JPH0515580Y2 - - Google Patents

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JPH0515580Y2
JPH0515580Y2 JP1987105972U JP10597287U JPH0515580Y2 JP H0515580 Y2 JPH0515580 Y2 JP H0515580Y2 JP 1987105972 U JP1987105972 U JP 1987105972U JP 10597287 U JP10597287 U JP 10597287U JP H0515580 Y2 JPH0515580 Y2 JP H0515580Y2
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JP
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valve
control valve
solenoid
negative pressure
opening
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JP1987105972U
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は内燃機関のバイパスエア制御装置に関
するものである。
〔従来の技術及び考案が解決しようとする問題点〕
従来、気化器の吸気通路の通気量をソレノイド
によつて制御する装置として、例えば特公昭43−
13405号に記載されたものがあるが、これはエン
ジンの始動時のみエンジン温度に応じて一時的に
ソレノイドを働かせて絞弁を開かせるにすぎない
為、結局装置の構造が複雑化し、コストが高くな
るという欠点があつた。
本考案は、かかる事情に鑑み、小型且つ安価
で、しかもエア流量を自由に制御できる信頼性の
高い内燃機関のバイパスエア制御装置を提供する
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本考案に係る装置は、大気室と負圧室を仕切る
ダイアフラムに連結されていてバイパス通路の開
口に対して進退して開口面積を変化させ得る制御
バルブと、制御バルブの他端に摺動自在に嵌装さ
れたリークバルブと、印加電流の大きさ又は電流
の印加率を変化させてリークバルブを開閉させる
と共に制御バルブを進退させることにより制御バ
ルブを当該進退位置に停止せしめるソレノイドと
を備えている。従つて、ソレノイドへの印加電流
の大きさ又は電流の印加率を変化させることによ
り制御バルブを介してバイパス通路の通気量を適
確に制御することができる。
〔実施例〕
以下に本考案の一実施例を第1図乃至第5図に
基づき説明する。1は吸気通路2内に配設された
スロツトルバルブ、3はスロツトルバルブ1を迂
回して吸気通路2の上流側と下流側とに開口した
バイパス通路、4はダイアフラム5によつて画成
されていて絞り部4aを有する通路4bを介して
バイパス通路3の下流側開口の更に下流側におい
て吸気通路2に連通している負圧室、6はダイア
フラム5を挾んで負圧室4と反対側に形成されて
いて通路6aを介して大気に連通している大気
室、7はダイアフラム5と一体に連結されていて
先端部がバイパス通路3の中途開口部3aに進退
自在に嵌合している制御バルブ、8はダイアフラ
ム5及び制御バルブ7を図上左方へ弾圧している
スプリング、9は制御バルブ7の他端部内に穿設
されていて大気室6と負圧室4とを連通し得る連
通孔、10は連通孔9内に摺動可能に嵌挿されて
いてスプリング11の弾力により連通孔9の開口
9aを閉鎖せしめ得るリークバルブである。この
場合、リークバルブ10がスプリング11の弾力
に抗して左方へ摺動せしめられて連通孔9の開口
9aを開くことにより負圧室4及びこれと連通す
る室12へ導入される大気室6からの大気のリー
ク量は、通路4bの絞り部4aによる負圧室4の
圧力及びスプリング8の弾力と大気室6の圧力と
がバランスするよう調整されている。13は図示
しない制御回路に接続されていて通電時に印加電
流を変化せしめることにより励磁して吸引力を増
減させて鉄芯13aを進退せしめ得るソレノイド
である。本実施例では冷却水の温度の上昇に応じ
て印加電流を減少せしめるように制御回路によつ
て制御されている。14は鉄芯13aを左方即ち
ソレノイド13の外方向へ弾圧しているスプリン
グであつて、ソレノイド13への印加電流が小さ
くなると吸引力が弱まつて鉄芯13aがスプリン
グ14の弾力によつて左方へ進出してリークバル
ブ10を押すようになつている。又、ソレノイド
13への通電が遮断された状態では、鉄芯13a
はスプリング14の弾力により最も左方進出し
て、制御バルブ7の先端部をスプリング8の弾力
と共にバイパス通路3の開口3aに嵌合せしめて
密閉状態に維持せしめるようになつている。
本実施例は以上の構成を有しており、以下に作
用を説明する。今、冷却水の温度が仮りに−20℃
以下であるとして、エンジンの始動に伴う通電時
にソレノイド13は0.3アンペアの印加電流が供
給されて吸引力が最大となるように構成されてい
るから、鉄芯13aはスプリング14の弾力に抗
して吸引されて図上最も右方の位置に保持され
る。一方、これと同時に吸気通路2に生じる負圧
のために通路4bを介して負圧室4には大きな負
圧が生じ、大気室6の大気圧との差圧のためにス
プリング8の弾力に抗してダイアフラム5と共に
制御バルブ7も右方へ大きく移動せしめられてバ
イパス通路3の開口3aを全開させる。即ち、こ
のとき開口3aの開口面積は最大(例えば約30mm2
以上)となり、バイパス通路3を流れる通気量は
最大となる。そして、エンジン温度の上昇により
冷却水温度は徐々に上昇するが、この場合、ソレ
ノイド13への印加電流は冷却水温度の上昇につ
れて徐々に減少するように構成されているから、
ソレノイド13の吸引力が圧縮状態にあるスプリ
ング14の弾力より弱くなると鉄芯13aは徐々
に左方へ移動せしめられてリークバルブ10を押
圧するに至る。このときリークバルブ10に働く
連通孔9の大気圧と室12の負圧との差圧に基づ
く右方への押圧力(例えば最大3g)とスプリン
グ11の弾力(例えば4g)との和に相当する力
を越える押圧力が鉄芯13aに働くと、リークバ
ルブ10は連通孔9内を左方へ摺動せしめられて
開口9aを開く。従つて、開口9aから大気が負
圧室4内へリークして負圧室4内の負圧は小さく
なり、その結果ダイアフラム5の両側の押圧力が
バランスするに至り、制御バルブ7はその位置に
停止する。その後、更に冷却水の温度が上昇する
と、第3図に示すようにソレノイド13への印加
電流は更に減少せしめられて鉄芯13aは更に左
方へ進出し、これに従つて制御バルブ7は押圧さ
れて左方へ摺動してゆくから、バイパス通路3の
開口3aの開口面積を第4図で示すように徐々に
減少させてゆく。このとき、連通孔9を介しての
負圧室4内への大気のリーク量も変化してゆくの
でダイアフラム5はバランスされた状態を維持す
る。ここで、第5図において、Pはソレノイド1
3の鉄芯13aのストローク(制御バルブ7のス
トロークに等しい)に対するスプリング14の弾
力の変化を示す直線、Qはリークバルブ10を右
方へ押圧するスプリング11の弾力とリークバル
ブ10を挾む室12の負圧と連通孔9の大気圧と
の差圧との和を示す直線であり、斜線の部分が制
御範囲を示しており、この範囲内の印加電流の変
化により開口3aの開口面積を制御することにな
る。
このようにして、冷却水の温度上昇に対応して
ソレノイド13への印加電流を減少させてゆく
と、遂には制御バルブ7はバイパス通路3の開口
3aと嵌合して密閉した状態になり開口3aの開
口面積は0となつて、バイパス通路3に空気は流
れずアイドリングにおける暖機運転は終了する。
この状態では負圧室4内の負圧は極めて小さくな
つているからダイアフラム5の両側の押圧力のバ
ランスがくずれて制御バルブ7はスプリング8の
弾力と鉄芯13aとにより確実に開口3aを密閉
状態に維持せしめることになる。
尚、エンジン始動時の冷却水の温度が上記の場
合と異なるときには機関始動時その温度に応じた
印加電流がソレノイドへ供給され、始動時の開口
面積もこれに対応して決定されることはもちろん
である。
又、印加電流の変化に対応する冷却水温度の範
囲は必要に応じて自由に設定できる。
又、印加電流の制御手段は冷却水温度に限定さ
れることなく自由に選択することが可能である。
尚、本実施例では、印加電流の大きさを変化さ
せてソレノイドの作動を制御するようにしたが、
第3図で示すように電流値を一定にして電流の印
加率を変化せしめることによりソレノイドを制御
して鉄芯のストロークを決定するようにしてもよ
い。
このように、本実施例に係るバイパスエア制御
装置は電気的にバイパスエア流量を自由に且つ確
実に制御することができる。又、ダイアフラム5
及び制御バルブ7の位置をバランス状態で制御で
きるから、負圧室4の内圧が脈動圧になることも
なく、マニホールド圧力の変化に影響されず、バ
イパスエアが脈動流となることもない。又、ソレ
ノイドで直接エア流量を制御するものでないから
ソレノイドの作動部が汚れることもなく、ソレノ
イドの力も小さくてよいのでソレノイドを小型に
できる。従つて、小型且つ安価で信頼性の高いこ
の種装置を提供できる。
〔考案の効果〕
上述のように、本考案に係るバイパスエア制御
装置は、ダイアフラム及び制御バルブの位置をバ
ランス状態で制御できるから、マニホールド圧力
の変化に影響されず、バイパスエアが脈動流とな
ることもない。又、電気的にバイパスエア流量を
自由に且つ確実に制御することができ、又小型且
つ安価で信頼性が高い、という実用上多くの利点
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の実施例に係るもの
であり、第1図は全体の構成を示す断面図、第2
図は第1図とは別の作動状態を示す制御バルブの
拡大断面図、第3図はソレノイドへの印加電流又
は電流の印加率と鉄芯のストロークとの関係を示
す図、第4図は制御バルブのストロークとバイパ
ス通路の開口部の開口面積との関係を示す図、第
5図は本装置の制御範囲を示す図である。 1……スロツトルバルブ、3……バイパス通
路、7……制御バルブ、10……リークバルブ、
13……ソレノイド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸気通路内のスロツトルバルブを迂回して配設
    されているバイパス通路の通気量を制御すること
    により、エンジンに供給される空気量を制御する
    内燃機関において、大気に連通する大気室と前記
    スロツトルバルブ下流側で吸気通路に連通する負
    圧室とを仕切るダイアフラムと、該ダイアフラム
    に連結されていて前記バイパス通路の開口に対し
    て進退してその開口面積を変化させ得る制御バル
    ブと、該制御バルブの他端に摺動可能に嵌装され
    ていて大気を前記負圧室に導入させ得るリークバ
    ルブと、該リークバルブに当接していて印加電流
    の大きさ又は電流の印加率を変化させて前記リー
    クバルブを開閉させると共に制御バルブを進退せ
    しめることにより制御バルブを当該進退位置に静
    止せしめるソレノイドとを具備していることを特
    徴とするバイパスエア制御装置。
JP1987105972U 1987-07-10 1987-07-10 Expired - Lifetime JPH0515580Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987105972U JPH0515580Y2 (ja) 1987-07-10 1987-07-10

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987105972U JPH0515580Y2 (ja) 1987-07-10 1987-07-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6411338U JPS6411338U (ja) 1989-01-20
JPH0515580Y2 true JPH0515580Y2 (ja) 1993-04-23

Family

ID=31339066

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987105972U Expired - Lifetime JPH0515580Y2 (ja) 1987-07-10 1987-07-10

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5479324A (en) * 1977-12-05 1979-06-25 Japan Electronic Control Syst Idling speed control device for internal combustion engine

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5479324A (en) * 1977-12-05 1979-06-25 Japan Electronic Control Syst Idling speed control device for internal combustion engine

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Publication number Publication date
JPS6411338U (ja) 1989-01-20

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