JPH05148751A - 自動車用ニードルカーペツトの製造方法 - Google Patents

自動車用ニードルカーペツトの製造方法

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JPH05148751A
JPH05148751A JP35540891A JP35540891A JPH05148751A JP H05148751 A JPH05148751 A JP H05148751A JP 35540891 A JP35540891 A JP 35540891A JP 35540891 A JP35540891 A JP 35540891A JP H05148751 A JPH05148751 A JP H05148751A
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JP
Japan
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web
needle
carpet
back surface
resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP35540891A
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English (en)
Inventor
Yasuo Itano
靖夫 板野
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Kotobukiya Fronte Co Ltd
Original Assignee
Kotobukiya Fronte Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車用ニードルカーペットの成形物のカー
ル現象を軽減させ,外観見栄え及び装着性を向上させる
こと。 【構成】 ニードルカーペットの製造工程において繊維
配向をランダムにするために原綿をカーディングした
後,空気流によって網上に堆積する方法を採用した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車用に供するカー
ペットの製造方法に関するもので成形後の復元力に基づ
くカール現象に対して有効なカーペットを提供するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来自動車用は勿論のことニードルカー
ペットは原綿をカード機に通してフリースを作り,該フ
リースをクロスレヤーにより折りたたみ積層することに
よって目付を付与し,それをニードルパンチングして繊
維が交絡したウエッブとなし,更に表面を立毛調にする
ため立毛に適する針でパンチングし,その裏面に毛抜け
防止等を目的としてラテックス又はエマルジョンを塗布
加工し,更にその面にポリエチレン,EVA樹脂等を溶
融押出し被覆したもの或はこれら樹脂の粉末を溶着させ
たものが原反として使用されている。
【0003】
【解決しようとする課題】ところが従来のニードルカー
ペットを加熱後冷間押圧成形して成形物としたものはカ
ールが発生して製品の自動車パネル面への密着性を阻害
し外観品質を低下させている。本発明はこのカール現象
を少なくすることを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】従来のニードルカーペッ
トの巾方向,前後方向及びバイヤス方向の加熱時におけ
る変形からフリー状態での24時間後の復元率を測定す
るとバイヤス方向に復元率が極度に高いことがわかっ
た。そこでその原因がクロスレヤーによる折りたたみ積
層による繊維の配向にあるものと判断し,できるだけ繊
維がランダムに積層される不織布の製造法でカーペット
を製造することとし検討した結果本発明に至った。
【0005】即ち本発明は「原綿をカーディングしたフ
リースを空気流により移動網上に堆積させたウエッブに
ニードルパンチングし更に必要により表面を立毛状とす
るための針でパンチングしたウエッブを製造し,その裏
面にラテックス又は/及びエマルジョンを塗布,乾燥し
更にその面にバッキング樹脂を溶融被覆することよりな
る自動車用ニードルカーペットの製造方法。」及び「原
綿をカーディングしたフリースを空気流により移動網上
に堆積させたウエッブにニードルパンチングし更に必要
により表面を立毛状とするための針でパンチングしたウ
エッブを製造し,その裏面にラテックス又は/及びエマ
ルジョンを塗布し乾燥の前或は後に樹脂粉末を散布し加
熱しロールプレスして付着させることによる自動車用ニ
ードルカーペットの製造方法。」とするものである。
【0006】ここで空気により網上に輸送堆積すること
により繊維の配向はランダムなウエッブとすることがで
き,それよりなるカーペットの成形物のカールは従来の
ものより大巾に小さいものが得られた。このエアスプレ
イド法による不織布は従来芯地等には利用されているが
カーペットには使用されていない。
【0007】本発明で使用する綿には制限はなくポリエ
ステル,ポリプロピレンなどの綿が使用できるがカール
の点からはポリエステルの方が好ましいこともわかっ
た。バインダーも従来使用されているSBRラテック
ス,アクリル系,ビニル系エマルジョン等を使用するこ
とができ特に制限なく使用できる。バッキング樹脂はシ
ート状に形成する場合は従来の通り押出し溶融被覆加工
をすれば良く,成形品に型保持性を付与するものであ
る。一方粉末樹脂を付着させる場合は成形保持性をバイ
ンダーに担当させるために成形性を有するラテックス又
は/及びエマルジョンをやや多量含浸させる。この場合
の粉末樹脂はクッション層をカーペット裏面に成形時に
溶着させるための用のためにm当たり40乃至90g
使用するものである。
【0008】
【作用】繊維配向をランダムにしておけば成形時に繊維
の配列がずれ変形しやすいのに対して繊維配向しており
その方向に変形がおこる場合繊維の伸長変形に基づく復
元力が大きくなりカールする原因となっているものと推
測する。
【0009】
【実施例】ポリプロピレン綿70重量%,ポリエステル
綿30重量%を混綿したものをカード機に通してフリー
スとし巾方向に設置したノズルから空気を吹きだすこと
によって移動中の金網上に輸送し堆積させ,ニードルル
ームでパンチングして繊維を絡めた後その裏面にアクリ
ル・スチレン樹脂エマルジョンを乾重量で80g/m
を塗布乾燥して生機とした。この生機裏面に低密度ポリ
エチレンをTダイス付き押出し機により400g/m
の溶融被覆加工を行い原反とした。この原反を所定長に
裁断後加熱炉で裏面樹脂を溶融させ自動車床面形状の下
型上にあらかじめクッション材をセットし,その面に原
反樹脂面を向けて上型下型間で冷間押圧成形した後外周
裁断等後加工して自動車用フロアカーペットを得た。こ
のものは従来のクロスレヤーによるものよりカールの発
生が軽微なもので外観上優れており自動車への装着性も
優れたものが得られた。
【0010】
【発明の効果】繊維の配向性のないランダムなニードル
カーペットを使用したため成形後の復元量が少なくなり
カーペットのカールを軽度に留め製品の外観品質及び装
着性を向上させることができた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原綿をカーディングしたフリースを空気
    流により移動網上に堆積させたウエッブにニードルパン
    チングし更に必要により表面を立毛状とするための針で
    パンチングしたウエッブを製造し,その裏面にラテック
    ス又は/及びエマルジョンを塗布,乾燥し更にその面に
    バッキング樹脂を溶融被覆することよりなる自動車用ニ
    ードルカーペットの製造方法。
  2. 【請求項2】 原綿をカーディングしたフリースを空気
    流により移動網上に堆積させたウエッブにニードルパン
    チングし更に必要により表面を立毛状とするための針で
    パンチングしたウエッブを製造し,その裏面にラテック
    ス又は/及びエマルジョンを塗布し乾燥の前或は後に樹
    脂粉末を散布し加熱しロールプレスして付着させること
    による自動車用ニードルカーペットの製造方法。
JP35540891A 1991-11-25 1991-11-25 自動車用ニードルカーペツトの製造方法 Pending JPH05148751A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1026311A2 (en) * 1999-02-01 2000-08-09 Diddi & Gori S.p.A. A recyclable carpet and a manufacturing process thereof
KR100516270B1 (ko) * 2002-08-07 2005-09-20 (주)대우인터내셔널 합성피혁원단제조방법및이에의해제조되는원단을이용한폴리우레탄합성피혁제조방법
KR100987710B1 (ko) * 2009-08-27 2010-10-13 (주) 금토일산업 고강성 부직포 및 그의 제조방법

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