JPH0515592B2 - - Google Patents
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- JPH0515592B2 JPH0515592B2 JP12958384A JP12958384A JPH0515592B2 JP H0515592 B2 JPH0515592 B2 JP H0515592B2 JP 12958384 A JP12958384 A JP 12958384A JP 12958384 A JP12958384 A JP 12958384A JP H0515592 B2 JPH0515592 B2 JP H0515592B2
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- JP
- Japan
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- output shaft
- input shaft
- shaft
- commutator
- input
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Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D5/00—Power-assisted or power-driven steering
- B62D5/04—Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
- B62D5/0403—Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by constructional features, e.g. common housing for motor and gear box
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D5/00—Power-assisted or power-driven steering
- B62D5/04—Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
- B62D5/0409—Electric motor acting on the steering column
- B62D5/0412—Electric motor acting on the steering column the axes of motor and steering column being parallel
- B62D5/0415—Electric motor acting on the steering column the axes of motor and steering column being parallel the axes being coaxial
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
本発明は、車両の電動式パワーステアリング装
置などに利用されるもので入力トルクを電磁気的
に倍増して出力トルクを発生する電磁型倍力装置
に関する。
置などに利用されるもので入力トルクを電磁気的
に倍増して出力トルクを発生する電磁型倍力装置
に関する。
(従来技術)
車両のパワーステアリング装置は、運転者の操
舵力を軽減し車両の運転性能の向上に大きく寄与
する。このパワーステアリング装置に使用される
従来の倍力手段は、主に油圧を利用して構成され
ていた。すなわち、油圧ポンプからの油圧を、ス
テアリングの作動状態に応じて油圧シリンダ又は
油圧モータ等のアクチユエータへ適宜に圧送し、
ステアリングの入力トルクを倍力して作動部に伝
達するように構成していた。しかしながら、斯か
る油圧を利用した倍力装置は、油圧ポンプがステ
アリング入力の有無に関係なく常時作動している
ため動力損失が大きいこと、またアクチユエー
タ、油圧ポンプ、コントロールバルブ、オイルタ
ンク等の如く構成要素が多いため車両における占
有スペースが大きくなり、小型・軽量化、低コス
ト化等を図りがたいこと等の欠点を有していた。
舵力を軽減し車両の運転性能の向上に大きく寄与
する。このパワーステアリング装置に使用される
従来の倍力手段は、主に油圧を利用して構成され
ていた。すなわち、油圧ポンプからの油圧を、ス
テアリングの作動状態に応じて油圧シリンダ又は
油圧モータ等のアクチユエータへ適宜に圧送し、
ステアリングの入力トルクを倍力して作動部に伝
達するように構成していた。しかしながら、斯か
る油圧を利用した倍力装置は、油圧ポンプがステ
アリング入力の有無に関係なく常時作動している
ため動力損失が大きいこと、またアクチユエー
タ、油圧ポンプ、コントロールバルブ、オイルタ
ンク等の如く構成要素が多いため車両における占
有スペースが大きくなり、小型・軽量化、低コス
ト化等を図りがたいこと等の欠点を有していた。
またパワーステアリング装置を電動方式で構成
したものも存する(実開昭56−4973号、特開昭58
−141963号、米国特許2754465号)。しかし、これ
らの従来技術においてはモータを付設し、これら
をステアリング時に高速回転させ、歯車機構で減
速して出力軸にトルクを加えるように構成してい
た。従つて騒音が大きく、且つ耐久性が低い等の
不具合を有していた。
したものも存する(実開昭56−4973号、特開昭58
−141963号、米国特許2754465号)。しかし、これ
らの従来技術においてはモータを付設し、これら
をステアリング時に高速回転させ、歯車機構で減
速して出力軸にトルクを加えるように構成してい
た。従つて騒音が大きく、且つ耐久性が低い等の
不具合を有していた。
本発明は、上記問題を有効に解決し、主に車両
のパワーステアリング装置などに好適な倍力装置
を提供すべく成されたものである。
のパワーステアリング装置などに好適な倍力装置
を提供すべく成されたものである。
(発明の目的)
本発明は、倍力装置を電動方式で構成し、且つ
構成を簡易にして動力損失を少なくし小型、軽量
化、低コスト化を図ると共に、高速回転用モー
タ、減速歯車機構等を使用せず騒音を低め且つ耐
久性を向上することを目的とする。
構成を簡易にして動力損失を少なくし小型、軽量
化、低コスト化を図ると共に、高速回転用モー
タ、減速歯車機構等を使用せず騒音を低め且つ耐
久性を向上することを目的とする。
(発明の構成)
本発明は、入力軸と出力軸とを所定の角度範囲
の相対回転可能に係合させて設け、これら入力軸
と出力軸との間に入力軸と出力軸とを上記角度範
囲内の所定位置に向けて付勢する弾性部材を介設
するとともに、これら入力軸あるいは出力軸の一
方の軸に整流子を、かつ、他方の軸に入力軸と出
力軸との相対回転角度が所定値以上の場合に上記
整流子と上記所定位置からの相対回転角度に応じ
た面積で接触するブラシを装着し、前記出力軸に
上記整流子およびブラシを直列に介し電源と接続
する回転子巻線を固定し、この回転子巻線の周囲
に磁束発生手段を配設したことをその要旨とす
る。
の相対回転可能に係合させて設け、これら入力軸
と出力軸との間に入力軸と出力軸とを上記角度範
囲内の所定位置に向けて付勢する弾性部材を介設
するとともに、これら入力軸あるいは出力軸の一
方の軸に整流子を、かつ、他方の軸に入力軸と出
力軸との相対回転角度が所定値以上の場合に上記
整流子と上記所定位置からの相対回転角度に応じ
た面積で接触するブラシを装着し、前記出力軸に
上記整流子およびブラシを直列に介し電源と接続
する回転子巻線を固定し、この回転子巻線の周囲
に磁束発生手段を配設したことをその要旨とす
る。
(実施例)
以下に本発明の好適一実施例を添付図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
第1図は本発明に係る電磁型倍力装置の内部構
造を示し、第5図中A−A線断面図である。また
第2図は第1図中のB−B線断面図、第3図は第
1図中のC−C線断面図である。
造を示し、第5図中A−A線断面図である。また
第2図は第1図中のB−B線断面図、第3図は第
1図中のC−C線断面図である。
第1図において、外形を成す円筒型ケース1は
ヨーク2と入力軸支持筒体3とを嵌着して形成す
る。ケース1は固定状態にある。ヨーク2には、
内周面の対称位置(第2図中上下位置)に例えば
磁石4,4を固設し、図中左端部に出力軸5を支
承する軸受6を備えた端面板7を固設する。一方
入力軸8は第6図に示すような有底円筒部8aを
有し且つこの有底円筒部8aの外側端に入力軸部
8bを突設している。この入力軸8の有底円筒部
8aにおける入力軸端部に近い外周面と前記入力
軸支持筒体3の内周面との間には軸受9が介設さ
れる。これによつて入力軸8を筒体3に軸支す
る。
ヨーク2と入力軸支持筒体3とを嵌着して形成す
る。ケース1は固定状態にある。ヨーク2には、
内周面の対称位置(第2図中上下位置)に例えば
磁石4,4を固設し、図中左端部に出力軸5を支
承する軸受6を備えた端面板7を固設する。一方
入力軸8は第6図に示すような有底円筒部8aを
有し且つこの有底円筒部8aの外側端に入力軸部
8bを突設している。この入力軸8の有底円筒部
8aにおける入力軸端部に近い外周面と前記入力
軸支持筒体3の内周面との間には軸受9が介設さ
れる。これによつて入力軸8を筒体3に軸支す
る。
なお、入力軸端部8bには図示しない他軸とピ
ン結合するための穴32を設けている。
ン結合するための穴32を設けている。
出力軸5はそのほぼ中央部に鉄芯を成す筒体1
0を挿着する。この鉄芯筒体10の周囲にはこれ
を覆う如く通電線を巻いて回転子巻線11を形成
し出力軸5に固定する。また12は整流子で、こ
の整流子12には絶縁部材13上の反対側対称位
置に2つの低抗体例えばカーボン製の円弧状整流
子片14,15を固設する。この整流子片14,
15において、対向する各縁部の離間距離は等し
く且つ一定である。この離間距離をlとする。上
記回転子巻線11の一端は例えば整流子片14
に、他端は整流子片15にそれぞれ結線する。
0を挿着する。この鉄芯筒体10の周囲にはこれ
を覆う如く通電線を巻いて回転子巻線11を形成
し出力軸5に固定する。また12は整流子で、こ
の整流子12には絶縁部材13上の反対側対称位
置に2つの低抗体例えばカーボン製の円弧状整流
子片14,15を固設する。この整流子片14,
15において、対向する各縁部の離間距離は等し
く且つ一定である。この離間距離をlとする。上
記回転子巻線11の一端は例えば整流子片14
に、他端は整流子片15にそれぞれ結線する。
整流子12に隣設する出力軸箇所には第3図に
示す如く円周方向の回動を規制され中央部を嵌合
したアーム部材16が取り付けられている。アー
ム部材16は対称位置に角度αで開いた扇形のア
ーム16a,16aを有する。
示す如く円周方向の回動を規制され中央部を嵌合
したアーム部材16が取り付けられている。アー
ム部材16は対称位置に角度αで開いた扇形のア
ーム16a,16aを有する。
また出力軸5の右端部5aは、軸受17で入力
軸8の有底円筒部8aの内部に軸支される。上記
の構造において、入力軸8と出力軸5は、同一軸
線上に配置され、且つ軸受6,9,17によつて
それぞれ回転自在に取り付けられる。なお出力軸
5の左端部は図示しないもうひとつの他軸と結合
するためスプライン33を形成している。
軸8の有底円筒部8aの内部に軸支される。上記
の構造において、入力軸8と出力軸5は、同一軸
線上に配置され、且つ軸受6,9,17によつて
それぞれ回転自在に取り付けられる。なお出力軸
5の左端部は図示しないもうひとつの他軸と結合
するためスプライン33を形成している。
次に入力軸8の有底円筒部8aと出力軸5の第
1図中右側部との関係を説明する。有底円筒部8
aの端部には第3図及び第6図に示すように対称
位置に切欠き18,18が形成される。この切欠
き18,18は扇形を成し、その開き角度はβで
ある。有底円筒部8aの端面8a−1,8a−1
にはブラシホルダ19を固設し、このブラシホル
ダ19の内部にはコイルバネ20で上記整流子1
2方向へ弾発されたブラシ21を摺設する。ブラ
シ21,21はそれぞれ電源端子に接続される。
ブラシ21を幅mとすると、l>mの関係にあ
る。通常、倍力装置が作動しない状態ではブラシ
21は整流子12の絶縁部材13に圧接される。
1図中右側部との関係を説明する。有底円筒部8
aの端部には第3図及び第6図に示すように対称
位置に切欠き18,18が形成される。この切欠
き18,18は扇形を成し、その開き角度はβで
ある。有底円筒部8aの端面8a−1,8a−1
にはブラシホルダ19を固設し、このブラシホル
ダ19の内部にはコイルバネ20で上記整流子1
2方向へ弾発されたブラシ21を摺設する。ブラ
シ21,21はそれぞれ電源端子に接続される。
ブラシ21を幅mとすると、l>mの関係にあ
る。通常、倍力装置が作動しない状態ではブラシ
21は整流子12の絶縁部材13に圧接される。
一方、上記切欠き18,18にはそれぞれ前記
アーム16a,16aが嵌入される。第3図に示
す如くアーム16a,16aは切欠き18,18
の中央に位置する。アーム16a,16aの両側
面と切欠き18,18の側面との間に形成される
角度γの隙間に例えばゴム22が配設される。ゴ
ム22の弾性の強弱は適宜に選択することができ
る。これによつて通常アーム16a,16aを切
欠き18の中央位置に保持する。この場合、ゴム
22に類似した弾性部材であれば他のものも使用
することができる。
アーム16a,16aが嵌入される。第3図に示
す如くアーム16a,16aは切欠き18,18
の中央に位置する。アーム16a,16aの両側
面と切欠き18,18の側面との間に形成される
角度γの隙間に例えばゴム22が配設される。ゴ
ム22の弾性の強弱は適宜に選択することができ
る。これによつて通常アーム16a,16aを切
欠き18の中央位置に保持する。この場合、ゴム
22に類似した弾性部材であれば他のものも使用
することができる。
なお回転子巻線11は外観形状において円柱体
を成し、この回転子巻線11に近接した磁石を対
向させるべく磁石4,4の内面には凹部4aを形
成している。
を成し、この回転子巻線11に近接した磁石を対
向させるべく磁石4,4の内面には凹部4aを形
成している。
また前記ブラシ21,21とアーム16a,1
6aの配設位置は位相が90°ずれるように設定さ
れている。組付け時の便宜を考慮したためであ
る。
6aの配設位置は位相が90°ずれるように設定さ
れている。組付け時の便宜を考慮したためであ
る。
次に本発明に係る電磁型倍力装置の作用を説明
する。
する。
今、入力軸8に外部よりトルクを与えて例えば
第2図に示す如くK方向に回転させる。入力軸8
がK方向に回転すれば、有底円筒部8aの端面8
a−1,8a−1に配設したブラシ21,21も
K方向に回転する。また切欠き18,18内に位
置するアーム16a,16aにはゴム22を介し
て入力軸8のトルクが加わる。この場合、出力軸
5に加わる負荷が小さいとゴム22の撓み量が小
さく、このためブラシ21,21が角度θ内の範
囲にあるときには、ブラシ21,21が整流子片
14,15に触れることなく出力軸5は入力軸8
とともにK方向に回転する。すなわち回転子巻線
11に電流が流れないため回転子巻線11と磁石
4,4との間に電磁トルクが生ぜず、入力軸8に
加わるトルクはゴム22を介して出力軸5に直接
に伝達される。
第2図に示す如くK方向に回転させる。入力軸8
がK方向に回転すれば、有底円筒部8aの端面8
a−1,8a−1に配設したブラシ21,21も
K方向に回転する。また切欠き18,18内に位
置するアーム16a,16aにはゴム22を介し
て入力軸8のトルクが加わる。この場合、出力軸
5に加わる負荷が小さいとゴム22の撓み量が小
さく、このためブラシ21,21が角度θ内の範
囲にあるときには、ブラシ21,21が整流子片
14,15に触れることなく出力軸5は入力軸8
とともにK方向に回転する。すなわち回転子巻線
11に電流が流れないため回転子巻線11と磁石
4,4との間に電磁トルクが生ぜず、入力軸8に
加わるトルクはゴム22を介して出力軸5に直接
に伝達される。
一方出力軸5に加わる負荷が大きく、このため
上記ゴム22の撓み量が大きくなると、ブラシ2
1,21が整流子片14,15に接触する。この
ときには回転子巻線11に電流が流れ、回転子巻
線11と磁石4,4との間に電磁トルクを生じ
る。この電磁トルクは予め通電方向を定めること
によりK方向に生じる。従つて出力軸5は入力軸
8からの外部のトルクと電磁トルクとによつて回
転する。しかし電磁トルクが発生するのは、ブラ
シ21,21と整流子片14,15が接触してい
る間だけである。出力軸5が十分に回転するか又
は入力軸8の回転を停止することによつて、出力
軸5と入力軸8の相対角度が変化して上記接触が
解消すると電磁トルクは消失する。斯くして、入
力軸8が回転し出力軸5との間にわずかな又は所
定以上の相対角度変位が生じると、回転子巻線1
1に電流が流れ、電磁トルクを生じ、これによつ
て出力軸5は入力軸8の回転に追従する。これに
より入力軸8の回転トルクは出力軸5に倍増して
伝達される。
上記ゴム22の撓み量が大きくなると、ブラシ2
1,21が整流子片14,15に接触する。この
ときには回転子巻線11に電流が流れ、回転子巻
線11と磁石4,4との間に電磁トルクを生じ
る。この電磁トルクは予め通電方向を定めること
によりK方向に生じる。従つて出力軸5は入力軸
8からの外部のトルクと電磁トルクとによつて回
転する。しかし電磁トルクが発生するのは、ブラ
シ21,21と整流子片14,15が接触してい
る間だけである。出力軸5が十分に回転するか又
は入力軸8の回転を停止することによつて、出力
軸5と入力軸8の相対角度が変化して上記接触が
解消すると電磁トルクは消失する。斯くして、入
力軸8が回転し出力軸5との間にわずかな又は所
定以上の相対角度変位が生じると、回転子巻線1
1に電流が流れ、電磁トルクを生じ、これによつ
て出力軸5は入力軸8の回転に追従する。これに
より入力軸8の回転トルクは出力軸5に倍増して
伝達される。
上記作用によれば、入力軸8が回転しブラシ2
1,21が整流子片14,15に接触すると、ブ
ラシ21,21が整流子片14,15の接触して
いる間回転子巻線11に電流が流れ、磁石4,4
との電磁作用によつて倍力され、出力軸5には大
きなトルクが生じて回転する。この場合回転子巻
線11は入力軸8の回転に対応する低速で回転す
る。
1,21が整流子片14,15に接触すると、ブ
ラシ21,21が整流子片14,15の接触して
いる間回転子巻線11に電流が流れ、磁石4,4
との電磁作用によつて倍力され、出力軸5には大
きなトルクが生じて回転する。この場合回転子巻
線11は入力軸8の回転に対応する低速で回転す
る。
上記作用は入力軸8がKと反対方向に回転して
も同様に生じる。
も同様に生じる。
また、出力軸5に加わる負荷が増大して入力軸
8と出力軸5の相対角度変位が増すと、ブラシ2
1,21と整流子片14,15の接触面積が増
し、回転子巻線11への電流量が増す。このため
出力軸5の負荷の大きさに応じて電磁トルクも大
きくすることができる。
8と出力軸5の相対角度変位が増すと、ブラシ2
1,21と整流子片14,15の接触面積が増
し、回転子巻線11への電流量が増す。このため
出力軸5の負荷の大きさに応じて電磁トルクも大
きくすることができる。
ゴム22…は入力軸8に加わる回転力に応じて
撓む。反対に入力軸8に加えるトルクを弱くする
と、その弾性作用によりアーム部材16のアーム
16a,16aを切欠き18,18の中央位置に
保持しようとする。そうすればブラシ21,21
と整流子片14,15の接触が断たれ、回転子巻
線11への通電が停止する。従つて入力軸8に加
えられるトルクが所定値以下に減少すると電磁ト
ルクの作用もこれに追従して急速に消失すること
になる。
撓む。反対に入力軸8に加えるトルクを弱くする
と、その弾性作用によりアーム部材16のアーム
16a,16aを切欠き18,18の中央位置に
保持しようとする。そうすればブラシ21,21
と整流子片14,15の接触が断たれ、回転子巻
線11への通電が停止する。従つて入力軸8に加
えられるトルクが所定値以下に減少すると電磁ト
ルクの作用もこれに追従して急速に消失すること
になる。
第4図、第5図は前記電磁型倍力装置をパワー
ステアリング装置に利用した具体的実施例を示
す。第4図、第5図において、23はハンドル、
24,24は前輪、25はピニオン、26はラツ
ク、27はタイロツド、28はナツクル、29は
ユニバーサルジヨイント、30はボールジヨイン
トである。前記電磁型倍力装置31は第4図に示
されるようにピニオン25とユニバーサルジヨイ
ント29の間、又は第5図に示されるようにユニ
バーサルジヨイント29とハンドル23の間若し
くはユニバーサルジヨイント29の箇所に取り付
けられる。
ステアリング装置に利用した具体的実施例を示
す。第4図、第5図において、23はハンドル、
24,24は前輪、25はピニオン、26はラツ
ク、27はタイロツド、28はナツクル、29は
ユニバーサルジヨイント、30はボールジヨイン
トである。前記電磁型倍力装置31は第4図に示
されるようにピニオン25とユニバーサルジヨイ
ント29の間、又は第5図に示されるようにユニ
バーサルジヨイント29とハンドル23の間若し
くはユニバーサルジヨイント29の箇所に取り付
けられる。
斯くすれば、従来の油圧式のものに比較し動力
損失が少なく省燃費となる。また装置が小型、軽
量化され小型車量にも適用可能となる。
損失が少なく省燃費となる。また装置が小型、軽
量化され小型車量にも適用可能となる。
(発明の効果)
以上の説明で明らかなように本発明によれば、
倍力装置を電磁式で構成したため、従来の油圧式
のものに比較して動力損失が小さく且つ構成簡易
にして小型、軽量、低コストに製作することがで
きる。
倍力装置を電磁式で構成したため、従来の油圧式
のものに比較して動力損失が小さく且つ構成簡易
にして小型、軽量、低コストに製作することがで
きる。
また従来の電動式倍力装置に比較して、高速回
転用モータ、減速歯車機構等を使用しなくともよ
いため騒音が少なく且つ転動部、摺動部等におけ
る耐久性に優れ、構造が簡単で信頼性が高く、低
コスト化が容易である。また入出力軸の間が直動
型に構成されているため、フエイルセーフ構造の
採用も簡単であり、取付場所も簡単に選択するこ
とができる。
転用モータ、減速歯車機構等を使用しなくともよ
いため騒音が少なく且つ転動部、摺動部等におけ
る耐久性に優れ、構造が簡単で信頼性が高く、低
コスト化が容易である。また入出力軸の間が直動
型に構成されているため、フエイルセーフ構造の
採用も簡単であり、取付場所も簡単に選択するこ
とができる。
更に入力軸、出力軸等の主要部品をすべて同一
のケース内に収納するようにすればコンパクトに
形成することができ、組付性も良好となる。また
出力軸を回転子巻線の巻軸に兼用しているため部
品点数が少なくなりコストダウンに資する等の諸
利点を有する。
のケース内に収納するようにすればコンパクトに
形成することができ、組付性も良好となる。また
出力軸を回転子巻線の巻軸に兼用しているため部
品点数が少なくなりコストダウンに資する等の諸
利点を有する。
第1図は本発明に係る電磁型倍力装置の内部構
造を示す、中心部で切断線を90°折曲させた断面
図、第2図は第1図中のB−B線断面図、第3図
は第1図中のC−C線断面図、第4図、第5図は
当該電磁型倍力装置をパワーステアリングに利用
した例を示す図、第6図は入力軸の斜視図であ
る。 図面中、1はケース、4は磁石、5は出力軸、
6,9,17は軸受、8は入力軸、10は鉄芯筒
体、11は回転子巻線、12は整流子、14,1
5は整流子片、16はアーム部材、18は切欠
き、21はブラシ、22はゴム、31は電磁型倍
力装置である。
造を示す、中心部で切断線を90°折曲させた断面
図、第2図は第1図中のB−B線断面図、第3図
は第1図中のC−C線断面図、第4図、第5図は
当該電磁型倍力装置をパワーステアリングに利用
した例を示す図、第6図は入力軸の斜視図であ
る。 図面中、1はケース、4は磁石、5は出力軸、
6,9,17は軸受、8は入力軸、10は鉄芯筒
体、11は回転子巻線、12は整流子、14,1
5は整流子片、16はアーム部材、18は切欠
き、21はブラシ、22はゴム、31は電磁型倍
力装置である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 入力軸と出力軸とを所定の角度範囲の相対回
転可能に係合させて設け、これら入力軸と出力軸
との間に入力軸と出力軸とを上記角度範囲内の所
定位置に向けて付勢する弾性部材を介設するとと
もに、これら入力軸あるいは出力軸の一方の軸に
整流子を、かつ、他方の軸に入力軸と出力軸との
相対回転角度が所定値以上で上記整流子と前記所
定位置からの相対回転角度に応じた面積で接触す
るブラシを装着し、前記出力軸に上記整流子およ
びブラシを直列に介し電源と接続する回転子巻線
を固定し、この回転子巻線の周囲に磁束発生手段
を配設したことを特徴とする電磁型倍力装置。 2 前記入力軸と前記出力軸とを同一ケース内に
配設したことを特徴とする前記特許請求の範囲第
1項記載の電磁型倍力装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59129583A JPS619371A (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | 電磁型倍力装置 |
GB08515807A GB2161030B (en) | 1984-06-22 | 1985-06-21 | Apparatus for interconnection of a multi-channel communication network |
FR8509484A FR2566550A1 (fr) | 1984-06-22 | 1985-06-21 | Unite d'asservissement electromagnetique |
DE19853522268 DE3522268A1 (de) | 1984-06-22 | 1985-06-21 | Elektromagnetische servoeinheit |
CA000485012A CA1253558A (en) | 1984-06-22 | 1985-06-24 | Electromagnetic servo unit |
US06/914,527 US4743817A (en) | 1984-06-22 | 1986-10-03 | Electromagnetic servo unit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59129583A JPS619371A (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | 電磁型倍力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS619371A JPS619371A (ja) | 1986-01-16 |
JPH0515592B2 true JPH0515592B2 (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=15013041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59129583A Granted JPS619371A (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | 電磁型倍力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS619371A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0615332B2 (ja) * | 1985-09-12 | 1994-03-02 | カヤバ工業株式会社 | 電動式パワ−ステアリング装置 |
JPH0657531B2 (ja) * | 1985-12-06 | 1994-08-03 | 光洋精工株式会社 | 電動モ−タ式パワ−ステアリング |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS564973B2 (ja) * | 1973-10-17 | 1981-02-02 | ||
JPS58141963A (ja) * | 1982-02-19 | 1983-08-23 | Toyota Motor Corp | 電動式パワ−ステアリング装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS564973U (ja) * | 1979-06-25 | 1981-01-17 | ||
JPH0118459Y2 (ja) * | 1981-06-03 | 1989-05-30 |
-
1984
- 1984-06-22 JP JP59129583A patent/JPS619371A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS564973B2 (ja) * | 1973-10-17 | 1981-02-02 | ||
JPS58141963A (ja) * | 1982-02-19 | 1983-08-23 | Toyota Motor Corp | 電動式パワ−ステアリング装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS619371A (ja) | 1986-01-16 |
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