JPH05149432A - ガスケツト - Google Patents

ガスケツト

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Publication number
JPH05149432A
JPH05149432A JP31033191A JP31033191A JPH05149432A JP H05149432 A JPH05149432 A JP H05149432A JP 31033191 A JP31033191 A JP 31033191A JP 31033191 A JP31033191 A JP 31033191A JP H05149432 A JPH05149432 A JP H05149432A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bead
sealing
gasket
case
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31033191A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Shinoda
光夫 信田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP31033191A priority Critical patent/JPH05149432A/ja
Publication of JPH05149432A publication Critical patent/JPH05149432A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接合される両ケース間に流体を流通させるた
め、あるいは軸などの機械部材を挿通するために複数の
透孔を形成してあるガスケットのシール性能を高める。 【構成】 流体流通用あるいは機械部材挿通用に形成し
た複数の透孔15,16,17を全体的に環状のビード
19で外囲するとともに、これら透孔15,16,17
を複数のシール対象に区分して、各シール対象ごとにビ
ード19で外囲してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧機器や機械装置の
ケース接合面に介在されるガスケットに係り、特には、
接合される両ケース間に流体を流通させるため、あるい
は軸などの機械部材を挿通するために複数の透孔を形成
してあるガスケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記ガスケットとしては、一定厚
さの素材シートを所定の形状に打ち抜き加工したものが
一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のよう
に、一枚のガスケットに複数の透孔が形成されているも
のにおいて、各透孔部位での圧力に差があるような場
合、例えば、或る透孔部位が常圧で、これに隣接する透
孔部位が負圧であるような場合には、長期の使用の間に
両透孔部位の間のシール面でリークが生じやすいもので
あり、このような不具合を回避するために、ケース接合
圧を高くしたり、ケースのボルト連結箇所を多くする、
等の手段を採っていた。このため、組み付け作業性が低
下したり、部品点数が多くなってコストアップを招くも
のであった。本発明は、このような不具合を解消するこ
とができるガスケットを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のガスケットは、流体流通用あるいは機械部
材挿通用に形成した複数の透孔を全体的に環状のビード
で外囲するとともに、これら透孔を複数のシール対象に
区分して、各シール対象ごとにビードで外囲した構造と
した。また、好ましくは、前記ビードを素材シートをプ
レスして筋状に打ち出し形成する。
【0005】
【作用】上記構成によると、ビードはケース接合面で挟
圧されて偏平に圧縮変形されることで、ここでのシール
圧がガスケットの他の偏平部分でのシール圧より高くな
る。そして、このビードは各シール対象ごとに透孔を独
立的に囲んでいるので、隣接するシール対象の透孔部位
での圧力に差があっても、ビードの高いシール圧によっ
てリークが阻止される。特に、前記ビードを素材シート
をプレスして筋状に打ち出し形成した場合には、このビ
ードが接合面間に挟まれて圧縮変形されて偏平になる際
に、常態で山折りされていた箇所を偏平に変形するため
に、ここでの応力がもともと偏平である箇所の圧縮応力
よりも大きくなり、ビードの突出側では圧力の高い1本
のシール線がもたらされ、他方、ビードの凹溝側では圧
力の高い2本のシール線がもたらされる。
【0006】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のガスケッ
トを用いると、ケース連結力を強化してガスケット全体
のシール圧を高めたり、ケース連結用のボルト数を増や
したりしなくても、圧力差のある透孔部位間でのリーク
を確実に阻止でき、その結果、組み付け作業性を低下す
ることなく、また、部品点数増加に伴うコストアップを
招くことなく、高いシール効果を発揮させることができ
るようになった。特に、前記ビードを素材シートをプレ
スして筋状に打ち出し形成すると、ビードの凹溝側では
シール圧力の高い2本のシール線がもたらされるので、
このビードの凹溝側が作用する接合面は加工精度が低い
ものでも十分なシールを行うことができ、装置ケースな
どの加工コストを低減する上で有効である。
【0007】
【実施例】図6に、本発明のガスケットを使用した機械
装置の一例としての歩行型田植機が示される。図におい
て、1はエンジン、2はミッションケース、3は二条の
植え付けを行う苗植付け装置、4は走行車輪5を軸支し
た左右一対の車輪ケース、6は整地用のフロートであ
り、圃場の耕盤深さに応じて左右走行車輪5を同方向に
同量だけ昇降させることで機体を圃場面に対して一定高
さに維持し、また耕盤の左右傾斜に応じて左右走行車輪
5の相対高さを異ならせることで機体を圃場面に対して
左右平行に維持するように、自動的に左右の車輪ケース
4を上下揺動させるように構成されている。図5は、こ
の田植機の走行部を示し、前記車輪ケース4はその前端
の支点Xを中心に上下揺動自在にミッションケース2の
左右に装備され、各車輪ケース4の基部から立設したア
ーム4aが、前後に伸縮作動する油圧シリンダ7の先端
に備えた天秤アーム8の左右端にロッド9を介して夫々
枢支連結され、この油圧シリンダ7の伸縮に伴って天秤
アーム8が平行に前後移動することで、上記のように左
右の車輪ケース4が同方向に同量だけ上下動され、ま
た、天秤アーム8の支点部材10と一方のロッド9との
間に介在した油圧シリンダ11を伸縮作動させること
で、天秤アーム8を支点Y周りで揺動させて、上記のよ
うに左右の車輪ケース4を背反上下動させるようになっ
ている。そして、この油圧シリンダ7,11の制御バル
ブV1,V2 を、前記フロート6の上下動および左右傾斜
作動の検出結果に基づいて自動的に操作するように構成
して、いわゆる昇降制御とローリング制御とを行ってお
り、その油圧回路構成が図4に示されている。前記両制
御バルブV1,V2 と油圧ポンプPは、図3に示すよう
に、前記ミッションケース2の上部側面に取り付けら
れ、ミッションケース2内の潤滑油を作動油として両油
圧シリンダ7,11に供給制御するよう構成されてい
る。前記油圧ポンプPは、一対のギヤを噛み合わせた標
準のギヤポンプが利用され、この油圧ポンプPと前記昇
降用の制御バルブV1 とが、ミッションケース2の上部
横側部位に設けた突出ケース部2aの横側面SF1 に、
共締めボルト連結され、かつ、ポンプケース12に設け
た突出部12aに、前記ローリング用の制御バルブV2
が連結されている。そして、本発明のガスケット13
が、前記突出ケース部2aとポンプケース12との接合
面に介在されているのである。このガスケット13は、
薄い金属シートの両面にゴム層をコーティングしてなる
素材シートを打ち抜き加工したものであり、図1に示す
ように、ポンプ駆動軸14を挿通する透孔15と吸入側
油路aを形成するための透孔16と、排油路bを形成す
るための透孔17、およびボルト挿通孔18が打ち抜き
形成されるとともに、これら透孔15,16,17を全
体的に囲むように、かつ、各透孔部位を独立的に取り囲
むように一連に環状のビード19が形成されている。つ
まり、透孔15はミッションケース2内に連通して常圧
にあり、また、透孔16は負圧が働き、また、透孔17
は油路抵抗のために正圧が生じており、各透孔部位での
シール対象が夫々違ったものとなっている。前記ビード
19は、素材シートを一側面からプレス加工して筋状に
形成したものであり、加工精度の高い側のケース面にビ
ード19の突出側を対向させて使用する。この例では、
ミッションケース2がアルミダイカスト製で、前記突出
ケース部2aの横側面SF1 が無加工面とされ、かつ、
ポンプケース12の接合面SF2 は切削加工面とされる
ので、ビード19の突出側がポンプケース12の接合面
SF2 に作用するように使用する。つまり、上記のよう
に筋状にプレス加工したビード19は、図2に示すよう
に、接合面間に挟まれて圧縮変形されて偏平となるので
あるが、常態で山折りされていた箇所を偏平に変形する
ために、ここでの応力がもともと偏平である箇所の圧縮
応力よりも大きくなり、ビード19の突出側では圧力の
高い1本のシール線SL1 がもたらされ、他方、ビード
19の凹溝側では圧力の高い2本のシール線SL2 がも
たらされることになる。従って、2本のシール線SL2
がもたらされるビード凹溝側でのシール機能が、1本の
シール線SL1 がもたらされるビード突出側でのシール
機能よりも高いものとなり、ビード19の凹溝側が作用
するケース面を加工精度の低いものにしても、シール性
能を低下することなく実施できるのである。
【0008】〔別実施例〕前記ビード19を、図7
(イ),(ロ)に示すように、ゴム被覆を筋状に厚くし
て形成することもできる。
【0009】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガスケットの一部切り欠き斜視図
【図2】シール部位の要部拡大断面図
【図3】ミッションケースの一部切り欠き後面図
【図4】油圧回路図
【図5】歩行型田植機の走行部を示す斜視図
【図6】歩行型田植機の全体側面図
【図7】ガスケットに形成するビードの別実施例を示す
要部の拡大断面図
【符号の説明】
15 透孔 16 透孔 17 透孔 19 ビード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体流通用あるいは機械部材挿通用に形
    成した複数の透孔(15),(16),(17)を全体
    的に環状のビード(19)で外囲するとともに、これら
    透孔(15),(16),(17)を複数のシール対象
    に区分して、各シール対象ごとにビード(19)で外囲
    してあることを特徴とするガスケット。
  2. 【請求項2】 前記ビード(19)が素材シートをプレ
    スして筋状に打ち出し形成したものである請求項1記載
    のガスケット。
JP31033191A 1991-11-26 1991-11-26 ガスケツト Pending JPH05149432A (ja)

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JP31033191A JPH05149432A (ja) 1991-11-26 1991-11-26 ガスケツト

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JP31033191A JPH05149432A (ja) 1991-11-26 1991-11-26 ガスケツト

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JP31033191A Pending JPH05149432A (ja) 1991-11-26 1991-11-26 ガスケツト

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Cited By (1)

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