
が入れられている。筐体1の上部にはルツボ2内の金属
片3を照射加熱する加熱源としての電子ビームガン4が
設けられている。また筐体1の前面には観察部材として
のストロボスコープ5が設けられており、ストロボスコ
ープ5にはモータ6で高速回転される回転スリット板7
が取り付けられている。そしてスリット板7には図7に
示すように直径方向にスリット7aが形成されている。
さらにストロボスコープ5にはスリット板7の半径上の
位置に観視窓8が設けられており、観視窓8からスリッ
ト7aを介してルツボ2内の金属3の状態を観視できる
ようになっている。
【0003】一方、筐体1内には図示しない駆動源によ
って回転駆動される円筒9が設けられており、円筒9の
外周にはテープ10が巻回されている。そして電子ビー
ムガン4から発するビームによりルツボ2内の金属片3
が照射加熱され、金属蒸気となって蒸発して磁性体金属
がテープ10上に蒸着される。このとき筐体1内の金属
蒸気が外部へ漏れないように、観視窓8には透明板とし
てのガラス板11が気密に固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成された従来の蒸着装置によると、観視窓8に
固定されたガラス板11には蒸着作業時に発生する金属
蒸気がスリット7aを通って付着し、連続作業中に内部
が見えなくなる。このため頻繁に観視窓8をストロボス
コープ5から外してガラス板11を清掃する必要があ
り、長時間の連続使用が不可能であった。
【0005】この問題を解決するために従来は、スリッ
ト板7に等しい直径を有するガラス板を同心上に回転自
在に設け、ガラス板の一部を視野として観視を行なう方
式のものがあった。この方式によれば、ガラス板を回転
させることにより汚れた部分を観視窓の視野部分から移
動させ、汚れていない部分を視野として用いることによ
り、ある程度の長時間の連続使用が可能となる。しかし
この方式によるとガラス板が大きいため、清掃のときに
ストロボスコープ全体を分解する必要があるという問題
があった。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
もので、装置を長時間連続して使用することができ、観
察部材の清掃が容易な蒸着装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の蒸着装
置は、密閉筐体1内に載置され金属3を収納する容器と
してのルツボ2と、金属3を加熱する加熱源としての電
子ビームガン4と、筐体1に装着されルツボ2内の金属
3を観察する観視窓33が設けられた観察部材としての
ストロボスコープ21とを有する蒸着装置において、観
視窓33を遮幣する複数枚の透明板としてのガラス板3
1が同心上にそれぞれ着脱可能に配設された回転体とし
てのテーブル29を、ストロボスコープ21に回転可能
に設けたことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の蒸着装置は、ガラス板3
1をストロボスコープ21に設けられた回転スリット板
25のスリットに対向して配設したことを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1に記載の蒸着装置においては、観視窓
33を遮幣するガラス板31が、テーブル29上に同心
上に着脱可能に複数枚設けられているので、観視窓33
を遮幣している1枚のガラス板31が蒸着金属によって
汚れたときは、テーブル29を回転させて別の新しいガ
ラス板31で観視窓33を遮幣することにより、連続し
て使用することができる。また汚れたガラス板31は1
枚ずつ分離してテーブル29から取り出すことができる
ので、清掃を短時間で容易に行なうことができる。
【0010】請求項2に記載の蒸着装置においては、観
察部材が回転スリット板25を有するストロボスコープ
21であって、ガラス板31をスリット板25に設けら
れたスリットに対向して配設した。
【0011】
【実施例】以下、本発明の蒸着装置の一実施例を図面を
参照して説明する。
【0012】図1及び図2に本発明の一実施例によるス
トロボスコープ21の構成を示す。図において、円板状
の基板22の中心にはモータ23が、出力軸24が基板
22に直角になるように取り付けられている。出力軸2
4には図7に示す従来例と同様に、直径上に図示しない
スリットが形成された回転スリット板25が同心上に固
定されている。基板22のモータ23が取り付けられた
側には、断面がほぼ円筒状のカバー26が同心上に設け
られており、中心にはモータ23を被覆する円筒状の突
出部27が固定されている。
【0013】基板22とカバー26との間には中心に設
けられた円環状の軸受部28を介して、回転体としての
テーブル29が回転自在に支持されている。またテーブ
ル29には、図2に示すように6個の円形の孔部30が
同心上に等配に形成されており、各孔部30にはそれぞ
れ円板状のガラス板31が着脱可能に装着されている。
さらに、カバー26の端面には孔部30と同心上に位置
するように孔部32が形成されており、孔部32の外側
には観視窓33が同心上に着脱可能に装着されている。
そして観視窓33の内径はテーブル29に形成された孔
部30の内径に等しくなっており、観視窓33内にはガ
ラス板34が嵌合されている。
【0014】カバー26の端面の観視窓33が設けられ
た側に対して反対側の部分には、軸受部35を介して軸
36が回転自在に支持されている。軸36の外側の一端
にはツマミ37が固定されており、内側の一端にはギア
38が固定されている。そしてギア38は、テーブル2
9の外周に形成された外径ギア29aに噛合している。
【0015】上記のように構成されたストロボスコープ
21は、カバー26の反対側の端面に取り付けられた台
座39と台座39に固定された筒体40を介して、図6
に示す従来例と同様に筐体1に取り付けられている。そ
してカバー26に形成された孔部32と筒体40とは同
心上に位置している。
【0016】次に、本実施例の作用を説明する。図6に
示すルツボ2内の金属片3が電子ビームガン4から発す
るビームによって加熱され、蒸発して飛散する金属粒子
は、図1に矢印Aで示す方向からストロボスコープ21
内に入ってくる。一方作業者は矢印Bで示す方向から、
観視窓33及びテーブル29にそれぞれ取り付けられた
ガラス板34、31と、回転スリット板25に形成され
たスリットを通して、装置内を観察する。このとき飛散
した金属粒子などのうち、回転スリット板25のスリッ
トを通過したものがテーブル29に取り付けられたガラ
ス板31に付着する。そして長時間経過するとガラス板
31は付着物によってくもり、装置内が見えなくなる。
【0017】この場合には、ツマミ37によりギア38
を介してテーブル29を回転させ、くもったガラス板3
1に隣接する新しいガラス板31により、観視窓33の
内側を被覆する。上記の動作をくり返すことによりスト
ロボスコープ21の長時間の使用が可能となる。6枚の
ガラス板31がすべてくもったときは、観視窓33をカ
バー26から取り外し、ガラス板31をテーブル29か
ら取り出して清掃すればよい。
【0018】本実施例によれば、ガラス板31が汚れた
ときはデーブル29を回転させて新しいガラス板31を
所定の位置にシフトすることにより、装置の長時間にわ
たる連続使用が可能となる。また観視窓33が着脱可能
でありガラス板31が小型であるので、ガラス板31を
容易に取り出すことができ、ガラス板31の清掃を短時
間に簡単に行うことができる。
【0019】上記実施例ではテーブル29が円板状であ
る場合について説明したが、図3に示すようにテーブル
41を扇形とし、支軸42を中心とした同心円上に複数
個、例えば3個の孔部を設け、これらの孔部にそれぞれ
ガラス板43を着脱可能に取り付けてもよい。この場合
はテーブル41に設けられたレバー44により、支軸4
2を中心としてテーブル41を回転する。
【0020】また図4に示すように、テーブル51を支
軸52を中心とした放射状に形成し、複数個、例えば3
個のアーム53にそれぞれ同一方向に開口したほぼ半円
形の切欠部54を設けてもよい。ここでガラス板55の
外周の両面に段差部56を設け、段差部56がアーム5
3の切欠部54に形成された溝57に嵌合することによ
り、ガラス板55はアーム53に対して着脱可能に保持
される。そしてテーブル51を矢印C方向に回転させ、
積層された新しいガラス板55aの山から1枚の新しい
ガラス板55aを取り出し、所定の位置に移動させる。
新しいガラス板55aが汚れてきたらテーブル51を矢
印C方向に回転させ、次の新しいガラス板55aを所定
の位置に移動させる。同時に汚れたガラス板55bはア
ーム53から取り外され、汚れたガラス板55bの山上
に積層載置される。
【0021】図3乃至図5に示す各実施例によっても、
図1及び図2に示す実施例と同様の効果を得ることがで
きる。なお、各実施例に示したテーブル29、41、5
1にそれぞれ設けられたガラス板31、43、55の数
はそれらに限定されず、他の枚数であってもよい。また
ストロボスコープ21を用いず、単に観視窓33が筐体
に設けられている場合にも応用することができ、同様の
効果が得られる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
蒸着装置によれば、観視窓を遮幣する透明板を、回転体
に複数板同心上に着脱可能に設けたので、回転体を回転
させることにより、作業中に汚れた透明板を新しい透明
板にシフトすることができ、長時間の連続使用が可能と
なる。また透明板が観視窓の大きさに等しく小型である
ため、容易に取り出すことができ、清掃を短時間に簡単
に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蒸着装置の一実施例に設けられたスト
ロボスコープの構成を示す縦断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】本発明の他の実施例によるテーブルの構成を示
す平面図である。
【図4】本発明の別の実施例によるテーブルの構成を示
す斜視図である。
【図5】図4の要部側面図である。
【図6】従来の蒸着装置の一例の構成を示す縦断面図で
ある。
【図7】図6の回転スリット板の構成を示す平面図であ
る。
【符号の説明】 1 密閉筐体 2 ルツボ(容器) 3 金属 4 電子ビームガン(加熱源) 21 ストロボスコープ(観察部材) 25 回転スリット板 29、41、51 テーブル(回転体) 31 ガラス板(透明板) 33 観視窓

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉筐体内に載置され金属を収納する容
    器と、 前記金属を加熱する加熱源と、 前記筐体に装着され前記容器内の前記金属を観察する観
    視窓が設けられた観察部材とを有する蒸着装置におい
    て、 前記観視窓を遮幣する複数枚の透明板が同心上にそれぞ
    れ着脱可能に配設された回転体を、前記観察部材に回転
    可能に設けたことを特徴とする蒸着装置。
  2. 【請求項2】 透明板を観察部材に設けられた回転スリ
    ット板のスリットに対向して配設したことを特徴とする
    請求項1記載の蒸着装置。
JP34926691A 1991-12-06 1991-12-06 蒸着装置 Pending JPH05156437A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34926691A JPH05156437A (ja) 1991-12-06 1991-12-06 蒸着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34926691A JPH05156437A (ja) 1991-12-06 1991-12-06 蒸着装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05156437A true JPH05156437A (ja) 1993-06-22

Family

ID=18402605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34926691A Pending JPH05156437A (ja) 1991-12-06 1991-12-06 蒸着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05156437A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004205134A (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Toho Titanium Co Ltd 電子ビーム溶解炉の覗き窓部およびその運転方法
KR100723728B1 (ko) * 2005-11-04 2007-05-30 한국남동발전 주식회사 보일러의 점검창

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010905