JPH05154063A - 殺菌灯付き歯ブラシケース - Google Patents

殺菌灯付き歯ブラシケース

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JPH05154063A
JPH05154063A JP3341798A JP34179891A JPH05154063A JP H05154063 A JPH05154063 A JP H05154063A JP 3341798 A JP3341798 A JP 3341798A JP 34179891 A JP34179891 A JP 34179891A JP H05154063 A JPH05154063 A JP H05154063A
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case
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brush
germicidal lamp
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Hideyo Niida
英世 新飯田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 歯ブラシの長さに応じて歯ブラシのブラシ部
を殺菌灯6の殺菌光線放射部位に適確に位置させるため
の歯ブラシ位置調節手段を有することを特徴とする殺菌
灯付き歯ブラシケースであり、歯ブラシケースが歯ブラ
シのブラシ部を上にして歯ブラシを縦方向にケース内に
収納する構造を有する場合は、歯ブラシ位置調節手段9
が上下方向に位置調節可能な歯ブラシ載置手段である。 【効果】 歯ブラシの長さに応じて歯ブラシのブラシ部
を殺菌灯の殺菌光線が放射される適確な位置に配置する
ための歯ブラシ位置調節手段を有しているので、歯ブラ
シの柄の長さやブラシ部の長さのいかんに拘わらず、歯
ブラシケース内のすべての歯ブラシのブラシ部を均一に
且つ完全に効率よく殺菌可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は殺菌灯付き歯ブラシケー
スに関する。詳細には、歯ブラシのブラシ部が殺菌灯位
置に適確にくるようにするための位置調節手段を有する
殺菌灯付き歯ブラシケースに関する。
【0002】
【従来の技術】歯ブラシに付着している水分、食べ物の
残りかす、歯垢、口内に生息していた雑菌等により歯ブ
ラシのブラシ部には多くの菌類が通常繁殖しており、極
めて不衛生であることは従来からも指摘されている。特
に最近の歯ブラシは、歯垢除去のためにブラシ部の植毛
密度が高くなっていて乾きにくいところから、菌類の繁
殖が著しい。
【0003】そして、歯ブラシを収納する歯ブラシケー
スでは、ブラシ部に付着していた口臭や菌類の繁殖によ
って発生した異臭がケース内に充満したり、ゴキブリ等
の害虫もケース内に出入りしていることもあり、歯ブラ
シのブラシ部とともに歯ブラシケースも極めて不衛生な
状態となっていることが多い。
【0004】上記の点から、歯ブラシケース内に殺菌灯
を取り付けて歯ブラシのブラシ部、および場合によって
は更にケース内の殺菌を行うことが種々提案されてい
る。そして、従来の殺菌灯付き歯ブラシケースでは、ケ
ース内に歯ブラシを収納するに当たって、複数本の歯ブ
ラシを懸垂して保持するための凹部を有する懸垂板を殺
菌灯の近くに設けたり(例えば実開昭56−17673
8号公報、実公昭63−31675号公報等)、歯ブラ
シを仕切られた歯ブラシ室に立てて挿入する方法が採用
されている。
【0005】ところで、子供用の歯ブラシと大人用の歯
ブラシでは柄の長さやブラシ部の長さが一般に相違して
いる。更に、歯ブラシの種類やメーカー等によっても柄
の長さやブラシ部の長さが種々まちまちであり歯ブラシ
の長さが同じではない。特に、近年、電動歯ブラシが使
用されるようになっているが、電動歯ブラシでは歯ブラ
シを電動機に取り付けて使用するところから、歯ブラシ
自体の柄の長さが従来の歯ブラシに比べて極めて短くな
っている。
【0006】しかしながら、上記したような従来の殺菌
灯付き歯ブラシケースでは、歯ブラシの懸垂手段や歯ブ
ラシ立て部の構造が画一的に形成されており、歯ブラシ
の長さを考慮して作成されていない。そのために、ケー
ス内に殺菌灯を取り付けているにも拘わらず、ケース内
の全部の歯ブラシのブラシ部に殺菌光線が適確に均一に
効率よく照射されず、歯ブラシによっては殺菌不足にな
るという問題を生じている。
【0007】例えば、ケース内に複数本の歯ブラシを挿
入して立てるようにした殺菌灯付き歯ブラシケースの場
合は、大人用の長い歯ブラシではそのブラシ部が殺菌灯
の殺菌光線照射位置になり殺菌が効率よく行われるが、
子供用歯ブラシや電動歯ブラシのような短い歯ブラシで
は、そのブラシ部が殺菌灯の殺菌光線照射位置に達せ
ず、かなり離れた場所になるために、殺菌が行われにく
いという問題を生じている。また、懸垂板によって歯ブ
ラシを懸垂するようにした殺菌灯付き歯ブラシケースの
場合も、通常、歯ブラシの懸垂はブラシ部の位置で行わ
れるところから、ブラシ部の長さによってはブラシ部が
殺菌光線照射位置から外れて殺菌効果が上がらないとい
う問題を生じている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、歯ブラシの柄の長さやブラシ部の長さ、特に柄
の長さのいかんに拘わらず、ケース内の個々の歯ブラシ
をより適確に効率よく完全に殺菌することのできる殺菌
灯付き歯ブラシケースを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】そして、本発明者の長年
の研究の結果、本発明者は、歯ブラシケースに歯ブラシ
の長さに応じてその位置を調節できる位置調節手段を設
けることによって、上記の目的を達成できることを見い
だして本発明を完成した。
【0010】すなわち、本発明は、歯ブラシの長さに応
じて歯ブラシのブラシ部を殺菌灯の殺菌光線放射部位に
適確に位置させるための歯ブラシ位置調節手段を有する
ことを特徴とする殺菌灯付き歯ブラシケースである。
【0011】上記本発明における「歯ブラシの長さ」と
は、歯ブラシの全体の長さ、柄の長さおよびブラシ部の
長さの各々またはそれらの総合を意味し、それらの長さ
に応じて、歯ブラシ位置調節手段によって、歯ブラシの
ブラシ部が殺菌灯の殺菌光線放射部位に適確に位置する
ように調節するものである。
【0012】更に、歯ブラシ位置調節手段は、歯ブラシ
ケースの形状、歯ブラシケース内への歯ブラシの収納形
式や収納構造、殺菌灯の種類や形態、殺菌灯の取り付け
位置等に応じて、適宜選択するのがよく、したがって、
歯ブラシのブラシ部を殺菌灯の殺菌光線放射部位に適確
に位置させる位置調節手段を有する殺菌灯付き歯ブラシ
ケースはいずれも本発明に包含される。
【0013】本発明では歯ブラシケースの形状は特に限
定されず、偏平な弁当型、円筒型、箱型、ドーム型等の
任意の形状にすることができる。また、歯ブラシケース
の寸法も特に限定されず、本発明の歯ブラシケースを配
置または取り付ける場所、歯ブラシケース内に収納する
歯ブラシの本数等に応じて適宜設計するとよい。更に本
発明の歯ブラシケースは、持ち運び自在にしたり、壁面
に取り付けるようにしたり、洗面ユニット、バスユニッ
ト等に組み込む方式にしてもよい。
【0014】また、歯ブラシケース内に取り付ける殺菌
灯の種類は特に限定されず、この種の装置で使用されて
いる殺菌灯のいずれもが使用でき、紫外線灯、水銀灯、
ケミカルランプ等を挙げることができる。紫外線灯の場
合は、少なくとも150〜400nmの波長領域の紫外
線を効率よく放つ放電管であればよく、そのうちでも2
20〜380nmの波長領域、特に250〜260nm
の波長領域の紫外線を放つ放電管が殺菌作用が大きく好
ましい。また、これらの紫外線に一部可視光線が含まれ
ていてもよい。そのような波長領域の紫外線を効率よく
放ち且つコンパクトな殺菌灯を使用した場合には、歯ブ
ラシケースを場所のとらないコンパクトなものにするこ
とができる。
【0015】具体的には、例えば、三共電気(株)製カ
タログ「紫外線殺菌等」(875−5000)に記載さ
れされている種々の殺菌灯、特に小型のU字管型殺菌灯
(GUL4、GUL5、GUL6等)および球状型殺菌
灯(GTLwおよびGGT3.5等)、(株)東芝、照
明事業部製、総合カタログ「TOSHIBAランプ」’
88−9に記載されあているブラックライト蛍光ラン
プ、捕虫用蛍光ランプ、健康線用蛍光ランプ等を挙げる
ことができる。
【0016】歯ブラシケースの材質は特に限定されず、
プラスチック、金属、木材、セラミックス、ガラス、そ
れらの複合体等から形成することができる。特に、紫外
線吸収剤を含有するプラスチックから歯ブラシケースを
形成すると、ケース外への紫外線の漏れを防止すること
ができ、安全性を高めることができ望ましい。
【0017】また、歯ブラシケースにおける歯ブラシの
出し入れ口の位置は、ケースの上部、中間、下部、手
前、横等のいずれにしてもよく、歯ブラシの出し入れ口
の位置や、ケース内に収納する歯ブラシの本数等に応じ
て、ケース本体と蓋体の位置関係や形状を設計するのが
よい。一般に、歯ブラシの出し入れ口を、歯ブラシケー
スの前面、上部または側面の設けるのが便利である。更
に、本発明の歯ブラシケースでは、歯ブラシをケース内
に収納した時に、ブラシ部が上で柄の部分が下になるよ
うに、またはブラシ部が下で柄の部分が上になるように
設計しても、或いは歯ブラシを横に寝かせて収納するよ
うに設計してもよい。
【0018】そして、歯ブラシケース内への歯ブラシの
収納形態に応じて、殺菌灯からの殺菌光線が歯ブラシの
ブラシ部に最も効率よく照射されるように、殺菌灯の種
類、形状、サイズ、その取り付け位置を選択する必要が
ある。例えば、偏平な箱型の歯ブラシケース内に、複数
本の歯ブラシをブラシ部が上で柄が下になり且つブラシ
部の毛先がケースの奥に向いて並列して収納されるよう
に設計されている歯ブラシケースでは、該偏平箱型歯ブ
ラシケースの天井部分または上部奥側に横長またはU字
状の殺菌灯を横に寝かせて取り付けて殺菌光線が歯ブラ
シのブラシ部に集中的に照射されるようにするとよい。
また、例えば、ドーム型の歯ブラシケースの内周に沿っ
て複数本の歯ブラシがそのブラシ部の毛先が中心に向い
て収納されるように設計されているドーム型歯ブラシケ
ースでは、該ケースの中心部に球状、縦長状、またはU
字状の殺菌灯を縦方向に取り付けて、周囲放射状に放出
された殺菌光線が各歯ブラシのブラシ部に照射されるよ
うにするのがよい。
【0019】使い勝手や収納時の安定性等の点から、殺
菌灯付き歯ブラシケースでは、ブラシ部が上で柄の部分
が下になるように縦にして歯ブラシを収納すると共に、
歯ブラシのブラシ部に近い位置に殺菌灯を取り付けてい
る。したがって、本発明の歯ブラシケースにおいてもこ
れらの収納形式を採用するのが好ましく、その場合に
は、歯ブラシ位置調節手段として、歯ブラシを上下方向
に位置調節可能な歯ブラシ載置手段を採用するのがよ
い。
【0020】ケース内に歯ブラシを挿入して立てる形式
のものでは歯ブラシを柄の端部で受けて載置する受板
(底板)が歯ブラシ載置手段に相当し、懸垂板によって
歯ブラシをそのブラシ部で懸垂する形式のものでは懸垂
板が歯ブラシ載置手段に相当する。いずれの場合もそれ
らの歯ブラシ載置手段が歯ブラシの長さに応じて上下方
向に位置調節可能なようにする。
【0021】そして、複数本の歯ブラシを収納し得るよ
うにした歯ブラシケースでは、各々の歯ブラシの位置調
節が可能なように、ケース内の各歯ブラシごとに位置調
節可能な歯ブラシ載置手段を設ける。歯ブラシ載置手段
の形状や構造は、位置調節が簡単にでき、且つ清掃等も
容易であり、故障しにくいものにするのが望ましい。
【0022】安全性の点から、本発明の歯ブラシケース
は蓋体の開放時に殺菌灯を消灯させる手段を有してお
り、蓋体が閉じている時にのみ殺菌灯が点灯するように
なっているのがよい。その場合に、蓋体の閉じていると
きに常に殺菌灯が点灯している必要はなく、一日のうち
の所定時間だけ殺菌灯を点灯させれば歯ブラシの殺菌を
行うことができるので、歯ブラシケースの蓋体の開閉に
連動して殺菌灯を自動的に点灯および消灯させる制御手
段と共に、蓋体が閉じている時に殺菌灯を所定時間だけ
点灯させその後は消灯させるタイマーを組み込んで、殺
菌灯による殺菌を安全に且つ無駄なく効率的に自動的に
行えるようにするのがよい。
【0023】上記の場合に、歯ブラシを使用する時間
帯、すなわち歯ブラシケースが解放される時間帯は、
朝、昼食後、夜等の所定の時間帯に通常集中するところ
から、歯ブラシケースが閉じられて後に直ちに殺菌灯が
点灯するように電気回路を設計すると、歯ブラシケース
の開閉の頻度が高いそれらの時間帯では、殺菌灯の点灯
および消灯が短時間のうちに多数回繰り返されることに
なり、殺菌灯等の電気部品の早期消耗、電気の無駄な消
費、ケースからの殺菌光線の漏れの危険等を招き易い。
そのため、歯ブラシケースの蓋体が閉じられた後に直ち
に殺菌灯を点灯させずに、該頻度の高い歯ブラシケース
の開閉が終了した後の所定時間後に初めて殺菌灯が点灯
して、所定時間点灯を継続した後にタイマーで消灯する
ようにする(例えば蓋体が閉じた後の1時間後に殺菌灯
が点灯して、約15秒〜3分間点灯を継続した後消灯さ
せる)と、殺菌灯の点灯・消灯の頻度が少なくなり、電
気部品の早期消耗、電気の無駄な消費、ケースからの殺
菌光線の漏れの危険を防止することができる。その際
に、そのような殺菌灯の点灯および消灯並びにタイマー
の作動を、歯ブラシケースの蓋体の開閉に自動的に連動
する1個のスイッチによって行うようにするのが好まし
い。
【0024】そして、本発明の歯ブラシケースでは、各
々の状況に応じて、その電源を電池、コンセントからの
商用電源、またはそれらの両用のいずれとしてもよい。
また、歯ブラシケースは、その性質上極めて湿度および
水分の多い条件下で使用されるので、電気部品が湿度や
水分から充分保護されるような構造とする必要があり、
例えば歯ブラシの収納部とは完全に遮断された電気部品
収納部を設けてそこに電気部品を収納するようにしても
よい。以下に、図面を参照して本発明の歯ブラシケース
の例を具体的に説明するが、本発明はそれにより限定さ
れない。
【0025】《実施例 1》[歯ブラシケース:偏平
な箱型歯ブラシケース] この歯ブラシケースは、図1に示すような偏平な箱型
の外観を有する全体がプラスチックで作成された、内部
に歯ブラシの高さ位置調節手段を有する歯ブラシケース
の代表例を示すものである。図2はその蓋体を開いた時
の歯ブラシの収納状態を示すものであり、図3はケース
本体の前面を外した時のケース内における歯ブラシの高
さ位置調節機構を示す図である。また、図4は図1の歯
ブラシケースをその中央部で切断した時の縦断面図であ
る。図5は歯ブラシの高さ位置を調節するのに使用する
歯ブラシ載置手段を手前側から見た図であり、図6は該
歯ブラシ載置手段を上部から見た図である。更に、図7
〜図10は、歯ブラシケースで使用し得る歯ブラシの
高さ位置調節手段の別の態様を示した図である。
【0026】この歯ブラシケースは、後方部1aおよび
前面部1bからケース本体1を形成し、その前面に上下
方向に開閉可能に蓋体2を上部で枢止してある。ケース
本体を形成している後方部1aと前面部1bとは互いに
分解・組立可能であり、歯ブラシケースが汚れた時に分
解してその内部を清掃できるようにしてある。また、ケ
ース本体の前面部1bの上部中央には、蓋体2の解放を
容易にするための凹状の手掛部3を設けてある。更に、
歯ブラシケースの内部には、複数の仕切り4を設けてあ
り、仕切られた各室に歯ブラシ5a〜5eを挿入する。
【0027】図4に示すように、蓋体2の内部には、蓋
体2を閉じたときに歯ブラシ5a〜5eを押さえて歯ブ
ラシ5のブラシ部を紫外線灯6に近接させる突条7が設
けてあり、この突条7は紫外線の下方への遮蔽作用をも
有する。紫外線灯6はケース本体の上部に横長に取り付
けてあり、その部分に位置する歯ブラシ5a〜5eのブ
ラシ部に丁度紫外線が照射されるようになっている。
【0028】図3〜図6により、本発明における歯ブラ
シの高さ位置調節手段について説明する。図4に示すよ
うに、仕切り4の片側内側には、溝8が手前側から奥に
向かって水平に複数個設けてある。歯ブラシの長さに応
じて、歯ブラシのブラシ部が紫外線灯6の部分に位置す
るように、複数の溝8のうちの適当なものを選び、その
溝8に歯ブラシ載置手段9をはめ込んで歯ブラシを片持
式に載置して歯ブラシの高さ位置を調節する。
【0029】この歯ブラシ載置手段9は、溝8に嵌合す
る突条10を一端部(図3における左側)に有すると共
に同じ端部に仕切り4の厚さと同じ凹部11を有する嵌
着部12を備え、それに連続して歯ブラシ載置部13を
有している。歯ブラシ載置手段9を手前に引くことによ
り溝8から外すことができ、また溝8と突条10を嵌合
させて歯ブラシ載置手段9を奥に押圧することによっ
て、歯ブラシ載置手段9を仕切り4に取り付けることが
できる。通常、歯ブラシは軽量であるので、図3〜図6
に示すような片持式の載置手段で歯ブラシを載置するこ
とができる。
【0030】複数本の歯ブラシを収納し得るようにした
歯ブラシケースでは、通常、ケース内における歯ブラシ
の収納位置および使用する歯ブラシは、家族の各メンバ
ーごとに決まっている。したがって、図3に示すよう
に、例えば長い歯ブラシ5a、5cおよび5e用の収納
部では歯ブラシ載置手段9を仕切り4の下方の溝8に取
り付け、子供の短い歯ブラシ5b用の収納部では歯ブラ
シ載置手段9をそれよりも上方の溝8に取り付け、更に
より短い電動歯ブラシ5d用の収納部では歯ブラシ載置
手段9を一層上方に取り付けることによって、図2に示
すように、長い歯ブラシおよび短い歯ブラシのブラシ部
のいずれもが、丁度紫外線灯6の紫外線照射部に適確に
位置するようにすることができ、全部の歯ブラシのブラ
シ部の殺菌を均一に完全に行うことができる。
【0031】また、歯ブラシの柄の長さだけでなく、ブ
ラシ部の長さも歯ブラシによりかなり異なる場合がある
が、その場合にも、歯ブラシ載置手段9の位置を調節す
ることにより、ブラシ部を殺菌効率の高い適正な位置に
することができる。長さの異なる新しい歯ブラシを使用
する場合には、歯ブラシ載置手段9の取り付け位置を変
えれば、ブラシ部を再び適正な位置にすることができ
る。
【0032】歯ブラシ載置手段およびその歯ブラシケー
スへの取り付け機構は、図3〜図6のものに限定されな
い。例えば、図7および図8に示すように、仕切り4の
両方の内側に溝8を設け、溝8に嵌合する厚さを有する
歯ブラシ載置板14を歯ブラシの長さに応じて適当な左
右の溝8に嵌め込むようにしてもよい。更に、例えば図
9および図10に示すように、左右両端にゴム等からな
る摩擦部15を設けた歯ブラシ載置板14を、溝のない
仕切り4の間に水平に挿入して、摩擦部15と仕切り4
の壁部との摩擦力により歯ブラシ載置板14を所定の高
さに位置させて歯ブラシを載置するようにしてもよい。
【0033】上記した図3〜図10のいずれの場合に
も、歯ブラシ載置手段の着脱は極めて容易であるので、
歯ブラシの高さ位置の調節が極めて容易であり、しかも
歯ブラシケースの内部が汚れた時には、歯ブラシ載置手
段9を取り外ずすことにより、清掃を簡単に行うことが
できる。
【0034】更に、この歯ブラシケースでは、図4に
示すように、ケース本体1と蓋体2との接合部分には、
互いに重なり合うように重ね合わせ部16と17を設け
て、紫外線がケース外に漏れないようにしている。この
重ね合わせ部はケース本体と蓋体の接合部分の全周に亙
って設けるのが好ましい。また、ケース本体には、蓋体
2の開閉に連動して殺菌灯6を点灯または消灯し、且つ
上記したタイマーの作動をつかさどる1個のスイッチ1
8を取り付けてある。ケース本体の背面には必要に応じ
て歯ブラシケースを壁やその他の箇所に取り付けられる
ように、フック19を設けてある。フックの数、形状、
位置等は適宜変えることができ、またフック以外の他の
取り付け手段を設けてもよい。そして、ケース本体の下
方後部には、歯ブラシの出し入れや殺菌の邪魔にならな
いようにして、水分や湿分が入らないようにした密封し
た電気部品収納部20を設けてあり、電池やその他の電
気部品が収納できるようにしてある。この実施例1の歯
ブラシケースは、コンパクトであって場所を取らず、
狭い箇所にも容易に取り付けることができる。
【0035】《実施例 2》[歯ブラシケース:円筒
型歯ブラシケース] この歯ブラシケースは、図11および図12により示
される円筒型の歯ブラシケースであり、図11は歯ブラ
シケースの縦断面図であり、図12は図11の切断線
A−Aから見た歯ブラシケースの平面図である。
【0036】この歯ブラシケースは、下部のケース本
体1および上部の蓋体2とからなり、蓋体2を上部に持
ち上げてケースへの歯ブラシ5a〜5dの出し入れを行
うようになっている。ケース本体1の内部は、複数の仕
切り4により放射方向に仕切ってあり、仕切られた各室
に歯ブラシ5a〜5dを挿入する。殺菌灯6はケース本
体の中央に取り付けてあり、放射方向に照射される殺菌
光線がその周囲に位置する歯ブラシ5a〜5dのブラシ
部の各々に丁度照射されるようになっている。また、ケ
ース本体1の底部1cはケース内の清掃が容易なように
着脱可能に取り付けられており、そこにはケース内に溜
まった水を外部に排出するための排水部21を設けてあ
る。
【0037】この歯ブラシケースでは、ケース内の底
部の歯ブラシ挿入位置に、高さ位置調節可能な歯ブラシ
載置手段9が設けられている。この歯ブラシ載置手段9
は、下部筒体22とそれに被さった有蓋の上部筒体23
とからなり、下部筒体22はその上端または途中にゴム
等からなる摩擦部24を有している。この摩擦部24の
作用により上部筒体23を上下の所定位置に固定するこ
とができ、上部筒体23の蓋部25に歯ブラシの柄の端
部を載置することにより、歯ブラシのブラシ部が殺菌灯
に適合した位置にくるように調節することができる。該
下部筒体22は歯ブラシケースの底部に設けた該下部筒
体22の内部形状に一致する突起25にはめ込まれて動
かないようになっているが、清掃時等には突起25から
取り外すことができる。
【0038】ケース本体には、蓋体2の開閉に連動して
殺菌灯6を点灯または消灯し、且つ上記したタイマーの
作動をつかさどる1個のスイッチ18を取り付けてあ
る。そして、ケース本体の中央下部には、歯ブラシの出
し入れや殺菌の邪魔にならないようにして、水分や湿分
が入らないようにした密封した電気部品収納部20を設
けてあり、電池26やその他の電気部品が収納できるよ
うにしてあり、この収納部20は蓋27等により外部か
ら開閉可能になっている。この実施例2の歯ブラシケー
スは、安定性がよく、適当な場所に載置して使用するこ
とができる。更に、ケース本体1には、蓋体2を閉じた
時にケース本体1と蓋体2が互いに重なり合って接合さ
れるように突条28がその開口部全周に亙って設けられ
ており、これによって紫外線のケース外への漏れを防止
することができる。
【0039】《実施例 3》[歯ブラシケース:懸垂
式偏平箱型歯ブラシケース] この歯ブラシケースは、偏平な箱型の外観を有する歯
ブラシケースであり、図13に示すように、その内部に
歯ブラシを図14に示す各々の懸垂板29に懸垂させて
収納するようにしてある。歯ブラシの種類等によってそ
のブラシ部の長さが通常かなり異なっているが、個々の
歯ブラシごとに各懸垂板29の高さを調節することによ
り、ブラシ部の長さが異なっても、図13に示すよう
に、歯ブラシのブラシ部を殺菌灯6からの殺菌光線照射
位置により適した位置におくことができる。その場合の
懸垂板29の高さ位置調節は、例えば先の図7〜図8で
示した方式と同様に、仕切り4の両方の内側の溝8に歯
ブラシの挿入凹部30を設けた懸垂板29を着脱自在に
取り付けることにより行うことができる。
【発明の効果】本発明の歯ブラシケースは、歯ブラシの
長さに応じて歯ブラシのブラシ部を殺菌灯の殺菌光線が
放射される適確な位置に配置するための歯ブラシ位置調
節手段を有しているので、歯ブラシの柄の長さやブラシ
部の長さのいかんに拘わらず、歯ブラシケース内のすべ
ての歯ブラシのブラシ部を均一に且つ完全に効率よく殺
菌することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における偏平な箱型の殺菌灯付き歯ブ
ラシケースの外観を示す図である。
【図2】図1の歯ブラシケースの蓋体を開いたときの歯
ブラシの収納状態を示す図である。
【図3】図1の歯ブラシケースのケース本体前面を外し
たときの図である。
【図4】図1の歯ブラシケースをその中央部で切断した
時の縦断面図である。
【図5】図1の歯ブラシケースにおいて、歯ブラシの高
さ位置を調節するのに使用する歯ブラシ載置手段を手前
側から見た図である。
【図6】図1の歯ブラシケースにおいて、歯ブラシの高
さ位置を調節するのに使用する歯ブラシ載置手段を上部
から見た図である。
【図7】本発明の歯ブラシケースで使用し得る歯ブラシ
の高さ位置調節用の歯ブラシ載置手段の別の態様を示し
た図である。
【図8】図7の歯ブラシ載置手段を取り付けるようにし
た歯ブラシケース内の仕切りの構造を示した図である。
【図9】本発明の歯ブラシケースで使用し得る歯ブラシ
の高さ位置調節用の歯ブラシ載置手段の更に別の態様を
示した図である。
【図10】図9の歯ブラシ載置手段を取り付けるように
した歯ブラシケース内の仕切りの構造を示した図であ
る。
【図11】実施例2における円筒型の殺菌灯付き歯ブラ
シケースの縦断面図である。
【図12】図11の歯ブラシケースを切断線A−Aよい
見た歯ブラシケースの平面図である。
【図13】実施例3の懸垂型歯ブラシケースの内部構造
を示した図である。
【図14】実施例3の懸垂型歯ブラシケースで使用する
懸垂板の構造を示した図である。
【符号の説明】
1 ケース本体 1a ケース本体の後方部 1b ケース本体の前面部 2 蓋体 3 手掛部 4 仕切り 5a 歯ブラシ 5b 歯ブラシ 5c 歯ブラシ 5d 歯ブラシ 5e 歯ブラシ 6 紫外線灯または殺菌灯 7 突条 8 溝 9 歯ブラシ載置手段 10 突条 11 凹部 12 嵌着部 13 歯ブラシ載置部 14 歯ブラシ載置板 15 摩擦部 16 重ね合わせ部 17 重ね合わせ部 18 スイッチ 19 フック 20 電気部品収納部 21 排水部 22 下部筒体 23 上部筒体 24 摩擦部 25 突起 26 電池 27 蓋 28 突条 29 懸垂板 30 歯ブラシの挿入凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯ブラシの長さに応じて歯ブラシのブラ
    シ部を殺菌灯の殺菌光線放射部位に適確に位置させるた
    めの歯ブラシ位置調節手段を有することを特徴とする殺
    菌灯付き歯ブラシケース。
  2. 【請求項2】 歯ブラシケースが、歯ブラシのブラシ部
    を上にして歯ブラシを縦方向にケース内に収納する構造
    を有しており、歯ブラシ位置調節手段が上下方向に位置
    調節可能な歯ブラシ載置手段である請求項1の歯ブラシ
    ケース。
JP3341798A 1991-12-02 1991-12-02 殺菌灯付き歯ブラシケース Pending JPH05154063A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010172393A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Noritz Corp 歯ブラシ収納機能付きキャビネット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010172393A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Noritz Corp 歯ブラシ収納機能付きキャビネット

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