JP2501376B2 - エレベ―タ用タッチボタン装置 - Google Patents

エレベ―タ用タッチボタン装置

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JP2501376B2
JP2501376B2 JP3153231A JP15323191A JP2501376B2 JP 2501376 B2 JP2501376 B2 JP 2501376B2 JP 3153231 A JP3153231 A JP 3153231A JP 15323191 A JP15323191 A JP 15323191A JP 2501376 B2 JP2501376 B2 JP 2501376B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベータ用タッチボタ
ン装置に関するもので、特に、エレベータかご内の操作
盤や乗場ボタン等に使用されるエレベータ用タッチボタ
ン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のエレベータ用タッチボタ
ン装置として、実公昭63−20691号公報に掲載の
技術を挙げることができる。
【0003】図5は上記公報に掲載されている従来のエ
レベータ用タッチボタン装置を示す断面図である。
【0004】図において、1はエレベータかご内の操作
盤や乗場ボタン等のフェイスプレート、21はボタン
枠、22は乗客等が直接手で触れる接触板である電極
板、22aは電極板22の裏面に垂設された脚部、22
b及び22cは脚部22aに螺設されたナット、23は
光を拡散する拡散板、24はプリント基板からなる検出
回路基板、25は電極板22に乗客が触れたことを検出
する接触検出装置、26は検出回路基板24に装着され
たネオンランプ等からなるランプ、27は外部電線との
接続用のコネクタである。
【0005】従来のエレベータ用タッチボタン装置は上
記のように構成されており、接触板である電極板22に
乗客等が触れると、電極板22の静電容量が変化し、こ
れを接触検出装置25で検出し、所定の信号が出力され
る。また、前記接触検出装置25からの信号や、或い
は、外部からの信号等により、ランプ26が点灯し、ボ
タン枠21が照光される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベータ用タッチボタン装置では、電極板22はステン
レス等の金属製であった。したがって、その表面に文
字、記号等を表示するためには、彫刻やエッチングをす
る必要があり、高価となっていた。また、文字、記号等
の形状、大きさ、色彩にも制約があり、デサインの自由
度がなかった。更に、文字、記号等を表示した電極板2
2全体を任意に照光表示することができなかった。しか
も、この電極板22に乗客等が触れる際に、人体に帯電
した静電気による衝撃があり、接触検出装置25を破損
したり、人体に不快感を与えることも多かった。
【0007】また、上記の他に透明な電極板を使用した
ものとして、実開昭57−104432号公報に記載の
エレベータ用タッチボタン装置もあった。しかし、この
装置においても、やはり電極板は露出しており、空気中
に含有されている物質等の影響を受けたり、乗客等の汗
が付着したり、或いは、保守点検等の作業中の溶剤等が
付着したりして、導電性を喪失する虞れがあり、耐環境
性がよくなかった。また、傷、摩耗等により導電性を喪
失することもあり、取扱いに注意が必要であった。更
に、印刷インク中の溶剤により変質したり、ホットスタ
ンプの接着剤により変質したりして、導電性を喪失する
虞れがあり、印刷等の加工性もよくなかった。
【0008】さらに、従来のエレベータ用タッチボタン
装置においては、電極板に人が触れたことを静電容量の
変化により検出する接触検出回路と、発光ダイオード等
の光源用回路とが同一基板に装着されていた。このた
め、光源の寿命が尽きたり、故障等が発生すると、光源
用回路と共に接触検出回路も同時に交換する必要があ
り、不経済であるばかりか、交換後には接触検出回路の
検出感度を再度調整する必要があった。また、一枚の基
板の両面に多数の部品を実装するために、組立性もよく
なかった。
【0009】なお、発光ダイオードを着脱可能に装着し
たインジケータとして、特開昭58−47782号公報
に記載のエレベータ用タッチボタン装置もあるが、しか
し、この装置においても、デザインバリエーションとし
て、発光色、輝度の変更が要求されても、対応が困難で
あり、発光ダイオード以外の光源、例えば、エレクトロ
ルミネッセンス、白熱ランプ、ネオンランプ等への変更
も困難であった。しかも、デザインバリエーションとし
て、発光する位置、範囲を変更する場合の対応が困難で
あった。
【0010】一方、他の先行技術には、実開昭63−1
96528号公報及び実開昭63−139734号公報
等を挙げることができる。実開昭63−196528号
公報には、エレベータの表板に形成された設置穴に絶縁
性の保持部材を設け、この保持部材に導電性の透光材で
構成されたボタン体を設置し、ボタン体を透過する光量
を多くした技術が開示されている。しかし、この技術は
プリント基板に光源と接触検出回路を配設したものであ
るから、光源の寿命が尽きたり、故障等が発生すると、
光源と共に接触検出回路も同時に交換する必要があり、
不経済であるばかりか、交換後には接触検出回路の検出
感度を再度調整する必要があった。
【0011】また、実開昭63−139734号公報に
は、字形が抜かれた面状の遮光性導電体とこの遮光性導
電体の少なくとも一方の面に設けられた透光性部材とを
備えた操作板と、静電容量変化検出装置に接続された電
極部とにより構成されたタッチ電極からなるものであ
る。しかし、タッチ電極を用いたエレベータ用タッチボ
タンの技術が記載されているが、光源及び接触検出回路
については開示するものがない。
【0012】そこで、本発明は、光源の交換性及び各回
路の組立性がよくなるとともに、発光色、輝度の変更、
他の光源への変更、及び発光位置、範囲の変更等が容易
にでき、デザインバリエーションの拡大が簡単なエレベ
ータ用タッチボタン装置の提供を課題とするものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるエレベー
タ用タッチボタン装置は、透光性樹脂からなり、裏面に
所定の印刷が可能な表示シートと、前記表示シートの裏
面に隣接して配設され、少なくとも片面に導電性薄膜が
形成された透光性を有する電極板と、前記電極板と大地
との間の静電容量の変化を検出する接触検出回路が形成
された検出回路基板と、所定の信号により点灯する光源
を配設し、前記検出回路基板とは別体で前記検出回路基
板より前記電極板側に配置された光源用回路基板と、前
記検出回路基板と光源用回路基板とを着脱自在に接続す
るコネクタとを具備するものである。
【0014】
【作用】本発明においては、透光性樹脂からなり、裏面
に所定の印刷が可能な表示シートの裏面に隣接して表面
に導電性薄膜が形成された透光性を有する電極板が配設
され、この電極板と大地との間の静電容量の変化を接触
検出手段で検出し、電極板の裏面側に位置する光源が所
定の信号により点灯し、表示シートに所定の表示がなさ
れるものであるから、表示シートの裏面に所望の文字、
記号等を適宜印刷でき、電極板に彫刻やエッチングをす
る必要がないとともに、表示部全体を任意に照光表示で
きる。しかも、電極板が表示シートで覆われており、人
体が直接電極板に触れることなくスイッチングでき、そ
の際に人体に帯電した静電気による衝撃が起きないとと
もに、空気中に含有されている物質等や、乗客等の汗
や、或いは、保守点検等の作業中の溶剤等が電極板に付
着せず、電極板が傷付いたり、摩耗等することもない。
更に、電極板と大地との間の静電容量の変化を検出する
接触検出回路と、前記電極板の裏面側に位置し所定の信
号により点灯する光源とを各々別体の基板に装着し、コ
ネクタで着脱可能に接続したものであるから、光源の寿
命が尽きたり、故障等が発生しても、光源を実装した光
源用回路基板のみの交換で対処でき、交換後に接触検出
回路の検出感度を再度調整する必要がない。また、二枚
の基板に分散して多数の部品が実装されるために、実装
密度が低下し、基板の両面に部品を実装する必要もな
い。しかも、発光色、輝度の変更、光源以外の他の光源
への変更、及び発光位置、範囲の変更等が容易になり、
デザインの変更等に対して柔軟に対応できる。
【0015】
【実施例】実施例1. 図1は本発明の一実施例であるエレベータ用タッチボタ
ン装置を示す正面図、図2は図1のエレベータ用タッチ
ボタン装置のA−A断面を示す断面図、図3は本発明の
一実施例であるエレベータ用タッチボタン装置の透光性
電極板を示す正面図である。図中、上記従来例と同一符
号及び記号は上記従来例の構成部分と同一または相当す
る構成部分を示す。
【0016】図において、2はエレベータ用タッチボタ
ン装置のハウジング、2aはハウジング2と一体成形さ
れた遮光壁、3はハウジング2に圧挿入して固定される
ボタン枠、4はハウジング2に取付けられた板ばねであ
り、この板ばね4によりハウジング2をフェイスプレー
ト1に弾性固定する。5は裏面に文字等が印刷された透
光性の表示シート、5aは表示シート5の文字照光部、
5bは表示シート5の文字照光部5a以外の照光部であ
る。この文字照光部5aと照光部5bはハウジング2の
遮光壁2aにより照光が区劃されている。6は透光性樹
脂からなる電極板であり、この電極板6の片面または両
面に酸化インジウム錫等の導電性薄膜が形成されてい
る。6aは電極板6の引出リード部、6bは引出リード
部6aの先端部に電気的に接続し固定された接触子、6
cはカーボン等の導電性物質をシルク印刷等の方法で導
電性薄膜を覆っている周辺部、6dは電極板6の透明部
である。7は透光性樹脂からなる保持板であり、透光性
の表示シート5及び電極板6を保持するとともに、光拡
散板を兼ねている。8は発光ダイオード8a,8bが実
装されたLED用回路基板、9は表示シート5を介して
乗客等が触れたことを電極板6と大地との静電容量の変
化として検出し外部に所定の信号を出す検出回路基板で
ある。10a及び10bはLED用回路基板8と検出回
路基板9とを接続するコネクタ、11は電極板6の接触
子6bを検出回路基板9に接続するコネクタ、12は検
出回路基板9と外部回路(図示せず)とを接続するコネ
クタ、13は検出回路基板9をハウジング2に固定して
いるねじである。
【0017】この構成のエレベータ用タッチボタン装置
は、乗客等の人体(指等)が表示シート5に触れると、
電極板6と大地と間の静電容量が変化する。この静電容
量の変化は検出回路基板9で検出し、外部に所定の電気
信号等が出力される。なお、電極板6と大地と間の静電
容量が変化する原理は従来より公知なので、ここでは説
明を省略する。また、外部からの信号等により、検出回
路基板9を介してLED用回路基板8の発光ダイオード
8a,8bの点灯が制御される。そして、この発光ダイ
オード8a,8bの点灯により、表示シート5には所定
の照光表示がされる。
【0018】しかも、この実施例では、電極板6がステ
ンレス等の金属製でなく、透光性の樹脂でできている。
また、透光性の表示シート5の裏面に隣接して電極板6
が配設されており、表示シート5の裏面には文字、記号
等を適宜印刷することができる。したがって、従来のよ
うに電極板6の表面に文字、記号等を表示するために、
電極板6に彫刻やエッチングをする必要がなく、製造コ
ストが安価となる。また、文字、記号の形状、大きさ、
色彩の制約が少なく、表示デザインの自由度が増すとと
もに、これらの文字、記号等が照光表示されるので、表
示内容が見易い。しかも、電極板6が表示シート5で覆
われており、人体が直接電極板6に触れないので、乗客
等がスイッチングする際に、人体に帯電した静電気によ
る衝撃がなく、検出回路基板9が破損したり、人体に不
快感を与えることもない。また、電極板6が空気中に含
有されている物質等の影響を受けたり、電極板6に乗客
等の汗や保守点検等の作業中の溶剤等が付着することも
ないので、導電性が喪失する虞れもなく、耐環境性が向
上する。傷、摩耗等により電極板6が導電性を喪失する
こともなく、取扱いに注意を要しないとともに、耐久性
も増す。更に、電極板6には文字、記号等を印刷する必
要がないので、従来のように、印刷インク中の溶剤や、
ホットスタンプの接着剤により電極板6が変質すること
がなく、電極板6が導電性を喪失する虞れがない。
【0019】特に、この実施例においては、透光性の電
極板6の引出リード部6aや周辺部6c等の光を透過さ
せる必要がない部分については、導電性薄膜をカーボン
等の導電性物質をシルク印刷等の方法で保護されてい
る。したがって、耐機械的ストレスに対して強く、しか
も、空気中の湿気や腐食性ガス等に対する耐環境性がよ
い。
【0020】また、この実施例においては、電極板6の
裏面側に位置するLED用回路基板8及び発光ダイオー
ド8a,8bを、複数回路に分離して別個の条件で点灯
制御がされ、この発光ダイオード8a,8bと電極板6
との間に遮光壁2aが設けられている。したがって、例
えば、文字照光部5aと一般の照光部5bとに別けて照
光表示することができ、表示シート5の一部または全面
を適宜区別して照光表示することができるから、表示デ
ザインの自由度が更に増すとともに、建物等に応じて照
光表示の表示内容を変化させることもできる。
【0021】上記のように、この実施例のエレベータ用
タッチボタン装置は、透光性樹脂からなり、裏面に文
字、記号の所望の印刷が適宜可能な表示シート5と、前
記表示シート5の裏面に隣接して配設され、片面または
両面に酸化インジウム錫等の導電性薄膜が形成された透
光性電極板6と、前記電極板6と大地との間の静電容量
の変化を検出する接触検出手段たる検出回路基板9と、
前記透光性電極板6の裏面側に位置し、所定の信号によ
り点灯するLED用回路基板8及び発光ダイオード8
a,8b(発光手段)とを備えている。
【0022】即ち、この実施例のエレベータ用タッチボ
タン装置は、透光性樹脂からなり、裏面に所定の印刷が
可能な表示シート5の裏面に隣接して表面に導電性薄膜
が形成された透光性を有する電極板6が配設され、この
電極板6と大地との間の静電容量の変化を検出回路基板
9で検出し、電極板6の裏面側に位置する発光ダイオー
ド8a,8bが所定の信号により点灯し、表示シート5
の裏面に印刷された文字、記号等の照光表示がされるも
のである。
【0023】したがって、表示シート5の裏面に文字、
記号等を適宜印刷することができ、電極板6に彫刻やエ
ッチングをする必要がないので、製造コストが安価とな
る。また、所望の形状、大きさ、色彩での表示ができる
から、表示デザインの自由度が増すとともに、これらの
文字、記号等が任意に照光表示されるので、表示内容が
見易い。しかも、電極板6が表示シート5で覆われてお
り、人体が直接電極板6に触れないので、スイッチング
の際に人体に帯電した静電気による衝撃がなく、検出回
路基板9が破損したり、人体に不快感を与えることもな
い。また、空気中に含有されている物質等や、乗客等の
汗や、或いは、保守点検等の作業中の溶剤等が電極板6
に付着しないので、耐環境性が向上する。加えて、電極
板6が傷付いたり、摩耗等することもないので、取扱い
に注意を要しないとともに、耐久性も増す。この結果、
安価で、見易く、信頼性が高く、しかも、耐環境性及び
耐久性の大きいエレベータ用タッチボタン装置となる。
【0024】実施例2. 本実施例においても、図1、図2、図3は共通である。
したがって、図中、上記従来例及び前記実施例と同一符
号及び記号は上記従来例及び前記実施例の構成部分と同
一または相当する構成部分を示すので、ここでは説明を
省略する。
【0025】図4は本発明の他の実施例であるエレベー
タ用タッチボタン装置の光源用基板を示す正面図であ
る。図において、14は発光ダイオードに代えて実装さ
れた光源であるネオンランプ、15はネオンランプ14
を駆動するためのホトトライアック、16はネオンラン
プ14及びホトトライアック15が実装されているネオ
ン用回路基板であり、光源が発光ダイオードの場合のL
ED用回路基板8に該当するものである。なお、このネ
オン用回路基板16は検出回路基板9にコネクタ10
a,10bを介して着脱可能に接続されている。
【0026】この構成のエレベータ用タッチボタン装置
も、上記光源用基板部の構成以外は上記実施例の構成と
同一であるので、乗客等の人体(指等)が表示シート5
に触れると、電極板6と大地と間の静電容量が変化す
る。この静電容量の変化は検出回路基板9で検出し、外
部に所定の電気信号等が出力される。なお、電極板6と
大地と間の静電容量が変化する原理は従来より公知なの
で、ここでは説明を省略する。また、外部からの信号等
により、検出回路基板9を介してネオン用回路基板16
のホトトライアック15を駆動してネオンランプ14の
点灯が制御される。そして、このネオンランプ14の点
灯により、表示シート5には所定の照光表示がされる。
なお、ネオンランプ14用の電源は検出回路基板9を介
して別途供給される。
【0027】ところで、本実施例では光源をネオンラン
プ14で説明したが、ネオンランプ14、エレクトロル
ミネッセンス、白熱ランプ等を光源として採用しても、
上記と同様に外部からの信号によりこれらの光源を駆動
できる回路を付加することにより、光源の表示内容を任
意に変更することができる。また、ランプの実装個数、
実装位置、種類等も任意に選択することができる。
【0028】このように、この実施例のエレベータ用タ
ッチボタン装置は、電極板6と大地との間の静電容量の
変化を検出する接触検出手段たる検出回路基板9と、前
記透光性電極板6の裏面側に位置し、所定の信号により
点灯するネオンランプ14、ホトトライアック15、及
びネオン用回路基板16(発光手段)と、前記検出回路
基板9(接触検出手段)とネオン用回路基板16(発光
手段)とを着脱可能に接続するコネクタ10a,10b
(接続手段)とを備えている。即ち、この実施例のエレ
ベータ用タッチボタン装置は、検出回路基板9とネオン
用回路基板16とを各々別体の基板にし、コネクタ10
a,10bで着脱可能に接続したものである。
【0029】したがって、ネオンランプ14等の光源の
寿命が尽きたり、故障等が発生しても、従来のように検
出回路基板9も一緒に交換する必要がなく、ネオン用回
路基板16のみの交換で対処でき、交換後に検出回路基
板9の検出感度を再度調整する必要がないので、極めて
経済的である。また、検出回路基板9及びネオン用回路
基板16の二枚の基板に分散して多数の部品が実装され
るために、実装密度が低下し、基板の両面に部品を実装
する必要もないので、組立性がよい。しかも、光源の発
光色、輝度の変更が要求されても、対応が容易であり、
発光ダイオード以外の光源、例えば、エレクトロルミネ
ッセンス、白熱ランプ、ネオンランプ等への変更も容易
になる。しかも、発光する位置、範囲を変更する場合の
対応が容易になり、各種のデザインの変更に対して柔軟
に対応できる。この結果、光源の交換性及び各回路の組
立性がよくなるとともに、発光色、輝度の変更、他の光
源への変更、及び発光位置、範囲の変更等が容易にで
き、デザインバリエーションが多彩になる。
【0030】上記各実施例のエレベータ用タッチボタン
装置においては、透光性樹脂からなり、裏面に所定の印
刷が可能な表示シート5と、表示シート5の裏面に隣接
して配設され、少なくとも片面に導電性薄膜が形成され
た透光性を有する電極板6と、電極板6と大地との間の
静電容量の変化を検出する接触検出回路が実装された検
出回路基板9と、電極板6の裏面側に位置し、所定の信
号により点灯する発光ダイオード8a,8b、ネオンラ
ンプ14等からなる光源を配設し、接触検出回路が実装
されている検出回路基板9とは別体のLED用回路基板
8及びネオン用回路基板16からなる光源用回路基板
と、検出回路基板9とLED用回路基板8及びネオン用
回路基板16からなる光源用回路基板とを着脱自在に接
続するコネクタ10a,10bとを具備するものであ
る。
【0031】したがって、透光性樹脂からなる表示シー
ト5と、少なくとも、片面に導電性薄膜が形成された透
光性を有する電極板6と、静電容量の変化を検出する接
触検出回路と、電極板6の裏面側に位置する発光ダイオ
ード8a,8b、ネオンランプ14等からなる光源とを
備え、裏面に所定の印刷が可能な表示シート5の裏面に
隣接して電極板6が配設され、この電極板6と大地との
間の静電容量の変化を接触検出回路で検出し、発光ダイ
オード8a,8b、ネオンランプ14等からなる光源が
所定の信号により点灯して、表示シート5に所定の照光
表示がされるという簡易な構成により、表示シート5の
裏面に文字、記号等を適宜印刷することができ、製造コ
ストが安価となり、また、所望の形状、大きさ、色彩の
表示ができ、表示デザインの自由度が増すとともに、こ
れらの文字、記号等が任意に照光表示されるので、表示
内容が見易い。しかも、電極板6が表示シート5で覆わ
れており、人体が直接電極板6に触れないので、スイッ
チングの際に人体に帯電した静電気による衝撃がなく、
検出回路基板9が破損したり、人体に不快感を与えるこ
ともなく、また、空気中に含有されている物質等や、乗
客等の汗や、或いは、保守点検等の作業中の溶剤等が電
極板6に付着しないので、耐環境性が向上し、加えて、
電極板9が傷付いたり、摩耗等することもないので、取
扱いに注意を要せず、耐久性も増す。
【0032】更に、接触検出回路を有する検出回路基板
9と発光ダイオード8a,8b、ネオンランプ14等か
らなる光源を有するLED用回路基板8及びネオン用回
路基板16からなる光源用回路基板は、コネクタ10
a,10bによって接続され、電極板6と大地との間の
静電容量の変化を検出する接触検出回路と、電極板6の
裏面側に位置し所定の信号により点灯する発光ダイオー
ド8a,8b、ネオンランプ14とを各々別体の基板に
実装するものであるから、コネクタ10a,10bで着
脱可能に接続したことにより、光源の寿命が尽きたり、
故障等が発生しても、発光ダイオード8a,8b、ネオ
ンランプ14等からなる光源のみの交換で対処でき、交
換後に接触検出回路の検出感度を再度調整する必要がな
いので極めて経済的である。また、二枚の基板に分散し
て多数の部品が実装されるために、実装密度が低下し、
基板の両面に部品を実装する必要もないので、組立性が
よい。しかも、発光色、輝度の変更、発光ダイオード8
a,8b、ネオンランプ14以外の他の光源への変更、
及び発光位置、範囲の変更等が容易になり、デザインの
変更等に対して柔軟に対応できるのでデザインバリエー
ションが多彩になる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、この発明のエレベータ用
タッチボタン装置は、透光性樹脂からなる表示シート
と、少なくとも、片面に導電性薄膜が形成された透光性
を有する電極板と、静電容量の変化を検出する接触検出
回路と、電極板の裏面側に位置する発光ダイオードとを
備え、裏面に所定の印刷が可能な表示シートの裏面に隣
接して電極板が配設され、この電極板と大地との間の静
電容量の変化を接触検出回路で検出し、発光ダイオード
が所定の信号により点灯して、前記表示シートに所定の
照光表示がされるという簡易な構成により、前記表示シ
ートの裏面に文字、記号等を適宜印刷することができ、
製造コストが安価となり、また、所望の形状、大きさ、
色彩の表示ができ、表示デザインの自由度が増すととも
に、これらの文字、記号等が任意に照光表示されるの
で、表示内容が見易い。しかも、電極板が表示シートで
覆われており、人体が直接電極板に触れないので、スイ
ッチングの際に人体に帯電した静電気による衝撃がな
く、検出回路基板が破損したり、人体に不快感を与える
こともなく、また、空気中に含有されている物質等や、
乗客等の汗や、或いは、保守点検等の作業中の溶剤等が
電極板に付着しないので、耐環境性が向上し、加えて、
電極板が傷付いたり、摩耗等することもないので、取扱
いに注意を要せず、耐久性も増す。更に、接触検出回路
を有する検出回路基板と発光ダイオードを有する表示用
回路基板はコネクタによって接続され、電極板と大地と
の間の静電容量の変化を検出する接触検出回路と、前記
電極板の裏面側に位置し所定の信号により点灯する発光
ダイオードとを各々別体の基板に実装するものであるか
ら、コネクタで着脱可能に接続したことにより、光源の
寿命が尽きたり、故障等が発生しても、発光ダイオード
のみの交換で対処でき、交換後に接触検出回路の検出感
度を再度調整する必要がないので、極めて経済的であ
る。また、二枚の基板に分散して多数の部品が実装され
るために、実装密度が低下し、基板の両面に部品を実装
する必要もないので、組立性がよい。しかも、発光色、
輝度の変更、発光ダイオード以外の他の光源への変更、
及び発光位置、範囲の変更等が容易になり、デザインの
変更等に対して柔軟に対応できるので、デザインバリエ
ーションが多彩になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施例であるエレベータ用
タッチボタン装置を示す正面図である。
【図2】 図2は図1のエレベータ用タッチボタン装置
のA−A断面を示す断面図である。
【図3】 図3は本発明の一実施例であるエレベータ用
タッチボタン装置の透光性電極板を示す正面図である。
【図4】 図4は本発明の他の実施例であるエレベータ
用タッチボタン装置の光源用基板を示す正面図である。
【図5】 図5は従来のエレベータ用タッチボタン装置
を示す断面図である。
【符号の説明】
2 ハウジング 2a 遮光壁 3 ボタン枠 5 表示シート 5a 文字照光部 5b 照光部 6 電極板 6a 引出リード部 6b 接触子 6c 周辺部 6d 透明部 7 保持板 8 LED用回路基板 8a,8b 発光ダイオード 9 検出回路基板 10a,10b コネクタ 14 ネオンランプ 15 ホトトライアック 16 ネオン用回路基板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性樹脂からなり、裏面に所定の印刷
    が可能な表示シートと、 前記表示シートの裏面に隣接して配設され、少なくとも
    片面に導電性薄膜が形成された透光性を有する電極板
    と、前記電極板と大地との間の静電容量の変化を検出する接
    触検出回路が実装された検出回路基板と、 所定の信号により点灯する光源を配設し、前記検出回路
    基板とは別体で前記検出回路基板より前記電極板側に配
    置された光源用回路基板と、 前記検出回路基板と光源用回路基板とを着脱自在に接続
    するコネクタと を具備することを特徴とするエレベータ
    用タッチボタン装置。
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