JPH051502Y2 - - Google Patents

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JPH051502Y2
JPH051502Y2 JP1987026271U JP2627187U JPH051502Y2 JP H051502 Y2 JPH051502 Y2 JP H051502Y2 JP 1987026271 U JP1987026271 U JP 1987026271U JP 2627187 U JP2627187 U JP 2627187U JP H051502 Y2 JPH051502 Y2 JP H051502Y2
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JP
Japan
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hot air
air chamber
duct
insulating material
engine
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JP1987026271U
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JPS63134878U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、自動車の車輪をカバーするホイルハ
ウスに関するものである。
〈従来の技術〉 寒冷時に雪路を走行するとホイルハウス内周囲
に雪が付着堆積し、それが氷結すると、殊に前車
輪では舵取りが困難となる。
このような問題を解決するために、マツトガー
ドに温水通路を設け、ラジエータコアの温水を前
記温水通路に供給し、温水通路を出た温水をエン
ジンのウオータージヤケツトに戻すようにした構
造の着雪防止用のマツトガードが実開昭61−
17379号で提供されている。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記実開昭61−17379号で記載されている技術
内容では、長時間エンジンを停止して駐車した時
にはマツトガードの温水通路内に残つた温水は、
そのまま放置すると氷結して温水通路が閉塞す
る。従つて、再びエンジンを始動してもラジエー
タコアからマツトガードの温水通路に供給される
温水は、前記温水通路内の氷結が解凍されるまで
は遮断状態となり、エンジンのウオータージヤケ
ツト及びラジエータコアへの循環作用が中断され
る問題がある。
この問題をなくすためには、長時間エンジンを
停止して駐車する時には、その都度、マツトガー
ドに設けられているドレンコツクより温水通路内
に残つた温水を排出する必要があり、このような
操作は非常に面倒であり、忘れ勝ちである。
また、マツトガードが破損した時にはラジエー
タコアの温水が直接エンジンに循環するようにし
てもよいとの記述はあるが、それの具体的な構造
は開示されていない。従つて、上記実開昭61−
17379号で記載されている技術内容ではマツトガ
ードが破損した時にはラジエータコアの温水がマ
ツトガードから排出される不具合がある。
さらに、着雪の防止はマツトガード部分の限ら
れた範囲であり、ホイルハウスの全周囲の着雪を
防止するものではない。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、上記従来の不具合を改善したもの
で、その特徴とする構成は、ホイルハウスのイン
ナパネルの裏面に多数のフインを突設し、かつ断
熱材を施して形成した熱気室と、前記熱気室の両
端に大気に開口した排気口と、車室内又はエンジ
ンルーム内と前記熱気室とを連通し、かつ断熱材
を施したダクトと、このダクト内に配置した送風
フアンとを備えたものである。
〈作用〉 上記の構成により、車室内又はエンジンルーム
内の熱気を送風フアンで強制的にホイルハウス周
囲の熱気室に導入し、熱気室ではインナパネルの
裏面のフインにより受熱面積を広くし、ホイルハ
ウス全周囲を加熱して着雪を防止する。また、ダ
クト及び熱気室に施されている断熱材は、熱気の
保温作用の他にエンジンルームより外部に透過す
るエンジン騒音の遮音作用も行つている。さら
に、熱源は熱気であるため、ドレンの必要がな
い。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図おいて、1はホイルハウス、2はイン
ナパネルである。
本考案は、上記インナパネル2の裏面側に多数
のフイン5を突設し、かつ断熱材6を施して形成
した熱気室3を設ける。この熱気室3の両端には
大気に開口した排気口3aが開設されている。
前記熱気室3は車室7又はエンジンルーム内と
ダクト4を介して連通されている。このダクド4
にも前記熱気室2の断熱材6を延在して断熱され
ている。
また、前記ダクト4内には送風フアン10が設
置されている。
第2図で例示した車室7から熱気を取り入れる
場合は、ダツシユパネル8に吸気口9を設け、こ
の吸気口9にダクト4を接続する。
第3図で例示したエンジンルームより熱気を取
り入れる場合は、エンジン12の近傍に集熱部材
11を配置し、この集熱部材11にダクト4を接
続する。
本考案は上記の通りの構造であるから、熱気源
の熱気を送風フアン10で強制的にホイルハウス
周囲の熱気室3に導入する。この熱気室3に導入
される熱気は断熱材6により熱効率よく導入さ
れ、インナパネル2の裏面のフイン5により受熱
面積を広くし、ホイルハウス1の全周囲に渡つて
加熱して雪の付着堆積を防止する。
また、熱気室3には、その両端の排気口3aに
よつて熱気の流動性を良好にすると共に、熱気室
3内に結露した水分は送風フアン10による風圧
によつて前記排気口3aから押し出されるのでド
レンの必要がない。
さらに、ダクト4及び熱気室6に施されている
断熱材6は、熱気の保温作用の他にエンジンルー
ムより外部に透過するエンジン騒音の遮音作用も
行つている。
〈考案の効果〉 以上のように本考案によると、ホイルハウスの
インナパネルの裏面に多数のフインを突設し、か
つ断熱材を施して形成した熱気室と、前記熱気室
の両端に大気に開口した排気口と、車室内又はエ
ンジンルーム内と前記熱気室とを連通し、かつ断
熱材を施したダクトと、このダクト内に配置した
送風フアンとを備えた構成であるから、暖房して
いる車室内の熱気又はエンジンルーム内の熱気を
送風フアンで熱気室に導入し、フインにより受熱
面積を広くしてホイルハウスの全周囲に渡つて効
率よく加熱するため、ホイルハウスの全周囲の雪
の付着堆積を防止すると共に、熱源は排気体であ
るため、長時間エンジンを停止して駐車しても熱
気室内が凍結することがない。
また、熱気室内には結露するものの、送風フア
ンの風力によつて熱気室の両端の排気口より速や
かに排出されるため、従来の温水式のように面倒
なドレン管理を不要としている。
さらに、ダクト及び熱気室の断熱材はエンジン
ルームから外部に透過するエンジン騒音の遮音す
る効果も有している。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はホイル
ハウスの断面図、第2図は車室内を熱気源とした
熱気取り入れ構造の断面図、第3図はエンジンル
ーム内を熱気源とした熱気取り入れ構造の断面図
である。 1……ホイルハウス、2……インナパネル、3
……熱気室、3a……排気口、4……ダクト、5
……フイン、6……断熱材、10……送風フア
ン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ホイルハウスのインナパネルの裏面に多数のフ
    インを突設し、かつ断熱材を施して形成した熱気
    室と、前記熱気室の両端に大気に開口した排気口
    と、車室内又はエンジンルーム内と前記熱気室と
    を連通し、かつ断熱材を施したダクトと、このダ
    クト内に配置した送風フアンとを備えたことを特
    徴とする自動車のホイルハウス。
JP1987026271U 1987-02-26 1987-02-26 Expired - Lifetime JPH051502Y2 (ja)

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JP1987026271U JPH051502Y2 (ja) 1987-02-26 1987-02-26

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JP1987026271U JPH051502Y2 (ja) 1987-02-26 1987-02-26

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JPS63134878U JPS63134878U (ja) 1988-09-05
JPH051502Y2 true JPH051502Y2 (ja) 1993-01-14

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6117379B2 (ja) * 1978-03-24 1986-05-07 Nippon Electric Co

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54120047U (ja) * 1978-02-10 1979-08-22
JPS6117379U (ja) * 1984-07-09 1986-01-31 愛知機械工業株式会社 着雪防止用のマツドガ−ド

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JPS6117379B2 (ja) * 1978-03-24 1986-05-07 Nippon Electric Co

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JPS63134878U (ja) 1988-09-05

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