JPH05148138A - アズレンスルホン酸ナトリウムの安定化法および製剤 - Google Patents

アズレンスルホン酸ナトリウムの安定化法および製剤

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JPH05148138A JP33984591A JP33984591A JPH05148138A JP H05148138 A JPH05148138 A JP H05148138A JP 33984591 A JP33984591 A JP 33984591A JP 33984591 A JP33984591 A JP 33984591A JP H05148138 A JPH05148138 A JP H05148138A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明は、アズレンスルホン酸ナトリウムに
ケイアルデヒドを含む生薬、各種アミノ酸および弱塩基
性アルカリ塩を配合することによるアズレンスルホン酸
ナトリウムの安定化法およびこれらを含有するアズレン
スルホン酸ナトリウムの固形製剤に関する。 【効果】 本発明により得られる製剤は、50℃以上の
温度で保存しても外観が変化せず、さらに含量が低下す
ることなく、かつ通常の方法で製造することが可能であ
るので、従来の製剤に比べすぐれたものであると言え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長期間安定なアズレン
スルホン酸ナトリウム製剤およびその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】アズ
レンスルホン酸ナトリウム(Sodium 5-isopropyl-3,8-d
imethyl-1-azulene sulfonate)は、消炎作用、抗アレル
ギー作用、抗潰瘍作用を有し、含嗽薬や胃腸薬の有効成
分として広く使用されている。しかしながら、アズレン
スルホン酸ナトリウムは熱、光あるいは水分で経時的に
分解しやすく、通常の製剤での長期保存は困難であっ
た。アズレンスルホン酸ナトリウムの安定化方法として
は、凍結乾燥などを用いることにより無晶化して安定に
する方法(特開昭58−154547号,特開昭58−
154548号公報)、脱酸素剤と共に密封包装する方
法(特開昭59−176247号公報)などが挙げられ
るが、これらの方法では多くの設備と人手を要する。一
方、安定化剤として、アミノ酸および弱塩基性アルカリ
塩を添加する方法(特公昭49−11219号公報)、
アルミニウム塩(乳酸アルミニウム、リン酸アルミニウ
ム等)を添加する方法(特開昭59−157014号公
報)、エデト酸およびその塩類を添加する方法(特開平
1−121216号公報)、プロピレングリコールを添
加する方法(特公平2−42811号公報)などが検討
されているが、その効果はまだ充分ではない。ところ
で、ケイヒ末含有アズレンスルホン酸ナトリウム製剤は
公知であるが、そのケイヒ末による安定化効果は知られ
ていなかった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、製造法が
容易かつ経済的で、長期間にわたり安定性を維持しうる
実用的なアズレンスルホン酸ナトリウム製剤を得る方法
について鋭意研究を行ったところ、ケイアルデヒドを含
む生薬がアズレンスルホン酸ナトリウムの安定化に寄与
すること、さらに各種アミノ酸および弱塩基性アルカリ
塩を添加することにより、アズレンスルホン酸ナトリウ
ムが長期間安定化されることを見出し本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明はアズレンスルホン酸ナト
リウムの化学的分解を抑制するために、安定化剤として
ケイアルデヒドを含む生薬、各種アミノ酸および弱塩基
性アルカリ塩を配合することを特徴とするアズレンスル
ホン酸ナトリウムの安定化法およびそのようにして得ら
れる製剤に関する。本発明の製剤は、従来からの製剤に
比べ、特に熱に対して安定であり、後述するように安定
性試験の目安となる50℃以上の温度下においても、ア
ズレンスルホン酸ナトリウム含量の低下を認めない。
【0004】本発明の製剤は、アズレンスルホン酸ナト
リウムをケイアルデヒドを含む生薬、アミノ酸および弱
塩基性アルカリ塩に混合処理することによって得られる
が、アズレンスルホン酸ナトリウムは粉末の状態で混合
しても、または他の成分と一緒に適宜溶媒に溶解し、混
合して乾燥処理してもよい。本発明に用いられるケイア
ルデヒドは生薬であるケイヒに含まれる精油成分であ
り、精油含量中80〜90%を占める。形態としてはケ
イヒ末、ケイヒ油、ケイヒ流エキス、ケイヒチンキなど
が挙げられ、これらは一種または二種以上を組み合わせ
て使用することができる。ケイヒ末の配合量はアズレン
スルホン酸ナトリウム1重量部に対して通常5〜200
重量部が用いられ、好ましくは10〜100重量部であ
る。またケイヒ油の配合量はアズレンスルホン酸ナトリ
ウム1重量部に対して通常2.5〜5重量部が適当であ
り、その他のケイヒ抽出物を配合する場合には、ケイヒ
末およびケイヒ油の配合量を参考にするとよい。
【0005】各種アミノ酸としては、L−アスパラギン
酸ナトリウム、DL−アラニン、アルギニン、L−グル
タミン酸ナトリウム、L−フェニルアラニン、リジンな
どが挙げられ、これらは一種または二種以上を組み合わ
せて用いることも可能である。アミノ酸の配合量はアズ
レンスルホン酸ナトリウム1重量部に対して通常0.01〜
10重量部が用いられ、好ましくは0.5〜2重量部で
ある。また、弱塩基性アルカリ塩は、アズレンスルホン
酸ナトリウムの加水分解を抑制するために配合され、炭
酸水素ナトリウム、酒石酸ナトリウム、酢酸ナトリウ
ム、ポリリン酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウム、リ
ン酸水素カリウムなどが挙げられ、これらは一種または
二種以上を組み合わせて使用することも可能であり、ア
ズレンスルホン酸ナトリウム1重量部に対して通常 0.0
1 〜5重量部が用いられ、好ましくは0.2〜1重量部
である。製剤調製時に用いられる溶媒としては、メタノ
ール、エタノール、水など、またはそれらの混合液が良
いが、最も好ましいのはエタノールと水またはメタノー
ルと水(これら水は精製水が好ましい)の1:1容量比
混合液である。混合粉末は、溶解液を遮光下で通常60
〜70℃で2時間乾燥することにより得られる。本発明
の製剤は、製薬上汎用されているトウモロコシデンプ
ン、結晶セルロースなどの賦形剤、ヒドロキシプロピル
セルロースなどの結合剤、カルボキシメチルセルロース
カルシウムなどの崩壊剤、ステアリン酸マグネシウムな
どの滑択剤さらには、たとえばビオジアスターゼなどの
消化剤、合成ヒドロタルサイト、ロートエキスなどの制
酸剤、各種ビタミンなどの他の有効成分を添加して、剤
形に応じた常用の操作を行うことにより、散剤、細粒
剤、顆粒剤、有核顆粒剤、錠剤(糖衣錠、フィルムコー
ト錠を含む)、カプセル剤などの安定化されたアズレン
スルホン酸ナトリウム含有固形製剤とすることができ
る。
【0006】
【実施例】次に実施例および参考例により本発明の効果
を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。
【0007】参考例1 アズレンスルホン酸ナトリウム0.6gをケイヒ末2
0.0gに添加し乳鉢中で混和し粉末を調製した。同様
な方法で、ケイヒ末の代わりに一般的な添加剤として広
く汎用されている結晶セルロース、乳糖およびトウモロ
コシデンプンをそれぞれ配合したものを調製し、これを
ポリ容器に入れた。密栓後60℃の恒温器で5日間およ
び10日間保存し、アズレンスルホン酸ナトリウムのわ
ずかな分解物による着色の度合いを比較した。 結果を表1に示す。本明細書の表中の各記号は次の意味
を示す。 −:着色が認められなかった +:着色が認められた ++:強い着色が認められた
【0008】
【表1】 ─────────────────────────── 着色度合い 添 加 剤 ───────────── 5日 10日 ─────────────────────────── ケイヒ末 − + ─────────────────────────── 結晶セルロース ++ ++ ─────────────────────────── 乳 糖 ++ ++ ─────────────────────────── トウモロコシデンプン ++ ++ ───────────────────────────
【0009】表1から明らかなようにケイヒ末を用いた
製剤の場合、5日間では容器への着色が認められなかっ
たが、10日間ではわずかに着色が認められた。他の比
較製剤では強い着色が認められた。
【0010】参考例2 アズレンスルホン酸ナトリウム0.3g、ケイヒ油1.
5mlおよびケイヒ末10gを乳鉢中で混合し粉末を調製
した。比較例として、ケイヒ末の代わりに結晶セルロー
ス、乳糖、トウモロコシデンプンの混合末(混合比2:
5:3)を用いた。調製した粉末をポリ容器に入れ、密
栓後60℃の恒温器で1か月間保存し、ポリ容器への着
色の度合いを比較した。結果を表2に示す。
【0011】
【表2】 ───────────────────────── 添加剤+ケイヒ油 着色度合い ───────────────────────── ケイヒ末 − ───────────────────────── 結晶セルロース+乳糖 +トウモロコシデンプン − ─────────────────────────
【0012】表2から明らかなように、ケイヒ油を加え
た製剤ではいずれも着色がみとめられなかった。
【0013】実施例1 アズレンスルホン酸ナトリウム 0.6g DL−アラニン 0.54g L−アスパラギン酸ナトリウム 0.54g 炭酸水素ナトリウム 0.27g ケイヒ末 18.05g ──────────────────────────── 計 20.0g 上記成分を乳鉢中で混合し、粉末を調製した。比較例と
して、ケイヒ末の代わりに結晶セルロース、乳糖および
トウモロコシデンプンを用いて同様に粉末を調製した。
調製した粉末をポリ容器に入れ、密栓後60℃の恒温器
で5日間および10日間保存し、ポリ容器への着色の度
合いを比較した。結果を表3に示す。
【0014】
【表3】 ────────────────────────── 着色度合い 添 加 剤 ───────────── 5日 10日 ────────────────────────── ケイヒ末 − − ────────────────────────── 結晶セルロース + + ────────────────────────── 乳 糖 + + ────────────────────────── トウモロコシデンプン + + ──────────────────────────
【0015】表3から明らかなように本発明の製剤では
容器への着色が認められなかったが、他の比較製剤では
全て着色が認められた。また、参考例1の結果と比較す
ると、ケイヒ末単独の配合に比べ、本実施例のようにケ
イヒ末のほかにアミノ酸および炭酸水素ナトリウムを加
えることによって、さらに長期間安定なアズレンスルホ
ン酸ナトリウム製剤が得られることが明らかになった。
【0016】実施例2 アズレンスルホン酸ナトリウム10.0g、DL−アラ
ニン0.1g、L−アスパラギン酸ナトリウム0.1g
および炭酸水素ナトリウム0.1gを乳鉢中で軽く混和
し、混和した粉末を精製水とエタノールの混合液(精製
水:エタノール=1:1)120mlに溶解した。ケイ
ヒ末28.7gに上記溶液3mlを加え練合し、50℃
で2時間乾燥し、粉末を調製した。同様な方法で、ケイ
ヒ末の代わりに結晶セルロース、乳糖およびトウモロコ
シデンプンを用いた粉末を調製し、それぞれの粉末をポ
リ容器に入れ、密栓後60℃の恒温器で21日間保存
し、ポリ容器への着色の度合いを比較した。結果を表4
に示す。
【0017】
【表4】 ──────────────────────── 添 加 剤 着色度合い ──────────────────────── ケイヒ末 − ──────────────────────── 結晶セルロース ++ ──────────────────────── 乳 糖 ++ ──────────────────────── トウモロコシデンプン ++ ────────────────────────
【0018】表4から明らかなように本発明の製剤では
容器への着色が認められなかったが、他の比較製剤では
強い着色が認められた。
【0019】実施例3 アズレンスルホン酸ナトリウム2.5g、DL−アラニ
ン1.0g、L−アスパラギン酸ナトリウム1.0gお
よび炭酸水素ナトリウム0.5gを乳鉢中で軽く混和
し、混和した粉末を精製水とエタノールの混合液(精製
水:エタノール=1:1)50mlに溶解した。ケイヒ
末、結晶セルロース、乳糖およびトウモロコシデンプン
各5.0gに上記溶液5mlずつを加え練合し、40℃
で16時間乾燥し、粉末を調製した。それぞれをガラス
瓶に入れ、密栓後60℃の恒温器で16日間保存し、ア
ズレンスルホン酸ナトリウムの含量を液体クロマトグラ
ム法にて比較測定した。結果を表5に示す。
【0020】
【表5】 ──────────────────────────── 添 加 剤 アズレンスルホン酸ナトリウム 含量(%) ──────────────────────────── ケイヒ末 99.7 ──────────────────────────── 結晶セルロース 56.0 ──────────────────────────── 乳 糖 51.1 ──────────────────────────── トウモロコシデンプン 65.4 ──────────────────────────── (初期値含量を100. 0%とした)
【0021】表5から明らかなように、ケイヒ末を加え
た製剤では含量の低下はほとんど認められなかったが、
他の添加剤では明らかに含量の低下が認められた。
【0022】実施例4 L−アスパラギン酸ナトリウム21.6g、DL−アラ
ニン21.6g、炭酸水素ナトリウム10.8gをエタ
ノールと精製水の混合液(エタノール:精製水=1:
1)700mlに溶解した。これを60℃に加温しなが
らアズレンスルホン酸ナトリウムを加え30分間攪拌溶
解した後、ケイヒ末を加えて練合し、60℃で3時間乾
燥後、ケイヒ油を加えてアズレンスルホン酸ナトリウム
の予製剤を作った。別途に、ロートエキス3倍散、ビオ
ヂアスターゼ2000およびトウモロコシデンプンを混
合し、結合剤としてトウモロコシデンプンを加えて製し
た造粒物と、合成ヒドロタルサイト、カルボキシメチル
セルロースカルシウムおよび結晶セルロースを混合し、
結合剤としてヒドロキシプロピルセルロースを加えて製
した造粒物の二種類の予製剤を作った。三種類の予製剤
をステアリン酸マグネシウムと共に混合して打錠用末と
し、1錠あたり以下の組成を有する錠剤(直径10.0
mm)を製した。 アズレンスルホン酸ナトリウム 0.7 mg L−アスパルギン酸ナトリウム 0.6 mg DL−アラニン 0.6 mg 炭酸水素ナトリウム 0.3 mg ケイヒ末 57.7 mg ケイヒ油 0.2 mg ロートエキス3倍散 10.0 mg ビオヂアスターゼ2000 10.0 mg トウモロコシデンプン 62.1 mg 合成ヒドロタルサイト 144.4 mg カルボキシメチルセルロースカルシウム 7.8 mg 結晶セルロース 57.9 mg ヒドロキシプロピルセルロース 6.7 mg ステアリン酸マグネシウム 1.0 mg ────────────────────────────── 計 360.0 mg 上記錠剤をガラス瓶に入れて密栓後、40℃,75%相
対湿度(RH)の恒温・恒湿器及び50℃の恒温器に保
存し、経時的にアズレンスルホン酸ナトリウムの含量を
液体クロマトグラフ法にて測定した。結果を表6に示
す。
【0023】
【表6】 ───────────────────────────── 保存期間 40℃・75%RH 50 ℃ ───────────────────────────── 初期値 100.0 100.0 ───────────────────────────── 1カ月 99.4 100.5 ───────────────────────────── 3カ月 99.4 99.2 ───────────────────────────── 6カ月 99.5 − ───────────────────────────── (初期値含量を100.0%とした)
【0024】表6から明らかなように、各保存条件とも
アズレンスルホン酸ナトリウム含量の低下は認められな
かった。
【0025】実施例5 アズレンスルホン酸ナトリウム、ケイヒ末、ケイヒ油、
L−アスパラギン酸ナトリウム、DL−アラニンおよび
炭酸水素ナトリウムを混合し、乾式プレスした後、破砕
して粒とし予製剤を作った。この予製剤に、合成ヒドロ
タルサイト、ロ−トエキス3倍散、ビオヂアスタ−ゼ2
000、トウモロコシデンプン、結晶セルロ−ス、カル
ボキシメチルセルロ−スカルシウム、ヒドロキシプロピ
ルセルロ−ス、およびステアリン酸マグネシウムを加え
混合して再度乾式プレスした後、破砕して打錠末とし、
1錠あたり実施例4と同一の組成を有する錠剤(直径1
0. 0mm)を製した。錠剤をガラス瓶に入れて密栓
後、40℃,75%相対湿度(RH)の恒温・恒湿器及
び50℃の恒温器に保存し、経時的にアズレンスルホン
酸ナトリウムの含量を液体クロマトグラフ法にて測定し
た。結果を表7に示す。
【0026】
【表7】 ───────────────────────────── 保存期間 40℃・75%RH 50 ℃ ───────────────────────────── 初期値 100.0 100.0 ───────────────────────────── 1カ月 99.2 99.7 ───────────────────────────── 3カ月 99.5 100.6 ───────────────────────────── 6カ月 99.7 − ───────────────────────────── (初期値含量を100. 0%とした)
【0027】表7から明らかなようにアズレンスルホン
酸ナトリウムの含量の低下は各保存条件下とも認められ
なかった。
【0028】
【発明の効果】本発明の方法により得られるアズレンス
ルホン酸ナトリウム含有製剤は、従来の製剤に比べ特に
熱に対して安定であり、50℃以上の温度下で長期間保
存しても外観が変化せず、さらにアズレンスルホン酸ナ
トリウム含量が低下することなく有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 309/25 9160−4H (72)発明者 池田 文弘 福岡県築上郡吉富町大字小祝955番地吉富 製薬株式会社中央研究所内 (72)発明者 幸野 弘 福岡県築上郡吉富町大字小祝955番地吉富 製薬株式会社中央研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アズレンスルホン酸ナトリウムにケイア
    ルデヒドを含む生薬、各種アミノ酸および弱塩基性アル
    カリ塩を配合することを特徴とするアズレンスルホン酸
    ナトリウムの安定化法。
  2. 【請求項2】 アズレンスルホン酸ナトリウム、ケイア
    ルデヒドを含む生薬、各種アミノ酸および弱塩基性アル
    カリ塩を含有する固形製剤。
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