JPH0515291A - 食品焼成用オーブン - Google Patents

食品焼成用オーブン

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Publication number
JPH0515291A
JPH0515291A JP16667791A JP16667791A JPH0515291A JP H0515291 A JPH0515291 A JP H0515291A JP 16667791 A JP16667791 A JP 16667791A JP 16667791 A JP16667791 A JP 16667791A JP H0515291 A JPH0515291 A JP H0515291A
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JP
Japan
Prior art keywords
oven
coolant
food
baking
flow path
Prior art date
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Pending
Application number
JP16667791A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Nishihara
義寛 西原
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP16667791A priority Critical patent/JPH0515291A/ja
Publication of JPH0515291A publication Critical patent/JPH0515291A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】オーブンの構造材1内に冷却材流路4をもう
け、かつ冷却材を駆動するポンプ8及び冷却材の導入を
制御するバルブ7を設けることにより達成される。 【効果】オーブン冷却時には冷却材が冷却材流路内に流
入しオーブンを強制的に冷却できる。食品焼成時にはバ
ルブを閉じることにより冷却材の流入が停止し、オーブ
ンの放熱が抑制される。この結果、冷却時間が短縮さ
れ、焼成時の熱損失が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品を加熱・焼成する
ためのオーブンにおいて、冷却時間が短く、かつ焼成時
の熱損失が小さい食品焼成用オーブンに関する。
【0002】
【従来の技術】内部に配置した食品を加熱・焼成させる
食品焼成用オーブンは、焼成時の熱損失をできるだけ小
さくするために、断熱性の高い材料で構成されている。
また、この断熱材の冷却は自然放熱のみに頼っている。
このようなオーブンの例は特開昭62−58942 号公報に記
載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】食品焼成用オーブンで
は、一つのオーブンで数種類の食品を焼成するのが一般
的である。このとき、食品の種類によって焼成温度が異
なるため頻般にオーブン内の温度を切り替える必要があ
る。一般にオーブン内の温度上昇は、加熱量を増やすこ
とにより容易に実現できる。しかし、冷却は自然放熱に
頼っているため、非常に時間がかかっているのが実状で
ある。このため、食品の焼成ができない時間が増大し、
生産性の低下を招いている。そこで、焼成時の熱ロスが
小さく、かつ冷却時間の短いオーブンを実現することが
強く望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するに
は、オーブンを構成する壁材内に冷却材の流路と、冷却
時にこの流路に冷却材を流す機構を設けることにより達
成される。
【0005】
【作用】冷却時に冷却材流路に冷却材を流すことによっ
て、冷却材はオーブンの構造材がもつ熱を強制的にオー
ブン外に排出する。この結果、オーブンの構造材温度及
びガス温度が低下する。食品の焼成時には、冷却材の注
入を中断することにより、構造材は自然放熱のみで冷却
されるため、外部への熱ロスを抑制することができる。
【0006】
【実施例】図1に本発明の一実施例を示す。図1はオー
ブンの縦断面を示したものである。図1において、1は
オーブンの断熱壁、2はガスバーナ、3は食品を搬送す
るベルトコンベアである。4は冷却材を流すための流
路、5は流路4に冷却材を導入するための配管、6は流
路4の冷却材を排出する配管である。7はバルブ、8は
冷却材を駆動させるためのポンプである。
【0007】図1のオーブンにおいてオーブン内の温度
を下げるには、まずガスバーナ2による加熱を中断す
る。次にバルブ7を開き、ポンプ8を始動する。する
と、冷却材が配管5を通って冷却材流路4内に導入され
る。冷却材は断熱壁1から熱を受け取り、配管6を通っ
て外部に流出される。冷却材には水やオイルが使用でき
る。
【0008】以上の作用によってオーブンの断熱壁を強
制的に冷却することができ、自然放熱のみの場合に比べ
て短時間にオーブンの温度を下げることができる。ま
た、食品の焼成時には、ポンプ8を停止し、バルブ7を
閉じることによって、流路4内への冷却材の流入を中断
する。これによって、オーブンは自然放熱のみによって
冷却され、熱損失を抑えることができる。
【0009】次に本発明の第二の実施例を図2を用いて
説明する。図2において11は冷却材流路4にガスを導
入するための配管、9a,9bはバルブ、10はガスを
送り込むためのポンプである。図2のオーブンにおいて
食品加熱時には、まず、ポンプ8を停止し、バルブ7を
閉じる。次に、バルブ9a,9bを開きポンプ10を始
動し、流路4内にガスを送り込む。流路4内に充分にガ
スが充填された後、ポンプ10を停止しバルブ9a,9
bを閉じる。そうすると流路4内のガスの流動が抑制さ
れ、流路4は断熱層となる。この結果、オーブンの保温
性が高くなり焼成時の熱損失をさらに小さくすることが
できる。また、オーブンの冷却時には第一実施例と同様
の操作をすることにより、短時間に温度を下げることが
できる。次に本発明の第三の実施例を図3を用いて説明
する。図3において12a,12bは断熱壁1の温度を
検出する温度センサである。7a,7bはバルブであり
コントローラ13から送られてくる制御信号14a,1
4bによって独立にバルブの開度を制御することができ
る。
【0010】図3のオーブンにおいて、冷却時には温度
センサ12a,12bによって断熱壁1a,1bの温度
がそれぞれ検出され、温度情報がコントローラ13に送
られる。コントローラ13は送られてきた温度情報を比
較して、温度の高い断熱壁の冷却材流量が増えるように
バルブ7a,7bの開度を制御する。ここで、コントロ
ーラ13は汎用のパーソナルコンピュータで実現でき
る。
【0011】本実施例によれば、冷却材をオーブンの温
度が高い部分に優先的に流すことができ、冷却効率を高
めることができる。また、本実施例の冷却システムは焼
成時における温度制御にも応用することができる。
【0012】次に本発明の第四の実施例を図4を用いて
説明する。図4において断熱壁1は材料の異なる二つの
壁材で構成されている。オーブン内壁の1dは、熱伝導
率が大きく、かつ耐熱性の高い金属等の材料でできてい
る。これに対しオーブン外壁の1cは、熱伝導率が小さ
く、かつ、耐熱性の高い耐火レンガやロックウール等の
材料でできている。冷却材流路4は二つの壁材の間に設
けられている。
【0013】本実施例では、オーブンの冷却時にはオー
ブン内の熱が熱伝導率の大きな内壁1dを通して有効に
冷却材内に伝えられる。一方、食品の焼成時には、熱伝
導率の小さな外壁1cのために内部の熱は外部へ放出さ
れにくくなる。このため、冷却時間はより短く、かつ熱
損失はより少ないオーブンが実現できる。
【0014】本実施例の効果を図5を用いて説明する。
図5は、オーブンの冷却時の壁面温度の時間履歴を計算
した結果の一例である。ここでは例としてオーブン内の
温度を220℃から200℃に降下させることを想定
し、この降下に必要な時間を冷却時間と定義する。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、第一実施例では冷却時
間を従来のオーブンに比べ20%短縮できる。また、第
四実施例では冷却時間を45%短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示すオーブンの断面図。
【図2】本発明の第二実施例を示すオーブンの断面図。
【図3】本発明の第三実施例を示すオーブンの断面図。
【図4】本発明の第四実施例を示すオーブンの断面図。
【図5】本発明の効果を示す計算結果の説明図。
【符号の説明】
1…断熱壁、4…冷却材流路、7…バルブ、8…ポン
プ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食品を焼成するオーブンにおいて、前記オ
    ーブンを構成する構造材内に冷却材を流すための流路
    と、前記流路を開閉する機構を設け、前記オーブンの冷
    却時には前記流路を開いて前記流路内に前記冷却材を流
    し、食品焼成時には前記流路を閉鎖することを特徴とす
    る食品焼成用オーブン。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記食品の焼成時に前
    記冷却材流路内にガスを充填し、前記オーブンの冷却時
    に同様の作用をする食品焼成用オーブン。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記オーブンを構成す
    る構造材の温度を測定する手段と、複数の前記冷却材通
    路と、それぞれの前記冷却材通路内に流す冷却材の流量
    を独立に制御する手段を備え、前記温度測定手段によっ
    て測定されたオーブンの温度分布を応じて前記冷却材流
    路内の冷却材流量を制御する食品焼成用オーブン。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記オーブンを構成す
    る壁を二種類の熱伝導率の異なる壁材で構成し、二つの
    壁材間に冷却材流路を設ける食品焼成用オーブン。
JP16667791A 1991-07-08 1991-07-08 食品焼成用オーブン Pending JPH0515291A (ja)

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