JPH05151853A - シリコーン系ゴム接点部材 - Google Patents

シリコーン系ゴム接点部材

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JPH05151853A
JPH05151853A JP3337732A JP33773291A JPH05151853A JP H05151853 A JPH05151853 A JP H05151853A JP 3337732 A JP3337732 A JP 3337732A JP 33773291 A JP33773291 A JP 33773291A JP H05151853 A JPH05151853 A JP H05151853A
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JP
Japan
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silicone based
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Pending
Application number
JP3337732A
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English (en)
Inventor
Tatsufumi Oba
達文 大場
Mikio Kiyozawa
幹男 清澤
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Shinano Polymer Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Shinano Polymer Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/02Contacts characterised by the material thereof
    • H01H1/021Composite material
    • H01H1/029Composite material comprising conducting material dispersed in an elastic support or binding material

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  • Conductive Materials (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Contacts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本発明は固定接点との接触に安定性があ
り、導通限界値の大きい押釦スイッチ用ゴムカバーの可
動接点部材等に有用なシリコーン系ゴム接点部材の提供
を目的とするものである。 【構成】 本発明のシリコーン系ゴム接点部材は、シ
リコーン系ゴム材料中に、粒径が 100μm 以下の銀粉お
よびまたはニッケル粉70〜90重量%とシランカップリン
グ剤0.01〜1.0 重量%を添加してなるゴム接点材料を接
点部材としてなることを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリコーン系ゴム接点部
材、特にはモーターなどをダイレクトに駆動させる自動
車用などに有用とされる押釦スイッチ用ゴムカバーのシ
リコーン系ゴム接点部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】押釦スイッチは図1の(b) に示されてい
るように、押釦部1を押すと接点部材2が下降し、これ
が固定接点3と接触することによってスイッチ端子4と
5が閉じるというものであり、この接点部材は通常カー
ボンブラックを充填した黒色の導電性ゴムで作られたも
のとされている。
【0003】このカーボンブラック充填の黒色の導電性
ゴムは接触電気抵抗が高く(比抵抗1〜5Ω・cm)、充
填剤の耐電流容量が小さいために、これに 100mA以上の
高電流を流すと、接点部の温度が急激に上昇して接触部
が燃焼して使用に耐えなくなるという不利があるため
に、これについては接触抵抗が低く、信頼性の高い板状
洋白などに金メッキを施したものを所定形状に打抜き、
接点材料とし、これを押釦部に接着したものが提案され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このものは接
点形状金属片(金属接点)を金型にインサートとして押
釦部1と可動接点2を一体形成する方式をとっているた
めに、インサート時に金属接点表面(金メッキ部)にキ
ズ、折れなどが発生し易く、満足できる製品ができ難い
という不利があるし、これはまた金属部からなる固定接
点3(対向PCB基板)との接触が不安定であるため
に、チャタリングが、さらには異物の介在による導電不
良などが発生し易いという欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不
利、欠点を解決した押釦スイッチ用ゴムカバーなどに用
いられるゴム接点部材に関するものであり、これはシリ
コーン系ゴム材料中に、粒径が 100μm 以下の銀粉およ
びまたはニッケル粉70〜90重量%とシランカップリング
材0.01〜1.0 重量%を含有させたシリコーン系ゴム接点
部材よりなることを特徴とするものである。
【0006】すなわち、本発明者らは強度が強くて成形
性もよく、電気特性のすぐれたゴム接点部材を開発すべ
く種々検討した結果、これについてはシリコーン系ゴム
を主材とし、これに銀粉およびまたはニッケル粉とシラ
ンカップリング剤を添加すると、このものは銀粉、ニッ
ケル粉の添加で所定の電気的特性を確保し、シランカッ
プリング剤の添加で引張強度、引裂強度が向上するし、
又これはゴム部材であることより、プレス成形で押釦部
と容易に一体成形ばかりか、可撓性を有しているため、
押釦スイッチ用ゴムカバー等の可動接点部材としてすぐ
れたものになるということを見出し、ここに使用する銀
粉、ニッケル粉の粒度、配合量、シランカップリング剤
の配合量などについての研究を進めて本発明を完成させ
た。以下にこれをさらに詳述する。
【0007】
【作用】本発明はシリコーン系ゴム接点部材に関するも
ので、これはシリコーン系ゴム材料に銀粉およびまたは
ニッケル粉とシランカップリング剤を配合したゴム接点
部材を接点部材とするというものであるが、これによれ
ば強度が強くて成形性もよく、電気特性のすぐれたゴム
接点部材を得ることができる。
【0008】本発明のゴム接点部材はシリコーン系ゴム
を主材とするものとされる。このシリコーン系ゴムは一
般成形に使用されるシリコーンゴムコンパウンドから選
択されたものとすればよく、これにはシリコーンゴムコ
ンパウンド・KE951U〔信越化学工業(株)製商品名〕、
シリコーン生ゴム・KE78VBS 〔信越化学工業(株)製商
品名〕などが例示される。
【0009】このゴム接点部材はこのシリコーン系ゴム
材料に銀粉およびまたはニッケル粉とシランカップリン
グ剤を配合することによって作られたものとされる。
【0010】この銀粉およびまたはニッケル粉は導電材
とされるものであり、これを配合するとシリコーン系ゴ
ム材料は高導電性をおびるが、これらはその粒径が 100
μmより大きいものであると、その強度が接点部材とし
て使用できるレベルに達しないので、これは粒径が 100
μm 以下、0.1μm 以上、あまりに細かいと取り扱い性
におとるので好ましくは10μm 以上、より好ましくは20
μm 以上のものとすることがよいものとされる。
【0011】また、この銀粉およびまたはニッケル粉の
配合量は全配合系に対して70重量%未満では、少なすぎ
てこの金属粉末粒子同志の接触する機会が失われるため
に、この組成物の接触電気抵抗が著しく上昇して 100mA
以上の高電流を導通させることが不可能となるし、これ
を90重量%より多くするとこのシリコーン系ゴムの強度
が充分でなくなるので、これら配合量は70〜90重量%の
範囲とすることが必要とされる。
【0012】つぎに、このシリコーン系ゴムに配合され
るシランカップリング剤はシリコーン系ゴムと上記した
銀粉およびまたはニッケル粉を化学的に結合させる仲介
役となるものであり、これを添加することによってこの
シリコーン系ゴム組成物を強度特性のよいものとするこ
とができるものであるが、このシランカップリング剤は
アミノ系、アクリル系、エポキシ系、メルカプト系のい
ずれであってもよく、これにはγ−グリシドキシプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−メタアクリロキシプロピル
トリメトキシシランン、N−β(アミノエチル)γ−ア
ミノプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチ
ル)アミノプロピルメチルジメトキシシランなどが例示
される。
【0013】なお、このシランカップリング剤の配合量
は全配合系に対して0.01重量%未満では少なすぎてその
効果が充分でなく、 1.0重量%より多くすると成形品の
金型よりの離型性が極めてわるくなり、成形品を得るこ
とが困難となるので、この配合量は0.01〜1.0 重量%の
範囲とすることが必要とされるが、これを添加すると耐
酸化性、耐熱性、耐硫化性、耐薬品性などの環境特性を
同時に向上させることもできる。特に耐環境特性に関し
ては、アミン系、メルカプト系のシランカップリング剤
が適当である事が判明している。
【0014】シリコーン系ゴムに対して上記した銀粉お
よびまたはニッケル粉とシランカップリング剤を配合し
て得たシリコーン系ゴム組成物はプレス成形などで目的
とする形状に容易に成形することができるし、このもの
はプレス成形で押釦部1の裏面に容易に接合一体化させ
ることができるので、これによれば目的とする押釦スイ
ッチ用ゴムカバーの可動接点部材等に有用なシリコーン
系ゴム接点部材を容易に得ることができる。
【0015】また、このようにして得られたゴム接点部
材はゴム弾性を有しているので、対向PCB基板との接
触安定性がよく、したがってチャタリングや導通不良の
発生が極めて少なくなるし、このものは接触電気抵抗が
小さいのでその導通限界値を100mA以上、例えば 500mA
〜1000mAにまで高めることができるという有利性が与え
られる。
【0016】
【実施例】表1に示した配合組成分 100重量部を金型に
挿入し、 180℃×150kg/cm2 の条件で加熱、加圧して 2
50mm×80mm×0.5mm のシート状ゴム接点部材を作り、こ
れをポンチで打ち抜いて4mmφ×0.5mm のゴム接点部材
を作った。
【0017】
【表1】
【0018】ついで、シリコーンゴムコンパウンド、KE
951U(前出) 100重量部に硬化剤C−8(前出)を2重
量部添加した絶縁性配合物を、上記で得たゴム接点部材
が可動接点2を形成できる位置に配置した金型内に挿入
し、 170℃×50kg/cm2の条件で加熱、加圧して、押釦部
1と可動接点2とを一体成形したシリコーンゴム製の押
釦スイッチを作った。
【0019】つぎにこの押釦スイッチ(実施例1、2)
と従来の黒色導電ゴム接点部材(比較例1)および金属
接点部材(比較例2)を使用した押釦スイッチを200gの
印加荷重で押圧してこれら可動接点を電極幅 0.5mm、10
mmピッチのクシ刃金メッキをした対向プリント回路基板
に接触させ、定電流、電圧降下法で接点部接触時の接触
抵抗値と導通限界値を測定したところ、表2に示したと
おりの結果が得られた。
【0020】
【表2】
【0021】
【発明の効果】本発明はシリコーン系ゴム接点部材に関
するものであり、これは前記したようにシリコーン系ゴ
ム材料中に粒径が 100μm 以下の銀粉およびまたはニッ
ケル粉70〜90重量%とシランカップリング剤0.01〜1.0
重量%を加えてなるシリコーン系ゴム接点部材よりなる
ことを特徴とするものであるが、このものはゴム弾性を
有しているのでPCBとの接触安定性があり、チャタリ
ングや導通不良の発生が少ないし、接触抵抗値が小さい
ので導通限界値を1000mA前後まで高めることができるの
で高電流対応型可動接点部材として有用とされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明のゴム接点部材を用いた押釦スイ
ッチの押釦部の平面図、 (b)は(a)のx−x線に沿う縦
断面図である。
【符号の説明】
1 ・・・・ 押釦部、 2 ・・・・ ゴム接点部材、 3 ・・・・ 固定接点、 4 ・・・・ 端子、 5 ・・・・ 端子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコーン系ゴム材料中に、粒径が 100μ
    m 以下の銀粉およびまたはニッケル粉70〜90重量%とシ
    ランカップリング剤0.01〜1.0 重量%を含有させたゴム
    接点部材よりなることを特徴とするシリコーン系ゴム接
    点部材。
JP3337732A 1991-11-27 1991-11-27 シリコーン系ゴム接点部材 Pending JPH05151853A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2963847A1 (fr) * 2010-08-10 2012-02-17 Mining Res & Dev Contact electrique
WO2012108502A1 (ja) * 2011-02-10 2012-08-16 東海ゴム工業株式会社 柔軟導電材料およびその製造方法、ならびに柔軟導電材料を用いた電極、配線、電磁波シールド、およびトランスデューサ

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