JPH0514858Y2 - - Google Patents

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JPH0514858Y2
JPH0514858Y2 JP1986199029U JP19902986U JPH0514858Y2 JP H0514858 Y2 JPH0514858 Y2 JP H0514858Y2 JP 1986199029 U JP1986199029 U JP 1986199029U JP 19902986 U JP19902986 U JP 19902986U JP H0514858 Y2 JPH0514858 Y2 JP H0514858Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、画像や文字等を記録する熱転写記録
装置に係り、特に高解像度の画像や文字等の記録
を行うに好適な熱転写記録装置に関する。
[従来の技術] コンピユータ等の端末出力機器において、デー
タ信号に従つてサーマルヘツドを駆動させ、転写
シートを用いて選択的に熱を加えて色材層を転写
する方法が知られている。
この方法は、コンピユータ等を操作することに
より比較的容易に可変情報を出力できると云つた
メリツトを有している。しかしながら出力できる
文字や画像の品質はサーマルヘツドの解像度で決
定してしまう。さらにサーマルヘツドは転写シー
トに接触しながら転写を行うためヘツドの摩耗と
云つた機械的問題を有している。
[目的] 本考案の目的は、非接触で解像度が高く再現性
の良い画像を得ることのできる熱転写記録装置を
提供することにある。
[構成] 本考案は、前記の目的を達成するために、記録
紙とフイルム状の基材上に色材層を塗布した転写
シートとを密着させ、熱を加えて色材層を記録紙
側へ転写させることにより記録する熱転写記録装
置において、変形自在な板状の押付挟持部を内表
面に備え且つその外周縁に真空ポンプに連結され
る溝穴とゴム枠を形成してなる凹曲面状カバーシ
ート板と、これに対面する同様の凹曲面状透明板
材とよりなる記録紙と転写シートとを挟持密着さ
せる挟持手段と、前記透明板材とカバーシート板
よりなる挟持手段の前後にそれぞれ配置された転
写紙と転写シートの透明板材に対する上下動可能
の押付ローラと、前記透明板材の上方より前述密
着状態にある転写シート上にレーザー光を走査せ
しめるレーザー走査手段と、このレーザー光が透
明板材を介して転写シートに選択的に当たつた部
分が吸熱して転写シートの色材層が前記記録紙に
転写された後に、この転写シートと記録紙を剥離
する手段と、前記記録紙と転写シートを搬送する
機構とを有するようにしたものである。
[実施例] 以下、実施例に基づいて本考案の詳細な説明を
行う。
第1図は装置の概要説明図であり、第2図A〜
Eは動作フローを示している。透明板材1は固定
されており、カバーシート板2は上下動し、前記
透明板材1に接離、重合可能な構造で、さらにこ
れらの板材1,2は点光源からの光が均一に当る
ように凹曲面をなしている。転写シート3は、転
写シート供給ロール5より供給され、ローラ8を
経て前記透明板材1とカバーシート板2の間を通
りローラ9を経てモータ14によつて駆動される
巻取ロール13にて巻取られる。記録紙4は給紙
ロール6より供給され、送り出しローラ7A,7
Bにて送り出され、前記透明板材1とカバーシー
ト板2の間を前記転写シート3の下側を通つて、
送りローラ12A,12Bを経て排出される。ま
たローラ23A,23Bは上下動可能であり、前
記透明板材1とカバーシート板2の間を通つてい
る転写シート3と記録紙4とを一緒に、当該透明
板材1に密着させるように巻き付ける役目をして
いる。又この時の転写シート3や記録紙4のパス
の変化を吸収するために、転写シート供給ロール
5、供給ロール6、送り出しローラ7A,7B、
ローラ8は、筐体29に固定され、この筐体ごと
記録紙の流れ方向に沿つて前後に移動が可能な構
造となつている。
光源はレーザー発振器22より発せられたレー
ザー光が光変調器21を通つて信号化され、その
後ミラー26によつてレーザー光の光路を変え
て、集光レンズ27を通過し、集光された後に更
にミラー16により光路を変えて上記透明板材1
の曲率の中心に位置された回転する多面鏡15に
当り、この多面鏡により反射されたレーザー光
は、透明板材1を介して転写シート3に線状にか
つ選択的に当り、このレーザー光の当つた部分の
転写シート3の色材層は溶融し、記録紙側に転写
されるのである。又、多面鏡15、ミラー16及
び集光レンズ27を保持するホルダー17はシヤ
フト19が嵌合され、更にスクリユーシヤフト1
8と螺合しており、このスクリユーシヤフト18
の一端はモータ20と連結され、当該モータの駆
動によりスクリユーシヤフト18が回転し、これ
によつてホルダ17はシヤフト19に沿つて移動
が可能な構造になつており、これによつてレーザ
光は透明板材1の下の転写シート上の指定された
領域を全て走査し、レーザー光による転写を行う
のである。
次に、本装置の動作フローについて説明する
と、まず第2図Aに示すように、透明板材1とカ
バーシート板2が離れた状態でその中間に転写シ
ート3と記録紙4とが共に一定のテンシヨンで張
られており、この時点で押付けローラ23A,2
3Bが矢印方向へ上昇し、転写シート3と記録紙
4とを共に透明板材1の曲面に巻き付けるように
密着させる。この時、転写シート3や記録紙のパ
スの変化に追従して転写シート供給ロール5、給
紙ロール6等を保持する筐体29ごと矢印の方向
に移動する。更に、カバーシート板2が上昇し、
これと透明板材1とで転写シート3と記録紙4を
サンドイツチするかたちとなる。この状態で転写
は可能であるが、本考案においては転写シート3
と記録紙4との密着度を増し、転写効率を増すた
めに真空密着を行つている。真空密着を行うため
に、カバーシート板2は第3図に示すように、例
えばシート状のラバー25のような変形自在な板
状の押付け狭持部を内表面に有し、そのまわりに
ゴム枠28を設け、透明板材1に接した時にパツ
キンの役割をするようにする。また該ゴム枠28
の内側とラバーシート25との間に溝穴24を設
け、この溝穴24と真空ポンプをつないでゴム枠
28で仕切られた空間を真空にするのである。真
空にされると、空間内の転写シート3と記録紙4
の間の空気層もなくなり、また変形自在な板状の
押付け狭持部をなすラバーシート25の変形によ
り、透明板材1側に押され、完全な密着状態が得
られるのである。
次に、第2図Bに示すように、密着が完了した
時点でレーザー発振器22よりレーザー光が発せ
られ、光変調器を通つて画像データ化されたレー
ザー光の信号となり、その後ミラー26により光
路を変え、スクリユーシヤフト18と平行にさ
れ、かつ、、集光レンズ27にてそのレーザー光
を集光させて、ミラー16で反射させ、回転する
多面鏡15に当つたレーザー光は該多面鏡15に
よつて線状に走査し、かつスクリユーシヤフト1
8の回転により多面鏡15、ミラー16及び集光
レンズ27が一体で移動することにより、前記密
着した転写シートの指定領域を全てレーザー光が
走査し、選択的にレーザー光が当つた部分が吸熱
溶融し、記録紙4側に転写され、画像を形成する
のである。レーザー光による画像形成が終了する
と、第2図Cに示すように真空を解除し、カバー
シート板2及び押付けローラ23A,23Bを下
降させ、かつ給紙ロール等を保持する筐体29も
矢印の方向に移動し、第2図Aと同様な位置関係
に戻り、この時点で転写シート3と記録紙4の剥
離動作に入る。この時、問題となるのは転写シー
トの基材フイルムと色材層の接着力が大きいもの
については接着剤の未硬化に起因する色材層の浮
き、剥がれが発生し、画像を壊す恐れがあること
である。これを防ぐには180度剥離を行う熱転写
媒体の剥離方法を採用すると良い。
これは第4図に示すように、転写シート3と記
録紙4の中間に剥離バー10を挿入し、記録紙と
転写シートとが約180度の角度をなすような状態
で剥離する方法であり、本装置では、ローラ9を
ローラ8側へ移動した後、予め設置された剥離バ
ー10を挿入し剥離を行うのである。
剥離が完了すると、第2図Dに示すように剥離
バー10を元の位置に復帰させ、それと同時にモ
ータ14を駆動させ、巻取ロール13により使用
済みの転写シート3を巻き取る。ここで注意しな
ければならないのは、次の転写面に転写シートの
浪費なしに、新しい転写シートを供給できる送り
量を設定することである。次に第2図Eに示すよ
うに、先ほど移動させたローラ9を元の位置に戻
すのであるが、この時移動するローラ9は既に供
給された転写シートの上をなぞり、仮密着の役目
をするのである。これで1色の転写プロセスが終
了するのであるが、これでカラーの画像を形成す
る場合は第5図に示すようなY(イエロー)、M
(マゼンタ)、C(シアン)、B(ブラツク)に塗り
分けられた転写シートを使用し、各々の画像デー
タによつて4回転写工程を踏むことにより得られ
る。
[効果] 本考案によれば、レーザー光を照射する側に設
けられた透明板材1に対面するカバーシート板2
の内縁に、ゴム枠28を介して真空ポンプに連結
された溝穴24を設けてあるので、透明板材1と
カバーシート板2との間に挟持された記録紙4と
転写シート3は確実に密着状態に挟持され、透明
板材を透してのレーザー光による熱転写により、
解像度が高く再現性のよい画像を得ることができ
る。
さらに、凹曲面状透明板材とこれに対面する凹
曲面状カバーシート板との前後に、それぞれ透明
板材1の凸面に対する記録紙・転写紙の押付ロー
ラ23A,23Bが上下動可能に設けてあるの
で、凹曲面状透明板材1の凸面への押付が確実に
行われるとともに、転写終了後におけるカバーシ
ート板2の凹表面よりの離脱も良好に行われるよ
うになる。
また、集光レンズ等によりレーザー光のスポツ
ト径を小さくでき、これにより形成される転写後
のドツトも小さくできるので、サーマルヘツド等
とは比較にならない高い解像度の画像が得られる
のである。
また、レーザー発振器の出力を大きくすれば、
レーザー走査速度を早めることが可能であり、画
像形成時間を早めることも可能である。さらに転
写の完了した記録紙は、通常連続シートの形状で
排出されるが、本装置にシートカツト機能を付加
してカツトシートの形で排出してもよいし、予め
記録紙にミシン目加工を施したものを使用する
か、本装置にミシン目加工機能を付加して折り出
しても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の装置の概要説明図、第2図A
〜Eは動作フローを示した図、第3図は真空密着
部の詳細図、第4図は剥離部の詳細図、第5図は
4色に塗り分けた転写シートの斜視図、である。 1……透明板材、2……カバーシート板、3…
…転写シート、4……記録紙、5……転写シート
供給ロール、6……給紙ロール、7A,7B……
送り出しローラ、8……ローラ、9……ローラ、
10……剥離バー、11……モータ、12A,1
2B……送り出しローラ、13……巻取りロー
ル、14……モータ、15……多面鏡、16……
ミラー、17……ホルダ、18……スクリユーシ
ヤフト、19……シヤフト、20……モータ、2
1……光変調器、22……レーザー発振器、23
A,23B……押付けローラ、24……溝穴、2
5……ラバーシート、26……ミラー、27……
集光レンズ、28……ゴム枠、29……筐体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 記録紙とフイルム状の基材上に色材層を塗布し
    た転写シートとを密着させ、熱を加えて色材層を
    記録紙側へ転写させることにより記録する熱転写
    記録装置において、変形自在な板状の押付挟持部
    を内表面に備え且つその外周縁に真空ポンプに連
    結される溝穴とゴム枠を形成してなる凹曲面状カ
    バーシート板と、これに対面する同様の凹曲面状
    透明板材とよりなる記録紙と転写シートとを挟持
    密着させる挟持手段と、前記透明板材とカバーシ
    ート板よりなる挟持手段の前後にそれぞれ配置さ
    れた転写紙と転写シートの透明板材に対する上下
    動可能の押付ローラと、前記透明板材の上方より
    前述密着状態にある転写シート上にレーザー光を
    走査せしめるレーザー走査手段と、このレーザー
    光が透明板材を介して転写シートに選択的に当た
    つた部分が吸熱して転写シートの色材層が前記記
    録紙に転写された後に、この転写シートと記録紙
    を剥離する手段と、前記記録紙と転写シートを搬
    送する機構とを有することを特徴とする熱転写記
    録装置。
JP1986199029U 1986-12-27 1986-12-27 Expired - Lifetime JPH0514858Y2 (ja)

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JPS63106643U JPS63106643U (ja) 1988-07-09
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS597938A (ja) * 1982-07-06 1984-01-17 Ricoh Co Ltd 感熱複写機
JPS59193437A (ja) * 1983-04-18 1984-11-02 Riso Kagaku Corp 感熱複写装置
JPS60157887A (ja) * 1984-01-27 1985-08-19 Ricoh Co Ltd 転写式プリンタ
JPS61112665A (ja) * 1984-11-07 1986-05-30 Fuji Xerox Co Ltd 熱転写型記録装置

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