JPH05146305A - 靴の側部及びかかと座部分を靴型に合わせる機械 - Google Patents

靴の側部及びかかと座部分を靴型に合わせる機械

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JPH05146305A
JPH05146305A JP4111017A JP11101792A JPH05146305A JP H05146305 A JPH05146305 A JP H05146305A JP 4111017 A JP4111017 A JP 4111017A JP 11101792 A JP11101792 A JP 11101792A JP H05146305 A JPH05146305 A JP H05146305A
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JP
Japan
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shoe
heel
machine
support
tightening mechanism
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Pending
Application number
JP4111017A
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English (en)
Inventor
John R Vale
レイモンド ヴエイル ジヨン
Francis B Sharp
バリー シヤープ フランシス
Mark Q Blatherwick
クウイーベル ブラザーウイツク マーク
Alan Sanderson
サンダーソン アレン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noxet UK Ltd
Original Assignee
BUSM Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43DMACHINES, TOOLS, EQUIPMENT OR METHODS FOR MANUFACTURING OR REPAIRING FOOTWEAR
    • A43D119/00Driving or controlling mechanisms of shoe machines; Frames for shoe machines
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43DMACHINES, TOOLS, EQUIPMENT OR METHODS FOR MANUFACTURING OR REPAIRING FOOTWEAR
    • A43D111/00Shoe machines with conveyors for jacked shoes or for shoes or shoe parts
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43DMACHINES, TOOLS, EQUIPMENT OR METHODS FOR MANUFACTURING OR REPAIRING FOOTWEAR
    • A43D21/00Lasting machines

Landscapes

  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Transplanting Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 靴のかかと座及び側部を靴型に合わせる機械
で靴の型合わせ動作が終了した後に、靴支持体を機械の
動作部位から移動する必要がある別個の自動移送装置に
依存することなく、靴を迅速に移動することができるよ
うにする。 【構成】 本発明の機械は靴支持体20と、2個の側部
型合わせアセンブリ230と、かかと座ワイパ機構17
0とを備え、前記靴支持体は型合わせピン24と、つま
先支持体30と、かかと緊締機構150とを備えてい
る。かかと緊締機構は枢軸158を中心に揺動自在に実
装されていることにより、これによって固定されている
靴は型合わせ動作の終了後に、機械の動作部位から靴受
理プラットフォーム330へと靴を移動させることがで
き、かかと緊締機構はこのプラットフォーム上で靴を解
放する。靴支持体20は更にかかと端位置合わせ機構8
6を備え、これによって既に型合わせされた靴の取り出
し中に、次に加工される靴を機械の動作部位へと配置す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は靴型上の甲皮と、靴型の
底部の中底とから成る靴を底部を上にして転倒して支持
する靴支持体と、該靴支持体の各々の側に一個づつ配設
された2個の側部靴型アセンブリと、一対のワイパ板か
ら成るかかと座ワイパ機構とから成る靴の側部及びかか
と座部分を靴型に合わせる機械であって、前記靴支持体
が、靴型の型合わせピン・ホールを受ける型合わせピン
と、型合わせピンによって支持された靴のつま先端を支
持するつま先支持体と、かかる座ワイパ機構の動作に先
立ち、前記靴のかかと端を固定するかかと緊締機構とか
ら成る前記機械又はその改良に関する。
【0002】
【従来の技術】このような機械の生産性を向上させるた
め、靴の型合わせ動作が終了した後に靴が型合わせピン
から引き抜かれ、機械の動作部位から取り外される形式
の自動移送装置を備えることが過去において提案されて
いる。(米国特許第4,599,759号明細書参照)しかし、
このような装置を使用すると、靴を自動移送装置から移
動する際に靴が機械の動作部位に位置する動作部品と抵
触しないためには、靴の支持体自体を機械の動作部位か
ら移動する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、靴の型合わせ動作が終了した後に、靴支持体を機械
の動作部位から移動する必要がある別個の自動移送装置
に依存することなく、靴を迅速に移動することができ
る、靴のかかと座及び側部を靴型に合わせる機械を提供
することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の課題は本発明に従
って、前述の機械において、かかと緊締機構をそのかか
と端が固定された靴に対して横に延びる枢軸を中心に回
動運動するように取りつけたことにより、かかと座を靴
型に合わせる動作が靴のかかと座で行われた後、靴のか
かと端がかかと緊締機構による固定状態を保っている間
に型合わせピンが引き抜かれた後に、該かかと緊締機構
の回動が靴を機械の動作部位から移動するように作用す
ると共に、前述のように回動されたときにかかと緊締機
構によって保持されている靴を受ける靴受理装置を備
え、靴が前記緊締機構から前記靴受理装置へと解放され
る構成によって解決される。
【0005】このように、前記の機械を使用することに
よって付加的な自動移送装置は必要なくなり、更に、靴
支持体は靴の除去を容易にするために機械の動作部位か
ら移動しなくてもよい。
【0006】更に、機械の生産性を一層高めるため、靴
支持体は型合わせピンを靴の長手方向に位置合わせする
ために型合わせピンにより支持された靴のかかと端と接
触可能な基準部材と、前記靴のかかと座領域で靴底の高
さを設定可能であるかかと座高さゲージ装置とから成る
靴のかかと端位置決め機構をも備えており、且つ、該か
かと端位置決め機構とかかと緊締機構とは各々動作位置
と動作位置から外れた位置との間で移動可能であり、該
位置決め装置が先ずその動作位置へと移動されることに
よって、型合わせピンにより支持された靴を前述のよう
に位置決めし、その後、前記機構が動作位置から外れた
位置に移動され、かかと緊締機構がその動作位置へと移
動される構成であることが好ましい。
【0007】このようにして、かかと緊締機構が靴を動
作部位から移動することに係わっている間、動作部位は
次に加工される靴を装填するために空けられ、次の靴は
かかと端位置決め機構を用いて位置決めされることがで
きることが理解されよう。更に詳細に延べると、好まし
い実施例では、かかと緊締機構は前述のように靴と固定
係合状態にある間、それが回動運動する前に動作位置か
ら外れた位置へと移動される。
【0008】更に、靴型合わせ動作の終了時に、かかと
緊締機構によってのみ固定状態が保たれるように靴を解
放する必要があるので、型合わせピンは靴型の型合わせ
ピン・ホールから抜き出さなければならないことが理解
されよう。更に、靴型合わせピンは靴が靴の踵端位置決
め機構の基準部材と接触状態になるように移動できるよ
うに、靴の充分な移動を許容できなければならない。従
って、前述の双方の目的のため、型合わせピンは便利
に、型合わせピンにより支持された靴のかかと座領域を
所望の高さ位置に移動するように、マウント内で高さ方
向に滑動するように立設された柱により担持され、該柱
を該マウント上の所定位置に固定するためのロック機構
を設け、且つ該マンウトは靴底の横方向に延びる枢軸を
中心に揺動運動するように実装されたことによって、靴
のかかと端が前記基準部材と接触する位置へと移動する
ことが容易にされている。
【0009】従来の靴製造では、側部及びかかと座の靴
型合わせ動作はつま先の型合わせ動作の後に行われるの
で、側部及びかかと座の靴型合わせ動作の終了時には、
型合わせ動作は完全に完了している。更に、従来の技術
ではこのような靴は次に熱供給装置に送られ、靴型合わ
せ動作で加えられた型合わせ応力は前記の熱供給装置で
緩和されることができるので、引き続いて靴が靴型から
取り出されるときに靴は伸張され、又は圧迫された形状
を保持する。この動作は熱供給動作として知られてい
る。一般に、熱供給動作は靴型合わせ動作で最大の応力
を受けた靴の部分に、多くの場合比較的高速度で、加熱
された空気を送り込む機械で行われる。このような機械
の一つが英国特許出願第2,088,195 号に詳細に記載され
ている。このような機械では、靴は転倒してコンベヤ上
に載置される。従って、本発明に基づいて、前述のよう
なかかと緊締機構の便利な回動が靴を転倒する作用を行
い、このようにして靴は反転状態で前記靴受理装置上へ
と解放される。
【0010】前述の熱供給装置は多重管路機械である。
すなわち、これは複数個の管路を備えていて、これらの
管路に沿って靴をその上で熱供給動作を行う機械を通し
て搬送することができる。従って、本発明に基づいて便
利に、靴受理装置はプラットフォームを備え、このプラ
ットフォームは複数の位置の間で移動可能であり、該位
置の各々で別の機械の作業ステーションと位置合わせさ
れ、該プラットフォームから、その上に載置された靴を
プラットフォームが前述のように位置合わせされた作業
ステーションへと前進させることが可能である。勿論、
このようにして靴受理装置は靴を連続的に熱供給装置の
異なる作業ステーションへと給送するように構成されて
いることが理解されよう。
【0011】プラットフォームは便利に可撓部材のほぼ
平坦な部分から構成され、機械の動作部位から離れた該
可撓部材の端は滑車又はこれに類する部品を越えて延
び、該滑車又はこれに類する部品を越えた該部材の部分
は該平坦部分の平面から角度を以て延び、プラットフォ
ームを構成する部分がその上に載置された靴を同伴して
前進すると、前記部分は前記平面から次第に離れ、ひい
ては前記靴を位置合わせされた作業ステーション上に解
放するように構成されている。更に便利に、靴がプラッ
トフォーム上に最初に受理された後にプラットフォーム
は一定距離を前進して、靴をかかと緊締機構から解放
し、その後、該かかと緊締機構が動作位置から外れて回
動される。
【0012】さて次に靴のかかと座と側部を靴型に合わ
せるための一つの機械は添付図面を参照しつつ詳細に説
明するが、前記の靴型合わせローラ及び機械は単に本発
明の非限定的な例として説明するために選択されたもの
である。
【0013】
【実施例】
【0014】以下に説明する機械は、その動作で靴型の
底に中底を有する靴型上に支持され、つま先部分はすで
に型合わせされている靴の甲皮のかかと座と側部とが型
合わせされる、いわゆるかかと座及び側部型合わせ機で
ある。更に述べると、側部の型合わせはかかとの中腹線
の領域からつま先の方向に最初に開始され、その後、か
かと座部分の型合わせが行われる。
【0015】従ってこの機械は、つま先端部分の型合わ
せは既に終了し、側部とかかと座の型合わせ動作が行わ
れる靴を転倒して支持する参照符号20で全体的に示さ
れた靴支持体(図3)を備えている。この目的のため、
靴支持体20はスライド26内を靴の縦の中心線を横切
って限定付で滑動することができる型合わせピン24を
含むジャック柱22(図3及び図6)を設けており、前
記スライド26自体はジャック柱22により支持された
もう一つのスライド28上を靴のほぼ長手方向に正確に
滑動するように取り付けてある。このようにして、靴底
のかかと座領域を機械の、以後ぬぐい面と呼ばれる面と
正確にレベル合わせすることができる。
【0016】靴支持体20は更に全体的に参照符号30
で示されたつま先支持体(図3及び図4)を備えてお
り、これは靴のつま先端用のほぼV形の支持面を相互に
形成する内向きの傾斜面を有する2個のブロック32を
備えている。ブロック32は互いの方向に、又は互いに
離反するように揺動運動する2個のレバー34から成る
リンク部材上に支持されており、リンク33はレバー3
4の相互間に延びていて、これらのレバーを等距離だけ
移動せしめるようにされている。レバー34は各々が独
自のピポット36にて支持ブロック38上で回動運動す
るように実装されている。レバー34の下部の分岐端3
4aの間にはピストン−シリンダ機構40が延びてお
り、この機構によってレバーの下端が互いに引き寄せら
れ、又は離反して、ブロック32が互いに離反し、又は
接近する運動が行われる。枢軸42もレバー34の両下
端部の間に設けられ、前記端の一つに固定され、分岐し
た下端部の他端34aに固定されたブロック内に滑動自
在に収納されている。この枢軸42は参照符号44で全
体的に示した空気圧作動のバー・ロック機構の一部を形
成しており、この機構によってブロック32は調整され
た位置に鎖錠することができる。
【0017】ブロック38に対する靴のつま先端部の高
さ位置を決定するため、支持ブロック38上の直立した
ブラケット56上に揺動自在に軸着された片持ち板54
が設けられている。この片持ち板54はリップ54aの
傾斜面がジャケット柱上に載置された靴のつま先部の先
端と接触可能な動作位置へとばね付勢され、このように
して前記リップは前記靴のつま先の高さのデータを供給
する。後述するように、片持ち板54と連結してインダ
クタンス・スイッチ58が備えられ、このスイッチは片
持ち板が靴と接触して揺動すると信号を供給し、この信
号に応答してブロック32は互いの方向に移動せしめら
れ、ひいては靴を上方に前記リップ54aの方向へと強
制的に移動させる。
【0018】支持ブロック38は靴支持体20内で高さ
調整運動するために取り付けられ、そのため、もう一つ
の支持ブロック48内で縦の滑動を行うように取り付け
られたスライド棒46上に支持されている。このスライ
ド棒46はその下端で玉ねじ50をねじ山で受け、この
玉ねじはもう一つの支持ブロック48の下側に担持され
たステップモータ52の出力に接続されている。このよ
うにして、スッテプモータ52が起動すると、支持ブロ
ックの、ひいてはブロック32と片持ち板54の高さ調
整移動が行われる。こうしてつま先支持体の高さ位置を
加工されている靴のスタイルに応じて決定することがで
きる。
【0019】もう一つの支持ブロック48は枢軸60上
で靴底に対して横方向へと滑動するように取り付けら
れ、もう一つの支持ブロック48が枢軸60に沿って移
動する際にこれを“安定”させるため、枢軸60と平行
に、且つこれと間隔を隔てて方形の棒(図示せず)が備
えられている。枢軸及び棒は後述するように、つま先支
持体30のキャリッジ64内に実装されている。もう一
つの支持ブロック48を枢軸に沿って滑動させるため、
ひいてはブロック32によって支持される靴の幅に亘っ
てブロック32を滑動させるため、−この機構は左と右
の靴のつま先端が、靴のかかと座の縦の中心線を靴支持
体の(ひいては靴支持体がその一部を形成する機械の動
作位置の)縦の中心線に対して正確に位置合わせされて
機械内に支持されることができるように備えられてい
る。−もう一つのピストン−シリンダ機構66が備えら
れている。更に、このようなもう一つの支持ブロック4
8の前記の横方向移動を制限するため、突片68(図3
にのみ図示)の形式の2個の片持ち部が管路70内で滑
動するように実装され、前記管路によって突片は回動運
動を制限されている。突片自体はねじ付棒(図示せず)
上に取り付けられ、ねじ山の半分は左巻きであり、別の
半分は右巻きであるので、前記棒が回動すると、突片6
8は互いの方向に、又は互いに離反して移動する。棒自
体はキャリッジ64内に支持され、ステップモータ74
によって駆動され、このステップモータもキャリッジ6
4上に実装されている。従ってステップモータ74への
適当な信号によって、突片68はブロック32により支
持される靴のつま先端のサイズ(特に幅)に応じた突片
相互間の所望の関係で位置決めすることができる。更
に、もう一つの支持ブロック48上に担持されたピン7
6が突片68と連動している。このように、ピン76が
突片68の一方又は他方と係合することにより、支持ブ
ロック48の位置、ひいてはブロック32の靴の幅方向
での位置を確定することができる。
【0020】キャリッジ64は片側がスライド棒78に
よって、又別の側が型合わせピン24により支持された
靴の長手方向に延びる方形棒80によって支持されてい
る。このようにしてキャリッジ64は異なる長さの靴を
収納するため、ジャック柱22に対して前記長手方向に
滑動することができる。このような滑動運動を行うた
め、ピストン−シリンダ機構82が設けられ、その一端
は靴支持体20のフレーム部83に固定され、他端はキ
ャリッジ64に固定されている。線形電位差計84も備
えられ、その一端はフレーム部83に固定され、他端は
キャリッジ64に固定されており、ジャック柱22に対
するつま先支持体の位置に対応する信号を供給すること
によって、加工される靴の長さを“計測”することがで
きる。
【0021】靴支持体20は更に参照符号86で全体的
に示された靴のかかと端位置決め機構(図3及び図5)
を備えており、この機構は靴支持体20のフレーム上に
担持されたピボット90を中心に回動運動するように実
装されたフレーム部88上に担持された鋳物87を備え
ている。このように、靴のかかと端位置決め機構86は
動作位置(図3に示す)と動作位置から外れた位置との
間で揺動運動するように取り付けられている。このよう
な揺動運動を行うために、更に2個のピストン−シリン
ダ機構92が備えられ、その各々はフレーム部88のそ
れぞれの側に連結され、靴支持体20のフレームの固定
部上に取り付けられている。
【0022】鋳物87によって板部材94が支持され、
この板部材は靴の靴支持体20内の長さデータを提供す
るためにジャック柱22上に載置された靴の背部の継ぎ
目領域と接触可能である。板94はピボット96を中心
にジャック柱22の方向にばね付勢されている。板は靴
と接触すると、ジャック柱から離反する方向へと強制さ
れ、(図3では時計回り方向)ひいてはインダクタンス
・スイッチを起動する。後述するように、このスイッチ
の起動に応答して制御信号が供給される。
【0023】鋳物87上には更に2個のいわゆる座固定
部材100が設けられ、その各々が鋳物上でピボット1
02を中心に揺動運動するようにされている。更に部材
100の一つの後端部はピストン−シリンダ機構104
に連結され、固定部材100が連結棒106によって連
結されていることにより、この固定部材は互いに接近し
て、又は離反して等距離だけ移動せしめられる。固定部
材100が靴のかかと端の方向に等距離に移動すること
によって靴のかかと座が中心に置かれる。すなわち、靴
のかかと座の縦の中心線が靴支持体の縦の中心線と一致
するように位置決めされる。固定部材100は各々固定
パッド108を支持しており、このバッドはかかとの中
腹線の近傍の靴の薄端部の領域と適合する形状にされて
いる。
【0024】鋳物87上には更にかかと座の高さゲージ
装置110(図3)が実装されている。この装置110
は鋳物87上に揺動自在に取り付けられたレバー112
上に担持され、ピストン−シリンダ機構114が前記の
揺動運動を行うために鋳物87の下側に担持されてい
る。前記装置110はこの装置からの対象の距離を検知
できる光電スイッチ(レンジ・ファインダ)の形式であ
る。このような装置は従来形のものであり、容易に入手
できる。
【0025】ジャック柱22は柱116(図3及び図
6)から成っており、その上には前述のように正確な移
動のためにスライド28が実装されている。柱116は
これによって鋳物118の形式のマウント内に支持され
ている靴の底の高さ方向に滑動可能であり、前記鋳物1
18は後述するように、前記靴の幅方向に延びる枢軸1
20(図6)を中心に限定された揺動運動を行うように
実装されている。柱116の高さ方向に移動させるた
め、鋳物118の底端部にはピストン−シリンダ機構1
22が取り付けられ、そのピストン棒は柱116と連動
するように連結されている。更に線形電位差形124が
柱116の移動と連動し、これによって鋳物118に対
する柱116の高い位置を監視することができる。全体
的に参照符号126で示した空気圧作動のバー・ロック
機構は柱116をその調整された高さ位置に鎖錠する動
作を行う。
【0026】ピボット118での鋳物118の限定され
た揺動、すなわちピボット運動を行うため、ピストン−
シリンダ機構128が靴支持体20のフレーム上に実装
され、132の部位で鋳物118に揺動自在に枢軸され
た棒130と連結されている。ピストン−シリンダ機構
128は複動機構である。全体的に参照符号134で示
された別の空気圧式バー・ロック機構が棒130に作用
してこれを鎖錠し、ひいては鋳物118及びジャック柱
130を靴底の長手方向に延びる位置に鎖錠する。
【0027】つま先支持体30のキャリッジ64には更
に全体的に参照符号138で示されたバー・ロック(図
3)も備えられている。この機構はスライド棒78がそ
れを貫通する開口部を有し、支持体142内に揺動自在
に取り付けられたロック板140から成り、ピストン−
シリンダ機構144の作用を受けたこのロック板140
の揺動運動によって板140はスライド棒78に対して
鎖錠される。支持体142自体はピボット143を中心
に限定された揺動運動を行うようにキャリッジ64内に
取り付けられ、この限定は停止棒(図示せず)によって
決定される。この機構の作用は、バー・ロック機構13
8が作動され、板140がスライド棒78と固定係合し
た状態でも、後述する目的でキャリッジがジャック柱2
2から離反する方向で停止棒146により定められた限
定された運動を行うことができるような作用である。
【0028】靴の型合わせを行う場合、操作員が先ず、
つま先の型合わせが既になされている靴を型合わせピン
24上に載せ、次に靴を板部材94の方向に押しやる
と、スライド28及びこれに付随して型合わせピンが靴
の長手方向へと滑動せしめられる。更に、この段階では
ジャック柱の移動を容易にするためにピストン−シリン
ダ機構128によって加えられる平衡圧だけを受けたジ
ャック柱22も板94の方向に移動する。靴の背部の継
ぎ目と板94とが接触すると、インダクタンス・スイッ
チ98が起動されて信号が発生され、これに応答して第
1にかかと座高さゲージ装置110が動作位置から逸れ
た位置から動作位置へと移動され、更に加圧液がピスト
ン−シリンダ機構82に供給され、キャリッジ64、ひ
いてはつま先支持体30をジャック柱22の方向へと移
動せしめる。ピストン−シリンダ機構は先ず前記の移動
を促進するために比較的高圧を加えられた液体が機構8
2に供給され、その後圧力は減圧されるが、キャリッジ
の移動を保持するには充分な圧力である。この段階では
更にブロック32が相互間の間隔を隔てられる。
【0029】つま先支持体30が靴のつま先端ブロック
に到達すると、つま先端の側部がブロック32と接触
し、又、靴のつま先端の先端が片持ち板54のリップ5
4aの下部と接触することによって、片持ち板は逆時計
回り方向に揺動し(図3を参照)、その結果インダクタ
ンス・スイッチ58が起動されることに応答して信号が
発生される。この信号に応答して、第1にバー・ロック
機構138が作動されてキャリッジ64を所定位置に鎖
錠し、その後、液体圧がピストン−シリンダ機構82の
反対側に加えられ、それによってキャリッジ64は支持
板142の揺動運動の制約の範囲内で板部材94から僅
かに後退する。このようにして、靴はこの段階で板94
へと押しやらなくても所定位置に保持される。この状態
で、インダクタンス・スイッチ58の起動に応答して発
生された信号は同時にブロック32を相互の方向に移動
させ、更にピストン−シリンダ機構122への加圧液の
供給に応答してジャック柱の柱116を上昇させる。こ
のように靴を板94の方向に押しやらずに、ひいてはそ
の靴型から外れないように行うことができるジャック柱
の上方移動は、かかと座高さゲージ装置110によって
監視され、この装置は線形電位差計124と連動して、
靴底の中底を靴支持体の高さ基準面へと移動させる。こ
の高さ基準面は機械の前述の拭い面との関連で決定され
る。ブロック32の内向きの運動は、その表面が傾斜し
ていることにより、靴のつま先をリップ54aの下側方
向に押しやり、それによって靴のつま先を所望のつま先
高さの基準面に配置する機能を果たし、同時に靴のつま
先端を中心線に合わせる機能を果たす。
【0030】この点に関連して、機械は加工される靴が
右であるか左であるかに応じて予めセットされ、支持ブ
ロック48はそれに従って、ピン76が突片68のいず
れと係合するかにより確定されて、既に位置決めされて
いることに留意されたい。更に、突片の位置は加工され
る靴のスタイルに従って既に決定されており、これがつ
ま先支持体30の高さにもなる。
【0031】この段階で、かかと座固定材100は内側
に移動されて、そのパッド108はかかとの中腹線の領
域の薄端線のレベルで靴と接触し、これを固定し、且つ
これを中心位置に置く。かかと座の高さゲージ装置11
0はその後、退避される。その後、つま先支持体30を
ジャック柱22から離反するように押しやるためのピス
トン−シリンダ機構82への液圧の供給は中断され、更
にバー・ロック機構44も起動されて、ブロック32を
所定位置に鎖錠する。
【0032】このようにして靴を位置決めした後、その
長さを線形電位差計84によって後続の型合わせ動作の
準備のために“計測”することが可能である。
【0033】本発明に従って機械は更に全体的に参照符
号150で示されるかかと緊締機構(図7、図8及び図
9)を備えており、この機構によって従来型のかかとバ
ンド152を靴支持体20によって支持された靴のかか
と端と係合状態にすることができる。勿論、この機構が
靴のかかと端部と係合するためには、先ず靴のかかと端
位置決め機構86を前記かかと端との係合状態から離脱
させることが必要であることが理解されよう。この目的
のため、前記機構は勿論、前述のようにピボット90を
中心として動作位置へと、又、動作位置から外れた位置
へと揺動運動するようにフレーム部分88上に実装され
ている。
【0034】かかと緊締機構150は2個の後方に延び
る突片156を備えた鋳物154を備えており、この突
片によって鋳物は靴底に対して横方向に延びる支持棒1
58上に取り付けられている。鋳物にはそれぞれの側に
一個ずつ、2個のベルクランク・レバー160が取り付
けられ、その前端(すなわちジャック柱22の方向)は
かかとバンド152の翼部を支持している。レバー16
0の後端部の間にはピストン−シリンダ機構162が支
持され、それによってこの機構の起動によりレバー16
0の前端は互いの方向に、又は互いに離反するように移
動せしめられ、ひいては靴のかかと端部がかかとバンド
152によって緊締され、その後解放されることが可能
である。
【0035】支持棒158自体はその両端でフレーム1
64によって支持され、このフレームは靴支持体により
支持された靴底の幅方向に延びる枢軸166を中心に揺
動自在に軸着されることによって、かかと緊締機構15
0はそれが型合わせピン24により支持された靴のかか
と端と係合可能な動作位置(図8を参照)と、動作位置
から外れた位置(図9を参照)との間を移動することが
できる。ピストン−シリンダ機構168は機械フレーム
の固定位置上に実装され、前記の揺動運動を行うように
フレーム164と連結されている。
【0036】機械は更に参照符号170で全般的に示さ
れたワイパ機構(図10)を備えており、これは基本的
に従来型の構造であり、ピストン−シリンダ機構(図示
せず)の動作によりジャック柱22の方向に、又、それ
から離脱するように滑動可能なワイパ・ヘッド172を
備えている。ワイパ・ヘッドは一対のワイパ板176を
支持しており、このワイパ板はカム板176の作用によ
って靴のかかと端の上で前方、内向きの拭い動作を行
う。ワイパ・ヘッド172は全体が動作位置へと移動可
能であり、この位置はかかとバンド152の背面と接触
し、かかとバンドを靴の背部継ぎ目領域と接触するよう
に移動させるブロック178によって決定される。この
ようにして、ワイパ・ヘッドは常に、ワイパ板の前方、
内向きの拭い運動の開始前に、靴のかかと端に対する所
望の関係を以て位置決めされる。更に詳細に説明する
と、ブロック178はワイパ・ヘッド内に収納され、ジ
ャック柱から離れる方向にばね付勢されているスピゴッ
ト180上に取り付けられ、調整可能な停止ピン182
がブロック内に備えられ、ワイパ・ヘッドに対するブロ
ックの位置を決定するためにワイパ・ヘッドの表面と接
触している。ブロック178にはその対向端に2個の翼
178aを備え、この翼によってブロックはかかとバン
ドの背部継ぎ目領域の対向する両側でかかとバンド15
2の背面と接触し、圧接されている。このように、停止
ピン182の位置を変更することによって、ワイパの前
方及び内向きの拭い運動の前に、ワイパの初期位置相互
間の関係、ひいてはワイパ板が靴の甲皮を拭う量を予め
セットすることができることが理解されよう。
【0037】かかとバンドは移動の最終段階で、前進す
るワイパ・ヘッド172によって靴のかかと端部と係合
するように押圧されるので、かかとバンドは靴のかかと
座が位置する面と平行、もしくはほぼ平行な方向に移動
し、それによって甲皮がその靴型から離脱する危険を最
小限にすることが理解されよう。このような離脱はバン
ドがアーチ状の経路を辿ってこれと固定係合状態になる
場合には当然起こり得るものである。
【0038】靴のかかと端が前述のようにしてかかとバ
ンドと係合した後、ピストン−シリンダ機構162が作
動して靴の側部に対する緊締圧によってかかとバンド1
52の翼を閉じる。
【0039】靴支持体20には座固定部材100に加え
て、2個の付加的な、もしくは補助的な側部固定部材1
84(図5)が備えられ、これはそれぞれの側に一個ず
つ、靴支持体のフレーム部分上に取り付けられ、ピスト
ン−シリンダ機構186の動作によって靴支持体により
支持された靴と係合するように移動可能である。後に説
明するように、勿論かかと端位置決め機構86の一部を
形成する座固定部材100が、かかとバンド152が靴
のかかと端と係合状態による前に退避されると、側部固
定部材184はつま先支持体30と協同して靴を靴支持
体に固く保持する。
【0040】本発明に従った機械は更に参照符号190
で全体的に示された接着材供給装置(図12)を備えて
いる。この装置190は2個のノズル192を備えてお
り、その各々が融解室194と、参照符号196で全体
的に示された給送機構(図1を参照)とに連結してお
り、この給送機構によって接着材を融解室194に給送
することができる。いずれにせよ、この給送機構196
は米国特許第4,599,759号明細書に記載されているの
で、ここでは詳細には説明しない。
【0041】ノズル192は中底の対向する両側の境界
部に沿った別個の経路を辿り、各々の経路は任意の適当
な制御を受けるが、プログラム制御を受けることが好ま
しい。2個のノズルは同様に実装されており(しかし、
鏡面対称ではない)、ここではその一個だけを説明す
る。
【0042】機械の主フレームの外側に沿って、キャリ
ッジ200がその上を移動可能である2本の平行なスラ
イド棒198(図11及び図12)が延びている。その
ために、ステップモータ202がギヤボックス203を
介して、対向する両端にドライブ・プーリ205を有す
る駆動軸204を駆動する機能を果たす。各プーリの周
囲にはキャリッジ200と連結されたタイミング・ベル
ト206が張設されてる。遊び車207はスライド棒1
98の対向する両端に配置されている。
【0043】キャリッジ200から直立しているブラケ
ット208(図12)上には、ピボット209を中心に
揺動するようにレバー210が取り付けられ、一方、こ
のレバー上にはキャリヤ・ブロック212が支持されて
いる。キャリヤ・ブロック212はキャリヤ・ブロック
212に固定されたブロック218上に拘束されて支持
されている玉ねじ216を駆動するステップモータ21
4を支持している。玉ねじ216には駆動ブロック22
0が連動するように連結され、この駆動ブロック上には
キャリヤ・ブロック212により支持されたスライド棒
224に沿って滑動するように板222が担持されてい
る。融解室194は板222の端部のブラケット223
によって支持されているので、ステップモータ214の
動作により靴底に対して横方向に移動可能である。この
ようにして、又、ステップモータ200の動作によるノ
ズル用のキャリッジ200の長手方向への移動により、
ノズル192を靴底に沿ってX及びY方向に追跡させる
ことができる。
【0044】靴底の輪郭の高さ方向の変化に適応するた
め、レバー210はキャリッジ200上に実装されたピ
ストン−シリンダ機構226の動作により、ノズルと靴
底との接触を保持するようにピポット209を中心にし
て移動される。
【0045】本発明に従った機械は更に、参照符号23
0で全体的に示された2個の側部型合わせアセンブリを
備えている。これらのアセンブリも鏡面対称であるの
で、その内の一個だけを図8及び図10を参照して説明
する。各々の側部型合わせアンセブリ230は、軸受2
34内に支承され、参照符号236で総称されたベルト
及びプーリ・システムを介してモータ238によって駆
動される型合わせローラ231を備えている。説明して
いるアセンブリ230の部品は全て支持板240上に装
着され、この支持板自体は枢軸242を中心に揺動運動
するように鋳物244上に実装されている。このような
揺動運動を行うために、ピボット242にわん曲の中心
を有するギヤ・セグメント246が板240上に取り付
けられ、ドライブ・プーリ242と噛合している。この
ドライブ・プーリは参照符号250で総称されたタイミ
ング・ベルト及びギヤの別のシステムを介して鋳物24
4錠に実装されたステップモータ252の出力軸によっ
て駆動される。このように、ステップモータ252は枢
軸242を中心にした型合わせローラの傾斜角を制御
し、それによってローラは加工中の靴底の幅方向の輪郭
に適応することができることが理解されよう。
【0046】鋳物244自体はキャリヤ・ブロック25
4上に形成された突片256の内側に延びる片持ち軸2
54上で揺動運動するように取り付けられ、前記キャリ
ヤ・ブロック自体はキャリッジ200上に形成された突
片262によって対向する両端で支持された別の軸26
0上に担持されている。更に、軸260上には突片26
2の相互間にピストン−シリンダ機構264用のマウン
ト263が取り付けられており、前記機構によって鋳物
244は、型合わせローラが靴底に沿って次第に動作さ
れる際に、型合わせローラが靴底に対して保持される方
向に押圧される。
【0047】本発明の機械は更に軸260を中心にした
キャリヤ・ブロック258の揺動運動を行うための装置
を備えており、この装置はキャリッジ200上に設けら
れ、キャリヤ・ブロック258と一体の内向きアーム2
72に固定された板270に作用せしめられる2個のピ
ストン−シリンダ機構266、268から成っている。
ピストン−シリンダ機構266は一般にそのピストン棒
が完全に伸びるように、又、この場合は型合わせローラ
の先端が図13に実線で示す靴支持体20の縦の中心線
に、又はその近傍に保持されるように起動する。この状
態で、ピストン−シリンダ機構268のピストン棒は、
ピストン−シリンダ機構266が起動停止したときにこ
のピストン棒が更に伸びるか、又は完全に引っ込むこと
ができるように、中間位置にある。このようにして、ピ
ストン−シリンダ機構268はキャリヤ・ブロック25
8を揺動運動させるように作用し、その結果、型合わせ
ローラは、図13に点線で示した靴支持体20の縦の中
心線を越えて押圧されるか(機構268のピストン棒が
伸長した場合)、又は前記縦の中心線の近傍から引っ込
められる。(前記ピストンが引っ込んだ場合)2個の型
合わせローラは、一個が縦の中心線を越えて移動すると
他の一個は引っ込められ、あるいはその逆にされて、衝
突を防止するように相互に作動されなければならないこ
とが当然理解されよう。このいわゆる“ショギング”運
動の目的は型合わせローラが靴支持体の中心線に対して
対称ではない靴底の対向する境界部に沿って、又、ロー
ラの一つは正に、特に端部の方向に向かって前記縦の中
心線と交差する境界部に沿って追跡することができるよ
うにすることである。
【0048】ジャック柱22の鋳物188は枢軸120
を中心に限定された揺動運動を行うように取り付けられ
たことを想起されたい。枢軸120はピポット・ピンの
形態であり、このピン自体は機械の固定フレーム部に固
定されたピボット302を中心に揺動可能である。レバ
ー300の対向端は片持ち面を備え、この面に対してダ
イアフラム式のピストン−シリンダ機構306のピスト
ン棒304が作用することができ、この機構306は更
に機械の固定フレーム部分上に取り付けられている。こ
のようにして、後述するように、型合わせピン24上に
支持された靴のかかと座に圧接する圧力を加えることが
できる。
【0049】更に、前述したように、かかと緊締機構1
50は支持棒158上に実装されている。一方、この棒
は枢軸166を中心に揺動可能なフレーム164内に支
持されている。更にこの支持棒158はフレーム164
内で限定された回動運動が可能に実装され、支持棒の対
向する両端は前記フレームの端で軸受310(図7、図
8及び図9)内に軸支されている。更に、支持棒158
の右端(図7を参照)にはギヤ312を設け、このギヤ
の周囲には鎖314が張設され、その対向する両端は各
々ピストン−シリンダ機構318のピストン棒に固定さ
れている。これらの機構318は互いに連動して、鎖3
18の緊張状態を保持し、更にギヤ312を回動させ、
ひいては支持棒158をその回転軸を中心に回動させ
る。更に、このような回動運動を制限するため、2本の
バー320がフレーム164に固定され、その各々が2
個の隣接する停止ピン322を支持している。ピン32
2はブロック324との係合によって、支持軸158の
回転量を、ひいてはかかと緊締機構150の回転量を制
限する機能を果たす。このようなブロックは支持棒15
8の各端部に一個ずつ2個設けられている。
【0050】棒158の回転軸を中心としたかかと緊締
機構の回動によって、靴のかかと端部がかかとバンド1
52によって緊締状態に保たれている場合は、前記の靴
は機械の動作部位から移動され、同時に転倒されること
が理解されよう。
【0051】靴を機械から取り外す際にかかとバンドと
連動するため、機械の後部を取り出し位置でかかとバン
トと位置合わせされて配置された靴受理プラットフォー
ム330(図9)が取り付けられている。プラットフォ
ーム330はその上に載置された靴を、多重管路機械で
ある、基本的に英国特許第2,088,195 号明細書に記載さ
れている形式の熱供給装置の種々の管路へと選択的に前
進させることを促進することを意図している。この目的
のため、プラットフォーム330は一端でスライド33
2と連結され、他端では重み付きブロック334を担持
しているベルトの形式にされており、スライド332が
機械の動作部位から離反して熱供給装置の方向に前進さ
れると、ブロック334は垂直に滑動可能であることに
よって、靴が次第に少なくなるベルト部分から前記装置
の管路の一つへと移送される際に、ベルト330を緊張
した状態に保持するように構成されている。更に詳細に
述べると、ベルト330は機械の動作部位により近い端
部に、靴を機械の動作部位から取り出すためにかかとバ
ンド152が揺動される際に、靴のかかと端部が載置さ
れるパッド336を有している。スライド332はフレ
ーム部340によって担持されたスライド棒338上で
滑動するように実装され、その滑動運動を行うため、空
気圧式アクチュエータ342がスライド332上に取り
付けられたブロック343と連動する。更に、スライド
にはアーム344が連結されており、このアームはV形
の靴接触部材346を有し、先ず動作位置から逸れた位
置から移動して前記部材346を靴のかかと端の背部継
ぎ目領域と接触せしめ、次に靴をプラットフォーム33
0に対して押しやることによって、靴のかかと端をパッ
ド336から移動させるように揺動自在に実装されてい
る。このような揺動運動を行うため、前述のように別の
ピストン−シリンダ機構348が備えられている。
【0052】靴取り出し動作中は、靴をプラットフォー
ム330上に載置した後、かかとバンドは靴のかかと端
を解放せしめられ、その後、アーム344の前述の動作
の前に、スライド332が靴のかかと端をバンド内部か
ら取り出すために動作部位から離れた方向に僅かに移動
され、その後、バンドは次の型合わせ動作の準備位置へ
と戻ることができる。
【0053】フレーム340自体はこれによって支持さ
れた靴の横方向に滑動するように取り付けられ、そのた
め、機械の背部のフレーム352(図2)内に固定的に
支持された横スライド棒350上に実装されている。こ
のようにしてフレーム340は機械を横切って熱供給装
置の複数個の管路の各々と位置合わせされた位置の相互
間を滑動することができ、ひいてはプラットフォーム3
30を選択された管路と位置合わせすることがてきるの
で、靴は連続的に順次熱供給装置の連続する管路へと装
填され、その後、プラットフォーム330が装填位置に
ある元の位置へと戻される。フレーム340の滑動運動
は前述のように空気圧式アクチュエータ352によって
行われ、その動作の制御はプログラム制御であることが
好ましい。
【0054】靴が靴支持体20によって支持された状態
で前述の機械を使用する際は、先ずピストン−シリンダ
機構186の起動によって側部固定部材184が靴の方
向に内側に移動されることによって機械サイクルは開始
される。同時に、接着材供給装置190のノズル192
がピストン−シリンダ機構226の動作によって、靴の
背部継ぎ目領域のつま先方向の中底と接触するように下
方に移動し、その後、接着材供給装置はキャリッジ20
0に作用するステップモータ202の動作によってかか
と方向へと移動される。この段階で、ノズルは互いに密
接しているので、ノズルは背部継ぎ目領域と中底縁部の
近傍の位置へと移動する。型合わせ境界部が予めフラン
ジ内部分にある場合は、ノズルはこのようなフランジ内
部分の下を移動する。この位置で接着材供給機構196
は始動され、そこでステップモータ214とステップモ
ータ202の作用で接着材がノズルから中底へと供給さ
れ、ノズルは中底の縁部と平行であることが好ましい所
定の経路に沿って移動せしめられ、靴底の背部継ぎ目領
域から、既に型合わせされている靴のつま先部へとつま
先方向へと接着材が供給される。
【0055】前記の経路は従来の手段で制御することが
できる。例えば、そして好ましくはノズルの経路は座標
軸値によって予めディジタル化され、この数値は前述の
ステップモータに直接適用することができる。経路は便
利に左と右の靴で反転可能であり、更に、線形電位差計
84によって計測された靴の長さに応じて経路が段階付
けされる。
【0056】この段階で、未だ靴底と接触していないロ
ーラはモータ238の動作によって回動を開始され、ノ
ズルがノズルとローラとの間隔とほぼ等しい距離だけ
(前述の機械の場合は約75mm)、靴のかかと中腹線領
域から前方に充分に移動すると、ローラはピストン−シ
リンダ機構264の作用で下方に移動し、靴の甲皮の型
合わせ境界部と接触する。更に、前述のように型合わせ
ローラ232が回動することによって、各々のらせん状
リブ機構294が接触点で前記の型合わせされる境界部
の拭い運動を行い、更に前記型合わせ境界部を中底の対
応する境界部に対して押圧し、それによって既に供給さ
れている接着材によって2つの境界部が接着せめしられ
る。
【0057】機械の各側でノズルと側部型合わせローラ
は共通のキャリッジすなわちキャリッジ200上に実装
されているが、これらは別個の幅方向運動及び高さ方向
運動さえ可能であるので、前記ノズルとローラの双方は
靴底に沿って追跡可能であり、その動作経路は別個に終
端することが可能である。プログラム制御が備えられて
いる場合は、靴底の既につま先が型合わせされた部分は
“教示”されることができ、従って、ノズル、及びその
後でローラが前記の境界領域を横切った後は、これらは
確実に上昇されることができる。更に、セメント給送機
構196は教示された位置から約20ないし30mmでス
イッチ・オフされるので、ノズル経路の終端で接着材が
余剰することはなく、更に、給送機構196は前記のス
イッチ・オフに引き続いて接着棒の給送が反転可能であ
ることによって、接着材がノズル端部から再吸引され、
それによってセメントの垂れ下がりや、不要なセメント
の沈積を防止できるように構成されている。
【0058】ローラ232が一旦靴底と接触すると、靴
のかかと端位置決め機構86は靴を不安定にすることな
くその動作位置から逸れた位置へと移動させることがで
きる。この段階で靴は勿論側部固定部材184とつま先
支持体30とによって保持され、同時にローラ自体によ
り加えられる下方への押圧力による安定作用を受ける。
靴のかかと位置決め機構84が移動さると、かかと緊締
機構150はその枢軸166を中心にして靴のかかと端
と密接する位置へと移動するが、かかと端と接触する直
前に停止する。この状態で、ワイパ機構170のワイパ
・ヘッド172は前進され、ブロック178はその翼1
78aでかかとバンド152の背部と接触してこれを靴
の方向の前記領域へと押しやる。このようにして、ワイ
パ・ヘッド172は靴のかかと端に応じて正しい位置へ
と位置決めされる。更に、かかと緊締運動の型合わせ部
分はこのように靴底と平行であることによって、靴のか
かと端がその靴型から外れる傾向が防止される。(これ
はかかとバンドが純粋にアーチ状の運動を行う場合には
発生し得る)次にかかとバンド152の翼部はピストン
−シリンダ機構162の動作によって靴のかかと端を包
むような接触状態へと押圧され、そこで側部固定部材1
84は引っ込むことができる。
【0059】靴をこのようにして固定した状態で、ジャ
ック柱22の柱116をその高さ位置に保持するバー・
ロック機構126は解除され、ピストン−シリンダ機構
122によって上方に生びる圧力が加えられ、そこでワ
イパ板174が内側に移動されて靴のかかと座領域内の
型合わせ境界部の上を拭い、前記の上方に加わる圧力が
保持されている間に、前記境界部を中底の対応する境界
部へと押圧する。(この段階では勿論、つま先支持体3
0がそれによって保持されているバー・ロック機構13
8はその動作位置で作動していることが理解されよ
う。)
【0060】ワイパ板174がその拭い位置にある状態
で、バー・ロック機構126は再度作動されて柱116
を鋳物118に対して鎖錠し、次にレバー200を介し
て作動するダイアフラム式ピストン−シリンダ機構20
6により柱と鋳物の合成ユニット116、118へと定
着圧力が加えられる。この定着圧は靴をワイパ板174
の下側に向かって上方に押圧する。定着圧は拭われた型
合わせ境界部と、中底の対応する境界部との接着を強化
するのに必要な時間だけ継続して加えられる。
【0061】この休止時間の終了時に、定着圧は解除さ
れ、ワイパ・ヘッド172は退避され、ワイパ板174
はワイパ・ヘッド172内に退避すると共に、バー・ロ
ック機構126が解除され、柱116が鋳物118内に
退避され、同時に片持ち板/基準面54とブロック32
が退避されて靴のつま先端を解放する。この時点では靴
はかかとバンド152によってのみ保持されていること
が理解されよう。次にかかと緊締機構150が軸166
を中心に動揺せしめられて、靴を機械の動作部位から移
動し、その後、靴のかかと端部位置決め機構86は次の
靴の加工の準備用に前記動作位置へと復帰可能であり、
この時点でジャック柱22の柱116もその装填位置へ
と戻る。靴は依然としてかかとバンド152によって保
持されているが、動作位置からは径方向に移動された状
態で、バンドはブロック324と係合可能である停止ピ
ン322のセッティングに従って約180°だけ支持棒
158の軸を中心に回動される。このような回動の後、
靴はプラットフォーム330上に載置され、そのかかと
端はパッド336上に載置される。パッド336は2つ
の機能を果たす。第1にパッドは靴をプラットフォーム
330上で安定させる。第2にパッドは靴底とプラット
フォームとの摩擦接触を増大させる。
【0062】この状態でかかとバンド152はピストン
−シリンダ機構162の起動によって靴のかかと端部を
解放し、その後、プラットフォーム330は僅かな距離
を前進して靴をバンドの領域から移動させる。パッド3
36は靴をプラットフォームと共に確実に移動させる機
能を果たす。次にかかとバンド152は支持棒158の
軸を中心に再度回動して、次の靴の加工の準備態勢にな
る。その後、アーム344はその枢軸を中心に揺動し、
靴のかかと端部と接触して、前述のようにプラットフォ
ームの移動と共に靴が確実に移動するように作用する。
更に、靴のかかと端と接触するVブロックを担持するア
ームは靴の前進運動中にかかと端部を再度限定された範
囲で制御する機能を果たす。その後、フレーム340は
機械の後部を横切って、その装填位置から熱供給装置の
管路の一つと位置合わせされた位置へと移動する。次に
スライド332がピストン−シリンダ機構342の動作
により前進せしめられ、プラットフォーム342によっ
て支持された靴を選択された管路へと前進させる。その
後、スライド332は初期位置へと退避され、そこで既
に型合わせされた別の靴を受理することができる。
【0063】ワイパ・ヘッド172が前述のように退避
された後、ノズル192用のキャリッジ200と側部型
合わせアセンブリ230は退避し、その初期位置に戻っ
て、機械の次の動作サイクルの準備態勢に入ることがで
きる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、靴の型合わせ動作
が終了した後に、靴支持体を機械の動作部位から移動す
る必要がある別個の自動移送装置に依存することなく、
靴を迅速に移動することができるので、自動移送装置を
使用した場合のように、靴が機械の動作部位に位置する
動作部品と抵触しないために靴の支持体自体を機械の動
作部位から移動する必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による靴の甲皮の側部及び座部を型合わ
せするための靴型合わせ機械を部分破断して示した正面
傾斜図である。
【図2】本発明の靴型合わせ機械の靴取り外し装置を特
に示した図1の靴型合わせ機の背面傾斜図である。
【図3】図1及び図2の靴型合わせ機械の一部を形成す
る靴支持体の部分側面図である。
【図4】前記靴支持体のつま先支持体の細部を示す図3
の矢印IVに沿った断面図である。
【図5】靴支持体のかかと端位置決め機構の細部を示す
部分正面図である。
【図6】靴支持体の一部を形成するジャック柱の細部を
示す詳細図である。
【図7】靴支持体の一部を形成するかかと緊締機構の細
部を示す詳細図である。
【図8】かかと緊締機構が型合わせピンによって支持さ
れている靴のかかと端を固定することができる動作位置
にあるかかと緊締機構及びその支持体の細部を示した詳
細図である。
【図9】動作位置から逸れた位置にあるかかと緊締機構
を含む靴型合わせ機の靴取り外しシステムの詳細図であ
る。
【図10】本発明による靴型合わせ機械のワイパ・ヘッ
ドの詳細図である。
【図11】本発明による靴型合わせ機械の接着材供給装
置用のキャリッジ及び側部型合わせアセンブリを示す部
分側面図である。
【図12】靴型合わせ機械の接着材供給装置の詳細図で
ある。
【図13】靴型合わせ機械の側部型合わせアセンブリの
詳細図である。
【符号の説明】
20 靴支持体 22 ジャック柱 24 型合わせピン 26 スライド 28 スライド 30 つま先支持体 32 ブロック 34 レバー 34a 分岐端 36 ピボット 38 ブロック 40 ピストン−シリンダ機構 42 枢軸 44 バー・ロック機構 46 スライド棒 48 支持ブロック 50 玉ねじ 52 ステップモータ 54 片持ち板 60 枢軸 64 キャリッジ 66 ピストン−シリンダ機構 68 突片 70 管路 74 ステップモータ 76 ピン 78 スライド棒 80 方形棒 82 ピストン−シリンダ機構 83 フレーム部 84 線径電位差計 86 かかと端位置決め機構 87 鋳物 88 フレーム部 90 ピボット 92 ピストン−シリンダ機構 94 板部材 96 ピボット 98 インダクタンス・スイッチ 100 座固定部材 102 ピボット 104 ピストン−シリンダ機構 106 連結棒 108 固定パッド 110 かかと高さゲージ装置 112 レバー 114 ピストン−シリンダ機構 116 柱 118 鋳物 120 枢軸 122 ピストン−シリンダ機構 124 線計電位差計 126 バー・ロック機構 128 ピストン−シリンダ機構 130 棒 132 連結部 134 バー・ロック機構 140 ロック板 142 支持板 143 ピボット 144 ピストン−シリンダ機構 146 停止棒 150 かかと緊締機構 152 かかとバンド 154 鋳物 156 突片 158 支持棒 160 レバー 162 ピストン−シリンダ機構 164 フレーム 166 枢軸 168 ピストン−シリンダ機構 170 ワイパ機構 172 ワイパ・ヘッド 174 ワイパ板 176 カム板 178 ブロック 178a 翼部 180 スピゴット 182 停止ピン 184 側部固定部材 186 ピストン−シリンダ機構 188 鋳物 190 接着材供給装置 192 ノズル 194 融解室 196 給送機構 198 スライド棒 200 キャリッジ 202 ステップモータ 204 駆動軸 205 ドライブ・プーリ 206 タイミング・ベルト 208 ブラケット 209 ピボット 210 レバー 212 キャリヤ・ブロック 214 ステップモータ 216 玉ねじ 218 ブロック 220 ブロック、 222 板 223 ブラケット 224 スライド棒 226 ピストン−シリンダ機構 230 側部型合わせアセンブリ 232 型合わせローラ 234 軸受 236 ベルト・プーリ・システム 238 モータ 240 支持板 242 枢軸 244 鋳物 246 ギヤ・セグメント 248 ドライブ・プーリ 250 タイミング・ベルト 252 ステップモータ 254 片持ち軸 256 突片 258 キャリヤ・ブロック 260 枢軸 262 突片 263 マウント 264 ピストン−シリンダ機構 266 ピストン−シリンダ機構 268 ピストン−シリンダ機構 270 板 272 アーム 300 レバー 302 ピボット 304 ピストン棒 306 ピストン−シリンダ機構 310 軸受 312 ギヤ 314 鎖 318 ピストン−シリンダ機構 320 バー 322 停止ピン 324 ブロック 330 プラットフォーム 332 スライド 334 ブロック 336 パッド 340 フレーム部 342 空気圧アクチュエータ 343 ブロック 344 アーム 346 V形靴接触部材 348 ピストン−シリンダ機構 350 スライド棒 352 空気圧アクチュエータ
フロントページの続き (72)発明者 フランシス バリー シヤープ イギリス レスター エルイー7 8エヌ エフ シストン フオツスウエイ 47 (72)発明者 マーク クウイーベル ブラザーウイツク イギリス レスターシヤー エルイー12 7デイーエツクス マウントソーレル ク ラウド リー 6 (72)発明者 アレン サンダーソン イギリス レスターシヤー エルイー12 7エヌテイー ラフボロー シルビー コ リングウツド ドライヴ 16

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 靴の側部及びかかと座部分を靴型に合わ
    せる機械であって、 靴型上の甲皮と、靴型底部の中底とから成る靴を底部を
    上にして転倒して支持する靴支持体(20)と、 該靴支持体(20)の各々の側に一個づつ配設された2
    個の側部靴型合わせアセンブリ(230)と、 一対のワイパ板(174)から成るかかと座ワイパ機構
    (170)とから成る靴の側部及びかかと座部分を靴型
    に合わせる機械であって、 前記靴支持体(20)が、 靴型の型合わせピン・ホールを受ける型合わせピン(2
    4)と、 型合わせピン(24)によって支持された靴のつま先端
    を支持するつま先支持体(30)と、 かかと座ワイパ機構(170)の動作に先立ち、前記靴
    のかかと端を固定するかかと緊締機構(150)を有す
    る前記機械において、 該かかと緊締機構(150)をそのかかと端が固定され
    た靴に対して横に延びる枢軸(158)を中心に回動運
    動するように取りつけたことにより、 かかと座を靴型に合わせる動作が靴のかかと座で行われ
    た後、靴のかかと端がかかと緊締機構(150)による
    固定状態を保っている間に型合わせピン(24)が引き
    抜かれた後に、該かかと緊締機構(150)の回動が靴
    を機械の動作部位から移動するように作用すると共に、 前述のように回動されたときにかかと緊締機構(15
    0)によって保持されている靴を受ける靴受理装置(3
    30)を備え、靴が前記緊締機構(150)から前記靴
    受理装置(330)へと解放されることを特徴とする機
    械。
  2. 【請求項2】 かかと緊締機構(150)の回動が前述
    のように前記靴受理装置(330)へと解放された靴を
    転倒させるように作用することを特徴とする請求項1に
    記載の機械。
  3. 【請求項3】 靴受理装置(330)がプラットフォー
    ム(330)を備え、該プラットフォームは複数の位置
    の間で移動可能であり、該位置の各々で別の機械の作業
    ステーションと位置合わせされ、該プラットフォーム
    (330)から、その上に設置された靴をプラットフォ
    ーム(330)が前述のように位置合わせされた作業ス
    テーションへと前進させることが可能であることを特徴
    とする請求項1及び2のいずれか1項に記載の機械。
  4. 【請求項4】 該プラットフォーム(330)が可撓部
    材(330)のほぼ平坦な部分から構成され、機械の動
    作部位から離れた該可撓部材の端は滑車又はこれに類す
    る部品を越えて延び、該滑車又はこれに類する部品を越
    えた該部材(330)の部分は該平坦部分の平面から角
    度を以て延び、プラットフォーム(330)を構成する
    部分がその上に載置された靴を同伴して前進すると、前
    記部分は前記平面から次第に離れ、ひいては前記靴を位
    置合わせされた作業ステーション上に解放するように構
    成されたことを特徴とする請求項3に記載の機械。
  5. 【請求項5】 靴がプラットフォーム(330)上に最
    初に受理された後にプラットフォーム(330)は一定
    距離を前進して、靴をかかと緊締機構(150)から解
    放し、その後、該かかと緊締機構が動作位置から外れて
    回動されることを特徴とする請求項3及び4のいずれか
    1項に記載の機械。
  6. 【請求項6】 プラットフォーム(330)と共に移動
    するように押出し部材(344)を設け、該部材(34
    4)はそれがプラットフォーム(330)上に受理され
    た靴と接触する動作位置と、動作位置から外れた位置と
    の間を移動可能であることを特徴とする請求項3乃至5
    のいずれか1項に記載の機械。
  7. 【請求項7】 かかと緊締機構(150)が靴支持体
    (20)の型合わせピン(24)により支持された靴の
    かかと端を締めつけるようにこれと係合可能な動作位置
    と、動作位置から外れた位置との間を移動可能であると
    共に、 該かかと緊締機構(150)が前記靴が靴型に合わせら
    れた後に、該機構によって固定された靴を同伴して動作
    位置から外れた位置へと移動され、その後、前記の位置
    でかかと緊締機構(150)が前述のように回動される
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載
    の機械。
  8. 【請求項8】 靴支持体(20)が更に靴のかかと端位
    置決め機構(86)を備え、該かかと端位置決め機構
    は、 型合わせピン(24)を靴の長手方向に位置合わせする
    ために型合わせピンにより支持された靴のかかと端によ
    り接触可能な基準部材(94)と、 前記靴のかかと座領域で靴底の高さを設定可能であるか
    かと座高さゲージ装置(110)とを備えており、且
    つ、 該かかと端位置決め機構(86)とかかと緊締機構(1
    50)とは各々動作位置と動作位置から外れた位置との
    間で移動可能であり、該位置決め装置(86)が先ずそ
    の動作位置へと移動されることによって、型合わせピン
    (24)により支持された靴を前述のように位置決め
    し、その後、前記機構(86)が動作位置から外れた位
    置に移動され、かかと緊締機構(150)がその動作位
    置へと移動される構成であることを特徴とする請求項1
    乃至6のいずれか1項に記載の機械。
  9. 【請求項9】 かかと緊締機構(150)はそれが前述
    のように靴と固定係合状態にある間に、回動運動が行わ
    れる前にその動作位置から外れた位置へと移動されるこ
    とを特徴とする請求項8に記載の機械。
  10. 【請求項10】 型合わせピン(24)は型合わせピン
    (24)により支持された靴のかかと座領域を所望の高
    さ位置に移動するように、マウント(118)内で高さ
    方向に滑動するように立設された柱(116)により担
    持され、該柱(116)を該マウント(118)上の所
    定位置に固定するためのロック機構(126)を設けた
    と共に、 該マウント(118)は靴底の横方向に延びる枢軸(1
    20)を中心に揺動運動するように実装されたことによ
    って、靴のかかと端が前記基準部材(94)と接触する
    位置へと移動することを容易にしたことを特徴とする請
    求項8及び9のいずれか1項に記載の機械。
JP4111017A 1991-04-30 1992-04-30 靴の側部及びかかと座部分を靴型に合わせる機械 Pending JPH05146305A (ja)

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JP (1) JPH05146305A (ja)
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BR (1) BR9201709A (ja)
CS (1) CS130792A3 (ja)
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