JPH05151655A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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Publication number
JPH05151655A
JPH05151655A JP3310524A JP31052491A JPH05151655A JP H05151655 A JPH05151655 A JP H05151655A JP 3310524 A JP3310524 A JP 3310524A JP 31052491 A JP31052491 A JP 31052491A JP H05151655 A JPH05151655 A JP H05151655A
Authority
JP
Japan
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reel
reel base
tape
cassette
tension
Prior art date
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Pending
Application number
JP3310524A
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English (en)
Inventor
Osamu Zaitsu
修 財津
計行 ▲高▼橋
Kazuyuki Takahashi
Makoto Okuda
誠 奧田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05151655A publication Critical patent/JPH05151655A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機構設計の自由度を高め、さらにスペース効
率を改善し、装置の小形化とコスト低減を可能とする磁
気記録再生装置を提供する。 【構成】 固定基板11に対して回動できるリール台移
動枠体17a,17bと、リール台駆動体15a,15
bと、リール台移動枠体17a,17b上にリール台駆
動体15a,15bと常時係合して設置されたリール台
5a,5bと、リール台駆動体15,15bの回転を駆
動する手段と、固定基板11上に直接設置されたブレー
キ機構と、固定基板11上に直接設置されたテープテン
ション制御機構と、装着されたテープカセットの種類を
検知する検知手段と、検知したテープカセットの種類に
よって定まる所定の位置にリール台移動枠体17a,1
7bを回動しかつ固定する手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録再生装置、特
に寸法・形状が異なるテープカセットを装着して、それ
ぞれ磁気記録再生が可能な優れた磁気記録再生装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】家庭用ビデオテープレコーダー(VT
R)にはその用途により、長時間の記録または再生を行
うために、磁気テープの巻装量の多い大形のテープカセ
ットを使用する据置VTRと、屋外での携帯使用に便利
なように小形軽量で、しかも磁気テープ巻装量の比較的
少ない小形のテープカセットを使用するハンディタイプ
のVTRまたはビデオカメラ等がある。この場合両者の
VTRはリール台(リール軸)の間隔などの構成が異な
るとともに、両者に使用するテープカセットはリール間
隔はもとより外形寸法も当然異なっている。
【0003】このように外形寸法の異なるテープカセッ
トに対応する磁気記録再生装置の従来技術として特公昭
63−63978号公報に記載されたものがある。以
下、前記特公昭63−63978号公報に記載された磁
気記録再生装置の従来技術について図を用いて説明す
る。図5は従来の磁気記録再生装置におけるテープ駆動
機構を示す平面図であるが、同図は磁気テープ駆動機構
全体を示すものであり複雑であるので、その要部のみを
抽出して拡大した図6および図7を用いて説明する。
【0004】図6はハンディタイプVTR用の小形テー
プカセット1(以下、小カセットという)に対応して、
図7は据置VTR用の大形テープカセット2(以下、大
カセットという)に対応して磁気記録再生装置の内部機
構が配置された状態を示すものであり、図6において、
3a,3bは回動中心点4a,4bを中心として回動可
能なリール台移動基板、5a,5bはリール台であって
リール台移動基板3a,3bの上に回転自在に設置され
ている。6は回動中心点7を中心に回動するテンション
レバー、8はテンションバンド、9a,9bは回動中心
点が10a,10bであるブレーキレバー、11は上記
したリール台移動基板3a,3b、テンションレバー6
およびその他の部材(図示せず)が取り付けられている
固定基板、12は磁気テープ(以下、テープという)、
25はテンションレバー6の一端に設けられたテンショ
ンポスト、31はテンションレバー6を回動中心点7を
中心に時計方向に付勢するばねである。このような構成
において、テンションレバー6はその一端に設けられた
テンションポスト25がテープ12のテンションを受
け、テープ12のテンションに応じて回動中心点7を中
心に回動し、一端がリール台移動基板3a上に固定され
ているテンションバンド8の他端を引張することによっ
てリール台5aを制動し、テープテンションを常に適正
な値に保っている。すなわち、一端にテンションポスト
25を有するテンションレバー6と、テンションバンド
8と、ばね31との組合せでテープテンション制御機構
を構成している。ブレーキレバー9a,9bはテープ停
止時に回動中心点10a,10bを中心に図示されてい
ない駆動手段により駆動され、回動してリール台5a,
5bを制動しリール台5a,5bの停止状態を維持す
る。なお、リール移動基板3aの回動中心点4aとテン
ションバンド8の一端と、さらにブレーキレバー9aの
一部が同一位置に重なって構成されているが、高さ方向
の位置が相違しているために互いに干渉することはな
い。
【0005】図7は大カセット2に対応するように、リ
ール台移動基板3a,3bが回動中心4a,4bを中心
に回動して位置決めされた図である。このようにリール
台5aとブレーキレバー9aを載置しテンションバンド
8の一端を固定したリール台移動基板3aと、リール台
5bおよびブレーキレバー9bを載置したリール台移動
基板3bを回動させることによりリール台5a,5bの
位置を変えてテープカセットの種類に対応していた。
【0006】図8は小カセット1に対応する磁気記録再
生装置の状態において、リール台5bに回転トルクを伝
達する状態を説明する図で、アイドラー14がモータプ
ーリ13とリール台5bの両方に当接係合し、モータプ
ーリ13が与えるトルクをアイドラー14が中継してリ
ール台5bに伝えている。図9は大カセット2に対応す
る磁気記録再生装置の状態において、リール台5bに回
転トルクを伝達する状態を説明する図であって、前記特
公昭63−63978号公報に記載されたカセットの大
小検知手段によって、カセット種類が検出され大カセッ
ト2が検出されると、モータプーリ13に対してリール
台5bがその位置を変更してリール軸中心間隔を拡げ、
リール台5bの位置変更に伴って、アイドラー14がモ
ータプーリ13とリール台5bの両方に当接係合するよ
うにその位置を変え、モータプーリ13が与えるトルク
をリール台5bに伝えている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、テンションバンド8の一端がリール台5a
に固定されており、テープカセットの種類が変わるとリ
ール台移動基板3aが回動するため、リール台移動基板
3aが回動してもテープテンションに影響を与えないよ
うに、テンションレバー6上のテンションバンド8の固
定位置とリール台移動基板3aの回動中心4a,4bの
位置を一致させる構造とすることが必要であった。さら
にブレーキ機構も、リール台移動基板3a,3bが回動
してもブレーキレバー9a,9bの回転を駆動する駆動
ストロークが大幅に変わる等の問題が生じないように、
ブレーキレバー9a,9bの力点をリール台移動基板3
a,3bの回動中心点4a,4bの位置と一致させる構
造とすることが必要で、テンションレバー6上のテンシ
ョンバンド8の固定位置と、ブレーキレバー9a,9b
の力点と、リール台移動基板3a,3bの回動中心点4
a,4bの3者の位置を一致させるためには、機構設計
における自由度が大幅に制限されるという問題があっ
た。
【0008】さらに、リール台移動基板3a,3bによ
りリール台5a,5bだけでなく上記のテンションバン
ド8とそのテンションバンド8の一端の固定部分および
ブレーキ機構を回動させることは、その回動のための大
きな空間を必要とし、スペース効率を極めて悪くすると
いう問題もあった。
【0009】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、テンション制御機構およびブレーキ機構の機能を損
なうことなく機構設計の自由度を高め、さらにスペース
効率を改善し、装置の小形化とコスト低減を可能とする
磁気記録再生装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の磁気記録再生装置は、固定基板と、回動中心
点を中心として前記固定基板に対して回動できるリール
台移動枠体と、そのリール台移動枠体の回動中心点に回
動自在に設置されたリール台駆動体と、前記リール台移
動枠体上に前記リール台駆動体と常時係合して前記リー
ル台移動枠体に対して回転自在に設置されたリール台
と、前記リール台を回転させるトルクを前記リール台駆
動体に与える手段と、前記固定基板上に設置され前記リ
ール台駆動体を必要に応じて停止させるブレーキ機構
と、前記固定基板上に設置され前記リール台駆動体を必
要に応じて制御する主としてテンションレバーとテンシ
ョンバンドからなるテープテンション制御機構と、装着
されたテープカセットの種類を検知する検知手段と、検
知した前記テープカセットの種類によって定まる所定の
位置に前記リール台移動枠体を回動しかつ固定する手段
とを備え、リール中心位置の異なる複数種類のテープカ
セットを装着できるようにしたものである。
【0011】
【作用】したがって、上記した本発明の構成によれば、
テープテンション機構とブレーキ機構は固定基板上に固
定的に設置されているので、リール台移動基板とともに
移動するのはリール台だけとなり、テンション制御機構
の設計の自由度は飛躍的に向上し、またリール台移動基
板の回動に必要な空間は大幅に縮小されスペースファク
タの改善が可能となり、磁気記録再生装置自体の小形化
を実現できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の磁気記録再生装置の一実施例
を図面を参照しながら説明する。図1〜図4は本発明の
磁気記録再生装置の要部を示す図であり図1〜図4にお
いて、図6から図9に示す従来例と同じ用途の部材に
は、同一名称と同一符号を付している。
【0013】図1と図2は本発明の磁気記録再生装置に
おけるテープ駆動機構を示す平面図で、図1は磁気記録
再生装置に小カセット1を、図2は大カセット2をそれ
ぞれ装着した場合を示している。図3は図2におけるA
1−O1−O2−A2線の断面を矢印の方向から見た断面図
である。
【0014】図1〜図3において、1は小カセット、2
は大カセット、5a,5bはリール台、6は回動中心点
7を中心に回動するテンションレバー、8はテンション
バンド、9a,9bは回動中心点10a,10bを中心
に回動するブレーキレバー、11はテープ駆動機構を構
成する各部材およびその他の部材(図示せず)が取り付
けられている固定基板、12はテープ、15a,15b
は軸16a,16bを中心に固定基板11に対して自在
に回転するリール台駆動体で運転時(巻戻し時を含む)
以外はブレーキレバー9a,9bにより制動を受けてい
る。17a,17bはリール台5a,5bを回動させる
ためのリール台移動枠体、18a,18bはリール台5
a,5bの回転中心となる軸である。19a,19bは
リール台5a,5bの下部円筒部に、スリップ部材20
a,20bと歯車21a,21bと皿ばね22a,22
bを重ねて挿入した後、リール台5a,5bの下部円筒
部に圧入されたブッシュで、皿ばね22a,22bによ
る押圧力を歯車21a,21bを介してスリップ部材2
0a,20bに加えている。なお歯車21a,21bは
皿ばね22a,22bによる押圧力を受けながらも、リ
ール台5a,5bの下部円筒部に対して回転可能であ
る。23はリール台駆動体15aまたは15bの回転を
駆動するためのアイドラー、24はアイドラー23の回
転軸、25はテンションレバー6にテープ12のテンシ
ョンを伝えるためのテンションポスト、26はテープ1
2の所定の走行経路を形成するための複数のガイドポス
ト、27はテープ12に一定の走行速度を与えるための
キャプスタン、28はキャプスタン27との間にテープ
12を挟みつけるピンチローラ、29はキャプスタン2
7と同軸で同時に回転しリール台5a,5bにアイドラ
ー23等を介して回転を伝えるプーリを兼ねたフライホ
イール、30はテープ12に当接して記録再生を行うた
めの磁気ヘッド等を備えた回転するシリンダ、31はテ
ンションレバー6を回動中心点7を中心に時計方向に回
動させるばね、32a,32bはテープ12の走行時以
外にブレーキレバー9a,9bをリール台駆動体15
a,15bに当接させるためのばね、33は大カセット
2を装着した場合のリール台駆動体15a,15bへの
ブレーキ当接位置、40a,40bはリール台移動枠体
17a,17bが小カセット1に対応した位置にあると
きに当接するストッパ、41a,41bはリール台移動
枠体17a,17bが大カセット2に対応した位置にあ
るときに当接するストッパ、43a,43bは左右に移
動してブレーキレバー9a,9bの動作を制御するカ
ム、44はカセットの開口部を示している。
【0015】図4(a),(b)は回転駆動体42を示
しており、34は中間アイドラーでアイドラー23の回
転を駆動する。35は中間アイドラー34とアイドラー
23を係合させかつアイドラー23を巻取り側のリール
台駆動体15a側または供給側リール台駆動体15b側
のどちらかに係合させるためにアイドラー23を移動さ
せるためのアイドラー移動基板、36は中間アイドラー
34とアイドラー移動基板35の間に設けられたスリッ
プ部材、37は中間アイドラー34と軸38のフランジ
部との間に設けられた皿ばね、39はプーリを兼ねたフ
ライホイール29の回転を中間アイドラー34に伝える
ための角ベルトである。
【0016】以上の説明した部材によって構成された本
実施例の磁気記録再生装置について、以下その動作を説
明する。
【0017】まず、テープ走行停止時には図示されてい
ない駆動手段によりカム43a,43bが駆動され矢印
の方向に移動し、ばね32a,32bに引っ張られブレ
ーキレバー9a,9bが回動中心点10a,10bを中
心に回動してリール台駆動体15a,15bを制動し
て、リール台5a,5bの停止状態を維持する。この状
態で、小カセット1または大カセット2を磁気記録再生
装置のカセットホルダ(図示せず)に挿入すると、前記
特公昭63−63978号公報に記載されたのと同様の
手段により、カセットの大小が検出され、カセットが小
カセット1の場合は図1に示す状態に、カセットが大カ
セット2の場合には図2に示す状態にリール台移動枠体
17a,17bが図示されていないモータ等の駆動手段
によって軸16a,16b(図3参照)を中心に回動
し、小カセット1の場合はリール台移動枠体17a,1
7bはストッパ40a,40bに当接し、大カセット2
の場合はストッパ41a,41bに当接する。リール台
移動枠体17a,17bは駆動手段によって付勢され続
けるので、リール台移動枠体17a,17bが所定の位
置に位置決めされ、リール台5a,5bも所定の位置に
位置決めされてその位置を維持する。リール台5a,5
bが所定の位置に位置決めされたこの状態で、カセット
ホルダが移動しカセットのリールがリール台5a,5b
に係合し位置決めされたとき、カセットの開口部44に
位置していた複数の各ガイドポスト26が図1および図
2に示すように移動し、テープ12が引き出されシリン
ダ30に所定の角度で巻き付けられてテープパスが形成
される。
【0018】記録または再生の動作が開始されると、カ
ム43a,43bが矢印とは反対の方向に移動し、ブレ
ーキレバー9a,9bの突起部を押してブレーキレバー
9a,9bを回動中心点10a,10bを中心に回動さ
せ、リール台移動枠体17a,17bへの当接を解除
し、外部からの駆動に対してリール台5a,5bの回転
を自在にする。テープ12はピンチローラ28によりキ
ャプスタン27に押圧され、キャプスタン27の回転に
よって定速走行する。キャプスタン27はフライホイー
ル29と同軸でフライホイール29はキャプスタン27
と同一角速度で回転している。フライホイール29は角
ベルト39用のプーリを兼ねており、フライホイール2
9の回転は角ベルト39によって中間アイドラー34に
伝えられる。
【0019】中間アイドラー34とアイドラー23から
なる回転駆動部42の構造は図4(a),(b)に示さ
れており、図4(a)は回転駆動部42の平面図、図4
(b)はその縦断面図を表している。中間アイドラー3
4が皿ばね37によってスリップ部材36を介してアイ
ドラー移動基板35に押圧されているため、中間アイド
ラー34の回転はアイドラー移動基板35に伝えられ、
フライホイール29が矢印の方向に回転すると中間アイ
ドラー34は図4(a)に示す矢印Aの方向に回転す
る。中間アイドラー34の矢印Aの方向の回転に伴って
アイドラー移動基板35は中間アイドラー34の軸38
を支点に矢印Bの方向に回動し、図1または図2に示し
ているようにアイドラー23がリール台駆動体15bに
係合し、リール台駆動体15bを矢印の方向に回転させ
る。いったん、アイドラー23がリール台駆動体15b
に係合した後はアイドラー移動基板35は回動を停止し
その位置を維持し、アイドラー移動基板35と中間アイ
ドラー34で挾持したスリップ部材部分で滑りを生じ、
中間アイドラー34はアイドラー23を介してリール台
駆動体15bだけを回転させる。
【0020】リール台駆動体15bの矢印の方向の回転
はリール台5bに伝えられ、リール台5bを矢印の方向
に回転させテープ12をカセットのリールに巻取る。こ
のようにフライホイール29の回転によってリール台5
bの回転が駆動される場合、リール台5bはキャプスタ
ン27とピンチローラ28によって挾持され、定速走行
するテープ12がリールに巻取られるのに必要な回転速
度より速い速度で回転しようとする。しかしリール台5
bは図3に示すように、リール台駆動体15bによって
回転が駆動される歯車21bとの間にスリップ部材20
bを挾持しており、歯車21bは下から皿ばね22bで
押圧されてスリップ部材20bを加圧しているので、テ
ープ12にテンションが加わるとリール台5bと歯車2
1bの間で滑りを生じ、リール台5bはテープ12の定
速走行に適合した回転数で回転しリールによるテープ1
2の巻取りを行う。この場合、リール台5bの歯車21
bを駆動するトルクはカセットの大小を問わず一定であ
る。
【0021】なおこの間、図1および図2に示すテンシ
ョン制御機構においては、テープ12がテンションポス
ト25に当接し、回動中心点7を中心にテンションレバ
ー6を反時計方向に回動させる。テンションレバー6は
一端が固定基板11に固定されリール台駆動体15aの
外周に半周だけ当接したテンションバンド8の他端を引
張しており、テンションレバー6の反時計方向の回動は
リール台駆動体15aにばね31によって加えられた制
動を弱める方向に作用する。リール台駆動体15aにば
ね31によって加えられた制動が弱められると、テープ
12のテンションは小さくなり、リール台駆動体15a
にばね31によって加えられた制動が強くなるため、テ
ープ12のテンションが再び強くなる。このように、テ
ープ12のテンションとリール台駆動体15aにばね3
1によって加えられた制動力がバランスを保ってテープ
12の適正なバックテンションが維持される。
【0022】テープ12を供給リール側に巻取る場合
は、フライホイール29は図1および図2の矢印とは反
対の方向に回転し、これに伴い図4(a)において、中
間アイドラー34が矢印Aとは反対の方向に回転し、ア
イドラー移動基板35も矢印Bとは反対の方向に回動
し、アイドラー23とリール台5bとの係合が解除さ
れ、アイドラー23はリール台駆動体15aと係合す
る。この状態を図1および図2ではアイドラー23を2
点鎖線で示している。また、図3においてはアイドラー
23の回転軸24の中心がAからBに移動する。このよ
うにアイドラー23が移動してリール台駆動体15aと
係合することにより、リール台駆動体15aとリール台
5aは図1および図2に示すように矢印の方向に回転
し、テープ12の供給リールへの巻取りが行われる。
【0023】以上、動作を説明した本実施例の磁気記録
再生装置においては、テンション制御機構およびブレー
キ機構の構成部材は全て固定基板11に取り付けられて
おり、その構造および取付位置に関して設計が容易とな
る。またカセットの大小切り替えに伴ってリール台移動
枠体とともに回動するのはリール台だけとなり、構造が
極めて単純化され、回動部分が小形化する。
【0024】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように本発明の
磁気記録再生装置は、回動中心が固定位置にあるリール
台駆動体に直接作用するように、テープテンション制御
機構とブレーキ機構を設けているので、これらのテープ
テンション制御機構とブレーキ機構を直接固定基板上に
設けられ、リール台移動枠体とともに移動するのはリー
ル台だけとなり、テンション制御機構およびブレーキ機
構の設計の自由度は飛躍的に向上し、またリール台移動
基板の回動に必要な空間は大幅に縮小されスペースファ
クタの改善が可能となり、磁気記録再生装置の小形化と
コスト低減に効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気記録再生装置の一実施例における
テープ駆動機構を小カセットに適用した平面図
【図2】本発明の磁気記録再生装置の一実施例における
テープ駆動機構を大カセットに適用した平面図
【図3】図2におけるA1−O1−O2−A2線断面図
【図4】(a)は回転駆動部の平面図 (b)は回転駆動部の縦断面図
【図5】従来の磁気記録再生装置のテープ駆動機構の平
面図
【図6】従来の磁気記録再生装置を小カセットに適用し
た場合の要部平面図
【図7】同装置を大カセットに適用した場合の要部平面
【図8】従来の磁気記録再生装置を小カセットに適用し
た場合の駆動部平面図
【図9】同装置を大カセットに適用した場合の駆動部平
面図
【符号の説明】
1 小カセット(テープカセット) 2 大カセット(テープカセット) 5a,5b リール台 6 テンションレバー 8 テンションバンド 10a,10b ブレーキレバー(ブレーキ機構) 11 固定基板 15a,15b リール台駆動体 16a,16b 軸(回動中心点) 17a,17b リール台移動枠体 40a,40b ストッパ(固定する手段) 41a,41b ストッパ(固定する手段) 42 回転駆動部(トルクをリール台駆動体に与える手
段) 43a,43b カム(ブレーキ機構)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リール中心位置の異なる複数種類のテープ
    カセットを装着できる磁気記録再生装置であって、固定
    基板と、回動中心点を中心として前記固定基板に対して
    回動できるリール台移動枠体と、そのリール台移動枠体
    の回動中心点に回動自在に設置されたリール台駆動体
    と、前記リール台移動枠体上に前記リール台駆動体と常
    時係合して前記リール台移動枠体に対して回転自在に設
    置されたリール台と、前記リール台を回転させるトルク
    を前記リール台駆動体に与える手段と、前記固定基板上
    に設置され前記リール台駆動体を必要に応じて停止させ
    るブレーキ機構と、前記固定基板上に設置され前記リー
    ル台駆動体を必要に応じて制御する主としてテンション
    レバーとテンションバンドとからなるテープテンション
    制御機構と、装着されたテープカセットの種類を検知す
    る検知手段と、検知した前記テープカセットの種類によ
    って定まる所定の位置に前記リール台移動枠体を回動し
    かつ固定する手段とを備えた磁気記録再生装置。
JP3310524A 1991-11-26 1991-11-26 磁気記録再生装置 Pending JPH05151655A (ja)

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JP3310524A JPH05151655A (ja) 1991-11-26 1991-11-26 磁気記録再生装置

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JP3310524A Pending JPH05151655A (ja) 1991-11-26 1991-11-26 磁気記録再生装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997021217A1 (fr) * 1995-12-07 1997-06-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Mecanisme de freinage de bobine pour appareil d'enregistrement et de reproduction a bande magnetique

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