JPH05149606A - 空気調和機のヒータ制御装置 - Google Patents

空気調和機のヒータ制御装置

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JPH05149606A
JPH05149606A JP3314497A JP31449791A JPH05149606A JP H05149606 A JPH05149606 A JP H05149606A JP 3314497 A JP3314497 A JP 3314497A JP 31449791 A JP31449791 A JP 31449791A JP H05149606 A JPH05149606 A JP H05149606A
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JP
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heater
air conditioner
current
wave
heating
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Application number
JP3314497A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Tanaka
俊弘 田中
Kazuaki Isono
一明 磯野
Hideaki Ishioka
秀哲 石岡
Seiji Kubo
精二 久保
Isao Funayama
功 舟山
Yasuo Imashiro
康雄 今城
Hideaki Nagatomo
秀明 永友
Yofumi Tezuka
與文 手塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は位相制御なしに、ヒータの容量調
節を可能にすることを目的とする。 【構成】 この発明はヒータ19と電源1の間にヒータ
制御用に、ヒータ半波全波通電運転手段13を設置し、
総合運転電流検出手段12からの信号によりヒータ制御
手段7が、ヒータ半波全波通電運転手段13を制御し
て、ヒータ19に半波通電又は全波通電させる構成とし
た。 【効果】 この発明は位相制御なしに、1本のヒータで
2段階の容量調節が可能になった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、暖房補助用電気ヒー
タをもつ空気調和機のヒータ制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図15は例えば実開昭59−11083
9号公報に示された従来の暖房補助用電気ヒータをもつ
空気調和機の電気回路図である。図において、1は暖房
補助用電気ヒータをもつ空気調和機の電源、2は圧縮機
で圧縮機用リレー接点2aを介して電源1に接続されて
いる。2bは圧縮機リレー、3,4,5は暖房補助用電
気ヒータであり、それぞれヒータリレー接点3a,4
a,5aを介して電源1に並列に接続されている。6は
電源1から圧縮機モータ2と暖房補助用電気ヒータ3,
4,5に流れる電流の合計、つまり暖房補助用電気ヒー
タをもつ空気調和機全体の総合運転電流が流れる電線に
設置されたカレントトランス、7はヒータ制御回路で、
上記カレントトランス6からの信号を入力としている。
8はヒータ運転スイッチであり、片側は電源スイッチ1
aと圧縮機用リレー2bの間から出ている電線に接続さ
れており、もう一方はヒータ補助リレー接点9とヒータ
制御回路7に接続されている。9a,10a,11aは
それぞれヒータ補助リレーであり、ヒータ制御回路7に
接続され、かつ、ヒータ補助リレー接点9bのヒータ運
転スイッチ8に接続されていない方は、ヒータリレー3
bとヒータ補助リレー接点10に接続されている。又、
ヒータ補助リレー接点10でヒータ補助リレー接点9に
接続されていない方は、ヒータリレー4bとヒータ補助
リレー接点11に接続されている。又、ヒータ補助リレ
ー接点11でヒータ補助リレー接点10に接続されてい
ない方はヒータリレー5bに接続されている。
【0003】次に動作について説明する。電源スイッチ
1aをONにすると圧縮機用リレー2bがONになり、
圧縮機用リレー接点2bが閉じて圧縮機2が運転する。
次にヒータ運転スイッチ8が閉じられると、カレントト
ランス6からの総合運転電流信号によりヒータ制御回路
7がヒータ補助リレー9a,10a,11aを制御す
る。
【0004】この制御について図16と図17も用いて
説明する。図16に示すように、ヒートポンプ暖房能力
は、外気温度の低下とともに低下する。また図17に示
すように、ヒートポンプ消費電力Wも外気温度の低下と
ともに低下する。電源1の電圧は一定であるから、消費
電力Wの低下とともに総合運転電流Iも低下する。今、
暖房補助用電気ヒータをもつ空気調和機の最大制限電流
をILMT とする。図17より、外気温がT1 以下では、
暖房補助用ヒータ3,4,5が全てONになっても総合
運転電流Iは最大制限電流ILMT 以下である。
【0005】つまり、カレントトランス6からの信号を
受けたヒータ制御回路7が総合運転電流Iを計算し、暖
房補助用ヒータ3,4,5を全てONにしても最大制限
電流ILMT を越えない値であると判断し、ヒータ補助リ
レー9a,10a,11aを全てONする。するとヒー
タ補助リレー接点9b,10b,11bが全て閉じ、ヒ
ータリレー3b,4b,5bが全てONになる。すると
ヒータリレー接点3a,4a,5aが全て閉じて暖房補
助用ヒータ3,4,5に通電される。次に外気温がT1
とT2 の間にある場合は、同様にカレントトランス6か
らの信号を受けたヒータ制御回路7が暖房補助用ヒータ
3,4のみをONにしても最大制限電流ILMT を越えな
いと判断し、ヒータ補助リレー9a,10aをONす
る。するとヒータ補助リレー接点9,10が閉じ、ヒー
タリレー3b,4bがONする。するとヒータリレー接
点3a,4aが閉じて、暖房補助用ヒータ3,4に通電
される。次に外気温がT2 とT3 の間にある場合は、同
様にカレントトランス6からの信号を受けたヒータ制御
回路7が、暖房補助用ヒータ3のみをONにしても最大
制限電流ILMT を越えないと判断し、ヒータ補助リレー
9aをONする。するとヒータ補助リレー接点9が閉じ
ヒータリレー3bがONする。するとヒータリレー接点
3aが閉じて暖房補助用ヒータ3に通電される。次に外
気温がT3 とT4 の間にある場合は、同様にカレントト
ランス6からの信号を受けたヒータ制御回路7が暖房補
助用ヒータ3,4,5を1つでも入れたなら最大制限電
流ILMT を越えてしまうと判断しヒータ補助リレー9
a,10a,11aは全てOFFにする。するとヒータ
補助リレー接点9,10,11は全て開き、ヒータリレ
ー3b,4b,5bは全てOFFする。するとヒータリ
レー接点3a,4a,5aは全て開いて暖房補助用ヒー
タ3,4,5はどれも通電されない。この結果、図16
に示すような外気温度と暖房能力の関係になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の暖房補助用電気
ヒータをもつ空気調和機のヒータ制御装置は以上のよう
に構成されているので、例えばヒータによる暖房補助用
発熱量を3段階に制御するためには、ヒータ回路が3セ
ット必要であり、部品点数が多くなるうえに、設置スペ
ースも大きくなるなどの問題点があった。
【0007】また、図16に示すように外気温の変動に
対して、暖房能力がのこぎり状の変化を示すために急に
ヒータが入ったり切れたりして使用者に不快感を与えて
おり、また、ヒータ容量がばらついて予定よりも容量の
大きいヒータが用いられていた場合は、総合運転電流が
最大制限電流を与える場合があるなどの問題があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、少ないヒータのセット数でも、
容易に多段階にヒータ容量を制御できる暖房補助用電気
ヒータをもつ空気調和機のヒータ制御装置を得ることを
目的にしている。
【0009】また、外気温の変動に対して暖房能力がな
めらかに変化し使用者に不快感を与えず、ヒータ容量が
ばらついても総合運転電流が最大制限電流を越えない暖
房補助用電気ヒータをもつ空気調和機のヒータ制御装置
を得ることを目的にしている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る空気調和機のヒータ制御装置は補助暖房用電気ヒータ
を備えた空気調和機において、空気調和機全体の総合運
転電流を検出する総合運転電流検出手段と、補助暖房用
電気ヒータを運転させるためのヒータ運転入力手段と、
上記総合運転電流検出手段とヒータ運転入力手段とから
信号を受けるヒータ制御手段とを備え、上記ヒータ制御
手段からの信号を受けて上記補助暖房用電気ヒータに印
加されるヒータ印加電圧の半波分を通電したり、全波分
を通電したり、又は通電OFFのいづれかの運転を行う
ヒータ半波全波通電運転手段を設けたものである。
【0011】また、この発明の請求項2に係る空気調和
機のヒータ制御装置は補助暖房用電気ヒータを備えた空
気調和機において、空気調和機全体の総合運転電流を検
出する総合運転電流検出手段と、上記補助暖房用電気ヒ
ータを運転させるためのヒータ運転入力手段と、上記補
助暖房用電気ヒータに印加されるヒータ印加電圧のゼロ
クロスポイントを検出するヒータ印加電圧ゼロクロス検
出手段と、上記総合運転電流検出手段とヒータ運転入力
手段とヒータ印加電圧ゼロクロス検出手段からの信号を
受けるヒータ制御手段とを備え、上記ヒータ制御手段か
らの信号を受けて補助暖房用電気ヒータに印加されるヒ
ータ印加電圧の位相制御を行うヒータ位相制御運転手段
を設けたものである。
【0012】
【作用】この発明の請求項1に係わる空気調和機のヒー
タ制御装置は、総合運転電流を検知しながらヒータに半
波通電や全波通電を行う。
【0013】この発明の請求項2に係わる空気調和機の
ヒータ制御装置は、総合運転電流を検知しながらヒータ
通電を位相制御する。
【0014】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1は、実施例1による暖房補助用電気ヒータを
もつ空気調和機のヒータ制御装置のブロック図、図2は
その電気回路図、図3はその動作を制御するフローチャ
ート、図4は半波通電時のヒータ電圧波形、図5は全波
通電時のヒータ電圧波形、図6は外気温度と暖房能力の
関係を示す暖房能力特性グラフ、図7は外気温度と消費
電力の関係を示す暖房消費電力特性グラフである。図1
及び図2において、1は電源、2は圧縮機モータ、2c
はこの圧縮機モータ2の運転キャパシタ、12は暖房補
助用電気ヒータをもつ空気調和機の総合運転電流を検出
する総合運転電流検出手段であり、総合運転電流が流れ
る電線に設置されたカレントトランス6で構成される。
8はヒータ運転入力手段であり、ヒータ運転スイッチで
構成される。7は総合運転電流検出手段12とヒータ運
転入力手段2からの信号を受けて、ヒータ半波全波通電
運転手段13に信号を出力するヒータ制御手段であり、
マイクロコンピュータで構成される。13はヒータ制御
手段7からの信号を受けヒータを運転させるヒータ半波
全波通電運転手段であり、サイリスタ13aと、サイリ
スタ13aとは逆向きでかつ並列に設置されたサイリス
タ13bから構成される。マイクロコンピュータ7はカ
レントトランス6からの信号とヒータ運転スイッチ8か
らの信号を受ける入力回路15と、入力回路15からの
信号とメモリ17のデータにより出力回路18に信号を
送るCPU(中央演算処理装置)16と、電流上限値デ
ータやヒータ半波通電時のヒータ電流値データ等の入っ
ているメモリ17とリレー1a及びサイリスタ13a,
13bをON・OFFさせる出力回路18から構成され
ている。14はオールオフスイッチであり、このオール
オフスイッチ14がONになってはじめてマイクロコン
ピュータ3に電気が供給される。19は暖房補助用電気
ヒータであり、圧縮機運転リレー1aとサイリスタ13
a又はサイリスタ13bがONしない限りは通電されな
い。20は室内側送風機、20aは室内側送風機20の
運転キャパシタ、21は室外側送風機、21aは室外側
送風機21の運転キャパシタで室内側送風機20と室外
側送風機21と圧縮機モータ2は圧縮機運転リレー1a
がONしない限り通電・運転されない。
【0015】次にこの実施例1の動作を図3のフローチ
ャート及び図4〜図7のグラフを用いて説明する。オー
ルオフスイッチ14がONされると電源1からマイクロ
コンピュータ7に電気が供給され、出力回路18からの
信号により圧縮機運転リレー1aがONされて室内側送
風機20と室外側送風機21と圧縮機モータ2が運転を
開始し暖房運転を行う。
【0016】まずステップ101でメモリ17から電流
上限値ILMT とヒータ半波通電電流値IH をCPU16
が読み込む。次にステップ102でヒータ運転スイッチ
8が入っているかを入力回路15からの信号で判断す
る。もしヒータ運転スイッチ8が入っていなければ、ヒ
ータ通電をやめなければならないので、出力回路18か
らの信号によりサイリスタ13aとサイリスタ13bを
OFFにする。ヒータ運転スイッチ8が入っていればス
テップ104でカレントトランス6からの信号を入力回
路15を介して受け総合運転電流Iを算出する。次にス
テップ105で総合運転電流Iと電流上限値ILMT を比
較する。もし総合運転電流Iが電流上限値ILMT より小
さければステップ106に進む。ステップ106ではヒ
ータ半波通電をしても電流上限値ILMT を越えないか判
断し、もし越えるならばステップ102に戻る。もし越
えないならば、ステップ107でサイリスタ13aがO
Nしているか判断し、もしONしていればステップ10
8でサイリスタ13bをONする。つまりヒータ全波通
電となりヒータ電圧は図5の斜線部のようになる。ステ
ップ107でNOとなればステップ109でサイリスタ
13aをONさせる。つまりヒータ半波通電となりヒー
タ電圧は図4の斜線部のようになる。またステップ10
5でYESとなった場合ステップ110へ進み、サイリ
スタ13bがONしているか判断し、もしOFFであれ
ばステップ111でサイリスタ13aをOFFし、ヒー
タ通電をやめる。もしONしていればステップ112で
サイリスタ13bをOFFし、ヒータ半波通電となる。
【0017】以上の制御動作を行うと、図6,図7に示
す暖房特性グラフのようになる。外気温がT1 より低い
場合は、ヒータ全波通電しても電流上限値ILMT を越え
ないためヒータ全波通電を行う。外気温がT1 からT2
の間はサイリスタ13aのみをONしたヒータ半波通電
を行う。外気温がT2 からT3 の間はサイリスタ13
a,13bともOFFし、ヒータ通電は行わない。
【0018】実施例2.以下、この発明の実施例2を図
について説明する。図8はこの実施例2による暖房補助
用電気ヒータをもつ空気調和機のヒータ制御装置のブロ
ック図、図9はその電気回路図、図10はその動作を制
御するフローチャート、図11は位相制御の概要を示し
たグラフ、図12は位相制御のtOFF 時間とヒータ電流
の関係を示したグラフ、図13は外気温度と暖房能力の
関係を示す暖房能力特性グラフ、図14は外気温度と消
費電力の関係を示す暖房消費電力特性グラフである。図
8及び図9において、22はヒータ印加電圧のゼロクロ
スを検出するためのヒータ印加電圧ゼロクロス検出手段
でありゼロクロス検出機によって構成されている。総合
運転電流検出手段12とヒータ運転入力手段8は実施例
1と同一であり、7は総合運転電流検出手段12とヒー
タ運転入力手段8とヒータ印加電圧ゼロクロス検出手段
22からの信号を受けるヒータ制御手段であり、マイク
ロコンピュータで構成される。23は上記ヒータ制御手
段7からの信号を受けてヒータを位相制御させるヒータ
位相制御運転手段であり、フォトトライアックから構成
される。ゼロクロス検出機22からの信号は入力回路1
5に入力され、ヒータ位相制御運転手段のフォトトライ
アック23は出力回路18からの信号によってヒータ1
9を位相制御する。その他の構成は実施例1と同一であ
る。
【0019】次にこの実施例2の動作を図10のフロー
チャート及び図11〜図14のグラフを用いて説明す
る。オールオフスイッチ14がONされて暖房運転を開
始するまでは実施例1と同一である。次に、ステップ2
01で電流上限値ILMT と位相制御用時間ΔtとtP
メモリ15からCPU16が読み込む。次にステップ2
02でタイマーをクリアし、ステップ203でゼロクロ
ス検出機22からゼロクロスの信号が入力回路15に入
力されるまで待ち、ゼロクロス入力があったならばステ
ップ204でタイマーをカウントしはじめる。ステップ
205で再びゼロクロス入力があるまで待ち、ゼロクロ
ス入力があればステップ206でタイマーの値をtcyc
に入れる。つまり図11に示すようにヒータ印加電圧波
形の半周期分の時間がtcyc となる。
【0020】次にステップ207でタイマーをクリア
し、ステップ208でtOFF =tcyc とし、スタートの
位相制御時間tOFF の値を決める。次にステップ209
でヒータ運転スイッチ2が入っていなければステップ2
10でフォトトライアック23をOFFしてヒータ通電
をやめる。ヒータ運転スイッチ8が入っていれば、ステ
ップ211でカレントトランス6からの信号を入力回路
15を介して受け、総合運転電流Iを算出する。
【0021】次にステップ212で総合運転電流Iと電
流上限値ILMT を比較する。もし総合運転電流Iが電流
上限値より小さければステップ213でtOFF をΔtだ
け減らす。ステップ214,215ではステップ213
の計算によりtOFF がマイナスになった場合tOFF=0
としている。ステップ212で総合運転電流Iが電流上
限値より大きければステップ216でtOFF をΔtだけ
増す。ステップ217,218ではステップ216の計
算により、tOFF がtcyc を越えた場合tOFF =tcyc
としている。つまりステップ214,215,217,
218でリミッターをかけている。次にステップ219
でヒータ印加電圧のゼロクロスまで待つ。そしてゼロク
ロス入力があったならステップ220でタイマーカウン
トを開始しステップ221でタイマーがtOFF の値にな
るまで待つ。そしてタイマーがtOFF の値となったとき
ステップ222でタイマーをクリアし、ステップ223
でフォトトライアック23をONする。つまりゼロクロ
ス入力があってからtOFF 時間後にヒータ通電が開始さ
れる。次にステップ224で再びタイマーカウントを開
始し、ステップ225でタイマーがtP の値になるまで
待つ。そしてタイマーがtP の値となったときステップ
226でタイマーをクリアし、ステップ227でフォト
トライアック23をOFFする。そしてステップ209
に戻る。
【0022】以上の制御動作を行うと、ヒータ印加電圧
は図11に示す斜線部のようになる。また図11からわ
かるように、tOFF 時間が長ければ通電時間が短くなる
ためtOFF とヒータ電流の関係は図12に示すようにな
る。また、暖房特性は図13,図14に示すグラフのよ
うになる。外気温がT1 より低い場合、電気ヒータをフ
ル通電しても総合運転電流Iは電流上限値ILMT を越え
ない。外気温がT1 〜T2 の間は総合運転電流Iが電流
上限値ILMT を越えないながらもほぼ同じ値になるまで
ヒータに通電するため、その外気温と電流上限値ILMT
での限界暖房能力を発揮できる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば補助暖房用電気ヒータを備えた空気調和機におい
て、空気調和機全体の総合運転電流を検出する総合運転
電流検出手段と、補助暖房用電気ヒータを運転させるた
めのヒータ運転入力手段と、上記総合運転電流検出手段
とヒータ運転入力手段とから信号を受けるヒータ制御手
段とを備え、上記ヒータ制御手段からの信号を受けて上
記補助暖房用電気ヒータに印加されるヒータ印加電圧の
半波分を通電したり、全波分を通電したり、又は通電O
FFのいづれかの運転を行うヒータ半波全波通電運転手
段を設けた構成にしたから、位相制御なしに1本のヒー
タで2段階の容量調節が可能となった。
【0024】また、この発明の請求項2によれば補助暖
房用電気ヒータを備えた空気調和機において、空気調和
機全体の総合運転電流を検出する総合運転電流検出手段
と、上記補助暖房用電気ヒータを運転させるためのヒー
タ運転入力手段と、上記補助暖房用電気ヒータに印加さ
れるヒータ印加電圧のゼロクロスポイントを検出するヒ
ータ印加電圧ゼロクロス検出手段と、上記総合運転電流
検出手段とヒータ運転入力手段とヒータ印加電圧ゼロク
ロス検出手段からの信号を受けるヒータ制御手段とを備
え、上記ヒータ制御手段からの信号を受けて補助暖房用
電気ヒータに印加されるヒータ印加電圧の位相制御を行
うヒータ位相制御運転手段を設けた構成にしたから、ヒ
ータを運転電流を見ながら位相制御するため、可能な限
りの暖房能力を発生させ、かつヒータ容量のばらつき等
も吸収できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による空気調和機のヒータ
制御装置のブロック図である。
【図2】この発明の実施例1による空気調和機のヒータ
制御装置の電気回路図である。
【図3】この発明の実施例1による空気調和機のヒータ
制御装置の制御動作を示すフローチャートである。
【図4】この発明の実施例1による空気調和機のヒータ
制御装置の半波通電時のヒータ電圧を示すグラフであ
る。
【図5】この発明の実施例1による空気調和機のヒータ
制御装置の全波通電時のヒータ電圧を示すグラフであ
る。
【図6】この発明の実施例1による空気調和機のヒータ
制御装置の外気温と暖房能力の関係を示すグラフであ
る。
【図7】この発明の実施例1による空気調和機のヒータ
制御装置の外気温と消費電力(運転電流)の関係を示す
グラフである。
【図8】この発明の実施例2による空気調和機のヒータ
制御装置のブロック図である。
【図9】この発明の実施例2による空気調和機のヒータ
制御装置の電気回路図である。
【図10】この発明の実施例2による空気調和機のヒー
タ制御装置の制御動作を示すフローチャートである。
【図11】この発明の実施例2による空気調和機のヒー
タ制御装置の位相制御の概要を示すグラフである。
【図12】この発明の実施例2による空気調和機のヒー
タ制御装置のtOFF 時間とヒータ電流の関係を示すグラ
フである。
【図13】この発明の実施例2による空気調和機のヒー
タ制御装置の外気温と暖房能力の関係を示すグラフであ
る。
【図14】この発明の実施例2による空気調和機のヒー
タ制御装置の外気温と消費電力の関係を示すグラフであ
る。
【図15】従来の空気調和機のヒータ制御装置の電気回
路図である。
【図16】従来の空気調和機のヒータ制御装置の外気温
と暖房能力の関係を示すグラフである。
【図17】従来の空気調和機のヒータ制御装置の外気温
と消費電力の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
7 ヒータ制御手段 8 ヒータ運転入力手段 12 総合運転電流検出手段 13 ヒータ半波全波通電運転手段 22 ヒータ印加電圧ゼロクロス検出手段 23 ヒータ位相制御運転手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保 精二 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内 (72)発明者 舟山 功 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内 (72)発明者 今城 康雄 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内 (72)発明者 永友 秀明 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内 (72)発明者 手塚 與文 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補助暖房用電気ヒータを備えた空気調和
    機において、 空気調和機全体の総合運転電流を検出する総合運転電流
    検出手段と、 補助暖房用電気ヒータを運転させるためのヒータ運転入
    力手段と、 上記総合運転電流検出手段とヒータ運転入力手段とから
    信号を受けるヒータ制御手段とを備え、 上記ヒータ制御手段からの信号を受けて上記補助暖房用
    電気ヒータに印加されるヒータ印加電圧の半波分を通電
    したり、全波分を通電したり、又は通電OFFのいづれ
    かの運転を行うヒータ半波全波通電運転手段を設けたこ
    とを特徴とする空気調和機のヒータ制御装置。
  2. 【請求項2】 補助暖房用電気ヒータを備えた空気調和
    機において、 空気調和機全体の総合運転電流を検出する総合運転電流
    検出手段と、 上記補助暖房用電気ヒータを運転させるためのヒータ運
    転入力手段と、 上記補助暖房用電気ヒータに印加されるヒータ印加電圧
    のゼロクロスポイントを検出するヒータ印加電圧ゼロク
    ロス検出手段と、 上記総合運転電流検出手段とヒータ運転入力手段とヒー
    タ印加電圧ゼロクロス検出手段からの信号を受けるヒー
    タ制御手段とを備え、 上記ヒータ制御手段からの信号を受けて補助暖房用電気
    ヒータに印加されるヒータ印加電圧の位相制御を行うヒ
    ータ位相制御運転手段を設けたことを特徴とする空気調
    和機のヒータ制御装置。
JP3314497A 1991-11-28 1991-11-28 空気調和機のヒータ制御装置 Pending JPH05149606A (ja)

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