JPH05150419A - ピラゾロトリアゾールマゼンタカプラーを含有するハロゲン化銀カラー写真材料 - Google Patents

ピラゾロトリアゾールマゼンタカプラーを含有するハロゲン化銀カラー写真材料

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JPH05150419A
JPH05150419A JP4113481A JP11348192A JPH05150419A JP H05150419 A JPH05150419 A JP H05150419A JP 4113481 A JP4113481 A JP 4113481A JP 11348192 A JP11348192 A JP 11348192A JP H05150419 A JPH05150419 A JP H05150419A
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エンゾ・コラルツピ
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    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/32Colour coupling substances
    • G03C7/36Couplers containing compounds with active methylene groups
    • G03C7/38Couplers containing compounds with active methylene groups in rings
    • G03C7/381Heterocyclic compounds
    • G03C7/382Heterocyclic compounds with two heterocyclic rings
    • G03C7/3825Heterocyclic compounds with two heterocyclic rings the nuclei containing only nitrogen as hetero atoms
    • G03C7/3835Heterocyclic compounds with two heterocyclic rings the nuclei containing only nitrogen as hetero atoms four nitrogen atoms

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 カップリング位置以外の位置にバラステイン
グ基(ballastinggroup)を有する1H
−ピラゾロ−[3,2−c]−1,2,4−トリアゾー
ルマゼンタカプラーを含有するハロゲン化銀カラー写真
感光材料を提供する。 【構成】 支持体と、式 [式中、Lはバラスティング残基を含有するアラルキレン
2価結合基であって、-(NH)n-SO2-に直結する該アラル
キレン基のアリーレン基を有する基であり、nは0また
は1であり、そしてRは水素原子、アルキル基、アルコ
キシ基、スルホンアミド基およびアセチルスルホンアミ
ド基からなる群から選択される置換基である。]で示す
構造を有する基をカップリング位置以外の位置に有する
1H-ピラゾロ[3,2-c]-1,2,4-トリアゾール類の非拡散性
マゼンタカプラーを少なくとも1種含有する少なくとも
1層のハロゲン化銀エマルジョン層とを有するハロゲン
化銀カラー写真材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は写真カプラーを含有する
ハロゲン化銀カラー写真感光性材料に関し、さらに詳し
くは、カップリング位置以外の位置にバラスティング基
(ballastinggroup)を有する1H-ピラゾロ-[3,2-c]-1,2,4
-トリアゾールマゼンタカプラーに関する。
【0002】
【従来の技術】カラー画像は、写真ハロゲン化銀材料中
において、芳香族1級アミン現像剤の酸化生成物と染料
形成カプラーとの間の反応により得られることが知られ
ており、イエローカプラー、シアンカプラーおよびマゼ
ンタカプラーの組み合わせをこのような染料形成カプラ
ーとして用いることが知られている。
【0003】カラー写真カプラーにおいて、マゼンタ染
料形成カプラーとして5-ピラゾロンカプラーが通常用い
られる。5-ピラゾロンカプラーから形成された染料は熱
および光に対する堅牢性に優れており、ほぼ理想的な優
れた吸収を有する。しかしながら、それらはその優れた
吸収以外にも430nm付近に吸収を有するので、マスキン
グカプラーの使用、または他のマスキング技術が必要で
ある。また、この染料はホルムアルデヒドの作用に対し
て低い耐性を示す。
【0004】これらの問題を解決するために、マゼンタ
染料形成カプラーとして、GB特許第1,047,612号に記載
のピラゾロベンズイミダゾールカプラー、米国特許第3,
725,067号に記載のピラゾロトリアゾールカプラー、よ
り最近では、米国特許第4,500,630号に記載の1H-イミダ
ゾロ-[1,2-b]-ピラゾールカプラー、EP特許第119860号
に記載の1H-ピラゾロ-[1,3-b]-1,2,4-トリアゾール、リ
サーチ・ディスクロージャ(Research Disclosure)第24
220号に記載の1H-ピラゾロ-[1,5-d]-テトラゾール、お
よびJP特許出願第43659/85号に記載の1H-ピラゾロ-[1,
5]-ピラゾールが提案されている。
【0005】写真材料中に含有させる場合に、カプラー
は、通常高沸点溶媒の補助により分散されるか、または
ポリマーラテックスに吸着される。カプラーは、カップ
リング位置以外の位置においてバラスト基(ballast gro
up)を有することにより写真材料中において非拡散化さ
れ、カプラー溶媒またはポリマーラテックスと共存可能
にされる。末端基としてp-ヒドロキシフェニルスルホニ
ル基またはp-ヒドロキシフェニルスルフィニル基を有す
るバラスト基を伴うピラゾロトリアゾールおよびピラゾ
ロベンズイミダゾールマゼンタカプラーがEP特許出願第
73636号に記載されている。末端基として置換p-ヒドロ
キシフェニルスルホニル基または置換p-ヒドロキシフェ
ニルスルフィニル基を有するピラゾロベンズイミダゾー
ル、ピラゾロトリアゾールおよびイミダゾピラゾールマ
ゼンタカプラーが米国特許第4,513,082号に記載されて
いる。末端基としてアミノスルホニルまたはアミノカル
ボニル基を有するバラスト基を伴うピラゾロトリアゾー
ルマゼンタカプラーが米国特許第4,548,899号および同
第4,822,730号に記載されている。カルボキシ基を有す
るバラスト基を伴うピラゾロトリアゾールマゼンタカプ
ラーがEP特許出願第284240号および米国特許第4,835,09
4号に記載されている。
【0006】これらのカプラーは5-ピラゾロンマゼンタ
カプラーの上述の問題を解決しうるけれども、改良に対
する絶え間ない要求、または特定用途に対するカプラー
の最適化の要求は存在する。カプラーおよび得られる染
料の多くの特性は所望に応じて改善される。特に、ピラ
ゾロアゾールカプラーを提供することにより、実質的に
5-ピラゾロンマゼンタカプラーに対応する波長において
優れた吸収を有する染料が得られる。
【0007】
【発明の要旨】本発明は、支持体と、式
【0008】
【化6】
【0009】[式中、Lはバラスティング残基を含有する
アラルキレン2価結合基であって、-(NH)n-SO2-に直結
する該アラルキレン基のアリーレン基を有する基であ
り、nは0または1であり、そしてRは水素原子、アルキ
ル基、アルコキシ基、スルホンアミド基およびアセチル
スルホンアミド基からなる群から選択される置換基であ
る。]で示す構造を有する基をカップリング位置以外の
位置に有する1H-ピラゾロ[3,2-c]-1,2,4-トリアゾール
類の非拡散性マゼンタカプラーを少なくとも1種含有す
る少なくとも1層のハロゲン化銀エマルジョン層とを有
するハロゲン化銀カラー写真材料に関する。
【0010】上記マゼンタカプラーの発色現像によりマ
ゼンタ染料が得られる。この生成反応は高反応性、高色
彩密度、ブルーおよびグリーン領域における低吸収、保
存条件に関係なく少ない色彩変化、そして5-ピラゾロン
マゼンタカプラーに対応する波長において吸収極大を有
するという特徴を示す。
【0011】
【発明の構成】本発明によるマゼンタカプラーは以下の
式に示す構造を有する。
【0012】
【化7】
【0013】式中、R1は水素原子、アルキル基またはア
リール基であり、Zは水素原子、ハロゲン原子またはカ
ラー現像剤の酸化生成物とのカップリング反応において
除去されうる基であり、そしてL、nおよびRは、それ
ぞれ、式(I)と同意義である。
【0014】上述のように、式(II)におけるR1は水素原
子、アルキル基またはアリール基である。好ましいアル
キル基は1〜8個の炭素原子を有するものである。さら
に好ましいアルキル基はメチル、トリフルオロメチル、
エチル、エトキシエチルおよびt-ブチルのような1〜4
個の炭素原子を有するものである。R1で示す好ましいア
リール基はp-メトキシ-フェニル、4-t-ブチルフェニル
またはm-クロロメチルフェニルのような置換もしくは無
置換フェニル基である。
【0015】Zは水素原子または色彩現像剤の酸化生成
物とのカップリング反応において除去されうる基であ
る。このような基の具体例には、ハロゲン原子(たとえ
ば、塩素またはフッ素)、またはカップリング位置に酸
素原子、窒素原子または硫黄原子を介して結合する基、
好ましくは環状基(たとえば、フェノキシ、p-メトキシ
フェノキシまたはp-t-ブチルカーボンアミドフェノキシ
のようなアリールオキシ基、フェニルチオのようなアリ
ールチオ基、および1-エチルテトラゾール-5-チオイル
のような複素環チオ基)が挙げられる。除去可能基が環
状基である場合は、それは環の一部を形成する原子(た
とえば、窒素原子)を介して直接カプラー分子のカップ
リング位置に結合しうる。ハロゲン原子が好ましく、塩
素原子が特に好ましい。
【0016】Rはハロゲン原子、アルキル基(好ましくは
約1〜4炭素原子のアルキル基(たとえば、メチル、エ
チル、プロピルおよびブチル))であり、それらはハロゲ
ン原子、アルコキシ基(好ましくは約1〜4炭素原子の
アルコキシ基(たとえば、メトキシ、エトキシ、プロポ
キシおよびブトキシ))のような周知の置換基で置換され
得、これらのアルコキシ基はスルホンアミド基またはア
セチルスルホンアミド基で置換されうる。
【0017】1H-ピラゾロ-[3,2-c]-1,2,4-トリアゾール
マゼンタカプラーの非カップリング位置に結合する2価
の結合基Lはアラルキレン基である。このアラルキレン
基はアリーレン基に直結しうるアルキレン基を直接に有
するか、または上記アラルキレン基の主鎖中に-O-、-S
-、-NHCO-、-CONH-、-NHSO2-または-SO2NH-を有する。
好ましくは、上記アリーレン基は置換もしくは無置換の
フェニレン基(たとえば、これらはアルキル、アルコキ
シ、ハロゲンまたはアシルアミノで置換されうる)であ
る。2価の結合基Lは全体として2価の結合基からなる
バラスティング(ballasting)残基を含有するか、または
置換基の形態でバラスト残基を含有する2価の結合基L
から形成されうる。上記アルキレン基は、たとえば、最
大20個の炭素原子を有する1,2-アルキレン基でありう
る。または、このアリーレン基は、たとえば最大20個の
炭素原子を有するアルコキシ基またはアシルアミノ基で
置換されうる。
【0018】バラスティング基は、本発明によるマゼン
タカプラーをハロゲン化銀写真材料中に用いるゼラチン
層中において非拡散形態で含有されるようにする。これ
らの基は、一般に、8〜20個の炭素原子を有する直鎖ま
たは分岐鎖の脂肪族基を有する有機基である。これらの
バラスティング基はカプラー分子に直接または間接に結
合する。間接に結合する場合は、たとえば、以下に示す
基を介して結合する。NHCO、NHSO2、NR(式中、Rは水素
またはアルキルである)、COO、OまたはS。
【0019】好ましい2価の結合基Lは、以下の式に示
す構造を有する。
【0020】
【化8】
【0021】式中、R2は4〜20個の炭素原子を有するア
ルキル基である。
【0022】有用な2価の結合基の例を以下に示す。
【0023】
【化9】
【0024】本発明に特に有用なカプラーを以下の式に
示す。
【0025】
【化10】
【0026】式中、R、R1、R2およびZは上記と同意義で
ある。
【0027】本発明に用いうる1H-ピラゾロ-[3,2-c]-1,
2,4-トリアゾールカプラーの具体例を以下に示すが、こ
れらに限定されるものではない。
【0028】
【化11】
【0029】本発明に用いうるマゼンタカプラーは公知
の技術のいずれを用いても容易に合成することができ
る。本発明に用いうるカプラーの具体例を以下に説明す
る。
【0030】
【合成例1】 カプラー(1)の調製 EP第284,240号に従って調製した3-[1-(4-アミノフェノ
キシ)トリデシル]-6-メチル-1H-ピラゾロ-[3,2-c]-1,2,
4-トリアゾール(2.45g、0.0059モル)を30mlのテトラヒ
ドロフラン中に溶解し、トルエン-4-スルホニルクロリ
ド(1.1g、0.00576モル)およびN,N-ジメチルアニリン(1.
4g、0.0115モル)を加えた。室温において16時間撹拌し
た後に、この溶液を冷希塩酸中に注ぎ、ジエチルエーテ
ルで抽出した。収集した有機層を水洗し、乾燥し、濃縮
した。生成物をニトロメタンから再結晶した。収量は3.
3gであった。
【0031】元素分析結果 C%=62.03 H%=7.05 N%=11.67 S%=5.36(計算値) C%=61.80 H%=7.13 N%=11.69S%=5.41(実測値)
【0032】NMR分析結果1 H NMR: δ=0.86(t,3H); 1.1-1.7(m,2H); 2.0-2.3(m,
2H); 2.24(s,3H); 2.34(s,3H); 5.1-5.4(m,1H); 6.40
(s,1H); 6.83(s,4H); 7.15-7.25(d,2H),7.40-7.55(d,2
H); 9.50(s,1H).
【0033】
【合成例2】 カプラー(2)の調製 3-[1-(4-アミノフェノキシ)トリデシル]-6-メチル-1H-
ピラゾロ-[3,2-c]-1,2,4-トリアゾール(8.92g,0.02モ
ル)を90mlのテトラヒドロフラン中に溶解し、A.V.キル
サノフ(Kirsanov)およびN.A.キルサノバ(Kirsanova)(In
st. Org. Chem. キエフ(Kiev))、Zhur. Obshchei Khi
m.、第29巻、第1802〜13頁、1959年(C.A.54,8693F)にし
たがって調製した4-(アミノスルホニル)-ベンゼンスル
ホニルクロリド(5.37g、0.021モル)およびN,N-ジエチル
アニリン(5.01g、0.042モル)を加えた。室温で6時間撹
拌した後に溶液を冷希塩酸中に注ぎ、エチルアセテート
で抽出した。収集した有機層を水洗し、乾燥濃縮するこ
とにより暗色油状物を得た。生成物をシリカゲルを用い
てクロマトグラフ展開し、リグロイン(ligroin)で粉砕
することにより固体を得た。収量は10gであった。
【0033】元素分析結果 C%=54.16 H%=6.21 N%=12.63 S%=9.64(計算値) C%=53.90 H%=6.18 N%=12.33S%=9.05(実測値)
【0034】NMR分析結果1 H NMR: δ=0.80(t,3H); 1.1-1.7(m,20H); 2.0-2.3
(m,2H); 2.20(s,3H);5.25(t,1H); 6.75(d,2H); 6.89(d,
2H); 6.88(s,2H); 7.71(d,2H); 7.85(d,2H); 9.66(s,1
H); 12.59(s,1H).
【0035】
【合成例3】 カプラー(3)の調製 1)4-(N-アセトアミド-スルホニル)-ベンゼンスルホニ
ルクロリドの調製
【0036】4-(アミノスルホニル)-ベンゼンスルホニ
ルクロリド(10.22g、0.04モル)を100mlの無水酢酸に加
えた。この溶液を撹拌し、100℃で4時間加熱し、そし
て水中に注いだ。白色生成物が得られ、濾別し、水洗
し、乾燥した。収量は10.1gであった。
【0037】元素分析結果 C%=32.27 H%=2.71 N%=4.70S%=21.54(計算値) C%=32.15 H%=2.64 N%=4.77 S%=21.44(実測値)
【0038】NMR分析結果1 H NMR: δ=1.83(s,3H); 7.99
(d,2H); 8.09(d,2H); 11.9
(s,1H).
【0039】2)3−[1−(4−アミノフェノキシ)
トリデシル]-6-メチル-1H-ピラゾロ-[3,2-c]-1,2,4-ト
リアゾール(7.87g、0.0176モル)を100mlのテトラヒドロ
フラン中に溶解し、そして4-(N-アセトアミドスルホニ
ル)-ベンゼンスルホニルクロリド(5.51g、0.0185モル)
およびN,N-ジエチルアニリン(4.49g、0.037モル)を加え
た。室温において16時間撹拌した後に、この溶液を冷希
塩酸中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。収集した有機層
を水洗し、乾燥し、濃縮した。生成物をシリカゲルを用
いてクロマトグラフ展開した。得られた油状物をジエチ
ルエーテル中に溶解し、石油エーテル中で沈澱させた。
収量は7gであった。
【0040】元素分析結果 C%=54.34 H%=6.13 N%=11.88 S%=9.07(計算値) C%=54.04 H%=5.98 N%=11.58S%=9.38(実測値)
【0041】NMR分析結果1 H NMR: δ=0.75(t,3H); 1.1-1.6(m,20H); 1.78(s,3
H); 2.0-2.3(m,2H);2.17(s,3H); 5.24(t,1H); 6.71(d,2
H); 6.85(d,2H); 7.62(d,2H); 7.84(d,2H).
【0042】本発明に用いるマゼンタ染料形成カプラー
は非拡散性カプラーを含有させるために当該技術分野で
知られているいかなる方法を用いてもハロゲン化銀写真
材料中に含有させることができる。このような方法に
は、たとえば、ソリッドディスパージョン法、ラテック
スディスパージョン法、および好ましいオイルディスパ
ージョン法が挙げられる。たとえば、オイルディスパー
ジョン法では、カプラーは高沸点非水溶性溶媒に溶解さ
れ、得られる溶液は、たとえば、米国特許第2,304,939
号、同第2,322,027号等に記載のように水性媒体中に乳
化される。または、上記疎水性カプラーは低沸点有機溶
媒との組み合わせにおいて上記高沸点有機溶媒に溶解さ
れ、得られる溶液は、たとえば、米国特許第2,801,170
号、同第2,801,171号、同第2,949,360号等に記載のよう
に水性媒体中に乳化される。典型的に知られている高沸
点溶媒には、フタレートエステル(たとえば、ジブチル
フタレートおよびジオクチルフタレート)、ホスフェー
トエステル(たとえば、トリクレシル(tricresyl)ホスフ
ェートおよびトリオクチルホスフェート)およびN-置換
酸アミド(たとえば、N,N-ジエチルラウラミド)が挙げら
れる。典型的に知られている低沸点溶媒には、エチルア
セテート、ブチルアセテート、メチルエチルケトン、シ
クロヘキサノン、2-エトキシエチルアセテート、ジメチ
ルホルムアミドなどが挙げられる。ラテックスディスパ
ージョン法の具体例は米国特許第4,199,363号等に記載
されている。
【0043】本発明に用いるピラゾロトリアゾールマゼ
ンタカプラーは、好ましくは、感光性ハロゲン化銀エマ
ルジョン層に含有される。これらの添加量はカラー写真
感光性エレメント用のハロゲン化銀1モルに対して0.00
3〜1モル、好ましくは0.005〜0.3モルである。上述の
ピラゾロトリアゾールマゼンタカプラーを含有するハロ
ゲン化銀エマルジョン層、または可視スペクトルの同様
の領域に感光性である層は、以下に示すように従来のマ
ゼンタ染料形成カプラー、DIRカプラー、BARカプラー、
FARカプラー、DARカプラーおよび着色カプラー(これら
のカプラーのすべては処理工程において種々の効果を示
す)を含有しうる。
【0044】本発明の写真材料は、好ましくは、イエロ
ー染料形成カプラーを伴うブルー感光性もしくは増感ハ
ロゲン化銀エマルジョン層、マゼンタ染料形成カプラー
を伴うグリーン増感ハロゲン化銀エマルジョン層および
シアン染料形成カプラーを伴うレッド増感ハロゲン化銀
エマルジョン層を有し、この材料中における少なくとも
1種のカプラーは上述のカプラーである。それぞれの層
は1層のエマルジョン層であるか、または可視スペクト
ルの決められた領域に感光性を有する複数のエマルジョ
ン下塗り層(sub-layers)からなる。複数層材料が複数の
ブルー、グリーンまたはレッド下塗り層を有する場合
は、それらは、いずれにしても、比較的速くそして遅い
下塗り層でありうる。この写真材料はフィルター層、中
間層、オーバーコート層、下層(subbing layers)などの
ような他の層を有しうる。
【0045】「伴う(associated)」という用語は、カプラ
ーが以下に示すような関係でハロゲン化銀エマルジョン
層中に存在することを示すために用いる。すなわち、カ
プラーと層とが相互反応することにより、現像において
形成される銀画像とカプラーから形成されるカラー画像
との間に画像に応じた対応(correspondence)を発現させ
る。一般に、このことはハロゲン化銀エマルジョン層中
のカプラーの調整、または非感光性であってもよい隣接
したバインダー層中のカプラーの調整により行なわれ
る。本発明に用いるのに好ましいカプラーには、分子中
の疎水性バラスト基の存在により、非拡散性であるもの
が包含される。
【0046】有用なカラーカプラーの典型例はナフトー
ル性、フェノール性またはピラゾロアゾールシアン染料
形成カプラー、ピラゾロンまたはピラゾロアゾールマゼ
ンタ染料形成カプラーおよび開鎖(open chain)または複
素環ケトメチレンイエロー染料形成カプラーである。本
発明に用いうるシアン、マゼンタおよびイエローカプラ
ーはリサーチ・ディスクロージャー第17643号、第VII章
(1978年12月)および同第18717号(1979年11月)に記載さ
れている。
【0047】本発明に用いうるイエロー染料形成カプラ
ーの典型例にはピバロイル(pivaloyl)アセトアニリドお
よびベンゾイルアセトアニリドカプラーのような公知の
開鎖アシルアセトアミドカプラーが包含される。本発明
において好ましくは、2価のイエローカプラーが用いら
れる。これらの例としては、たとえば、酸素原子放出イ
エローカプラーおよび窒素原子放出イエローカプラーの
ようなものが挙げられる。イエロー染料形成カプラーの
具体例は米国特許第2,407,210号、同第2,875,057号、同
第3,265,506号、同第3,408,194号、同第3,447,928号、
同第3,933,501号、同第4,022,620号、同第4,326,024号
および同第4,401,752号、GB特許第1,077,874号および同
第1,425,020号、DE特許出願第2,219,917号、同第2,261,
361号、同第2,329,587号および同第2,433,812号、JA特
許第19031/71号、同第19956/70号および同第10739/83
号、およびJA特許公報(Pat. Public Disclosure)第1233
42/75号、同第87650/75号、同第133329/79号、同第6683
5/73号、同第94432/73号、同第28834/75号、同第99433/
79号、同第70841/80号、同第74249/81号、同第102636/7
6号および同第87041/81号に示されている。
【0048】本発明に用いうるシアンカプラーには、ナ
フトール性、フェノール性およびピラゾロアゾールカプ
ラーが包含される。ナフトール性カプラーの具体例は米
国特許第2,474,293号に記載のナフトール性カプラー、
および米国特許第4,052,212号、同第4,146,396号、同第
4,228,233号および同第4,296,200号に記載の酸素原子放
出性の2価のナフトール性カプラーである。フェノール
性カプラーの具体例は米国特許第2,369,929号、同第2,4
23,730号、同第2,772,162号、同第2,895,826号および同
第3,772,002号に記載されている。ピラゾロアゾールシ
アンカプラーの具体例はEP特許出願第287,265号に記載
されている。本発明に用いるのに好ましいシアンカプラ
ーは米国特許第2,772,162号、同第3,758,308号、同第4,
126,396号、同第4,334,011号および同第4,327,173号、D
E特許出願第3,229,729号およびJA特許出願第42761/83号
に記載の2,5-ジアシルアミノ置換フェノール性シアンカ
プラー、および米国特許第3,446,622号、同第4,333,999
号、同第4,451,559号、同第4,427,767号などに記載され
ている2位にフェニルウレイド基を、そして5位にアシ
ルアミノ基を有するフェノール性カプラーである。
【0049】本発明により定義されるマゼンタ染料形成
カプラーは単独で、またはこれらを組み合わせて用いう
る。所望の場合は、これらはピラゾロン、インダゾロ
ン、シアノアセチル、ピラゾロアゾールおよびピラゾロ
トリアゾールカプラーのような公知のマゼンタ染料形成
カプラーと組み合わせて用いうる。有用なマゼンタ染料
形成カプラーには、米国特許第2,600,788号、同第2,98
3,608号、同第3,026,653号、同第3,127,269号、同第3,3
11,476号、同第3,419,391号、同第3,519,429号、同第3,
558,319号、同第3,582,322号、同第3,615,506号、同第
3,384,908号および同第3,891,445号、DE特許第1,810,46
4号、DE特許出願第2,408,665号、同第2,417,945号、同
第2,418,959号および同第2,424,467号、JA特許第6031/6
5号、およびJA公開公報(Provisional Pat. Publ.)第208
26/76号、同第58922/77号、同第129538/74号、同第7402
7/74号、同第159336/75号、同第42121/77号、同第74028
/74号、同第60233/75号、同第26541/76号および同第551
22/78号に記載のものが挙げられる。
【0050】カラーカプラーは4価もしくは2価カプラ
ーでありうる。知られているように、後者は4価のカプ
ラーから誘導される。それらは、カップリング位置にお
いて、カップリング反応において放出される基を有す
る。2価のカプラーには無色のもの、および濃厚な着色
を有するけれどもカップリング反応の間に退色して生成
される画像染料の色に置き換わるもの、の両方が包含さ
れる。後者(マスキングカプラー)は上述のカプラーと共
に用いられることにより、短波長領域におけるマゼンタ
およびシアンカプラーの画像染料の望ましくない吸収を
修正する。
【0051】マスキングカプラーの典型例は米国特許第
4,163,670号およびJA特許第39413/82号に記載のイエロ
ー着色マゼンタカプラー、および米国特許第4,004,929
号、同第4,138,258号およびGB特許第1,146,368号に記載
のマゼンタ着色シアンカプラーである。
【0052】また、粒状性を増大させるために、拡散性
カラー染料を提供するカプラーも上述のカプラーと共に
用いうる。このようなカプラーの具体例は米国特許第4,
366,237号およびGB特許第2,125,570号に記載のマゼンタ
カプラー、およびEP特許第96,873号およびDE特許出願第
3,324,533号に記載のイエロー、マゼンタおよびシアン
カプラーである。
【0053】また、2価のカプラーには、カップリング
位置においてカラー現像反応において放出される基を有
しており、その基がある種の写真活性(たとえば、現像
禁止または促進または漂白加速)を提供するカプラーが
含まれる。これらの基は直接またはさらに1種以上の基
が除去された後に上記の作用を奏しうる。このような2
価のカプラーの例には、公知のDIRカプラー、ならびにD
AR、FARおよびBARカプラーが包含される。上記カプラー
はDE特許出願第2,703,145号、同第2,855,697号、同第3,
105,026号、同第3,319,428号、同第1,800,420号、同第
2,015,867号、同第2,414,006号、同第2,842,063号、同
第3,427,235号、同第3,209,110号および同第1,547,640
号、GB特許第953,454号および同第1,591,641号、および
EP特許出願第89,843号、同第117,511号、同第118,087
号、同第193,389号および同第301,477号に記載されてい
る。
【0054】この感光性ハロゲン化銀カラー写真材料
は、たとえば、米国特許第4,080,211号、EP特許出願第2
7,284号およびDE特許出願第1,297,417号、同第2,407,56
9号、同第3,148,125号、同第3,217,200号、同第3,320,0
79号、同第3,324,932号、同第3,331,743号および同第3,
340,376号に記載のような高分子量カラーカプラーを含
有しうる。
【0055】本発明に用いうるハロゲン化銀エマルジョ
ンは塩化銀、臭化銀、塩化臭化銀、ヨウ化臭化銀、塩化
ヨウ化臭化銀の親水性バンダー中における微小な分散体
でありうる。このハロゲン化銀グレインは、それらの内
部とそれらの表面とで異なる相を有しうる。また、この
ハロゲン化銀グレインは主に表面潜像を形成するもの、
またはおもにそれらの内部において潜像を形成するもの
でありうる。親水性バインダーとしては写真技術分野で
従来から用いられているすべての親水性ポリマーが有用
に用いられる。これらには、ゼラチン、アクリル化ゼラ
チン、グラフトゼラチンなどのようなゼラチン誘導体、
アルブミン、アラビアガム、寒天、ヒドロキシエチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロースなどのようなセ
ルロース誘導体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピ
ロリドン、ポリアクリルアミドなどのような合成樹脂が
含まれる。好ましいハロゲン化銀グレインは、ハロゲン
化銀1モルに対して1〜20モル%のヨウ化銀を含有する
ヨウ化臭化銀もしくはヨウ化臭化塩化銀である。ハロゲ
ン化銀グレインはいかなる結晶形態をもとりうる。たと
えば、立方体、八面体、球状、板状または混合結晶形態
である。ハロゲン化銀グレインは均一なグレイン寸法ま
たは広範なグレイン寸法分散をとりうる。ハロゲン化銀
の寸法は約0.1〜約5μmの範囲でありうる。このハロゲ
ン化銀グレインはそれらの内部とそれらの表面との間で
異なる相を有しうる。また、このハロゲン化銀グレイン
は主に表面潜像を形成するもの、またはおもにそれらの
内部において潜像を形成するものでありうる。
【0056】本発明によるピラゾロトリアゾールカプラ
ーを含有する写真材料のブルー感光性、グリーン感光性
およびレッド感光性エマルジョン層中におけるハロゲン
化銀含有量の合計は、銀基準で計算した場合に7.5g/m2
以上である。それぞれの感光性層における割合は、特定
用途における所望に応じて変化し得る。ハロゲン化銀エ
マルジョンはシングル-ジェット法、ダブル-ジェット法
またはこれらの方法の組み合わせにより調製され、これ
らは、たとえば、アンモニア法、中和法、酸法などを用
いて熟成させうる。これらはリサーチ・ディスクロージ
ャ(Research Disclosure)17643、IおよびII、1978年12
月、に記載されており、このエマルジョンは光学的光沢
剤、かぶり防止剤、および安定剤、しみ防止剤(antista
in agents)および画像染料安定剤、フィルターおよびア
ンチハロ染料、硬化剤、被覆補助剤、可塑剤および潤滑
剤、艶消し剤、現像改質剤および他の補助物質を含有し
うる。このような補助物質はリサーチ・ディスクロージ
ャ17643、V、VI、VII、VIII、XI、XIII、XVIおよびXX
I、1978年12月に記載されている。写真材料の層は種々
のコロイドを含有しうる。これらはリサーチ・ディスク
ロージャ17643、IX、1978年12月にたとえば記載される
ように、接合材料のように、単独または組み合わせて用
いうる。上述の層は数種の支持基材(セルローストリア
セテート、紙、樹脂被覆紙、ポリエステル)上に、リサ
ーチ・ディスクロージャ17643、XVおよびXVI、1978年12
月、に記載のような種々の方法により被覆されうる。本
発明の写真材料中に含有される感光性ハロゲン化銀は露
光後に処理されることにより可視画像を形成する。この
処理はハロゲン化銀を媒体中または材料中に含有される
現像剤の存在下で水性アルカリ媒体と接触させることに
より行なわれる。処理処方および技術はリサーチ・ディ
スクロージャ17643、XIX、XXおよびXXI、1978年12月に
記載されている。
【0057】
【実施例】本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されない。
【0058】ゼラチンで下塗りされたセルローストリア
セテート支持体に以下に示す層をこの順に被覆すること
によりフィルム1(比較例)を調製した。a)低感度臭化ヨ
ウ化銀エマルジョン(ヨウ化銀2.5モル%、平均グレイン
寸法0.18μm)および中感度塩化臭化ヨウ化銀(ヨウ化銀
7.2モル%、塩化銀5モル%、平均グレイン寸法0.4μm)
のブレンドを含有するグリーン増感ハロゲン化塩エマル
ジョンの層を2.0g/m2の銀被覆および1.8g/m2のゼラチン
被覆で被覆し、そして高沸点非水溶性有機溶媒の層に分
散したマゼンタ染料形成カプラーAを1.18ミリモル/m2
被覆で被覆した。
【0059】マゼンタ染料形成カプラーにカプラーBを
用いること以外はフィルム1と同様にして、フィルム2
(比較例)を調製した。
【0060】マゼンタ染料形成カプラーにカプラー(1)
を用いること以外はフィルム1と同様にして、フィルム
3(本発明品)を調製した。
【0061】マゼンタ染料形成カプラーにカプラー(2)
を用いること以外はフィルム1と同様にしてフィルム4
(本発明品)を調製した。
【0062】フィルム1、2、3および4の試料をオプ
チカル・ステップ・ウェッジ(optical step wedge)を通
して5,500°Kのカラー温度を有する光源に露出し、ブ
リテッシュ・ジャーナル・オブ・ホトグラフィー(Briti
sh Journal of Photography)、6月12日、1974年、第59
7〜598頁に記載のような標準型C41処理ケミストリー(pr
ocessing chemistry)において現像した。感光度測定の
結果を表1に示す。表中、速度1および速度2は-logE
で表した感度である。Eは、それぞれ、かぶり(fog)から
0.2および1上方の密度において測定したメーター-キャ
ンドル-秒(meter-candle-seconds)における露出である)
標準1および標準2は、それぞれ、感光度曲線の先端(t
oe)および中間(medium)コントラストであり、そしてλ
maxは、スペクトルの領域において、現像によりカプラ
ーから形成されたマゼンタ染料の吸収極大波長(nm)であ
る。
【0063】
【表1】フィルム かぶり Dmax 速度1 速度2 標準1 標準2 λmax 1 0.20 2.36 1.91 1.23 1.06 0.79 554 2 0.27 2.33 1.96 1.10 0.75 0.60 546 3 0.15 2.90 1.98 1.35 1.21 0.98 554 4 0.19 2.52 1.96 1.42 1.36 0.93 556
【0064】表1に示す結果より、本発明のマゼンタカ
プラーが良好なかぶり、感度およびコントラストの値を
有しており、5-ピラゾロンマゼンタカプラーAに匹敵す
る吸収極大を有することが示された。他方、ピラゾロト
リアゾール比較カプラーBは、写真的には劣る結果を提
供し、色は赤味がかっていた。
【0065】
【化12】
フロントページの続き (72)発明者 ヴイニチオ・ブサツト イタリア17016フエラーニア(サヴオーナ) (番地の表示なし) スリーエム・イタリ ア・リチエルシエ・ソシエタ・ペル・アチ オニ内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体と、式 【化1】 [式中、Lはバラスティング残基を含有するアラルキレン
    2価結合基であって、-(NH)n-SO2-に直結する該アラル
    キレン基のアリーレン基を有する基であり、nは0また
    は1であり、そしてRは水素原子、アルキル基、アルコ
    キシ基、スルホンアミド基およびアセチルスルホンアミ
    ド基からなる群から選択される置換基である。]で示す
    構造を有する基をカップリング位置以外の位置に有する
    1H-ピラゾロ[3,2-c]-1,2,4-トリアゾール類の非拡散性
    マゼンタカプラーを少なくとも1種含有する少なくとも
    1層のハロゲン化銀エマルジョン層とを有するハロゲン
    化銀カラー写真材料。
  2. 【請求項2】 前記アラルキレン基の主鎖中に-O-、-S
    -、-NHCO-または-CONH-を有しうる、請求項1記載の写
    真材料。
  3. 【請求項3】 Lが式 【化2】 [式中、R2は4〜20炭素原子のアルキル基である。]で示
    す構造を有する2価の基である、請求項1記載の写真材
    料。
  4. 【請求項4】 前記カプラーが式 【化3】 [式中、R1は水素原子、アルキル基またはアリール基で
    あり、Zは水素原子、ハロゲン原子またはカラー現像剤
    の酸化生成物とのカップリング反応において除去されう
    る基である。]で示す構造を有する、請求項1記載の写
    真材料。
  5. 【請求項5】 前記カプラーが式 【化4】 [式中、R2は4〜20炭素原子のアルキル基であり、R1
    水素原子、アルキル基またはアリール基であり、そして
    Zは水素原子、ハロゲン原子またはカラー現像剤の酸化
    生成物とのカップリング反応において除去されうる基で
    ある。]で示す構造を有する、請求項1記載の写真材
    料。
  6. 【請求項6】 前記カプラーが式 【化5】 で示す構造を有する、請求項1記載の写真材料。
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