JPH05146493A - 消臭剤 - Google Patents

消臭剤

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Publication number
JPH05146493A
JPH05146493A JP3310818A JP31081891A JPH05146493A JP H05146493 A JPH05146493 A JP H05146493A JP 3310818 A JP3310818 A JP 3310818A JP 31081891 A JP31081891 A JP 31081891A JP H05146493 A JPH05146493 A JP H05146493A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deodorant
deodorization
removal
dry powder
leaves
Prior art date
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Pending
Application number
JP3310818A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Miyawaki
英昭 宮脇
Yasuo Taniguchi
康雄 谷口
Izuru Yumoto
出 湯本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAIYO KORYO KK
Original Assignee
TAIYO KORYO KK
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Publication date
Application filed by TAIYO KORYO KK filed Critical TAIYO KORYO KK
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、トイレの消臭、生ゴミの消
臭、口臭の除去、冷蔵庫内の消臭、下水処理場の悪臭除
去、塵芥処理場の悪臭除去、家畜舎の悪臭除去等広範囲
な対象において優れた消臭効果を示す消臭剤を提供する
ことにある。 【構成】 本発明の消臭剤は、ウラジロガシの生葉の乾
燥粉末を有効成分とする。 【効果】 本発明の消臭剤は、抽出工程が不要で、安価
で優れた消臭効果を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少量で優れた消臭効果
を示す特定の植物の生葉の乾燥粉末を有効成分とした消
臭剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、消臭剤の有効成分として、植物由
来の成分を用いることについては、種々検討がなされて
おり、種々の消臭剤が提案されている。
【0003】一方、植物の生葉の乾燥粉末を有効成分と
する消臭剤については、セリ科植物の乾燥粉末を有効成
分とする消臭剤(特公昭61−40646号公報)が提
案されている。しかしながら前記セリ科植物消臭剤は、
アンモニア、トリメチルアミン、メチルメルカプタン等
に対しては、その効果は確認されていない。
【0004】また、ウラジロガシ(ブナ科)の葉や小枝
から抽出された抽出物が胆石、尿路結石症等の治療薬に
有効であることは従来から知られているが、消臭効果を
有することについては全く知られていないのが現状であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、トイ
レの消臭、生ゴミの消臭、口臭の除去、冷蔵庫内の消
臭、下水処理場の悪臭除去、塵芥処理場の悪臭除去、家
畜舎の悪臭除去等広範囲な対象において優れた消臭効果
を示す消臭剤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ウラジ
ロガシ(ブナ科)の生葉の乾燥粉末を有効成分として含
む消臭剤が提供される。
【0007】以下本発明を更に詳細に説明する。
【0008】本発明に用いるウラジロガシは学名「Quer
cus salicina, BLUME」のブナ科の植物であり、原産地
は日本(主産は徳島県、和歌山県)である。該ウラジロ
ガシの葉は草質で皮針形から狭い楕円形状であって、該
葉から抽出されたエキスは局外記にも記載されるとおり
毒性のないものとして知られている。
【0009】本発明において、有効成分として用いる成
分は、前記ウラジロガシの生葉の乾燥粉末であって、該
生葉としては、ウラジロガシの生葉であれば春先の若葉
でも、成長した青葉でもよい。また該乾燥粉末の粒径
は、特に限定されるものではないが消臭効率を良好とす
るために、好ましくは300〜50μm、特に好ましく
は300〜100μmの範囲である。
【0010】本発明において、ウラジロガシの生葉の乾
燥粉末を調製するためには、例えば、まずウラジロガシ
の生葉を好ましくは1〜10日間、天日乾燥するか、あ
るいは40〜100℃の温度範囲で1〜10時間、加熱
乾燥する等して乾燥させ、次いで乾燥した葉を細かく切
断し、製粉機にかけて粉末化する方法等により得ること
ができる。前記加熱乾燥する際の温度が100℃を超え
ると得られる粉末の消臭効果が低下し、40℃未満では
乾燥が十分に行なえないので好ましくない。さらに粉末
化する際には、必要に応じてふるいにかけて粉末粒度を
均一にすることもできる。
【0011】本発明の消臭剤において、有効成分として
用いる前記乾燥粉末の含有割合は、消臭すべき悪臭源及
びその濃度によって異なるが、消臭剤全体に対して、
0.001重量%以上とすれば良く、他の成分と混合し
て用いる場合には0.01〜50.0重量%の範囲であ
るのが好ましく、また前記乾燥粉末単独で消臭剤として
用いることもできる。
【0012】本発明の消臭剤は、前記乾燥粉末を含有す
れば良いが、他の消臭剤と組合せて用いることもでき
る。また防腐剤、香料、界面活性剤、色素等の通常の添
加剤;澱粉、小麦粉、ケイ酸カルシウム等の増量剤等を
加えることもできる。更に消臭剤として用いる場合の形
態は、使用に応じて、液状、粉状、ゲル状、粒状等とす
ることができ、例えば台所回りに発生する生ゴミ臭、ト
イレの悪臭、メチルメルカプタンが主な原因である口
臭、冷蔵庫内の悪臭、下水処理場の悪臭、塵芥処理場の
悪臭、家畜舎の悪臭等の消臭に利用することができる。
【0013】
【発明の効果】本発明の消臭剤は局外記にも記載される
ウラジロガシの生葉の乾燥粉末を有効成分として含有す
るので、毒性がなく、従来の植物抽出物を有効成分とす
る消臭剤に比して、抽出精製工程が不要であり、かつ低
濃度で優れた消臭効果を得ることができる。
【0014】
【実施例】以下本発明を実施例及び比較例により更に詳
細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。
【0015】
【実施例1】ウラジロガシの生葉を天日で3日間乾燥
し、得られた乾燥葉を幅約3mmに細かく切断した後、製
粉機にかけて粉末化し、次いで300μmのふるいにか
けて均一な粉末を得た。
【0016】得られた粉末0.5gを700ml広口ビン
に入れ、次いでマイクロシリンジを用いて25%アンモ
ニア水を注入し、直ちにコック付ガラス管を付したゴム
栓で密封した(初期濃度:130ppm)。次いで、一定
経過時間ごとに北川式検知管を用いて残存アンモニア濃
度を測定し、消臭率(%)を ([初期濃度]−[残存アンモニア濃度])/[初期濃
度]×100 に従って算出した。結果を図1に示す。
【0017】
【比較例1】ウラジロガシ生葉の乾燥粉末の代わりに市
販の緑茶抽出粉末を用いた以外は実施例1と同様に行な
い、アンモニアに対する消臭率を求めた。結果を図1に
示す。
【0018】
【実施例2】25%アンモニア水の代わりにトリメチル
アミンを用いた以外は実施例1と同様に行ない(初期濃
度:16ppm)、残存トリメチルアミン濃度を測定し、
消臭率(%)を ([初期濃度]−[残存トリメチルアミン濃度])/
[初期濃度]×100 に従って算出した。結果を図1に示す。
【0019】
【比較例2】ウラジロガシ生葉の乾燥粉末の代わりに市
販の緑茶抽出粉末を用いた以外は実施例2と同様に行な
い、トリメチルアミンに対する消臭率を求めた。結果を
図1に示す。
【0020】
【実施例3】実施例1で得たウラジロガシ生葉の乾燥粉
末を精製水に分散させ、該粉末濃度を0.05wt%、
0.1wt%、0.5wt%及び1wt%とした溶液を得た。
該溶液0.5mlを試験管に採取し、0.1Mリン酸緩衝
液(pH7.4)2.0mlと、メチルメルカプタン1pp
mの10%(W/W)エタノール水溶液0.5mlとを添加
した後、直ちにシリコン栓をして1分間激しく撹拌し、
37℃で6分間静置した。次にガス用シリジンを用い
て、各々のヘッドスペース5mlを採取し、FPD検出器
〔商品名「日立ガスクロマトグラフG−300」(日立
製作所株式会社製)(カラム:ポリフェニルエーテル5
ring,5%UnipatHP80/100メッシュテフロン3
φ×6m,キャリヤガス:ヘリウム40ml/分FPD,
カラム温度90℃,注入温度:120℃,検出器温度:
150℃)〕を用いてガスクロ分析を行って、メチルメ
ルカプタンの積分カウントを測定した。積分カウント
は、前記試験を5回繰り返し、その最大と最小を省いた
3回の平均値を求め、この値を下記式に入れて、各濃度
における消臭率を測定した。 消臭率(%)=(C−S)/C×100 (C:コントロールの積分カウント,S:試料添加後の
積分カウント)結果を表1に示す。
【0021】
【比較例3】ウラジロガシ生葉の乾燥粉末の代わりに市
販の緑茶抽出粉末を用いた以外は実施例3と同様に行な
い、消臭率を求めた。結果を表1に示す。
【0022】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1,2及び比較例1,2で得たアンモニ
ア及びトリメチルアミンに対する消臭率の経時変化を示
すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウラジロガシ(ブナ科)の生葉の乾燥粉
    末を主成分として含む消臭剤。
JP3310818A 1991-11-26 1991-11-26 消臭剤 Pending JPH05146493A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3310818A JPH05146493A (ja) 1991-11-26 1991-11-26 消臭剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3310818A JPH05146493A (ja) 1991-11-26 1991-11-26 消臭剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05146493A true JPH05146493A (ja) 1993-06-15

Family

ID=18009787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3310818A Pending JPH05146493A (ja) 1991-11-26 1991-11-26 消臭剤

Country Status (1)

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JP (1) JPH05146493A (ja)

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