JPH05149093A - 地中穴拡径装置 - Google Patents
地中穴拡径装置Info
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- JPH05149093A JPH05149093A JP31726191A JP31726191A JPH05149093A JP H05149093 A JPH05149093 A JP H05149093A JP 31726191 A JP31726191 A JP 31726191A JP 31726191 A JP31726191 A JP 31726191A JP H05149093 A JPH05149093 A JP H05149093A
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- hose
- underground hole
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 装置がコンパクトで狭い場所でも容易に施工
できる利点を有しながらも大径の地中穴を容易に形成で
きる地中穴拡径装置を提供する。 【構成】 圧縮空気によりヘッド19を胴体部16に対
して出退移動させながら、既設の地中穴2周りの土砂を
掘削して地中を推進し、既設の地中穴2よりも大径の拡
径地中穴7を形成する地中推進機3と、地中推進機3に
圧縮空気を供給するコンプレッサーと、掘削排土を、ホ
ース6を介して排出する吸引装置とを設けてある。前記
地中推進機3を構成するに、既設の地中穴2周りの土砂
を掘削する掘削拡径部20を、推進ヘッド19の外周側
に全周にわたって形成し、推進ヘッド19の先端側に、
ホース6の一端部を、それらの軸芯方向に相対移動自在
に嵌合連結する筒状ガイド部21を設けてある。筒状ガ
イド部21と前記ホース6との間に、推進ヘッド19の
出退移動に伴う衝撃力を吸収するバネ29を介在させて
ある。
できる利点を有しながらも大径の地中穴を容易に形成で
きる地中穴拡径装置を提供する。 【構成】 圧縮空気によりヘッド19を胴体部16に対
して出退移動させながら、既設の地中穴2周りの土砂を
掘削して地中を推進し、既設の地中穴2よりも大径の拡
径地中穴7を形成する地中推進機3と、地中推進機3に
圧縮空気を供給するコンプレッサーと、掘削排土を、ホ
ース6を介して排出する吸引装置とを設けてある。前記
地中推進機3を構成するに、既設の地中穴2周りの土砂
を掘削する掘削拡径部20を、推進ヘッド19の外周側
に全周にわたって形成し、推進ヘッド19の先端側に、
ホース6の一端部を、それらの軸芯方向に相対移動自在
に嵌合連結する筒状ガイド部21を設けてある。筒状ガ
イド部21と前記ホース6との間に、推進ヘッド19の
出退移動に伴う衝撃力を吸収するバネ29を介在させて
ある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加圧気体によりピスト
ンを介して推進ヘッドに衝撃力を与え、前記推進ヘッド
を胴体に対して出退移動させながら、既設の地中穴周り
の土砂を掘削して地中を推進し、前記既設の地中穴より
も大径の拡径地中穴を形成する地中推進機と、前記地中
推進機に前記加圧気体を供給するコンプレッサーと、前
記地中推進機により掘削した排土を、ホースを介して地
中穴外に排出する吸引装置とを設けてある地中穴拡径装
置に関するもので、油圧によって推進管をその軸芯方向
に送り出して地中穴を拡径する推進装置に比べて、装置
全体がコンパクトで狭い場所でも容易に施工できる利点
を有する地中穴拡径装置に関する。
ンを介して推進ヘッドに衝撃力を与え、前記推進ヘッド
を胴体に対して出退移動させながら、既設の地中穴周り
の土砂を掘削して地中を推進し、前記既設の地中穴より
も大径の拡径地中穴を形成する地中推進機と、前記地中
推進機に前記加圧気体を供給するコンプレッサーと、前
記地中推進機により掘削した排土を、ホースを介して地
中穴外に排出する吸引装置とを設けてある地中穴拡径装
置に関するもので、油圧によって推進管をその軸芯方向
に送り出して地中穴を拡径する推進装置に比べて、装置
全体がコンパクトで狭い場所でも容易に施工できる利点
を有する地中穴拡径装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような地中穴拡径装置は存
在しなかった。そのために、加圧気体によりピストンを
介して推進ヘッドに衝撃力を与え、前記推進ヘッドを胴
体部に対して出退移動させて、土砂を圧密しながら地中
を推進する推進機を用いた地中穴形成装置のみで地中穴
を形成していた。
在しなかった。そのために、加圧気体によりピストンを
介して推進ヘッドに衝撃力を与え、前記推進ヘッドを胴
体部に対して出退移動させて、土砂を圧密しながら地中
を推進する推進機を用いた地中穴形成装置のみで地中穴
を形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の地
中穴形成装置においては、土砂を圧密しながら地中穴を
形成していたために、地中推進機の径が大きくなればな
るほど土砂の抵抗が大きくなり、地中に大径の穴を形成
することは困難であった。本発明は、上記従来の欠点を
解消し、推進工法用の推進装置に比べて、装置がコンパ
クトで狭い場所でも容易に施工できる利点を有しながら
も大径の地中穴を容易に形成できる地中穴拡径装置を提
供することを目的とする。
中穴形成装置においては、土砂を圧密しながら地中穴を
形成していたために、地中推進機の径が大きくなればな
るほど土砂の抵抗が大きくなり、地中に大径の穴を形成
することは困難であった。本発明は、上記従来の欠点を
解消し、推進工法用の推進装置に比べて、装置がコンパ
クトで狭い場所でも容易に施工できる利点を有しながら
も大径の地中穴を容易に形成できる地中穴拡径装置を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明にかかる地中穴拡径装置は、加圧気体によ
りピストンを介して推進ヘッドに衝撃力を与え、前記推
進ヘッドを胴体に対して出退移動させながら、既設の地
中穴周りの土砂を掘削して地中を推進し、前記既設の地
中穴よりも大径の拡径地中穴を形成する地中推進機と、
前記地中推進機に前記加圧気体を供給するコンプレッサ
ーと、前記地中推進機により掘削した排土を、ホースを
介して地中穴外に排出する吸引装置とを設け、前記地中
推進機を構成するに、前記胴体部に前記ピストンを収納
するとともに、前記推進ヘッドを前記胴体部に出退自在
に設け、前記既設の地中穴周りの土砂を掘削する掘削拡
径部を、前記推進ヘッドの外周側に全周にわたって形成
し、前記推進ヘッドの先端側に、前記ホースの一端部
を、それらの軸芯方向に相対移動自在に嵌合連結する筒
状ガイド部を設け、前記掘削拡径部と前記筒状ガイド部
との間に、前記掘削排土を前記ホースに侵入させるため
の開口部を形成し、前記筒状ガイド部と前記ホースとの
連結部を構成するに、前記筒状ガイド部と前記ホースの
一端部との間に、前記推進ヘッドの前記出退移動に伴う
衝撃力を吸収するバネを介在させてあることを特徴と
し、その作用効果は次ぎの通りである。
めに、本発明にかかる地中穴拡径装置は、加圧気体によ
りピストンを介して推進ヘッドに衝撃力を与え、前記推
進ヘッドを胴体に対して出退移動させながら、既設の地
中穴周りの土砂を掘削して地中を推進し、前記既設の地
中穴よりも大径の拡径地中穴を形成する地中推進機と、
前記地中推進機に前記加圧気体を供給するコンプレッサ
ーと、前記地中推進機により掘削した排土を、ホースを
介して地中穴外に排出する吸引装置とを設け、前記地中
推進機を構成するに、前記胴体部に前記ピストンを収納
するとともに、前記推進ヘッドを前記胴体部に出退自在
に設け、前記既設の地中穴周りの土砂を掘削する掘削拡
径部を、前記推進ヘッドの外周側に全周にわたって形成
し、前記推進ヘッドの先端側に、前記ホースの一端部
を、それらの軸芯方向に相対移動自在に嵌合連結する筒
状ガイド部を設け、前記掘削拡径部と前記筒状ガイド部
との間に、前記掘削排土を前記ホースに侵入させるため
の開口部を形成し、前記筒状ガイド部と前記ホースとの
連結部を構成するに、前記筒状ガイド部と前記ホースの
一端部との間に、前記推進ヘッドの前記出退移動に伴う
衝撃力を吸収するバネを介在させてあることを特徴と
し、その作用効果は次ぎの通りである。
【0005】
【作用】つまり、コンプレッサーから地中推進機に加圧
気体を供給すると、推進ヘッドが衝撃力を受けて、その
衝撃力で胴体部に対して出退移動し、推進ヘッドに形成
した掘削拡径部が、既設の地中穴周りの土砂を掘削しな
がら地中を推進して地中穴を形成する。このように、既
設の地中穴周りの土砂を掘削し拡径して地中穴を形成す
るから、土砂を圧密しながら地中穴を形成する場合に比
べて土砂の抵抗を小さくすることができる。推進ヘッド
の先端側には、掘削排土を吸引するためのホースの一端
部を、それらの軸芯方向に相対移動自在に嵌合連結する
筒状ガイド部を設けてあり、そのうえ、掘削拡径部と筒
状ガイド部との間には、掘削排土を前記ホースに侵入さ
せるための開口部を形成してあるから、前記筒状ガイド
部とホースの一端部とを、上記の状態に嵌合連結すると
ともに、ホースの他端部と吸引装置とを連結して、前記
掘削と同時に吸引装置を作動させれば、掘削排土を、吸
引装置によって開口部からホースに導いて、円滑に地中
穴外に排出できて、掘削に伴う土砂の抵抗をさらに小さ
くできる。推進ヘッドは、上記のように衝撃力で、地中
穴の軸芯方向に出退移動するが、筒状ガイド部とホース
の一端部との間には、推進ヘッドの出退移動に伴う衝撃
力を吸収するバネを介在させてあるから、前記出退移動
に起因するホースの破損を防止できる。
気体を供給すると、推進ヘッドが衝撃力を受けて、その
衝撃力で胴体部に対して出退移動し、推進ヘッドに形成
した掘削拡径部が、既設の地中穴周りの土砂を掘削しな
がら地中を推進して地中穴を形成する。このように、既
設の地中穴周りの土砂を掘削し拡径して地中穴を形成す
るから、土砂を圧密しながら地中穴を形成する場合に比
べて土砂の抵抗を小さくすることができる。推進ヘッド
の先端側には、掘削排土を吸引するためのホースの一端
部を、それらの軸芯方向に相対移動自在に嵌合連結する
筒状ガイド部を設けてあり、そのうえ、掘削拡径部と筒
状ガイド部との間には、掘削排土を前記ホースに侵入さ
せるための開口部を形成してあるから、前記筒状ガイド
部とホースの一端部とを、上記の状態に嵌合連結すると
ともに、ホースの他端部と吸引装置とを連結して、前記
掘削と同時に吸引装置を作動させれば、掘削排土を、吸
引装置によって開口部からホースに導いて、円滑に地中
穴外に排出できて、掘削に伴う土砂の抵抗をさらに小さ
くできる。推進ヘッドは、上記のように衝撃力で、地中
穴の軸芯方向に出退移動するが、筒状ガイド部とホース
の一端部との間には、推進ヘッドの出退移動に伴う衝撃
力を吸収するバネを介在させてあるから、前記出退移動
に起因するホースの破損を防止できる。
【0006】
【発明の効果】従って、土砂の掘削抵抗を小さくした状
態にできて大径の地中穴を容易に形成でき、しかも、推
進ヘッドの出退移動に起因するホースの破損を防止でき
るから、装置がコンパクトで狭い場所でも容易に施工で
きる利点を有しながらも耐久性がよく、かつ、作業性に
非常に優れた地中穴拡径装置を提供することができた。
態にできて大径の地中穴を容易に形成でき、しかも、推
進ヘッドの出退移動に起因するホースの破損を防止でき
るから、装置がコンパクトで狭い場所でも容易に施工で
きる利点を有しながらも耐久性がよく、かつ、作業性に
非常に優れた地中穴拡径装置を提供することができた。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2(イ)に、第1地中穴形成装置27によっ
て、土砂を圧密しながら第1地中穴2を形成している状
態を、また、図2(ロ)に、地中穴拡径装置28によっ
て、既設の第1地中穴2を拡径して、第1地中穴2より
も大径の、ガス管埋設用第2地中穴7(拡径地中穴の一
例)を形成している状態を示してある。
する。図2(イ)に、第1地中穴形成装置27によっ
て、土砂を圧密しながら第1地中穴2を形成している状
態を、また、図2(ロ)に、地中穴拡径装置28によっ
て、既設の第1地中穴2を拡径して、第1地中穴2より
も大径の、ガス管埋設用第2地中穴7(拡径地中穴の一
例)を形成している状態を示してある。
【0008】前記第1地中穴形成装置27は、圧縮空気
(加圧気体の一例)を駆動源として第1地中穴2を形成
するもので、地中を推進する第1地中推進機1と、この
第1地中推進機1に圧縮空気を供給するコンプレッサー
12とからなる。
(加圧気体の一例)を駆動源として第1地中穴2を形成
するもので、地中を推進する第1地中推進機1と、この
第1地中推進機1に圧縮空気を供給するコンプレッサー
12とからなる。
【0009】前記第1地中推進機1は、第1ピストン9
を収容してなる円筒状の第1胴体10と、前記第1胴体
10の先端部に設けた第1推進ヘッド11とからなり、
前記第1胴体10には、コンプレッサー12からの圧縮
空気を前記第1ピストン9に供給するための第1ホース
13を接続してある。前記第1推進ヘッド11は、第1
胴体10に対して出退自在に設けてあり、胴体中央部側
にばね付勢してある。
を収容してなる円筒状の第1胴体10と、前記第1胴体
10の先端部に設けた第1推進ヘッド11とからなり、
前記第1胴体10には、コンプレッサー12からの圧縮
空気を前記第1ピストン9に供給するための第1ホース
13を接続してある。前記第1推進ヘッド11は、第1
胴体10に対して出退自在に設けてあり、胴体中央部側
にばね付勢してある。
【0010】前記第1地中推進機1による第1地中穴2
の形成方法、及びその場合の第1地中推進機1の動作に
ついて説明する。
の形成方法、及びその場合の第1地中推進機1の動作に
ついて説明する。
【0011】第1施工ピット25内で、第1地中推進機
1を所定の位置に配置した後、コンプレッサー12から
圧縮空気を送ると、第1ピストン9が第1推進ヘッド1
1に衝突して、前記第1推進ヘッド11が、衝撃力によ
り第1胴体10から前方に突出して土砂を押しのける。
その後、自動的に圧縮空気を排気してばね32の付勢力
によって第1推進ヘッド11が元の位置に後退する。こ
の時、第1推進ヘッド11の前方には空間が出来てい
る。そして、自動的に再びコンプレッサー12から圧縮
空気を送ると、第1推進ヘッド11が前方へ突出して土
砂を押しのけるとともに、その突出動作に引っ張られて
第1胴体10が前進し、前方の空間をうめる。上記の動
作を繰り返すことで、第1地中推進機1が地中を推進
し、第1地中穴2が形成される。
1を所定の位置に配置した後、コンプレッサー12から
圧縮空気を送ると、第1ピストン9が第1推進ヘッド1
1に衝突して、前記第1推進ヘッド11が、衝撃力によ
り第1胴体10から前方に突出して土砂を押しのける。
その後、自動的に圧縮空気を排気してばね32の付勢力
によって第1推進ヘッド11が元の位置に後退する。こ
の時、第1推進ヘッド11の前方には空間が出来てい
る。そして、自動的に再びコンプレッサー12から圧縮
空気を送ると、第1推進ヘッド11が前方へ突出して土
砂を押しのけるとともに、その突出動作に引っ張られて
第1胴体10が前進し、前方の空間をうめる。上記の動
作を繰り返すことで、第1地中推進機1が地中を推進
し、第1地中穴2が形成される。
【0012】図1、図2(ロ)に示すように、前記地中
穴拡径装置28は、圧縮空気を駆動源として第1地中穴
2を拡径するもので、地中を推進する第2地中推進機3
と、この第2地中推進機3に圧縮空気を供給するコンプ
レッサー12と、第2地中推進機3により掘削した排土
を、吸引用ホース6を介して地中穴外に排出する吸引装
置5とからなる。
穴拡径装置28は、圧縮空気を駆動源として第1地中穴
2を拡径するもので、地中を推進する第2地中推進機3
と、この第2地中推進機3に圧縮空気を供給するコンプ
レッサー12と、第2地中推進機3により掘削した排土
を、吸引用ホース6を介して地中穴外に排出する吸引装
置5とからなる。
【0013】前記第2地中推進機3は、全体的に前記第
1地中推進機1よりも大径になっており、第2ピストン
15を収容してなる円筒状の第2胴体16と、前記第2
胴体16の先端部に設けた地中穴拡径用ヘッド17とか
らなる。前記第2胴体16には、コンプレッサー12か
らの圧縮空気を前記第2ピストン15に供給するための
第2ホース18を接続してある。前記地中穴拡径用ヘッ
ド17は、第2胴体16に対して出退自在に設けてあ
り、胴体中央部側にばね付勢してある。前記地中穴拡径
用ヘッド17を構成するに、円柱状の第2推進ヘッド1
9の外周側に全周にわたって掘削拡径部20を形成し、
第2推進ヘッド19の先端側に、吸引用ホース6の一端
部をそれらの軸芯方向に相対移動自在に嵌合連結する筒
状ガイド部21を設け、掘削拡径部20と筒状ガイド部
21との間に、掘削排土4を前記ホース6に侵入させる
ための開口部22を形成してある。
1地中推進機1よりも大径になっており、第2ピストン
15を収容してなる円筒状の第2胴体16と、前記第2
胴体16の先端部に設けた地中穴拡径用ヘッド17とか
らなる。前記第2胴体16には、コンプレッサー12か
らの圧縮空気を前記第2ピストン15に供給するための
第2ホース18を接続してある。前記地中穴拡径用ヘッ
ド17は、第2胴体16に対して出退自在に設けてあ
り、胴体中央部側にばね付勢してある。前記地中穴拡径
用ヘッド17を構成するに、円柱状の第2推進ヘッド1
9の外周側に全周にわたって掘削拡径部20を形成し、
第2推進ヘッド19の先端側に、吸引用ホース6の一端
部をそれらの軸芯方向に相対移動自在に嵌合連結する筒
状ガイド部21を設け、掘削拡径部20と筒状ガイド部
21との間に、掘削排土4を前記ホース6に侵入させる
ための開口部22を形成してある。
【0014】前記開口部22は、掘削拡径部20と筒状
ガイド部21とを、それらの間に周方向に一定間隔を空
けて配置した4枚の板23で連結してそれぞれの板の間
に形成してある。
ガイド部21とを、それらの間に周方向に一定間隔を空
けて配置した4枚の板23で連結してそれぞれの板の間
に形成してある。
【0015】前記吸引用ホース6は、その一端部を前記
筒状ガイド部21に内嵌してある。
筒状ガイド部21に内嵌してある。
【0016】前記筒状ガイド部21と前記吸引用ホース
6の一端部との間には、地中穴拡径用ヘッド17の出退
移動に伴う衝撃力を吸収するばね29を介在させてあ
る。詳述すると、前記ホース6の一端部外周に、全周に
わたってフランジ24を形成するとともに、前記一端部
に緩やかに外嵌するナット部材30を設けて、ナット部
材30を前記ホース6の遊端部側に位置させた状態で、
両者をコイル状のばね29で連結し、他方、筒状ガイド
部21の先端部におねじ部31を形成し、前記ナット部
材30をこのおねじ部31に螺合してある。
6の一端部との間には、地中穴拡径用ヘッド17の出退
移動に伴う衝撃力を吸収するばね29を介在させてあ
る。詳述すると、前記ホース6の一端部外周に、全周に
わたってフランジ24を形成するとともに、前記一端部
に緩やかに外嵌するナット部材30を設けて、ナット部
材30を前記ホース6の遊端部側に位置させた状態で、
両者をコイル状のばね29で連結し、他方、筒状ガイド
部21の先端部におねじ部31を形成し、前記ナット部
材30をこのおねじ部31に螺合してある。
【0017】前記第2地中推進機3による第2地中穴7
の形成方法及びその場合の第2地中推進機3の動作につ
いて説明する。
の形成方法及びその場合の第2地中推進機3の動作につ
いて説明する。
【0018】第2施工ピット26側から吸引用ホース6
を第1地中穴2に挿入するとともに、第1施工ピット2
5側から第2地中推進機3の筒状ガイド部21を第1地
中穴2に嵌入し、このガイド部21を前記吸引用ホース
6の先端部に外嵌する。吸引用ホース6の他端部は吸引
装置5に接続しておく。なお、吸引用ホース6に設けた
フランジ24は、このホース6を第1地中穴2にセンタ
リングするための支持部材としての役割も果たす。
を第1地中穴2に挿入するとともに、第1施工ピット2
5側から第2地中推進機3の筒状ガイド部21を第1地
中穴2に嵌入し、このガイド部21を前記吸引用ホース
6の先端部に外嵌する。吸引用ホース6の他端部は吸引
装置5に接続しておく。なお、吸引用ホース6に設けた
フランジ24は、このホース6を第1地中穴2にセンタ
リングするための支持部材としての役割も果たす。
【0019】上記の状態で、コンプレッサー12から圧
縮空気を送ると、第2ピストン15が地中穴拡径用ヘッ
ド17に衝突して、前記第2推進ヘッド17が、衝撃力
により第2胴体16から前方に突出し、掘削拡径部20
で第1地中穴2周りの土砂を掘削する。その後、自動的
に圧縮空気を排気してばね32の付勢力によって地中穴
拡径用ヘッド17が元の位置に後退する。この時、地中
穴拡径用ヘッド17の前方には空間が出来ている。そし
て、自動的に再びコンプレッサー12から圧縮空気を送
ると、地中穴拡径用ヘッド17が前方へ突出して土砂を
掘削するとともに、その突出動作に引っ張られて第2胴
体16が前進し、前方の空間をうめる。上記の動作を繰
り返すことで、第2地中推進機3が地中を推進し、第2
地中穴7が形成される。掘削排土4は、掘削に伴って吸
引装置5に吸引されて、開口部22から吸引用ホース6
に侵入し第1地中穴2外へ排出される。なお、筒状ガイ
ド部21とホース6との間には、土砂吸引用の隙間Sを
形成してあり、ばね29に土砂が詰まって、その弾性力
が低下するのを防止してある。
縮空気を送ると、第2ピストン15が地中穴拡径用ヘッ
ド17に衝突して、前記第2推進ヘッド17が、衝撃力
により第2胴体16から前方に突出し、掘削拡径部20
で第1地中穴2周りの土砂を掘削する。その後、自動的
に圧縮空気を排気してばね32の付勢力によって地中穴
拡径用ヘッド17が元の位置に後退する。この時、地中
穴拡径用ヘッド17の前方には空間が出来ている。そし
て、自動的に再びコンプレッサー12から圧縮空気を送
ると、地中穴拡径用ヘッド17が前方へ突出して土砂を
掘削するとともに、その突出動作に引っ張られて第2胴
体16が前進し、前方の空間をうめる。上記の動作を繰
り返すことで、第2地中推進機3が地中を推進し、第2
地中穴7が形成される。掘削排土4は、掘削に伴って吸
引装置5に吸引されて、開口部22から吸引用ホース6
に侵入し第1地中穴2外へ排出される。なお、筒状ガイ
ド部21とホース6との間には、土砂吸引用の隙間Sを
形成してあり、ばね29に土砂が詰まって、その弾性力
が低下するのを防止してある。
【0020】〔別実施例〕前記板23を、夫々折曲形成
して、第2推進ヘッド19まわりに、4枚の板23が螺
旋状になるように取付てもよい。このようにすれば、土
砂をこの板23で掘削しやすくなり、掘削性能が向上す
る。なお、板23の枚数は4枚に限られない。
して、第2推進ヘッド19まわりに、4枚の板23が螺
旋状になるように取付てもよい。このようにすれば、土
砂をこの板23で掘削しやすくなり、掘削性能が向上す
る。なお、板23の枚数は4枚に限られない。
【0021】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】地中穴拡径装置の要部の断面図
【図2】(イ) 第1地中穴形成装置によって、第1地
中穴を形成している状態を示す断面図 (ロ) 地中穴拡径装置によって拡径地中穴を形成して
いる状態を示す断面図
中穴を形成している状態を示す断面図 (ロ) 地中穴拡径装置によって拡径地中穴を形成して
いる状態を示す断面図
2 既設の地中穴 3 地中推進機 4 掘削排土 5 吸引装置 6 ホース 7 拡径地中穴 12 コンプレッサー 15 ピストン 16 胴体部 19 推進ヘッド 20 掘削拡径部 21 筒状ガイド部 22 開口部 29 ばね S 隙間
Claims (2)
- 【請求項1】 加圧気体によりピストン(15)を介し
て推進ヘッド(19)に衝撃力を与え、前記推進ヘッド
(19)を胴体部(16)に対して出退移動させなが
ら、既設の地中穴(2)周りの土砂を掘削して地中を推
進し、前記既設の地中穴(2)よりも大径の拡径地中穴
(7)を形成する地中推進機(3)と、前記地中推進機
(3)に前記加圧気体を供給するコンプレッサー(1
2)と、前記地中推進機(3)により掘削した排土
(4)を、ホース(6)を介して地中穴外に排出する吸
引装置(5)とを設け、 前記地中推進機(3)を構成するに、 前記胴体部(16)に前記ピストン(15)を収納する
とともに、前記推進ヘッド(19)を前記胴体部(1
6)に出退自在に設け、前記既設の地中穴(2)周りの
土砂を掘削する掘削拡径部(20)を、前記推進ヘッド
(19)の外周側に全周にわたって形成し、前記推進ヘ
ッド(19)の先端側に、前記ホース(6)の一端部
を、それらの軸芯方向に相対移動自在に嵌合連結する筒
状ガイド部(21)を設け、前記掘削拡径部(20)と
前記筒状ガイド部(21)との間に、前記掘削排土
(4)を前記ホース(6)に侵入させるための開口部
(22)を形成し、前記筒状ガイド部(21)と前記ホ
ース(6)との連結部を構成するに、前記筒状ガイド部
(21)と前記ホース(6)の一端部との間に、前記推
進ヘッド(19)の前記出退移動に伴う衝撃力を吸収す
るばね(29)を介在させてある地中穴拡径装置。 - 【請求項2】前記筒状ガイド部(21)と前記ホース
(6)との間に土砂吸引用の隙間(S)を形成してある
請求項1記載の地中穴拡径装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31726191A JP3081325B2 (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | 地中穴拡径装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31726191A JP3081325B2 (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | 地中穴拡径装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05149093A true JPH05149093A (ja) | 1993-06-15 |
JP3081325B2 JP3081325B2 (ja) | 2000-08-28 |
Family
ID=18086272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31726191A Expired - Fee Related JP3081325B2 (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | 地中穴拡径装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3081325B2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-02 JP JP31726191A patent/JP3081325B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3081325B2 (ja) | 2000-08-28 |
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