JPH05149363A - 空気ばねおよびその製造方法 - Google Patents

空気ばねおよびその製造方法

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JPH05149363A
JPH05149363A JP31462391A JP31462391A JPH05149363A JP H05149363 A JPH05149363 A JP H05149363A JP 31462391 A JP31462391 A JP 31462391A JP 31462391 A JP31462391 A JP 31462391A JP H05149363 A JPH05149363 A JP H05149363A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face plates
cylindrical body
shape
air spring
tubular body
Prior art date
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Pending
Application number
JP31462391A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Ienaka
誠 家中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有効受圧面積を低減させることなしに、取付
スペースの低減をもたらす。 【構成】 上面板1および下面板2と、それぞれの面板
1,2に上下の端部分を気密に連結した可撓性筒状体3
とを具える空気ばねである。可撓性筒状体3の上下の端
部分に埋設した補強ビード4を非円形形状とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄道車両に用いて好
適な空気ばね、とくには、有効受圧面積を低減させるこ
となしに、取付スペースを有利に低減できる空気ばねに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両に適用される従来の空気ばねと
しては、全体として円筒形状をなす可撓性筒状体の上下
の端部分に、平面形状が円形をなす補強ビードをそれぞ
れ埋設するとともに、その可撓性筒状体を、円筒状に維
持したままそれぞれの端部分を上下の面板に気密に連通
したものがある。
【0003】かかる空気ばねは、鉄道車両に適用され
て、車両の前後方向および左右方向のそれぞれに、所要
に応じたばね特性を発揮することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる従来
の空気ばねにあっては、可撓性筒状体が円筒形状をなし
ており、その空気ばねの取付けおよび作動のためには、
比較的大きな等方および立方スペースが必要となるた
め、たとえば、取付スペースの狭い部分および/または
取付スペースが非等方形状をなす部分に対しては、空気
ばねを取付けることが実質的に不可能となるという問題
があった。
【0005】この発明は、従来技術の有するこのような
問題点を解決することを課題として検討した結果なされ
たものであり、この発明の目的は、とくに、取付けスペ
ースが、非等方形状をなす狭いものであっても十分に取
付けることができ、しかも、適正に作動させることがで
きる空気ばねおよびその製造方法を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の空気ばねは、
上面板および下面板を設けるとともに、これらのそれぞ
れの面板に、可撓性筒状体の上下の端部分をそれぞれ気
密に連結したところにおいて、可撓性筒状体の上下の端
部分に埋設した補強ビードを、楕円形状、長円形状など
の非円形形状としたものである。
【0007】またこの発明の空気ばねの製造方法は、と
くに、可撓性筒状体を全体としてほぼ円筒状に形成する
とともに、その可撓性筒状体のそれぞれの端部分に、平
面形状が円形をなす補強ビードを埋設し、しかる後、そ
れらの補強ビードを所要の非円形形状に変形させた状態
で、可撓性筒状体のそれぞれの端部分を上下の面板に連
結するものである。
【0008】
【作用】この発明の空気ばねでは、たとえば、直径1mm
以下の金属線材をより合わせてなるコードのような比較
的軟質の材料からなる補強ビードを、楕円形状その他の
所要の非円形形状とした状態で、可撓性筒状体を上下の
面板のそれぞれに気密に連結することにより、可撓性筒
状体の平面輪郭形状を、補強ビードの平面形状とほぼ対
応する非円形形状とすることができるので、空気ばねの
取付スペースが、非等方形状をなす狭いものであって
も、空気ばねの取付けはもちろん、それの適正なる作動
を十分に担保することができる。
【0009】また、この発明の製造方法では、円形形状
の補強ビードを埋設した円筒状の可撓性筒状体を製造し
た後に、補強ビードを所要の非円形形状に変形させるこ
とによって、その可撓性筒状体に、所要の平面輪郭形状
を付与することができるので、予め所要の非円形形状に
成形した補強ビードおよび可撓性筒状体を用いる場合に
比し、形状毎の補強ビードおよび可撓性筒状体を各種準
備することを全く不要ならしめことができる。
【0010】
【実施例】以上にこの発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1はこの発明の一実施例を示す図である。こ
れは、適宜に選択された平面形状を有する上下の面板
1,2、図ではともに同一の矩形形状をなすそれぞれの
面板1,2に、可撓性筒状体3の上下の端部分をそれぞ
れ気密に連結したところにおいて、可撓性筒状体3のそ
れぞれの端部分に埋設した、たとえば直径が3.0mm のス
チールコード(より線)からなる補強ビード4を、上下
の面板1,2にそれぞれ設けた突条1a, 2aの外周面に沿
う長円形状とし、これにより、内圧の充填時における可
撓性筒状体3の平面輪郭形状を、図1(a) に示すような
楕円形状としたものである。
【0011】なお図中5,6はそれぞれ、可撓性筒状体
3のそれぞれの端部分を、それぞれの突条1a, 2aの外周
面に押圧する締め金具を示し、7,8は、それぞれの締
め金具5,6を、それぞれの面板1,2に緊締するそれ
ぞれのボルトを示す。
【0012】このように構成してなる空気ばねによれ
ば、可撓性筒状体3を円筒形状に維持したまま、それを
それぞれの面板1,2に連結する場合とほぼ同様の、大
きな有効受圧面積を確保することができる他、非等方形
状をなす狭い取付スペースにそれを取付けることを十分
に可能ならしめてなお、空気ばねを、所期した通りに機
能させることができる。
【0013】ところで、このような空気ばねを製造する
に当っては、まず、全体としてほぼ円筒形状をなす可撓
性筒状体3を形成するとともに、それの上下の端部分
に、たとえば、溶接によって円形に形状したスチールコ
ード製の補強ビード4を埋設して加硫成形し、次いで、
それぞれの補強ビード4を、上下面板1,2のそれぞれ
の突条1a, 2aに沿う長円形状に変形させて、可撓性筒状
体3を、それぞれの面板1,2に図示のように気密に連
結する。
【0014】空気ばねをこのようにして製造する場合に
は、補強ビード4を所要の非円形形状に変形させること
によって、一定寸法の可撓性筒状体3を、各種の空気ば
ね、とくには、補強ビード4の変形度合、変形形状など
が相異する各種の空気ばねに共用することができるの
で、所要の形状および寸法を有する複数種類の補強ビー
ド4および可撓性筒状体3の予めの準備を不要ならしめ
ることができる。
【0015】図2は、この発明の他の実施例を示す図で
ある。これは、可撓性筒状体3の上下の端部分に埋設し
たそれぞれの補強ビード4をほぼ繭形状とすることによ
って、内圧充填時の可撓性筒状体3の平面輪郭形状をほ
ぼ楕円形状としたものであり、この空気ばねもまた、非
等方形状の狭い取付スペースに設置可能であることか
ら、図1に示すものとほぼ同様の作用効果をもたらすこ
とができる。以上この発明を図示例に基づいて説明した
が、補強ビードの平面形状を図示以外の非円形形状とす
ることも可能である。
【0016】
【発明の効果】かくして、この発明の空気ばねによれ
ば、空気ばねの有効受圧面積を低減することなしに、取
付スペースを有効に低減させることができ、また、この
発明の製造方法によれば、各種形状および寸法の補強ビ
ードおよび可撓性筒状体を、予め多数準備する必要なし
に、所期した通りの空気ばねを容易に、かつ確実に製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図である。
【図2】この発明の他の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 上面板 1a, 2a 突条 2 下面板 3 可撓性筒状体 4 補強ビード 5,6 締め金具 7,8 ボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面板および下面板と、これらのそれぞ
    れの面板に上下の端部分を気密に連結した可撓性筒状体
    とを具えてなる空気ばねであって、 可撓性筒状体の上下の端部分に埋設した補強ビードを非
    円形形状としてなる空気ばね。
  2. 【請求項2】 上下の面板に、可撓性筒状体のそれぞれ
    の端部分を気密に連結してなる空気ばねを製造するに当
    り、 前記可撓性筒状体を全体としてほぼ円筒状に形成すると
    ともに、その可撓性筒状体のそれぞれの端部分に、平面
    形状が円形をなす補強ビードを埋設し、これらの補強ビ
    ードを所要の非円形形状に変形させた状態で、可撓性筒
    状体を上下の面板に連結することを特徴とする空気ばね
    の製造方法。
JP31462391A 1991-11-28 1991-11-28 空気ばねおよびその製造方法 Pending JPH05149363A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31462391A JPH05149363A (ja) 1991-11-28 1991-11-28 空気ばねおよびその製造方法

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JP31462391A JPH05149363A (ja) 1991-11-28 1991-11-28 空気ばねおよびその製造方法

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JPH05149363A true JPH05149363A (ja) 1993-06-15

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JP31462391A Pending JPH05149363A (ja) 1991-11-28 1991-11-28 空気ばねおよびその製造方法

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JP (1) JPH05149363A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10305280A1 (de) * 2003-02-08 2004-08-19 Bpw Bergische Achsen Kg Luftfeder für eine luftgefederte Fahrzeugachse sowie Tauchkolben für die Luftfeder einer luftgefederten Fahrzeugachse
CN102059516A (zh) * 2010-11-25 2011-05-18 贵阳联众冲压制品有限公司 空气弹簧底座加工方法及结构
CN111503211A (zh) * 2020-04-22 2020-08-07 中车青岛四方车辆研究所有限公司 橡胶堆及空气弹簧

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