JPH05146162A - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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Publication number
JPH05146162A
JPH05146162A JP3328385A JP32838591A JPH05146162A JP H05146162 A JPH05146162 A JP H05146162A JP 3328385 A JP3328385 A JP 3328385A JP 32838591 A JP32838591 A JP 32838591A JP H05146162 A JPH05146162 A JP H05146162A
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JP
Japan
Prior art keywords
wave
modulated
output voltage
bias
carrier
Prior art date
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Application number
JP3328385A
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English (en)
Inventor
Shoji Mizoguchi
昭次 溝口
Hidenori Kotono
英徳 琴野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 いかなる出力電圧指令であっても、高調波含
有量の少ない出力電圧を得ることのできるインバータ装
置を提供することを目的とする。 【構成】 中性点クランプ形のインバータ装置におい
て、所定値正側あるいは負側にバイアスさせた2種のバ
イアス変調波を搬送波と比較し、バイアス変調波の振幅
が搬送波の振幅より大きい場合は越えた分を越えない他
のバイアス変調波発生波に加える操作を行って2つの変
調波を発生させる変調波発生部44と、上記2つの変調
波と搬送波を比較し、両変調波が搬送波よりともに大き
いなら正、ともに小さいなら負に、大小異なっている中
性に出力電圧を決定するように制御するゲート信号発生
部45を具備した構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は中性点クランプ形PW
Mインバータにおけるインバータ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図3は例えばピーイーエスシー’88
レコード(エイプリル 1988)ピー1255〜ピー
1262(エー ノーベル アプローチ トゥ ザ ゼ
ネレーション アンド オプティミゼイション オフ
スリーレベル ピダブルエムウェーブ ホームズ ビ
ー.ベリアートス,ピー.マスイズ,イー.タタキイ
ス,ジー.ビインヂェン)[PESC’88 RECO
RD(APRIL 1988)P1255〜P1262
(A NOVEL APPROACH TO THE
GENERATION AND OPTIMIZATI
ON OF THREE−LEVEL PWM WAV
E FORMS B.Velaerts,P.Math
ys,E.Tatakis,G.Bingen)]に示
された従来の中性点クランプ形インバータの主回路ブロ
ック図である。
【0003】図3において、14〜17,18〜21,
22〜25はそれぞれ直列に接続されたU.W.V相の
スイッチング素子としてのゲートターンオフサイリスタ
であり、これ等は直流電源端子E,−E間に互いに並列
に接続されている。26・27,28・29,30・3
1は各相U.W.Vのゲートターンオフサイリスタの第
1番目と第2番目の接続点および第3番目と第4番目の
接続点間に直列に接続されたダイオード、32〜43は
上記ゲートターンオフサイリスタ14〜25のそれぞれ
と並列に接続されたダイオードである。0は中性点端
子、U.V.Wは各相の出力端子である。
【0004】次に上記主回路ブロック図の動作を説明す
る。いま、ゲートターンオフサイリスタ14〜17を例
にとると、ゲートターンオフサイリスタ14と16,1
5と17はそれぞれ反対にスイッチングを行う。ゲート
ターンオフサイリスタ14をオン、同15をオンと決め
ると、同16,17はオフとなり、U相の出力端子電圧
は+Eとなる。また、ゲートターンオフサイリスタ14
をオフ、同15をオンと決めると、同16はオン、同1
7はオフに決まり、U相の出力端子電圧は0になる。ゲ
ートターンオフサイリスタ14をオフ,15をオフと決
めると、同16,17はともにオンに決まり、U相の出
力端子電圧は−Eになる。
【0005】上記ゲートターンオフサイリスタ14と1
5のスイッチングパターンを決める方法として、図4に
示されているダイポーラ変調がある。このダイポーラ変
調法は2つの変調波Vu1,Vu2と搬送波Aによりゲート
信号を得るもので、図4において、上側の変調波Vu1
搬送波Aとの比較でゲートターンオフサイリスタ15の
スイッチングパターンが得られ、下側の変調波Vu2と搬
送波Aとの比較でゲートターンオフサイリスタ14のス
イッチングパターンが得られる。この各変調波Vu1,V
u2には、2つの変調波Vu1,Vu2の振幅Hが1を越えな
い。一方の変調波の振幅Kが振幅Hを越えないといった
制限を付けることで、変調波Vu1,Vu2が搬送波Aより
大きくならない範囲でインバータを動作させて、スイッ
チング回数の減少を抑えている。
【0006】図5はダイポーラ変調と他の変調方式との
比較のため、変調波の振幅Kに対する損失係数σを示し
ているが、この損失係数σは高周波の含有量を比較する
のによい指標である。振幅Kが1に近い値の時には、バ
イポーラ変調、つまり、単調に、+Eと−Eを切り換え
て出力電圧とする方法とほぼ等しい高周波を含むことに
なる。
【0007】図6は例えば特開平3−159570号公
報に示された高周波成分を低減できる2種類の変調波を
利用した中性点クランプ形インバータ装置の具体構成を
示す回路図であり、前記図3と同一部分には同一符号を
付して重複説明を省略する。
【0008】図6において、1は各相の出力端子U.
W.Vに接続した負荷としての交流電動機、2は搬送波
発振器、3,4は外部から与えられる出力電圧指令Vu *
とバイアス値出力回路5,6から与えられるバイアス値
とを加算する加算器、7,8は搬送波発振器2から与え
られる搬送波と加算器3,4から与えられる変調波
u1,Vu2とを比較する比較器であり、この比較器7,
8の出力を直接U相のゲートターンオフサイリスタ1
4,16のゲートにゲート信号として供給するとともに
否定回路9,10を介してU相のゲートターンオフサイ
リスタ15,17のゲートにゲート信号として供給する
構成である。なお、図6はU相のゲート信号供給回路の
みを示している。11は直流電源、12,13は直流接
続して直流電源11と並列に接続した容量の等しいコン
デンサであり、この直流電源11とコンデンサ12,1
3で直流回路を構成している。
【0009】以下、図6について、U相のゲートターン
オフサイリスタ14〜17のゲート信号発生の動作を説
明する。いま、出力電圧指令Vu *にバイアス値発生回路
5,6から与えられたバイアス値を加算器3,4で加算
し、この各加算器3,4の加算出力を搬送発振器2で作
られた搬送波とそれぞれ比較器7,8で比較してゲート
信号を得る。
【0010】図7は加算器3,4から出力された変調波
u1,Vu2と搬送波A、ゲート信号および出力電圧の関
係を示すタイミング図である。前記ダイポーラ変調の変
調波に対する制限をなくし、常に変調波Vu1は搬送波A
より大きい区間180°を持つ様にしている。ゲートタ
ーンオフサイリスタ14,16がスイッチングする区間
では、同15,17はスイッチングを行わない。また、
ゲートターンオフサイリスタ15,17のスイッチング
する区間では、同14,16はスイッチングしない。こ
の様なスイッチングでは、正極と中性点あるいは負極と
中性点との間でしかスイッチングを行なわないので、高
周波が高出力電圧指令時においても増加することはな
い。
【0011】しかし、ゲートターンオフサイリスタ2個
のみのスイッチングによってパルス幅変調を行っている
ので、ダイポーラ変調と比し低出力電圧域での高周波を
同一レベルにする場合、スイッチング素子1個当たりの
スイッチング周波数が増加し、スイッチング損により熱
の発生が比較的多いと考えられる。また、1相当りのス
イッチング素子の半分が出力基本波周期の180°間ス
イッチングを停止するため、極く低出力周波数域におい
ては、通電電流が一部のスイッチング素子に集中して流
れ、通電ロスも一部のスイッチング素子に集中して発生
する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の2種類の変調波
を用いてパルス幅変調を行うインバータ装置は以上のよ
うに構成されているので、低出力電圧指令の時に高周波
低減が行えるものでは、高出力電圧指令の時の高周波増
大が起こり、高出力電圧指令の時に高周波低減が行える
ものでは、全出力電圧指令においてスイッチング素子の
発熱による熱設計の困難が生じるといった問題点があっ
た。
【0013】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、高出力電圧指令時にも極端なス
イッチングの集中が起こらず、全出力電圧指令で高周波
の低減が行えるパルス幅変調方式を用いたインバータ装
置を得ることを目的する。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係るインバー
タ装置は、出力電圧指令に、所定値正側にバイアスした
バイアス変調波と負側にバイアスしたバイアス変調波を
用い、各バイアス変調波の瞬時値の大きさが、搬送波の
振幅より大きい時は該バイアス変調波の値を搬送波の値
を振幅に制限し、このバイアス変調波の値から搬送波の
振幅を差引いた値を他方のバイアス変調波に加えるとい
う処理を行って2つの変調波を発生する変調波発生部
と、前記2つの変調波の搬送波の比較を行い、両比較が
ともに変調波が大きければ正に、ともに小さければ負
に、両比較が大小異なれば中性に出力電圧を決定するよ
うにインバータを構成するスイッチング素子を制御する
ゲート信号発生回路を具備したものである。
【0015】
【作用】この発明における2つの変調波は、低出力電圧
指令時にはダイポーラ変調と等価な変調を与え、高出力
電圧指令時には中性点と正極あるいは負極のみのスイッ
チングとすることにより、高周波を低減してスイッチン
グの集中を防止することができる。
【0016】
【実施例】実施例1.以下、この発明の一実施例を図に
ついて説明する。前記図6と同一部分に、同一符号を付
して重複説明を省略した図1において、44は出力電圧
指令Vu に対する変調波発生部である。図示例は変調波
発生部44の内部機能をフローチャートで示している
が、ソフトウェアであっても同等の機能を有するハード
ウェアで構成してもよい。また、本実施例における搬送
波発振器2、比較器7,8、否定回路9,10はゲート
信号発生部45を構成している。
【0017】図2は2つの変調波Vu1,Vu2と搬送波A
によって得られるゲート信号および出力電圧VUV
VW,VWUの関係を示すタイミング図である。
【0018】次に上記実施例の動作について説明する。
変調波発生部44では、まず、出力電圧指令Vu *(t) を
作成し(ステップST1)、この出力電圧指令Vu *(t)
に搬送波Aの振幅の−1/2,+1/2倍を加えてバイ
アス変調波Vu1,Vu2を得る(ステップST2)。
【0019】次に上記バイアス変調波Vu1,Vu2と搬送
波Aを比較し、バイアス変調波Vu1,Vu2が搬送波Aの
振幅を越えた場合には、越えない場合との線形性を保つ
ためにバイアス変調波に対して、越えたバイアス変調波
は搬送波Aの振幅に制限をかけて、越えた大きさを他方
の越えていない変調波に加えるという処理(操作)を行
い、2つの変調波Vu1,Vu2を発生する(ステップST
3〜ST10)。
【0020】この2つの変調波Vu1,Vu2は搬送波発振
器2からの搬送波Aと比較器7,8で比較される。そし
て、比較器7の出力は直接ゲートターンオフサイリスタ
14に、また、否定回路9を介してゲートターンオフサ
イリスタ15に、比較器8の出力は直接ゲートターンオ
フサイリスタ15に、また、否定回路10を介してゲー
トターンオフサイリスタ16にそれぞれゲート信号とし
て供給される。
【0021】以上はU相のゲート信号発生について説明
したが、V相,W相においても位相をズラした出力電圧
指令を用いることにより、上記U相の場合と同様にV
相,W相のゲート信号を発生することができる。そし
て、このゲート信号でインバータを構成するスイッチン
グ素子を駆動制御することにより、各出力端子U.V.
Wに図2に示す高周波の少ない出力電圧Vu-V ,V
V-W ,VW-u を出力するものである。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば出力電
圧指令に、所定値正側にバイアスしたバイアス変調波と
所定値負側にバイアスしたバイアス変調波を用い、各バ
イアス変調波の瞬時値の大きさが、搬送波の振幅より大
きい時は該バイアス変調波の値を搬送波の振幅に制限
し、このバイアス変調波の値から搬送波の振幅を差引い
た値を他方のバイアス変調波に加えるという処理を行っ
て2つの変調波を発生するように構成したので、出力電
圧指令が低いときはダイポール変調と同等の変調が行
え、出力電圧指令が高いときには、高周波を低減する変
調が行え、かつ、スイッチングは著しく集中することが
ないようにできる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるインバータ装置を示
す構成図である。
【図2】図1の実施例装置における2つの変調波と搬送
波およびゲート信号と出力電圧の関係を示すタイミング
図である。
【図3】従来の中性点クランプ形インバータ装置の主要
部の構成図である。
【図4】図3の従来装置における変調波と搬送波および
出力電圧の関係を示すタイミング図である。
【図5】各種変調法による損失係数を用いた高周波成分
の比較図である。
【図6】従来の中性点クランプ形インバータ装置の構成
図である。
【図7】図6の従来装置における変調波と搬送波とゲー
ト信号および出力電圧の関係を示すタイミング図であ
る。
【符号の説明】
12,13 コンデンサ 14〜25 スイッチング素子 26〜31 ダイオード 44 変調波発生部 45 ゲート信号発生部 0 中性点端子 U.V.W 出力端子
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年4月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】上記ゲートターンオフサイリスタ14と1
5のスイッチングパターンを決める方法として、図4に
示されているダイポーラ変調がある。このダイポーラ変
調法は2つの変調波Vu1,Vu2と搬送波Aによりゲート
信号を得るもので、図4において、上側の変調波Vu1
搬送波Aとの比較でゲートターンオフサイリスタ15の
スイッチングパターンが得られ、下側の変調波Vu2と搬
送波Aとの比較でゲートターンオフサイリスタ14のス
イッチングパターンが得られる。この各変調波Vu1,V
u2には、変調波Vu1の最大値と変調波Vu2の最 小値との
Hが1を越えない。一方の変調波の振幅Kが振幅Hを
越えないといった制限を付けることで、変調波Vu1,V
u2が搬送波Aより大きくならない範囲でインバータを動
作させて、スイッチング回数の減少を抑えている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】図5はダイポーラ変調と他の変調方式との
比較のため、変調波の振幅Kに対する損失係数σを示し
ているが、この損失係数σは高調波の含有量を比較する
のによい指標である。振幅Kが1に近い値の時には、バ
イポーラ変調、つまり、単調に、+Eと−Eを切り換え
て出力電圧とする方法とほぼ等し調波を含むことに
なる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】図6は例えば特開平3−159570号公
報に示された高調波成分を低減できる2種類の変調波を
利用した中性点クランプ形インバータ装置の具体構成を
示す回路図であり、前記図3と同一部分には同一符号を
付して重複説明を省略する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】図6において、1は各相の出力端子U.
W.Vに接続した負荷としての交流電動機、2は搬送波
発振器、3,4は外部から与えられる出力電圧指令Vu *
とバイアス値出力回路5,6から与えられるバイアス値
とを加算する加算器、7,8は搬送波発振器2から与え
られる搬送波と加算器3,4から与えられる変調波
u1,Vu2とを比較する比較器であり、この比較器7,
8の出力を直接U相のゲートターンオフサイリスタ1
4,16のゲートにゲート信号として供給するとともに
否定回路9,10を介してU相のゲートターンオフサイ
リスタ15,17のゲートにゲート信号として供給する
構成である。なお、図6はU相のゲート信号供給回路の
みを示している。11は直流電源、12,13は直
続して直流電源11と並列に接続した容量の等しいコン
デンサであり、この直流電源11とコンデンサ12,1
3で直流回路を構成している。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】図7は加算器3,4から出力された変調波
u1,Vu2と搬送波A、ゲート信号および出力電圧の関
係を示すタイミング図である。前記ダイポーラ変調の変
調波に対する制限をなくし、常に変調波Vu1は搬送波A
より大きい区間180°を持つ様にしている。ゲートタ
ーンオフサイリスタ14,16がスイッチングする区間
では、同15,17はスイッチングを行わない。また、
ゲートターンオフサイリスタ15,17のスイッチング
する区間では、同14,16はスイッチングしない。こ
の様なスイッチングでは、正極と中性点あるいは負極と
中性点との間でしかスイッチングを行なわないので、高
調波が高出力電圧指令時においても増加することはな
い。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】しかし、ゲートターンオフサイリスタ2個
のみのスイッチングによってパルス幅変調を行っている
ので、ダイポーラ変調と比し低出力電圧域での高調波を
同一レベルにする場合、スイッチング素子1個当たりの
スイッチング周波数が増加し、スイッチング損により熱
の発生が比較的多いと考えられる。また、1相当りのス
イッチング素子の半分が出力基本波周期の180°間ス
イッチングを停止するため、極く低出力周波数域におい
ては、通電電流が一部のスイッチング素子に集中して流
れ、通電ロスも一部のスイッチング素子に集中して発生
する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の2種類の変調波
を用いてパルス幅変調を行うインバータ装置は以上のよ
うに構成されているので、低出力電圧指令の時に高調
低減が行えるものでは、高出力電圧指令の時の高調波増
大が起こり、高出力電圧指令の時に高調波低減が行える
ものでは、全出力電圧指令においてスイッチング素子の
発熱による熱設計の困難が生じるといった問題点があっ
た。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、高出力電圧指令時にも極端なス
イッチングの集中が起こらず、全出力電圧指令で高調
の低減が行えるパルス幅変調方式を用いたインバータ装
置を得ることを目的する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【作用】この発明における2つの変調波は、低出力電圧
指令時にはダイポーラ変調と等価な変調を与え、高出力
電圧指令時には中性点と正極あるいは負極のみのスイッ
チングとすることにより、高調波を低減してスイッチン
グの集中を防止することができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】以上はU相のゲート信号発生について説明
したが、V相,W相においても位相をズラした出力電圧
指令を用いることにより、上記U相の場合と同様にV
相,W相のゲート信号を発生することができる。そし
て、このゲート信号でインバータを構成するスイッチン
グ素子を駆動制御することにより、各出力端子U.V.
Wに図2に示す高調波の少ない出力電圧Vu-V ,V
V-W ,VW-u を出力するものである。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば出力電
圧指令に、所定値正側にバイアスしたバイアス変調波と
所定値負側にバイアスしたバイアス変調波を用い、各バ
イアス変調波の瞬時値の大きさが、搬送波の振幅より大
きい時は該バイアス変調波の値を搬送波の振幅に制限
し、このバイアス変調波の値から搬送波の振幅を差引い
た値を他方のバイアス変調波に加えるという処理を行っ
て2つの変調波を発生するように構成したので、出力電
圧指令が低いときはダイポーラ変調と同等の変調が行
え、出力電圧指令が高いときには、高調波を低減する変
調が行え、かつ、スイッチングは著しく集中することが
ないようにできる等の効果がある。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】各種変調法による損失係数を用いた高調波成分
の比較図である。
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容量の等しい2個のコンデンサを直流電
    源端子間に直列接続した直流回路と、4個宛直列に接続
    して前記直流回路と並列に接続した各相のスイッチング
    素子と、この各相のスイッチング素子の第1番目と第2
    番目の接続点および第3番目と第4番目の接続点との間
    を接続する2個直列のダイオードとを有し、前記各相の
    スイッチング素子の第2番目と第3番目のスイッチング
    素子の接続点に出力端子を接続し、前記各相のダイオー
    ドの接続点を前記直流回路の中性点端子に接続したイン
    バータ装置において、所定値正側にバイアスしたバイア
    ス変調波と所定値負側にバイアスしたバイアス変調波を
    用い、この各バイアス変調波の瞬時値の大きさが搬送波
    の振幅より大きい時は該バイアス変調波の値を該搬送波
    の振幅に制御するとともに他方のバイアス変調波に前記
    大きいバイアス変調波の値から前記搬送波の振幅を差引
    いた値を加える処理を行って2つの変調波を発生する変
    調波発生部と、この2つの変調波と前記搬送波の比較を
    行い、両比較結果とも変調波が大きければ正に、両比較
    結果とも変調波が小さければ負に、両比較結果が大小異
    なれば中性に出力電圧を決定するように前記各相のスイ
    ッチング素子を制御するゲート信号発生部とを具備した
    ことを特徴とするインバータ装置。
JP3328385A 1991-11-18 1991-11-18 インバータ装置 Pending JPH05146162A (ja)

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