JPH05147311A - 熱転写記録装置 - Google Patents

熱転写記録装置

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Publication number
JPH05147311A
JPH05147311A JP9430691A JP9430691A JPH05147311A JP H05147311 A JPH05147311 A JP H05147311A JP 9430691 A JP9430691 A JP 9430691A JP 9430691 A JP9430691 A JP 9430691A JP H05147311 A JPH05147311 A JP H05147311A
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JP
Japan
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head
thermal head
thermal
transfer recording
side plate
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Application number
JP9430691A
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English (en)
Inventor
Daiki Takiguchi
大樹 滝口
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーマルヘッドをプラテンローラに対して圧
接せしめるための機構の占有スペースが小さく、然もサ
ーマルヘッドを最適な経路で移動させることが出来る熱
転写記録装置を提供する。 【構成】 プラテンローラに対してサーマルヘッド(1)
を接近離間可能に配備した熱転写記録装置において、サ
ーマルヘッド(1)を挟んで両側に配置した一対の側板
(6)(6)の夫々に、サーマルヘッド(1)の移動経路に沿
って伸びる案内溝(61)(62)を形成すると共に、サーマル
ヘッド(1)の両側に突設したピン(21)(31)を前記案内溝
(61)(62)に摺動可能に係合せしめて、サーマルヘッド
(1)の往復移動を案内し、該サーマルヘッド(1)は、レ
バー機構を介してヘッド駆動機構に連繋する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオプリンターの如
く、記録紙をプラテンローラに巻き付けてサーマルヘッ
ドによって熱転写記録を行なう装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図8及び図9は従来の熱転写記録装置を
示している。紙面垂直方向に間隔をおいて一対の側板
(6)(6)が配置され、両側板の間には、プラテンローラ
(13)、インクシートカートリッジ(14)及びサーマルヘッ
ド(1)が配備される。又、サーマルヘッド(1)を挟んで
両側に一対のヘッド回動アーム(15)(15)が配置され、両
アームは、両側板(6)(6)間に架設した連結軸(16)によ
ってアーム基端部どうしが連結固定され、両アーム動作
の同期を図っている。サーマルヘッド(1)は、前記一対
のヘッド回動アーム(15)(15)の自由端部に固定され、両
ヘッド回動アームに連繋した駆動機構によって往復駆動
される。記録紙は、図示省略する給紙機構によってプラ
テンローラ(13)に巻き付けられ、この状態でヘッド回動
アーム(15)を図8の破線の如くインクシートカートリッ
ジ(14)へ向って駆動し、図9の如くサーマルヘッド(1)
をプラテンローラ(13)上の記録紙及びインクシート(図
示省略)に圧接せしめるのである。尚、サーマルヘッド
(1)には冷却フィン(11)が設けられ、過熱を防止してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、熱転写記録
装置の小形化を図る場合、サーマルヘッド(1)の移動経
路は、図8の状態でインクシートカートリッジ(14)の下
方位置であって、且つ冷却フィン(11)が側板(6)から下
方へ突出しない待機位置から、図9の如くプラテンロー
ラ(13)側の圧接位置へ至る最短経路に設定する必要があ
る。しかしながら、従来は、サーマルヘッド(1)をヘッ
ド回動アーム(15)の回動によって往復移動させていたた
め、サーマルヘッド(1)の移動経路を最適設定した場
合、ヘッド回動アーム(15)の連結軸(16)は図示の如く、
プラテンローラ(13)の回転中心と略同一高さであって、
且つ該回転中心から遠く離れた位置に配置せざるを得な
かった。
【0004】即ち、ヘッド回動アーム(15)の連結軸(16)
をプラテンローラ(13)の回転中心よりも下方位置に設定
すると、サーマルヘッド(1)をインクシートカートリッ
ジ(14)から離脱させたとき、冷却フィン(11)が側板(6)
から下方へ突出することになる。装置の薄形化のために
は、サーマルヘッド(1)の移動経路を出来るだけ水平方
向に伸すことが有効であるが、このためには、ヘッド回
動アーム(15)の連結軸(16)をプラテンローラ(13)の回転
中心よりも上方位置に設定せねばならない。この場合、
ヘッド回動アーム(15)は、インクシートカートリッジ(1
4)を迂回するために大きく湾曲した形状となり、該ヘッ
ド回動アーム(15)の回動のために広いスペースが占有さ
れ、かえって装置の大形化を招く。
【0005】又、従来装置においては、一対の側板(6)
(6)間にヘッド回動アーム(15)の連結軸(16)を架設する
等、各種機構を両側板によって直接に支持していたた
め、両側板の相対的な組立精度が悪いと、各機構の組立
精度にも悪影響を及ぼす。例えば両ヘッド回動アーム(1
5)(15)の相対位置にずれが生じると、プラテンローラ(1
3)に対するサーマルヘッド(1)の圧接力が偏って、印写
画像にかすれを生じ得る虞れがある。然も、両側板の夫
々に対して各種機構を組み付ける必要があるから、組立
作業が煩雑で、生産性が悪い問題があった。
【0006】本発明の目的は、サーマルヘッドをプラテ
ンローラに対して圧接せしめるための機構の占有スペー
スが小さく、然もサーマルヘッドを最適な経路で移動さ
せることが出来る熱転写記録装置を提供し、これによっ
て装置の小形化を図ることである。
【0007】本発明の他の目的は、サーマルヘッド圧接
機構等の各種機構の組立精度を上げることが出来、然も
組立工数の削減が可能な熱転写記録装置を提供すること
である。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る熱転写記録装
置は、プラテンローラ(13)及びサーマルヘッド(1)を挟
んで両側に配置した一対の側板(6)(6)の夫々に、サー
マルヘッド(1)の移動経路に沿って伸びる案内溝(61)(6
2)を形成すると共に、サーマルヘッド(1)の両側に突設
したピン(21)(31)を前記案内溝(61)(62)に摺動可能に係
合せしめて、サーマルヘッド(1)の往復移動を案内す
る。又、サーマルヘッド(1)は、レバー機構を介してヘ
ッド駆動機構に連繋する。
【0009】又、本発明に係る熱転写記録装置は、メイ
ンシャーシ(8)上にヘッドアセンブリ(9)を固定して構
成され、メインシャーシ(8)はヘッドアセンブリ(9)及
びプラテンローラ(13)を両側から挟み込む左右一対の側
板部(81)(82)を具え、ヘッドアセンブリ(9)は、サーマ
ルヘッド(1)を両側から挟み込む左右一対の側板部(66)
(67)を有する一体のサブシャーシ(65)を具え、前記側板
部(66)(67)の夫々に、サーマルヘッド(1)の移動経路に
沿って伸びる案内溝(61)(62)を形成すると共に、サーマ
ルヘッド(1)の両側に突設したピン(21)(31)を前記案内
溝(61)(62)に摺動可能に係合せしめて、サーマルヘッド
(1)の往復移動を案内する。又、サーマルヘッド(1)
は、レバー機構を介してヘッド駆動機構に連繋する。
【0010】
【作用】ヘッド駆動機構の動力がレバー機構を介してサ
ーマルヘッド(1)へ伝達され、これによってサーマルヘ
ッド(1)は、インクシートカートリッジ(14)から離間し
た待機位置から側板(6)の案内溝(61)(62)に沿って移動
し、最終的にプラテンローラ(13)に対する圧接位置に達
する。このときのサーマルヘッド(1)の移動経路は側板
(6)の案内溝(61)(62)に形状によって最適設定出来、然
もレバー機構及びヘッド駆動機構は、サーマルヘッド
(1)を案内溝(61)(62)に沿って押し進めるだけの機能を
具えればよいから、従来のヘッド回動アームによるヘッ
ド圧接機構に比べて自由な設計が可能であり、これによ
ってヘッド圧接機構のコンパクト化が可能となる。
【0011】又、サブシャーシ(65)に一体に設けた一対
の側板部(66)(67)に前記案内溝(61)(62)を形成し、該サ
ブシャーシ(65)上にサーマルヘッド(1)及びヘッド圧接
機構を配備して、ヘッドアセンブリ(9)を構成する場
合、該ヘッドアセンブリ(9)の組立においては、サブシ
ャーシ(65)は、例えばプレス成型によって一対の側板部
(66)(67)を一体に形成出来るから、従来の如き側板どう
しの組立精度の問題はない。然もユニット化されたヘッ
ドアセンブリ(9)をメインシャーシ(8)に組み付ける際
に高い精度は不要となるから、装置全体の組立工数は従
来装置に比べて減少する。
【0012】
【発明の効果】本発明に係る熱転写記録装置によれば、
サーマルヘッド圧接機構のコンパクト化が可能であり、
然もサーマルヘッドを最適な経路で移動させることが出
来るから、従来装置に比べて装置の小形化が可能であ
る。
【0013】又、一体のサブシャーシ上にサーマルヘッ
ド圧接機構等の各種機構を配備したヘッドアセンブリを
構成することにより、各機構の組立精度を上げることが
出来、然も組立工数の削減が可能である。
【0014】
【実施例】以下、図1乃至図4に示す第1実施例と図5
乃至図7に示す第2実施例について説明する。尚、実施
例は本発明を説明するためのものであって、特許請求の
範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解
すべきではない。 (第1実施例)図4の如く、サーマルヘッド(1)を挟ん
で両側に一対の側板(6)(6)が配置され、両側板の間に
サーマルヘッド(1)及びヘッド圧接機構が配備される。
各側板(6)には、サーマルヘッド(1)の往復移動を案内
するべく、主にヘッドの移動軌跡を規定するための第1
案内溝(61)と、主にヘッドの回転を規制するための第2
案内溝(62)が、ヘッドの最適移動経路に沿って円弧状に
開設されている。
【0015】サーマルヘッド(1)は上面に加熱面を具
え、その下面には冷却フィン(11)が固定されると共に、
該冷却フィン(11)を挟んで両側部に、上壁部、側壁部及
び下壁部からなるコ字状のヘッド保持レバー(2)が、夫
々開口部を内側に向けて固定される。ヘッド保持レバー
(2)には、前記側板(6)の第1案内溝(61)へ摺動可能に
嵌まるピン(21)が外向きに突設されている。
【0016】ヘッド保持レバー(2)のコ字状部の内部に
は、圧接動作レバー(3)が上下方向に余裕をもって収容
され、ヘッド保持レバー(2)に内向きに突設した支軸(2
2)によって、前記余裕の範囲内で上下に回動自由に枢支
されている。圧接動作レバー(3)には、ヘッド保持レバ
ー(2)に開設した長孔(23)に余裕をもって嵌まるピン(3
1)が外向きに突設され、該ピン(31)の先端部は円筒状の
スリーブ(32)を取り付ける。該スリーブ(32)は、前記側
板(6)の第2案内溝(62)へ摺動可能に嵌合する。又、圧
接動作レバー(3)の自由端部とヘッド保持レバー(2)の
上壁部との間には圧縮バネ(33)が介装され、ヘッド保持
レバー(2)内で圧接動作レバー(3)を下方へ付勢してい
る。
【0017】側板(6)の外側に第1トグルレバー(4)が
配置され、該レバーの先端部にピン孔(42)を開設して、
該ピン孔(42)に、前記第2案内溝(62)から突出した圧接
動作レバー(3)のピン(31)の先端部を枢支連結する。
【0018】側板(6)の内側に第2トグルレバー(5)が
配置され、該レバーの端部に開設した枢支孔(52)に、側
板(6)の内面に突設した支軸(64)を貫通せしめて、第2
トグルレバー(5)を枢支する。該第2トグルレバー(5)
の自由端部にはピン(51)が外向きに突設され、該ピン(5
1)は、側板(6)の第2案内溝(62)に連通して開設した円
弧状の第3案内溝(62a)を貫通し、ピン先端部は、前記
第1トグルレバー(4)の後端部に開設したピン孔(41)に
枢支連結する。第1トグルレバー(4)は側板(6)との間
に張設した復帰用バネ(43)によって後方へ付勢する。
【0019】更に側板(6)には、前記支軸(64)を中心と
する円弧状の円弧溝(63)が開設され、第2トグルレバー
(5)には、前記円弧溝(63)と重なる位置に係合孔(53)が
開設さている。
【0020】両側板(6)(6)の間には連結軸(54)及びカ
ム軸(7)が互いに平行に架設される。連結軸(54)は、両
端部が第2トグルレバー(5)の係合孔(53)を貫通し、更
に側板(6)の円弧溝(63)に摺動可能に嵌まっている。
又、連結軸(54)の中央部にはローラ(55)が取り付けられ
ている。カム軸(7)は、中央部に渦巻き状のカム周面を
有するカム(71)を具え、両端部が側板(6)に夫々枢支連
結される。該カム(71)の周面は連結軸(54)のローラ(55)
に係合している。カム軸(7)の一方の端部には、モータ
を動力源とする歯車機構(図示省略)が連繋して、カム軸
(7)を矢印方向に回転駆動する。
【0021】斯くして、第1及び第2トグルレバー(4)
(5)によって、ヘッド保持レバー(2)を側板(6)の第1
及び第2案内溝(61)(62)に沿って駆動するトグルレバー
機構が構成され、カム(71)によって前記レバー機構へ動
力を伝達するヘッド駆動機構が構成されることになる。
【0022】図1乃至図3は上記ヘッド圧接機構の一連
の動作を表わしている。図1では、サーマルヘッド(1)
がインクシートカートリッジ(14)から離間した待機位置
に設定されており、カム(71)は、カム曲線の低位部に第
2トグルレバー(5)のローラ(55)を当てた回転角度姿勢
に設定されている。この状態で、第1トグルレバー(4)
は、復帰用バネ(43)の付勢力によって左方へ牽引され、
第2トグルレバー(5)のピン(51)は側板(6)の第3案内
溝(62a)の左方端部に位置している。又、ヘッド保持レ
バー(2)のピン(21)及び圧接動作レバー(3)のピン(31)
は夫々側板(6)の第1案内溝(61)及び第2案内溝(62)の
左方端部に位置している。
【0023】カム軸(7)が矢印の如く時計方向へ回転駆
動されると、カム(71)は、第2トグルレバー(5)のロー
ラ(55)との係合位置がカム曲線の低位部から勾配の急な
高位部へ移行し、これに伴って第2トグルレバー(5)が
図2の如く反時計方向に回転駆動され、ピン(51)は第3
案内溝(62a)の右方端の近傍位置に至る。これによって
第1トグルレバー(4)が復帰用バネ(43)に抗して前進方
向へ駆動されると共に、該レバーの前進力が圧接動作レ
バー(3)のピン(31)へ伝えられ、これによって圧接動作
レバー(3)及びヘッド保持レバー(2)が一体となって回
動し、ヘッド保持レバー(2)のピン(21)及び圧接動作レ
バー(3)のピン(31)が夫々側板(6)の第1案内溝(61)及
び第2案内溝(62)の右方端の直前位置に達する。この結
果、サーマルヘッド(1)はプラテンローラ(13)の周面と
接触する位置まで移動することなる。この状態で、ヘッ
ド保持レバー(2)は最早、反時計方向には回動し得な
い。
【0024】図2の状態から更にカム軸(7)が時計方向
へ回転駆動されると、カム(71)は、第2トグルレバー
(5)のローラ(55)との係合位置がカム曲線の比較的緩や
かな勾配を有する高位部に移行し、これに伴って第2ト
グルレバー(5)が僅かに反時計方向へ回動して、ピン(5
1)が第3案内溝(62a)の右方端に達する。これによって
第1トグルレバー(4)が僅かに前進して、圧接動作レバ
ー(3)を更に反時計方向に回転駆動する。このとき、サ
ーマルヘッド(1)がプラテンローラ(13)に当ってヘッド
保持レバー(2)の回転は阻止されているから、圧接動作
レバー(3)のみが僅かに反時計方向へ回転して圧縮バネ
(33)を圧縮する。この結果、該圧縮バネ(33)の弾性復帰
力が圧接動作レバー(3)を介してサーマルヘッド(1)へ
伝達され、サーマルヘッド(1)の表面がプラテンローラ
(13)の周面に圧接されることになる。
【0025】図3の状態から更にカム軸(7)が時計方向
に回転すると、カム(71)は、第2トグルレバー(5)のロ
ーラ(55)との係合位置がカム曲線の高位部から低位部へ
移行して、復帰用バネ(43)の付勢力によって第1トグル
レバー(4)が後退方向へ牽引されると共に、第2トグル
レバー(5)が時計方向に回転して、図1の状態に戻るこ
とになる。
【0026】上記ヘッド圧接機構は、図1の如くプラテ
ンローラ(13)の回転中心よりも下方の扁平な空間に、全
ての構成要素をコンパクトに配置出来、然も側板(6)の
案内溝(61)(62)の形状によってサーマルヘッド(1)の移
動経路を最適設定出来るから、熱転写記録装置の薄形
化、小形化に極めて有効である。
【0027】(第2実施例)本実施例は、前記実施例に
おけるサーマルヘッド(1)及びヘッド圧接機構をユニッ
ト化して、図5乃至図7の如くヘッドアセンブリ(9)を
構成し、該ヘッドアセンブリ(9)をメインシャーシ(8)
上に固定したものである。本実施例のヘッド圧接機構に
おいては、サーマルヘッド(1)の移動を案内すべき第
1、第2案内溝(61)(62)、及び連結軸(54)の端部が嵌ま
る円弧溝(63)が、コ字状に一体成型されたサブシャーシ
(65)の両側板部(66)(67)に開設されているが、その他の
構成は、前記実施例と概ね同一である。従って、同一の
機能を有する部材、部位には同一符号を付して説明を省
略する。
【0028】サブシャーシ(65)の底板部(68)及び側板部
(66)(67)は、サーマルヘッド(1)及びヘッド圧接機構の
大きさに応じた形状寸法に形成されており、該底板部(6
8)には、後方中央部にフック片(60)が突設されると共
に、両端部に円孔(69a)、前方端部に基準孔(69b)が夫々
開設されている。
【0029】一方、メインシャーシ(8)は、一方の側板
部(81)と底板部(83)が一体に形成され、該底板部(83)に
設けた連結片(86)と、他方の側板部(82)に設けた連結片
(87)とを互いにネジ止め固定することによって、コ字状
の枠体が形成される。メインシャーシ(8)の底板部(83)
には、前記サブシャーシ(65)の円孔(69a)と対応する位
置にネジ孔(85)が形成されると共に、前記基準孔(69b)
と対応する位置に位置決めピン(84)が突設されており、
該位置決めピン(84)に前記基準孔(69b)を嵌合せしめ、
締結ネジ(93)を円孔(69a)からネジ孔(85)へ螺合せしめ
ることにより、ヘッドアセンブリ(9)がメインシャーシ
(8)上の所定位置に固定される。又、前記一方の側板部
(81)には、インクシートカートリッジを装填するための
カートリッジ挿入孔(80)が開設されている。
【0030】前記第1実施例では、トグルレバー機構を
ヘッド圧接状態から解放するために一対の復帰用バネ(4
3)を装備しているが、本実施例では、単一の復帰用バネ
(44)を用いる。即ち、図7の如く連結軸(54)及びカム軸
(7)の略中央部に周溝(56)(72)を夫々凹設し、復帰用バ
ネ(44)は、図5の如くこれらの周溝(56)(72)に巻き付
け、バネ両端部を図7の如くサブシャーシ(65)上のフッ
ク片(60)に係止する。これによって連結軸(54)はカム軸
(7)側へバネ付勢され、カム(71)とローラ(55)とが常に
係合状態に保持されることになる。
【0031】カム軸(7)の両端部には図7の如く夫々軸
受(73)が取り付けられ、該軸受(73)はサブシャーシ(65)
の円弧溝(63)に連通して開設した孔(63a)に係止する。
又、サブシャーシ(65)の側板部(67)の外側にギア(91)を
配置し、該ギアをカム軸(7)の一方の端部に固定してい
る。
【0032】従って、前記ギア(91)へモータの回転を伝
えることにより、カム(71)が回転駆動され、第1実施例
と同様のヘッド圧接動作が行なわれる。
【0033】上記熱転写記録装置においては、サブシャ
ーシ(65)が一体に形成されているから、左右一対の側板
部(66)(67)の案内溝(61)(62)や、カム軸(7)の軸受(73)
を嵌めるべき孔(63a)は、左右の位置ずれなく、高精度
に開設出来る。これによって、ヘッド圧接機構の各部材
を両側板部(66)(67)に正確に組み付けることが可能とな
り、その結果、サーマルヘッド(1)をプラテンローラ(1
3)に対して偏りなく押圧駆動出来るのである。然も、ヘ
ッドアセンブリ(9)は、図6の如くメインシャーシ(8)
に対して容易且つ正確に組立ることが出来るから、左右
一対の側板の微妙な位置調節を必要としていた従来の熱
転写記録装置に比べて、組立工数が減少する。
【0034】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のヘッド待機状態を示す側面図であ
る。
【図2】同上のヘッド圧接直前状態を示す側面図であ
る。
【図3】同上のヘッド圧接状態を示す側面図である。
【図4】同上のヘッド圧接機構の構成を示す一部破断分
解斜視図である。
【図5】第2実施例における熱転写記録装置の組立図で
ある。
【図6】同上におけるヘッドアセンブリをメインシャー
シから分解した状態の斜視図である。
【図7】同上におけるヘッドアセンブリの一部破断分解
斜視図である。
【図8】従来装置のヘッド待機状態を示す側面図であ
る。
【図9】同上のヘッド圧接状態を示す一部破断側面図で
ある。
【符号の説明】
(1) サーマルヘッド (13) プラテンローラ (2) ヘッド保持レバー (4) 第1トグルレバー (5) 第2トグルレバー (6) 側板 (61) 第1案内溝 (62) 第2案内溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンローラ(13)に対してサーマルヘ
    ッド(1)を接近離間可能に配備した熱転写記録装置にお
    いて、プラテンローラ(13)及びサーマルヘッド(1)を挟
    んで両側に配置した一対の側板(6)(6)の夫々に、サー
    マルヘッド(1)の移動経路に沿って伸びる案内溝(61)(6
    2)を形成すると共に、サーマルヘッド(1)の両側に突設
    したピン(21)(31)を前記案内溝(61)(62)に摺動可能に係
    合せしめて、サーマルヘッド(1)の往復移動を案内し、
    該サーマルヘッド(1)は、レバー機構を介してヘッド駆
    動機構に連繋されていることを特徴とする熱転写記録装
    置。
  2. 【請求項2】 プラテンローラ(13)に対してサーマルヘ
    ッド(1)を接近離間可能に配備した熱転写記録装置にお
    いて、メインシャーシ(8)上にヘッドアセンブリ(9)を
    固定して構成され、メインシャーシ(8)はヘッドアセン
    ブリ(9)及びプラテンローラ(13)を両側から挟み込む左
    右一対の側板部(81)(82)を具え、ヘッドアセンブリ(9)
    は、サーマルヘッド(1)を両側から挟み込む左右一対の
    側板部(66)(67)を有する一体のサブシャーシ(65)を具
    え、前記側板部(66)(67)の夫々に、サーマルヘッド(1)
    の移動経路に沿って伸びる案内溝(61)(62)を形成すると
    共に、サーマルヘッド(1)の両側に突設したピン(21)(3
    1)を前記案内溝(61)(62)に摺動可能に係合せしめて、サ
    ーマルヘッド(1)の往復移動を案内し、該サーマルヘッ
    ド(1)は、レバー機構を介してヘッド駆動機構に連繋さ
    れていることを特徴とする熱転写記録装置。
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