JPH05147842A - エレベータ用タツチボタン装置 - Google Patents
エレベータ用タツチボタン装置Info
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- JPH05147842A JPH05147842A JP3311214A JP31121491A JPH05147842A JP H05147842 A JPH05147842 A JP H05147842A JP 3311214 A JP3311214 A JP 3311214A JP 31121491 A JP31121491 A JP 31121491A JP H05147842 A JPH05147842 A JP H05147842A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 透光性電極板の人体静電気による破損を防止
したエレベータ用タッチボタンを提供する。 【構成】 透光性電極板６と、前記透光性電極板に人が
触れたことを静電容量の変化として検出し外部に信号を
出す検出回路と、外部からの信号により点灯表示する発
光ダイオード等の光源体を装備したエレベータ用タッチ
ボタン装置において、前記透光性電極板６の透光部６ｅ
に銀等の導電性印刷の細線６ｆを付加し、人体が帯電し
た静電気による破損を防止した。更に導電性印刷の細線
６ｆの付加により、透光性電極板６が屈曲に対して非常
に強くなり、従来のような取扱上注意する必要がなくな
り、組立性が向上した。
したエレベータ用タッチボタンを提供する。 【構成】 透光性電極板６と、前記透光性電極板に人が
触れたことを静電容量の変化として検出し外部に信号を
出す検出回路と、外部からの信号により点灯表示する発
光ダイオード等の光源体を装備したエレベータ用タッチ
ボタン装置において、前記透光性電極板６の透光部６ｅ
に銀等の導電性印刷の細線６ｆを付加し、人体が帯電し
た静電気による破損を防止した。更に導電性印刷の細線
６ｆの付加により、透光性電極板６が屈曲に対して非常
に強くなり、従来のような取扱上注意する必要がなくな
り、組立性が向上した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明はエレベータのかご内操
作盤や乗場ボタンに適用して、かごの行先やその指令の
解除等を表示するエレベータ用タッチボタン装置に関す
るものである。
作盤や乗場ボタンに適用して、かごの行先やその指令の
解除等を表示するエレベータ用タッチボタン装置に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】通常、エレベータには、乗場やかご内の
操作盤に呼び出しや行き先を指示する押ボタンやタッチ
ボタン方式のボタンスイツチ装置が取付けられている。
従来のエレベータ用タッチボタン装置の構造を図３〜５
の模式説明図に示す。図３はタッチボタン装置の正面
図、図４は同じく要部断面図、図５はタッチボタン装置
に使用されている透光性電極板の展開平面図である。
操作盤に呼び出しや行き先を指示する押ボタンやタッチ
ボタン方式のボタンスイツチ装置が取付けられている。
従来のエレベータ用タッチボタン装置の構造を図３〜５
の模式説明図に示す。図３はタッチボタン装置の正面
図、図４は同じく要部断面図、図５はタッチボタン装置
に使用されている透光性電極板の展開平面図である。
【０００３】図３〜５において、１はエレベータのかご
操作盤や乗場ボタン等のフェースプレート、２はハウジ
ング、２ａはハウジング２と一体成形された遮光壁、３
はハウジング２に圧挿入して固定されるボタン枠、４は
ハウジング３に取付られタッチボタン全体をフェースプ
レート１に固定する板バネ、５は裏面に文字等が印刷さ
れた透光性表示シート、５ａは照光部Ａ、５ｂは照光部
Ｂ、６は透光性樹脂の片面または両面に酸化インジウム
スズ等の導電性薄膜を形成した透光性電極板、６ａは透
光性電極板の引きだしリード部、６ｄは照光部Ａ５ａを
照光させるための透明部Ａ、６ｅは照光部Ａ５ｂを照光
させるための透明部Ｂ、７は透光性樹脂からなり透光性
表示シート５および透光性電極板６を保持する光拡散を
兼ねた保持板である。さらに、８は発光ダイオード８
ａ、８ｂを実装した光源体用基板、９は透光性表示シー
ト５を介して透光性電極板６に人が触れたことを静電容
量の変化として検出し外部に信号を出す検出回路用基
板、１０ａ，１０ｂは光源体用基板８と検出回路用基板
９を接続するコネクタ、１１は透光性電極板６を検出回
路用基板９に接続するコネクタ、１２は検出回路用基板
９と外部回路（図示せず）を接続するコネクタ、１３は
検出回路用基板９をハウジング２に固定するねじであ
る。
操作盤や乗場ボタン等のフェースプレート、２はハウジ
ング、２ａはハウジング２と一体成形された遮光壁、３
はハウジング２に圧挿入して固定されるボタン枠、４は
ハウジング３に取付られタッチボタン全体をフェースプ
レート１に固定する板バネ、５は裏面に文字等が印刷さ
れた透光性表示シート、５ａは照光部Ａ、５ｂは照光部
Ｂ、６は透光性樹脂の片面または両面に酸化インジウム
スズ等の導電性薄膜を形成した透光性電極板、６ａは透
光性電極板の引きだしリード部、６ｄは照光部Ａ５ａを
照光させるための透明部Ａ、６ｅは照光部Ａ５ｂを照光
させるための透明部Ｂ、７は透光性樹脂からなり透光性
表示シート５および透光性電極板６を保持する光拡散を
兼ねた保持板である。さらに、８は発光ダイオード８
ａ、８ｂを実装した光源体用基板、９は透光性表示シー
ト５を介して透光性電極板６に人が触れたことを静電容
量の変化として検出し外部に信号を出す検出回路用基
板、１０ａ，１０ｂは光源体用基板８と検出回路用基板
９を接続するコネクタ、１１は透光性電極板６を検出回
路用基板９に接続するコネクタ、１２は検出回路用基板
９と外部回路（図示せず）を接続するコネクタ、１３は
検出回路用基板９をハウジング２に固定するねじであ
る。
【０００４】通常、人体（指など）が透光性表示シート
５に触れると、透光性電極板６と大地間の静電容量が変
化する。それを検出回路基板９で検出し外部に信号を出
す。また外部からの信号により、検出回路基板９を介し
て光源体用基板８の発光ダイオード８ａ，８ｂを点灯制
御する。
５に触れると、透光性電極板６と大地間の静電容量が変
化する。それを検出回路基板９で検出し外部に信号を出
す。また外部からの信号により、検出回路基板９を介し
て光源体用基板８の発光ダイオード８ａ，８ｂを点灯制
御する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のタ
ッチボタン装置では、静電気により帯電した人体（指な
ど）が透光性表示シート５タッチ状態までに近づくと、
透光性表示シート５の表面→透光性表示シート５の裏面
→透光性電極板の周辺部（銀等の導電性印刷）６ｃ→透
光性電極板の透明部６ｅ→透光性電極板の引出しリード
部６ａ→透光性電極板の接触子６ｂ→検出回路の経路で
静電気による１０〜２０ｋＶ、２Ａ程度の電流が瞬時に
流れ、放電がおこる。しかし、透光性電極板６は、透光
性樹脂の表面に酸化インジウムスズ等の導電薄膜を形性
したものであるから、許容電流が非常にすくない。従っ
て前記のような電流が流れると、透光性電極板の透明部
６ｂで破損し、ボタンが応答しなくなってしまうという
課題があった。
ッチボタン装置では、静電気により帯電した人体（指な
ど）が透光性表示シート５タッチ状態までに近づくと、
透光性表示シート５の表面→透光性表示シート５の裏面
→透光性電極板の周辺部（銀等の導電性印刷）６ｃ→透
光性電極板の透明部６ｅ→透光性電極板の引出しリード
部６ａ→透光性電極板の接触子６ｂ→検出回路の経路で
静電気による１０〜２０ｋＶ、２Ａ程度の電流が瞬時に
流れ、放電がおこる。しかし、透光性電極板６は、透光
性樹脂の表面に酸化インジウムスズ等の導電薄膜を形性
したものであるから、許容電流が非常にすくない。従っ
て前記のような電流が流れると、透光性電極板の透明部
６ｂで破損し、ボタンが応答しなくなってしまうという
課題があった。
【０００６】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、たとえ、例えば冬期などで何ら
かの理由で大きな静電気を帯電した人体がエレベータの
タッチボタン装置を操作して、それによって生ずる放電
が装置を流れても、透光電極板を破損することのない、
丈夫で安全なエレベータ用タッチボタン装置を提供する
ことを目的とするものである。
ためになされたもので、たとえ、例えば冬期などで何ら
かの理由で大きな静電気を帯電した人体がエレベータの
タッチボタン装置を操作して、それによって生ずる放電
が装置を流れても、透光電極板を破損することのない、
丈夫で安全なエレベータ用タッチボタン装置を提供する
ことを目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タ用タッチボタン装置は、装置の前面部に位置する透光
性電極板と、この透光性電極板に人が触れたことを静電
容量の変化として検出して外部に電気信号として出力す
る検出回路と、この検出回路又は外部からの信号により
点灯表示する発光ダイオードの光源体とを有し、透光性
電極板の透光部の所定部位に導電性印刷の細線を設けた
ものである。
タ用タッチボタン装置は、装置の前面部に位置する透光
性電極板と、この透光性電極板に人が触れたことを静電
容量の変化として検出して外部に電気信号として出力す
る検出回路と、この検出回路又は外部からの信号により
点灯表示する発光ダイオードの光源体とを有し、透光性
電極板の透光部の所定部位に導電性印刷の細線を設けた
ものである。
【０００８】
【作用】この発明においては、透光性電極板の透明部の
所定部位、例えば引出しリード部と周辺電極部とを接続
する部分の細い帯状の透明部に導電性印刷体からなる細
線を設けるから、この細い透明部より低抵抗の短絡線が
上述の細線によって形成されたことになる。したがっ
て、この細線部分に静電気放電による電流が瞬時に流れ
るようになるため、透光性電極板が破損されて不導通と
なることが防止される。
所定部位、例えば引出しリード部と周辺電極部とを接続
する部分の細い帯状の透明部に導電性印刷体からなる細
線を設けるから、この細い透明部より低抵抗の短絡線が
上述の細線によって形成されたことになる。したがっ
て、この細線部分に静電気放電による電流が瞬時に流れ
るようになるため、透光性電極板が破損されて不導通と
なることが防止される。
【０００９】
【実施例】図１は本発明によるエレベータ用タッチボタ
ン装置の一実施例を示す正面図で、５は裏面に文字等が
印刷された透光性表示シート、５ａは文字等のパタンで
形成された照光部Ａ、５ｂは照光部Ｂ、５ｃは非透光部
Ａ、５ｄは非透光部Ｂで、非透光部５ｄは、図２の透光
性電極板の透明部６ｅに設けた導電性印刷の細線６ｆを
かくすように約１ｍｍの幅に形成されている。図２は本
発明による透光性電極板の一実施例平面図で、６は透光
性樹脂の片面または両面に酸化インジウムスズ等の導電
性薄膜を形成した透光性電極板、６ａは透光性電極板の
引きだしリード部、６ｄは照光部Ａ５ａを照光させるた
めの透明部Ａ、６ｅは照光部Ａ５ｂを照光させるための
透明部Ｂ、６ｆは透明部６ｅに周辺部６ｃと引出しリー
ド部６ａとを接続している銀等の導電性印刷の細線
（０．５ｍｍ程度）である。なお、本発明によるタッチ
ボタン装置は、図２の透光性電極板を図４の透光性電極
板と入替えた状態で構成される。
ン装置の一実施例を示す正面図で、５は裏面に文字等が
印刷された透光性表示シート、５ａは文字等のパタンで
形成された照光部Ａ、５ｂは照光部Ｂ、５ｃは非透光部
Ａ、５ｄは非透光部Ｂで、非透光部５ｄは、図２の透光
性電極板の透明部６ｅに設けた導電性印刷の細線６ｆを
かくすように約１ｍｍの幅に形成されている。図２は本
発明による透光性電極板の一実施例平面図で、６は透光
性樹脂の片面または両面に酸化インジウムスズ等の導電
性薄膜を形成した透光性電極板、６ａは透光性電極板の
引きだしリード部、６ｄは照光部Ａ５ａを照光させるた
めの透明部Ａ、６ｅは照光部Ａ５ｂを照光させるための
透明部Ｂ、６ｆは透明部６ｅに周辺部６ｃと引出しリー
ド部６ａとを接続している銀等の導電性印刷の細線
（０．５ｍｍ程度）である。なお、本発明によるタッチ
ボタン装置は、図２の透光性電極板を図４の透光性電極
板と入替えた状態で構成される。
【００１０】以上のような構成からなる本発明のエレベ
ータ用タッチボタン装置において、通常、人体（指な
ど）が透光性表示シート５に触れての動作は従来と同様
である。すなわち、静電気により帯電した人体（指な
ど）が透光性表示シート５に近づいた場合、透光性表示
シート５の表面→透光性表示シート５の裏面→透光性電
極板の周辺部（銀等の導電性印刷）６ｃ→透光性電極板
の細線６ｆ→透光性電極板の引出しリード部６ａ→透光
性電極板の接触子６ｂ→検出回路の経路順に放電がおこ
る。従来は透光性電極板の透明部６ｅで破損していた
が、電流容量のある銀等の導電性印刷細線６ｆ（０．５
ｍｍ程度）を通じて放電されるため、透光性電極板が破
損して透明部６ｅが不導通、かつ不透明となることがな
くなる。
ータ用タッチボタン装置において、通常、人体（指な
ど）が透光性表示シート５に触れての動作は従来と同様
である。すなわち、静電気により帯電した人体（指な
ど）が透光性表示シート５に近づいた場合、透光性表示
シート５の表面→透光性表示シート５の裏面→透光性電
極板の周辺部（銀等の導電性印刷）６ｃ→透光性電極板
の細線６ｆ→透光性電極板の引出しリード部６ａ→透光
性電極板の接触子６ｂ→検出回路の経路順に放電がおこ
る。従来は透光性電極板の透明部６ｅで破損していた
が、電流容量のある銀等の導電性印刷細線６ｆ（０．５
ｍｍ程度）を通じて放電されるため、透光性電極板が破
損して透明部６ｅが不導通、かつ不透明となることがな
くなる。
【００１１】なお、上述の実施例においては、エレベー
タ用タッチボタン装置としてエレベータに使用した場合
について説明したが、本発明によるタッチボタン装置は
適用可能なエレベータ以外の装置にも使用できることは
いうまでもない。
タ用タッチボタン装置としてエレベータに使用した場合
について説明したが、本発明によるタッチボタン装置は
適用可能なエレベータ以外の装置にも使用できることは
いうまでもない。
【００１２】以上のような本発明によるエレベータ用タ
ッチボタン装置は、下記のような多くの効果が得られ
る。 （１）透光性電極板の透明部６ｅに導電性印刷の細線６
ｆが付加され、帯電した人間が操作した場合その部分に
静電気による放電電流が瞬時に流れるようにしたため、
透光性電極板が破損しない。 （２）透光性電極板の導電性印刷の細線６ｆは周辺部６
ｄとリード部６ａと同時に印刷ができるため、安価に対
応できる。 （３）透光性電極板は屈曲に対して非常に弱く、取扱上
充分注意する必要があったが、導電性印刷の細線６ｆが
付加され、屈曲に対して非常に強くなり、取扱上注意す
る必要がなくなり組立が向上した。 （４）透光性電極板は屈曲に対して非常に弱く、破損し
ても目視で確認ができず、組立後破損していたものを取
り替えていた。導電性印刷の細線６ｆが付加され、屈曲
に対して非常に強くなり、組立後の交換の必要がなくな
った。
ッチボタン装置は、下記のような多くの効果が得られ
る。 （１）透光性電極板の透明部６ｅに導電性印刷の細線６
ｆが付加され、帯電した人間が操作した場合その部分に
静電気による放電電流が瞬時に流れるようにしたため、
透光性電極板が破損しない。 （２）透光性電極板の導電性印刷の細線６ｆは周辺部６
ｄとリード部６ａと同時に印刷ができるため、安価に対
応できる。 （３）透光性電極板は屈曲に対して非常に弱く、取扱上
充分注意する必要があったが、導電性印刷の細線６ｆが
付加され、屈曲に対して非常に強くなり、取扱上注意す
る必要がなくなり組立が向上した。 （４）透光性電極板は屈曲に対して非常に弱く、破損し
ても目視で確認ができず、組立後破損していたものを取
り替えていた。導電性印刷の細線６ｆが付加され、屈曲
に対して非常に強くなり、組立後の交換の必要がなくな
った。
【００１３】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、タッチボ
タンの前面に配設した透光性電極板の透光部の所定部位
に、人体が帯電した静電気による放電破損を防止するた
めに導電性印刷の細線を設けた短絡部を構成したので、
人体静電気の放電による電流が細線を通じて流れるから
透光性電極板が破損しなくなり、装置の寿命が増大し
た。また、透光性電極に設けた細線は周辺部とリード部
と同時に印刷が可能なため、コスト高とはならない。
タンの前面に配設した透光性電極板の透光部の所定部位
に、人体が帯電した静電気による放電破損を防止するた
めに導電性印刷の細線を設けた短絡部を構成したので、
人体静電気の放電による電流が細線を通じて流れるから
透光性電極板が破損しなくなり、装置の寿命が増大し
た。また、透光性電極に設けた細線は周辺部とリード部
と同時に印刷が可能なため、コスト高とはならない。
【００１４】以上のほかに、下記のような副次的効果が
得られた。すなわち、透光性電極板は屈曲に対して非常
に弱く、取扱上充分注意する必要があったが、導電性印
刷の細線が付加されたことによって、屈曲に対して非常
に強くなり、取扱上注意する必要がなくなり組立性が向
上した。さらに、透光性電極板は屈曲に対して非常に弱
く、破損しても目視で確認ができず、組立後破損してい
たものを取り替えていたが、導電性印刷の細線が付加さ
れたため、屈曲に対して非常に強くなり、組立後の交換
の必要がなくなった。
得られた。すなわち、透光性電極板は屈曲に対して非常
に弱く、取扱上充分注意する必要があったが、導電性印
刷の細線が付加されたことによって、屈曲に対して非常
に強くなり、取扱上注意する必要がなくなり組立性が向
上した。さらに、透光性電極板は屈曲に対して非常に弱
く、破損しても目視で確認ができず、組立後破損してい
たものを取り替えていたが、導電性印刷の細線が付加さ
れたため、屈曲に対して非常に強くなり、組立後の交換
の必要がなくなった。
【図１】本発明によるエレベータ用タッチボタン装置の
正面図である。
正面図である。
【図２】本発明による透光性電極である。
【図３】従来のエレベータ用タッチボタン装置の正面図
である。
である。
【図４】従来のエレベータ用タッチボタン装置の断面図
である。
である。
【図５】従来の透光性電極板である。
１ エレベータのかご操作盤や乗場ボタン等のフェース
プレート ２ ハウジング ３ ボタン枠 ４ 板バネ ５ 透光性表示シート ６ 透光性電極板 ７ 保持板 ８ 光源体用基板 ９ 検出回路用基板 １０ コネクタ １１ コネクタ １２ コネクタ １３ ねじ
プレート ２ ハウジング ３ ボタン枠 ４ 板バネ ５ 透光性表示シート ６ 透光性電極板 ７ 保持板 ８ 光源体用基板 ９ 検出回路用基板 １０ コネクタ １１ コネクタ １２ コネクタ １３ ねじ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成４年５月１９日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００３
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００３】図３〜５において、１はエレベータのかご
操作盤や乗場ボタン等のフェースプレート、２はハウジ
ング、２ａはハウジング２と一体成形された遮光壁、３
はハウジング２に圧挿入して固定されるボタン枠、４は
ハウジング３に取付られタッチボタン全体をフェースプ
レート１に固定する板バネ、５は裏面に文字等が印刷さ
れた透光性表示シート、５ａは照光部Ａ、５ｂは照光部
Ｂ、６は透光性樹脂の片面または両面に酸化インジウム
スズ等の導電性薄膜を形成した透光性電極板、６ａは透
光性電極板の引きだしリード部、６ｄは照光部Ａ５ａを
照光させるための透明部Ａ、６ｅは照光部Ｂ５ｂを照光
させるための透明部Ｂ、７は透光性樹脂からなり透光性
表示シート５および透光性電極板６を保持する光拡散を
兼ねた保持板である。さらに、８は発光ダイオード８
ａ、８ｂを実装した光源体用基板、９は透光性表示シー
ト５を介して透光性電極板６に人が触れたことを静電容
量の変化として検出し外部に信号を出す検出回路用基
板、１０ａ，１０ｂは光源体用基板８と検出回路用基板
９を接続するコネクタ、１１は透光性電極板６を検出回
路用基板９に接続するコネクタ、１２は検出回路用基板
９と外部回路（図示せず）を接続するコネクタ、１３は
検出回路用基板９をハウジング２に固定するねじであ
る。
操作盤や乗場ボタン等のフェースプレート、２はハウジ
ング、２ａはハウジング２と一体成形された遮光壁、３
はハウジング２に圧挿入して固定されるボタン枠、４は
ハウジング３に取付られタッチボタン全体をフェースプ
レート１に固定する板バネ、５は裏面に文字等が印刷さ
れた透光性表示シート、５ａは照光部Ａ、５ｂは照光部
Ｂ、６は透光性樹脂の片面または両面に酸化インジウム
スズ等の導電性薄膜を形成した透光性電極板、６ａは透
光性電極板の引きだしリード部、６ｄは照光部Ａ５ａを
照光させるための透明部Ａ、６ｅは照光部Ｂ５ｂを照光
させるための透明部Ｂ、７は透光性樹脂からなり透光性
表示シート５および透光性電極板６を保持する光拡散を
兼ねた保持板である。さらに、８は発光ダイオード８
ａ、８ｂを実装した光源体用基板、９は透光性表示シー
ト５を介して透光性電極板６に人が触れたことを静電容
量の変化として検出し外部に信号を出す検出回路用基
板、１０ａ，１０ｂは光源体用基板８と検出回路用基板
９を接続するコネクタ、１１は透光性電極板６を検出回
路用基板９に接続するコネクタ、１２は検出回路用基板
９と外部回路（図示せず）を接続するコネクタ、１３は
検出回路用基板９をハウジング２に固定するねじであ
る。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００５
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のタ
ッチボタン装置では、静電気により帯電した人体（指な
ど）が透光性表示シート５タッチ状態までに近づくと、
透光性表示シート５の表面→透光性表示シート５の裏面
→透光性電極板の周辺部（銀等の導電性印刷）６ｃ→透
光性電極板の透明部６ｅ→透光性電極板の引出しリード
部６ａ→透光性電極板の接触子６ｂ→検出回路の経路で
静電気による１０〜２０ｋＶ、２Ａ程度の電流が瞬時に
流れ、放電がおこる。しかし、透光性電極板６は、透光
性樹脂の表面に酸化インジウムスズ等の導電薄膜を形成
したものであるから、許容電流が非常にすくない。従っ
て前記のような電流が流れると、透光性電極板の透明部
６ｅで破損し、ボタンが応答しなくなってしまうという
課題があった。
ッチボタン装置では、静電気により帯電した人体（指な
ど）が透光性表示シート５タッチ状態までに近づくと、
透光性表示シート５の表面→透光性表示シート５の裏面
→透光性電極板の周辺部（銀等の導電性印刷）６ｃ→透
光性電極板の透明部６ｅ→透光性電極板の引出しリード
部６ａ→透光性電極板の接触子６ｂ→検出回路の経路で
静電気による１０〜２０ｋＶ、２Ａ程度の電流が瞬時に
流れ、放電がおこる。しかし、透光性電極板６は、透光
性樹脂の表面に酸化インジウムスズ等の導電薄膜を形成
したものであるから、許容電流が非常にすくない。従っ
て前記のような電流が流れると、透光性電極板の透明部
６ｅで破損し、ボタンが応答しなくなってしまうという
課題があった。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００９
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００９】
【実施例】図１は本発明によるエレベータ用タッチボタ
ン装置の一実施例を示す正面図で、５は裏面に文字等が
印刷された透光性表示シート、５ａは文字等のパタンで
形成された照光部Ａ、５ｂは照光部Ｂ、５ｃは非透光部
Ａ、５ｄは非透光部Ｂで、非透光部５ｄは、図２の透光
性電極板の透明部６ｅに設けた導電性印刷の細線６ｆを
かくすように約１ｍｍの幅に形成されている。図２は本
発明による透光性電極板の一実施例平面図で、６は透光
性樹脂の片面または両面に酸化インジウムスズ等の導電
性薄膜を形成した透光性電極板、６ａは透光性電極板の
引きだしリード部、６ｄは照光部Ａ５ａを照光させるた
めの透明部Ａ、６ｅは照光部Ｂ５ｂを照光させるための
透明部Ｂ、６ｆは透明部６ｅに周辺部６ｃと引出しリー
ド部６ａとを接続している銀等の導電性印刷の細線
（０．５ｍｍ程度）である。なお、本発明によるタッチ
ボタン装置は、図２の透光性電極板を図５の透光性電極
板と入替えた状態で構成される。
ン装置の一実施例を示す正面図で、５は裏面に文字等が
印刷された透光性表示シート、５ａは文字等のパタンで
形成された照光部Ａ、５ｂは照光部Ｂ、５ｃは非透光部
Ａ、５ｄは非透光部Ｂで、非透光部５ｄは、図２の透光
性電極板の透明部６ｅに設けた導電性印刷の細線６ｆを
かくすように約１ｍｍの幅に形成されている。図２は本
発明による透光性電極板の一実施例平面図で、６は透光
性樹脂の片面または両面に酸化インジウムスズ等の導電
性薄膜を形成した透光性電極板、６ａは透光性電極板の
引きだしリード部、６ｄは照光部Ａ５ａを照光させるた
めの透明部Ａ、６ｅは照光部Ｂ５ｂを照光させるための
透明部Ｂ、６ｆは透明部６ｅに周辺部６ｃと引出しリー
ド部６ａとを接続している銀等の導電性印刷の細線
（０．５ｍｍ程度）である。なお、本発明によるタッチ
ボタン装置は、図２の透光性電極板を図５の透光性電極
板と入替えた状態で構成される。
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１０
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１０】以上のような構成からなる本発明のエレベ
ータ用タッチボタン装置において、通常、人体（指な
ど）が透光性表示シート５に触れての動作は従来と同様
である。すなわち、静電気により帯電した人体（指な
ど）が透光性表示シート５に近づいた場合、透光性表示
シート５の表面→透光性表示シート５の裏面→透光性電
極板の周辺部（銀等の導電性印刷）６ｃ→透光性電極板
の細線６ｆ→透光性電極板の引出しリード部６ａ→透光
性電極板の接触子６ｂ→検出回路の経路順に放電がおこ
る。従来は透光性電極板の透明部６ｅで破損していた
が、電流容量のある銀等の導電性印刷細線６ｆ（０．５
ｍｍ程度）を通じて放電されるため、透光性電極板が破
損して透明部６ｅが不導通となることがなくなる。
ータ用タッチボタン装置において、通常、人体（指な
ど）が透光性表示シート５に触れての動作は従来と同様
である。すなわち、静電気により帯電した人体（指な
ど）が透光性表示シート５に近づいた場合、透光性表示
シート５の表面→透光性表示シート５の裏面→透光性電
極板の周辺部（銀等の導電性印刷）６ｃ→透光性電極板
の細線６ｆ→透光性電極板の引出しリード部６ａ→透光
性電極板の接触子６ｂ→検出回路の経路順に放電がおこ
る。従来は透光性電極板の透明部６ｅで破損していた
が、電流容量のある銀等の導電性印刷細線６ｆ（０．５
ｍｍ程度）を通じて放電されるため、透光性電極板が破
損して透明部６ｅが不導通となることがなくなる。
【手続補正５】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１２
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１２】以上のような本発明によるエレベータ用タ
ッチボタン装置は、下記のような多くの効果が得られ
る。 （１）透光性電極板の透明部６ｅに導電性印刷の細線６
ｆが付加され、帯電した人間が操作した場合その部分に
静電気による放電電流が瞬時に流れるようにしたため、
透光性電極板が破損しない。 （２）透光性電極板の導電性印刷の細線６ｆは周辺部６
ｄとリード部６ａと同時に印刷ができるため、安価に対
応できる。 （３）透光性電極板は屈曲に対して非常に弱く、取扱上
充分注意する必要があったが、導電性印刷の細線６ｆが
付加され、屈曲に対して非常に強くなり、取扱上注意す
る必要がなくなり組立性が向上した。 （４）透光性電極板は屈曲に対して非常に弱く、破損し
ても目視で確認ができず、組立後破損していたものを取
り替えていた。導電性印刷の細線６ｆが付加され、屈曲
に対して非常に強くなり、組立後の交換の必要がなくな
った。
ッチボタン装置は、下記のような多くの効果が得られ
る。 （１）透光性電極板の透明部６ｅに導電性印刷の細線６
ｆが付加され、帯電した人間が操作した場合その部分に
静電気による放電電流が瞬時に流れるようにしたため、
透光性電極板が破損しない。 （２）透光性電極板の導電性印刷の細線６ｆは周辺部６
ｄとリード部６ａと同時に印刷ができるため、安価に対
応できる。 （３）透光性電極板は屈曲に対して非常に弱く、取扱上
充分注意する必要があったが、導電性印刷の細線６ｆが
付加され、屈曲に対して非常に強くなり、取扱上注意す
る必要がなくなり組立性が向上した。 （４）透光性電極板は屈曲に対して非常に弱く、破損し
ても目視で確認ができず、組立後破損していたものを取
り替えていた。導電性印刷の細線６ｆが付加され、屈曲
に対して非常に強くなり、組立後の交換の必要がなくな
った。
【手続補正６】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図２
【補正方法】変更
【補正内容】
【図２】本発明による透光性電極板の平面図である。
【手続補正７】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図５
【補正方法】変更
【補正内容】
【図５】従来の透光性電極板の平面図である。
Claims (1)
- 【請求項１】 装置の前面に配置された透光性電極板
と、 この透光性電極板に人が触れたことを静電容量の変化と
して検出し外部に信号を出力する検出回路と、 この検出回路又は外部からの信号により点灯表示する発
光ダイオードの光源体とを有し、前記透光性電極板の透
光部の所定部位に導電性印刷の細線を設けたことを特徴
とするエレベータ用タッチボタン装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3311214A JP2603888B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | エレベータ用タッチボタン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3311214A JP2603888B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | エレベータ用タッチボタン装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05147842A true JPH05147842A (ja) | 1993-06-15 |
| JP2603888B2 JP2603888B2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=18014477
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3311214A Expired - Lifetime JP2603888B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | エレベータ用タッチボタン装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2603888B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010153139A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Toshiba Corp | 電子機器 |
| JP2011076625A (ja) * | 2010-12-10 | 2011-04-14 | Toshiba Corp | 電子機器 |
| JP2011138559A (ja) * | 2011-04-13 | 2011-07-14 | Toshiba Corp | 電子機器 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5769261A (en) * | 1980-10-20 | 1982-04-27 | Bunjiro Ichijo | Resistance and capacity in highly stable high and low impedance at high frequency, and device for measuring their minute variation |
| JPS6287601A (ja) * | 1985-10-14 | 1987-04-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 回転式流体機械 |
-
1991
- 1991-11-27 JP JP3311214A patent/JP2603888B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5769261A (en) * | 1980-10-20 | 1982-04-27 | Bunjiro Ichijo | Resistance and capacity in highly stable high and low impedance at high frequency, and device for measuring their minute variation |
| JPS6287601A (ja) * | 1985-10-14 | 1987-04-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 回転式流体機械 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010153139A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Toshiba Corp | 電子機器 |
| US8039779B2 (en) | 2008-12-24 | 2011-10-18 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Electronic device |
| JP2011076625A (ja) * | 2010-12-10 | 2011-04-14 | Toshiba Corp | 電子機器 |
| JP2011138559A (ja) * | 2011-04-13 | 2011-07-14 | Toshiba Corp | 電子機器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2603888B2 (ja) | 1997-04-23 |
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