JPH0514979Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0514979Y2 JPH0514979Y2 JP1988053709U JP5370988U JPH0514979Y2 JP H0514979 Y2 JPH0514979 Y2 JP H0514979Y2 JP 1988053709 U JP1988053709 U JP 1988053709U JP 5370988 U JP5370988 U JP 5370988U JP H0514979 Y2 JPH0514979 Y2 JP H0514979Y2
- Authority
- JP
- Japan
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- protrusions
- tread
- width
- protrusion
- slip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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- 239000000428 dust Substances 0.000 description 4
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Description
(産業上の利用分野)
本考案は、スリツパや靴下で歩行した場合に良
好な防滑性を有する外観の美しい階段踏板に関す
る (従来の技術とその問題点) 近年、高齢化社会に向けて住宅設備の改善が為
されているが、それに伴い相当の落ち着きのある
外観で且つ弾力性、断熱性の良い木質材が床面、
階段等に広く使用されている。しかし、木質階段
踏板Bは表面に塗装を施すため滑り易く、老人等
足腰の弱い弱者にとつて非常に危険であつた。そ
こで、従来から階段踏板Bの踏み面1の前縁部分
に長手方向に凹溝4を凹設したいわゆる防滑性階
段踏板Bと称するものが、世に紹介されていた。
これら従来防滑性階段踏板Bと称するものは前縁
部分の浅い凹溝4によつて防滑性が付与されたと
しているが、これらは単なる推測だけのものであ
つて科学的根拠に乏しいものであつた。 さて、このような現状において、最近実状と良
くマツチした防滑性を試験するための試験機(装
置名O・Y・PSM)が東京工業大学 小野研究
室で開発された。この試験機によるとスリツパ、
靴下のいずれの場合も引つ張り最大荷重を載荷重
量で除した値(C.S.R)が0.3以上、好ましくは
0.4以上あることが安全なものとされている。 そこで、木質階段踏板Bの場合に付いて防滑性
試験を行つた結果、スリツパの場合で表面平滑な
シヨツトブラストによる表面荒し品の値が0.278
であり、凹溝4を凹設したものも0.3以下で予想
に反して滑り易くなる事が判明した。これは凹溝
4やシヨツトブラストによる表面に細かな凹凸に
よつてスリツパとの接触面積が減少した事による
ものであろうと推測される。 (本考案の目的) 本考案は上記従来例に鑑みてなされたもので、
その目的とする処は、実験に基づいた実効性の高
い防滑性階段踏板を提供するにある。 (問題点を解決するための手段) 本考案は上記の目的を達成するために; 木質踏板本体2の踏み面2の前縁部に長手方
向に複数本の突条3を一体的に突設し、 当該突条3の高さを0.5〜2.0mmとすると共に
その幅aを15mm以下とする。 突条3間の間隔bを突条3の幅aの2〜4倍
とする。 ;と言う技術的手段を採用している。 (作用) 上記のように構成した階段踏板Aにおいて、階
段の昇降に際して、人が踏み面1上を歩行した
時、踏み面1の前縁部分に長手方向に平行に突設
された突条3が進行方向に対して交差する方向に
突設されているため、スリツパや靴下の足の裏に
突条3が食い込んでアンカー効果を発揮すると同
時にスリツパや靴下の足の裏が幅の広い突条3間
に入り込んで踏み面1に接触し、その結果、節の
裏の滑りを効果的に止める事が出来るものであ
る。 (実施例) 以下、本考案を図示実施例に従つて詳述する。 階段踏板Aに使用される材料は比較的厚板のも
ので、その踏み面1の前縁部分に長手方向に沿つ
て例えば削り出しによる複数の突条3が一体的に
突設されている。突条3は階段踏板Aの全長にわ
たつても良いが、第2図のように若干短くして両
端を残すようにしても良い。これにより、突条3
に沿つ溜つた塵埃を簡単に掃き落とす事が出来
る。突条3の高さH、幅a、間隔bは第1表に示
好な防滑性を有する外観の美しい階段踏板に関す
る (従来の技術とその問題点) 近年、高齢化社会に向けて住宅設備の改善が為
されているが、それに伴い相当の落ち着きのある
外観で且つ弾力性、断熱性の良い木質材が床面、
階段等に広く使用されている。しかし、木質階段
踏板Bは表面に塗装を施すため滑り易く、老人等
足腰の弱い弱者にとつて非常に危険であつた。そ
こで、従来から階段踏板Bの踏み面1の前縁部分
に長手方向に凹溝4を凹設したいわゆる防滑性階
段踏板Bと称するものが、世に紹介されていた。
これら従来防滑性階段踏板Bと称するものは前縁
部分の浅い凹溝4によつて防滑性が付与されたと
しているが、これらは単なる推測だけのものであ
つて科学的根拠に乏しいものであつた。 さて、このような現状において、最近実状と良
くマツチした防滑性を試験するための試験機(装
置名O・Y・PSM)が東京工業大学 小野研究
室で開発された。この試験機によるとスリツパ、
靴下のいずれの場合も引つ張り最大荷重を載荷重
量で除した値(C.S.R)が0.3以上、好ましくは
0.4以上あることが安全なものとされている。 そこで、木質階段踏板Bの場合に付いて防滑性
試験を行つた結果、スリツパの場合で表面平滑な
シヨツトブラストによる表面荒し品の値が0.278
であり、凹溝4を凹設したものも0.3以下で予想
に反して滑り易くなる事が判明した。これは凹溝
4やシヨツトブラストによる表面に細かな凹凸に
よつてスリツパとの接触面積が減少した事による
ものであろうと推測される。 (本考案の目的) 本考案は上記従来例に鑑みてなされたもので、
その目的とする処は、実験に基づいた実効性の高
い防滑性階段踏板を提供するにある。 (問題点を解決するための手段) 本考案は上記の目的を達成するために; 木質踏板本体2の踏み面2の前縁部に長手方
向に複数本の突条3を一体的に突設し、 当該突条3の高さを0.5〜2.0mmとすると共に
その幅aを15mm以下とする。 突条3間の間隔bを突条3の幅aの2〜4倍
とする。 ;と言う技術的手段を採用している。 (作用) 上記のように構成した階段踏板Aにおいて、階
段の昇降に際して、人が踏み面1上を歩行した
時、踏み面1の前縁部分に長手方向に平行に突設
された突条3が進行方向に対して交差する方向に
突設されているため、スリツパや靴下の足の裏に
突条3が食い込んでアンカー効果を発揮すると同
時にスリツパや靴下の足の裏が幅の広い突条3間
に入り込んで踏み面1に接触し、その結果、節の
裏の滑りを効果的に止める事が出来るものであ
る。 (実施例) 以下、本考案を図示実施例に従つて詳述する。 階段踏板Aに使用される材料は比較的厚板のも
ので、その踏み面1の前縁部分に長手方向に沿つ
て例えば削り出しによる複数の突条3が一体的に
突設されている。突条3は階段踏板Aの全長にわ
たつても良いが、第2図のように若干短くして両
端を残すようにしても良い。これにより、突条3
に沿つ溜つた塵埃を簡単に掃き落とす事が出来
る。突条3の高さH、幅a、間隔bは第1表に示
【表】
ここでaは突条3の幅、bは間隔、Hは高さで
ある。
ある。
【表】
以上の結果から、比較例のシヨツトブラストに
よる表面荒し品はいずれの場合も0.3以下であつ
て非常に滑りやすいものであり、表面平滑木製板
材でもスリツパでは滑りやすいと言う結果が出て
いる。 一方、実施例の場合、突条3の高さHを0.5〜
2.0mm、その幅aを15mm以下とし、突条3間の間
隔bを突条3の幅aの2〜4倍とした時、スリツ
パ及び靴下における防滑性は総てC.S.R3以上を
示し、有効な防滑性を示す。特に、実施例3,4
はC.S.R4以上を示し優れた防滑性を発揮する。 しかして、このような防滑性階段踏板Aを施工
して階段を構成すると、階段踏板Aの前縁部分に
長手方向に突設された突条3は人の進行方向に対
して交差(通常は直交)するように施工される。
このように施工した階段踏板A上を歩行すると突
条3が進行方向に対して交差する方向に突設され
ているため、スリツパや靴下の足の裏に突条3が
食い込んでアンカー効果を発揮すると同時にスリ
ツパや靴下の足の裏が広い突条3間に入り込んで
踏み面1に接触し、その結果、足の裏の滑りを効
果的に止める事が出来るものである。 その他、突条3は踏板本体2から削り出された
一体物であるので、ゴムなどを使用して突条3と
したものに比べて重厚性があり且つ一般家庭で使
用しても違和感がないものである。又、突条3が
踏み面1より突出しているので、踏み面1がぬれ
た場合でも水が流れやすく、特に突条3の表面は
非常に乾燥しやすいものであり、又突条3に沿つ
て塵埃の除去も簡単に除去出来るものであり、掃
除がやりやすいものである。 尚、突条3は高い程足の裏に深く食い込み、よ
り高いアンカー効果による防滑性を発揮するが、
数を多くすると突条3の幅aを小さくしなければ
ならなくなつて折れやすくなるものであり、これ
らを避けようとすると高さを小さくしなければな
らず、防滑性を損なう事になり、その結果適正な
防滑範囲が前記の範囲となる。 (効果) 本考案は叙上のように、踏み面に突設した突条
の高さを0.5〜2.0mmとすると共にその幅を15mm以
下とし、突条間の間隔を突条の幅の2〜4倍とし
てあるので、突条に交差する方向に対してはスリ
ツパ及び靴下における防滑性は総てCSR3以上を
示し、有効な防滑性を示すものであり、階段部分
のように人の進行方向がほぼ一定である場所の踏
み面において、階段踏板の突条が人の進行方向に
対して交差するように施工してあるので、スリツ
パや靴下の足の裏に突条が食い込んでアンカー効
果を発揮すると同時にスリツパや靴下の足の裏が
幅の広い突条間に入り込んで踏み面に接触し、そ
の結果、足の裏の滑りを効果的に止める事が出来
ると言う科学的根拠に基づいた利点がある。又、
突条が踏み面より突出しているので、踏み面がぬ
れた場合でも水が流れやすく、突条の表面は非常
に乾燥しやすく、又、塵埃の除去も簡単で掃除が
やりやすいと言う利点がある。その他、突条は踏
板本体から削り出された一体物であるので、ゴム
などを使用して突条としたものに比べて重厚性が
あり且つ一般家庭で使用しても違和感がないもの
である。 尚、突条を有する表面部に合成樹脂注入材(い
わゆるW.P.C)を用いる事で破損や摩耗を大幅に
減少させる事も出来る。
よる表面荒し品はいずれの場合も0.3以下であつ
て非常に滑りやすいものであり、表面平滑木製板
材でもスリツパでは滑りやすいと言う結果が出て
いる。 一方、実施例の場合、突条3の高さHを0.5〜
2.0mm、その幅aを15mm以下とし、突条3間の間
隔bを突条3の幅aの2〜4倍とした時、スリツ
パ及び靴下における防滑性は総てC.S.R3以上を
示し、有効な防滑性を示す。特に、実施例3,4
はC.S.R4以上を示し優れた防滑性を発揮する。 しかして、このような防滑性階段踏板Aを施工
して階段を構成すると、階段踏板Aの前縁部分に
長手方向に突設された突条3は人の進行方向に対
して交差(通常は直交)するように施工される。
このように施工した階段踏板A上を歩行すると突
条3が進行方向に対して交差する方向に突設され
ているため、スリツパや靴下の足の裏に突条3が
食い込んでアンカー効果を発揮すると同時にスリ
ツパや靴下の足の裏が広い突条3間に入り込んで
踏み面1に接触し、その結果、足の裏の滑りを効
果的に止める事が出来るものである。 その他、突条3は踏板本体2から削り出された
一体物であるので、ゴムなどを使用して突条3と
したものに比べて重厚性があり且つ一般家庭で使
用しても違和感がないものである。又、突条3が
踏み面1より突出しているので、踏み面1がぬれ
た場合でも水が流れやすく、特に突条3の表面は
非常に乾燥しやすいものであり、又突条3に沿つ
て塵埃の除去も簡単に除去出来るものであり、掃
除がやりやすいものである。 尚、突条3は高い程足の裏に深く食い込み、よ
り高いアンカー効果による防滑性を発揮するが、
数を多くすると突条3の幅aを小さくしなければ
ならなくなつて折れやすくなるものであり、これ
らを避けようとすると高さを小さくしなければな
らず、防滑性を損なう事になり、その結果適正な
防滑範囲が前記の範囲となる。 (効果) 本考案は叙上のように、踏み面に突設した突条
の高さを0.5〜2.0mmとすると共にその幅を15mm以
下とし、突条間の間隔を突条の幅の2〜4倍とし
てあるので、突条に交差する方向に対してはスリ
ツパ及び靴下における防滑性は総てCSR3以上を
示し、有効な防滑性を示すものであり、階段部分
のように人の進行方向がほぼ一定である場所の踏
み面において、階段踏板の突条が人の進行方向に
対して交差するように施工してあるので、スリツ
パや靴下の足の裏に突条が食い込んでアンカー効
果を発揮すると同時にスリツパや靴下の足の裏が
幅の広い突条間に入り込んで踏み面に接触し、そ
の結果、足の裏の滑りを効果的に止める事が出来
ると言う科学的根拠に基づいた利点がある。又、
突条が踏み面より突出しているので、踏み面がぬ
れた場合でも水が流れやすく、突条の表面は非常
に乾燥しやすく、又、塵埃の除去も簡単で掃除が
やりやすいと言う利点がある。その他、突条は踏
板本体から削り出された一体物であるので、ゴム
などを使用して突条としたものに比べて重厚性が
あり且つ一般家庭で使用しても違和感がないもの
である。 尚、突条を有する表面部に合成樹脂注入材(い
わゆるW.P.C)を用いる事で破損や摩耗を大幅に
減少させる事も出来る。
第1図……本考案の施工例の透視図、第2図…
…本考案の一実施例の斜視図、第3図……第2図
の断面図、第4図……従来例の斜視図、第5図…
…第4図の断面図。 A……本考案の階段踏板、B……従来例の階段
踏板、1……踏み面、2……踏板本体、3……突
条、4……凹溝、a……突条の幅、b……突条間
の幅、H……突条の高さ。
…本考案の一実施例の斜視図、第3図……第2図
の断面図、第4図……従来例の斜視図、第5図…
…第4図の断面図。 A……本考案の階段踏板、B……従来例の階段
踏板、1……踏み面、2……踏板本体、3……突
条、4……凹溝、a……突条の幅、b……突条間
の幅、H……突条の高さ。
Claims (1)
- 木質踏板本体の踏み面の前縁部に長手方向に複
数本の突条を一体的に突設し、当該突条の高さを
0.5〜2.0mmとすると共にその幅を15mm以下とし、
突条間の間隔を突条の幅の2〜4倍とする事を特
徴とする階段踏板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988053709U JPH0514979Y2 (ja) | 1988-04-21 | 1988-04-21 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988053709U JPH0514979Y2 (ja) | 1988-04-21 | 1988-04-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01157827U JPH01157827U (ja) | 1989-10-31 |
JPH0514979Y2 true JPH0514979Y2 (ja) | 1993-04-21 |
Family
ID=31279674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988053709U Expired - Lifetime JPH0514979Y2 (ja) | 1988-04-21 | 1988-04-21 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0514979Y2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5811862U (ja) * | 1981-07-15 | 1983-01-25 | 三菱電機株式会社 | 電池パツク |
JPS5910254U (ja) * | 1982-07-09 | 1984-01-23 | 株式会社吉野工業所 | スクイズ容器 |
JPS6050941A (ja) * | 1983-08-31 | 1985-03-22 | Hitachi Ltd | 多層配線部材の製造方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52150216U (ja) * | 1976-05-12 | 1977-11-14 | ||
JPS57133732U (ja) * | 1981-02-17 | 1982-08-20 | ||
JPS57135634U (ja) * | 1981-02-19 | 1982-08-24 | ||
JPS58128243U (ja) * | 1982-02-24 | 1983-08-31 | 丸玉産業株式会社 | 階段用踏板 |
-
1988
- 1988-04-21 JP JP1988053709U patent/JPH0514979Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5811862U (ja) * | 1981-07-15 | 1983-01-25 | 三菱電機株式会社 | 電池パツク |
JPS5910254U (ja) * | 1982-07-09 | 1984-01-23 | 株式会社吉野工業所 | スクイズ容器 |
JPS6050941A (ja) * | 1983-08-31 | 1985-03-22 | Hitachi Ltd | 多層配線部材の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01157827U (ja) | 1989-10-31 |
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