JPH05149992A - 部分放電センサ - Google Patents
部分放電センサInfo
- Publication number
- JPH05149992A JPH05149992A JP31254191A JP31254191A JPH05149992A JP H05149992 A JPH05149992 A JP H05149992A JP 31254191 A JP31254191 A JP 31254191A JP 31254191 A JP31254191 A JP 31254191A JP H05149992 A JPH05149992 A JP H05149992A
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- JP
- Japan
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- partial discharge
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- discharge sensor
- sensor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自己診断機能を有し、部分放電の検出の信頼
性を高めた部分放電センサを提供する。 【構成】 マーカ信号発生回路40から発生されるマー
カ信号を間欠的にフェライトコア1に巻設した印加コイ
ル5に印加することにより、接地線に部分放電電流が生
じたと同様に疑似的な状態を間欠的に作り、このとき、
部分放電センサ100から部分放電発生時に対応する同
調検出出力が得られるか否かにより部分放電センサ10
0が正常に動作しているか否かの自動自己診断を行う。
性を高めた部分放電センサを提供する。 【構成】 マーカ信号発生回路40から発生されるマー
カ信号を間欠的にフェライトコア1に巻設した印加コイ
ル5に印加することにより、接地線に部分放電電流が生
じたと同様に疑似的な状態を間欠的に作り、このとき、
部分放電センサ100から部分放電発生時に対応する同
調検出出力が得られるか否かにより部分放電センサ10
0が正常に動作しているか否かの自動自己診断を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は運転中の変圧器等の機
器で発生した部分放電を該機器に接続された接地線から
検出する部分放電センサに関し、特に、自己診断用のマ
ーカ信号発生回路を内蔵することにより自己診断を行う
ことのできるようにした部分放電センサに関する。
器で発生した部分放電を該機器に接続された接地線から
検出する部分放電センサに関し、特に、自己診断用のマ
ーカ信号発生回路を内蔵することにより自己診断を行う
ことのできるようにした部分放電センサに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、運転中の変圧器等の機器におい
て、その絶縁機能が低下すると機器において部分放電が
生じ、この部分放電により該機器に接続された接地線に
放電パルス電流、すなわち部分放電電流が流れる。
て、その絶縁機能が低下すると機器において部分放電が
生じ、この部分放電により該機器に接続された接地線に
放電パルス電流、すなわち部分放電電流が流れる。
【0003】従来、運転中の変圧器等の機器で発生した
部分放電を検出する部分放電センサとしては、この部分
放電発生時に該機器に接続された接地線に流れる部分放
電電流をフェライトコアを軸芯とした検出コイルにより
検出し、この検出コイルの出力を共振コイルからなるフ
ィルタにより外来ノイズレベルが低い中間周波数に変換
し、これをプリアンプにより増幅することにより同調検
出する部分放電センサが知られている。
部分放電を検出する部分放電センサとしては、この部分
放電発生時に該機器に接続された接地線に流れる部分放
電電流をフェライトコアを軸芯とした検出コイルにより
検出し、この検出コイルの出力を共振コイルからなるフ
ィルタにより外来ノイズレベルが低い中間周波数に変換
し、これをプリアンプにより増幅することにより同調検
出する部分放電センサが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の部分放電センサは、運転中の変圧器等の機器の接地
線に装着し、この状態で機器に発生する部分放電を検出
するような使用態様をとっているため、検出コイル部の
異常またはフィルタを構成する共振コイルからなるフィ
ルタ部の異常、例えば検出コイルの断線、共振コイルの
断線、検出コイルと共振コイルとの間、または共振コイ
ルとプリアンプとの間の接続不良等が生じると、実際に
検出対象の機器の絶縁機能が低下し、そこに部分放電が
生じてもこれを検出することができなくなり、場合によ
っては重大な事故に繋がる虞があるという不都合があっ
た。
来の部分放電センサは、運転中の変圧器等の機器の接地
線に装着し、この状態で機器に発生する部分放電を検出
するような使用態様をとっているため、検出コイル部の
異常またはフィルタを構成する共振コイルからなるフィ
ルタ部の異常、例えば検出コイルの断線、共振コイルの
断線、検出コイルと共振コイルとの間、または共振コイ
ルとプリアンプとの間の接続不良等が生じると、実際に
検出対象の機器の絶縁機能が低下し、そこに部分放電が
生じてもこれを検出することができなくなり、場合によ
っては重大な事故に繋がる虞があるという不都合があっ
た。
【0005】そこでこの発明は、自己診断機能を有し、
部分放電の検出の信頼性を高めた部分放電センサを提供
することを目的とする。
部分放電の検出の信頼性を高めた部分放電センサを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために、接地線に流れる部分放電電流を、磁性
体コアを軸芯とした検出コイルにより検出し、該検出コ
イルの出力を所定の中間周波数で同調検出する部分放電
センサにおいて、前記接地線に流れる部分放電電流に対
応するマーカ信号発生手段を設け、該マーカ信号発生手
段から発生されるマーカ信号を間欠的に前記磁性体コア
に印加することにより前記放電センサの自己診断を行う
ことを特徴とする。
達成するために、接地線に流れる部分放電電流を、磁性
体コアを軸芯とした検出コイルにより検出し、該検出コ
イルの出力を所定の中間周波数で同調検出する部分放電
センサにおいて、前記接地線に流れる部分放電電流に対
応するマーカ信号発生手段を設け、該マーカ信号発生手
段から発生されるマーカ信号を間欠的に前記磁性体コア
に印加することにより前記放電センサの自己診断を行う
ことを特徴とする。
【0007】
【作用】マーカ信号発生手段から発生されるマーカ信号
を間欠的に磁性体コアに印加することにより、接地線に
部分放電電流が生じたと同様に疑似的な状態を間欠的に
作り、このとき、部分放電発生時に対応する同調検出出
力が得られるか否かにより部分放電センサが正常に動作
しているか否かの自己診断を行う。これにより、検出コ
イル部を含めた部分放電センサ全体の自己診断が可能に
なり、部分放電センサの部分放電検出の信頼性を高める
ことができる。
を間欠的に磁性体コアに印加することにより、接地線に
部分放電電流が生じたと同様に疑似的な状態を間欠的に
作り、このとき、部分放電発生時に対応する同調検出出
力が得られるか否かにより部分放電センサが正常に動作
しているか否かの自己診断を行う。これにより、検出コ
イル部を含めた部分放電センサ全体の自己診断が可能に
なり、部分放電センサの部分放電検出の信頼性を高める
ことができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明を添付図面に基いて詳細に説
明する。
明する。
【0009】図1は、この発明の部分放電センサの一実
施例を示した回路図である。
施例を示した回路図である。
【0010】図1において、この実施例の部分放電セン
サ100は、図示しない部分放電検出対象の接地線を流
れる部分放電電流を検出する変流器部(CT部)10
と、このCT部10で検出した部分放電電流から所定の
中間周波数の信号成分を抽出するフィルタ部20、フィ
ルタ部20から出力され中間周波数の信号成分を増幅す
るプリアンプ部30、CT部10に印加するマーカ信号
を発生するマーカ信号発生回路40を備えて構成され
る。
サ100は、図示しない部分放電検出対象の接地線を流
れる部分放電電流を検出する変流器部(CT部)10
と、このCT部10で検出した部分放電電流から所定の
中間周波数の信号成分を抽出するフィルタ部20、フィ
ルタ部20から出力され中間周波数の信号成分を増幅す
るプリアンプ部30、CT部10に印加するマーカ信号
を発生するマーカ信号発生回路40を備えて構成され
る。
【0011】CT部10は、中央に孔3が形成され、部
分放電検出対象機器の接地線に流れる部分放電電流を検
出するための検出コイル4およびマーカ信号を印加する
ための印加コイル5が巻設されたフェライトコア1を有
し、このフェライトコア1の孔3に、図1においては図
示していない部分放電検出対象機器の接地線が通され
る。また、CT部10の検出コイル4は、その両端がフ
ィルタ部20の入力端子22aおよび22bに接続さ
れ、印加コイル5の両端はマーカ信号発生回路40のマ
ーカ信号出力端子41aおよび41bに接続される。
分放電検出対象機器の接地線に流れる部分放電電流を検
出するための検出コイル4およびマーカ信号を印加する
ための印加コイル5が巻設されたフェライトコア1を有
し、このフェライトコア1の孔3に、図1においては図
示していない部分放電検出対象機器の接地線が通され
る。また、CT部10の検出コイル4は、その両端がフ
ィルタ部20の入力端子22aおよび22bに接続さ
れ、印加コイル5の両端はマーカ信号発生回路40のマ
ーカ信号出力端子41aおよび41bに接続される。
【0012】フィルタ部20は、CT部10の検出コイ
ル4の出力を外来ノイズレベルが低い、例えば、100
KHz〜10MHz間の所定の中間周波数信号成分を抽
出するもので、当該所定中間周波数の信号に共振する共
振コイル21a、21bを備えて構成される。このフィ
ルタ部20で抽出された所定の中間周波数信号成分は、
フィルタ部20の出力端子23a、23bを介してプリ
アンプ部30の入力端子31a、31bに加えられる。
ル4の出力を外来ノイズレベルが低い、例えば、100
KHz〜10MHz間の所定の中間周波数信号成分を抽
出するもので、当該所定中間周波数の信号に共振する共
振コイル21a、21bを備えて構成される。このフィ
ルタ部20で抽出された所定の中間周波数信号成分は、
フィルタ部20の出力端子23a、23bを介してプリ
アンプ部30の入力端子31a、31bに加えられる。
【0013】プリアンプ部30は、コイル21bと接続
されて端子31a、31bに加えられた信号を共振する
ためのコンデンサ32、端子31a、31bからの信号
を増幅するアンプ34、このアンプ34のゲインを調整
するための可変抵抗35aを有するゲイン調整回路3
5、および出力トランス36を備えて構成され、電源端
子38a、38bは、電源スイッチ51を有する電源ケ
ーブル520、端子52a、52bを介して15Vの電
源55に接続され、出力トランス36の出力は出力端子
39a、39b、例えば、75Ωの信号ケーブル530
を介して検出信号出力端子53a、53bに接続され
る。検出信号出力端子53a、53bでは、端子53
a、53bのピーク、ピーク間電圧VP-P から部分放電
の有無を検出する。また、ライン54はアースラインで
ある。
されて端子31a、31bに加えられた信号を共振する
ためのコンデンサ32、端子31a、31bからの信号
を増幅するアンプ34、このアンプ34のゲインを調整
するための可変抵抗35aを有するゲイン調整回路3
5、および出力トランス36を備えて構成され、電源端
子38a、38bは、電源スイッチ51を有する電源ケ
ーブル520、端子52a、52bを介して15Vの電
源55に接続され、出力トランス36の出力は出力端子
39a、39b、例えば、75Ωの信号ケーブル530
を介して検出信号出力端子53a、53bに接続され
る。検出信号出力端子53a、53bでは、端子53
a、53bのピーク、ピーク間電圧VP-P から部分放電
の有無を検出する。また、ライン54はアースラインで
ある。
【0014】なお、上述したCT部10、フィルタ部2
0、プリアンプ部30の構成はCT部10にマーカ信号
を印加するための印加コイル5が設けられている点を除
いて従来の部分放電センサの回路と大きく変わるところ
はない。
0、プリアンプ部30の構成はCT部10にマーカ信号
を印加するための印加コイル5が設けられている点を除
いて従来の部分放電センサの回路と大きく変わるところ
はない。
【0015】この実施例においては、上記構成に加え
て、部分放電センサ100の自己診断を行うためのマー
カ信号を発生するマーカ信号発生回路40が設けられて
いる。
て、部分放電センサ100の自己診断を行うためのマー
カ信号を発生するマーカ信号発生回路40が設けられて
いる。
【0016】マーカ信号発生回路40は、図2に示すよ
うに、マーカ信号発生部42と、タイマ43と、このマ
ーカ信号発生回路40による自己診断機能を動作させる
か否かを選択するスイッチ44が設けられている。
うに、マーカ信号発生部42と、タイマ43と、このマ
ーカ信号発生回路40による自己診断機能を動作させる
か否かを選択するスイッチ44が設けられている。
【0017】ここで、マーカ信号発生部42は、図示し
ない部分放電検出対象機器に部分放電が生じた場合に、
その接地線に流れる部分放電電流の最大値に対応する、
例えば、3000pCの部分放電電流と同等レベル、同
等波形のマーカ信号を発生する。また、タイマ43は、
マーカ信号発生部42から発生されるマーカ信号を端子
41a、41bを介して、図1に示したフェライトコア
1に巻設された印加コイル5に印加するタイミングを制
御するもので、この実施例では、24時間毎に、マーカ
信号発生部42から発生されたマーカ信号を、図1に示
したフェライトコア1の印加コイル5に印加するように
制御する。これは、一般に、例えば運転中の変圧器はそ
のノイズレベルが1日、すなわち24時間を周期に変化
するので、ノイズレベルが最も小さい時間に自己診断の
ためのマーカ信号をCT部10のフェライトコア1に印
加することが可能になるからである。もっとも、ここ
で、この自己診断のために、CT部10のフェライトコ
ア1に、マーカ信号を印加するタイミングは任意に設定
できるものである。
ない部分放電検出対象機器に部分放電が生じた場合に、
その接地線に流れる部分放電電流の最大値に対応する、
例えば、3000pCの部分放電電流と同等レベル、同
等波形のマーカ信号を発生する。また、タイマ43は、
マーカ信号発生部42から発生されるマーカ信号を端子
41a、41bを介して、図1に示したフェライトコア
1に巻設された印加コイル5に印加するタイミングを制
御するもので、この実施例では、24時間毎に、マーカ
信号発生部42から発生されたマーカ信号を、図1に示
したフェライトコア1の印加コイル5に印加するように
制御する。これは、一般に、例えば運転中の変圧器はそ
のノイズレベルが1日、すなわち24時間を周期に変化
するので、ノイズレベルが最も小さい時間に自己診断の
ためのマーカ信号をCT部10のフェライトコア1に印
加することが可能になるからである。もっとも、ここ
で、この自己診断のために、CT部10のフェライトコ
ア1に、マーカ信号を印加するタイミングは任意に設定
できるものである。
【0018】マーカ信号発生部42から発生されたマー
カ信号が、端子41a、41bを介して、図1に示した
フェライトコア1に巻設された印加コイル5に印加され
ると、この部分放電センサ100は、部分放電検出対象
機器に部分放電が生じ、その接地線に部分放電電流の最
大値に対応する部分放電電流が流れたと同一の状態にな
り、ここで、部分放電センサ100の検出信号出力端子
53a、53bに部分放電電流の最大値に対応するピー
ク、ピーク間電圧VP-P が生じると、この部分放電セン
サ100は正常に動作していると判断される。ただし、
検出信号出力端子53a、53bに部分放電電流の最大
値に対応するピーク、ピーク間電圧VP-P が生じない場
合は、部分放電センサ100に異常が生じていると判断
して、この場合は、部分放電検出対象機器の部分放電に
対応する適正な検出出力が得られないとして、部分放電
センサ100の点検等の適切な処理を行う。
カ信号が、端子41a、41bを介して、図1に示した
フェライトコア1に巻設された印加コイル5に印加され
ると、この部分放電センサ100は、部分放電検出対象
機器に部分放電が生じ、その接地線に部分放電電流の最
大値に対応する部分放電電流が流れたと同一の状態にな
り、ここで、部分放電センサ100の検出信号出力端子
53a、53bに部分放電電流の最大値に対応するピー
ク、ピーク間電圧VP-P が生じると、この部分放電セン
サ100は正常に動作していると判断される。ただし、
検出信号出力端子53a、53bに部分放電電流の最大
値に対応するピーク、ピーク間電圧VP-P が生じない場
合は、部分放電センサ100に異常が生じていると判断
して、この場合は、部分放電検出対象機器の部分放電に
対応する適正な検出出力が得られないとして、部分放電
センサ100の点検等の適切な処理を行う。
【0019】このような構成によると、部分放電センサ
100の異常を迅速に検知することができ、これにより
部分放電センサ100の部分放電検出の信頼性は向上
し、部分放電センサ100の異常に起因する重大な事故
を未然に防げることになる。
100の異常を迅速に検知することができ、これにより
部分放電センサ100の部分放電検出の信頼性は向上
し、部分放電センサ100の異常に起因する重大な事故
を未然に防げることになる。
【0020】図3は、図1に示した部分放電センサ10
0の外観を示したものである。
0の外観を示したものである。
【0021】図3において、この実施例の部分放電セン
サは屋外使用を前提としているので、防水、耐湿構造の
ケース100aに収納され、フェライトコア1に内接し
て塩化ビニル樹脂等からなるリング状の絶縁カラー2が
装着される。そして、この絶縁カラー2の孔3に検出対
象である機器の接地線が挿入される。
サは屋外使用を前提としているので、防水、耐湿構造の
ケース100aに収納され、フェライトコア1に内接し
て塩化ビニル樹脂等からなるリング状の絶縁カラー2が
装着される。そして、この絶縁カラー2の孔3に検出対
象である機器の接地線が挿入される。
【0022】なお、ここでフェライトコア1および絶縁
カラー2は、検出対象である機器の接地線の挿入を容易
にするために、部分1aと部分1bおよび部分2aと部
分2bに分割できるようになっており、検出対象である
機器の接地線を絶縁カラー2の孔3に挿入する場合は、
部分1aと部分2aをケース部分100bとともにケー
ス100aから分離して、絶縁カラー2の孔3に接地線
を挿入するように構成されている。
カラー2は、検出対象である機器の接地線の挿入を容易
にするために、部分1aと部分1bおよび部分2aと部
分2bに分割できるようになっており、検出対象である
機器の接地線を絶縁カラー2の孔3に挿入する場合は、
部分1aと部分2aをケース部分100bとともにケー
ス100aから分離して、絶縁カラー2の孔3に接地線
を挿入するように構成されている。
【0023】また、基板300には、図1に示したフィ
ルタ部20、プリアンプ部30、マーカ信号発生回路4
0が装着され、この基板300と、電源ケーブル520
および信号ケーブル530との間はそれぞれコネクタ3
80、390を介して接続される。
ルタ部20、プリアンプ部30、マーカ信号発生回路4
0が装着され、この基板300と、電源ケーブル520
および信号ケーブル530との間はそれぞれコネクタ3
80、390を介して接続される。
【0024】また、端子54aは図1に示したアースラ
イン54が接続されるアース端子であり、スイッチ51
は図1に示した電源スイッチ51と同一のものである。
イン54が接続されるアース端子であり、スイッチ51
は図1に示した電源スイッチ51と同一のものである。
【0025】また、図3に示す構成において、図1に示
したプリアンプ部30およびマーカ信号発生回路40は
集積回路化して基板300に装着することができる。
したプリアンプ部30およびマーカ信号発生回路40は
集積回路化して基板300に装着することができる。
【0026】図4は、この実施例の部分放電センサ10
0の使用状態を示したものである。ここでは、部分放電
の検出対象である機器としては変圧器600が示され、
この変圧器600の接地線601に、この接地線が部分
放電センサ100のフェライトコア1の穴3を通るよう
に部分放電センサ100が配設される。この状態で、変
圧器600で、その絶縁機能が低下して部分放電が生
じ、この部分放電により変圧器600に接続された接地
線601に放電パルス電流、すなわち部分放電電流が流
れると、これは、図1に示したフィルタ部20、プリア
ンプ部30を介して検出される。
0の使用状態を示したものである。ここでは、部分放電
の検出対象である機器としては変圧器600が示され、
この変圧器600の接地線601に、この接地線が部分
放電センサ100のフェライトコア1の穴3を通るよう
に部分放電センサ100が配設される。この状態で、変
圧器600で、その絶縁機能が低下して部分放電が生
じ、この部分放電により変圧器600に接続された接地
線601に放電パルス電流、すなわち部分放電電流が流
れると、これは、図1に示したフィルタ部20、プリア
ンプ部30を介して検出される。
【0027】また、一定時間毎に図1に示したマーカ信
号発生回路40からマーカ信号が発生され、これによ
り、部分放電センサ100は、変圧器600で部分放電
が生じ、この部分放電により変圧器600に接続された
接地線601に部分放電電流の最大値に対応する部分放
電電流が流れたと同一の疑似的状態にされ、ここで部分
放電センサ100から部分放電電流の最大値に対応する
出力が生じたか否かにより部分放電センサ100の自己
診断が自動的に実行される。
号発生回路40からマーカ信号が発生され、これによ
り、部分放電センサ100は、変圧器600で部分放電
が生じ、この部分放電により変圧器600に接続された
接地線601に部分放電電流の最大値に対応する部分放
電電流が流れたと同一の疑似的状態にされ、ここで部分
放電センサ100から部分放電電流の最大値に対応する
出力が生じたか否かにより部分放電センサ100の自己
診断が自動的に実行される。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、マ
ーカ信号発生手段から発生されるマーカ信号を間欠的に
磁性体コアに印加することにより、接地線に部分放電電
流が生じたと同様に疑似的な状態を間欠的に作り、この
とき、部分放電発生時に対応する同調検出出力が得られ
るか否かにより部分放電センサが正常に動作しているか
否かの自己診断を自動的に行うように構成したので、検
出コイル部を含めた部分放電センサ全体の自動自己診断
が可能になり、部分放電センサの部分放電検出の信頼性
を大幅に高めることができ、部分放電センサの異常に起
因する重大な事故を未然に防ぐことができるという効果
を奏する。
ーカ信号発生手段から発生されるマーカ信号を間欠的に
磁性体コアに印加することにより、接地線に部分放電電
流が生じたと同様に疑似的な状態を間欠的に作り、この
とき、部分放電発生時に対応する同調検出出力が得られ
るか否かにより部分放電センサが正常に動作しているか
否かの自己診断を自動的に行うように構成したので、検
出コイル部を含めた部分放電センサ全体の自動自己診断
が可能になり、部分放電センサの部分放電検出の信頼性
を大幅に高めることができ、部分放電センサの異常に起
因する重大な事故を未然に防ぐことができるという効果
を奏する。
【図1】この発明の部分放電センサの一実施例を示した
回路図。
回路図。
【図2】図1に示したマーカ信号発生回路の構成例を示
すブロック図。
すブロック図。
【図3】図1に示した部分放電センサの外観を示した平
面図。
面図。
【図4】図1に示したこの実施例の部分放電センサの使
用状態例を示す図。
用状態例を示す図。
1 フェライトコア 2 絶縁カラー 3 孔 4 検出コイル 5 印加コイル 10 変流器部(CT部) 20 フィルタ部 30 プリアンプ部 40 マーカ信号発生回路 42 マーカ信号発生部 43 タイマ
Claims (1)
- 【請求項1】接地線に流れる部分放電電流を、磁性体コ
アを軸芯とした検出コイルにより検出し、該検出コイル
の出力を所定の中間周波数で同調検出する部分放電セン
サにおいて、 前記接地線に流れる部分放電電流に対応するマーカ信号
発生手段を設け、 該マーカ信号発生手段から発生されるマーカ信号を間欠
的に前記磁性体コアに印加することにより前記放電セン
サの自己診断を行う、 ことを特徴とする部分放電センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31254191A JPH05149992A (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 部分放電センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP31254191A JPH05149992A (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 部分放電センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH05149992A true JPH05149992A (ja) | 1993-06-15 |
Family
ID=18030470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP31254191A Pending JPH05149992A (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 部分放電センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05149992A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62298777A (ja) * | 1986-06-18 | 1987-12-25 | Mitsubishi Electric Corp | 電気機器監視装置 |
-
1991
- 1991-11-27 JP JP31254191A patent/JPH05149992A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS62298777A (ja) * | 1986-06-18 | 1987-12-25 | Mitsubishi Electric Corp | 電気機器監視装置 |
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