JPH05148684A - 金属帯の水切方法及び装置 - Google Patents

金属帯の水切方法及び装置

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JPH05148684A
JPH05148684A JP3312700A JP31270091A JPH05148684A JP H05148684 A JPH05148684 A JP H05148684A JP 3312700 A JP3312700 A JP 3312700A JP 31270091 A JP31270091 A JP 31270091A JP H05148684 A JPH05148684 A JP H05148684A
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Yoshihisa Hirata
善久 平田
Keiichi Miyokawa
慶一 三世川
Shinsuke Watanabe
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属帯4の表面に残存する付着水分量を極低
水準にすることにより、極薄の金属帯製品の錆、ステイ
ン等による表面欠陥の発生を予防する事を目的とする。 【構成】 ゴム製リンガーロール3、熱水浸漬タンク
7、誘導加熱装置及び圧縮空気吹き付け装置等で金属帯
4の表面付着水分を予備的除去した後に極細繊維不織布
からなる吸水リンガーロール1によって金属帯4の表面
に残存する付着水分量を極低水準にする。 【効果】 高速で極薄の金属帯を処理する際に金属帯製
品の錆、ステイン等による表面欠陥の発生を予防する事
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属帯の表面に付着す
る水分を効果的に除去させるための水切方法及び装置に
関するものである。特に極薄の金属帯の電解錫めっき後
の光沢不均一の原因となる表面付着水分を除去する吸水
リンガーロールを用いる水切方法及び装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来は薄い金属帯の表面付着水分を除去
する際に、特開昭63−192510号公報に提案され
ている通り、高速ラインの場合には、多数の貫通する透
孔を穿設した極細繊維不織布で覆い中空軸内部からの吸
引力及び繊維の毛細管現象によって、排除する吸水リン
ガーロールの使用が提案されている。
【0003】図10はこの提案の吸水リンガーロールの
断面図である。図において11は多数の小孔をもつ極細
繊維不織布からなる吸水部である。12は水分を吸引す
る中空軸である。
【0004】図11は従来の吸水リンガーロールを用い
る水切装置の説明図である。図において1は吸水リンガ
ーロールである。2は吸引装置である。3はゴム製リン
ガーロールである。金属帯4は水切装置6に入りゴム製
リンガーロール3により表面付着水分を絞り取られて、
次いで吸水リンガーロール1で表面付着水分が吸い取ら
れて、次いで再びゴム製リンガーロール3はにより表面
付着水分を絞り取られて次工程に入る。吸引装置2は吸
水リンガーロール1が吸い取った表面付着水分を吸引し
排出する。押し付け装置5によってゴム製リンガーロー
ル3及び吸水リンガーロール1は金属帯4表面に押し付
けられている。
【0005】この例において下記のデーターが得られた
場合があった。入側の金属帯の表面に付着する水分付着
量;27.6g/m2 乃至110.5g/m2 金属帯の速度;5mpm乃至100mpm 金属帯の板厚;0.6mm 吸水リンガーロール真空圧;160Torr乃至560Torr 吸水リンガーロール圧下線圧;10kg/cm 上記作業条件において ゴム製リンガーロール出側の金属帯の表面に付着する水
分付着量;0.5g/m2 乃至 20.0g/m2 吸水リンガーロール出側の金属帯の表面に付着する水分
付着量;0.4g/m2 乃至 1.5g/m2
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
吸水リンガーロールを用いる水切装置によると金属帯の
表面の水分付着量が設計点の水準より多い場合には、水
切効果の向上が図れないばかりか、旧来のゴム製リンガ
ーロールのみを用いる水切装置による場合よりも、水切
効果が劣り、金属帯の表面に付着する水分の残存により
極薄の金属帯の錆、ステイン(雲状模様欠陥)等の電解
錫めっき後の光沢不均一の原因となる表面付着水分を除
去する事ができないという問題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る金属帯の水
切方法及び装置は、金属帯の表面に付着する水分を、多
数の小孔をもつ極細繊維不織布で覆はれた中空軸内部か
らの吸引力及び該不織布繊維の毛細管現象によって排除
する、吸水リンガーロール入側の金属帯の表面に付着す
る水分量が、金属帯の板厚が0.5mm以下の場合、金
属帯の表面に付着する水分量は、金属帯の端部において
0.3g/m2 以下、金属帯の中央部において
0.3g/m2 以下、金属帯の板厚が0.5mm超え
の場合、金属帯の表面に付着する水分量は、金属帯の端
部において 1.5g/m2 以下、金属帯の中央部
において 0.3g/m2 以下、である上記の条件を
満足する範囲で水切をすることを特徴とし更に、金属帯
を処理するラインの入側に一対のないし複数対のゴム製
リンガーロール、金属帯加熱用の誘導加熱装置、熱水浸
漬タンク、圧縮空気吹き付け装置の内1種以上を配置
し、次いで吸水リンガーロールを配置したことを特徴と
する。
【0008】
【作用】一対のないし複数対のゴムリンガーロールまた
は金属帯加熱用の誘導加熱装置または熱水浸漬タンクま
たは圧縮空気吹き付け装置等によって、吸水リンガーロ
ール入側の金属帯の表面に付着する水分付着量を遷移領
域より少なくして、吸水リンガーロールの絞り効果と吸
引効果とを有効に発揮させ、金属帯の表面に残存する付
着水分量が極低水準に維持でき、極薄の金属帯製品の
錆、ステイン(雲状模様欠陥)等の電解錫めっき後の光
沢不均一を予防する。
【0009】
【実施例】吸水リンガーロールを使用する水切装置にお
ける金属帯の表面に付着する水分の水切効果は、ロール
により金属帯の表面を圧下し、金属帯の表面に付着する
水分を、ロールで絞ることにより、水分を系外に排出す
る作用による絞り効果がその一部をなす。水切効果の残
りの部分は吸引効果よりなる。この吸引効果とは中空軸
内部からの吸引力及び繊維の毛細管現象による水分を系
外に排出する作用である。
【0010】図5のモデルにおいて、吸引流量は下式に
おいて表される。 q=RLcos-1{(R−h)/R}(2Trcosα
/8μt−ρr2 2 /8μR+p' 2 /8μt) 上式において、 q;吸引流量 ρ;液密度 α;接触角 μ;液粘度 t;繊維肉厚 p' ;真空圧 v;ロール周速度=金属帯の速度 r;繊維等価毛細管半径 L;金属帯の幅 である。
【0011】しかしながら吸水リンガーロールの水切効
果は吸水リンガーロール入側の金属帯の表面に付着する
水分量の差異によってその効果がことなる。吸水リンガ
ーロール入側の金属帯の表面に付着する水分量の多い場
合、即ち後述の金属帯の表面付着水分量の遷移領域より
多い場合は水切効果は絞り効果が支配的で、このような
領域で吸水リンガーロールを使用すると、その利点が充
分発揮できないばかりか、むしろ従来の水切装置による
水切効果より劣る場合がある。
【0012】又逆に吸水リンガーロール入側の金属帯の
表面に付着する水分量の少ない場合、即ち後述の金属帯
の表面の付着水分量の遷移領域より少ない場合、水切効
果は吸引効果が支配的でこのような領域で吸水リンガー
ロールを使用すると、その利点が充分発揮できる。
【0013】図6、図7、図8及び図9は吸水リンガー
ロール入側の金属帯の表面に付着する水分量と、吸水リ
ンガーロール出側の金属帯の表面に残存する付着水分量
との関係をグラフで示した説明図である。
【0014】図6は金属帯の板厚が0.5mm以下であ
って金属帯の端部における吸水リンガーロール入側の金
属帯の表面に付着する水分量と、吸水リンガーロール出
側の金属帯の表面に残存する付着水分量との関係をグラ
フで示した。
【0015】図7は金属帯の板厚が0.5mm以下であ
って金属帯の中央部における吸水リンガーロール入側の
金属帯の表面に付着する水分量と、吸水リンガーロール
出側の金属帯の表面に残存する付着水分量との関係をグ
ラフで示した。
【0016】図8は金属帯の板厚が0.5mm超えであ
って金属帯の端部における吸水リンガーロール入側の金
属帯の表面に付着する水分量と、吸水リンガーロール出
側の金属帯の表面に残存する付着水分量との関係をグラ
フで示した。
【0017】図9は金属帯の板厚が0.5mm超えであ
って金属帯の中央部における吸水リンガーロール入側の
金属帯の表面に付着する水分量と、吸水リンガーロール
出側の金属帯の表面に残存する付着水分量との関係をグ
ラフで示した。
【0018】上記図6、図7、図8及び図9のグラフで
示された事項より金属帯の板厚が0.5mm以下の場
合、金属帯の中央部と金属帯の端部とともに吸水リンガ
ーロール入側の金属帯の表面に付着する水分量mi
0.3g/m2 で吸水リンガーロール出側の金属帯の表
面に残存する付着水分量m0 が急激に変化する現象であ
るmi の遷移領域が存在することが判る。
【0019】同じく上記図6、図7、図8及び図9のグ
ラフで示された事項より金属帯の板厚が0.5mm超え
の場合、金属帯の端部では、吸水リンガーロール入側の
金属帯の表面に付着する水分量mi が1.5g/m
2 で、金属帯の中央部では、吸水リンガーロール入側の
金属帯の表面に付着する水分量mi が0.3g/m2
吸水リンガーロール出側の金属帯の表面に残存する付着
水分量m0 が急激に変化する現象であるmi の遷移領域
が存在することが判る。
【0020】mi の遷移領域以下の場合には、吸水リン
ガーロールを使用する場合、金属帯の速度が1000m
pm以下、真空圧が200torrないし600tor
rの範囲において、吸水リンガーロールの吸水量は次式
に従うことが判明している。
【0021】金属帯の板厚が0.5mm以下の場合、吸
水リンガーロールの吸水量は、 金属帯の中央部において、 md =0.66×(760−P)0.06770.0283i
1.192 金属帯の端部において、 md =1.89×(760−P)0.012 0.0542i
1.829 金属帯の板厚が0.5mm超えの場合、吸水リンガーロ
ールの吸水量は、 金属帯の中央部において、 md =0.66×(760−P)0.06770.0283i
1.192 金属帯の端部において、 md =0.43×(760−P)0.012 0.0542i
1.829 上式において、 md ;吸水量(g/m2 ) P;真空圧(torr) V;金属帯の速度(mpm) mi ;吸水リンガーロール入側の金属帯の表面に付着す
る水分量(g/m2
【0022】上式が成立するためには、吸水リンガーロ
ールを金属帯の表面に圧さえ付ける圧力は線圧として5
kg/cmないし15kg/cmであり、吸水リンガー
ロールの表面硬度はジュロメーターでHs50ないしH
s100であり、吸水リンガーロールの直径が200m
mφないし400mmφであることが望ましい。
【0023】この発明における吸水リンガーロールを有
する水切装置は、吸水リンガーロール入側の金属帯の表
面に付着する水分量が上記の遷移領域より少ない場合
に、確実に水切効果が生じる。吸水リンガーロール入側
の金属帯の表面に付着する水分量を上記の遷移領域より
少なくする手段として、一対のないし複数対のゴムリン
ガーロールまたは金属帯加熱用の誘導加熱装置または熱
水浸漬タンクまたは圧縮空気吹き付け装置の内1種以上
を備えることが有効である。
【0024】図1は、この発明の1実施例の金属帯の水
切装置の、竪側面の説明図である。図において1は吸水
リンガーロールである。3はゴムリンガーロールであ
る。4は金属帯である。5は圧下シリンダーである。6
は水切装置である。7は水浸漬タンクである。8はデフ
レクターロールである。
【0025】金属帯4は、デフレクターロール8を経て
水浸漬タンク7中で水に浸漬される。水浸漬タンク7中
で水に浸漬されて、金属帯4は、その表面が水洗いされ
る。次いで金属帯4は、ゴムリンガーロール3に圧下さ
れて表面に付着する水分が絞り取られる。次いで金属帯
4は、吸水リンガーロール1に入りロールにより金属帯
の表面が圧下され、金属帯の表面に付着する水分が、ロ
ールで絞られることにより、水分が系外に排出される作
用と、吸引効果は中空軸内部からの吸引力及び繊維の毛
細管現象による水分を系外に排出する吸引作用をうけ
る。次いで金属帯4は、水切装置6を出てデフレクター
ロール8を経て次工程に進行する。
【0026】金属帯4の速度が100mpm、金属帯の
板厚が0.6mm、吸水リンガーロールの真空圧を36
0torr、吸水リンガーロールの金属帯の表面を圧さ
え付ける圧力は線圧として10kg/cm、2段のゴム
リンガーロール3で圧下されて絞ることにより、水分を
系外に排出される金属帯の表面に付着する水分量を金属
帯の端部において1.4g/m2 、金属帯の中央部にお
いて0.2g/m2 に迄水分を低下させた場合には、吸
水リンガーロールの出側の金属帯の表面に残存する付着
水分量は金属帯の端部において0.17g/m2 、金属
帯の中央部において0.05g/m2に迄水分を除去す
ることができた。
【0027】図2は、この発明の他の実施例の金属帯の
水切装置の、竪側面の説明図である。図において1は吸
水リンガーロールである。3はゴムリンガーロールであ
る。4は金属帯である。5は圧下シリンダーである。6
は水切装置である。7は水浸漬タンクである。8はデフ
レクターロールである。
【0028】図3及び図4は、金属帯の板厚が0.22
mm、吸水リンガーロールの真空圧を360torr、
吸水リンガーロールの金属帯の表面を圧さえ付ける圧力
は線圧として10kg/cm、2段のゴムリンガーロー
ル3で圧下されて絞ることにより、水分を系外に排出さ
れる金属帯の表面に付着する水分量を0.25g/m 2
とした場合の金属帯の速度と金属帯の表面に残存する付
着水分量の関係をグラフで示した説明図である。図3は
金属帯の速度と金属帯の端部の表面に残存する付着水分
量の関係をグラフで示した説明図であり、図4は金属帯
の速度と金属帯の中央部の表面に残存する付着水分量の
関係をグラフで示した説明図である。ここで金属帯の速
度が高速であっても充分な水切効果が維持されることが
判明した。
【0029】この例において下記のデーターが得られた
場合があった。 入側の金属帯の表面に付着する水分付着量;27.6g
/m2 乃至110.5g/m2 金属帯の速度;200mpm 金属帯の板厚;0.22mm 吸水リンガーロール真空圧;360Torr 吸水リンガーロール圧下線圧;10kg/cm 上記作業条件において、 吸水リンガーロール出側の金属帯の表面に付着する水分
付着量; 端部; 0.88g/m2 乃至0.98g/m2 中央部;0.41g/m2 乃至0.46g/m2
【0030】即ち、この発明の水切装置の、水切効果
は、従来のゴムリンガーロールでは絞ることができなか
った金属帯の速度が高速である領域において、充分に維
持され薄い金属帯の生産能率を高水準に維持することが
可能となった。
【0031】
【発明の効果】この発明によると、金属帯の表面に残存
する付着水分量が極低水準に維持でき、極薄の金属帯製
品の錆、ステイン(雲状模様欠陥)等の電解錫めっき後
の光沢不均一を予防でき、且つ金属帯加熱用の誘導加熱
装置または圧縮空気吹き付け装置での省エネルギーが達
成された。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の金属帯の水切装置の説明図である。
【図2】この発明の他の実施例の金属帯の水切装置の説
明図である。
【図3】金属帯の速度と金属帯の端部の表面に残存する
付着水分量の関係をグラフで示した説明図である。
【図4】金属帯の速度と金属帯の中央部の表面に残存す
る付着水分量の関係をグラフで示した説明図である。
【図5】下式の変数を示した説明図である。 q=RLcos-1{(R−h)/R}(2Trcosα
/8μt−ρr2 2 /8μR+p' 2 /8μt)
【図6】吸水リンガーロール入側の金属帯の表面に付着
する水分量と、吸水リンガーロール出側の金属帯の表面
に残存する付着水分量との関係をグラフで示した説明図
である。
【図7】吸水リンガーロール入側の金属帯の表面に付着
する水分量と、吸水リンガーロール出側の金属帯の表面
に残存する付着水分量との関係をグラフで示した説明図
である。
【図8】吸水リンガーロール入側の金属帯の表面に付着
する水分量と、吸水リンガーロール出側の金属帯の表面
に残存する付着水分量との関係をグラフで示した説明図
である。
【図9】吸水リンガーロール入側の金属帯の表面に付着
する水分量と、吸水リンガーロール出側の金属帯の表面
に残存する付着水分量との関係をグラフで示した説明図
である。
【図10】吸水リンガーロールの断面図である。
【図11】従来の吸水リンガーロールを用いる水切装置
の説明図である。
【符号の説明】
1 吸水リンガーロール 2 吸引装置 3 ゴム製リンガーロール 4 金属帯 5 押し付け装置 6 水切装置 7 水浸漬タンク 8 デフレクターロール 11 極細繊維不織布からなる吸水部 12 水分を吸引する中空軸
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年2月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】図11は従来の吸水リンガーロールを用い
る水切装置の説明図である。図において1は吸水リンガ
ーロールである。2は吸引装置である。3はゴム製リン
ガーロールである。金属帯4は水切装置6に入りゴム製
リンガーロール3により表面付着水分を絞り取られて、
次いで吸水リンガーロール1で表面付着水分が吸い取ら
れて、次いで再びゴム製リンガーロール3により表面付
着水分を絞り取られて次工程に入る。吸引装置2は吸水
リンガーロール1が吸い取った表面付着水分を吸引し排
出する。押し付け装置5によってゴム製リンガーロール
3及び吸水リンガーロール1は金属帯4表面に押し付け
られている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】この例において下記のデーターが得られた
場合があった。入側の金属帯の表面に付着する水分付着
量;27.6g/m2 乃至110.5g/m2 金属帯の速度;5mpm乃至100mpm 金属帯の板厚;0.6mm 吸水リンガーロール真空圧;160Torr乃至560Torr ゴム製リンガーロール, 吸水リンガーロール圧下線圧;
10kg/cm 上記作業条件において ゴム製リンガーロール出側の金属帯の表面に付着する水
分付着量;0.5g/m2 乃至2.0g/m 2 吸水リンガーロール出側の金属帯の表面に付着する水分
付着量;0.4g/m2 乃至1.5g/m2 又、金属帯の速度;200mpm 金属帯の板厚;0.22mm 吸水リンガーロール真空圧;360Torr ゴム製リンガーロール,吸水リンガーロール圧下線圧;
10kg/cm 上記作業条件において ゴム製リンガーロール出側の金属帯の表面に付着する水
分付着量;0.13g/m2 乃至0.15g/m2 吸水リンガーロール出側の金属帯の表面に付着する水分
付着量;0.41g/m2 乃至0.46g/m2
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】上式が成立するためには、吸水リンガーロ
ールを金属帯の表面に圧さえ付ける圧力は線圧として
kg/cmないし15kg/cmであり、吸水リンガー
ロールの表面硬度はジュロメーターでHs 50ないしH
s 100であり、吸水リンガーロールの直径が200m
mφないし400mmφであることが望ましい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】削除
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 真介 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属帯の表面に付着する水分を、多数の
    小孔をもつ極細繊維不織布で覆はれた中空軸内部からの
    吸引力及び該不織布繊維の毛細管現象によって排除す
    る、吸水リンガーロール入側の金属帯の表面に付着する
    水分量が、金属帯の板厚が0.5mm以下の場合、金属
    帯の表面に付着する水分量は、 金属帯の端部において 0.3g/m2 以下、 金属帯の中央部において 0.3g/m2 以下、金属
    帯の板厚が0.5mm超えの場合、金属帯の表面に付着
    する水分量は、 金属帯の端部において 1.5g/m2 以下、 金属帯の中央部において 0.3g/m2 以下、であ
    る上記の条件を満足する範囲で水切をすることを特徴と
    する金属帯の水切方法。
  2. 【請求項2】 金属帯を処理するラインの入側に一対の
    ないし複数対のゴム製リンガーロール、金属帯加熱用の
    誘導加熱装置、熱水浸漬タンク、圧縮空気吹き付け装置
    の内1種以上を配置し、次いで吸水リンガーロールを配
    置したことを特徴とする金属帯の水切装置。
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