JPH05150609A - フルカラー複写機 - Google Patents

フルカラー複写機

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Publication number
JPH05150609A
JPH05150609A JP3314387A JP31438791A JPH05150609A JP H05150609 A JPH05150609 A JP H05150609A JP 3314387 A JP3314387 A JP 3314387A JP 31438791 A JP31438791 A JP 31438791A JP H05150609 A JPH05150609 A JP H05150609A
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JP
Japan
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developing
black
color
electrostatic latent
original
Prior art date
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Pending
Application number
JP3314387A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Nagayama
勝浩 永山
Yasutaka Maeda
恭孝 前田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フルカラー原稿の黒部分を強調させた複写画
像を容易に得ることのできるフルカラー複写機を提供す
る。 【構成】 ステップST1 で走査された原稿に黒部分が含
まれるとステップST2 において判定された場合にはステ
ップST11へ進む。ステップST11では原稿の黒部分と黒色
以外のカラー部分とを判別する。次いでステップST12〜
ST15、ステップST16〜ST19及びステップST20〜ST23で
は、イエロ、マゼンタ及びシアンについて静電潜像の形
成、黒部分に対応する静電潜像の消去、現像によるトナ
ー像の形成及びトナー像の転写中間体への転写がそれぞ
れ行われる。次いでステップST24では現像バイアス電位
の設定を変更する。ステップST25〜ST28ではブラックに
ついて静電潜像の形成、カラー部分に対応する静電潜像
の消去、変更されたバイアス電位の現像によるトナー像
の形成及びトナー像の転写中間体への転写が行われる。
次いでステップST40では、転写中間体に形成されたフル
カラートナー像を用紙に転写し、ステップST41では転写
された用紙のトナー像が定着され、複写が終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真式のフルカラ
ー複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】フルカラー複写機は、多機能化の要望に
対応して、白黒原稿及びカラー原稿の両方の複写を行え
るものが一般的になってきている。
【0003】近年では、白黒部及びカラー部の混在する
原稿をセンサ等で検出し、白黒部にはブラックの現像剤
のみを用い、カラー部にはイエロ、マゼンタ、シアン及
びブラックの4色の現像剤を用いることにより、白黒
部、特に黒文字の再現や白黒写真の再現を向上させたフ
ルカラー複写機も登場している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のフル
カラー複写機では、イエロ、マゼンタ及びシアンの3色
の現像剤のみによってフルカラー複写画像を得た場合、
原稿のカラー部の再現については、良行な複写画像が得
られるが、白黒部、特に黒文字については、イエロ、マ
ゼンタ及びシアンの3色の現像剤のみを用いたのでは黒
色の再現が非常に難しいため、その再現性が悪いという
問題点がある。
【0005】又、イエロ、マゼンタ及びシアンの3色の
画像にブラックの画像を重ねて複写を行う4色の現像剤
を用いたフルカラー複写では、黒文字の再現を向上させ
るべくエッヂ部分を非常に強調させるために、ブラック
作像時の感光体表面電位及び現像バイアス電位をカラー
作像時よりも高くする必要があることから、カラー作像
時のプロセス条件と、ブラック作像時のプロセス条件と
を変える必要がある。このため、複写機に少なくとも2
つの高圧トランスを要するという問題点がある。
【0006】従って、本発明は、フルカラー原稿の黒部
分を強調させた複写画像を容易に得ることのできるフル
カラー複写機を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】イエロ、マゼンタ、シア
ン及びブラックの4色を用いてフルカラー画像を形成す
るフルカラー複写機であって、感光体と、原稿の画像に
応じて感光体に形成された静電潜像を現像する現像手段
と、現像手段により現像され感光体に形成されたトナー
像を用紙上に転写する画像転写手段と、現像手段にバイ
アス電位を印加する印加手段と、現像手段が原稿の黒部
分に対応する静電潜像を現像するときに印加手段が現像
手段にバイアス電位を印加しないように制御する制御手
段とを備えている。
【0008】
【作用】原稿の画像に応じて感光体に形成された静電潜
像は、現像手段によって現像され感光体にトナー像が形
成される。感光体に形成されたトナー像は画像転写手段
によって用紙上に複写画像として転写される。現像手段
は原稿の黒色以外のカラー部分に対応する静電潜像の現
像の際には、印加手段によってバイアス電位を印加され
る。制御手段は現像手段が原稿の黒部分に対応する静電
潜像を現像するときに、印加手段によって現像手段にバ
イアス電位が印加されないように制御する。これによ
り、原稿の黒部分に対応する静電潜像の現像時に自己バ
イアスが加えられるので、原稿の低濃度部分、即ち黒色
以外のカラー部分の複写画像に比べ、原稿の高濃度部
分、即ち黒色部分を強調して複写することができる。従
って、フルカラー原稿の黒部分を強調させた複写画像を
容易に得ることができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0010】図2は本発明に係るフルカラー複写機の一
実施例の構成を示す側面図である。
【0011】同図に示すように、この実施例のフルカラ
ー複写機10は、機枠の上面に透明なガラスから成る原稿
載置台11を備えている。
【0012】原稿載置台11の下方には、露光光学系12が
配設されている。露光光学系12は原稿載置台11上に載置
される原稿13に光を照射する光源ランプ12a と、原稿13
からの反射光を一点鎖線で示す光路に沿って感光体14上
に導くための複数の反射鏡12b 、12c 、12d 、12e 及び
12f と、光路上に配設された結像レンズ12g と、赤、緑
及び青の3原色の色フィルタを有する色分解フィルタ12
h と、CCD(電荷結合素子)センサを備えた原稿判別
部12i とを含んでいる。
【0013】光源ランプ12a と反射鏡12b 、12c 及び12
d とは、図示していない駆動デバイスによって、図に示
す双方向の矢印に沿って原稿載置台11と平行に移動可能
なように構成されている。
【0014】原稿判別部12i はCCDセンサによって原
稿のカラー写真等のカラー部分と黒文字等の黒部分とを
判別可能なように構成されており、原稿判別部12i の位
置は、これらを判別可能な光路上の位置であれば、図に
示す位置に限定されるものではない。
【0015】露光光学系12の光軸上には、露光走査され
た光像が照射される例えば有機感光体から成るベルト状
の感光体14が配設されている。
【0016】感光体14の下方には、用紙を収容した2つ
の給紙カセット16及び17が配設されている。給紙カセッ
ト16及び17の各々の上面には、給紙ローラ18及び19がそ
れぞれ設けられている。
【0017】給紙ローラ18及び19は用紙を給紙カセット
16及び17からそれぞれ排出し、転写中間体20の方向へ送
出するように構成されている。
【0018】給紙ローラ18及び19から転写中間体20の方
向への用紙の送出側には、タイミングローラ21が配設さ
れており、タイミングローラ21は転写中間体20に同期し
て回転するように構成されている。
【0019】転写中間体20は第1、第2及び第3のロー
ラ22a 、22b 及び22c によって、時計回り(図に示す矢
印)の方向に回転駆動するように構成されており、感光
体14を回転駆動する駆動ローラ23に圧接されている。
【0020】駆動ローラ23が転写中間体20に圧接されて
いる部位における転写中間体20の裏面側には、1次転写
ローラ24が配設されている。
【0021】第3のローラ22c が配設されている部位に
おける転写中間体20の表面側には、2次転写ローラ26が
転写中間体20に接するようにして配設されている。
【0022】2次転写ローラ26の用紙の送出側には、図
示していない剥離プレート、搬送ベルト27及び定着デバ
イス28が、この順に配設されている。
【0023】露光光学系12からの反射光が照射される感
光体14は、駆動ローラ23及び従動ローラ30によって反時
計回り(図に示す矢印)の方向に回転駆動するように構
成されている。
【0024】従動ローラ30の外周近傍には、感光体14上
に残留するトナーを除去するクリーニングデバイス31、
感光体14を除電する除電ランプユニット32及び感光体14
を帯電させる帯電チャージャ33が、感光体14の回転方向
に沿ってこの順に配設されている。
【0025】感光体14の上方には、感光体14に対して非
接触の状態で白黒用の現像槽34と、カラー用の現像槽3
5、36及び37とが配設されている。カラー用の現像槽3
5、36及び37には、イエロ、マゼンタ及びシアン色のカ
ラー現像剤がそれぞれ収容されている。
【0026】現像槽34、35、36及び37には、現像ローラ
34a 、35a 、36a 及び37a が感光体14の直ぐ上方にそれ
ぞれ設けられている。現像ローラ34a 、35a 、36a 及び
37aは、図2には示していない後述するスイッチを介し
てバイアス電源にそれぞれ接続されており、バイアス電
位を印加されることが可能に構成されている。
【0027】感光体14の露光点Pと現像槽35との間の感
光体14の上方には、感光体14に形成された黒色を除く所
定のカラー又は黒色に対応する静電潜像を消去するため
のブランクランプ38が設けられている。
【0028】次に、この実施例のフルカラー複写機10の
動作を、ここではカラー原稿をイエロ、マゼンタ及びシ
アンの3色の現像剤を用いて複写する場合を例として説
明する。
【0029】フルカラー複写機10に備えられている図示
していない複写開始スイッチが押圧されると、カラー複
写モードが実行される。このカラー複写モードは、イエ
ロ、マゼンタ及びシアンをそれぞれ現像して転写中間体
20に転写させる複写サイクルを有しており、カラー複写
モードが実行されると、先ずイエロの複写サイクルが実
行される。
【0030】即ち、原稿載置台11上に載置された原稿13
に対して、光源ランプ12a から光が照射され、露光走査
が行われる。原稿13からの反射光は反射鏡12b 、12c 及
び12d と結像レンズ12g とを介して、色分解フィルタ12
h によって色成分別に分解される。
【0031】前述の露光走査によって色分解フィルタ12
h の各色フィルタを透過した色成分別の光は反射鏡12e
及び12f を介して、帯電チャージャ33によって均一に帯
電された感光体14上に照射され、感光体14が露光点Pで
露光される。
【0032】これにより、感光体14には原稿13の画像に
対応したイエロの静電潜像が形成される。この静電潜像
は色分解フィルタ12h の補色であるイエロの現像剤を有
する現像槽35の対向部において、現像ローラ35a によっ
て供給される現像剤により現像されて可視化され、トナ
ー像となる。このトナー像は1次転写ローラ24によって
転写中間体20に転写される。
【0033】このイエロの複写サイクルが終了すると、
感光体14はクリーニングデバイス31によってクリーニン
グされると共に、除電ランプユニット32によって除電さ
れる。
【0034】この後、前述のイエロの複写サイクルと同
様の複写サイクルでマゼンタ及びシアンのトナー像が転
写中間体20に転写される。
【0035】従って、イエロ、マゼンタ及びシアンの各
複写サイクルが実行されると、各色成分別のトナー像
は、1次転写ローラ24によって転写中間体20の同位置へ
転写され、各色成分別のトナー像が重ねられることによ
り完成する1つのトナー像が形成される。
【0036】一方、給紙カセット16及び17に収容された
用紙は、給紙ローラ18及び19によって1枚ずつタイミン
グローラ21に給紙され、タイミングローラ21は転写中間
体20の回転駆動と同期して、用紙15を転写中間体20と2
次転写ローラ26との間に搬送する。
【0037】搬送された用紙15は2次転写ローラ26によ
って、転写中間体20に形成されたトナー像が転写された
後、図示していない剥離プレートによって転写中間体20
から分離され、搬送ベルト27によって定着デバイス28へ
導入される。
【0038】定着デバイス28によって用紙にトナー像が
定着された後、用紙が外部へ排出されることにより、1
回のカラー複写モードが終了する。
【0039】次に、カラー原稿に黒文字等の黒部分が含
まれている場合に、この黒部分を強調させた複写を行う
ための制御デバイスの構成を説明する。
【0040】図3はこの制御デバイスの構成の一実施例
を示すブロック構成図である。
【0041】同図に示すように、この実施例の制御デバ
イス40は、I/O(インプット/アウトプット)インタ
フェイス41、CPU(中央演算処理装置)42、ROM
(リードオンリメモリ)43、RAM(ランダムアクセス
メモリ)44、I/Oインタフェイス45、現像バイアス制
御部46及びブランクランプ制御部47を備えている。
【0042】I/Oインタフェイス41は図2に示すCC
Dセンサを備えた原稿判別部12i に接続されている。
【0043】I/Oインタフェイス41、ROM43、RA
M44及びI/Oインタフェイス45は、CPU42にそれぞ
れ接続されている。
【0044】現像バイアス制御部46は現像ローラ34a 、
35a、36a 及び37a にぞれぞれ接続されており、CPU4
2からI/Oインタフェイス45を介して送出される現像
バイアス電位に対応する信号に基づいて、現像ローラ34
a 、35a 、36a 及び37a のバイアス電位の設定を制御す
るように構成されている。
【0045】ブランクランプ制御部47はブランクランプ
38に接続されており、CPU42からI/Oインタフェイ
ス45を介して送出されるブランクランプ38への印加電圧
に対応する信号に基づいて、感光体14に形成された所定
の色の静電潜像を消去するブランクランプ38を制御する
ように構成されている。
【0046】次に、制御デバイス40の動作を図1及び図
2を参照して説明する。
【0047】図1は制御デバイス40、特に制御デバイス
40に含まれているCPU42の動作を示すフローチャート
である。
【0048】同図に示すように、図2のフルカラー複写
機10に備えられている図示していない操作パネルを介し
て、複写開始スイッチが押圧(オン)されると、先ずス
テップST1 において、原稿載置台11に載置された原稿13
を露光光学系12によって走査する。即ち、原稿13に光源
ランプ12a からの光が照射され、原稿からの反射光は反
射鏡12b 、12c 及び12d を介して原稿判別部12i に入射
する。
【0049】次いで、ステップST2 では、原稿13の種類
が判別される。即ち、走査された原稿13に黒文字等の黒
部分が含まれているか否かをCCDセンサを備えた原稿
判別部12i によって判別する。原稿13に黒部分が含まれ
ていると判定された場合にはステップST11へ進み、カラ
ー写真等の黒色以外のカラー部分のみで黒部分が含まれ
ていないと判定された場合にはステップST31へ進む。
【0050】先ず、ステップST2 において黒部分が原稿
13に含まれていると判定された場合のステップST11以降
の動作を説明する。
【0051】ステップST11では、原稿13の黒部分と黒色
以外のカラー部分とを原稿判別部12i によって判別す
る。
【0052】次いで、ステップST12〜ST15では、イエロ
について静電潜像を感光体14上に形成し(ステップST1
2)、ブランクランプ制御部47がブランクランプ38に所
定の電圧を印加してオン状態にすることにより、ステッ
プST11において判別された原稿13の黒部分に対応する静
電潜像を消去し(ステップST13)、イエロの現像を行う
ことによりトナー像を形成し(ステップST14)、感光体
14上に形成されたイエロのトナー像を1次転写ローラ24
によって転写中間体20に1次転写する(ステップST1
5)。
【0053】ここで、ステップST12におけるイエロの静
電潜像の形成は、次のようにして行われる。先ず、原稿
載置台11上に載置された原稿13に対して、光源ランプ12
a からの光を照射して露光走査を行う。次いで、原稿13
からの反射光を反射鏡12b 、12c 及び12d と結像レンズ
12g とを介して色分解フィルタ12h に入射させ、色分解
フィルタ12h によってイエロの成分に分解する。次い
で、分解された光が反射鏡12e 及び12f を介して、帯電
チャージャ33によって均一に帯電された感光体14を露光
点Pで露光し、これにより、イエロの静電潜像が感光体
14上に形成される。
【0054】又、ステップST14におけるイエロの現像の
際には、所定のバイアス電位が現像槽35の現像ローラ35
a に印加される。
【0055】ステップST15の後、次いで、ステップST16
〜ST19では、マゼンタについて静電潜像を感光体14上に
形成し(ステップST16)、ブランクランプ制御部47がブ
ランクランプ38に所定の電圧を印加してオン状態にする
ことにより、ステップST11において判別された原稿13の
黒部分に対応する静電潜像を消去し(ステップST17)、
マゼンタの現像を行うことによりトナー像を形成し(ス
テップST18)、感光体14上に形成されたマゼンタのトナ
ー像を1次転写ローラ24によって、イエロのトナー像が
転写された位置と同じ転写中間体20の位置に1次転写す
る(ステップST19)。
【0056】ここで、ステップST16におけるマゼンタの
静電潜像の形成は、次のようにして行われる。先ず、原
稿載置台11上に載置された原稿13に対して、光源ランプ
12aからの光を照射して露光走査を行う。次いで、原稿1
3からの反射光を反射鏡12b、12c 及び12d と結像レンズ
12g とを介して色分解フィルタ12h に入射させ、色分解
フィルタ12h によってマゼンタの成分に分解する。次い
で、分解された光が反射鏡12e 及び12f を介して、帯電
チャージャ33によって均一に帯電された感光体14を露光
点Pで露光し、これにより、マゼンタの静電潜像が感光
体14上に形成される。
【0057】又、ステップST18におけるマゼンタの現像
の際には、所定のバイアス電位が現像槽36の現像ローラ
36a に印加される。
【0058】ステップST19の後、次いで、ステップST20
〜ST23では、シアンについて静電潜像を感光体14上に形
成し(ステップST20)、ブランクランプ制御部47がブラ
ンクランプ38に所定の電圧を印加してオン状態にするこ
とにより、ステップST11において判別された原稿13の黒
部分に対応する静電潜像を消去し(ステップST21)、シ
アンの現像を行うことによりトナー像を形成し(ステッ
プST22)、感光体14上に形成されたシアンのトナー像を
1次転写ローラ24によって、イエロ及びマゼンタのトナ
ー像が転写された位置と同じ転写中間体20の位置に1次
転写する(ステップST23)。
【0059】ここで、ステップST16におけるシアンの静
電潜像の形成は、次のようにして行われる。先ず、原稿
載置台11上に載置された原稿13に対して、光源ランプ12
a からの光を照射して露光走査を行う。次いで、原稿13
からの反射光を反射鏡12b 、12c 及び12d と結像レンズ
12g とを介して色分解フィルタ12h に入射させ、色分解
フィルタ12h によってシアンの成分に分解する。次い
で、分解された光が反射鏡12e 及び12f を介して、帯電
チャージャ33によって均一に帯電された感光体14を露光
点Pで露光し、これにより、シアンの静電潜像が感光体
14上に形成される。
【0060】又、ステップST22におけるシアンの現像の
際には、所定のバイアス電位が現像槽37の現像ローラ37
a に印加される。
【0061】ステップST23の後、次いで、ステップST24
では、イエロ、マゼンタ及びシアンの現像の際に現像ロ
ーラ35a 、36a 及び37a に印加されるバイアス電位と異
なるバイアス電位がブラックの現像の際に現像ローラ34
a に印加されるように、現像バイアス制御部46によって
バイアス電位の設定を変更する。
【0062】次いで、ステップST25〜ST28では、ブラッ
クについて静電潜像を感光体14上に形成し(ステップST
25)、ブランクランプ制御部47がブランクランプ38に所
定の電圧を印加してオン状態にすることにより、ステッ
プST11において判別された原稿13の黒色以外のカラー部
分に対応する静電潜像を消去し(ステップST26)、ブラ
ックの現像を行うことによりトナー像を形成し(ステッ
プST27)、感光体14上に形成されたブラックのトナー像
を1次転写ローラ24によって、イエロ、マゼンタ及びシ
アンのトナー像が転写された位置と同じ転写中間体20の
位置に1次転写する(ステップST28)。
【0063】ここで、ステップST25におけるブラックの
静電潜像の形成は、次のようにして行われる。先ず、原
稿載置台11上に載置された原稿13に対して、光源ランプ
12aからの光を照射して露光走査を行う。次いで、原稿1
3からの反射光を反射鏡12b、12c 及び12d と結像レンズ
12g とを介して色分解フィルタ12h に入射させ、色分解
フィルタ12h によってブラックの成分に分解する。次い
で、分解された光が反射鏡12e 及び12f を介して、帯電
チャージャ33によって均一に帯電された感光体14を露光
点Pで露光し、これにより、ブラックの静電潜像が感光
体14上に形成される。
【0064】又、ステップST27におけるブラックの現像
の際には、ステップST24において設定変更された所定の
バイアス電位が現像槽34の現像ローラ34a に印加され
る。
【0065】こうして、イエロ、マゼンタ、シアン及び
ブラックから成る4色のフルカラートナー像が転写中間
体20上に形成され、ステップST40へ進む。
【0066】次に、ステップST2 においてカラー写真等
の黒色以外のカラー部分のみで黒部分が原稿13に含まれ
ていないと判定された場合のステップST31以降の動作を
説明する。
【0067】ステップST31〜ST33では、イエロについて
静電潜像を感光体14上に形成し(ステップST31)、イエ
ロの現像を行うことによりトナー像を形成し(ステップ
ST32)、感光体14上に形成されたイエロのトナー像を1
次転写ローラ24によって転写中間体20に1次転写する
(ステップST33)。
【0068】ここで、ステップST31におけるイエロの静
電潜像の形成は、上述したステップST12におけるイエロ
の静電潜像の形成と同様である。
【0069】又、ステップST32におけるイエロの現像の
際には、所定のバイアス電位が現像槽35の現像ローラ35
a に印加される。
【0070】次いで、ステップST34〜ST36では、マゼン
タについて静電潜像を感光体14上に形成し(ステップST
34)、マゼンタの現像を行うことによりトナー像を形成
し(ステップST35)、感光体14上に形成されたマゼンタ
のトナー像を1次転写ローラ24によって、イエロのトナ
ー像が転写された位置と同じ転写中間体20の位置に1次
転写する(ステップST36)。
【0071】ここで、ステップST31におけるマゼンタの
静電潜像の形成は、上述したステップST16におけるマゼ
ンタの静電潜像の形成と同様である。
【0072】又、ステップST35におけるマゼンタの現像
の際には、所定のバイアス電位が現像槽36の現像ローラ
36a に印加される。
【0073】次いで、ステップST37〜ST39では、シアン
について静電潜像を感光体14上に形成し(ステップST3
7)、シアンの現像を行うことによりトナー像を形成し
(ステップST38)、感光体14上に形成されたシアンのト
ナー像を1次転写ローラ24によって、イエロ及びマゼン
タのトナー像が転写された位置と同じ転写中間体20の位
置に1次転写する(ステップST39)。
【0074】ここで、ステップST37におけるシアンの静
電潜像の形成は、上述したステップST20におけるシアン
の静電潜像の形成と同様である。
【0075】又、ステップST38におけるシアンの現像の
際には、所定のバイアス電位が現像槽37の現像ローラ37
a に印加される。
【0076】こうして、イエロ、マゼンタ及びシアンか
ら成る3色のフルカラートナー像が転写中間体20上に形
成され、ステップST40へ進む。
【0077】ステップST40では、ステップST11〜ST28に
おいて転写中間体20上に形成されたイエロ、マゼンタ、
シアン及びブラックから成る4色のフルカラートナー
像、又はステップST31〜ST39において転写中間体20上に
形成されたイエロ、マゼンタ及びシアンから成る3色の
フルカラートナー像を、給紙カセット16又は17から給紙
ローラ18又は19によって転写中間体20と2次転写ローラ
26との間に搬送された用紙15に2次転写ローラ26によっ
て転写する。
【0078】次いで、ステップST41では、トナー像が転
写された用紙を転写中間体20から分離し、搬送ベルト27
によって定着デバイス28へ導入する。定着デバイス28に
よって用紙にトナー像を定着した後、用紙を外部へ排出
することにより、複写が終了する。
【0079】次に、原稿に黒部分が含まれている場合に
イエロ、マゼンタ、シアン及びブラックの4色の現像を
行う際、ブラックの現像の前に上述のステップST24にお
いて変更される現像バイアス電位の設定を説明する。
【0080】図4は現像プロセスを説明するための概略
図である。図4(A)は原稿の黒色以外のカラー部分の現
像プロセスを説明するための概略図、及び図4(B) は原
稿の黒部分の現像プロセスを説明するための概略図であ
る。
【0081】これらの図に示すように、接地された感光
体51に対向している現像ローラ52は、バイアス電源54に
スイッチ53を介して接続されている。
【0082】感光体51は図2に示すフルカラー複写機10
の感光体14に相当する。又、図4(A) の現像ローラ52は
カラー用の現像ローラ35a 、36a 及び37a のいずれかに
相当し、図4(B) の現像ローラ52は白黒用の現像ローラ
34a に相当する。
【0083】スイッチ53の切り換えは、図3の制御デバ
イス40の現像バイアス制御部46によって行われる。即
ち、イエロ、マゼンタ及びシアンの現像を行う場合に
は、図4(A) に示すように現像ローラ52をバイアス電源
54に接続して所定のバイアス電位を現像ローラ52に印加
し、ブラックの現像を行う場合には、図4(B) に示すよ
うに現像ローラ52をバイアス電源54から切り離してバイ
アス電位をゼロにする。
【0084】図2の感光体14及び図4の感光体51は本発
明の感光体の一実施例である。図2の転写中間体20、1
次転写ローラ24及び2次転写ローラ26は本発明の画像転
写手段の一実施例である。図2の現像ローラ34a 、35a
、36a 及び37a 並びに図4の現像ローラ52は本発明の
現像手段の一実施例である。図3の制御デバイス40及び
図4のスイッチ53は本発明の制御手段の一実施例であ
る。図4のバイアス電源54は本発明の印加手段の一実施
例である。
【0085】図5は感光体表面電位の時間に対する推移
を示すグラフである。図5(A) は原稿の黒色以外のカラ
ー部分の露光、現像時の推移を示すグラフ、及び図5
(B) は原稿の黒部分の露光、現像時の推移を示すグラフ
である。
【0086】これらの図に示すように、この実施例で
は、イエロ、マゼンタ及びシアンのカラー現像及びブラ
ックの現像を行う際の感光体表面電位をいずれも−400
Vに設定した。現像バイアス電位(バイアスレベル)に
ついては、カラー現像の場合のみ−100 Vに設定し、ブ
ラックの現像の場合はオフ状態、即ち0 Vとし、感光体
表面の帯電電位に対する自己バイアスとした。
【0087】図5(A) に示すように、原稿の黒色以外の
カラー部分の露光、現像時には、均一に帯電された感光
体に露光することによって形成された原稿画像に応じた
静電潜像を、所定のバイアス電位(−100 V)を介して
現像することによって静電潜像をトナー像として可視化
する。即ち、同図の斜線部が現像され可視化される。
【0088】図5(B) に示すように、原稿の黒部分の露
光、現像時には、均一に帯電された感光体に露光するこ
とによって形成された原稿画像に応じた静電潜像を、所
定のバイアス電位(0 V)とした状態で、即ち、電気的
に浮かせた状態で現像することによって、感光体表面の
帯電電位と同一レベルの逆極性の自己バイアス(図中、
破線で示す曲線と、一点鎖線で示す0 Vの直線とで囲ま
れた斜線部)が加わり、静電潜像がトナー像として可視
化される。即ち、同図の斜線部全体が現像され可視化さ
れる。
【0089】このように、原稿の低濃度部分、即ち黒色
以外のカラー部分の複写画像に比べ、原稿の高濃度部
分、即ち黒色部分を強調して複写することができる。
【0090】上述の実施例によれば、原稿に黒部分が含
まれていない場合にはイエロ、マゼンタ及びシアンの3
色の現像を行い、原稿に黒部分が含まれている場合には
イエロ、マゼンタ、シアン及びブラックの4色の現像を
行い、しかも、ブラックの現像に際して現像バイアス電
位をイエロ、マゼンタ及びシアンの現像時と異なり、ゼ
ロ電位に自動的に設定変更する。従って、フルカラー原
稿の黒文字等の黒部分を強調させた複写画像を容易に得
ることができる。
【0091】尚、この実施例ではブラックの現像時に現
像バイアスをオフ状態とするような構成を採っている
が、バイアス電源と現像ローラとの間に非常に高抵抗の
抵抗等を設けるような構成としても、同一の効果が得ら
れる。
【0092】尚、図1に示すフローチャートに基づく動
作は予めプログラミングされており、そのプログラムは
制御デバイス40のROM43に格納されている。ROM43
に格納されたプログラムはCPU42によって読み出さ
れ、実行可能である。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、イエ
ロ、マゼンタ、シアン及びブラックの4色を用いてフル
カラー画像を形成するフルカラー複写機であって、感光
体と、原稿の画像に応じて感光体に形成された静電潜像
を現像する現像手段と、現像手段により現像され感光体
に形成されたトナー像を用紙上に転写する画像転写手段
と、現像手段にバイアス電位を印加する印加手段と、現
像手段が原稿の黒部分に対応する静電潜像を現像すると
きに印加手段が現像手段にバイアス電位を印加しないよ
うに制御する制御手段とを備えているので、従って、フ
ルカラー原稿の黒部分を強調させた複写画像を容易に得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御デバイスに含まれているCPUの動作を示
すフローチャートである。
【図2】本発明に係るフルカラー複写機の一実施例の構
成を示す側面図である。
【図3】制御デバイスの構成の一実施例を示すブロック
構成図である。
【図4】現像プロセスを説明するための概略図である。
【図5】感光体表面電位の時間に対する推移を示すグラ
フである。
【符号の説明】
10 フルカラー複写機 14、51 感光体 20 転写中間体 24 1次転写ローラ 26 2次転写ローラ 27 搬送ベルト 28 定着デバイス 34a 、35a 、36a 、37a 、52 現像ローラ 40 制御デバイス 53 スイッチ 54 バイアス電源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イエロ、マゼンタ、シアン及びブラック
    の4色を用いてフルカラー画像を形成するフルカラー複
    写機であって、感光体と、原稿の画像に応じて該感光体
    に形成された静電潜像を現像する現像手段と、該現像手
    段により現像され前記感光体に形成されたトナー像を用
    紙上に転写する画像転写手段と、前記現像手段にバイア
    ス電位を印加する印加手段と、前記現像手段が原稿の黒
    部分に対応する静電潜像を現像するときに前記印加手段
    が前記現像手段にバイアス電位を印加しないように制御
    する制御手段とを備えたことを特徴とするフルカラー複
    写機。
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