JPH05147064A - 樹脂モールドコイルの成形方法 - Google Patents

樹脂モールドコイルの成形方法

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Publication number
JPH05147064A
JPH05147064A JP33585091A JP33585091A JPH05147064A JP H05147064 A JPH05147064 A JP H05147064A JP 33585091 A JP33585091 A JP 33585091A JP 33585091 A JP33585091 A JP 33585091A JP H05147064 A JPH05147064 A JP H05147064A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
winding
coil
die
molding
Prior art date
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Pending
Application number
JP33585091A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Higashihara
隆 東原
Shiro Ito
史郎 井藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takaoka Chemical Co Ltd
Original Assignee
Takaoka Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Takaoka Chemical Co Ltd filed Critical Takaoka Chemical Co Ltd
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Publication of JPH05147064A publication Critical patent/JPH05147064A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 静止誘導機器のモールドコイルの製造工程に
おいて、品質を向上させるための樹脂モールドコイルの
成形方法を提供する。 【構成】 モールドコイルを成形するため、モールド成
形時の内型を兼用した巻型11の周囲に絶縁物12を巻
いてから、軸方向に一列配置して複数の素コイル13を
巻き、素コイル13を巻型11に取り付けたまま、その
内層及び外層を巻型11とともにエポキシ樹脂にてモー
ルド成形する。電線を巻く為の巻型11をそのまま注型
時の内型に兼用するため、型組み作業工数が削減でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、巻型兼注型用の内型
に巻線し樹脂モールド成形される巻線機器の樹脂モール
ドコイルの成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術の一例を図3、図4を参照して
説明する。図3はモールドコイル成形用の金型の一例を
示す断面図で、金型1の内側底面には円筒状または円柱
状の内型2が固着または着脱自在に取り付けられてい
る。モールドコイル成形に際しては、例えばアルミ箔な
どの導体を巻いて別個に構成した複数の素コイル3を、
図4の断面図に示すように、内型2の外側において軸方
向に串刺し状に嵌装配列する。内型2と素コイル3間の
隙間並びに、隣接する素コイル3、3間の間隔を所定の
距離に保持させるため、L形断面を有するスペーサ4を
用いて各素コイル3を金型1の内部所定の位置に設置す
る。つぎに金型1の上部開口部に対し、注入口5を有す
る蓋6を被せる。モールド成形するためエポキシ樹脂を
注入口5から注入してから金型1とともに熱硬化炉7内
へ収容し、金型1の外周からエポキシ樹脂を加熱硬化さ
せる。
【0003】このように従来は、巻型に電線を巻いて造
った素コイルを、一旦巻型より取り外して金型内に型組
みするか、別の中子を用意してセットし直してから注型
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来構造においては、内型2と素コイル3間の隙間
並びに、隣接する素コイル3、3間の隙間を所定の距離
に保ってセットするための、スペーサ4を使用した型組
みに作業工数が掛かる。また熱硬化炉7内において金型
1の外周からエポキシ樹脂を加熱する為、中心部まで熱
が伝わるのに時間がかかる。また外周から硬化が始まる
ため、中心部にエポキシ樹脂のひけやボイド等が起こり
易い。そこでこの発明は、モールドコイルにおいて、モ
ールド成形時の金型内における素コイルの型組み作業工
程を簡単ならしめるとともに、硬化時間を短縮させるた
めの樹脂モールドコイルの成形方法を提案しようとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明において
は、内型と兼用の巻型の周囲に絶縁物を巻いた上に複数
の素コイルを巻線し、素コイルを内型に取り付けたまま
モールド成形する。また請求項2の発明においては、内
型を兼用した巻型に絶縁物を巻き、その上に素コイルを
巻いたものを、そのまま加圧ゲル化成形の中子として金
型内にセットし、金型に設けた注入口からエポキシ樹脂
を加圧注入しながら、加圧ゲル化成形法によりモールド
成形する。
【0006】
【作用】内型兼注型用の巻型に巻線した素コイルに対
し、そのまま内層及び外層を直接モールド成形するの
で、成型準備段階における素コイルの型組み作業が省略
される。また素コイルを巻型より外すことなく、そのま
ま金型内に内型としてセットし、加圧ゲル化法により成
形することにより、エポキシ樹脂注入後に改めて加熱炉
にセットし直す工程が省略できる。
【0007】
【実施例】図1は、静止誘導機器のモールドコイルの製
法にて、請求項1の発明の実施例を示す断面図である。
図1において巻型11の上に絶縁物12を巻いてからそ
の上に適宜個数の素コイル13が巻いてある。この巻型
11は、モールド樹脂注型時の内型を兼用している。す
なわち、その周囲に電線を巻いて素コイル13が形成さ
れた巻型11は、そのまま注型時の内型として使用さ
れ、素コイル13を巻型11より外すことなく、巻型1
1とともにそのまま内層及び外層をエポキシ樹脂にてモ
ールド成形する。モールド樹脂硬化後に巻型11を抜き
取れば、樹脂モールドコイルが得られる。
【0008】図2は、請求項2における発明の実施例を
示す断面図である。即ち図2に示すように、熱板21に
直接金型22が取り付けてある。金型22には注入口2
3が設けてあり、加圧ゲル化成形機が構成されている。
24は金型22の分割面、25は金型22を両側から支
持するための支持棒である。内型を兼用した巻型11に
絶縁物12を介して電線を巻いた素コイル13を、巻型
11より外すことなくそのまま金型22の中にセットす
る。すなわち、巻型11自身を加圧ゲル化成形の中子即
ち内型として使用し、注入口23からエポキシ樹脂を加
圧注入する。これと同時に熱板21により金型22を介
してエポキシ樹脂を加熱硬化させる。このように、加圧
してエポキシ樹脂を注入しながら硬化させるので、硬化
時間が短縮され量産向きである。
【0009】金型を加熱する方法としては、図2に示す
熱板21にて加熱する方法の他、発熱体を金型に埋め込
み金型内部から直接加熱してもよい。また電磁波を利用
して金型全体を発熱させることも可能である。このよう
に請求項2の発明ではモールドコイル成形に加圧ゲル化
法を適用したもので、コイル物のPGM成形としての新
しい成形利用である。
【0010】
【発明の効果】上述したように、請求項1の発明によれ
ば、電線を巻く為の巻型と注型の為の内型とを兼用する
ため、モールド成形前段階としての型組み作業工数が削
減できる。また請求項2の発明によれば、直接エポキシ
樹脂が加熱される為、硬化時間が大幅に短縮でき量産に
適している。また加圧注入しながら樹脂を硬化させるた
め内部まで均一に硬化が行なわれ、エポキシ樹脂部内に
ひけ、ボイド等が発生し難い効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施例を示す図である。
【図2】請求項2の発明の実施例を示す図である。
【図3】従来の金型の一例を示す図である。
【図4】従来の成形法の一例を示す図である。
【符号の説明】
11 巻型 12 絶縁物 13 素コイル 22 金型 23 注入口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止誘導機器を構成するモールドコイル
    において、内型を兼用する巻型の周囲に絶縁物を巻いて
    から、軸方向に一列配置して複数の素コイルを巻き、素
    コイルを巻型に取り付けたまま、内層及び外層を巻型と
    ともにエポキシ樹脂にてモールド成形して樹脂モールド
    コイルを得ることを特徴とする樹脂モールドコイルの成
    形方法。
  2. 【請求項2】 内型を兼用する巻型に絶縁物を巻き、そ
    の上に素コイルを巻いたものを、そのまま加圧ゲル化成
    形の中子として金型内にセットし、金型に設けた注入口
    からエポキシ樹脂を加圧注入しながら、加圧ゲル化成形
    法によりモールド成形する樹脂モールドコイルの成形方
    法。
JP33585091A 1991-11-27 1991-11-27 樹脂モールドコイルの成形方法 Pending JPH05147064A (ja)

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