JPH05150853A - ポータブルコンピユータ - Google Patents

ポータブルコンピユータ

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JPH05150853A
JPH05150853A JP3314834A JP31483491A JPH05150853A JP H05150853 A JPH05150853 A JP H05150853A JP 3314834 A JP3314834 A JP 3314834A JP 31483491 A JP31483491 A JP 31483491A JP H05150853 A JPH05150853 A JP H05150853A
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JP
Japan
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receiver
power supply
card
specific frequency
radio wave
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Application number
JP3314834A
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English (en)
Inventor
Katsuo Ozawa
克雄 小沢
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH05150853A publication Critical patent/JPH05150853A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、携行の容易なポータブルコンピュー
タに於いて、特定周波数の無線電波を利用し、指定エリ
ア内でのみ正常に動作を可能とする制御機構を有して、
指定エリア外でのシステム動作を不能にして、コンピュ
ータ本体のソフトウェアを含めた盗難、盗用を防止する
ことを特徴とする。 【構成】一定のエリアに亘り放射された特定周波数の無
線電波を受信する受信機42と、同受信機42の受信内
容から使用可否を判断し、使用可を判断したとき装置内
部の電源を投入可能に制御する電源制御手段をもつプロ
セッサ2とを具備してなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定エリア外での使用
を禁止又は制約した盗難防止機構を備えたポータブルコ
ンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータは、益
々、小形軽量化され、携行がより容易化されるととも
に、高性能、高機能化されてきた。特に、近年ではハー
ドディスクドライブ(HDD)、RAMパック等の大容
量記憶を搭載したバッテリィ駆動可能なラップトップタ
イプ、ブックタイプ等のパーソナルコンピュータが広く
普及し様々な分野で活用されている。
【0003】この種のパーソナルコンピュータは携行の
容易性が大きな特徴であるが、これに伴い、盗難、盗用
対策が大きな課題となつてきた。即ち、ラップトップタ
イプ、ブックタイプ等の小形パーソナルコンピュータ
は、携行が容易であるが故に、盗難、盗用が容易であ
り、特にハードディスクドライブ、大容量ICメモリ等
の大容量記憶を搭載した高性能小形パーソナルコンピュ
ータに於いては資産価値が非常に高い高度かつ重要な情
報を蓄積している場合が多く、このような情報の盗用を
含めて、ハードウェア、ソフトウェア両面に亘る盗難、
盗用対策が大きな課題となる。
【0004】しかしながら、従来のこの種、小型パーソ
ナルコンピュータに於いては、盗難、盗用に対して何等
十分な対策が施されておらず、正当な使用者でない第三
者が任意の場所に携行し電源スイッチを操作してシステ
ムを立上げ、容易にシステムを稼動できることから、機
密性の高い重要な情報を扱う場合等に於いて問題を残し
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来で
は、小形パーソナルコンピュータに於いて、盗難、盗用
対策が十分に施されておらず、特に近年では、携行が容
易で、かつ高性能、大容量の小形パーソナルコンピュー
タが出現するに至り、正当な使用者でない第三者が任意
の場所に携行し電源スイッチを操作してシステムを立上
げ、容易にシステムを稼動できることから、機密性の高
い重要な情報を扱う場合等に於いて問題を残していた。
【0006】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
コンピュータ本体の盗難を防止し、もってハードウェ
ア、ソフトウェア両面の保護を図る盗難防止機構を備え
たポータブルコンピュータを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、携行の容易な
ポータブルコンピュータに於いて、一定のエリアに亘り
放射された特定周波数の無線電波を受信する受信機と、
同受信機の受信内容から使用可否を判断する手段と、同
手段で使用可を判断したとき装置を使用可能状態に設定
する制御手段とを具備してなることを特徴とする。
【0008】この具体的実現例としては、システム電源
の監視、制御を行なう専用のマイクロプロセッサを電源
装置にもつ、携行の容易なポータブルコンピュータに於
いて、一定のエリアに亘り放射された特定周波数の無線
電波を受信し、正常受信状態にあるか否かを示す内部制
御情報を上記電源装置に出力する受信機と、上記マイク
ロプロセッサの処理により実現され、上記受信機の出力
情報を一定周期で読込み、その内容からシステムの使用
可否を判断し、使用可を判断したとき装置内部の電源を
投入可能に制御する電源制御手段とを備えて、コンピュ
ータ本体の指定エリア外での使用を不能にしたことを特
徴とする。
【0009】
【作用】本発明は、コンピュータ本体に設けた受信機で
一定のエリアに放射された特定周波数の無線電波を受信
し、その特定周波数の無線電波が正常受信状態にあると
きのみ、コンピュータ本体を使用可能にするもので、例
えば使用可能状態を判断しているときは、装置内部の電
源を投入可能に制御する。
【0010】このように、特定周波数の無線電波の受信
状態から、装置の使用許可/禁止を判断して、特定のエ
リア内でのみ例えば装置内部の電源を投入可能に制御す
ることにより、コンピュータ本体の指定エリア外での使
用を不能にし、その結果、コンピュータ本体のソフトウ
ェア及びハードウェアを盗難から保護することができ
る。
【0011】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例を説明
する。
【0012】図1は本発明の一実施例による盗難防止機
構を備えたポータブルコンピュータの構成を示すブロッ
ク図である。又、図2は上記図1に示す電源装置1と同
電源装置1に接続される盗難防止機構の構成を示すブロ
ック図である。
【0013】ここでは、システム電源を集中管理するイ
ンテリジェントパワーサプライ(電源装置)のマイクロ
プロセッサを用いて盗難防止機構を実現した構成を例示
している。
【0014】又、ここでは、特定周波数の無線電波の受
信状態から、装置の使用許可/禁止を判断する盗難防止
機構に加え、ICカードより読み取った識別情報から正
当な使用者であるか否かを判断する盗難防止機構を有し
て、正当使用者によるICカードの呈示がないときは、
上記特定周波数の無線電波が正常に受信できる特定のエ
リア内でのみ装置の使用を許し、正当使用者のICカー
ドの呈示があるときは、特定のエリア外であっても装置
の使用を許す盗難防止機能をもつ構成を例示している。
【0015】図に於いて、1はシステムの電源制御を司
る電源制御用のマイクロプロセッサを備えたインテリジ
ェントパワーサプライ(ここでは電源装置と称す)であ
り、システム全体の制御を司るCPU(メインCPU)
11に、システムバス10、及び電源制御インターフェ
イス(PSーIF)28を介して接続される。
【0016】この電源装置1は、システム電源を集中管
理する本来のシステム電源制御機能に加え、図3に示す
ような盗難防止機能をもつもので、それぞれ電源制御プ
ロセッサ(PCーCPU)2の制御の下に実現される。
【0017】電源制御プロセッサ2は、電源のオン/オ
フ状態に拘らず、常時、電源の監視及び制御を実行する
もので、内部ROM4に格納された電源制御プログラム
に従い、システム動作のための各種動作用電源を生成し
出力する電源回路3の制御、電源スイッチ6の操作に伴
う電源のオン/オフ制御、及び内蔵バッテリィ31A,
31B,31Sの充電制御パラメータに従う充電制御等
を含むシステム電源の集中管理を行なう。
【0018】更に、上記電源制御プロセッサ2は、上記
各種の電源制御処理に加え、図3に示す、盗難防止のた
めの、電波受信による特定エリア内での使用を許可する
正当性チェック、及び使用者のカード呈示による正当性
チェックによる電源強制遮断制御処理を実行する。
【0019】電源装置1とメインCPU11との間のデ
ータ送受に供される電源制御インターフェイス(PSー
IF)28は、電源装置1のシリアルI/Oを介してデ
ータを送受するもので、電源装置1のシリアルI/Oは
電源制御プロセッサ2より受けたデータをシリアルデー
タに変換して電源制御インターフェイス(PSーIF)
28に送出し、電源制御インターフェイス(PSーI
F)28がそのシリアルデータをパラレルデータに復元
してシステムバス10を介しメインCPU11に送出す
る。
【0020】上記電源装置1の主要構成要素をなす電源
回路3には、I/Oドライバ8を介して電源制御プロセ
ッサ2の制御の下に、システム内の各コンポーネントへ
の供給電源を生成出力制御するスイッチ回路33が設け
られる。即ち、このスイッチ回路33は、上記各バッテ
リィ(31A,31B,31S)でなるバッテリィユニ
ット31、及び電源アダプタ29の各出力電源を一次電
源として入力し、電源制御プロセッサ2の制御の下に、
DCーDCコンバータ34へ一次電源を出力制御すると
ともに、バッテリィユニット31の充電を制御する。
【0021】DCーDCコンバータ34は、スイッチ回
路33を介して一次電源を受けることにより、システム
内の各コンポーネントの動作用電源(二次電源)を生成
し、各コンポーネントに供給する。
【0022】ここでは、後述する正当性チェックで、不
当な使用であると判断した際、電源制御プロセッサ2の
電源制御で、I/Oドライバ8を介し、スイッチ回路3
3に、DCーDCコンバータ34への電源供給を遮断す
る指令が送られ、この指令に従いDCーDCコンバータ
34の出力電源が強制的に遮断される。この際、バック
アップ用電源(VBK)は上記スイッチ回路33の制御を
受けず、常時出力される。
【0023】又、電源制御プロセッサ2をもつ電源装置
1には、符号40,41の構成要素でなるIDカード
(識別機能をもつICカード)を用いた盗難防止機能部
と、符号42,43の構成要素でなる特定周波数の電波
受信による盗難防止機能部とが設けられる。
【0024】即ち、40は電源装置1の内部バス9に接
続された、識別機能をもつICカードの専用コネクタを
もつICカードインターフェイスであり、電源制御プロ
セッサ2のICカードアクセスを実現する。このICカ
ードインターフェイス40のカードスロットはシステム
本体の定位置、例えば表示パネルの側面、又は本体の側
面等に設けられる。
【0025】41はICカードインターフェイス40の
コネクタに接続されるIDカードであり、ここでは特定
の識別情報をもつICカードにより実現されるもので、
使用者又は装置に固有のコード情報を含む所定の情報が
記録される。この識別機能をもつICカード41は、特
定周波数の電波受信が可能な特定エリア内での使用を除
き、システム使用時に常時システム本体に呈示される
(ICカードインターフェイス40にコネクタ接続され
る)。
【0026】又、42は一定のエリアに亘り放射された
特定周波数の無線電波を受信する受信機(RV)であ
り、特定周波数の無線電波(fx)を正常に受信したとき
のみ、内部の受信フラグを受信状態にセットする。この
受信機42の受信フラグの内容は電源装置1内の電源制
御プロセッサ2に読み込まれ、システム使用可否の判断
に供される。43は上記受信機42のアンテナであり、
専用のアンテナ線を設けた構成、又は他のリード線を利
用する構成のいずれであってもよい。
【0027】尚、図1,図2に於いて、上記した構成要
素を除く他の各構成要素については、例えば特開平2−
166209号公報、特開平3−27413号公報、特
開平3−27414号公報等に詳細に示されており、本
発明に直接関係しない構成要素について、ここではその
説明を省略する。
【0028】図3は上記実施例の盗難防止機構を実現す
る処理フローを示すフローチャートであり、内部ROM
4に格納されたマイクロプログラムに従い電源制御プロ
セッサ2の制御の下に実行されるもので、ここでは電源
制御の詳細を省略して示している。ここで上記各図を参
照して本発明の一実施例に於ける動作を説明する。電源
制御プロセッサ2は、電源のオン/オフ状態に拘らず内
部ROM4に格納された電源制御プログラムに従い、常
時、電源の監視及び制御を実行する。
【0029】即ち、電源制御プロセッサ2は、内部RO
M4に格納された電源制御プログラムの処理を実行し、
電源のオン/オフ制御、及び充電制御等のシステム電源
制御を行なうとともに、図3に示す盗難防止の制御処理
を実行する。
【0030】この図3に示す盗難防止の制御処理では、
受信機42が一定のエリアに亘り放射された特定周波数
の無線電波(fx)を正常に受信している(受信機内部の
受信フラグが正常受信状態を示している)状態、又は、
正当使用者によるICカード41が呈示されている状態
を確認したときにのみ、装置本体の電源投入を可能とし
て、それ以外の不当な使用を排除し、ソフトウェア、ハ
ードウェア双方の盗難を防止している。
【0031】上記受信機42は、一定のエリアに亘って
放射された特定周波数の無線電波(fx)を正常に受信す
ると、内部の受信フラグを正常受信状態(オン状態)に
セットする。又、受信機42が上記一定のエリアから外
れて(コンピュータ本体が一定のエリア外へ持ち出され
て)、特定周波数の無線電波(fx)を正常に受信できな
い状態になると、内部の受信フラグを受信不能状態(オ
フ状態)とする。
【0032】電源制御プロセッサ2は、フラグ設定処理
に於いて、上記受信フラグの内容を判断し(図3ステッ
プS11)、受信フラグの内容がオンであるとき、内部R
AM5の所定レジスタ領域Bに設けた使用許可判別のた
めのCフラグをオン状態に設定する(図3ステップS13
a )。
【0033】又、上記受信フラグの内容がオフであると
きは、ICカードインターフェイス40のコネクタに、
識別機能をもつICカード41が接続されているか否か
を判断する(図3ステップS12)。ここで、ICカード
41が接続されていれば、上記Cフラグをオンに設定す
る(図3ステップS13a )。
【0034】又、受信フラグの内容がオフで、かつIC
カードインターフェイス40のコネクタに、識別機能を
もつICカード41が接続されていない際は、上記Cフ
ラグをオフに設定する(図3ステップS11,S12,S13
b )。電源制御プロセッサ2は上記フラグの設定処理に
続いて、フラグの判別処理を実行する。
【0035】このフラグの判別処理に於いては、上記C
フラグの状態が参照され、Cフラグがオフであるとき
は、不当使用であると判断し、強制的にパワーオフ処理
を実行する(図3ステップS20、処理(3)内のパワー
オフ処理)。
【0036】又、上記Cフラグがオンであるときは、I
Cカードインターフェイス40のコネクタに、識別機能
をもつICカード41が接続されているか否かを判断す
る(図3ステップS20,S21)。
【0037】ここで、ICカード41が接続されていな
いときは、特定周波数の無線電波(fx)が正常に受信で
きる指定エリア内での使用であると判断して、使用許可
判別のためのフラグ判別処理を終了する。
【0038】又、ICカード41が接続されているとき
は、ICカードインターフェイス40のコネクタを介し
て、ICカード41の情報を読み取り、正当使用者によ
るカード呈示であるか否かを判別する(図3ステップS
21,S22,S23)。
【0039】この際、正規の識別情報をもたないICカ
ード41がICカードインターフェイス40のコネクタ
に接続されているときは正しい識別情報を読めないの
で、不当な使用者であると判断し、強制的にパワーオフ
処理を実行する(図3ステップS23、処理(3)内のパ
ワーオフ処理)。
【0040】又、正規の識別情報をもつICカード41
がICカードインターフェイス40のコネクタに接続さ
れているときは、正当な使用者であると判断して、使用
許可判別のためのフラグ判別処理を終了する。
【0041】即ち、電源制御プロセッサ2は、識別機能
をもつICカード41より読み取った識別情報を内部R
AM5に予め格納されているチェック用の情報と照合し
て、ICカードインターフェイス40のコネクタに接続
されたICカード41が、正当な使用者の呈示したカー
ドであるか否かを判断し、正当な使用者の呈示したカー
ドであるときは、そのまま後続処理に移行するが、正当
な使用者の呈示したカードでないと判断したときは、上
記した特定周波数の無線電波(fx)が正常に受信できな
い指定エリア外での使用の際と同様に、強制的にパワー
オフ処理を実行して、システム電源を強制的に遮断す
る。
【0042】この際の処理制御は、電源制御プロセッサ
2の制御の下に、電源遮断コマンドが、内部バス9及び
I/Oドライバ8を介して電源回路3内のスイッチ回路
33に送出され、同コマンドに従いDCーDCコンバー
タ34の出力電源が強制的に遮断されることにより、シ
ステム内の各コンポーネントへの動作用電源の供給が絶
たれ、システム動作が不能となる。
【0043】又、特定周波数の無線電波(fx)が正常に
受信できる指定エリア内での使用であることを認識した
際、若しくはICカード41より読み取った識別情報か
ら正当な使用者であることを認識した際は、強制的なパ
ワーオフ処理が実行されず、電源スイッチ6のオン操作
に伴い、バッテリィユニット31、又は電源アダプタ2
9の出力電源がスイッチ回路33を介しDCーDCコン
バータ34に供給されて、DCーDCコンバータ34よ
りシステム動作用電源が生成され、各コンポーネントに
供給される。
【0044】このように、特定周波数の無線電波(fx)
が正常に受信できる指定エリア内での使用であることを
認識した際、若しくはICカード41より読み取った識
別情報から正当な使用者であることを認識した際にの
み、システムを正常に稼動でき、不当な第三者によるシ
ステム動作を不能にして、システム本体の盗難、盗用を
防止できる。
【0045】尚、上記した実施例に於いては、電源装置
1が内蔵する電源制御プロセッサ2を用いて盗難防止機
構を実現したが、これに限らず、例えばメインCPU1
1の処理により実現する構成、盗難防止専用の制御プロ
セッサを持つ構成等であってもよい。
【0046】又、上記した実施例に於いては、バックア
ップ用電源(VBK)を除いた全てのシステム電源を強制
遮断の対象としているが、これに限らず、例えばハード
ディスクドライブ(HDD)31、メインCPU11
等、ある特定のコンポーネントに供給される電源を強制
遮断の対象としてもよく、要は電源の強制遮断により正
常な動作を確保できない状態、又は、ある限定された範
囲の処理までしかできない状態となるような電源遮断制
御であればよい。又、上記したような電源の強制遮断で
はなく、上記不当使用の認識時に於いて装置内部の特定
機能を強制的にリセット制御する構成であってもよい。
【0047】又、上記した実施例に於いては、特定周波
数の無線電波(fx)が正常に受信できる指定エリア内で
のみシステムの使用を可能とした機能に加えて、上記指
定エリア外であってもICカードより読み取った識別情
報から正当な使用者であることを認識した際はシステム
の使用を可能とした機能を付加した構成を例示したが、
これに限らず、上記指定エリア内のみでのシステム使用
を可能とする機能構成も当然可能である。
【0048】又、上記実施例では、指定エリア外での不
当な使用を排除することを目的とした、特定周波数の無
線電波(fx)が正常に受信できる指定エリア内での使用
であることを認識した際、又はICカードより読み取っ
た識別情報から正当な使用者であることを認識した際
に、システムの使用を可能としているが、特定周波数の
無線電波(fx)が正常に受信できる指定エリア内での使
用であることを認識し、かつICカードより読み取った
識別情報から正当な使用者であることを認識した際に、
はじめてシステムの使用を可能とする機能を実現するこ
とも容易に可能である。
【0049】又、上記した実施例に於いては、IDカー
ドとして、特定の識別情報をもつICカードを用いた
が、これに限らず、例えば磁気ストライプ、エンボス等
を設けたカードを用いてもよい。
【0050】又、盗難防止の対象となる装置のシステム
構成、盗難防止機構の各構成要素の配置等も上記実施例
に限定されるものではなく、各種構成のシステムに於い
て本発明を適用可能である。
【0051】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、携
行の容易なポータブルコンピュータに於いて、一定のエ
リアに亘り放射された特定周波数の無線電波を受信する
受信機と、同受信機の受信内容から使用可否を判断する
手段と、同手段で使用可を判断したとき装置を使用可能
状態に設定する制御手段とを具備してなる構成としたこ
とにより、指定エリア外での不当な使用を排除して、コ
ンピュータ本体のソフトウェアを含めた盗難、盗用を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による盗難防止機構を備えた
ポータブルコンピュータの構成を示すブロック図。
【図2】上記図1に示す電源装置と同電源装置に接続さ
れる盗難防止機構の構成を示すブロック図。
【図3】上記実施例の動作処理フローを示すフローチャ
ート。
【符号の説明】
1…電源装置(インテリジェントパワーサプライ)、2
…電源制御プロセッサ(PCーCPU)、3…電源回
路、4…内部ROM、5…内部RAM、6…電源スイッ
チ、7…I/Oレジスタ(パラレルI/O)、8…I/
Oドライバ、9…内部バス、10…システムバス、11
…メインCPU、28…電源制御インターフェイス(P
SーIF)、31A,31B,31S…内蔵バッテリ
ィ、40…ICカードインターフェイス、41…識別機
能をもつICカード、42…受信機(RV)、43…ア
ンテナ(ANT)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定のエリアに亘り放射された特定周波
    数の無線電波を受信する受信機と、同受信機の受信内容
    から使用可否を判断する手段と、同手段で使用可を判断
    したとき装置を使用可能状態に設定する手段とを具備し
    てなることを特徴とするポータブルコンピュータ。
  2. 【請求項2】 一定のエリアに亘り放射された特定周波
    数の無線電波を受信する受信機と、同受信機の受信内容
    から使用可否を判断する手段と、同手段で使用可を判断
    したとき装置内部の電源を投入可能に制御する電源制御
    手段とを具備してなることを特徴とするポータブルコン
    ピュータ。
  3. 【請求項3】 一定のエリアに亘り放射された特定周波
    数の無線電波を受信する受信機と、同受信機の受信内容
    から使用可否を判断する手段と、同手段で使用可を判断
    しないとき特定の処理機能を不能状態にする制御手段と
    を具備してなることを特徴とするポータブルコンピュー
    タ。
  4. 【請求項4】 一定のエリアに亘り放射された特定周波
    数の無線電波を受信する受信機と、電源投入に伴う処理
    で上記受信機の受信内容から使用可否を判断する手段
    と、同手段で使用可を判断しないとき装置内部をリセッ
    ト制御する手段とを具備してなることを特徴とするポー
    タブルコンピュータ。
  5. 【請求項5】 一定のエリアに亘り放射された特定周波
    数の無線電波を受信する受信機と、同受信機の受信内容
    から使用可否を判断する手段と、同手段で使用可を判断
    したとき装置を使用可能状態に設定する手段と、個人識
    別が可能なカードの呈示手段、及び同呈示されたカード
    の内容を読取り、システム使用の正当性を判断する手段
    と、同手段で正当性が判断されたとき装置を使用可能状
    態に設定する手段とを具備してなることを特徴とするポ
    ータブルコンピュータ。
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