JPH05149246A - 圧縮機のピストン構造 - Google Patents
圧縮機のピストン構造Info
- Publication number
- JPH05149246A JPH05149246A JP3316315A JP31631591A JPH05149246A JP H05149246 A JPH05149246 A JP H05149246A JP 3316315 A JP3316315 A JP 3316315A JP 31631591 A JP31631591 A JP 31631591A JP H05149246 A JPH05149246 A JP H05149246A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- spherical
- concave portion
- compressor
- spherical concave
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/0873—Component parts, e.g. sealings; Manufacturing or assembly thereof
- F04B27/0878—Pistons
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Compressor (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】球面凹部２４の加工が簡単で、かつ、クリアラ
ンス管理が容易な圧縮機のピストン構造を提供すること
にある。 【構成】シリンダブロックのシリンダボア内に配置され
たピストン本体２１と、ピストン本体２１の一部に形成
された球面凹部２４とを備え、球面凹部２４と斜板との
間に球面凹部２４に球面接触するシュ−を介在して往復
動する圧縮機のピストン構造において、球面凹部２４を
ピストン本体２１と別個に形成したので、ピストン本体
２１とは別個に球面凹部２４のみを製造でき、球面凹部
２４の加工が簡単になる。
ンス管理が容易な圧縮機のピストン構造を提供すること
にある。 【構成】シリンダブロックのシリンダボア内に配置され
たピストン本体２１と、ピストン本体２１の一部に形成
された球面凹部２４とを備え、球面凹部２４と斜板との
間に球面凹部２４に球面接触するシュ−を介在して往復
動する圧縮機のピストン構造において、球面凹部２４を
ピストン本体２１と別個に形成したので、ピストン本体
２１とは別個に球面凹部２４のみを製造でき、球面凹部
２４の加工が簡単になる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は空調装置等に用いられる
斜板式圧縮機等のピストン構造に関するものである。
斜板式圧縮機等のピストン構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の斜板式圧縮機として図２
に示すものが知られている。
に示すものが知られている。
【０００３】この圧縮機は、両端を開口した左右のシリ
ンダブロック１を有し、このシリンダブロック１の一方
の開口はリヤハウジング２により覆われ、他方の開口は
フロントハウジング３により覆われている。このシリン
ダブロック１はその内部中央にメインシャフト４が貫通
する内筒５を形成し、この内筒５の周囲には複数のシリ
ンダボア６を形成し、このシリンダボア６内に両頭ピス
トン７が配置されている。このピストン７はメインシャ
フト４と斜板８及びシュ−９により連係され、メインシ
ャフト４の回転運動が両頭ピストン７の直線往復運動に
変換される（例えば、特開昭６３−３６０７４号公
報）。
ンダブロック１を有し、このシリンダブロック１の一方
の開口はリヤハウジング２により覆われ、他方の開口は
フロントハウジング３により覆われている。このシリン
ダブロック１はその内部中央にメインシャフト４が貫通
する内筒５を形成し、この内筒５の周囲には複数のシリ
ンダボア６を形成し、このシリンダボア６内に両頭ピス
トン７が配置されている。このピストン７はメインシャ
フト４と斜板８及びシュ−９により連係され、メインシ
ャフト４の回転運動が両頭ピストン７の直線往復運動に
変換される（例えば、特開昭６３−３６０７４号公
報）。
【０００４】この両頭ピストン７は図３及び図４に示す
ように、そのピストン本体１０の軸方向中央側に斜板８
及びシュ−９が配置される空間１１を形成し、この空間
１１でピストン本体１０の軸方向に対向する部分にはシ
ュ−９が球面接触する球面凹部１２を設けられている。
ように、そのピストン本体１０の軸方向中央側に斜板８
及びシュ−９が配置される空間１１を形成し、この空間
１１でピストン本体１０の軸方向に対向する部分にはシ
ュ−９が球面接触する球面凹部１２を設けられている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この両
頭ピストン７はそのピストン本体１０と球面凹部１２と
を一体に形成しているため、この球面凹部１２の球面を
形成するときは、その狭小の空間１１に工具を斜めに挿
入して行わなければならず、球面凹部１２の形成作業が
非常に面倒なものとなっていた。
頭ピストン７はそのピストン本体１０と球面凹部１２と
を一体に形成しているため、この球面凹部１２の球面を
形成するときは、その狭小の空間１１に工具を斜めに挿
入して行わなければならず、球面凹部１２の形成作業が
非常に面倒なものとなっていた。
【０００６】また、前述した回転運動から直線往復運動
への変換を円滑に行うため、この球面凹部１２とシュ−
９との間等におけるクリアランス管理が非常に厳格なも
となっている。従って、この各球面凹部１２の底部と両
頭ピストン７のピストントップ７ａ，７ｂとの距離Ｗ
１，Ｗ２や、各球面凹部１２間の距離Ｗ３を適正なもの
としなければならない。
への変換を円滑に行うため、この球面凹部１２とシュ−
９との間等におけるクリアランス管理が非常に厳格なも
となっている。従って、この各球面凹部１２の底部と両
頭ピストン７のピストントップ７ａ，７ｂとの距離Ｗ
１，Ｗ２や、各球面凹部１２間の距離Ｗ３を適正なもの
としなければならない。
【０００７】しかしながら、このクリアランス管理は球
面加工により球面凹部１２の深さを調整して行わなけれ
ばならず、非常に難しく、クリアランス管理が困難とな
っていた。
面加工により球面凹部１２の深さを調整して行わなけれ
ばならず、非常に難しく、クリアランス管理が困難とな
っていた。
【０００８】本発明の目的は前記従来の課題に鑑み、球
面凹部の加工が簡単で、かつ、クリアランス管理が容易
な圧縮機のピストン構造を提供することにある。
面凹部の加工が簡単で、かつ、クリアランス管理が容易
な圧縮機のピストン構造を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、シリンダブロックのシリンダボア内に配置さ
れたピストン本体と、該ピストン本体の一部に形成され
た球面凹部とを備え、該球面凹部と作動斜板との間に該
球面凹部に球面接触するシュ−を介在して往復動する圧
縮機のピストン構造において、前記球面凹部を前記ピス
トン本体と別個に形成したことを特徴とする。
するため、シリンダブロックのシリンダボア内に配置さ
れたピストン本体と、該ピストン本体の一部に形成され
た球面凹部とを備え、該球面凹部と作動斜板との間に該
球面凹部に球面接触するシュ−を介在して往復動する圧
縮機のピストン構造において、前記球面凹部を前記ピス
トン本体と別個に形成したことを特徴とする。
【００１０】
【作用】本発明によれば、球面凹部をピストン本体と別
個に形成したため、ピストン本体とは別個に球面凹部の
みを製造でき、球面凹部の加工が簡単になる。また、球
面凹部の厚さ方向の長さを加工調整することにより、シ
ュ−とのクラアランスを調整できるため、クリアランス
管理が簡単になる。
個に形成したため、ピストン本体とは別個に球面凹部の
みを製造でき、球面凹部の加工が簡単になる。また、球
面凹部の厚さ方向の長さを加工調整することにより、シ
ュ−とのクラアランスを調整できるため、クリアランス
管理が簡単になる。
【００１１】
【実施例】図１、図５及び図６は本発明に係る圧縮機の
ピストン構造の一実施例を示すもので、図１はこのピス
トンの斜視図、図５はピストンの断面図、図６はピスト
ンの組み付け斜視図である。
ピストン構造の一実施例を示すもので、図１はこのピス
トンの斜視図、図５はピストンの断面図、図６はピスト
ンの組み付け斜視図である。
【００１２】図中、２０は圧縮機の両頭ピストンであ
る。この両頭ピストン２０はその軸方向中央側を一側か
ら筒状にくりぬいた形状に形成されたピストン本体２１
を有し、その対向面にはそれぞれ軸方向に突出した固定
台２２が形成されている。この各固定台２２の対向面側
には偏平略楕円形状の固定凹所２３が形成されている。
る。この両頭ピストン２０はその軸方向中央側を一側か
ら筒状にくりぬいた形状に形成されたピストン本体２１
を有し、その対向面にはそれぞれ軸方向に突出した固定
台２２が形成されている。この各固定台２２の対向面側
には偏平略楕円形状の固定凹所２３が形成されている。
【００１３】この固定凹所２３の内側には球面凹部材２
４が固着されている。この球面凹部材２４はこの固定凹
所２３と同形状に形成され、この固定凹所２３に嵌め込
まれている。また、この対向する球面凹部材２４の対向
面には、球面凹所２５が形成され、この球面凹所２５に
斜板を案内するシュ−が球面接触するよう配置されてい
る。
４が固着されている。この球面凹部材２４はこの固定凹
所２３と同形状に形成され、この固定凹所２３に嵌め込
まれている。また、この対向する球面凹部材２４の対向
面には、球面凹所２５が形成され、この球面凹所２５に
斜板を案内するシュ−が球面接触するよう配置されてい
る。
【００１４】この球面凹部材２４をピストン本体２１の
固定凹所２３に固定するときは、図６に示すように、球
面凹部材２４を固定凹所２３の側面開口側から挿入する
とともに、この球面凹部材２４を例えば接着剤により固
定凹所２３に接着する。これにより両頭ピストン２０が
形成される。
固定凹所２３に固定するときは、図６に示すように、球
面凹部材２４を固定凹所２３の側面開口側から挿入する
とともに、この球面凹部材２４を例えば接着剤により固
定凹所２３に接着する。これにより両頭ピストン２０が
形成される。
【００１５】このように、この球面凹部材２４がピスト
ン本体２１とは別個に形成されているため、球面凹部材
２４の球面凹所２５が簡単に形成できる。
ン本体２１とは別個に形成されているため、球面凹部材
２４の球面凹所２５が簡単に形成できる。
【００１６】また、球面凹部材２４を固定凹所２３に固
着する前に、球面凹部材２４の厚さ方向の長さを予め調
整でき、図５に示すように、各球面凹所２５の底部と両
頭ピストン２０のピストントップ２０ａ，２０ｂとの距
離Ｗ１，Ｗ２や、各球面凹所２５の底部間の距離Ｗ３を
適正にできるため、両頭ピストン２０のクリアランス管
理が簡単にできる。
着する前に、球面凹部材２４の厚さ方向の長さを予め調
整でき、図５に示すように、各球面凹所２５の底部と両
頭ピストン２０のピストントップ２０ａ，２０ｂとの距
離Ｗ１，Ｗ２や、各球面凹所２５の底部間の距離Ｗ３を
適正にできるため、両頭ピストン２０のクリアランス管
理が簡単にできる。
【００１７】更に、従来のピストンにおいては、球面凹
所の滑りを考慮してその材料として、シリコン材を含有
したアルミニウム材という高価な材料を使用していた
が、本実施例によれば、このような高価な部材は球面凹
部材２４のみでよく、コストの削減を達成できるし、ま
た、ピストン本体２１と球面凹部材２４とをそれぞれ最
適な材料で形成できる。
所の滑りを考慮してその材料として、シリコン材を含有
したアルミニウム材という高価な材料を使用していた
が、本実施例によれば、このような高価な部材は球面凹
部材２４のみでよく、コストの削減を達成できるし、ま
た、ピストン本体２１と球面凹部材２４とをそれぞれ最
適な材料で形成できる。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
球面凹部をピストン本体と別個に形成したため、ピスト
ン本体とは別個に球面凹部のみを製造でき、球面凹部の
加工が簡単になる。また、球面凹部の厚さ方向の長さを
加工調整することにより、シュ−とのクラアランス調整
ができるため、クリアランス管理が簡単になる。更に、
ピストン本体と球面凹部とをそれぞれ最適な材料で形成
できる。
球面凹部をピストン本体と別個に形成したため、ピスト
ン本体とは別個に球面凹部のみを製造でき、球面凹部の
加工が簡単になる。また、球面凹部の厚さ方向の長さを
加工調整することにより、シュ−とのクラアランス調整
ができるため、クリアランス管理が簡単になる。更に、
ピストン本体と球面凹部とをそれぞれ最適な材料で形成
できる。
【図１】本発明に係る圧縮機のピストンを示す斜視図
【図２】圧縮機の構造を示す全体断面図
【図３】従来の圧縮機のピストンを示す斜視図
【図４】従来の圧縮機のピストンを示す断面図
【図５】本発明に係る圧縮機のピストンを示す断面図
【図６】本発明に係る圧縮機のピストンの組み付け斜視
図
図
１…シリンダブロック、６…シリンダボア、８…斜板、
９…シュ−、２０…ピストン、２１…ピストン本体、２
２…球面凹部材。
９…シュ−、２０…ピストン、２１…ピストン本体、２
２…球面凹部材。
Claims (1)
- 【請求項１】 シリンダブロックのシリンダボア内に配
置されたピストン本体と、該ピストン本体の一部に形成
された球面凹部とを備え、該球面凹部と作動斜板との間
に該球面凹部に球面接触するシュ−を介在して往復動す
る圧縮機のピストン構造において、 前記球面凹部を前記ピストン本体と別個に形成したこと
を特徴とする圧縮機のピストン構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3316315A JPH05149246A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 圧縮機のピストン構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3316315A JPH05149246A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 圧縮機のピストン構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05149246A true JPH05149246A (ja) | 1993-06-15 |
Family
ID=18075767
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3316315A Pending JPH05149246A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 圧縮機のピストン構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05149246A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5452647A (en) * | 1993-06-08 | 1995-09-26 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Wave plate type compressor |
| US6415705B1 (en) | 1999-09-29 | 2002-07-09 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Swash plate type compressor piston whose end section is formed of a material different from that of swash-plate engaging portion |
| EP1249604A1 (en) * | 2001-04-11 | 2002-10-16 | Zexel Valeo Climate Control Corporation | A piston for a swash plate compressor |
| US6506005B2 (en) | 2000-03-17 | 2003-01-14 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Method of machining seats of compressor piston |
| CN104847626A (zh) * | 2015-05-13 | 2015-08-19 | 无锡市苏立成汽车空调压缩机有限公司 | 一种双向柱塞式压缩机柱塞 |
-
1991
- 1991-11-29 JP JP3316315A patent/JPH05149246A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5452647A (en) * | 1993-06-08 | 1995-09-26 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Wave plate type compressor |
| US6415705B1 (en) | 1999-09-29 | 2002-07-09 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Swash plate type compressor piston whose end section is formed of a material different from that of swash-plate engaging portion |
| US6506005B2 (en) | 2000-03-17 | 2003-01-14 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Method of machining seats of compressor piston |
| EP1249604A1 (en) * | 2001-04-11 | 2002-10-16 | Zexel Valeo Climate Control Corporation | A piston for a swash plate compressor |
| CN104847626A (zh) * | 2015-05-13 | 2015-08-19 | 无锡市苏立成汽车空调压缩机有限公司 | 一种双向柱塞式压缩机柱塞 |
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