JPH051507Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH051507Y2 JPH051507Y2 JP1986164298U JP16429886U JPH051507Y2 JP H051507 Y2 JPH051507 Y2 JP H051507Y2 JP 1986164298 U JP1986164298 U JP 1986164298U JP 16429886 U JP16429886 U JP 16429886U JP H051507 Y2 JPH051507 Y2 JP H051507Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bolster
- floorboard
- cargo box
- panel
- front panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000004070 electrodeposition Methods 0.000 description 11
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 9
- JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N iron(III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]=O JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000010422 painting Methods 0.000 description 4
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000007654 immersion Methods 0.000 description 1
- 238000007591 painting process Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、ピツクアツプトラツク等のカーゴ
ボツクスにおける前端構造の改良に関する。
ボツクスにおける前端構造の改良に関する。
(従来の技術)
従来、ピツクアツプトラツク等のカーゴボツク
スは、フロントボルスタすなわち、カーゴボツク
スのフロアボードを載置するボルスタ(横桁)の
うち、車体方向最前列に位置するものに接合した
フロアボードの端縁にわずかな間隙を与えた上、
フロントパネルをフロントボルスタの前端に接合
してなるものであり、塗装時に電着液が均一に分
布されるようフロントパネルに配設しているもの
である。
スは、フロントボルスタすなわち、カーゴボツク
スのフロアボードを載置するボルスタ(横桁)の
うち、車体方向最前列に位置するものに接合した
フロアボードの端縁にわずかな間隙を与えた上、
フロントパネルをフロントボルスタの前端に接合
してなるものであり、塗装時に電着液が均一に分
布されるようフロントパネルに配設しているもの
である。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、上記従来のものにおいて、組み
付けられたカーゴボツクスを電着槽に浸漬する場
合、ラインスピードによつては、電着液の荷台内
側へ流入する量が少なく、そのためカーゴボツク
ス内から放出されない空気の浮力によつてカーゴ
ボツクスが浮き上がつてしまい電着液の付着が不
完全なものとなる問題点があり、また、その対策
としてフロントパネルの後付け、大型の電着液流
入用の穴の穿設等を行つてはいるが、作業効率が
低下しコストの上昇を招くものであり、さらに、
フロアーボード前端とフロントボルスタとが密着
して接合しているので、電着液の塗布不足が起
り、雨水の付着によるフロアーボードのトリム線
上の錆が発生し易くなるものである。そこで、こ
の考案は上記従来のもののもつ欠点を改善するも
のであり、一体に組み付けたカーゴボツクスに対
して効率よく塗装工程を行なおうとするものであ
る。
付けられたカーゴボツクスを電着槽に浸漬する場
合、ラインスピードによつては、電着液の荷台内
側へ流入する量が少なく、そのためカーゴボツク
ス内から放出されない空気の浮力によつてカーゴ
ボツクスが浮き上がつてしまい電着液の付着が不
完全なものとなる問題点があり、また、その対策
としてフロントパネルの後付け、大型の電着液流
入用の穴の穿設等を行つてはいるが、作業効率が
低下しコストの上昇を招くものであり、さらに、
フロアーボード前端とフロントボルスタとが密着
して接合しているので、電着液の塗布不足が起
り、雨水の付着によるフロアーボードのトリム線
上の錆が発生し易くなるものである。そこで、こ
の考案は上記従来のもののもつ欠点を改善するも
のであり、一体に組み付けたカーゴボツクスに対
して効率よく塗装工程を行なおうとするものであ
る。
(問題点を解決するための手段)
そのために、前端縁に段差部を設けたフロント
ボルスタの前端側面に、前方に向け突出した縦リ
ブを具えるフロントパネル下方を接合して、その
接合位置に縦リブが位置するように設け、フロン
トボルスタの前端縁とボルスタ上に接合するフロ
アボードの前端のそれぞれと上記フロントパネル
との間に間隙を設けてなるものである。
ボルスタの前端側面に、前方に向け突出した縦リ
ブを具えるフロントパネル下方を接合して、その
接合位置に縦リブが位置するように設け、フロン
トボルスタの前端縁とボルスタ上に接合するフロ
アボードの前端のそれぞれと上記フロントパネル
との間に間隙を設けてなるものである。
(作用)
上記構成を具えるので、カーゴボツクスを電着
槽に浸漬する時、フロントボルスタとフロアボー
ドとの間とフロアパネルと上記フロントボルスタ
との間隙より電着液が効率よく流入できるため、
電着液が全体にわたり完全に付着し、従来錆が発
生しやすいフロアボードのトリム部も塗装できる
から、この部分の防錆も行うことのできるもので
ある。
槽に浸漬する時、フロントボルスタとフロアボー
ドとの間とフロアパネルと上記フロントボルスタ
との間隙より電着液が効率よく流入できるため、
電着液が全体にわたり完全に付着し、従来錆が発
生しやすいフロアボードのトリム部も塗装できる
から、この部分の防錆も行うことのできるもので
ある。
(実施例)
この考案を図に示す実施例により更に説明す
る。1は、ピツクアツプトラツク等のカーゴボツ
クスであり、このカーゴボツクス1は、フロアボ
ード2、フロントパネル3、サイドパネル12か
ら構成される。そして、フロアボード2の前端
は、車輌方向前方に一段と低くした段差部6を有
するフロントボルスタ5上に載置されて固定さ
れ、また、フロントパネル3は、前方すなわち外
方へ突出する縦リブ9を具え、上記縦リブ9が、
フロントボルスタ5とフロアボード2が固定され
る位置に対応するようフロントボルスタ5の前端
縁に同様に固定される。このため、フロントボル
スタ5の段差部6とフロアボード2の間には間隙
11が設けられ、フロントボルスタ5の前端縁と
フロントパネル3の突出部9の間にも間隙10が
設けられることとなる。これにより、塗装時にお
いて電着液13はフロアボード2のビード部7を
通して上記間隙11と間隙10に迅速に流入し、
従来塗装不十分になりやすいフロアボード2のト
リム部に対しても確実に、かつ均一塗装できるも
のである。なお、雨水等がフロアボード2上に流
れ込んでも、その排水は、上記の間隙10,11
により、容易に車体下方に排出することができ
る。
る。1は、ピツクアツプトラツク等のカーゴボツ
クスであり、このカーゴボツクス1は、フロアボ
ード2、フロントパネル3、サイドパネル12か
ら構成される。そして、フロアボード2の前端
は、車輌方向前方に一段と低くした段差部6を有
するフロントボルスタ5上に載置されて固定さ
れ、また、フロントパネル3は、前方すなわち外
方へ突出する縦リブ9を具え、上記縦リブ9が、
フロントボルスタ5とフロアボード2が固定され
る位置に対応するようフロントボルスタ5の前端
縁に同様に固定される。このため、フロントボル
スタ5の段差部6とフロアボード2の間には間隙
11が設けられ、フロントボルスタ5の前端縁と
フロントパネル3の突出部9の間にも間隙10が
設けられることとなる。これにより、塗装時にお
いて電着液13はフロアボード2のビード部7を
通して上記間隙11と間隙10に迅速に流入し、
従来塗装不十分になりやすいフロアボード2のト
リム部に対しても確実に、かつ均一塗装できるも
のである。なお、雨水等がフロアボード2上に流
れ込んでも、その排水は、上記の間隙10,11
により、容易に車体下方に排出することができ
る。
(考案の効果)
以上のとおり、フロアボードとフロントボルス
タ、上記ボルスタとフロントパネルとの間に間隙
を持たせて接合、組付けることにより、塗装時
に、電着液の流入を増大させ、しかも迅速にする
ことができ、塗装ラインの作業効率を向上させ、
従来浸漬に当り車体内より放出されない空気によ
る浮上を防止するためフロントパネルに設ける電
着穴を小さくでき、その上、完全塗装によりフロ
アボードの端縁の防錆を完全にし、しかも、フロ
ントパネルとフロアボード間の間隙、フロントパ
ネルとフロントボルスタ間の縦リブによりフロア
ボード上の水を排除できる等の優れた効果をもつ
ものである。
タ、上記ボルスタとフロントパネルとの間に間隙
を持たせて接合、組付けることにより、塗装時
に、電着液の流入を増大させ、しかも迅速にする
ことができ、塗装ラインの作業効率を向上させ、
従来浸漬に当り車体内より放出されない空気によ
る浮上を防止するためフロントパネルに設ける電
着穴を小さくでき、その上、完全塗装によりフロ
アボードの端縁の防錆を完全にし、しかも、フロ
ントパネルとフロアボード間の間隙、フロントパ
ネルとフロントボルスタ間の縦リブによりフロア
ボード上の水を排除できる等の優れた効果をもつ
ものである。
第1図はこの考案の実施例であるカーゴボツク
スの斜視図、第2図はその要部拡大斜視図、第3
図は第2図の−断面図、第4図は同じく第2
図の−断面図である。 1……カーゴボツクス、2……フロントボー
ド、3……フロントパネル、4……タイヤハウ
ス、5……フロントボルスタ、6……段差部、7
……ビード部、8……スポツト溶接、9……突出
部、10……空間、11……間隙、12……サイ
ドパネル、13……電着液。
スの斜視図、第2図はその要部拡大斜視図、第3
図は第2図の−断面図、第4図は同じく第2
図の−断面図である。 1……カーゴボツクス、2……フロントボー
ド、3……フロントパネル、4……タイヤハウ
ス、5……フロントボルスタ、6……段差部、7
……ビード部、8……スポツト溶接、9……突出
部、10……空間、11……間隙、12……サイ
ドパネル、13……電着液。
Claims (1)
- フロアボードを載置するボルスタのうち車体方
向最前列にあるフロントボルスタの前端縁を一段
と低くした段差部に形成し、このフロントボルス
タの前端側面に下方を接合するフロントパネルの
上記フロントボルスタの前端側面に対向する位置
に、前方に向け突出した縦リブを設け、フロント
ボルスタの前端縁とボルスタ上に接合するフロア
ボードの前端のそれぞれと、上記フロントパネル
の間に間隙を設けてなるカーゴボツクスの前端構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986164298U JPH051507Y2 (ja) | 1986-10-28 | 1986-10-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986164298U JPH051507Y2 (ja) | 1986-10-28 | 1986-10-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6369683U JPS6369683U (ja) | 1988-05-11 |
JPH051507Y2 true JPH051507Y2 (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=31093288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986164298U Expired - Lifetime JPH051507Y2 (ja) | 1986-10-28 | 1986-10-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH051507Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7348601B1 (ja) * | 2022-03-29 | 2023-09-21 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両の後部構造 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6136481B2 (ja) * | 1977-03-23 | 1986-08-19 | American Cyanamid Co |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6136481U (ja) * | 1984-08-08 | 1986-03-06 | マツダ株式会社 | 自動車の荷台構造 |
-
1986
- 1986-10-28 JP JP1986164298U patent/JPH051507Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6136481B2 (ja) * | 1977-03-23 | 1986-08-19 | American Cyanamid Co |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6369683U (ja) | 1988-05-11 |
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