JP3803120B2 - 消臭剤および防腐剤 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ハンノキを発酵した後、これを粉末化或いは液化して得るようにした消臭剤および防腐剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
人間の生活環境には、悪臭公害は常につきものである。生活水準が高度化した昨今においても、悪臭を防止すべく種々の試みがなされているが、この悪臭公害の根本的解決策は未だ見いだされていない。
【0003】
悪臭を防止するための消臭剤として、従来から種々の芳香剤や吸着剤が知られてはいる。前者は悪臭を揮発性芳香成分から発する香りで打ち消して、悪臭を人間に感じさせないようにしたものである。一方、後者は悪臭成分を活性炭等で吸着して、悪臭成分を外部に発しないようにしたものである。
【0004】
また、最近は微生物で悪臭成分や腐敗成分を分解し、悪臭成分及び腐敗成分を消滅させることも試みられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記の芳香剤においては、悪臭成分は、自然消滅以外は変化しないため、芳香剤の芳香効果がなくなると、再び悪臭が漂うこととなり、一時凌ぎの悪臭防止効果しか期待できない。従って、悪臭を継続的に防止するには、悪臭成分が自然消滅するまで芳香剤を定期的に使用しなければならず、悪臭を防止するためのコスト高は避けられない。
【0006】
一方、活性炭等の吸着剤を利用したものにおいては、小規模の悪臭や密閉室等の悪臭防除には威力を発揮するが、大規模の悪臭発生には不向きで、しかも活性炭自体が限られた吸着能力しかないため、長期間の悪臭除去には効力を発揮することができないと言う問題がある。
【0007】
また、微生物を利用したものにおいては、その効能にバラツキがあり、企図する効果を発揮していないのが現状である。
【0008】
いずれにしても、従来の消臭剤や防腐剤の多くは、その成分が化学的合成成分等を主成分としているため、多量使用や長時間に亘る使用は、使用基準が法的に定めされているとは言え、自然環境や人畜等に対して必ずしも無害とは言えず、また、高価な化学薬品を主成分としているため、その製造工程の複雑さや製造コストの高騰は避けられない。
【0009】
ところで、本発明者らのうちの一人は、ハンノキ乃至はタイワンハンノキを乾燥してなる消臭剤或いは防腐剤を共同で発明し、これを平成5年11月26日付で、消臭剤および防腐剤の名称で特許出願した。この発明は、ハンノキ乃至はタイワンハンノキの茎葉を乾燥したものに、消臭効果や腐敗を防止する有効な機能があることを知見したとし、この有効な機能を消臭剤や防腐剤として提案したものである。
【0010】
ところが、上記発明に係る消臭剤や防腐剤を使用した者等から、消臭効果や防腐効果にそれ程の効果が認められないとの指摘があったため、再試した結果指摘のとおり、消臭効果及び腐敗防止にバラツキがあり、効果が全く認められない場合が多々あった。
【0011】
そこで、本発明者らは、これを改善すべく種々試みた結果、ハンノキの根茎部を洗浄し、これを茎葉ごと粉砕して発酵させ、この発酵物で再試したところ、消臭効果や防腐効果が顕著に現れ、これが長期間に亘り、その効果が低下せず、効果が持続していることが認められた。
【0012】
本発明者らは、この顕著な効果が何によって持たらされているかを解明すべく種々検討したところ、ハンノキの根茎部に放線菌が共生しいることが判明した。この放線菌がこれが発酵手段によって繁殖し、この放線菌の働きによって消臭がなされ、或いは腐敗を防止することを知見したものである。
【0013】
即ち、先の発明が言うように、ハンノキ乃至はタイワンハンノキの枝葉を単に乾燥するのみでは、企図する消臭効果や防腐効果は期待できないが、上記の放線菌を有効に利用して始めて消臭効果及び防腐効果を図ることが判明したものである。
【0014】
因みに、ハンノキの根茎部を洗浄し、これを発酵、培養した培養物を微生物に見識のある団体で検査させた結果、放線菌目のフランキア(FRANKIA)科フランキア属に属する細菌であることは突き止めたが、これ以上の細分類は今のところ解明するに至っていない。いずれにしても、ハンノキの根茎部を発酵させたものに、消臭効果及び防腐効果が顕著に認められたのである。
【0015】
本発明者らは、上記のとおり、野性に繁茂しているハンノキを発酵させた発酵物に、優れた消臭効果や腐敗防止効果のあることを知見したので、これで上記の問題点が一挙に解決されるものであると確信し、本発明をなしたものである。
【0016】
【発明が解決するための手段】
【0017】
請求項1は、フランキア菌が共生している根茎部を含むハンノキを発酵させて、フランキア菌を繁殖させ、この発酵物で消臭剤を製造することを特徴とする消臭剤の製造方法であり、請求項6は、フランキア菌が共生している根茎部を含むハンノキを発酵させて、フランキア菌を繁殖させ、この発酵物で防腐剤を製造することを特徴とする防腐剤の製造方法である。
【0018】
具体的には、ハンノキの茎葉及び根茎(但し、根茎部は軽く洗浄して)を電動カッター等の切断手段で適宜大きさに細片化し、これを25度乃至50度の条件下で7日から10日間発酵させた後、消臭剤又は防腐剤の製造に供する。上記発酵期間においては、表面を白色の菌糸が覆うように、有効細菌が活発に繁殖するため、適宜これを掻き混ぜながら発酵させ、有効細菌の繁殖を助長させるようにする。
【0019】
請求項2は、前記の発酵物を粉末化することを特徴とする請求項1に記載の粉末状の消臭剤の製造方法であり、請求項7は、前記の発酵物を粉末化することを特徴とする請求項6に記載の粉末状の防腐剤の製造方法である。発酵物を粉末化する場合は、乾燥した後、粉末化した方が良い。すなわち、請求項1、請求項6の発酵物を50度から60度の雰囲気中で乾燥し、これを粉砕機等で適宜の粒度に粉砕して粉末状にする。粉末の大きさは、使用目的に応じて細片状でも粉末状でも良い。
【0020】
請求項3は、前記の発酵物から発酵溶液を抽出することを特徴とする請求項1に記載の液状の消臭剤の製造方法であり、請求項8は、前記の発酵物から発酵溶液を抽出することを特徴とする請求項6に記載の液状の防腐剤の製造方法である。抽出液を抽出する手段としては、発酵物に水又はエタノール、メタノール等の通常用いられている有機溶媒を用いて通常の方法で抽出する。すなわち、前記発酵物から水またはエタノール、メタノール、プロパノール、アセトン、メチルエチルケトン、クロロホルム、酢酸エチル等の周知の有機培養液を用いて発酵溶液を抽出し、液状の消臭剤又は防腐剤を製造する。
【0021】
上記発酵溶液を消臭剤または防腐剤として利用しても良いが、これらは有色であるので、凝縮剤(生石灰等)を用いて色素を沈澱させ、これを濾過し、中和剤を混入して再び濾過して半透明の発酵溶液としても良い。
【0022】
請求項4は、前記の発酵物を蒸留することを特徴とする請求項1に記載の液状の消臭剤の製造方法であり、請求項9は、前記の発酵物を蒸留することを特徴とする請求項6に記載の液状の防腐剤の製造方法である。蒸留手段としては、特別な手段を必要とするものではなく、通常の煮沸手段でも良い。すなわち、前記発酵物に加水等して蒸留し、透明な留出液とした液状の消臭剤又は防腐剤であって、蒸留手段は周知のものであれば、如何なる手段でも良い。
【0023】
請求項5は、フランキア菌が共生している根茎部を含むハンノキを発酵させて、フランキア菌を繁殖させ、この発酵物で製造してなることを特徴とする消臭剤であり、請求項10は、フランキア菌が共生している根茎部を含むハンノキを発酵させて、フランキア菌を繁殖させ、この発酵物で製造してなることを特徴とする防腐剤である。このように、ハンノキの根茎部に共生している放線菌が発酵手段によって繁殖し、この放線菌の働きによって消臭がなされ、或いは腐敗を防止することが知見された。
【0031】
【実施例】
図1は、本発明の第一および第四発明に係る粒状の消臭剤および防腐剤の生成過程を説明するフローチャートを示めす。1は原料であるハンノキである。このハンノキはタイワンハンノキとも呼ばれている。原料1を根茎及び茎葉ごと裁断手段2に搬入し、これで原料1を約3センチメートル幅の比較的大きめの細片に裁断する。裁断手段2としては電気カッター等を用いても良い。
【0032】
原料1を裁断する前に、根茎から土等の付着物を除去する場合があるが、原料1の根茎には、既述のとおり有用な放線菌が共生しており、これが本発明の消臭剤または防腐剤とし有効に作用するため、根茎から土等の付着物を落とす場合は、軽く水洗する程度で良い。
【0033】
次に、発酵手段3を利用して原料1を発酵させて発酵物4を得、これを粉砕手段5を用いて0.1ミリメートル乃至2ミリメートル程度に粉砕して粉末状発酵物6を得る。この発酵手段3は、例えば25度乃至50度の恒温室で7日乃至10日間発酵させることで充分である。発酵期間中は、原料1の表面を、白色の菌糸が表面全体を覆うように、有効細菌が活発に繁殖するので、これを定期的に攪拌し、細菌の繁殖を助長するようにする。
【0034】
この粉末状発酵物6が本発明の第一及び第四発明である粉末状消臭剤A1および粉末状防腐剤B1である。ところで、この粉末状発酵物6は、比較的高湿度を保有しているので、これを乾燥させて粉末状の消臭剤A1および防腐剤B1としても良い。
【0035】
図2は、本発明の第二および第五発明に係る液状消臭剤および液状防腐剤の生成過程を説明するフローチャートを示し、粉末状発酵物6を生成するまでは上記と同様である。
【0036】
粉末状発酵物6から抽出手段7を利用して抽出液8を得る。この抽出手段7に用いる溶媒としては、水またはエタノール、メタノール、プロパノール、アセトン、メチルエチルケトン、クロロホルム、酢酸エチル等の周知の有機溶媒が用いられ、これによって周知の手段で粉末状発酵物6から抽出液8を得る。これが、本発明の第二及び第五発明である液状の消臭剤A2および防腐剤B2である。
【0037】
図3は、本発明の第三発明に係る消臭剤の生成過程を説明するフローチャートを示し、粉末状発酵物6を生成するまでは上記と同様である。粉末状発酵物6から、蒸留手段9を利用して蒸留した留出液10を得る。この留出液10が本発明の第三発明に係る液状の消臭剤A3である。尚、この留出液10を防腐剤として利用しても良いこと勿論である。
【0038】
次に、上記で述べた本発明に係る消臭剤および防腐剤に如何なる効能があるかを、以下に実験結果及び鑑定結果を用いて順次説明していく。
(実施例1)
1.試料
試料1:上記の粉末状発酵物1に対して水15を加えて蒸留して得た透明な液体。
試料2:上記の粉末状発酵物1に対して水15を加え、これを煮沸抽出した液体を濾過し、凝縮剤(生石灰等)を加えて色素を凝縮させ、再び濾過して中和剤(炭酸ガス等)で中和した後濾過して得た液体。
【0039】
2.消臭の測定方法
(1) 肉の腐敗臭や口臭の原因とされているメチルメルカプタン成分に対する上記試料1、2の消臭効果を測定した。
【0040】
(2) 30mlのバイヤルに試料原液0.5mlとPH7.5の緩衝液0.5mlを加え、メチルメルカプタン溶液(2μg/ml)を1ml加えた後、これを37度の恒温水槽に保温した。5分後ヘッドスペースガス300μLを取り、ガスクロマトグラフ分析を行って直接メチルメルカプタンの量を測定した。尚、消臭率の計算は次の式で算出した。
消臭率(%)=(CーS)/C×100
C:対照のメチルメルカプタン量
S:試料添加時のメチルメルカプタン量
【0041】
3.試験結果
試 料 メチルメルカプタン量(μg) 消臭率(%)
対 照 7.2×1/1000 ー
試料 (1) 5.7×1/1000 21
試料 (2) 5.7×1/1000 28
以上の試験は、沖縄県工業試験場で行ったもので、各試料には消臭効果があることが認められた。
【0042】
ところで、上記の試料は、粉末状発酵物を水で15倍に希釈したり、濾過したりして試料を得ているため、消臭率がそれ程でもないが、本発明者らが粉末状発酵物を直接或いは高濃度で抽出した試料で種々試験した結果、以下のとおり顕著な効能が認められた。
【0043】
(実施例2)
ヤンバル農業協同組合(沖縄県名護市在)から、腐敗したオキアミ約30トンの処理を依頼されたので、発明者らは、これは本発明の効能を確かめる絶好のチャンスであると考え、これの処理を引受け、以下の試験を試みた。
【0044】
腐敗し悪臭を放つ30トンのオキアミの山に、消臭剤A1約40Kgを散布し、約1週間放置した後臭気を確認したところ、若干の臭気はあるものの、最初の鼻を突くような悪臭が信じられないように消えていた。この結果を、依頼者であるヤンバル農協の職員三人に現場まで来行させて確認させたところ、信じられない様子であった。
【0045】
(実施例3)
微粉末化した消臭剤A1を成豚76頭、子豚296頭を飼育している豚舎において、3.3平方メートル当たり10gの割合で、豚舎の糞を留置した場所に散布器を用いて散布し、これを1日1回の割合で7日間繰り返し行った。その後、6人の検定者によって臭気の鑑定を行った結果、臭気が大幅に軽減していることを認めた。即ち、試験前は検定者全員が悪臭のため糞の留置場所に近づくことに抵抗を感じていたが、抵抗なく近づくことができる程度まで改善されたことを認めたのである。
【0046】
(実施例4)
便槽内の200リットルの糞尿等の内容物に対して、実施例3と同様な粉末化した消臭剤A1を200g散布し、4人の検定者によって臭気の鑑定を行わせたところ、2日目当たりから悪臭が殆ど感じられないことを全員が認めた。
【0047】
(実施例5)
鶏糞約500gをバケツに入れ、悪臭があることを確認した後、この鶏糞に対して乾燥した粉末状の消臭剤A1を約20gを散布して攪拌した後、これを約2日間放置した。その後4人の検定者に臭気を鑑定させたところ、微かな臭気はあるものの最初の悪臭が大幅に軽減されていることを全員が認めた。
【0048】
(実施例6)
常時200匹前後の犬が飼育されているコンクリート製の密閉した飼育舎に、乾燥した消臭剤を約500g宛毎日一回7日間継続して散布した。その後、5人の検定者によって臭気を鑑定させたところ、悪臭が軽減していることを全員が認めた。
【0049】
(実施例7)
ゴム長靴を履いて約8時間農作業をした二人が、靴を脱いで室内に入る際に、5人の検定者に予め靴及び靴下の臭気を検査させた後、靴及び靴下に抽出液及び留出液状化した消臭剤A2、A3を約0.2g宛噴霧した後、これを検定者に再び嗅がしたところ、いずれの靴及び靴下からも悪臭が消えていることを全員が認めた。
【0050】
(実施例8)
鶏舎の鶏糞約1000Kgを二枚のシートに各500Kg宛広げて敷つめ、これの上から実施例7と同様に液状の消臭剤A2、A3を散水し、その後6人の検定者に臭気を鑑定させたところ、いずれの液状消臭剤A2、A3を散水したものからも悪臭は感じられないとの評価を受けた。
【0051】
(実施例9)
クレゾール消毒液を常時散布し、これで悪臭を緩和させている便所に、実施例7と同様な液状の消臭剤A2、A3を散布し、その後、常時便所を使用している10人の検定者に臭気を鑑定させたところ、全員がクレゾールの臭気や便所から悪臭が飛躍的に減少していることを認めた。
【0052】
(実施例10)
収穫したばかりの温州ミカン約30Kgを10Kg宛プラスチックの容器に入れ、この三個のプラスチック容器に粉末状の防腐剤B1、液体状の防腐剤B2、を各散布乃至は散水し、蓋を閉めて約2ケ月間温室で貯蔵した。その後、各容器内のミカンを検査した結果、腐敗したものは一個もなく、試食した結果は貯蔵前と味および水分とも遜色はかった。
【0053】
(実施例11)
前記のミカンの代わりにミカンの一種であるヒラミレモンを用いて同様な試験をしたところ、同様な結果が得られ、防腐剤としても優れた効能があることを確認した。
【0054】
【発明の効果】
以上の説明で明らかのように、本発明によれば、ハンノキを発酵させ、その根茎に共生している放線菌を繁殖させ、この発酵物を粉状あるいは液状化して得るようにしたため、これと言った複雑な装置等を必要とすることなく、大量に製造することもでき、この種消臭剤や防腐剤を安価に製造することができる。
【0055】
特に、自然界に存する有効成分を利用しているため、人畜に対しても無害であることは勿論、使用後に残渣が残ったとしても、これが有効に作用することがあっても有害化することはなく、従って、従来の化学的合成成分を主成分とする消臭剤や防腐剤のように、使用量に神経を使う必要もなく、この点でも本発明は有利であるる等その効果は頗る大である。
【0056】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一、第四発明の製造過程を説明するフローチャートである。
【図2】本発明の第二、第五発明の製造過程を説明するフローチャートである。
【図3】本発明の第三発明の製造過程を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 原料であるハンノキ
3 発酵手段
4 発酵物
5 粉砕手段
6 粉末状発酵物
A1 粉末状の消臭剤
A2 液状の消臭剤
A3 液状の消臭剤
B1 粉末状の防腐剤
B2 液状の防腐剤

Claims (10)

  1. フランキア菌が共生している根茎部を含むハンノキを発酵させて、フランキア菌を繁殖させ、この発酵物で消臭剤を製造することを特徴とする消臭剤の製造方法。
  2. 前記の発酵物を粉末化することを特徴とする請求項1に記載の粉末状の消臭剤の製造方法。
  3. 前記の発酵物から発酵溶液を抽出することを特徴とする請求項1に記載の液状の消臭剤の製造方法。
  4. 前記の発酵物を蒸留することを特徴とする請求項1に記載の液状の消臭剤の製造方法。
  5. フランキア菌が共生している根茎部を含むハンノキを発酵させて、フランキア菌を繁殖させ、この発酵物で製造してなることを特徴とする消臭剤。
  6. フランキア菌が共生している根茎部を含むハンノキを発酵させて、フランキア菌を繁殖させ、この発酵物で防腐剤を製造することを特徴とする防腐剤の製造方法。
  7. 前記の発酵物を粉末化することを特徴とする請求項6に記載の粉末状の防腐剤の製造方法。
  8. 前記の発酵物から発酵溶液を抽出することを特徴とする請求項6に記載の液状の防腐剤の製造方法。
  9. 前記の発酵物を蒸留することを特徴とする請求項6に記載の液状の防腐剤の製造方法。
  10. フランキア菌が共生している根茎部を含むハンノキを発酵させて、フランキア菌を繁殖させ、この発酵物で製造してなることを特徴とする防腐剤。
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