JPS62298777A - 電気機器監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 この発明は、電気機器例えばガス絶縁開閉装置の監視装
置、特に内部部分放電監視装置の自己点検に関するもの
である。

〔従来の技術〕

第２図は、例えば昭和５９年３月電気学会発行の技術報
告１第１６３号ｐ、９５に示された従来の内部部分放電
監視を目的とした電気機器監視装置を示す構成図で、図
において（１）は監視対象の電気機器であるガス絶縁開
閉装置、（２）は電気機器（１）の内部に茅 発生した部分放電を模擬的ρ′したもの、（３）は電気
機器を接地する接地線、（４）は接地線（３）と鎖交す
るように設けられた高周波電流センサ、（５）は増幅器
、（６）はフィルタ、（７）は判定器、（８）は高周波
電流センサ（４）からの出力を選別し内部部分放電を監
視する増幅器（５）、フィルタ（６）０判定器（７）か
ら成る監視回路である。

次に動作について説明する。電気機器（１）の内部、例
えば（２）の部分に部分放電が発生すると電気機器（１
）の外被には高周波の電流サージが訪起され機器を接地
している接地線（３）にも高周波電流が流れる０接地線
（３）と鎖交するように設けられた高周波電流センサ（
４）例えば変流器は上記高周波電流に対応する電気信号
を監視回路（８）に出力する。監視回路（８）では特定
の周波数成分の選別、または波形の回帰分析により内部
部分放電の有無を判定し図では省略した制御盤または監
視盤に出方する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の内部部分放電監視装置は以上のように構成されて
いるので、高周波電流センサあるいは監視回路の増幅器
、フィルタ、判定器の各機器の内部で導通不良や短絡の
不具合が生じて信号の伝搬がされない状況と、各機器は
正常に動作し内部部分放電のない状況とを判別すること
が出来なかった。したがって高周波電流センサと監視回
路とからなる監視系の異常の有無を点検するには機器の
運転を停止して実施しなければならないという問題点が
あった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、電気回路の内部部分放電を監視するとともに
、上記監視系の異常の有無を点検する自己点検機能を備
えた電気機器監視装置を得ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る電気機器監視装置は、高周波電流センサ
に模擬の高周波電流を供給する高周波電源と、タイマと
を設け、このタイマで高周波電源を起動するとともに、
上記高周波電流センサと監視回路との異常の有無を点検
する自己点検回路を構成したものである。

〔作用〕

この発明における高周波電源はタイマによシ定期的又は
、必要とする時に高周波電流センサに模擬の高周波電流
を供給するとともに監視回路にも同期信号を送信し、電
気機器監視装置の自己点検を可能にする。

〔発明の実施例〕

第１図はこの発明の一実施例を示す構成図であり、（１
）〜（８）は上記従来装置と全く同一のものである。（
９）は電気回路であって、この実施例では接地線（３）
に沿って高周波電流センサ（４）と鎖交するように設け
ている。翰はこの電気回路（９）に模擬の高周波電流を
供給する高周波電源、αηはこの高周波電源〔〔に起動
信号を与えるタイマ、（２）は判定器（７）からの出力
で高周波電流センサ（４）と監視回路（８）との異常の
有無を点検する自己点検回路である。

次にこの電気機器監視装置の動作について説明する。通
常運転状態における内部部分放電の監視は従来装置と同
様の構成により同様の動作が得られるので改めての説明
は省略する。監視装置の自己点検は予め設定された間隔
あるいは必要とする時機器の監視を一時中断して行われ
る。すなわちタイマ０１）により予め設定した所定の間
隔で高周波電源Ｑｌを起動し、予め設定された特徴を持
つ模擬の高周波電流を電気回路（９）に流し、同時に自
己点検回路（２）にも同期信号を発信し、高周波電流セ
ンサ（４）、監視回路（８）の増幅器（５）、フィルタ
（６）９判定器（力から成る監視系のいずれかの機器の
動作に異常がなければ監視系として正常であると判定し
、通常の監視状態に復帰する。

このように必要に応じて、電気機器の運転を停止するこ
となく監視装置の監視系の自己点検を可能にする。

上記実施例ではタイマにより高周波電源を起動させたが
、タイマから自己点検回路に起動信号を送り、自己点検
回路から高周波電源を起動することも可能であり同様の
効果が期待できる。

ところで上記実施例では電気機器をガス絶縁開閉装置と
したが、絶縁油により電圧印加部を絶縁した油入電気機
器、例えば変圧器にも同様の構成が利用出来る。この場
合対象機器の特性に応じてフィルタの特性を変更するな
どの対応が必要となる０ 〔発明の効果〕 以上のようにこの発明によれば、高周波電流センサに模
擬の高周波電流を供給する高周波電源と、この高周波電
源を起動させるタイマとで自己点検回路を構成すること
により、電気機器の運転を停止することなく監視装置の
監視系の異常の有無を点検する自己点検が可能になり信
頼度の高い電気機器監視装置を得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例としての電気機器監視装置
の構成図、第２図は従来装置を示す構成図である。 図において、（１）は電気機器、（３）は接地線、（４
）は高周波電流センサ、（８）は監視回路、ＱＯ）は高
周波電源、αｐはタイマ、（２）は自己点検回路である
。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電気機器の接地線に設けられ上記電気機器の接地電流を
   検出する高周波電流センサと、この高周波電流センサの
   検出信号により上記電気機器の異常の有無を判別する監
   視回路とからなる電気機器監視装置において、上記高周
   波電流センサに模擬の高周波電流を供給する高周波電源
   、この高周波電源を所定の間隔で起動させるタイマ、こ
   のタイマの起動信号によつて動作し上記模擬の高周波電
   流にもとづく監視回路の出力から上記高周波電流センサ
   と監視回路との異常の有無を点検する自己点検回路を備
   えたことを特徴とする電気機器監視装置。