JPH05146933A - 板材加工機用板材搬出入装置及び板材加工機 - Google Patents

板材加工機用板材搬出入装置及び板材加工機

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JPH05146933A
JPH05146933A JP3310789A JP31078991A JPH05146933A JP H05146933 A JPH05146933 A JP H05146933A JP 3310789 A JP3310789 A JP 3310789A JP 31078991 A JP31078991 A JP 31078991A JP H05146933 A JPH05146933 A JP H05146933A
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JP
Japan
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pallet
plate material
plate
stocker
processing machine
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Pending
Application number
JP3310789A
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English (en)
Inventor
Kiju Kawada
喜重 川田
Yukio Uchino
幸雄 内野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工板材の交換時に長い機械休止時間を必要
とすることがなく、無人自動運転による板材加工機の稼
働率を向上すること。 【構成】 パレット支持棚29を上下に複数段有するス
トッカ27を板材加工機1の水平方向の一つの座標軸に
沿って複数個配置し、そのストッカの各々に板材加工機
1のワークテーブル7上に位置するパレットエレベータ
35を上下動可能に装着する。パレットエレベータ35
には板材加工機の前記座標軸に沿って水平に延在するガ
イドレール部69を設け、ガイドレール部69にマニピ
ュレータフレーム67を移動可能に設け、マニピュレー
タフレーム67は各パレットエレベータが互いに同一高
さ位置にある状態下にてはそのパレットエレベータ間を
トラバース移動できるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板材加工機用板材搬出
入装置および板材加工機用板材搬出入装置と組み合わさ
れて使用される板材加工機に係り、特にレーザ加工機等
の板材加工機に於いて、板材をストッカより板材加工機
に搬入し、加工済みの板材を板材加工機よりストッカに
搬出する板材加工機用板材搬出入装置およびその板材加
工機用板材搬出入装置と組み合わされて使用される板材
加工機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザ加工機等の板材加工機に於いて、
板材を自動倉庫等のストッカより板材加工機に搬入し、
加工済みの板材を板材加工機よりストッカに搬出する板
材搬出入を自動化し、板材加工機を無人自動運転するた
めの板材加工機用板材搬出入装置は従来より種々の型式
のものが提案され、また実用に供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来より知られている
板材加工機用板材搬出入装置は、板材加工機を、一応、
無人自動運転させることができるが、しかしストッカが
板材加工機より離れた位置に配置されていることや、板
材搬出入装置の各部の構造上の運動形態の制限等によ
り、一枚の板材の加工完了後に、加工済みの板材を板材
加工機よりストッカに搬出し、次に板材をストッカより
板材加工機に搬入する際に比較的長い機械休止時間を要
し、これは無人自動運転による板材加工機の稼働率の向
上を阻害する大きい原因になる。
【0004】本発明は、従来の板材加工機用板材搬出入
装置に於ける上述の如き問題点に着目してなされたもの
であり、板材加工機の加工板材の交換時にさほど長い機
械休止時間を必要とすることがなく、無人自動運転によ
る板材加工機の稼働率を従来に比して向上でき、しかも
この板材加工機に対する加工板材の交換を、最小必要限
の構成要素により、その各構成要素が無駄な運動を行う
ことなく、各構成要素の最小不可欠の運動により迅速且
つ合理的に行い得るよう改良され、また板材加工機およ
びストッカに対する板材搬出入について融通性に優れた
板材加工機用板材搬出入装置および当該板材加工機用板
材搬出入装置と組み合わされて使用される板材加工機を
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、板材加工機の水平方向の一つの座標軸に沿
って複数個配置され各々ストッカパレットを出入可能に
支持するパレット支持棚を上下に複数段有するストッカ
と、前記複数個のストッカの各々に上下動可能に装着さ
れて前記板材加工機のワークテーブル上に位置し前記パ
レット支持棚より引き出されるストッカパレットを支持
するストッカパレット支持部と前記板材加工機のワーク
テーブル上に着脱可能に載置された加工板材パレットを
係脱可能に支持する加工板材パレット支持部とを上下に
有し更に上部に前記板材加工機の前記座標軸に沿って水
平に延在するガイドレール部を有する複数個のパレット
エレベータと、前記ガイドレール部に前記板材加工機の
前記座標軸に沿って移動可能に且つ互いに隣接する前記
複数個のパレットエレベータが互いに同一高さ位置に状
態下にてはその複数個のパレットエレベータ間をトラバ
ース移動可能に設けられ、前記パレットエレベータより
支持されているストッカパレット或は加工板材パレット
上の板材をピックアップするマニピュレータとを有して
いることを特徴とする板材加工機用板材搬出入装置によ
って達成される。
【0006】また上述の如き目的を達成するため、本発
明による板材加工機は、上述の如き板材加工機用板材搬
出入装置と組み合わされて使用される板材加工機であっ
て、前記加工板材パレットを上下方向に着脱可能に載置
されるワークテーブル上に於ける前記加工板材パレット
の位置決めを行うロケーティングピン式の位置決め部
と、前記加工板材パレットを係脱可能に固定する可動引
っ掛け式固定装置を有していることを特徴としている。
【0007】
【作用】上述の如き構成によれば、パレットエレベータ
は各ストッカ毎に個別に設けられていて各々個別に他よ
り制約を受けることなく自由に上下動し、これによりス
トッカのパレット支持棚の選択、加工板材パレットの板
材加工機のワークテーブル上に対する載置、加工板材パ
レットの板材加工機のワークテーブル上よりの持ち上げ
は各ストッカ毎にパレットエレベータにより各々個別に
独立形態にて行われ、これに対しマニピュレータは、互
いに隣接する複数個のパレットエレベータが互いに同一
高さ位置に状態下にて、その複数個のパレットエレベー
タ間をトラバース移動することにより、各パレットエレ
ベータにて共有され、このマニピュレータは、各パレッ
トエレベータに乗り移って各パレットエレベータにてパ
レットエレベータと共に上下動し、各パレットエレベー
タにてストッカパレット或は加工板材パレット上の板材
をピックアックし、板材の各パレット間の乗せ換えを行
う。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0009】図1は本発明による板材加工機用板材搬出
入装置および当該板材加工機用板材搬出入装置と組み合
わされて使用される板材加工機の一実施例を示してい
る。図1に於て、符号1は板材加工機としてのレーザ加
工機を示している。レーザ加工機1はX軸方向に長い箱
型形状のベース部材3を有し、ベース部材3上にはガイ
ドレール5(図3参照)に案内されてX軸方向に水平に
移動可能なワークテーブル7が設けられている。
【0010】ワークテーブル7は一枚の板材Wを上面に
載置された四角形状の加工板材パレットPwを着脱可能
に水平に位置決め載置されるようになっており、このワ
ークテーブル7には、図3に示されている如く、ボール
ナット部材9が固定され、ボールナット部材9にはベー
ス部材3より回転可能に支持されたX軸送りボールねじ
11が螺合している。X軸送りボールねじ11は、ベル
ト式伝動装置13によりX軸テーブル駆動用サーボモー
タ15と駆動連結され、X軸テーブル駆動用サーボモー
タ15により正逆回転駆動されるようになっている。こ
れによりワークテーブル7はベース部材3上をX軸方向
へ往復移動する。
【0011】ワークテーブル7は、枠体だけであってよ
く、レーザ加工のために板材Wを支持する針状、三角山
状のワーク支持構造は加工板材パレットPwに設けられ
る。
【0012】尚、ワークテーブル7のX軸方向の両側に
はガイドレール5の保護防塵のためにベローズ構造の伸
縮カバー17が接続されている。
【0013】ベース部材3のX軸方向のほぼ中央部に
は、これをY軸方向に跨ぐ門型フレーム19が設けられ
ており、門型フレーム19がベース部材3上にてY軸方
向に延在する水平梁部21にはレーザ加工ヘッドキャリ
ア(図示省略)がY軸方向に水平に移動可能に設けられ
ている。このレーザ加工ヘッドキャリアはレーザ加工ヘ
ッド(図示省略)を上下方向、即ちZ軸方向に移可能に
且つ交換可能に支持するようになっている。
【0014】レーザ加工ヘッドキャリアに取り付けられ
たレーザ加工ヘッドにはベース部材3のY軸方向の一方
の側にて門型フレーム19に付設されたレーザ発振器2
3よりレーザビームが供給されるようになっており、こ
のレーザ加工ヘッドよりレーザビームが下向きに照射さ
れることより、ワークテーブル7のX軸方向の移動とレ
ーザ加工ヘッドキャリアのY軸方向の移動と相まってワ
ークテーブル7上の加工板材パレットPwの板材Wに対
しレーザビームが照射され、任意の形状にて切断等のレ
ーザ加工が行われる。
【0015】また門型フレーム19には交換用のレーザ
加工ヘッドを保持するレーザ加工ヘッドマガシン25が
設けられている。
【0016】ベース部材3のY軸方向の他方の側には、
二つのストッカ27L、27Rが水平方向の一つの座標
軸であるX軸方向に沿って固定配置されている。ストッ
カ27L、27Rに互いに同一構造であってよく、各々
四角形状のストッカパレットPsをY軸方向に出入可能
に水平状態にて支持するパレット支持棚29L、29R
を上下に複数段有している。
【0017】ストッカパレットPsは、加工前の板材
(素材)W、あるいはレーザ加工による切断により得ら
れる製品(図示省略)を複数枚積層状態にて支持し、素
材パレット、あるいは製品パレットとして用いられる。
【0018】ストッカ27L、27Rの各々のベース部
材3側の左右の柱31L、31Rには各々上下方向に延
在するガイドレール33L、33Rが取り付けられてお
り、ガイドレール33L、33Rにはパレットエレベー
タ35L、35Rが上下動可能に係合している。
【0019】ストッカ27L、27Rの各々の左右の柱
31L、31Rには各々エレベータ上下動用のボールね
じ37L、37Rが回転可能に取り付けられており、ボ
ールねじ37L、37Rにはパレットエレベータ35
L、35Rの各々に設けられたボールナット部材(図示
省略)が螺合している。ボールねじ37L、37Rは、
各々ギヤボックス39L、39Rと駆動軸41L、41
Rとギヤボックス43L、43Rを介してエレベータ駆
動モータ45L、45Rと駆動連結され、エレベータ駆
動モータ45L、45Rにより各々個別に正逆回転駆動
されるようになっている。これによりストッカ27Lの
パレットエレベータ35Lとストッカ27Rのパレット
エレベータ35Rは各々個別に独立形態にて上下動す
る。
【0020】パレットエレベータ35L、35Rには各
々四角形状のパレット支持枠体47L、47Rが水平に
固定されている。パレット支持枠体47L、47Rは各
々ワークテーブル7を含むベース部材3の真上位置にあ
り、このパレット支持枠体47L、47Rの各々には、
パレット支持棚29L、29Rより引き出されるストッ
カパレットPsをY軸方向に出し入れ可能に支持するス
トッカパレット支持部49L、49Rと、ストッカパレ
ット支持部49L、49Rの真下位置にて加工板材パレ
ットPwを係脱可能に支持する加工板材パレット支持部
51L、51Rが形成されている。
【0021】これらパレット支持部49L,49R;5
1L,51Rには無端のパレット出入用チェーン53
L、53RがY軸方向に回転走行可能に設けられてお
り、パレット出入用チェーン53L、53Rにはドグロ
ーラ55R、55L(図2参照)が取り付けられてい
る。ドグローラ55R、55Lは、ストッカパレットP
s、加工板材パレットPwの両側部に形成されて引っ掛
け凹部(図示省略)に係脱可能に係合し、パレット出入
用チェーン53L、53Rの回転走行に従ってストッカ
パレットPs、加工板材パレットPwをY軸方向に移動
させてパレット支持棚29L、29Rとパレット支持枠
体47L、47Rとの間に出入するようになっている。
パレット出入用チェーン53L、53Rは、パレット出
入用モータ57L、57Rによりパレット支持枠体47
Lのものと、パレット支持枠体47Rのものとで、各々
個別に駆動されるようになっている。
【0022】加工板材パレット支持部51L、51Rに
は、図2に示されている如く、可動のパレット支持スラ
イダ59L、59Rが取り付けられており、可動のパレ
ット支持スライダ59L、59Rは、リンク61L、6
1Rを介して図示されていない流体圧シリンダ装置と駆
動連結され、図示されている如く、加工板材パレットP
wの下方位置に位置して加工板材パレットPwを支持す
る前進位置と、前進位置より図にて左方へ移動して加工
板材パレットPwの下方位置より外れ、加工板材パレッ
トPwの支持を解除する後退位置との間に移動可能にな
っている。
【0023】パレットエレベータ35L、35Rの上部
には各々X軸方向に沿って水平に延在するガイドレール
部材63L、63Rが固定装着されている。またストッ
カ27Lと27Rとの間にはX軸方向に沿って水平に延
在するトラバースガイドレール部材65が固定装着され
ている。ガイドレール部材63L、63Rは、パレット
エレベータ35L、35Rが所定の高さ位置にてトラバ
ースガイドレール部材65と横一直線に一致し、X軸方
向に、換言すればパレットエレベータ35L、35R間
にて連続したガイドレール部をなすように構成されてい
る。尚、以降、このパレットエレベータ35L、35R
の高さ位置をトラバース高さ位置と云う。
【0024】ガイドレール部材63L、63R、トラバ
ースガイドレール部材65には、マニピュレータ横送り
用のラック69L、69R、71が固定されており、こ
のラック69L、69R、71は、パレットエレベータ
35L、35Rがトラバース高さ位置にある状態下にて
相互に横一直線に連結され、一本のラックとして作用す
るようになっている。
【0025】ガイドレール部材63L、63R、トラバ
ースガイドレール部材65にはマニピュレータフレーム
67が二つ各々X軸方向に移動可能に係合している。マ
ニピュレータフレーム67にはラック69L、69R、
71と噛合するピニオン(図示省略)が設けられてお
り、このピニオンはマニピュレータフレーム67に搭載
されたマニピュレータ横送り用モータ73により正逆回
転駆動されるようになっている。これによりマニピュレ
ータフレーム67はガイドレール部材63L、63R、
トラバースガイドレール部材65より案内されてX軸方
向へ往復移動する。換言すれば、マニピュレータフレー
ム67はパレットエレベータ35Lと35Rとの間を渡
り歩く。
【0026】マニピュレータフレーム67は各々ベース
部材3の上方位置にてY軸方向に延在しており、このマ
ニピュレータフレーム67にはピックアップスライダ7
5がY軸方向に移動可能に設けられている。ピックアッ
プスライダ75には駆動チェーン77が係合しており、
駆動チェーン77はマニピュレータフレーム67に搭載
されたマニピュレータ前後送り用モータ79により駆動
されるようになっている。これによりピックアップスラ
イダ75はマニピュレータフレーム67に対してY軸方
向に往復移動する。
【0027】ピックアップユニット75には下底面部に
複数個の真空吸引パッド(図示省略)を取り付けられた
真空吸引パッド支持プレート81が図示されていない駆
動手段により上下動可能に設けられている。
【0028】ストッカ27L、27Rの各々の下部に
は、切断残材であるスケルトン材を集積するためのスケ
ルトン材棚83Lが図示されいない駆動手段により上下
動可能に設けられている。
【0029】次に図2、図3を参照してワークテーブル
7に於ける加工板材パレットPwの位置決め固定機構に
ついて説明する。ワークテーブル7には、その複数箇所
に各々ロケーティングピン85が上方へ突出した形態に
て固定配置されている。ロケーティングピン85は加工
板材パレットPwの下底部に取り付けられたブッシュ部
材87のロケーティングピン孔89に上下方向より抜き
差し可能に嵌合し、ワークテーブル7上に於ける加工板
材パレットPwの位置決めを行うようになっている。
【0030】ワークテーブル7には各ロケーティングピ
ン85の配設位置に隣接する位置にピン91によりフッ
ク状のロックレバー93が回動可能に取り付けられてい
る。ロックレバー93は、図2にて実線により示されて
いる如く、加工板材パレットPwに設けられたロックレ
バー係合部95と係合して加工板材パレットPwを下方
へ、換言すればロケーティングピン85がロケーティン
グピン孔89に深く嵌合する方向へ付勢し、加工板材パ
レットPwをワークテーブル7に押し付け固定するロッ
ク位置と、図2にて仮想線により示されている如く、ロ
ックレバー係合部95との係合より離脱して加工板材パ
レットPwがワークテーブル7より上方へ持ち上げられ
ることを許すロック解放位置との間に回動可能になって
いる。
【0031】ロックレバー93はワークテーブル7に取
り付けられた流体圧シリンダ装置101のピストンロッ
ド103とリンク99により駆動連結されている。ピス
トンロッド103とリンク99との連結は長孔105と
ピン107とにより所定量のみの相対変位を許容する形
態にて行われており、リンク99はばね109により図
2にて左方へ付勢されたロック付勢リング111により
ロック方向へ付勢されている。
【0032】次に上述の如き構成よりなる板材加工機用
板材搬出入装置による板材搬出入動作の一例について説
明する。
【0033】初期状態として、加工板材パレットPwが
二枚準備され、そのうちの一枚が一方のパレットエレベ
ータ35Lのパレット支持枠体47Lの加工板材パレッ
ト支持部51Lにてパレット支持スライダ59Lにより
パレット支持枠体47Lに装填され、残りの一枚が他方
のパレットエレベータ35Rのパレット支持枠体47R
の加工板材パレット支持部51Rにてパレット支持スラ
イダ59Lによりパレット支持枠体47Lに装填され、
ワークテーブル7が、パレット支持枠体47Rの真下の
右側パレット交換位置に位置し、またマニピュレータフ
レーム67が図1に示されている如く、右側のパレット
エレベータ35Rに位置しているものとする。
【0034】上述の如き初期状態にて、先ずエレベータ
駆動モータ45Rにより右側のストッカエレベータ35
Rがストッカ27Rの所定のパレット支持棚29Rと対
応する高さ位置にまで駆動される。次にパレット出入用
モータ57Rによってパレット出入用チェーン53Rが
駆動され、これによりパレットエレベータ35Rと対応
しているパレット支持棚29Rに収納されているストッ
カパレットPsがそのパレット支持棚29Rよりパレッ
ト支持枠体47Rのストッカパレット支持部49Rに引
き出され、このストッカパレットPsは加工板材パレッ
ト支持部51Rに既に支持されている加工板材パレット
Pwの直上に位置するようになる。
【0035】尚、このストッカパレットPsは加工前の
板材Wを複数枚積層状態にて支持している素材パレット
である。
【0036】上述の如き状態にて、マニピュレータフレ
ーム67のピックアップスライダ75に取り付けられて
いる真空吸引パッド支持プレート81が降下され、これ
の真空吸引パッドが、ストッカパレットPs上に積層載
置されている加工前の板材Wの最上位の一枚を真空吸引
し、これをピックアップするようになる。次に真空吸引
パッド支持プレート81が上昇移動し、これに伴い真空
吸引パッドに吸着している一枚の加工前の板材Wがスト
ッカパレットPs上の板材Wより吊り上げ分離されるよ
うになる。
【0037】次にパレット支持枠体47Rのストッカパ
レット支持部49Rに引き出されているストッカパレッ
トPsをパレット出入用チェーン53Rによりストッカ
27Rの元のパレット支持棚29Rに戻すことが行われ
る。
【0038】ストッカパレットPsがパレット支持棚2
9aに戻されることにより、真空吸引パッド支持プレー
ト81の真空吸引パッドにより吊り下げ支持されている
一枚の板材Wはパレット支持枠体47Rの加工板材パレ
ット支持部51Rに既に支持されている加工板材パレッ
トPwと上下に直接対向するようになり、この状態にて
真空吸引パッド支持プレート81が再降下し、これの真
空吸引パッドにより吊り下げ支持されている板材Wが加
工板材パレットPw上に載置されるようになる。この板
材Wの載置が完了すると、真空吸引パッドによる板材W
の真空吸引が解除され、真空吸引パッド支持プレート8
1が元の位置まで上昇する。
【0039】次にパレットエレベータ35Rが降下し、
これのパレット支持枠体47Rの加工板材パレット支持
部51Rに支持されている加工板材パレットPwがレー
ザ加工機1のワークテーブル7上に載置されるようにな
る。
【0040】加工板材パレットPwがワークテーブル7
上に載置される位置にまでパレットエレベータ35Rが
降下すると、パレット支持スライダ59Rが後退位置へ
移動し、これによりパレット支持スライダ59Rによる
加工板材パレットPwの支持が解放され、加工板材パレ
ットPwはパレット支持枠体47Rより切り離される。
【0041】この時、加工板材パレットPwのロケーテ
ィングピン孔89にワークテーブル7のロケーティング
ピン85が嵌合し、これによりワークテーブル7に於け
る加工板材パレットPwの位置決めが規定通り行われ
る。次に流体圧シリンダ装置101が駆動され、今まで
ロック解放位置に位置していたロックレバー93がピン
91を中心として図2で見て時計廻り方向に回動し、ロ
ックレバー93が加工板材パレットPwのロックレバー
係合部95に係合し、板材加工パレットPwがワークテ
ーブル7に対し位置決め固定される。
【0042】尚、ロックレバー93は、加工板材パレッ
トPwのロックレバー係合部95と係合して加工板材パ
レットPwをワークテーブル7に押し付け固定するロッ
ク位置に於ては、ばね109によりそのロック位置へ弾
力的に付勢され、ばね109のばね力により所定のロッ
ク力が得られるようになる。
【0043】上述の如く板材Wを支持した加工板材パレ
ットPwがワークテーブル7に位置決め固定されると、
ワークテーブル7がX軸テーブル駆動用サーボモータ1
5によりX軸方向に移動し、また門型フレーム19の水
平梁部21にあるレーザ加工ヘッドキャリヤがY軸方向
に移動することが開始され、これによりワークテーブル
7に位置決め固定されている加工板材パレットPw上の
板材Wに対して所定のレーザ加工が行われる。
【0044】パレットエレベータ35Rは、加工板材パ
レットPwがパレット支持枠体47Rより切り離された
時点にて上昇を開始しており、このパレットエレベータ
35Rは元のパレット支持棚29Rに対応する高さ位置
にまで上昇する。
【0045】パレットエレベータ35Rが元のパレット
支持棚29Rに対応する高さ位置にまで上昇すると、パ
レット出入用チェーン53Rによりそのパレット支持棚
29Rに収納されているストッカパレットPsをパレッ
ト支持棚29Rより再びパレット支持枠体47Rのスト
ッカパレット支持部49Rに引き出し、次のレーザ加工
の準備のために、そのストッカパレットPs上に積層載
置されている加工前の板材Wの最上位の一枚を真空吸引
パッド支持プレート81に設けられている真空吸引パッ
ドにより真空吸引し、これを一枚目の板材Wと同様に吊
り上げ分離することが行われる。この次の板材Wの吊り
上げ分離が完了すると、ストッカパレットPsはパレッ
ト出入用チェーン53Rにより再び元のパレット支持棚
29Rに戻される。
【0046】次に左側のパレットエレベータ35Lと右
側のパレットエレベータ35Rとは、エレベータ駆動モ
ータ45L、45Rにより、共に共通のトラバース高さ
位置にまで上下動される。これにより左側のパレットエ
レベータ35Lのガイドレール部材63Lと右側のパレ
ットエレベータ35Rのガイドレール63Rがトラバー
スガイドレール部材65に対応する高さ位置に移動し、
これらガイドレール部材63L、63R、トラバースガ
イドレール65とが横一直線に位置し、またこれに伴い
ラック69L、69R、71が相互に横一直線に連結さ
れ、実質的に一本のラックとなる。
【0047】この状態にてマニピュレータ横送り用モー
タ73によりマニピュレータフレーム67が、真空吸引
パッド支持プレート81の真空吸引パッドにより一枚の
板材Wを吊り下げ支持した状態にてトラバースガイドレ
ール部材65を通過し、ガイドレール部材63Lに係合
する位置にまでトラバース移動し、右側のパレットエレ
ベータ35Rより左側のパレットエレベータ35Lに乗
り移るようになる。
【0048】これにより次のレーザ加工のための板材W
は既にパレットエレベータ35Lのパレット支持枠体4
7Lの加工板材パレット支持部51Lに支持されている
もう一枚の加工板材パレットPw上に位置するようにな
る。この状態にて真空吸引パッド支持プレート81が降
下してこれの真空吸引パッドにより吊り下げ支持されて
いる板材Wがその加工板材パレット支持部51Lに於け
る加工板材パレットPw上に載置されるようになる。こ
の板材Wの載置が完了すると、真空吸引パッドは板材W
の真空吸引を解除し、真空吸引パッド支持プレート81
が元の位置にまで上昇する。これにより次に加工すべき
板材Wのもう一枚の加工板材パレットPwに対する載置
が完了する。
【0049】一枚目の板材Wのレーザ加工が全て完了す
ると、ワークテーブル7は右側パレット交換位置に移動
する。この状態にて流体圧シリンダ装置101によりロ
ックレバー93がロック解放位置に移動され、ワークテ
ーブル7上の加工板材パレットPwがワークテーブル7
より持ち上げられ得る状態になる。この時には、右側の
パレットエレベータ35Rは降下し、これのパレット支
持枠体47Rの加工板材パレット支持部51Rがワーク
テーブル7上の加工板材パレットPwを受け入れる位置
に位置している。この状態にてパレット支持スライダ5
9Rが前進位置に位置し、加工板材パレットPwがパレ
ット支持枠体47Rより支持されるようになる。
【0050】次に右側のパレットエレベータ35Rがト
ラバース高さ位置にまで上昇し、またワークテーブル7
がパレット支持枠体47Lの直下の左側パレット交換位
置に移動すると共に左側のパレットエレベータ35Lが
降下し、これのパレット支持枠体47Lの加工板材パレ
ット支持部51Lに支持されている加工板材パレットP
sがワークテーブル7上に載置される。そしてパレット
支持スライダ59Lが後退移動し、加工板材パレットP
wがパレット支持枠体47Lより切り離され、その後に
パレットエレベータ35Lは上昇移動する。
【0051】ワークテーブル7上に載置された加工板材
パレットPwは、もう一枚の加工板材パレットPwと同
様に、ロケーティングピン85のロケーティングピン孔
89に対する嵌合と流体圧シリンダ装置101及びばね
109による駆動によりロックレバー93がロックレバ
ー係合部95に係合することにより、ワークテーブル7
に位置決め固定される。
【0052】この位置決め固定の完了により現在ワーク
テーブル7上に載置されている加工板材パレットPw上
の二枚目の板材Wに対するレーザ加工が開始される。
【0053】上述の如くワークテーブル7に対して加工
板材パレットPwを受け渡すことを完了したパレット支
持枠体47L及びこれのパレットエレベータ35Lはス
トッカ27Lの所定のパレット支持棚29Lに対応する
高さ位置にまで上昇し、このパレット支持棚29Lに収
納されている製品載置用のストッカパレットPsをパレ
ット出入用チェーン53Lによりパレット支持枠体47
Lのストッカパレット支持部49Lに引き出すことが行
われる。
【0054】このストッカパレットPsをパレット支持
棚29Lよりストッカパレット支持部49Lに対して引
き出しが完了すると、パレットエレベータ35Lはスト
ッカパレットPsを支持した状態にてトラバース高さ位
置にまで移動する。
【0055】次にこの状態にてマニピュレータフレーム
67がトラバースガイドレール部材65を通過して右側
のパレットエレベータ35Rのガイドレール部材63R
に係合する位置にまでトラバース移動し、パレットエレ
ベータ35Rのパレット支持枠体47Rの加工板材パレ
ット支持部51Rに支持されている加工板材パレットP
w上の加工済みの板材Wの於ける切断片(製品)を真空
吸引パッド支持プレート81の真空吸引パッドにより真
空吸引し、これをピックアップすることが行われる。
【0056】このピックアップが完了すると、マニピュ
レータフレーム67はトラバースガイドレール部材65
を通過して左側のパレットエレベータ35Lのガイドレ
ール部材63Lに係合する位置にまでトラバース移動
し、真空吸引パッド支持プレート81の真空吸引パッド
により真空吸引状態にてピックアップされている製品を
左側のパレット支持枠体47Lのストッカパレット支持
部49Lに引き出されているストッカパレットPs上に
載置することが行われる。
【0057】パレット支持枠体47Rの加工板材パレッ
ト支持部51Rに支持されている加工板材パレットPw
上の製品全てがマニピュレータフレーム67の往復トラ
バース移動により左側のパレット支持枠体47Lのスト
ッカパレット支持部49Lに引き出されているストッカ
パレットPs上に載置されると、マニピュレータフレー
ム67は右側のパレットエレベータ35Rに戻り、パレ
ット支持枠体47Rの加工板材パレット支持部51Rに
支持されている加工板材パレットPwに残っているスケ
ルトン材をピックアップすることが行われ、また左側の
パレットエレベータ35Lは元のパレット支持棚49L
に対向する位置にまで上下動し、パレット支持枠体47
Lのストッカパレット支持部51Lに引き出されている
製品載置用のストッカパレットPsを元のパレット支持
棚49Lに戻すことが行われる。
【0058】真空吸引パッド支持プレート81の真空吸
引パッドによりスケルトン材をピックアップしたマニピ
ュレータフレーム67は再び左側のパレットエレベータ
35Lに対してトラバース移動する。パレットエレベー
タ35Lはマニピュレータフレーム67を受け取ると、
所定の位置にまで降下し、次にピックアップスライダ7
5がY軸方向に移動し、真空吸引パッド支持プレート8
1がストッカ27L内に進入する。これにより真空吸引
パッド支持プレート81の真空吸引パッドによりピック
アップされているスケルトン材はストッカ27Lのスケ
ルトン材棚83L上に位置するようになる。
【0059】このスケルトン材棚83Lは、所定の位置
にまで上昇し、真空吸引パッド支持プレート81の真空
吸引パッドによりピックアップされているスケルトン材
を受け取り、スケルトン材を受け取ると、元の位置にま
で降下する。
【0060】次にピックアップスライダ75をY軸方向
に元の位置に戻し、そしてパレットエレベータ35Lを
トラバース高さ位置にまで上昇させ、マニピュレータフ
レーム67を右側のパレットエレベータ35Rに戻すこ
とが行われる。
【0061】マニピュレータフレーム67を戻される
と、パレットエレベータ35Rは、三枚目の板材Wをパ
レット支持枠体47Rの加工板材パレット支持部51R
に支持されている加工板材パレットPw上に載置するこ
とを、一枚目及び二枚目の板材Wのそれと同様に行うこ
とを開始し、二枚目の板材のレーザ加工完了前にこれを
完了する。
【0062】二枚目の板材のレーザ加工が完了すると、
ワークテーブル7は左側パレット交換位置に戻され、ま
たマニピュレータフレーム67が左側のパレットエレベ
ータ35Lへ移動され、パレットエレベータ35Lが降
下してワークテーブル7上の加工板材パレットPwを加
工板材パレット支持部51Lにて支持することが行われ
る。この加工板材パレット支持部51Lに支持された加
工板材パレットPwはパレットエレベータ35Lの上昇
によって持ち上げられ、所定のパレット支持棚29Lに
対応する位置にまで上昇される。
【0063】この状態にてマニピュレータフレーム67
の真空吸引パッド支持プレート81の吸引パッドによっ
て製品をピックアップすることが行われ、このピックア
ップ状態にてパレット支持棚29Lより製品載置用のス
トッカパレットPsをパレット支持枠体47Lのストッ
カパレット支持部49Lに引き出し、吸引パッドにより
ピックアップされている製品をそのストッカパレットP
s上に積層載置することが行われる。この積層載置が完
了すると、ストッカパレットPsは、一旦、元のパレッ
ト支持棚29Lに戻され、マニピュレータフレーム67
がX軸方向に横移動し、真空吸引パッド支持プレート8
1の真空吸引パッドによって加工板材パレットPw上の
他の製品をピックアップすることを行い、このピックア
ップ状態にて再びパレット支持棚29Lよりストッカパ
レットPsをパレット支持枠体47Lのストッカパレッ
ト支持部49Lに引き出し、ピックアップしている製品
を、このストッカパレットPs上に載せることが行われ
る。この動作は加工板材パレットPwの製品の全てがス
トッカパレットPsに乗せ換えるまで繰り返される。
【0064】パレット支持枠体47Lの加工板材パレッ
ト支持部51Lに於ける加工板材パレットPwの板材が
スケルトン材だけになると、真空吸引パッド支持プレー
ト81の真空吸引パッドによってそのスケルトン材がピ
ックアップされ、ピックアップスライダ75のY軸方向
移動により真空吸引パッド支持プレート81がストッカ
27L内に進入し、スケルトン材がストッカ27Lのス
ケルトン材棚83L上に対向する位置に位置するように
なる。この状態にてスケルトン材棚83Lが上昇し、ス
ケルトン材がスケルトン材棚83Lに渡される。これが
完了すると、ピックアップスライダ75は元の位置に戻
る。
【0065】この後に左右のパレットエレベータ35L
と35Rが共にトラバース高さ位置に移動し、左側のパ
レットエレベータ35Lの側にあるマニピュレータフレ
ーム67が右側のパレットエレベータ35Rにトラバー
ス移動され、次の板材Wを左側のパレットエレベータ3
5Lのパレット支持枠体47Lの加工板材パレット支持
部51Lに支持されている加工板材パレットPwに対し
再度供給することが開始される。
【0066】尚、ワークテーブル7は、左側パレット交
換位置にて加工板材パレットPwを加工板材パレット支
持部51Lに受け渡し、パレットエレベータ35Lが上
昇した時点で、右側パレット交換位置へ移動し、右側の
パレットエレベータ35Rの加工板材パレット支持部5
1Lに支持されていた加工板材パレットPwを受け取
り、この加工板材パレットPwが支持している三枚目の
板材Wのレーザ加工が開始される。
【0067】図4、図5は各々ワークテーブル7に於け
る加工板材パレットPwの位置決め固定機構の他の実施
例を示している。尚、図4、図5に於いて、図2に対応
する部分は図2に付した符号と同一の符号により示され
ている。
【0068】図4に示された実施例に於いては、ロック
レバー93が、ピン107により流体圧シリンダ装置1
01のピストンロッド103に直接に枢動連結され、流
体圧シリンダ装置101により直接駆動されるようにな
っている。尚、この場合は、流体圧シリンダ装置101
は傾動可能に装着されていればよい。
【0069】図5に示された実施例に於いては、流体圧
シリンダ装置101のピストンロッド103にばね11
3により図にて上方へ付勢されたピンカム115が上下
方向に移動可能に装着され、ピンカム115によりロッ
クレバー93がロック位置へ付勢されるようになってい
る。
【0070】この実施例に於いては、ピストンロッド1
03の図5にて右方への移動によりピンカム115が図
5にて右方へ移動することにより、図5にて仮想線によ
り示されている如く、ピンカム115がロックレバー9
3との係合より離脱し、これによってロックレバー93
がロック解放位置に回動し、ピストンロッド103の図
5にて左方への移動によりピンカム115が図5にて左
方へ移動することにより、ピンカム115がロックレバ
ー93と係合し、ピンカム115がばね113のばね力
によりロックレバー93をロック位置へ付勢するように
なる。
【0071】従って、図4、図5に示された何れの実施
例に於いても、上述の実施例と同一の作用が得られる。
【0072】以上に於ては、本発明を特定の実施例につ
いて詳細に説明したが、本発明は、これらに限定される
ものではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能
であることは当業者にとって明らかであろう。
【0073】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
による板材加工機用板材搬出入装置によれば、パレット
エレベータは各ストッカ毎に個別に設けられていて各々
個別に他より制約を受けることなく自由に上下動し、こ
れによりストッカのパレット支持棚の選択、加工板材パ
レットの板材加工機のワークテーブル上に対する載置、
加工板材パレットの板材加工機のワークテーブル上より
の持ち上げは各ストッカ毎にパレットエレベータにより
各々個別に独立形態にて行われ、これに対しマニピュレ
ータは、互いに隣接する複数個のパレットエレベータが
互いに同一高さ位置に状態下にて、その複数個のパレッ
トエレベータ間をトラバース移動することにより、各パ
レットエレベータにて共有され、このマニピュレータ
は、各パレットエレベータに乗り移って各パレットエレ
ベータにてパレットエレベータと共に上下動し、各パレ
ットエレベータにてストッカパレット或は加工板材パレ
ット上の板材をピックアックし、板材の各パレット間の
乗せ換えを行うから、板材加工機に対する加工板材の交
換が、最小必要限の構成要素により、その各構成要素が
無駄な運動を行うことなく、各構成要素の最小不可欠の
運動により迅速且つ合理的に行れるようになる。これに
より板材加工機の加工板材の交換時の機械休止時間が従
来に比して短縮でき、無人自動運転による板材加工機の
稼働率を従来に比して向上できるようになる。またパレ
ットエレベータは各ストッカ毎に個別に設けられていて
各々個別に他より制約を受けることなく自由に上下動し
得るから、ストッカのパレット支持棚の選択、板材加工
機およびストッカに対する板材搬出入について、板材加
工内容、素材、製品の集積態様に応じて融通性に優れた
動作を行わせることができようになる。
【0074】また、本発明による板材加工機に於いて
は、加工板材パレットがワークテーブル上に載置される
と、ロケーティングピンにより加工板材パレットのワー
クテーブルに対する位置決めが行われ、またこの位置決
め状態にてロックレバーにより引っ掛け式に加工板材パ
レットがワークテーブルに係脱可能に固定されるから、
ワークデーブルに於ける加工板材パレットの交換乗せ換
えが自動化され、上述の如き板材加工機用板材搬出入装
置と組み合わされて円滑な無人自動運転が行われ得るよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による板材加工機用板材搬出入装置およ
び当該板材加工機用板材搬出入装置と組み合わされて使
用される板材加工機の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明による板材加工機のワークテーブルに於
ける加工板材パレットの位置決め固定機構の一実施例を
示す正面図である。
【図3】本発明による板材加工機のワークテーブルに於
ける加工板材パレットの位置決め固定機構の一実施例を
示す側面図である。
【図4】本発明による板材加工機のワークテーブルに於
ける加工板材パレットの位置決め固定機構の他の実施例
を要部について示す正面図である。
【図5】本発明による板材加工機のワークテーブルに於
ける加工板材パレットの位置決め固定機構のもう一つの
実施例を要部について示す正面図である。
【符号の説明】
1 レーザ加工機 3 ベース部材 7 ワークテーブル 11 X軸送りボールねじ 15 X軸テーブル駆動用サーボモータ 27L、27R ストッカ 29L、29R パレット支持棚 35L、35R パレットエレベータ 37L、37R エレベータ上下動用のボールねじ 45L、45R エレベータ駆動モータ 47L、47R パレット支持枠体 49L、49R ストッカパレット支持部 51L、51R 加工板材パレット支持部 53L、53R パレット出入用チェーン 57L、57R パレット出入用モータ 59L、59R パレット支持スライダ 63L、63R ガイドレール部材 65 トラバースガイドレール部材 67 マニピュレータフレーム 73 マニピュレータ横送り用モータ 75 ピックアップスライダ 79 マニピュレータ前後送り用モータ 81 真空吸引パッド支持プレート 83L、83R スケルトン材棚 85 ロケーティングピン 89 ロケーティングピン孔 93 ロックレバー 95 ロックレバー係合部 101 流体圧シリンダ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B21D 43/24 A 8509−4E B23K 7/10 H 7920−4E 26/10 7920−4E

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材加工機の水平方向の一つの座標軸に
    沿って複数個配置され、各々ストッカパレットを出入可
    能に支持するパレット支持棚を上下に複数段有するスト
    ッカと、 前記複数個のストッカの各々に上下動可能に装着されて
    前記板材加工機のワークテーブル上に位置し、前記パレ
    ット支持棚より引き出されるストッカパレットを支持す
    るストッカパレット支持部と前記板材加工機のワークテ
    ーブル上に着脱可能に載置された加工板材パレットを係
    脱可能に支持する加工板材パレット支持部とを上下に有
    し、更に上部に前記板材加工機の前記座標軸に沿って水
    平に延在するガイドレール部を有する複数個のパレット
    エレベータと、 前記ガイドレール部に前記板材加工機の前記座標軸に沿
    って移動可能に、且つ互いに隣接する前記複数個のパレ
    ットエレベータが互いに同一高さ位置に状態下にてはそ
    の複数個のパレットエレベータ間をトラバース移動可能
    に設けられ、前記パレットエレベータより支持されてい
    るストッカパレット或は加工板材パレット上の板材をピ
    ックアップするマニピュレータと、 を有していることを特徴とする板材加工機用板材搬出入
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の板材加工機用板材搬出
    入装置と組み合わされて使用される板材加工機であっ
    て、前記加工板材パレットを上下方向に着脱可能に載置
    されるワークテーブル上に於ける前記加工板材パレット
    の位置決めを行うロケーティングピン式の位置決め部
    と、前記加工板材パレットを係脱可能に固定する可動引
    っ掛け式固定装置を有していることを特徴とする板材加
    工機。
JP3310789A 1991-11-26 1991-11-26 板材加工機用板材搬出入装置及び板材加工機 Pending JPH05146933A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107863405A (zh) * 2017-11-22 2018-03-30 无锡博硕精睿科技有限公司 一种快速调平组框机
WO2020195468A1 (ja) * 2019-03-25 2020-10-01 株式会社アマダホールディングス 搬入出システム

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CN107863405A (zh) * 2017-11-22 2018-03-30 无锡博硕精睿科技有限公司 一种快速调平组框机
CN107863405B (zh) * 2017-11-22 2024-03-01 无锡博硕精睿科技有限公司 一种快速调平组框机
WO2020195468A1 (ja) * 2019-03-25 2020-10-01 株式会社アマダホールディングス 搬入出システム
JP2020157309A (ja) * 2019-03-25 2020-10-01 株式会社アマダ 搬入出システム

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