JPH05155729A - 歯科用コーティング剤 - Google Patents

歯科用コーティング剤

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JPH05155729A
JPH05155729A JP3319380A JP31938091A JPH05155729A JP H05155729 A JPH05155729 A JP H05155729A JP 3319380 A JP3319380 A JP 3319380A JP 31938091 A JP31938091 A JP 31938091A JP H05155729 A JPH05155729 A JP H05155729A
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JP
Japan
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chemical
coating agent
dental
copolymer
chemical formula
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Application number
JP3319380A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Inomata
潔 猪又
Takeo Matsumoto
竹男 松本
Tsunehisa Yamada
倫久 山田
Yoshihiro Oshibe
義宏 押部
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NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP3319380A priority Critical patent/JPH05155729A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 フッ化アルキル基含有モノマーからなる重合
単位と、ビニル系モノマーからなる重合単位とを含むブ
ロック共重合体又はグラフト共重合体を、必須成分とし
て含むことを特徴とする歯科用コーティング剤。 【効果】本発明の、歯科用コーティング剤は、歯科用補
綴物等に塗布、硬化することにより、歯科補綴物の表面
に滑沢性、耐磨耗性等を付与することができる。さら
に、フッ化アルキル基含有モノマーからなる重合単位と
アクリル系モノマ−からなる重合単位とを含むブロック
共重合体又はグラフト共重合体を必須成分とするので、
表面エネルギーを低下させることができ、従って対汚染
性等を付与することもでき、更には人体に耐して毒性の
ないものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、義歯、義歯床、歯科用
コンポジットレジン修復物、金属床等の歯科用補綴物等
に用いる歯科用コーティング剤に関する。
【0002】
【従来の技術】歯科医療において用いる義歯、義歯床用
材料、歯科用コンポジットレジン修復物、グラスアイオ
ノマーセメント等の歯科用補綴物は、その美観上表面に
光沢を付与することが要求されており、また該歯科用補
綴物の表面が粗くなると、プラークの蓄積が大きくなる
ため、表面が滑沢であることが要求されている。しかし
ながら、前記歯科用補綴物表面に光沢を付与するには、
十分に研磨しなければならないため手間がかかり、また
十分に研磨仕上げされた歯科用補綴物であっても口腔内
で長時間使用すると、表面が磨耗、着色、変色し、滑沢
性が損なわれるという問題がある。
【0003】そこで、義歯、義歯床用材料、歯科用コン
ポジットレジン修復物等の歯科用補綴物の表面を滑沢に
し、耐磨耗性を付与する材料として、活性光線硬化型の
コーティング材料が提案されており臨床においても使用
されている。
【0004】前記コーティング剤としては、例えば、特
公昭61−21660号公報、特開昭62−12921
1号公報、特開昭63−183904号公報等におい
て、多官能性モノマー、希釈剤、光重合開始剤を含むコ
ーティング材料が提案されているが、該コーティング剤
は、重合直後は補綴物の表面に薄い一層の硬化膜を形成
し、滑沢性を付与するものの、長時間使用するとはがれ
落ちる等、耐久性に問題がある。
【0005】一方、十分な研磨あるいはコーティング剤
による処理を行なった義歯、義歯床用材料、歯科用コン
ポジットレジン修復物であっても、食物の食べかす、チ
ューインガム等の付着により、プラークが蓄積するとい
う問題があり、該問題を解決するために、種々の提案が
なされている。例えば、J Prosthet Dent,51巻,P35
3,1984年においては、補綴物の表面エネルギーを低下
させ、付着したプラークを簡単に除去することができる
フッ素樹脂コーティング剤が提案され、また特公平2−
38219号公報においては、テトラフルオロエチレン
ポリマーで被覆した歯科用補綴物が提案されているが、
これらは耐汚染性には効果があるものの、ポリマー被覆
に約120℃の焼き付け工程が必要であるため、実用性
に乏しく、また120℃の高温ではほとんどの歯科用プ
ラスティック材料は変形するため金属材料にしか使用で
きないという問題がある。
【0006】更に特開昭60−158854号公報、特
開昭60−161910号公報、特開昭61−4835
4号公報においては、フッ素ゴムラテックス、フッ素樹
脂微粒子を配合したコーティング剤が提案されている。
しかしながら、この際使用するフッ素樹脂微粒子は、硬
化塗膜に溶解することが困難なため、必ずしも滑沢な表
面が得られず、また強い磨耗により粒子がはがれ落ちる
という問題がある。
【0007】更にまた特開平3−123715号公報に
おいては、義歯、義歯床コーティング組成物としてフル
オロアルキル基含有モノマーと重合開始剤とからなる組
成物が提案されているが、フルオロアルキル基の鎖長が
短い場合、表面エネルギーを低下させる効果に乏しいと
いう問題がある。
【0008】上述のように、表面エネルギーを低下させ
耐汚染性を向上させるためのフッ素樹脂コーティング剤
が、従来より種々提案され、試みられているが、従来用
いられているフッ素樹脂は溶解性に難があり、耐汚染
性、耐磨耗性、滑沢性、耐久性の全てを満たす材料は得
られていないのが現状である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、歯科用補綴物の表面に滑沢性、耐磨耗性を付与し、
さらに、表面エネルギーを低下させることにより耐汚染
性を付与することのできる、耐久性に優れる歯科補綴物
用コーティング剤を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、フッ化
アルキル基含有モノマーからなる重合単位と、ビニル系
モノマーからなる重合単位とを含むブロック共重合体又
はグラフト共重合体を、必須成分として含むことを特徴
とする歯科用コーティング剤が提供される。
【0011】以下本発明を更に詳細に説明する。
【0012】本発明の歯科用コーティング剤は、特定の
重合単位を含むブロック共重合体又はグラフト共重合体
を必須成分として含むことを特徴とする。
【0013】本発明の歯科用コーティング剤の、必須成
分であるブロック共重合体又はグラフト共重合体を構成
する前記特定の重合単位は、フッ化アルキル基含有モノ
マーからなる重合単位(以下重合単位Aと称す)及びビ
ニル系モノマーからなる重合単位(以下重合単位Bと称
す)である。
【0014】本発明の必須成分である前記ブロック共重
合体又はグラフト共重合体を構成する重合単位である前
記重合単位Aは、フッ化アルキル基含有モノマーからな
る。該フッ化アルキル基含有モノマーは、フッ化アルキ
ル基を有し、且つ重合可能な化合物であれば特に限定さ
れるものではないが、好ましくは下記一般式化1、化
2、化3、化4、化5、化6、化7で表わされる化合物
等を挙げることができる。
【0015】
【化1】
【0016】
【化2】
【0017】
【化3】
【0018】
【化4】
【0019】
【化5】
【0020】
【化6】
【0021】
【化7】
【0022】前記一般式化1で表わされる化合物として
は、具体的には例えば、CF3(CF2)7CH2CH2OC
OCH=CH2、CF3(CF2)4CH2CH2OCOC(C
3)=CH2、CF3CH2OCOCH=CH2、(C
32CF(CF2)6(CH2)3OCOCH=CH2、(C
32CF(CF2)6(CH2)3OCOCH=CH2、CF3
(CF2)4CH(CH3)OCOC(CH3)=CH2、下記
化学式化8で表わされる化合物等を好ましく挙げること
ができる。
【0023】
【化8】
【0024】前記一般式化2で表わされる化合物として
は、具体的には例えば、CF3CH2OCH2CH2OCO
CH=CH2、HCF2CF2OCH2CH2OCOCH=
CH2、C25(CH2CH2O)2CH2OCOCH=C
2、C817OCH2CH2OCOC(CH3)=CH2
(CF32CFO(CH2)5OCOCH=CH2、(C
32CF(CF2)6(CH2)8OCH2CH2OCOCH=
CH2、CF3(CF2)4OCH2CH2OCOC(CH3)=
CH2等を好ましく挙げることができる。
【0025】前記一般式化3で表わされる化合物として
は、具体的には例えば、H(CF2)6C(C25)OCO
C(CH3)=CH2、H(CF2)8CH2OCOCH=C
2、H(CF2)4CH2OCOCH=CH2、H(CF2)6
CH2OCOC(CH3)=CH2、CF3(CF2)3CFHC
2CH2OCOCH=CH2、下記化学式化9で表わさ
れる化合物等を好ましく挙げることができる。
【0026】
【化9】
【0027】前記一般式化4で表わされる化合物として
は、具体的には例えば、C715CON(C25)CH2
COC(CH3)=CH2、C25CON(C25)CH2
OCOCH=CH2、CF3(CF2)2CON(CH3)C
H(CH3)CH2OCOCH=CH2、CF3(CF2)7
ON(C37)CH2CH2OCOC(CH3)=CH2等を好
ましく挙げることができる。
【0028】前記一般式化5で表わされる化合物として
は、具体的には例えばCF3(CF2)7SO2N(CH3
CH2CH2OCOC(CH3)=CH2、CF3(CF2)7
SO2N(CH3)CH2CH2OCOCH=CH2、C8
17SO2N(CH3)(CH210OCOCH=CH2、C
817SO2N(CH3)(CH24OCOCH=CH2
25SO2N(CH3)CH2CH2OCOC(CH3
=CH2、C25SO2N(C37)CH2CH2OCOC
(CH3)=CH2、C25SO2N(C25)CH(C2
5)CH2OCOCH=CH2、下記化学式化10で表わ
される化合物等を好ましく挙げることができる。
【0029】
【化10】
【0030】前記一般式化6で表わされる化合物として
は、具体的には例えば、CH3OCOCF=CH3、FC
2CH2OCOCF=CH2、C25OCOC(CH2F)
=CH2、CH3OCOC(CHF2)=CH2、C37OC
OC(CF3)=CH2、CH3OCOC(OCOCH2F)=
CH2、C25OCOC(OCOCH2F)=CH2、C8
17OCOC(CF3)=CH2、C817OCOC(OCOC
2F)=CH2、HC36OCOCF=CH2等を好まし
く挙げることができる。
【0031】前記一般式化7で表わされる化合物として
は、具体的には例えば、トリクロロモノフルオロエチレ
ン、1,2−ジクロロジフルオロエチレン、1,1−ジ
クロロジフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレ
ン、テトラフルオロエチレン、1,2−ジクロロモノフ
ルオロエチレン、1,1−ジクロロモノフルオロエチレ
ン、1,1−ジフルオロモノクロロエチレン、1,2−
ジフルオロモノクロロエチレン、トリフルオロエチレ
ン、1−クロロ−2−フルオロエチレン、1−フルオロ
−1−クロロエチレン、1,2−ジフルオロエチレン、
フッ化ビニリデン、フルオロエチレン、オクタフルオロ
イソブチレン、ヘキサフルオロプロピレン等を好ましく
挙げることができる。また使用に際しては、単独若しく
は混合物として用いることができる。
【0032】また前記重合単位Aと共に、前記ブロック
共重合体又はグラフト共重合体を構成する前記重合単位
Bは、ビニル系モノマーからなる重合単位である。前記
ビニル系モノマーとしては、具体的に例えば、(メタ)
アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メ
タ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸イソ
プロピル、(メタ)アクリル酸グリシジル等の低級アル
キル(メタ)アクリレート;(メタ)アクリル酸n−ブ
チル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリ
ル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)
アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸ラウリル、
(メタ)アクリル酸ステアリル等の高級アルキル(メ
タ)アクリレート;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等
の低級脂肪酸ビニルエステル;酢酸ビニル、カプロン酸
ビニル、2−エチルヘキサン酸ビニル、ステアリン酸ビ
ニル等の高級脂肪酸ビニルエステル;スチレン、ビニル
トルエン、ビニルピロリドン等の芳香族ビニル型単量
体;(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)
アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリル
アミド等のアミド基含有ビニル単量体;(メタ)アクリ
ル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシ
プロピル、アリルアルコール等の水酸基含有ビニル型単
量体;(メタ)アクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、
フマル酸、マレイン酸等のカルボン酸基含有ビニル型単
量体;ブタジエン、塩化ビニル;塩化ビニリデン;(メ
タ)アクリロニトリル;フマル酸ジブチル;無水マレイ
ン酸;ドデシル無水コハク酸;(メタ)アリルグリシジ
ルエーテル等を好ましく挙げることができ、使用に際し
ては、単独若しくは混合物として用いることができる。
また前記重合単位Bとしては、アクリル系モノマーを含
んでいるのが好ましい。
【0033】前記ブロック共重合体を調製するには、例
えば第1工程として前記フッ化アルキル基含有モノマー
又はビニル系モノマーのいずれか一方を、分子中に複数
のペルオキシ基又はアゾ基を有する化合物を重合開始剤
として、好ましくは60〜130℃にて、2〜10時間
重合させる等して、分子中にペルオキシ結合又はアゾ結
合を有する重合体を調製し、次いで第2工程として該重
合体中のペルオキシ結合又はアゾ結合部分を重合開始剤
として、第1工程において用いていない方のモノマー
を、好ましくは60〜140℃にて、8〜15時間重合
させる等して得ることができる。
【0034】この際用いることができる分子中に複数の
ペルオキシ基又はアゾ基を有する化合物としては、下記
一般式化11、化12、化13、化14、化15、化1
6、化17または化18で表わされる化合物等を好まし
く挙げることができる。
【0035】
【化11】
【0036】
【化12】
【0037】
【化13】
【0038】
【化14】
【0039】
【化15】
【0040】
【化16】
【0041】
【化17】
【0042】
【化18】
【0043】前記一般式化11で表わされる化合物とし
ては、具体的には例えば、下記化学式化19、化20、
化21、化22、化23、化24、化25、化26、化
27、化28、化29、化30、化31、化32、化3
3で表わされる化合物等を好ましく挙げることができる
(式中nは、2〜30の整数を示す)。
【0044】
【化19】
【0045】
【化20】
【0046】
【化21】
【0047】
【化22】
【0048】
【化23】
【0049】
【化24】
【0050】
【化25】
【0051】
【化26】
【0052】
【化27】
【0053】
【化28】
【0054】
【化29】
【0055】
【化30】
【0056】
【化31】
【0057】
【化32】
【0058】
【化33】
【0059】前記一般式化12で表わされる化合物とし
ては、具体的には例えば、下記化学式化34、化35、
化36、化37、化38、化39、化40、化41、化
42、化43、化44、化45で表わされる化合物等を
好ましく挙げることができる(式中nは、2〜30の整
数を示す)。
【0060】
【化34】
【0061】
【化35】
【0062】
【化36】
【0063】
【化37】
【0064】
【化38】
【0065】
【化39】
【0066】
【化40】
【0067】
【化41】
【0068】
【化42】
【0069】
【化43】
【0070】
【化44】
【0071】
【化45】
【0072】前記一般式化13で表わされる化合物とし
ては、具体的には例えば、下記化学式化46、化47、
化48、化49、化50、化51で表わされる化合物等
を好ましく挙げることができる(式中nは、2〜30の
整数を示す)。
【0073】
【化46】
【0074】
【化47】
【0075】
【化48】
【0076】
【化49】
【0077】
【化50】
【0078】
【化51】
【0079】前記一般式化14で表わされる化合物とし
ては、具体的には例えば、下記化学式化52、化53、
化54、化55、化56、化57で表わされる化合物等
を好ましく挙げることができる。(式中nは、2〜30
の整数を示す)
【0080】
【化52】
【0081】
【化53】
【0082】
【化54】
【0083】
【化55】
【0084】
【化56】
【0085】
【化57】
【0086】前記一般式化15で表わされる化合物とし
ては、具体的には例えば、下記化学式化58、化59、
化60、化61、化62、化63、化64、化65で表
わされる化合物等を好ましく挙げることができる。(式
中nは、2〜30の整数を示す)
【0087】
【化58】
【0088】
【化59】
【0089】
【化60】
【0090】
【化61】
【0091】
【化62】
【0092】
【化63】
【0093】
【化64】
【0094】
【化65】
【0095】前記一般式化16で表わされる化合物とし
ては、具体的には例えば、下記化学式化66、化67、
化68で表わされる化合物等を好ましく挙げることがで
きる(式中nは、2〜30の整数を示す)。
【0096】
【化66】
【0097】
【化67】
【0098】
【化68】
【0099】前記一般式化17で表わされる化合物とし
ては、具体的には例えば、下記化学式化69、化70、
化71、化72、化73、化74、化75、化76で表
わされる化合物等を好ましく挙げることができる(式中
nは、2〜30の整数を示し、mは、1〜100の整数
を示す)。
【0100】
【化69】
【0101】
【化70】
【0102】
【化71】
【0103】
【化72】
【0104】
【化73】
【0105】
【化74】
【0106】
【化75】
【0107】
【化76】
【0108】前記一般式化18で表わされる化合物とし
ては、具体的には例えば、下記化学式化77、化78、
化79、化80、化81で表わされる化合物等を好まし
く挙げることができる(式中nは、2〜30の整数を示
し、mは、1〜100の整数を示す)。
【0109】
【化77】
【0110】
【化78】
【0111】
【化79】
【0112】
【化80】
【0113】
【化81】
【0114】またこの際第1工程において重合開始剤と
して用いる、分子中に複数のペルオキシ結合又はアゾ結
合を有する化合物の使用量は、使用するモノマー全体1
00重量部に対して、0.5〜20重量の範囲とするの
が好ましい。
【0115】また、前記グラフト共重合体を調製するに
は、例えば、前記フッ化アルキル基含有モノマー又はビ
ニル系モノマーと、側鎖にペルオキシ結合を有する化合
物とを、重合開始剤を用いて、好ましくは60〜100
℃にて、2〜10時間反応させる等して、側鎖にペルオ
キシ結合を有する重合体を調製し、次いで第2工程とし
て該重合体中のペルオキシ結合を重合開始剤として、第
1工程で用いなかった方のモノマーを重合する等して得
ることができる。またこの際使用することができる重合
開始剤としては、公知の有機過酸化物、アゾ化合物等を
好ましく用いることができる。
【0116】この際使用することができる側鎖にペルオ
キシ結合を有する化合物としては、例えば下記一般式化
82で表わされる化合物等を好ましく挙げることがで
き、更に具体的には、例えば下記化学式化83、化8
4、化85で表わされる化合物等を好ましく挙げること
ができる。
【0117】
【化82】
【0118】
【化83】
【0119】
【化84】
【0120】
【化85】
【0121】また前記側鎖にペルオキシ結合を有する化
合物の使用量は、使用するモノマー全体100重量部に
対して、0.1〜20重量部の範囲とするのが好まし
い。
【0122】本発明において必須成分として用いる前記
ブロック共重合体あるいはグラフト共重合体は、前述の
方法によって溶液または非水分散液等として得られる
が、該溶液または非水分散液等から再沈等により固形分
として用いてもよく、また得られる溶液又は非水分散液
等をそのまま使用してもよい。
【0123】前記ブロック共重合体又はグラフト共重合
体を揮発性溶剤等に溶解した溶液を、そのまま本発明の
歯科用コーティング剤として用いてもよいが、より優れ
た硬化皮膜を得るために、多官能性(メタ)アクリレー
ト及び光重合開始剤を混合して用いるのが好ましい。
【0124】前記揮発性溶媒としては、具体的には例え
ば、アセトン、テトラヒドロフラン、クロロホルム、塩
化メチレン、トルエン、ベンゼン、キシレン、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)
アクリル酸エチル等を好ましく挙げることができる。
【0125】前記多官能性(メタ)アクリレートとして
は、具体的に例えば、トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)
アクリレート、トリメチロールプロパンプロピレンオキ
サイド付加物トリ(メタ)アクリレート、グリセリンプ
ロピレンオキサイド付加物トリアクリレート、ジペンタ
エリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリ
トールペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールの
低級脂肪酸及びアクリル酸の混合エステル、ジペンタエ
リスリトールのカプロラクトン付加物アクリレート、ト
リス(アクリロイロキシエチル)イソシアヌレート、2
−トリアクリロイロキシエチルホスフェート、グリセリ
ンジメタクリレートヘキサメチレジンイソシアネート、
グリセリンジメタクリレートイソホロンジイソシアネー
ト、グリセリンジメタクリレートトリレジンイソシアネ
ート、ペンタエリスリトールトリアクリレートヘキサメ
チレジンイソシアネート、ペンタエリスリトールトリア
クリレートイソホロンジイソシアネート、ペンタエリス
リトールトリアクリレートトリレジンイソシアネート等
を好ましく挙げることができる。
【0126】前記光重合開始剤としては、具体的には例
えば、ベンゾインエーテル誘導体、アセトフェノン誘導
体、オキシムケトン誘導体、アシルホスフィン誘導体、
アリールアルキルケトン誘導体等を単独で用いることが
できる。また、ベンゾフェノン類、チオキサントン類、
ケトクマリン類又はα−ジケトン類等と3級アミン類と
を組み合わせた重合開始剤等も好ましく用いることがで
き、さらには芳香族ペルオキシエステル類と、(チオ)
ピリリウム塩類、(チオ)キサンテン類、(ケト)クマ
リン類又はα−ジケトン類とを組み合わせた重合開始剤
は可視領域で高感度であるので特に好ましく用いること
ができる。前記チオキサントン類としては、例えばジエ
チルチオキサントン、クロルチオキサントン等を好まし
く挙げることができ、前記ケトクマリン類としては、例
えばジメチルアミノクマリン、ジメチルアミノケトクマ
リン等を好ましく挙げることができ、前記(チオ)ピリ
リウム塩類としては、4−フェニル−2,6−ビス(4
−メトキシフェニル)ピリリウムテトラフルオロボレー
ト、4−フェニル−2,6−ビス(4−メトキシフェニ
ル)チオピリリウムテトラフルオロボレート等を好まし
く挙げることができ、前記α−ジケトン類としては、ア
ニシル、ベンジル、カンファーキノン、アセナフトキノ
ン等を好ましく挙げることができ、前記3級アミンとし
ては、ジメチルアミノ安息香酸エチル、ジメチルアミノ
安息香酸イソアミル、トリエチルアミン、ジメチルアミ
ノエチルメタクリレート等を好ましく挙げることがで
き、前記芳香族ペルオキシエステル類としては、3,
3’4,4’−(t−ブチルペルオキシカルボニル)ベ
ンゾフェノン、ジ(t−ブチルペルオキシ)フタレート
等を好ましく挙げることができる。
【0127】本発明の歯科用コーティング剤として、前
記ブロック共重合体又はグラフト共重合体を揮発性溶剤
に溶解した溶液をそのまま用いる場合の、前記ブロック
共重合体又はグラフト共重合体の配合割合は、コーティ
ング剤全体に対して0.01〜20重量%が好ましく、
特に0.1〜10重量%が好ましい。0.01重量%未
満の場合には、対汚染性が発現せず、20重量%を超え
るとコーティングされた皮膜の耐磨耗性が低下するので
好ましくない。
【0128】また多官能性(メタ)アクリレート、光重
合開始剤を添加して用いる場合の配合割合は重量比で、
前記ブロック共重合体又はグラフト共重合体:揮発性溶
剤:多官能性(メタ)アクリレート:光重合開始剤=
0.01〜20:10〜80:10〜80:0.01〜
15の範囲とするのが好ましく、特に0.1〜10:2
0〜70:30〜70:0.1〜10の範囲とするのが
好ましい。前記ブロック共重合体又はグラフト共重合体
の配合割合が、0.01重量%未満の場合には、対汚染
性が発現せず、20重量%を超えるとコーティングされ
た皮膜の耐磨耗性が低下するので好ましくない。また前
記揮発性溶剤の配合割合が、10重量%未満の場合に
は、コーティング剤の粘度が高くなり、作業性に劣り、
80重量%を超えると皮膜強度が低下するので好ましく
ない。更に前記多官能性(メタ)アクリレートの配合割
合が10重量%未満の場合には、皮膜の強度が低下し、
80重量%を超えると、コーティング剤の粘度が高くな
り、作業性に劣るので好ましくない。更にまた前記光重
合開始剤の配合割合が、0.01重量%未満の場合に
は、光硬化が進行せず、15重量%を超えると未反応の
光重合開始剤が残存し、皮膜の物性が低下するので好ま
しくない。
【0129】本発明の歯科用コーティング剤には、更に
熱可塑性ビニル重合体、フィラー、顔料、色素、熱重合
禁止剤等を適宜配合して用いてもよい。
【0130】また本発明の歯科用コーティング剤を使用
するには、例えば歯科用補綴物等に塗布、乾燥する方法
等により行なうことができ、また光重合開始剤を配合し
た場合には、例えば、300〜600nmの光等を照射
できる光照射装置、具体的には例えばハロゲンランプ、
キセノンランプ、メタルハライドランプ、タングステン
ランプ、蛍光燈、水銀灯、閃光放電管、可視レーザー、
太陽光線等を用いて硬化させるなどして使用することが
できる。
【0131】
【発明の効果】本発明の、歯科用コーティング剤は、歯
科用補綴物等に塗布、硬化することにより、歯科補綴物
の表面に滑沢性、耐磨耗性等を付与することができる。
さらに、フッ化アルキル基含有モノマーからなる重合単
位とアクリル系モノマ−からなる重合単位とを含むブロ
ック共重合体又はグラフト共重合体を必須成分とするの
で、表面エネルギーを低下させることができ、従って対
汚染性等を付与することもでき、更には人体に耐して毒
性のないものである。
【0132】
【実施例】以下実施例及び比較例により本発明を更に詳
しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。なお、例中の部は重量部を示す。
【0133】
【合成例1】ブロック共重合体1の製造 温度計、撹拌機および還流冷却器を備えた反応容器に、
メタクリル酸メチル50部、化86で表わされる化合物
4部及びメチルエチルケトン125部を仕込み、窒素
ガス雰囲気下にて70℃に加温し、3時間重合反応を行
ない、ペルオキシ結合含有共重合体の透明な溶液を得
た。次いで、得られた溶液に窒素ガスを吹き込みなが
ら、70℃にて、C817CH2CH2OCOC(CH3)=
CH2 50部及びメチルエチルケトン30部の混合物
を0.5時間かけて滴下し、さらに70℃で5時間重合
反応を行ない、ブロック共重合体(固形分40.2%)
(以下ブロック共重合体1と称す)を得た。得られたポ
リマーのアクリル系モノマ−からなる重合単位(以下重
合単位Aと称す)、フッ化アルキル基含有モノマ−から
なる重合単位(以下重合単位Bと称す)、重合単位Aと
重合単位Bとの比率を表1に示す。
【0134】
【化86】
【0135】
【合成例2】グラフト共重合体2の製造 温度計、撹拌機および還流冷却器を備えた反応容器に、
メチルセルソルブ230部を仕込み、窒素ガス雰囲気下
にて85℃に加熱し、次いでt−ブチルペルオキシオク
タノエート1.0部、t−ブチルペルオキシエチルカー
ボネート3.8部、メタクリル酸メチル50部及びメチ
ルセルソルブ100部を混合した混合液を、2時間かけ
て滴下混合し、更に同温にて7時間重合反応を行なっ
た。次いで110℃に加熱し、C817CH2CH2OC
OC(CH3)=CH2 50部及びメチルセルソルブ28
5部の混合液を、2時間かけて滴下混合し、更に同温に
て、7時間重合を行ないグラフト共重合体(固形分2
2.5%)(以下グラフト共重合体2と称す)を得た。
得られたポリマーの重合単位A、重合単位B、重合単位
Aと重合単位Bとの比率及び平均分子量を表1に示す。
【0136】
【合成例3〜8】表1に示すブロック単位A(グラフト
単位A)及びブロック単位B(グラフト単位B)とした
以外は、合成例1と同様にしてブロック共重合体(グラ
フト共重合体)を調製した。得られたポリマーの重合単
位A、重合単位B、重合単位Aと重合単位Bとの比率を
表1に示す。
【0137】
【表1】
【0138】
【合成例9】ランダム共重合体9の製造 温度計、撹拌機および還流冷却器を備えた反応容器に、
メチルセルソルブ230部を仕込み、窒素ガス雰囲気下
にて70℃に加熱し、次いで温度を保持しつつ、メチル
セルソルブ100部、t−ブチルペルオキシオクタノエ
ート1.0部、メタクリル酸メチル50部及びC817
CH2CH2OCOC(CH3)=CH250部の混合液を
2時間かけて滴下混合し、更に5時間重合を行ないラン
ダム共重合体(固形分23.2%)(以下ランダム共重
合体9と称す)を得た。得られたポリマーの重合単位
A、重合単位B、重合単位Aと重合単位Bとの比率及び
平均分子量を表1に示す。
【0139】
【実施例1〜10,比較例1〜3】表2に示す配合割合
でフッ化アルキル基含有モノマ−からなる重合単位及び
アクリル系モノマ−からなる重合単位からなるブロック
共重合体、グラフト共重合体又はランダム共重合体と、
多官能(メタ)アクリレートと、揮発性溶剤と、光重合
開始剤とをそれぞれ混合、溶解し、歯科用コーティング
剤を得た。得られた歯科用コーティング剤をバーコータ
ーにて市販のアクリル板に、硬化皮膜が20μmになる
ように塗布した後、ハロゲンランプを用い平均照度20
mW/cm2にて、10分間光照射した。光照射終了
後、コーティング面の硬度をJIS K5400より測
定し、硬化性の評価を行なった。次に、コーティング面
をラビングテスター(太平理化工業(株)製)を用い
て、ナイロン製軟質歯ブラシに歯みがき剤(商品名「W
hite & White」,ライオン(株)製)をつ
け、荷重350g/cm2、ストローク幅70mmで5
00回刷掃した後、表面を顕微鏡で観察した。また、コ
ーティング面の水、ドデカンに対する接触角の測定を行
ない、対汚染性の評価を行なった。測定には協和科学
(株)製、商品名「接触角計CA−A」を用いた。ま
た、口紅が付着した時の汚れの拭きとりやすさを評価す
るために、コーティング面に口紅で線を描き、24時間
後にキシレンを含ませた脱脂綿で拭きとった後のコーテ
ィング面の汚染度合いを判定した。結果を表1に示す。
【0140】実施例1〜10より、本発明の歯科用コー
ティング剤で処理したものは耐磨耗性、対汚染性に優れ
ており、また口紅等の汚れも容易に拭きとれることが判
った。
【0141】これに対して比較例1では、本発明の必須
成分であるブロック共重合体又はグラフト共重合体を含
まないので、実施例と同等の表面硬度を有するものの、
対汚染性に劣り、比較例3では、フッ化アルキル基含有
アクリレートをモノマーとして添加しているが、十分な
対汚染性は得られず、またコーティング面は白濁してい
た。また比較例2では、フッ化アルキル基含有共重合体
としてランダム共重合体3を添加しても、ブロック共重
合体、グラフト共重合体を添加した場合に比べ対汚染性
の効果が見られなかった。
【0142】
【実施例11】実施例1〜3で用いたコーティング剤で
処理した義歯を装着して実際に使用したところ、未処理
のものに比べ食品の残さ等の付着が著しく防止され良好
な使用感が得られた。また、わずかに付着した汚れも流
水下で軽く洗浄することにより除去することができた。
【0143】
【表2】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フッ化アルキル基含有モノマーからなる
    重合単位と、ビニル系モノマーからなる重合単位とを含
    むブロック共重合体又はグラフト共重合体を、必須成分
    として含むことを特徴とする歯科用コーティング剤。
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