JPH05152020A - 異方導電コネクター - Google Patents

異方導電コネクター

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Publication number
JPH05152020A
JPH05152020A JP34038191A JP34038191A JPH05152020A JP H05152020 A JPH05152020 A JP H05152020A JP 34038191 A JP34038191 A JP 34038191A JP 34038191 A JP34038191 A JP 34038191A JP H05152020 A JPH05152020 A JP H05152020A
Authority
JP
Japan
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hole
holes
anisotropic conductive
conductive connector
fine
Prior art date
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Pending
Application number
JP34038191A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Hino
敦司 日野
Munekazu Tanaka
宗和 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP34038191A priority Critical patent/JPH05152020A/ja
Publication of JPH05152020A publication Critical patent/JPH05152020A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接続する電子部品の狭ピッチ化に対応した微
細ピッチの異方導電コネクターを提供する。 【構成】 絶縁体層1の厚み方向に導体物質3が充填さ
れた微細貫通孔2を有し、各貫通孔2のテーパーが逆方
向となるように交互に形成され、絶縁体層1表裏面にお
ける貫通孔径を特定の比率とする。表裏面の貫通孔端部
には接続用のバンプ状突出物を形成することが好まし
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は異方導電コネクターに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年の電子機器の多機能化と小型軽量化
に伴い、半導体分野においては配線基板や半導体素子な
どの電子部品の微細化が進み、これらを接続するための
コネクター類も微細化、狭ピッチ化が要求されている。
このような要求に従来から異方導電コネクターとして使
用されている導電性粒子を絶縁体フィルム内に分散させ
るタイプのものでは対応しがたくなっているのが実情で
ある。
【0003】そこで、絶縁性フィルムに微細な貫通孔を
設けて、この貫通孔内に柱状の導体物質を充填もしくは
埋入して微細ピッチ化に対応する試みがなされている。
通常、絶縁性フィルムに貫通孔を設けた場合、フィルム
中の貫通孔形状(断面形状)は、図3に示すような任意
のテーパー角を有したものとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3の
ような異方導電コネクターでは、導体物質間(貫通孔
間)のピッチを決定する場合、絶縁性フィルムの表裏面
に形成される大きい方の貫通孔径によって決定されるの
で、絶縁性フィルムの厚みが大きくなると、図4に示す
ように同じテーパー角では貫通孔径を大きくする必要が
生じ、微細ピッチ化には限界が生じる。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは上
記従来の異方導電コネクターが有する微細ピッチ化に対
する不都合を解消すべく鋭意検討を重ねた結果、貫通孔
の配列を特定配列とすることによって、上記問題点が一
挙に解決することを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0006】即ち、本発明は表裏面に導通するように導
体物質が充填された微細貫通孔が、絶縁体層の厚み方向
に独立して形成された異方導電コネクターであって、貫
通孔は下記関係式を満足するテーパーを有し、しかも隣
り合う貫通孔のテーパーが逆方向となるように交互に形
成されていることを特徴とする異方導電コネクターを提
供するものである。。 a1 +a2 <b 、かつ a1 >a2 >a1 ×0.1 (但し、表面側の貫通孔径をa1 、対応する裏面側の貫
通孔径をa2 、貫通孔ピッチをbとする)
【0007】以下、本発明を図面を用いて説明する。図
1は本発明の異方導電コネクターの一実例の断面図であ
り、図2は図1に示す異方導電コネクターのX−X断面
図である。
【0008】図1および図2において絶縁体層1にはそ
の厚み方向に任意のテーパー角を有する微細貫通孔2が
それぞれ独立して表裏面に達するように設けられてお
り、貫通孔2内部には金属の如き導体物質3が絶縁体層
1の表裏面に導通するように充填されている。さらに、
本発明では図1および図2から明らかなように、隣り合
う貫通孔2のテーパーは逆方向となるように交互に、好
ましくは最密充填状態で貫通孔2が形成されている。つ
まり、図1に示すように孔径の大きい方(孔径a1 )の
貫通孔端部の間に、別の貫通孔の小さい方(孔径a2
の貫通孔端部が配置するように形成されている。従っ
て、本発明の異方導電コネクターのピッチbは従来の異
方導電コネクター(図3および図4参照)よりも小さく
なることが理解できるであろう。
【0009】また、本発明の異方導電コネクターにおい
ては、微細貫通孔2の両端部に、図1や図2に示すよう
な導体物質からなるバンプ状突出物4を形成しておくこ
とによって、コネクターとして接続に用いる場合に接続
操作が容易となり好ましいものとなる。
【0010】本発明において上記貫通孔の孔径a1 は、
コネクターとしての使用目的によって任意に設定するこ
とができるが、通常、5〜200μm、特に10〜10
0μm、さらに10〜50μm程度とすることが好まし
い。一方、貫通孔の他端側の貫通孔径a2 は、a1 より
も小さく、下記関係式、 a1 +a2 <b 、かつ a1 >a2 >a1 ×0.1 (但し、表面側の貫通孔径をa1 、対応する裏面側の貫
通孔径をa2 、貫通孔ピッチをbとする)を満足するよ
うに設定される。特に、a2 がa1 ×0.1よりも小さ
い場合は、a2 側での電気的接続が充分に行なえず、接
続不良を起こす恐れがあり好ましくない。
【0011】本発明における絶縁体層1はフィルム状で
あって、電気絶縁特性を有するものであればその素材に
制限はなく、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウ
レタン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレン系樹
脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ABS樹
脂、ポリカーボネート樹脂、シリコーン系樹脂など熱硬
化性樹脂や熱可塑性樹脂を問わず目的に応じて選択でき
る。例えば、可撓性を要求される場合はシリコーンゴ
ム、ウレタンゴム、フッ素ゴムなどの弾性体を使用する
ことが好ましく、耐熱性が要求される場合はポリイミ
ド、ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンスルフィド
などの耐熱性樹脂を用いることが好ましい。また、絶縁
性フィルム1の厚さは任意に選択できるが、フィルム厚
の精度(バラツキ)や形成する貫通孔の孔径精度の点か
らは通常、5〜200μm、好ましくは10〜100μ
mとする。
【0012】上記絶縁性フィルム1に設ける微細貫通孔
2に充填して絶縁体層1の表裏面への導通路となる導体
物質3やバンプ状突出物4を形成する導体物質として
は、例えば金、銀、銅、錫、鉛、ニッケル、コバルト、
インジウムなどの各種金属、またはこれらを成分とする
各種合金が用いられる。導通路の形成方法としては、ス
パッタリング、各種蒸着、各種メッキなどの方法が採用
できる。なお、メッキ法による場合は、メッキ時間を長
くすることによって、バンプ状に突出物4を成長させる
ことができるのである。
【0013】上記絶縁体層1に設ける微細貫通孔2は、
パンチングなどの機械的加工法、レーザー、プラズマな
どによるドライエッチング法などがある。エッチング法
の場合は絶縁体層1に所望の孔形状、例えば丸、四角、
菱形などを有するマスクを密着させ、マスクの上から処
理する間接的エッチング法、スポットを絞ったレーザー
光を絶縁体層1に当てたり、マスクを通してレーザー光
を絶縁体層1上に結像させるドライエッチング法、感光
性レジストを用いて予め微細孔をパターニングしたのち
ウエットエッチングする直接エッチング法などがある。
なお、回路のファインパターン化に対応するにはドライ
エッチング法やウエットエッチング法が好ましく、特に
エキシマレーザーの如き紫外線レーザーによるアブレー
ションを用いたドライエッチング法の場合は、レーザー
エネルギーを制御することによってテーパー角を任意に
設定することができるので好ましいものである。
【0014】本発明の異方導電コネクターを得るための
方法としては、例えば以下の工程からなる方法が挙げら
れる。
【0015】導電層と絶縁体層との積層基材の絶縁体
層側から適性エネルギーに制御された紫外レーザー光を
照射して適度なテーパー角を有する第1の貫通孔を形成
する工程と、
【0016】形成した第1の貫通孔に金属を充填した
のち、導電層のみをエッチングなどの手段にて除去する
工程と、
【0017】貫通孔の広い開口部側(先の工程でレー
ザー光を照射した側)の表面に導電層を形成し、他面側
から上記と同様の紫外レーザー光にて適度なテーパー角
を有する第2の貫通孔を形成する工程と、
【0018】形成した第2の貫通孔に金属を充填した
のち、導電層のみをエッチングなどの手段にて除去する
工程、とから得られる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明の異方導電コネク
ターは、隣り合う貫通孔のテーパーが逆方向となるよう
に交互に形成してなるので、従来の異方導電コネクター
と比べて微細ピッチ化が可能となり、接続パターンの狭
ピッチ化に充分に対応できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の異方導電コネクターの一実例を示す
平面図である。
【図2】 図1に示す異方導電コネクターのX−X線断
面図である。
【図3】 従来の異方導電コネクターの断面図である。
【図4】 従来の異方導電コネクターの断面図である。
【符号の説明】
1 絶縁体層 2 微細貫通孔 3 導体物質 4 バンプ状突出物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏面に導通するように導体物質が充填
    された微細貫通孔が、絶縁体層の厚み方向に独立して形
    成された異方導電コネクターであって、貫通孔は下記関
    係式を満足するテーパーを有し、しかも隣り合う貫通孔
    のテーパーが逆方向となるように交互に形成されている
    ことを特徴とする異方導電コネクター。 a1 +a2 <b 、かつ a1 >a2 >a1 ×0.1 (但し、表面側の貫通孔径をa1 、対応する裏面側の貫
    通孔径をa2 、貫通孔ピッチをbとする)
  2. 【請求項2】 貫通孔の両端部の少なくとも一端部に接
    続用のバンプ状突出物が形成されている請求項1記載の
    異方導電コネクター。
JP34038191A 1991-11-28 1991-11-28 異方導電コネクター Pending JPH05152020A (ja)

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JP34038191A JPH05152020A (ja) 1991-11-28 1991-11-28 異方導電コネクター

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JPH05152020A true JPH05152020A (ja) 1993-06-18

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JP34038191A Pending JPH05152020A (ja) 1991-11-28 1991-11-28 異方導電コネクター

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000511339A (ja) * 1996-05-17 2000-08-29 ミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチャリング・カンパニー 電気および熱的異方性伝導性構造体
JP2009186378A (ja) * 2008-02-07 2009-08-20 Dainippon Printing Co Ltd 支持基板及びそれを用いた静電容量型力学量検出センサ
JP2010153263A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Sumitomo Electric Ind Ltd 異方性導電シート、その製造方法、基板体、検査装置、部品モジュール、および電子製品
JP2015199069A (ja) * 2009-12-14 2015-11-12 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 微小穿孔ポリマーフィルム

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