JPH05148164A - 非n−炭化水素のプレパルスストリームを使用するn−パラフインを吸着分離するための改良方法 - Google Patents

非n−炭化水素のプレパルスストリームを使用するn−パラフインを吸着分離するための改良方法

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JPH05148164A
JPH05148164A JP3927491A JP3927491A JPH05148164A JP H05148164 A JPH05148164 A JP H05148164A JP 3927491 A JP3927491 A JP 3927491A JP 3927491 A JP3927491 A JP 3927491A JP H05148164 A JPH05148164 A JP H05148164A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非n-炭化水素とn-炭化水素を含む投入スト
リームを吸着ゾーンを通して、非n-炭化水素を抽出残
として取り出し、吸着ゾーン中のn-炭化水素を含む化
合物を脱着ゾーンで低分子量のn-炭化水素を飛散させ
吸着体の気孔空洞から吸着体を放出させ、それによって
吸着体粒子の周囲にある流体中のn-炭化水素の濃度を
局部的に低下させることによりn-パラフィンを高純
度、高収率で得る方法。 【構成】 非n-炭化水素とn-炭化水素を含む投入スト
リーム吸着ゾーンを通して、非n-炭化水素を抽出残物
として取り出し、吸着ゾーンに投入ストリームの沸点外
で沸騰する非n-炭化水素ストリームを吸着ゾーンの下
流または上流から通過させて、脱着体を包含するn-パ
ラフィンを含むn-炭化水素が希釈され、n-パラフィン
を脱着するn-パラフィン分離方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はとくに直鎖状および分岐
した鎖状の、場合によっては芳香族系の炭化水素を包含
する投入混合物から直鎖状の炭化水素を分離するための
改良方法であって、その改良が吸着ゾーンにプレパルス
ストリームの使用を包含するものにかかわる。この改良
はさらに詳細には非n-炭化水素からn-炭化水素を分離
する際たとえばC10およびそれ以上の「重質」n-パラ
フィンの回収度にかかわり、前記重質n-パラフィンの
投入混合物からの完全回収がチャンネルの直径が約5A
もモレキュラーシーブ吸着体を使用したとき、他の方法
では不十分となる傾向のあるものにかかわる。
【0002】
【従来の技術】選択吸着体を使用して種々の炭化水素化
合物を分離することが石油、化学および石油化学工業界
では広く実施されている。分別蒸留のような他の方法で
は同じ化合物の分離がより困難でかつ高価となるような
場合にはしばしば吸着法が使用される。このような吸着
分離工程の実例としては、キシレン混合物からのエチル
ベンゼンの分離、C8芳香族化合物の混合物からのパラ
キシレンのような特定のキシレンのような異性体の分
離、グルコース、フラクトースのような2以上の多糖類
混合物からグルコースのような単糖類の分離、アシルパ
ラフィン類からアシルオレフィン類の分離、およびイソ
パラフィン類および環状パラフィン類を含む非n-パラ
フィン類の分離がある。選択吸着性物質は通常非選択吸
着性物質と同数の炭素原子を有し、沸点もきわめて良く
似ており、その特性による分別蒸留はきわめて困難とさ
れている。吸着分離の他の一般的な用途は二種以上の炭
化水素群よりなる幅広い沸点領域の混合物から特定の炭
化水素群を回収する操作である。この操作の実例として
はC10〜C14のイソパラフィン類よりる混合物からC10
〜C14のn-パラフィン類を分離することである。この
ようなn-及び非n-炭化水素物質よりなる混合物から回
収された直鎖状(n-)パラフィンは一般的にはさらに
加工してろうそく用ワックス、食品包装材料および洗剤
として使用されるが、抽出残物軽潤滑油またはディーゼ
ル燃料としての用途がある。
【0003】種々の化学化合物の吸着分離はすでに十分
開発し尽くされ、一般にも実行ずみの工程である。この
ような工程の代表的な実例としては米国特許第3,455,81
5号および第4,006,197号公報がある。これらの参考資料
はいずれもモレキュラーシーブ型吸着性化合物を使用し
てイソパラフィンとn-パラフィンの混合物から直鎖状
パラフィンを分離する工程について記述されている。こ
れらの参考資料中に記載されている貴補する分離、操作
方法、条件、吸着体および投入物質は本発明で使用して
いるものと類似したものである。とくに第4,006,197号
は精製ゾーンIIに抽出残物清掃剤を用いて吸着剤の非選
択性の気泡空間から抽出残物化合物を洗い落とし、それ
によって抽出物中のn-パラフィンの純度を上げてい
る。米国特許第4,436,533号公報はC11〜C14のケロシ
ンストリーム中の非n-パラフィンからn-パラフィンを
連続吸着分離するための気相条件操作に関する工程を開
示している。米国特許第3,392,113号公報は炭化水素混
合物からのn-パラフィンの吸着分離を教示している。
米国特許第3,053,913号公報は分子中に少なくとも13個
の炭素原子をもつ直鎖状炭化水素であるいわゆる「重
質」n-炭化水素の精製を開示している。この特許は好
ましくは1分子当たり4個から8個の炭素原子をもつ液
状の分岐した鎖状パラフィンを溶離剤として用いた後吸
着、前脱着型吸着体床溶離段階の使用を教示している。
この溶離段階で吸着段階の結果吸着体と接触して残留し
ている投入物質の残留した(まだ吸着されていない)重
質分岐した鎖状炭化水素化合物を、吸着体の非選択性の
空間(すなわち前記吸着体粒子間の間隙)から洗い落と
す。この残留物質はモレキュラーシーブから容易に洗い
落とすことができなければ、脱着段階で最終要求物質の
ストリームと混合されることになる。この溶離段階を採
用してより軽質の分岐鎖状炭化水素化合物を置換するこ
とによって、この吸着段階の最終製品は分別蒸留または
他の通常の方法によって容易に精製可能となる。したが
って公知の従来技術では一般的な吸着体分離方法による
重質の直鎖状炭化水素の精製に関する種々の改良方法が
開示されている。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】本発明はある工程に全く外見上未吸着の非
n-炭化水素ストリームを導入して一定純度の直鎖状炭
化水素の回収率を増加させ、かつ投入物が導入されるか
ある場合には投入物と混合される点のすぐ下流の吸着ゾ
ーン内に位置する点または投入物導入点におけるn-炭
化水素の抽出物回収率を増加させる方法を提供するもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は吸着性分離法を
使用することによってn-および非n-炭化水素化合物を
分離するための改良方法であって、この際炭化水素投入
物質を抽出残物と比較して抽出物を選択的に吸着する性
質をもった吸着体のカラムを使用して前記抽出物と抽出
残物とに分離させるもので、前記改良方法がプレパルス
法を使用することよりなり、このプレパルス法が簡単な
分別によって非n-炭化水素投入物から容易に分離可能
な非n-炭化水素ストリームを前記吸着体が最初に投入
物質と接触するカラム中の点から下流またはその点のい
ずれかでこの吸着体のカラムに導入させ、それによって
前に投入した抽出物の抽出成分の吸着を増大させて抽出
物質回収率を高めることからなっている。この方法はま
たこの非n-炭化水素プレパルスストリームを投入物と
混合、たとえば前混合または投入点で同時注入してもよ
いことも意図するものである。
【0006】本発明は非n-炭化水素投入物よりn-パラ
フィンを分離するのにとくに有効で優秀な方法であっ
て、たとえば炭素数が約10以上とくに約20以上の投入物
中の軽質n-パラフィンを重質成分上で選択的に吸着さ
せるような広範囲の比較的重質の化合物に対し、前記吸
着体の低分子量n-パラフィンの競合物を低減させてこ
の吸着体の有用な吸着性サイトとするものである。簡単
にいうとこの改良方法は完全に外見上は非n-炭化水素
化合物したがってプレパルス物質としては未吸着物質を
使用し、この物質が必ずしも投入混合物中には通常認め
られるタイプのものではなく、投入混合物の抽出成分を
本発明の方法を使用することなく他の方法で可能とされ
るよりも広範囲に吸着および時には回収可能とする好適
な性質を有している。してもよいことも意図するもので
ある。
【0007】本発明の特異な実施例としては、吸着剤を
使用することによって炭化水素投入ストリームを抽出ス
トリームと抽出残物ストリームとに分離させ、この吸着
体が前記抽出残物と比較して前記抽出物質に対して選択
的吸着性をもつような工程よりなり、この工程が次の各
段階を包含することを特徴とするものである。すなわち
前記吸着体のカラムを介して流体流動を保持し、このカ
ラムがその中で発生する個別の操作機能を有しかつ直列
に連結された複数のゾーンを包含し、さらに前記カラム
の最終ゾーンが連結されてこのゾーンの連結した連結部
を付与している工程と;前記カラム中に吸着ゾーンを保
有し、このゾーンが前記ゾーンの上流境界にある吸入ス
トリームと前記ゾーンの下流境界にある残留物取り出し
ストリームとの間に伝導する吸着体部分によって限定さ
れている工程と;前記吸着ゾーンのすぐ上流に精製ゾー
ンを保持し、前記精製ゾーンがこの精製ゾーンの上流に
ある抽出物取り出しストリームと前記精製ゾーンの下流
境界にある前記投入ストリームとの間に位置する吸着体
の部分によって限定される工程と;前記精製ゾーンのす
ぐ上流に脱着ゾーンを保有し、この脱着ゾーンがこのゾ
ーンの上流境界にある脱着体投入ストリームと前記ゾー
ンの下流境界にある前記抽出物取り出しストリームとの
間に位置する吸着体の部分によって限定されている工程
と;場合によっては前記脱着ゾーンのすぐ上流に緩衝ゾ
ーンを保有し、前記緩衝ゾーンがこの緩衝ゾーンの下流
境界にある脱着体投入ストリームと、前記緩衝ゾーンの
上流境界にある抽出残物取り出しストリームとの間に位
置する吸着体の部分によって限定されている工程と;抽
出物と抽出残物とよりなる投入ストリームを吸着条件下
で前記吸着ゾーンの上流末端に通過させて、それによっ
て前記抽出物がこのゾーンの吸着体部分によって選択的
に吸着される工程と;前記吸着ゾーンの下流末端から抽
出残物を回収する工程と;脱着体ストリームを脱着条件
下で前記脱着ゾーンの上流末端に通過させて前記脱着ゾ
ーンの上流末端に通過させて前記脱着ゾーンにある吸着
体部分から抽出物の置換を実施させ、抽出物と脱着物と
よりなる抽出ストリームを前に脱着ゾーンから回収さ
せ、前記吸着体部分がこの吸着ゾーンで投入ストリーム
とあらかじめ接着させているとき前記抽出物を吸着体が
吸着している工程と;場合によっては前記吸着ゾーンを
通過する抽出残物取り出しストリームの少なくとも一部
を前記緩衝ゾーンへ通す工程と;さらに前記吸着体粒子
のカラムを介して前記吸着体ゾーン中の流体流れ、前記
吸着体、精製、脱着の各ゾーンおよびもし使っておれば
前記緩衝ゾーンに対して下流方向に定期的に進行させて
前記投入ストリームを抽出および抽出残物ストリームに
連続的に分離させる工程とを包含する工程であって、前
記工程が前記投入ストリームのすぐ下流にある前記カラ
ムの吸着ゾーン内に非n-炭化水素サブゾーンを保有し
て、このサブゾーンが前記サブゾーンの上流境界にある
非n-炭化水素投入ストリームのところまたはそれらの
間に位置する吸着体部分によって限定されている工程
と;非n-炭化水素投入ストリームを前記非n-炭化水素
サブゾーンに通過させて前記吸着体とも接触している前
記脱着体と比べてこの吸着体と接触している前記抽出物
の選択性吸着を促進させる工程とを包含することを特徴
としている。好ましい実施例においては、この非n-炭
化水素投入ストリームは前記投入ストリームと混合して
もまたそれと一緒に前記吸着ゾーンの上流末端に導入し
てもよい。
【0008】図1において線(1)はこの工程への脱着
体投入場所である;線(2)はこの工程への流体投入場
所である;線(3)は抽出物取り出し場所である;線
(4)は抽出残物取り出し場所である;線(6)は下記
の随意のリサイクルストリーム取り出し口である。I,
II,III,IVと印した吸着体部分はそれぞれ従来技術に
よるシミュレート流動床式吸着性分離工程の吸着ゾー
ン、精製ゾーン、脱着ゾーンおよび随意の緩衝ゾーンで
ある。このカラムにはどれだけの数の吸着体ベッドが含
まれていてもよく、通常ベッドは同じ大きさのものが8
〜24個用いられている。各ゾーンのベッド数は分離条件
および使用する前ベッド数に応じて変化するが、ベッド
数が24の時には一例として吸着ゾーンが4〜7ベッド、
精製ゾーンが6〜8ベッド、脱着ゾーンが7〜9ベッ
ド、緩衝ベッドが0〜2ベッドであってもよい。
【0009】図2では線(1)はこの工程への脱着体の
投入場所である;線(2)はこの工程への原料の投入場
所である;線(3)は抽出物取り出し場所である;線
(4)は抽出残物の取り出し場所である;線(5)は非
n-炭化水素の投入場所(時にはここにプレパルスを投
入してもよい)である。I,II,III,IVと印した吸着
体容器部分は、第1図の時と同様にそれぞれ本緊急発明
に採用したシミュレート流動床式吸着性分離工程の吸着
ゾーン、精製ゾーン、脱着ゾーンおよび随意緩衝ゾーン
である。IAで印をした吸着体容器の部分は、流体投入
場所と非n-炭化水素プレパルス・ストリーム用の投入
場所との間にある吸着ゾーン部分である。本発明の範疇
に入るある場合には、このサブゾーンは小さくてもまた
なくなってしまってもよい。というのはプレパルス非n
-炭化水素ストリームはそこに投入物を導入する直前の
投入点でカラムに入るか、あるいは投入物と前混合して
投入場所の線(2)を介して吸着体カラム中へ一緒にな
って導入されるからである。線(6)は随意のリサイク
ルストリーム取り出し場所で主として脱着体で構成され
ており、脱着体投入ストリームの線(1)を介してこの
工程へリサイクルさせてもよい。この目的は抽出残物ス
トリームに入るのを防ぐために緩衝ゾーンでマイナス
の、すなわち上向きの流れを起こさせるためである。線
(7)は洗浄ストリームの投入場所で、これは米国特許
第4,006,197号公報の教示と一致し、本出願の比較例IV
に例示されている。線(8)は抽出残物取り出しストリ
ーム(4)に近接した抽出残物型物質投入ストリームで
本出願の比較例Vに例示されている。カラムのベッド数
は本発明の場合経済的かつ効率的分離ができるように選
択できるが、8〜24のベッド数が好ましい。各ゾーンの
ベッド数は上記24ベッドカラムの例中に示したように選
択してもよい。この場合非炭化水素サブゾーン1Aは流
体投入場所・線(2)にもっとも近い吸着ゾーンのベッ
ド数を0〜2としてもよい。リサイクルストリーム
(6)はもし採用するときは随意のゾーンの中央部に位
置させる。洗浄ストリーム投入場所・線(7)は抽出物
取り出し場所(3)の下流1〜2ベッドのところに位置
させてもよい。抽出残物型物質投入ストリーム・線
(8)は抽出残物取り出し場所・線(4)の上流1〜2
ベッドに位置させてもよい。
【0010】この改良された吸着分離工程においては、
たとえば直鎖状炭化水素のようなn-パラフィン投入物
質は吸着体が接触している流体中にも存在する非n-炭
化水素よりもむしろ選択的に前記吸着体上に吸着され
る。もし炭素原子数が1だけの炭化水素がこの吸着体に
接触すると、この吸着は最終的には使用された吸着系に
よって指定された平衡、分離まで進行する。この場合問
題となる投入物質の相対吸着平衡という観点から希望す
る平衡到達を達成するように特別の工程条件を選択す
る。この結果投入物質中に存在する非n-炭化水素は所
望の程度まで回収され直鎖残物ストリームへ取り逃がす
ことはない。事実、投入物質が分子配向だけでなく分子
量に関して混合物を包含しているので、ある程度の妥協
が必要となる。種々の投入混合物の成分の各々に関する
吸着剤の質量移送特性から、各吸着剤は比較的高分子量
のものよりも比較的低分子量の直鎖状炭化水素をよく吸
着する傾向がある。(もちろんある一定の分子量に関し
てはn-炭化水素は非n-炭化水素よりも選択的に吸着さ
れる)このことは分子がずっと小さく移動しやすい比較
的低分子量で直鎖状の炭化水素化合物が、選択的に孔開
口部へ移行することが比較的容易であることによるもの
と思われた。事実、一定の炭素数のn-パラフィンの回
収率は問題としているn-パラフィンの炭素数に依存す
る。この現象はこれまで幅広い炭素数の範囲の投入混合
物において、炭素数の多い投入混合物ほど所望の程度ま
で、たとえば従来技術の吸着分離法を使用するときより
炭素数の少ない投入混合物の場合と同じ程度までしか回
収できないという一般的問題を提起している。
【0011】このような問題を図示した特殊なケースと
しては直鎖状炭化水素化合物と分岐鎖状炭化水素化合物
とよりなる混合物で、かつこれらの混合物が1分子当た
りの炭素原子数が約10と約35の間にある炭化水素よりな
るものから直鎖状炭化水素を分離する場合がある。この
ような場合直鎖状物質の回収率、すなわちこの工程の投
入物中に存在するこのような直鎖状炭化水素化合物の量
に対して抽出物ストリーム中に回収された一定分子量の
直鎖状炭化水素化合物の重量をベースにした量は、問題
としている直鎖状物質1分子当たりの炭素数に対して大
雑把にみて逆の関係があることが分かった。このような
現象は炭素数の多い投入混合物ですべての場合に起こっ
ているように思われるが、先に図示したような場合には
高分子量の直鎖炭化水素回収率におよぼす誇張された影
響によってきわめて明白となっている。換言すると、比
較的高分子量(の炭化水素)の直鎖状炭化水素回収率に
及ぼす影響は全炭素数に対して明らかとされているが、
炭素数が約10以上のときは実際的に測定可能であり、し
たがって一般的にも商業的にも明白で、炭素数が約14以
上のときにはさらに明白となる。直鎖状炭化水素化合物
の回収率は高温下の操作で増加することがあるが、重質
直鎖状炭化水素化合物の回収率はある点で商業的に成立
し得なくなったり、あるいは非常に重質の化合物の場合
には吸着体の選択性の孔へおよび/または孔からこれら
の重質直鎖状化合物の質量移動がきわめて小さくなるた
め最終的には「0」となることがある。したがって本発
明の目的はn-炭化水素と非n-炭化水素化合物とよりな
る投入混合物からn-パラフィンを吸着分離し、その結
果n-パラフィンの全回収率を増大させる改良された方
法を提供することにある。さらに本発明の別の目的は、
投入混合物中に包含される比較的高分子量の直鎖状炭化
水素化合物の回収率を改良向上させることにある。これ
らの目的は「プレパルス」技術としてこれまで他の分野
で知られている技術を使用することによって達成でき
た。
【0012】この工程に注入される投入ストリームはn
-パラフィンと非n-炭化水素化合物との混合物とを包含
すべきである。この非n-炭化水素化合物には環状化合
物および/または分岐した鎖状炭化水素を包含していて
もよい。投入ストリームは好ましくは水素処理法等によ
って精製して多量の硫黄、酸素、窒素またはオレフィン
化合物を除去する。この投入ストリームは普通、炭素数
の範囲が3以上の炭化水素化合物を包含する。代表的な
投入化合物としてはC10〜C14のパラフィン混合物、C
13〜C30のパラフィン混合物、C15〜C25のパラフィン
混合物、C24〜C26のパラフィン混合物、またはC26
28のパラフィン混合物と同じ沸点範囲にある非n-炭
化水素混合物がある。分岐した鎖状および脂環性炭化水
素化合物は同じ炭素数をもつそれぞれのn-炭化水素と
わずかに違った沸点を有するので、非n-炭化水素化合
物はわずかに異なってはいるが同じ炭素数範囲をもつこ
とになる。芳香族炭化水素化合物が同じように存在して
いてもよい。換言すると、投入ストリームは約10から約
35までにおよぶ炭素数をもつn-パラフィンと同じ範囲
の非n-炭化水素化合物とを包含していてもよい。
【0013】吸着分離法は種々の操作技術を使用して実
施することができる。たとえば吸着体を固定床として保
留してもよいし、吸着ゾーンを介して移動床として輸送
させてもよい。さらにこの吸着体床の移動をシミュレー
トする技術を使用してもよい。したがってこの吸着性分
離ゾーンは使用する吸着体の1つ以上のベッドをもった
単純スイングベッド装置を包含させて所望の化合物を収
集し、従来使用していたベッドを脱着体の使用およびお
そらく同時に温度上昇、圧力低下または通常これらを使
用する再生技術の複数の組み合わせによって再生させて
もよい。この吸着体分離ゾーンの操作にさらに可能と思
われる変化を加えることによって、気相または液相のい
ずれかの状態で吸着体ベッドの操作を行うことができ
る。この場合液相法を使う方がより好ましい。吸着体に
よるシミュレート移動床を使用するといくつかの利点が
ある。これらの利点としては、吸着体の摩耗を防ぐ一方
高純度の製品ストリームが連続的に得られることであ
る。固体吸着体のベッドと投入物および脱着ストリーム
のような各種の投入液体ストリームとの向流のシミュレ
ートが好結果を示している。このシミュレートには2つ
の異なった方法がある。その1つは真の流体流れを吸着
体のシミュレート移動方法と逆方向にある吸着体ベッド
を介して保持することである。このことは、ある方法で
操作できるように連結したポンプを使用して、吸着体の
ベッド全長にわたる循環を起こさせることにより達成さ
れる。吸着体の移動をシミュレートさせる第1の方法
は、吸着体ベッドの長さだけ、吸着ゾーンのような種々
のゾーンの位置を実際に周期的に移動させる方法であ
る。このような各種のゾーンの位置を実際に移動させる
ことは、投入ストリームが吸着体ベッドに投入されると
ころ、および取出しストリームが吸着体ベッドから取出
されるところを周期的に前進させることによって、一方
向パターンで段階的に行うことができる。したがって変
化するのは吸着体ベッド中のそれぞれ投入および取出し
位置によって限定される各種ゾーンの位置だけである。
吸着体ベッド自体は固定されていて、移動しない。
【0014】吸着体ベッドは、1個以上の個別に内部連
結した、代表的には8〜24個の容器を包含していてもよ
い。吸着体ベッドの長さ方向の多数の位置に、適当な開
口部および導管が設置されていて、流体の投入または取
出しが可能とされている。これらのそれぞれの位置には
好ましくは流体の分配収集器によって吸着体ベッド断面
の緊縮が付与されている。この装置は、米国特許第3,20
8,833号、第3,214,247号および第3,523,762号公報に記
載された装置に類似している。この分配収集器は、吸着
体ベッドの長さ方向に流体のプラグ流動の実施および保
持に役立っている。どちらか一方のストリームが投入さ
れ、相応する取出しストリームが吸着体ベッドを出る2
つの場所は、使用されていない少なくとも2つ以上の潜
在的な流体投入または取出し場所によってお互いに隔離
されている。吸着ゾーンのゆっくりとした増大性の移動
は、実際の流体投入または取出し位置を次の利用可能な
潜在位置へ周期的に進めることによって、実施される。
すなわち、吸着ゾーンが前進するごとに各ゾーンの始め
と終りを示す境界が、流体の投入または取出しの隣接し
た潜在位置間を比較的均等した距離だけ移動する。しか
し、ゾーンはこれらの流体が移動する幾つかの位置に広
がっているので、大部分のゾーンは全く影響を受けず、
そのままでいる。このような多くの異なった位置で、流
体の流れが切替わる(スイッチングする)ことはマルチ
バルブマニホールまたはポートロータリーバルブを使う
ことによって実施できる。
【0015】ここで使用したように、「投入ストリー
ム」という用語は、投入物を包含し抽出組成物を回収す
るために吸着体ベッドに投入される、この装置中のスト
リームを表すことを意図している。この投入ストリーム
は、1つ以上の抽出組成物と1つ以上の抽出残組成物と
を包含している。この「抽出組成物」とは、吸着体によ
って選択的に吸着される化合物のことであって、「抽出
残組成物」と相対的に使用されている。通常、「抽出組
成物」という用語は、この装置を用いた好ましい実施例
においては、n-パラフィンが非n-炭化水素化合物に対
して選択的に吸着されているので、最終製品として回収
される抽出組成物となる。この投入ストリーム中に包含
され、好ましい実施例中では、通常主としてイソパラフ
ィンが使用されている他の化合物が抽出残組成物とな
る。この場合、イソパラフィンの多い抽出残組成物も、
ハイオクタン自動車用燃料またはその混合物としての用
途があるため最終製品と考えられることも多いが、抽出
組成物はパラフィンの異性化段階に投入されるか、また
は脂肪酸、塩素化パラフィン、またはアルファオレフィ
ン工程の投入物として投入されるかまたは前述したよう
な二、三の別の方法で使用される。
【0016】また「抽出物ストリーム」という用語は、
本来投入ストリーム中に含まれている抽出組成物を包含
し、脱着体ストリームによって脱着体から脱着されるス
トリームに付与されるものである。この抽出物ストリー
ムの組成は、吸着体ベッドに残っているため、通常時間
と共に変化し、約100モル%の抽出組成物から約100モル
%の脱着体組成物までに及ぶことがある。さらに「抽出
残組成物」という用語は、吸着体ベッドで作られ、投入
ストリームの抽出残組成物の大部分を包含するストリー
ムを表すことを意図するものである。この抽出ストリー
ムとは基本的には、投入ストリームと、非n-炭化水素
投入ストリームとの未吸着組成物と、吸着ゾーンを通過
するとき吸着される吸着体組成物とである。これらの抽
出物ストリームと抽出残ストリームとは、両方ともそれ
ぞれの分別カラムに通す前に逆混合蓄積ゾーンに通すの
が普通の方法である。
【0017】「非n-炭化水素ストリーム」または「プ
レパルスストリーム」という用語は、吸着体ベッドに投
入される位置にあるn-炭化水素化合物濃度よりも低い
n-炭化水素濃度を有するか、あるいは好ましくはn-炭
化水素化合物を全く有しないストリームに付与される。
このストリームは、好ましくは投入ストリームによっ
て、または投入ストリームと共に吸着体と接触する位置
のすぐ下流の吸着体カラム中に導入させて、投入物から
1〜2ベッド下流にあるようにするか、あるいは投入物
が導入される前にこの投入ストリームを停止させたり、
投入物投入位置の非n-炭化水素ストリーム中に導入さ
せてパルスとして導入させてもよい。以下の実施例中に
示すように、本発明の範囲内では、非n-炭化水素スト
リームを投入物と前混合させて、投入物投入位置で両者
を同じに導入し、それによって以下に参照できると同じ
利益と結果を得ることも可能である。このストリームが
果たす役割は、低分子量のn-炭化水素を飛散させて吸
着体の気孔空間から脱着体を放出させ、それによって吸
着体粒子の周囲にある流体中のこのn-炭化水素化合物
の濃度を局部的に低下させることである。低分子量の脱
着体n-パラフィンの濃度がこのように低下することに
よって、投入物中の比較的重質のn-炭化水素化合物
と、これらの比較的軽質のn-炭化水素化合物との間で
吸着体がもっている前記気孔への可能な選択的競合性が
低下し、その結果重質n-炭化水素化合物の回収率の増
加が可能となる。したがって、この投入物中にある比較
的高分子量のn-炭化水素化合物は、このプレパルス技
術を使用しない場合よりも大きな割合で吸着(したがっ
て場合によっては抽出物製品として回収)される。その
結果、投入物中のn-パラフィンの全回収率は、投入物
中に含まれる重質n-パラフィンの回収率が増加するた
め著しい改良となる。非n-投入炭化水素ストリームに
とって好ましい物質は、投入物よりも沸点の低い分岐し
たパラフィンで、通常の分別手段によっても分離できる
ので抽出物からの回収をさらに容易にする。さらに好ま
しいことは、抽出物および抽出残ストリームから非n-
炭化水素の回収をさらに簡単にするので、非n-炭化水
素は脱着体中に使用するものと同じものでよい。さら
に、使用可能な他の非n-炭化水素化合物としては、環
状脂肪族または脂環性炭化水素、および投入物よりは沸
点が低いがその混合物とは同程度の沸点をもつ芳香族炭
化水素がある。
【0018】ここで使用したように、「脱着体」という
用語は、抽出物組成物を吸着体ベッドから脱着させるこ
とのできることを意図するものである。また「脱着体ス
トリーム」とは、脱着体を吸着体ベッドへ運ぶこの装置
のストリームのことである。この脱着体としては、好ま
しくは、分別蒸留によって極めて容易に抽出物および抽
出残組成物から分離できる炭化水素化合物のことであ
る。したがって、脱着体は、抽出物組成物とは異なる炭
素数で、好ましくはより小さい炭素数のものでなければ
ならない。n-パラフィンと非n-パラフィンとを分離す
る好ましい実施例においては、脱着体ストリームは好ま
しくは、投入ストリーム中のものよりも小さい分子量、
すなわち小さい炭素数を持つn-パラフィン中に多く、
n-パラフィンと非n-イソパラフィンと環状炭化水素化
合物のモル比が約2:1以上でなければならない。脱着
体として好ましいn-パラフィン化合物は、C4〜C8
もので、特にC5,C6またはC7が好ましい。使用する
とき、脱着体の中にあることが好ましい非n-炭化水素
化合物としては、投入ストリーム中のものよりも低分子
量で炭素数の少ない分岐した鎖状パラフィンがある。と
くに、分子中にC4〜C8の炭素数を持つ、たとえばイソ
ブタン、イソペンタン、イソヘキサン、イソオクタンの
ような分岐した鎖状パラフィンが好ましい。
【0019】吸着分離ゾーンの好ましい形態および好ま
しいシミュレート移動床技術としては、先に引用した米
国特許第3,392,113号、第3,455,815号および第4,006,19
7号公報および参考資料としてここで使用している米国
特許第2,985,589号公報中にさらに詳細に記載されてい
る。これらの参考資料中には、n-パラフィン類からイ
ソパラフィン類や芳香族化合物のような他の非n-炭化
水素化合物の分離に使用するのに適当な操作条件および
方法、および好適な吸着体のことが記載されている。吸
着技術および好ましい操作方法に関する一層の情報は、
ここで参考資料として引用されている米国特許第3,617,
504号、第4,133,842号および第4,434,051号公報を参照
されたい。また、適当なロータリーバルブの設計に関す
る情報は、米国特許第3,404,777号公報に記載されてい
る。イソパラフィン類またはn-パラフィン類のどちら
かを回収するのに使用できるシミュレート移動床式吸着
分離装置の全く違ったものが米国特許第4,402,832号お
よび第4,498,991号公報中に記載されており、この装置
は吸着体を流体の流れに対して連続的に併流移動させて
いるが、好ましい吸着分離技術では、流体流れ中の吸着
性物質の移動はシミュレートした向流である。
【0020】分離段階で使用したチャンバーを包含する
吸着体の好ましい操作条件は、25〜350℃の温度および
大気圧(101.3KPa)〜3,000KPagの圧力を包含する。こ
の圧力は通常吸着分離装置のすべての位置で液相状態を
保持するのに十分なように設定する。120〜250℃の温度
および600〜7,500KPagの圧力がさらに好ましい。185℃
〜225℃の温度が最も好ましい。本発明をシミュレート
したパルステストでは、真の残留容積が温度185〜225℃
に上げられた時10〜20の範囲内の炭素数を持つすべての
n-炭化水素化合物について約4mlまで、極めて均一に
低下させることができた。このことは脱着速度がより迅
速であること、したがって可能なサイクル時間がより短
縮できることを示している。n-パラフィン系の炭化水
素化合物を非n-パラフィン系の炭化水素化合物から分
離させるのに好ましい吸着体としては、たとえば市販の
5A型のモレキュラーシーブのような直径が約5Aの比
較的均一な孔を持つものである。
【0021】本方法の使用により最高の結果を得るため
には、Lp/A比(ここで、Lpはプレパルス投入ストリー
ムの流動速度で、Aは吸着体の(シミュレート)流動速
度である)が4〜5の範囲内になければならない。した
がって、実施例においてはA=55ml/hr,Lp=好ましく
は220〜275ml/hrとされている。下記の実施例は、本発
明の単なる模式例に過ぎず、本発明の適用性を制約も限
定もすることを意味するものではない。
【0022】
【実施例】実施例I(従来技術) 次に示すパイロットプラントのデータは、本発明に基づ
く方法を使用せずに得られたもので、したがって本発明
に基づくプレパルス技術の効用を従来技術の効用と対比
して判断するための参考となるものである。図1に代表
的に図示した形式のシミュレート移動床式吸着分離型パ
イロットプラントは、頭部ベッドから底部ベッドまで垂
直に位置し、連結して連続的な流れを付与する24個のベ
ッドを包含し、460ccのUOP 5A型吸着体を有し、20
0℃、約2,100KPagの下でロータリーバルブを用いて操作
され、サイクル時間1時間で試験が行われた。この場
合、吸着ゾーンは7ベッド、生成ゾーンは7ベッド、脱
着ゾーンは8ベッドさらに随意の緩衝ゾーンは2ベッド
を包含していた。ベッド数は、下から数え、投入および
取出しストリームに関して図1を参照すると、投入物は
サイクルの開始時にベッド(7)の頭部に注入され、抽出
残物はベッド(1)の底部から取出され、脱着体はベッド
(22)の頭部へ注入され、さらに抽出物はベッド(15)の底
部から取出されている。この緩衝ゾーンIVを除いてすべ
てのゾーン中の流れは下方に向かっている;抽出残が抽
出物ストリーム中に混入するのを防ぐために、この緩衝
ゾーンIV中では流れはマイナスすなわち上方とされてい
る。リサイクルストリーム(6)はベッド(23)の頭部から
取出され、脱着体としてベッド(23)の底部へリサイクル
する。リサイクルストリーム(6)はこの装置から定期的
に取出し、その代わりに追加の新鮮な脱着体を付加す
る。この結果、ゾーンIV中にマイナスの流れが生じ、分
別によって抽出残物から取出さねばならない量の脱着体
を低減させることができるが、抽出残の純度には影響を
与えない。投入混合物はn-C22,n-C28およびC10
17の範囲の炭素数を有するイソパラフィン(i-C10
〜C17)混合物を包含する合成混合物である。各ストリ
ームの組成(重量%)と流動速度を表1に表示した。
〔表1〕
【表1】 組成/ストリーム 投 入 抽 出 抽 出 残 脱 着 (重量%) ストリーム ストリーム ストリーム ストリーム n-C22 35 2.1 1.8 0 n-C28 35 0.6 3.4 0 i-C10_17 30 0.1 3.8 0 イソ-オクタン 0 30 97.2 91.0 n-オクタン 0 70 合 計 100 100 100 100 流動速度(cc/時間) 35 363 300 586 プ-パルス 使用せず 上の結果から、抽出物中のn-パラフィンの純度は96.4
%、n-パラフィンの回収率は39%となった。
【0023】実施例II 上記の実施例Iで用いたと同じシミュレート型移動床式
パイロットプラントを本発明に基づくプレパルス法を実
施するために使用した。すなわち(下記の組成と流動速
度を持つ)、非n-炭化水素投入ストリームを第2図の
線(5)を介して吸着体カラムのベッドの上部(6)、すなわ
ち投入入り口の下のベッドへ導入させた。他のストリー
ムは実施例Iと同じにし、また同じ吸着体の種類および
量、サイクル時間、投入および脱着他組成、温度、圧力
をこの実施例IIでも使用した。各ストリームの組成(重
量%)と流動速度を表2に表示した。 以下余白
【表2】 組成/ストリーム 投 入 抽 出 抽 出 残 脱 着 (重量%) ストリーム ストリーム ストリーム ストリーム n-C22 35 3.0 0.7 0 n-C28 35 1.9 1.4 0 i-C10_17 30 0.1 2.2 0 イソ-オクタン 0 30 95.2 95.7 n-オクタン 0 70 合 計 100 100 100 100 流動速度(cc/時間) 35 367 548 583 プレパルス流動速度(100% イソ-オクタン) 247cc/時間 この実施例における抽出物中のn-パラフィンの純度は9
8%、回収率は61%であった。
【0024】実施例IとIIに対する検討 上記のデータからも分かるように、本発明を採択するこ
とによって、一定の吸着体/脱着体配合物のn-炭化水
素化合物と非n-炭化水素化合物との混合物からn-パラ
フィンの選択吸着性を改良向上させることができる。と
くに、実施例IIのデータを実施例Iのデータと比較する
と、投入ストリーム中に最初存在するn-C22およびn-
28炭化水素の回収が実施例Iで示すよりも実施例IIの
方が著しく大きくなっているが、実施例Iは実施例IIと
同じ装置を、本発明の方法を使用しないこと以外は、全
く同じ操作を使用している。本発明に基づく方法を用い
ないときは、全n-パラフィンの回収が低下するだけで
なく、投入物中に最初存在する個々のn-パラフィンの
回収も、問題となるn-パラフィンの炭素数とは逆の関
係をもって変化することが明示されている気付く必要が
ある。対照的に、実施例IIは試験した炭素数の範囲内で
本発明を使用することが、この不均衡を完全に低減させ
ることを実証している。さらにこの後の実施例VIで示す
ように、この不均衡を無くすことができ、n-重質およ
び軽質パラフィンの両者とも同じ程度まで回収すること
ができる。
【0025】実施例III 非n-炭化水素投入物質を投入物質と混合して投入スト
リーム(2)と共に吸着体カラムのベッド(7)の頭部に導入
した以外は、実施例IIを繰り返した。各ストリームの組
成(重量%)と流動速度は表3に示した通りで、この実
施例で本発明の改良結果の得られることが示された。
【表3】 組成/ストリーム 投 入 抽 出 抽 出 残 脱 着 (重量%) ストリーム ストリーム ストリーム ストリーム n-C22 35 3.3 0.7 0 n-C28 35 1.9 1.9 0 イソ-C10_17 30 0.2 2.8 0 イソ-オクタン 0 30 94.6 94.6 n-C8 0 100 流動速度(cc/時間) 35 393 365 581 非n-炭化水素流動速度(100% イソ-オクタン) 240cc/時間 得られた抽出物の純度は96.3%、回収率は68.2%であ
った。
【0026】実施例IV 先の実施例IIで用いたと同じシミュレート型移動床式パ
イロットプラントを改造して、非n-炭化水素ストリー
ムを米国特許第4,006,197号公報が開示する「抽出残物
質清掃剤」導入方法を用いて、線(7)(図2参照)を介
して抽出物取り出し位置線(3)の2ベッド下方(下流)
の吸着体カラムの精製ゾーンIIに導入させた。実施例II
で用いたと同じ非n-炭化水素ストリーム(100%イソオ
クタン)、吸着体の種類と量、サイクル時間、投入およ
び脱着体組成をこの実施例IVでも使用した。表4に示す
組成(重量%)と流動速度は3回の試験の平均値であ
る。
【表4】 組成/ストリーム 投 入 抽 出 抽 出 残 脱 着 (重量%) ストリーム ストリーム ストリーム ストリーム n-C22 35 1.97 1.2 0 n-C28 35 0.97 2.23 0 イソ-C10_17 30 痕 跡 2.63 0 イソ-オクタン 0 30 97.0 93.94 n-C8 0 70 流動速度(cc/時間) 35 466 448 576 清掃剤流動速度(100% イソ-オクタン) 240cc/時間 上記のデータから、純度と回収率はそれぞれ99%,47.1
%となった。Bieserが開示していたように、高純度が得
られるが、回収率は極めて低かった。
【0027】実施例V 先に実施例IIで用いたと同じシミュレート型移動床式パ
イロットプラントを改造して、非n-炭化水素ストリー
ムを線(8)(図3参照)を介して抽出残ストリーム(4)の
1ベッド上で、投入ストリーム(2)の5ベッド下方(下
流)のの吸着体カラムの吸着ゾーンIに導入し、投入ゾ
ーンから遠く離れた吸着ゾーン中のある位置に非n-炭
化水素化合物を導入した結果を示した。実施例IIで用い
たと同じ非n-炭化水素ストリーム(100%イソオクタ
ン)、吸着体の種類と量、サイクル時間、投入および脱
着体組成をこの実施例でも使用した。表5に示す組成
(重量%)と流動速度は3回の試験の平均値である。
【表5】 組成/ストリーム 投 入 抽 出 抽 出 残 脱 着 (重量%) ストリーム ストリーム ストリーム ストリーム n-C22 35 2.33 0.73 0 n-C28 35 0.47 1.40 0 イソ-C10_17 30 0.1 1.43 0 イソ-オクタン 0 30 97.1 96.44 n-C8 0 100 流動速度(cc/時間) − 568.7 363.3 585 非n-炭化水素流動速度(100% イソ-オクタン) 240cc/時間 得られた抽出物の純度は99%、回収率は46.7%であっ
た。再度のことになるが、高純度の抽出物が得られたに
もかかわらず、回収率は即席法によるものよりも悪かっ
た。
【0028】実施例VI 本発明を実施するために構成させたと同じパイロットプ
ラントを用いる実施例IIIを繰り返し、脱着体として100
%n-ヘキサンを使用した。この結果、n-パラフィン
(n-C22およびn-C28)の投入物からの分離は純度が
97.4%、回収率はずっと高く95.7%となった。また、下
記の第6表からも分かるように、重質n-パラフィン成
分のn-C28は軽質n-パラフィンと同じ量も回収され、
n-パラフィンの全回収量は実施例Iで示した従来技術
の方法を用いて得られるよりも大きい値を示していた。
各ストリームの組成(重量%)と流動速度を表6に示
す。 以下余白
【表6】 組成/ストリーム 投 入 抽 出 抽 出 残 脱 着 (重量%) ストリーム ストリーム ストリーム ストリーム n-C22 35 3.8 0.2 0 n-C28 35 3.8 0.1 0 イソ-C10_17 30 0.2 2.9 0 イソ-オクタン 0 0 75 0 n-ヘキサン 0 92.2 21.8 100 合 計 100 100 100 100 流動速度(cc/時間) 35 366 414 588 プレパルス流動速度(100% イソ-オクタン) 240cc/時間 この実施例においては、得られた抽出物中のn-パラフ
ィンの純度では97.4%、回収率は95.7%であった。
【0029】実施例VII 投入物として、69.2重量%のn-C20〜C30と、同じ沸
点を持つ重量31.8%の非n-炭化水素化合物(HC)という
分析値のガスオイル溜分を用いて、実施例VIを繰り返し
た。脱着体なしの場合には、抽出物はn-C20〜C30
ラフィンが99.8%で、回収率は86%であった。投入物お
よび抽出物の組成を表7に示す。 以下余白
【表7】 組成/ストリーム 投 入 抽 出 抽 出 残 脱 着 (重量%) ストリーム ストリーム ストリーム ストリーム n-C20 0.1 0.01 − 0 n-C21 0.8 0.17 − 0 n-C22 4.3 0.95 − 0 n-C23 10.0 2.19 − 0 n-C24 13.6 2.99 − 0 n-C25 16.8 3.35 − 0 n-C26 12.4 2.79 − 0 n-C27 7.7 1.73 − 0 n-C28 2.7 0.6 − 0 n-C29 0.7 0.16 − 0 n-C30 0.1 0.03 − 0 非n-炭化水素 31.8 0.03 − 0 イソ-オクタン 0 − 0 85.03 n-ヘキサン 0 − 100 流動速度(cc/時間) 33 163 400 389 プレパルス流動速度(100% イソ-オクタン) 253cc/時間 投入物に非n-パルスストリームを前混合し、好ましい
脱着体であるn-ヘキサンを包含するという方法を用い
ることによって、高純度で、かつ高回収率が達成され
た。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、非n-炭
化水素投入物よりn-パラフィンを分離するようにとく
に有効で優れた方法であって、分離されたn-パラフィ
ンが高純度でしかも高収率で得られる極めて工業的に効
果のある方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術に基づき配置されたシミュレート流動
床式分離法の簡略化した工程流れ図である。
【図2】本発明の好ましい施行例を使用しかつ非n-
(プレパルス)炭化水素サブゾーンの一般的な相対位置
および非n-炭化水素ストリームの投入のための交替位
置を示すシミュレート流動床分離法の簡略化した工程流
れ図である。
【符号の説明】
I 吸着ゾーン II 精製ゾーン III 脱着ゾーン IV 緩衝ゾーン 1 吸着体投入部 2 原料投入部 3 抽出物取出し部 4 抽出残物取出し部 5 非n-炭化水素投入部 6 リサイクルストリーム取出し部 7 洗浄ストリーム投入部 8 抽出残物取出し部 15 ベッド 22〜24 ベッド

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非n-炭化水素化合物からn-パラフィン
    炭化水素化合物を分離するための吸着分離方法であっ
    て、特定の炭素数範囲のn-炭化水素化合物と非n-炭化
    水素化合物とを包含する投入物を、相対的に吸着された
    n-炭化水素化合物を包含する抽出物と相対的に吸着さ
    れない非n-炭化水素化合物を包含する抽出残物とに、
    下記の段階によって分離する方法であって、これらの段
    階が、抽出残物と比較すると抽出物に選択的に吸着性を
    有する吸着体に、吸着条件下で吸着ゾーン中の前記投入
    物と接触させる段階と、比較的に吸着されない非n-炭
    化水素化合物を前記吸着体から抽出残物として取出す段
    階と、さらに前記吸着されたn-パラフィン炭化水素化
    合物を前記投入物よりも炭素数の少ない吸着されたn-
    パラフィン炭化水素化合物を包含する脱着体で脱着させ
    て抽出物とする段階を包含し、さらに、投入物の沸騰範
    囲外で沸騰する非n-炭化水素ストリームを、前記吸着
    体が投入物と接触する位置の下流または投入物製造位置
    のどちらかにある前記吸着ゾーンの上流末端に通過さ
    せ、それによって前記脱着体を包含するn-炭化水素化
    合物が本質的に希釈され、この吸着体と接触する前記投
    入物の前記n-パラフィン炭化水素化合物がこの脱着体
    中に包含されるn-炭化水素化合物に吸着され、それに
    よって前記n-パラフィン炭化水素化合物投入物の回収
    率が増加することを特徴とする吸着分離方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の非n-炭化水素化合物
    からn-パラフィン炭化水素化合物を分離するための吸
    着分離方法であって、さらに前記非n-炭化水素化合物
    投入ストリームが、分別手段によって前記投入物から容
    易に分離自在な分岐した鎖状の炭化水素化合物を包含す
    ることを特徴とする吸着分離方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の非n-炭化水素化合物
    からn-パラフィン炭化水素化合物を分離するための吸
    着分離方法であって、さらに前記非n-炭化水素化合物
    投入ストリームが本質的に直鎖状の炭化水素化合物を包
    含しないことを特徴とする吸着分離方法。
  4. 【請求項4】 前記抽出物を前記抽出残物と比較するた
    め、選択吸着性をもつ吸着体を使用して炭化水素投入ス
    トリームを抽出物ストリームと抽出残ストリームとに分
    離するための連続方法であって、前記工程が、(i)吸
    着体カラムを介して流体の流れを保持し、このカラムそ
    の中に設置されかつ連結された前記カラムの末端と直列
    に互いに相関する個別の操作機能を有するゾーンを包含
    し、それによってこのゾーンの連続性が付与される工程
    と、(ii)前記カラム中に吸着ゾーンを保持し、このゾ
    ーンが前記ゾーンの上流境界にある投入ストリームと前
    記下流境界にある抽出残取出しストリームとの間に位置
    する前記吸着体部分によって限定される工程と、(ii
    i)前記吸着ゾーンの上流に精製ゾーンを保持し、この
    精製ゾーンがこの精製ゾーンの上流境界にある抽出物取
    出しストリームと前記精製ゾーンの下流境界にある前記
    投入ストリームとの間に位置する吸着体部分によって限
    定される工程と、(iv)前記精製ゾーンのすぐ上流に脱
    着ゾーンを保持して、この脱着ゾーンが前記ゾーンの上
    流境界にある脱着体投入ストリームと前記ゾーンの下流
    境界にある抽出物取出しストリームとの間に位置する吸
    着体部分によって限定される工程と、(v)場合によっ
    ては、前記脱着体ゾーンのすぐ上流に緩衝ゾーンを保持
    して、この緩衝ゾーンが前記緩衝ゾーンの下流境界にあ
    る脱着体投入ストリームと前記緩衝ゾーンの上流境界に
    ある抽出物取出しストリームとの間に位置する吸着体部
    分として限定される工程と、(vi)抽出物と抽出残物と
    を包含する投入ストリームを、吸着条件で前記吸着ゾー
    ンの上流末端に通して、これによって前記抽出物が前記
    ゾーン中にある吸着体部分によって選択的に吸着される
    工程と、(vii)前記吸着ゾーンの下流末端から抽出残
    物を取出す工程と、(viii)前記脱着ゾーンの上流末端
    に脱着条件で脱着体ストリームを通して、前記脱着ゾー
    ン中の吸着体部分からの抽出物の置換を効果的にする工
    程と、(ix)抽出物と脱着体とを包含する抽出物ストリ
    ームを前記脱着ゾーンの下流末端から取出して前記吸着
    体がこの吸着体の前記部分がこの吸着ゾーンで投入スト
    リームと前接触しているときに、前記抽出物を吸着する
    工程と、(x)場合によっては、吸着ゾーンから取出す
    抽出残取出しストリームの少なくとも一部を前記緩衝ゾ
    ーンに通す工程と、(xi)前記吸着体粒子のカラムを介
    して前記吸着ゾーン中の流体流れに関して下流方向に前
    記吸着、精製、脱着の各ゾーンおよび、もし採用してお
    れば、前記随意の緩衝ゾーンを周期的に前進させて、前
    記投入ストリームを抽出物と抽出残物とに連続的に分離
    させる工程とを包含し、さらに非n-炭化水素サブゾー
    ンが前記投入ストリームのすぐ下流の前記カラムの吸着
    体ゾーン内に保持され、前記サブゾーンがこのサブゾー
    ンの上流境界にある前記投入ストリームと、前記サブゾ
    ーンの下流境界にある非n-炭化水素投入ストリームの
    位置またはその間に位置する吸着体部分によって限定さ
    れ、さらに非n-炭化水素投入ストリームが前記非n-炭
    化水素サブゾーンに通されて、前記吸着体と接触する前
    記吸着体の選択的吸着を前記吸着体に対して促進させる
    ことを特徴とする連続式吸着分離方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の連続式吸着分離方法で
    あって、さらに前記非n-炭化水素投入ストリームが分
    別手段によって投入物から容易に分離自在の前記分岐し
    た鎖状の炭化水素化合物を包含することを特徴とする連
    続式吸着分離方法。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の連続式吸着分離方法で
    あって、さらに前記非n-炭化水素投入ストリームが本
    質的に鎖状の炭化水素化合物でないことを特徴とする連
    続式吸着分離方法。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載の連続式吸着分離方法で
    あって、さらに前記非n-炭化水素投入ストリームの流
    動速度と吸着体のシミュレート流動速度の比が4:1か
    ら5:1の範囲内にあることを特徴とする連続式吸着分
    離方法。
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