JPH05146816A - 熱間圧延設備のスタンド内洗浄方法 - Google Patents
熱間圧延設備のスタンド内洗浄方法Info
- Publication number
- JPH05146816A JPH05146816A JP31461591A JP31461591A JPH05146816A JP H05146816 A JPH05146816 A JP H05146816A JP 31461591 A JP31461591 A JP 31461591A JP 31461591 A JP31461591 A JP 31461591A JP H05146816 A JPH05146816 A JP H05146816A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stand
- roll
- hot rolling
- cleaning
- water
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱間圧延設備のスタンド内をロールクーラン
ト水によって洗浄する場合、ロールクーラント水による
洗浄効果を上げ、作業者による洗浄作業を省くか、或い
はその作業を軽減する。 【構成】 ロールの入側と出側に設けられるロール冷却
用のクーラントヘッダー３、４、５から高圧水を入側と
出側で交互に噴射されるようにし、その切換えが制御装
置１１に組込まれたタイマーで設定した時間が経過した
ときに行われる。
ト水によって洗浄する場合、ロールクーラント水による
洗浄効果を上げ、作業者による洗浄作業を省くか、或い
はその作業を軽減する。 【構成】 ロールの入側と出側に設けられるロール冷却
用のクーラントヘッダー３、４、５から高圧水を入側と
出側で交互に噴射されるようにし、その切換えが制御装
置１１に組込まれたタイマーで設定した時間が経過した
ときに行われる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、熱間圧延設備のスタン
ド内を洗浄する方法に関する。
ド内を洗浄する方法に関する。
【０００２】
【従来技術】スタンド内にスケールや鉄屑などの異物が
あると、これがときに圧延材の走行やロールの回転に伴
って巻き上がり、圧延材やロールに付着してそのまゝ圧
延され、その結果、ロール疵を発生させたり、製品の品
質を損なうことがある。スタンド内の異物に起因するこ
うした問題が生ずるのを防ぐため、従来は定期補修等の
ため圧延ロールを取外したとき、ロールを冷却するため
に設けられる既設のロールクーランドヘッダーからロー
ルクーラント水を噴射してスタンド内を洗浄していた
が、それだけでは十分な洗浄が行えないため、作業者が
ミル内に入り込んで洗浄作業を行っていた。
あると、これがときに圧延材の走行やロールの回転に伴
って巻き上がり、圧延材やロールに付着してそのまゝ圧
延され、その結果、ロール疵を発生させたり、製品の品
質を損なうことがある。スタンド内の異物に起因するこ
うした問題が生ずるのを防ぐため、従来は定期補修等の
ため圧延ロールを取外したとき、ロールを冷却するため
に設けられる既設のロールクーランドヘッダーからロー
ルクーラント水を噴射してスタンド内を洗浄していた
が、それだけでは十分な洗浄が行えないため、作業者が
ミル内に入り込んで洗浄作業を行っていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来のロールクーラン
ト水による洗浄が十分に行えなかった理由は、ロールの
入側と出側に設けられるロールクーランドヘッダーから
噴射されるロールクーラント水が中央で互いにぶつかり
合って干渉するためと考えられる。本発明は、ロールの
左右から噴射される高圧水による洗浄効果を上げ、以っ
て作業者による洗浄作業を省くか、或いはその作業を軽
減しようとするものである。
ト水による洗浄が十分に行えなかった理由は、ロールの
入側と出側に設けられるロールクーランドヘッダーから
噴射されるロールクーラント水が中央で互いにぶつかり
合って干渉するためと考えられる。本発明は、ロールの
左右から噴射される高圧水による洗浄効果を上げ、以っ
て作業者による洗浄作業を省くか、或いはその作業を軽
減しようとするものである。
【０００４】
【課題の解決手段】本発明はそのため、高圧水をロール
の入側と出側から一方より他方に向かって交互に噴射さ
せてスタンド内を洗浄しようとするものである。
の入側と出側から一方より他方に向かって交互に噴射さ
せてスタンド内を洗浄しようとするものである。
【０００５】
【作用】高圧水をロールの入側と出側から交互に噴射さ
せることにより高圧水のぶつかり合いがなくなり、高圧
水の有する運動エネルギーは途中で消費されることなく
スタンド内面に当たってその大半が消費される。高圧水
をロールの入側と出側で交互に噴射させるのは、バルブ
の切換えによって行われる。バルブの切換えは手動で行
うこともできるが、好ましくは、タイマーで設定された
時間が経過すると、自動的に行われるように自動制御さ
れる。
せることにより高圧水のぶつかり合いがなくなり、高圧
水の有する運動エネルギーは途中で消費されることなく
スタンド内面に当たってその大半が消費される。高圧水
をロールの入側と出側で交互に噴射させるのは、バルブ
の切換えによって行われる。バルブの切換えは手動で行
うこともできるが、好ましくは、タイマーで設定された
時間が経過すると、自動的に行われるように自動制御さ
れる。
【０００６】高圧水は、スタンド内にノズルを新たに設
けてこれより噴出させるようにしてもよいが、好ましく
はロールクラント水が用いられる。既設の設備を利用す
ることにより新たな設備を設けなくてもよいからであ
る。この場合クーラントヘッダーはロールクーラント水
の噴出角度が変えられるように、向きが変更できるよう
に構成するのが望ましい。
けてこれより噴出させるようにしてもよいが、好ましく
はロールクラント水が用いられる。既設の設備を利用す
ることにより新たな設備を設けなくてもよいからであ
る。この場合クーラントヘッダーはロールクーラント水
の噴出角度が変えられるように、向きが変更できるよう
に構成するのが望ましい。
【０００７】
【実施例】図１は、熱間圧延設備の圧延ロールを冷却す
る既設の冷却システムについて示すもので、ミルハウジ
ング２内にはロール入側にクーラントヘッダー３が図示
しない圧延材（矢印がその進行方向を示す）を挟んで上
下対称位置に、またロール出側にクーランドヘッダー
４、５が上下に二個づゝ対称位置に配置され、それぞれ
図示しないボンプより圧送された冷却水が管Ｌ1 、
Ｌ2 、Ｌ3 を経てクーラントヘッダー３、４及び５より
噴出し、ワークロール６や中間ロール７に吹付けられ、
これらロールを冷却するようにしてある。そして各管Ｌ
1 、Ｌ2 、Ｌ3 にはそれぞれ電磁弁８、９、１０が設け
られ、クーランドヘッダー３、４、５から冷却水を噴出
し、或いはその停止を行うようになっている。
る既設の冷却システムについて示すもので、ミルハウジ
ング２内にはロール入側にクーラントヘッダー３が図示
しない圧延材（矢印がその進行方向を示す）を挟んで上
下対称位置に、またロール出側にクーランドヘッダー
４、５が上下に二個づゝ対称位置に配置され、それぞれ
図示しないボンプより圧送された冷却水が管Ｌ1 、
Ｌ2 、Ｌ3 を経てクーラントヘッダー３、４及び５より
噴出し、ワークロール６や中間ロール７に吹付けられ、
これらロールを冷却するようにしてある。そして各管Ｌ
1 、Ｌ2 、Ｌ3 にはそれぞれ電磁弁８、９、１０が設け
られ、クーランドヘッダー３、４、５から冷却水を噴出
し、或いはその停止を行うようになっている。
【０００８】以上のように構成される圧延ロールの冷却
システムには、更にタイマーを組込んだ制御装置１１が
設けられ、各電磁弁８、９、１０の開閉を制御するよう
にしてある。次に上記冷却システムを用いたミルハウジ
ング内の洗浄方法について説明する。
システムには、更にタイマーを組込んだ制御装置１１が
設けられ、各電磁弁８、９、１０の開閉を制御するよう
にしてある。次に上記冷却システムを用いたミルハウジ
ング内の洗浄方法について説明する。
【０００９】定期補修等のため各ロール６、７を抜き出
したとき、制御装置１１のタイマー（図示しない）が設
定され、設定と同時に制御装置１１からの制御信号によ
り電磁弁８が開き（他の電磁弁９、１０は閉じられたま
ゝである）、これにより入側のクーラントヘッダー３か
ら冷却水が噴出し、ハウジング内を洗浄する。一定時間
洗浄が行われ、タイマーで設定した時間が経過すると、
制御装置１１からの制御信号により電磁弁８が閉じ、電
磁弁９、１０が開く。これによりクーランドヘッダー３
からの冷却水の噴出が停止するとともに出側のクーラン
ドヘッダー４、５から冷却水が逆向きに噴出し、ハウジ
ング内の洗浄を行う。
したとき、制御装置１１のタイマー（図示しない）が設
定され、設定と同時に制御装置１１からの制御信号によ
り電磁弁８が開き（他の電磁弁９、１０は閉じられたま
ゝである）、これにより入側のクーラントヘッダー３か
ら冷却水が噴出し、ハウジング内を洗浄する。一定時間
洗浄が行われ、タイマーで設定した時間が経過すると、
制御装置１１からの制御信号により電磁弁８が閉じ、電
磁弁９、１０が開く。これによりクーランドヘッダー３
からの冷却水の噴出が停止するとともに出側のクーラン
ドヘッダー４、５から冷却水が逆向きに噴出し、ハウジ
ング内の洗浄を行う。
【００１０】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され、次のよ
うな効果を奏する。請求項１記載の方法によれば、ロー
ルの入側と出側より高圧水が一方より他方に向かって交
互に噴射するため、高圧水同志のぶつかり合いによる運
動エネルギーの浪費がなくなり、高圧水がスタンド内面
に当たって洗浄に有効に利用されるため洗浄効果が上が
り、作業員によるスタンド内の洗浄作業を省くか、或い
は作業を軽減することができる。
うな効果を奏する。請求項１記載の方法によれば、ロー
ルの入側と出側より高圧水が一方より他方に向かって交
互に噴射するため、高圧水同志のぶつかり合いによる運
動エネルギーの浪費がなくなり、高圧水がスタンド内面
に当たって洗浄に有効に利用されるため洗浄効果が上が
り、作業員によるスタンド内の洗浄作業を省くか、或い
は作業を軽減することができる。
【００１１】請求項２記載の方法によれば、一方から他
方への高圧水の噴射が所要時間行われ、しかも入側と出
側の切換えを自動的に行うことができる。請求項３記載
の方法におけるように、高圧水としてロールクーラント
水を用いれば、既存の設備をそのまゝ用いることがで
き、新たな設備を設けることを要しない。
方への高圧水の噴射が所要時間行われ、しかも入側と出
側の切換えを自動的に行うことができる。請求項３記載
の方法におけるように、高圧水としてロールクーラント
水を用いれば、既存の設備をそのまゝ用いることがで
き、新たな設備を設けることを要しない。
【００１２】請求項４記載の方法におけるように、クー
ランドヘッダーの向きを変えることができるようにすれ
ば、クーランドヘッダーをロールの冷却或いはスタンド
内の洗浄に適した向きにすることができる。
ランドヘッダーの向きを変えることができるようにすれ
ば、クーランドヘッダーをロールの冷却或いはスタンド
内の洗浄に適した向きにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 熱間圧延設備の圧延ロール冷却システムの概
略図を示す。
略図を示す。
２・・・ミルハウジング ３、４、５・・・
クーランドヘッダー ６・・・ワークロール ７・・・中間ロー
ル ８、９、１０・・・電磁弁 １１・・・制御装
置
クーランドヘッダー ６・・・ワークロール ７・・・中間ロー
ル ８、９、１０・・・電磁弁 １１・・・制御装
置
Claims (4)
- 【請求項１】 ロールの入側と出側から高圧水を一方よ
り他方に向かって交互に噴射させることを特徴とする熱
間圧延設備のスタンド内洗浄方法。 - 【請求項２】 入側と出側の切換えは、タイマーで設定
した時間が経過したとき行われる請求項１記載の熱間圧
延設備のスタンド内洗浄方法。 - 【請求項３】 高圧水としてロールクーラント水が用い
られる請求項１記載の熱間圧延設備のスタンド内洗浄方
法。 - 【請求項４】 クーランドヘッダーは向きが変更可能で
ある請求項３記載の熱間圧延設備のスタンド内洗浄方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31461591A JPH05146816A (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | 熱間圧延設備のスタンド内洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31461591A JPH05146816A (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | 熱間圧延設備のスタンド内洗浄方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05146816A true JPH05146816A (ja) | 1993-06-15 |
Family
ID=18055436
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31461591A Withdrawn JPH05146816A (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | 熱間圧延設備のスタンド内洗浄方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05146816A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1802406B2 (de) † | 2004-10-06 | 2012-06-13 | SMS Siemag AG | Verfahren und vorrichtung zum reinigen von walzen |
| US8297099B2 (en) | 2007-06-08 | 2012-10-30 | Sms Siemag Aktiengesellschaft | Method and apparatus for roller lubrication |
-
1991
- 1991-11-28 JP JP31461591A patent/JPH05146816A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1802406B2 (de) † | 2004-10-06 | 2012-06-13 | SMS Siemag AG | Verfahren und vorrichtung zum reinigen von walzen |
| US8297099B2 (en) | 2007-06-08 | 2012-10-30 | Sms Siemag Aktiengesellschaft | Method and apparatus for roller lubrication |
| CN103252349A (zh) * | 2007-06-08 | 2013-08-21 | Sms西马格股份公司 | 用于轧辊润滑的方法和装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990204 |